JP2019183342A - シート状マスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化した立体形状のシート状マスクを精度良く、連続して効率的に製造すること。【解決手段】二つ折りされたマスク本体2の内面側に耳掛け部材3が配されたシート状マスク1の製造方法である。本製造方法は、搬送されているマスク本体連続体20上に一対の耳掛け部材3を搬送方向Xに間欠的に配し、マスク本体連続体20の両側部20sにおいて、マスク本体連続体20と耳掛け部材3とを接合して耳掛け接合部23を形成する耳掛け部材接合工程を備える。耳掛け部材接合工程では、超音波シール133とアンビルロール132とを用い、耳掛け接合部23を形成する接合加工を、搬送方向Xに沿って連続的に施して接合領域23Tを形成する。そして、周面に凹部132aを有するアンビルロール132を用い、接合領域23Tにおけるアンビルロール132の凹部132aに対応する位置に非接合部23nを形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材が配されたシート状マスクの製造方法に関する。
従来、着用者の口や鼻を覆うマスクとして、不織布等のシート状物により形成されるマスク本体と、該マスク本体に接合される一対の耳掛け部材とを有するシート状マスクが知られている。このようなシート状マスクは、マスク本体の幅方向の端部に一対の耳掛け部材を熱融着等により接合して形成されている(例えば、特許文献1参照)。しかし特許文献1に記載のシート状マスクは、着用時に着用者の顔の形状にフィットし且つマスク本体と着用者の口元との間に空間を有する立体形状のシート状マスクではない。
立体型のシート状マスクとして、本出願人は、先に、着用時に立体形状を形成するマスク本体を二つ折りにしたマスク本体を備えたマスクを提案した(特許文献2)。
特開2012−217650号公報 特開2017−70542号公報
特許文献2に記載のシート状マスクは、二つ折りにしたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材を配して小型化が図られたシート状マスクではない。その為、特許文献1、2には、二つ折りにしたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材を配して小型化が図られたシート状マスクを精度良く、効率的に製造する製造方法について記載されていない。
したがって本発明の課題は、シート状マスクの製造方法の改良にあり、更に詳細には、二つ折りのマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材を取り付けた小型化した立体形状のシート状マスクを精度良く、効率的に製造し得る方法を提供することにある。
本発明は、二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材が配されたシート状マスクの製造方法であって、搬送されている帯状のシート部材上に一対の前記耳掛け部材を該シート部材の搬送方向に間欠的に配し、該シート部材の搬送方向に沿う両側部において、該シート部材と該耳掛け部材とを接合して耳掛け接合部を形成する耳掛け部材接合工程を備え、前記耳掛け部材接合工程では、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置されたエネルギー付与部とを備えた接合装置を用い、前記耳掛け接合部を形成する接合加工を、該シート部材の搬送方向に沿って連続的に施して接合領域を形成すると共に、該アンビルロールとして、周面の一部に凹部を有するものを用い、前記接合領域における該凹部に対応する位置に、非接合部を形成する、シート状マスクの製造方法を提供するものである。
本発明のシート状マスクの製造方法によれば、着用時に立体形状となるシート状マスクであって使用前の形態が小型であるシート状マスクを精度良く、連続して効率的に製造することができる。
図1は、本発明の好ましい一実施形態の製造方法により製造されるシート状マスクの着用状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すシート状マスクの使用前の状態を示す平面図である。 図3は、図1に示すシート状マスクが有する発熱体の断面図である。 図4は、本発明の好ましい一実施形態の製造方法に用いられる製造装置による全行程を示す模式図である。 図5は、図4に示す製造装置の有する耳掛け部材形成部及び耳掛け部材接合部を側面視した際の模式図である。
以下、本発明のシート状マスクの製造方法を、その好ましい実施形態であるシート状マスク1の製造方法を例にとり図面を参照しながら説明する。
本実施形態のシート状マスク1の製造方法は、二つ折りされたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部材3,3が配されたマスクの製造方法である。先に本実施形態の製造方法により製造されるシート状マスク1について説明する。
シート状マスク1は、図1〜図2に示すように、二つ折りしたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部材3,3が配され且つ二つ折りしたマスク本体2の内部に発熱体4が配されたシート状のマスクである。シート状マスク1は、図2に示すように、二つ折りされたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部材3,3が固定されている一方、着用時には、図1に示すように、二つ折り状態のマスク本体2を開いて内面側に配された一対の耳掛け部材3,3を外方に折り返し、折り返した一対の耳掛け部材3,3を着用者の耳に掛けて着用するようになっている。このようなシート状マスク1は、使用前の形態は小型であり、着用状態においてマスク本体2が立体形状を有するようになっており、着用時にマスク本体2と着用者の口元との間に空間を形成し、使用感が向上する。
マスク本体2は、図1に示すように、着用状態において、着用者の鼻筋に沿って上下方向x1に延びる折り線25aを中心として左右対称に形成されている。マスク本体2は、図2に示すように、使用前の状態において、折り線25aに対称に二つ折りされており、折り線25aに対称に配された右側領域と左側領域とが重ねられて配されている。使用前の状態のマスク本体2は、図2に示すように、折られた側の折り側辺25と、着用時に開口する側の開口側辺26と、折り側辺25及び開口側辺26を上方側で繋いで幅方向y1に延びる上縁辺27と、折り側辺25及び開口側辺26を下方側で繋いで幅方向y1に延びる下縁辺28とを有している。上下方向x1に延びる折り側辺25は、幅方向y1外方に湾曲した形状を有している。使用前の状態のマスク本体2では、折り側辺25は、上下方向x1の長さが開口側辺26の上下方向x1の長さよりも長くなっている。上縁辺27は、シート状マスク1の着用時に着用者の頬骨等の形状に沿う形状に形成されており、頬骨に密着するようになっている。また下縁辺28は、シート状マスク1の着用時に着用者の顎全体を覆う形状に形成されている。
図2に示すように、湾曲した折り側辺25寄りには、二つ折りされたマスク本体2の二つ折り状態を維持する折り側接合部24が形成されている。折り側接合部24は、二つ折りされたマスク本体2における折り線25aに対称に配された右側領域と左側領域とを接合して形成されている。折り側接合部24とは、二つ折りされたマスク本体2の折り線25a側に形成された接合部である。折り側接合部24は、上下方向x1の上方に位置する上縁辺27側に配される鼻側折り接合部24aと、上下方向x1の下方に位置する下縁辺28側に配される顎側折り接合部24bとを有している。鼻側折り接合部24aと顎側折り接合部24bとの間では、折り線25aに対称に配された右側領域と左側領域とは接合されていない。
鼻側折り接合部24aは、シート状マスク1を着用した際の着用者の鼻先に向かう鼻筋のラインに沿うように形成されている。顎側折り接合部24bは、シート状マスク1を着用した際の着用者の鼻先から顎の先端に向かって外方に凸のライン形状に形成されている。
マスク本体2は、図3に示すように、着用者の肌対向面側に配される通気性の表面シート20tと、着用者の非肌対向面側に配される通気性の裏面シート20bと、それら20t,20bの間に発熱体4が挟まれた構成を有している。表面シート20t及び裏面シート20bは、着用状態のマスク本体2の輪郭と一致する輪郭を有している。マスク本体2は、表面シート20tと裏面シート20bとの間に一対の発熱体4,4が配されて形成されている。発熱体4は、その全体が、表面シート20t及び裏面シート20bに覆われている。発熱体4は、通気性シート40tが表面シート20t側に配され、非通気性シート40bが裏面シート20b側に配されている。またマスク本体2は、表面シート20tが内面側となるように二つ折りされている。
発熱体4は、二つ折りされたマスク本体2において、折り線25aに対称に配された右側領域及び左側領域にそれぞれ配されている。各発熱体4は、枚葉の矩形状に形成されている。一対の発熱体4,4は、折り線25aに対称に配されており、着用状態において着用者の鼻を対称とした位置に配されるようになる。
発熱体4は、図3に示すように、非肌対向面側に配される非通気性シート40bと、肌対向面側に配される通気性シート40tと、それらのシート40b,40tの間に配される発熱組成物41とを備えている。発熱体4は、例えば、非通気性シート40bの一面に発熱組成物41を塗布又は散布し、塗布等された発熱組成物41の層を通気性シート40tで被覆して形成されている。発熱組成物41は、被酸化性磁性体粉末、電解質及び水等を含有しており、空気との接触による被酸化性磁性粉末の酸化反応を利用して熱を生じさせるものである。
一対の耳掛け部材3,3は、図2に示すように、幅方向y1に長い略矩形状に形成されている。各耳掛け部材3は、マスク本体2を二つ折りした状態において該マスク本体2の内面側に配されている。そして、各耳掛け部材3は、その幅方向y1の外方部分3sがマスク本体2の開口側辺26を含む部分と耳掛け接合部23にて接合されている。耳掛け接合部23は、マスク本体2の開口側辺26に沿って上縁辺27と下縁辺28とに亘って上下方向x1に延びて形成されている。耳掛け接合部23には、耳掛け接合部23の内方側の接合境界線23aが傾斜して延びて形成されている。折り線25aを通る上下方向x1に平行に延びる仮想直線IL(図2参照)と接合境界線23aから延出した第2仮想線IL2(図2参照)とのなす鋭角は、0度以上30度以下であることが好ましく、5度以上20度以下であることが更に好ましい。
耳掛け接合部23には、図1及び図2に示すように、幅方向y1に延びる非接合部23nが形成されている。非接合部23nは、耳掛け接合部23の幅方向y1の両側縁間に亘って幅方向y1に平行に帯状に形成されている。シート状マスク1には、非接合部23nが耳掛け接合部23に1個のみ配されているが、非接合部23nが耳掛け接合部23に複数個配されていてもよい。
一対の耳掛け部材3,3は、図2に示すように、マスク本体2が二つ折りされた状態において、マスク本体2の表面シート20tの内面に接触した状態で、マスク本体2内に収納されている。このように、耳掛け部材3が二つ折りされたマスク本体2内に収納されているので、使用前のシート状マスク1はコンパクトな形状となる。一対の耳掛け部材3,3は、図1に示すように、着用時には二つ折りされたマスク本体2を表面シート20tを露出させるように開くことで使用可能になる。各耳掛け部材3は、耳掛け接合部23の内方側の接合境界線23aを軸に外方に折り返して使用するようになっている。また各耳掛け部材3は、図2に示すように、幅方向y1に延びる横切れ線31aと、上下方向x1に延びる縦切れ線31bとを有している。縦切れ線31bは、横切れ線31aの一端に連結しており、横切れ線31a及び縦切れ線31bは、横切れ線31aと縦切れ線31bとでT字を形成するように配されている。横切れ線31aは、耳掛け部材3の中心を通る幅方向y1に延びる二等分線上に形成されている。そして、シート状マスク1の着用時には、横切れ線31a及び縦切れ線31bを開いて着用者の耳を入れて耳掛け部材3に耳を掛けるようになっている。
図2に示すように、耳掛け部材3の横切れ線31aの上下方向x1の位置と、耳掛け接合部23の非接合部23nの上下方向x1の位置とが、一致している。このように一致していると、耳掛け部材3がマスク本体2の適正な位置に配されていることとなり、着用時のフィット感が向上する。ここで、横切れ線31aの上下方向x1の位置と非接合部23nの上下方向x1の位置とが一致しているとは、横切れ線31aにおける縦切れ線31bとは反対側の端の上下方向x1の中心位置が非接合部23nの上下方向x1の範囲内に配されていることを意味する。
以上のように、横切れ線31a及び縦切れ線31bを開いて着用者の耳を耳掛け部材3に掛け、シート状マスク1を着用すると、着用者の鼻から口元を覆うマスク本体2が、着用者の口元との間に空間を有する立体形状となり、着用者の顔の形状にフィットする。
次に、本発明のシート状マスクの製造方法を、前述した一実施形態であるシート状マスク1の製造方法を例にとり図4及び図5を参照しながら説明する。シート状マスク1の製造方法は、耳掛け部材3を形成する耳掛け部材形成工程と、形成された耳掛け部材3を用いてシート状マスク1を形成する工程とに大別される。図4には、シート状マスク1の製造方法に好ましく用いられる製造装置100の概略が示されている。図5には、図4に示す製造装置100の有する耳掛け部材形成部110及び耳掛け部材接合部130を側面視した際の概略図が示されている。なお、以下の説明では、シート状マスク1を搬送する搬送方向をX方向、X方向と直交する幅方向をY方向として説明する。
シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、一対の耳掛け部材3,3用の帯状の基材シート30をカットして幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材3,3を形成する耳掛け部材形成工程を行う。耳掛け部材形成工程は、図5に示すように、製造装置100の耳掛け部材形成部110を用いて行う。耳掛け部材形成部110は、裁断部111と、リピッチ部112とを備えている。
裁断部111は、図5に示すように、周面に複数のカッター刃(図示せず)を有するカッターロール111aと、該カッターロール111aの周面に対向配置されたカッター用アンビルロール111bとを備えている。カッターロール111aは、幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材3,3を形成するパターン(図4参照)のカッター刃を周方向に複数有している。カッターロール111a及びカッター用アンビルロール111bは、図5に示す矢印方向に回転するようになっている。カッター用アンビルロール111bは基材シート30を吸引しながら回転するようになっている。
リピッチ部112は、図5に示すように、カッターロール111aとカッター用アンビルロール111bとのニップ部よりも下流側に配されており、カッター用アンビルロール111bと対向配置されるトランスファーロール112aを備えている。トランスファーロール112aは、カッター用アンビルロール111bよりも回転速度が速く且つカッターロール111aでカットされた一対の耳掛け部材3,3を吸引して吸着可能となっている。トランスファーロール112aは、カットされた一対の耳掛け部材3,3を吸引しながら図5に示す矢印方向に回転するようになっている。
耳掛け部材形成工程では、裁断部111において、図5に示すように、最初に、カッター用アンビルロール111bにより、帯状の基材シート30を吸引しながらカッターロール111aとカッター用アンビルロール111bとのニップ部に搬送し、該ニップ部にて、カッターロール111aのカッター刃をカッター用アンビルロール111bの周面に押し当てて、基材シート30をカットし、幅方向Yに並置された一対の耳掛け部材3,3を形成する。なお、本実施形態における耳掛け部材形成工程では、予め、着用時に耳を掛けるのに使用する横切れ線31a及び縦切れ線31bが形成された基材シート30が用いられている。
本実施形態における耳掛け部材形成工程では、カットにより生じた一対の耳掛け部材3,3を搬送方向Xに間隔を空けて、後述する耳掛け部材接合工程に導入するために、リピッチ部112において、図5に示すように、カッター用アンビルロール111bにより一対の耳掛け部材3,3を吸引しながら搬送し、一対の耳掛け部材3,3を、カッター用アンビルロール111bとトランスファーロール112aとのニップ部にてトランスファーロール112aに受け渡す。そして、トランスファーロール112aとカッター用アンビルロール111bとの回転速度差により、一対の耳掛け部材3,3と、該一対の該耳掛け部材3,3と搬送方向Xに隣り合う別の一対の耳掛け部材3,3との間隔を広げて搬送する。尚、耳掛け部材形成工程では、一対の耳掛け部材3,3のみをトランスファーロール112aに受け渡し、裁断部111にて基材シート30をカットすることで形成されるトリム(図示せず)はリピッチ部112でトランスファーロール112aに受け渡されることなく排出される。
以上が、耳掛け部材形成工程であり、一対の耳掛け部材3,3が形成されると共に、搬送方向Xに隣り合う耳掛け部材3,3どうしの間隔を空けて、一対の耳掛け部材3,3を順次、次のシート状マスク1を形成する工程に導入する。以下、シート状マスク1を形成する工程について図4及び図5を参照しながら説明する。
シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、一対の耳掛け部材3,3を、マスク本体2を構成する帯状のシート部材に接合する耳掛け部材接合工程を行う。該シート部材とは、一枚の基材シート、或いは基材シートが積層された積層体を含む部材を意味し、シート状マスク1の製造方法では、該シート部材として、表面シート20tの基材シートと裏面シート20bの基材シートとの間に発熱体4を配することによって、該2枚のシート間に発熱体4が挟まれた構成のマスク本体連続体20を用いている。耳掛け部材接合工程は、製造装置100の耳掛け部材接合部130を用いて行う。耳掛け部材接合部130は、図5に示すように、エネルギー付与部とアンビルロールとを有する接合装置を備えている。エネルギー付与部及びアンビルロールは、シート部材であるマスク本体連続体20と耳掛け部材3とを熱融着により固定するためのものである。
アンビルロールとしては、図5に示すように、トランスファーロール112aとカッター用アンビルロール111bとのニップ部よりも下流側に配された金属製の接合用アンビルロール132が挙げられる。接合用アンビルロール132はトランスファーロール112aの周面に対向配置されている。接合装置としては、公知の超音波発振装置が挙げられ、エネルギー付与部としては、超音波シール133が挙げられる。超音波シール133は、一対の耳掛け部材3,3及びマスク本体連続体20を介して接合用アンビルロール132と対向配置されている。エネルギー付与部としては、超音波シール以外に、振動を与えて熱を発生させる高周波シールが挙げられる。
接合用アンビルロール132は、その周面の一部に、ロール軸方向に延びる凹部132aを間隔を空けて有している。接合用アンビルロール132の周面には、一対の耳掛け部材3,3の接合パターン(図示せず)が形成されており、該接合パターン内に凹部132aが配されており、周方向に隣り合う接合パターン(図示せず)どうしの間にも凹部132aが配されている。接合用アンビルロール132は、該接合用アンビルロール132とトランスファーロール112aとのニップ部にて、一対の耳掛け部材3,3を吸着可能となっている。接合用アンビルロール132は、一対の耳掛け部材3,3を吸引しながら図5に示す矢印方向に回転するようになっている。
耳掛け部材接合工程では、耳掛け部材接合部130において、図4に示すように、マスク本体連続体20を搬送しながら、耳掛け部材3の外方部分3sが搬送されているマスク本体連続体20の搬送方向Xに沿う両側部20s,20s上に位置するように、図5に示すように、接合用アンビルロール132を用いて一対の耳掛け部材3,3を吸引しながら搬送し、マスク本体連続体20上に一対の耳掛け部材3,3を搬送方向Xに間欠的に配置する。そして、一対の耳掛け部材3,3をマスク本体連続体20の搬送方向Xに沿う両側部20s,20sに間欠的に配した状態で、超音波シール133と接合用アンビルロール132との間に搬送し、マスク本体連続体20の両側部20s,20sにおいて、マスク本体連続体20と耳掛け部材3とを融着して耳掛け接合部23を形成する。耳掛け部材接合部130では、超音波シール133と接合用アンビルロール132とを用い、耳掛け接合部23を形成する接合加工を、マスク本体連続体20の搬送方向Xに沿って連続的に施して接合領域23Tを形成する。接合領域23Tは、マスク本体連続体20の各側部20sに沿って連続して形成される。接合領域23Tは、搬送方向Xに連続して延びており、接合領域23Tには、マスク本体連続体20に耳掛け部材3が接合されてなる耳掛け接合部23が搬送方向Xに間隔を空けて配されるようになる。尚、マスク本体連続体20上に一対の耳掛け部材3,3を間欠的に配置する工程、及び接合領域23Tを形成する工程は、同時であってもよく、別々の工程であってもよい。
また、耳掛け部材接合工程では、耳掛け部材接合部130において、図4に示すように、接合領域23Tを形成すると共に、接合領域23Tにおける接合用アンビルロール132の凹部132aに対応する位置に、凹部132aによって融着していない幅方向Yに延びる非接合部23nを形成する。非接合部23nは、接合領域23Tに幅方向Yに延びて帯状に形成される。このように搬送方向Xに連続して延びる接合領域23Tに非接合部23nを形成することによって、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材3とを融着する際に、マスク本体連続体20或いは耳掛け部材3のヨレや変形が、融着されていない非接合部23nで解消でき、マスク本体連続体20の各側部20sに各耳掛け部材3を精度良く取り付けることができる。その結果、シート状マスク1を精度良く製造することができる。
また、耳掛け部材接合工程では、耳掛け部材接合部130において、図4に示すように、各耳掛け接合部23内に非接合部23nが1個配され、接合領域23Tにおける搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に非接合部23nが1個配されるように、接合領域23Tを形成している。搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間は、後述する切断分割工程で生じる廃棄部位10に対応しており、搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に配される非接合部23nは、廃棄部位10に対応する位置に形成されるようになる。耳掛け接合部23内に非接合部23nが1個しか配されていないので、マスク本体連続体20の側部20sと耳掛け部材3との融着強度を維持することができる。また、廃棄部位10に対応する位置に非接合部23nが1個配されているので、マスク本体連続体20の側部20sと耳掛け部材3との融着強度を維持したまま、マスク本体連続体20或いは耳掛け部材3のヨレや変形が解消でき、マスク本体連続体20の各側部20sに各耳掛け部材3を精度良く取り付けることができる。
シート状マスク1の着用時のフィット感を向上させる観点から、耳掛け部材接合工程では、耳掛け部材接合部130において、図4に示すように、マスク本体連続体20の側部20sに融着された耳掛け部材3の任意に定められる基準位置、具体的には、耳掛け部材3の横切れ線31aにおける縦切れ線31bとは反対側の端の位置と、耳掛け接合部23における非接合部23nの搬送方向Xの位置とが一致するように、マスク本体連続体20の各側部20sに各耳掛け部材3を融着している。ここで、横切れ線31aの前記端の位置と非接合部23nの搬送方向Xの位置とが一致しているとは、横切れ線31aの前記端の位置が非接合部23nの搬送方向Xの範囲内に配されていることを意味する。
マスク本体連続体20の各側部20sに各耳掛け部材3を精度良く取り付ける観点から、耳掛け部材接合工程では、非接合部23nを耳掛け接合部23内に形成するに際し、マスク本体連続体20の側部20sに融着された耳掛け部材3の任意に定められる基準位置、具体的には、耳掛け部材3の横切れ線31aにおける縦切れ線31bとは反対側の端の位置と、耳掛け接合部23における非接合部23nの搬送方向Xの位置とが一致するように、一対の耳掛け部材3,3又はマスク本体連続体20の搬送速度を調整しながら、接合領域23Tを形成することが好ましい。具体的には、図4に示すように、マスク本体連続体20の側部20sに耳掛け部材3を接合した後の状態を撮像する撮像部135を設け、撮像部135が撮像した画像データを画像解析装置を用いて、耳掛け部材3の横切れ線31aの前記端の位置と、耳掛け接合部23における非接合部23nの位置とを解析し、解析した該横切れ線31aの前記端の位置が、該非接合部23nの搬送方向Xの範囲内に一致するように、例えば、リピッチ部112のトランスファーロール112aの回転速度を増減して一対の耳掛け部材3,3の供給速度を調整したり、或いはマスク本体連続体20の搬送速度を調整しながら、接合領域23Tを形成することが好ましい。
次いで、シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、耳掛け部材3が接合されたマスク本体連続体20を二つ折りして二つ折りマスク連続体22を形成する二つ折り工程を行う。二つ折り工程は、製造装置100の二つ折り部140を用いて行う。二つ折り部140は、公知の二つ折り手段である二つ折りガイド(図示せず)を備えている。
二つ折り工程では、二つ折り部140において、図4に示すように、マスク本体連続体20の幅方向Y中央に配された二つ折りガイド(図示せず)によって、耳掛け部材3が接合されたマスク本体連続体20を、幅方向Yの中心部にて折り線25aを形成しながら折り線25aに対称に二つ折りして二つ折りマスク連続体22を形成する。
次いで、シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、二つ折りマスク連続体22の折り線25a側に、二つ折りにより相対向している部位どうしを接合する折り側接合部24を形成する折り側接合部形成工程を行う。折り側接合部形成工程は、製造装置100の折り接合形成部170を用いて行う。折り接合形成部170は、加熱ロール(図示せず)と、該加熱ロールの周面に対向配置されるアンビルロール(図示せず)とを備えている。
加熱ロール(図示せず)は、ロールの周面に、シート状マスク1の鼻側折り接合部24a及び顎側折り接合部24bとを有する折り側接合部24の形状に対応する凸部(図示せず)を有している。該凸部(図示せず)は加熱ロールのロール周面に周方向に間欠的に配されている。該凸部(図示せず)は、耳掛け部材3及び発熱体4と重ならない位置に対応する位置に配されていることが好ましい。
折り側接合部形成工程では、折り接合形成部170において、図4に示すように、形成された二つ折りマスク連続体22を、加熱ロール(図示せず)とアンビルロール(図示せず)との間のニップ部に導入して、二つ折りマスク連続体22に搬送方向Xに間隔を空けて、耳掛け部材3及び発熱体4と重ならない位置に、折り側接合部24を形成する。二つ折りマスク連続体22の折り線25a側に折り側接合部24を形成することで、二つ折り状態が維持される。二つ折りマスク連続体22に折り側接合部24を形成することで、シート状マスク1の前駆体が形成される。
次いで、シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、シート状マスク1の前駆体を所定の形状にカットして個々のシート状マスク1に分割する切断分割工程を行う。切断分割工程は、製造装置100の切断分割部180を用いて行う。切断分割部180は、カッターロール(図示せず)と、該カッターロールと対向配置されるアンビルロール(図示せず)とを備えている。
カッターロール(図示せず)は、図2に示す二つ折りされたシート状マスク1の形状に倣ったパターンのカッター刃を周方向に複数有している。該カッター刃は、折り側接合部24と一部重なる形状に形成されている。
切断分割工程では、切断分割部180において、図4に示すように、シート状マスク1の前駆体を、カッターロール(図示せず)とアンビルロール(図示せず)とのニップ部に搬送して、二つ折りマスク連続体22に形成された折り側接合部24の一部を含む位置にてカットして、鼻側折り接合部24a及び顎側折り接合部24bが形成された二つ折りされたシート状マスク1を、間欠的に形成する。形成されたシート状マスク1には、耳掛け部材3を接合する耳掛け接合部23内に非接合部23nが1個のみ配されている。それと共に、目的とするシート状マスク1以外の廃棄部位10を形成する。形成された廃棄部位10には、搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に配される非接合部23nが配されている。このように、切断分割部180では、シート状マスク1の前駆体を、耳掛け部材3に非接合部23nが配された目的とするシート状マスク1と、それとは別に非接合部23nが配された廃棄部位10とに分離する。
以上のように、製造装置100を用いたシート状マスク1の製造方法は、図4に示すように、周面に凹部132aを備えた接合用アンビルロール132を用いる耳掛け部材接合工程により、搬送方向Xに連続的に延びる接合領域23Tに幅方向Yに延びる非接合部23nを形成している。このような非接合部23nを形成することによって、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材3とを融着する際に、マスク本体連続体20或いは耳掛け部材3のヨレや変形が非接合部23nで解消できる。その為、二つ折りしたマスク本体2の内面側に一対の耳掛け部材3,3が配された小型化したシート状マスク1を精度良く、連続して効率的に製造することができる。
シート状マスク1の製造方法では、図4に示すように、一対の耳掛け部材3,3を、マスク本体2を構成する帯状のシート部材に接合する耳掛け部材接合工程の前に、該シート部材に発熱体4を配する発熱体配置工程を行っている。発熱体配置工程は、製造装置100の発熱体配置部120を用いて行う。発熱体配置部120は、図4に示すように、発熱体形成部121と、発熱体リピッチ部122とを備えている。
発熱体形成部121は、幅方向Yに並置された一対の発熱体4,4を搬送方向Xに間欠的に配した発熱体の連続体4aを形成するものであり、公知の発熱体形成手段を用いることができる。発熱体リピッチ部122は、一対の発熱体4,4と、該一対の該発熱体4,4の搬送方向Xに隣り合う別の一対の発熱体4,4との間隔を広げて搬送するものであり、公知のリピッチ手段を用いることができる。
発熱体配置工程では、発熱体配置部120において、図4に示すように、最初に、発熱体形成部121にて、非通気性シート40bの一面に発熱組成物41を塗布又は散布し、塗布又は散布された発熱組成物41の層を通気性シート40tで被覆して、一対の発熱体の連続体4aを形成する。その後、発熱体の連続体4aをカットして、幅方向Yに並置された一対の枚葉の発熱体4,4が搬送方向Xに間欠的に配される複数の発熱体4を形成する。その後、発熱体リピッチ部122にて、幅方向Yに並置される一対の発熱体4,4と、搬送方向Xに隣り合う別の発熱体4,4との搬送方向Xの間隔を広げ、マスク本体連続体20を構成する裏面シート20bの基材シート上に配置する。発熱体配置工程では、製造するシート状マスク1における発熱体4にダメージを与えない観点から、後述する耳掛け接合部23及び折り側接合部24を予め避ける位置に、一対の発熱体4,4を配置することが好ましい。
発熱体配置工程の後、図4に示すように、裏面シート20bの基材シート上に配置された複数の一対の発熱体4,4の全体を覆うように、裏面シート20bの基材シート上に表面シート20tの基材シートを重ね合わせて帯状のマスク本体連続体20が形成できる。
次に、シート状マスク1に用いられる部材の形成材料について説明する。
シート状マスク1のマスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bとしては、シート同士を融着させる観点から、熱融着性繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複合繊維等が挙げられる。複合繊維を用いる場合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱融着性繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
一対の耳掛け部材3,3としては、マスク本体2の表面シート20tに融着させる観点から、熱融着性繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、マスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bに用いるものと同種のものを用いることができる。
また一対の耳掛け部材3,3は、伸縮性を有していることが好ましい。一対の耳掛け部材3,3が伸縮性を有する場合、一対の耳掛け部材3,3の基材シート30としては、例えば伸縮性を有する不織布を用いることが、伸縮の容易さや、良好な肌触りの点から好ましい。伸縮性を有する不織布としては、構成繊維として少なくとも弾性繊維を含む不織布、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布及びスパンレース不織布などを用いることができる。
発熱体の通気性シート40tは、熱融着繊維を含んで形成されていることが好ましい。熱融着性繊維としては、マスク本体2の表面シート20t及び裏面シート20bに用いるものと同種のものを用いることができる。
発熱体4の発熱組成物41としては、被酸化性金属、炭素成分及び水等を含んでいることが好ましい。発熱組成物41を構成する被酸化性金属の粒子としては、酸化反応熱を生ずる金属が用いられ、例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、及びカルシウムから選ばれる1種又は2種以上の粉末や繊維が挙げられる。中でも、取扱い性、安全性、製造コスト、保存性及び安定性の点から鉄が好ましく、特に鉄粉が好ましい。鉄粉としては、例えば、還元鉄粉、及びアトマイズ鉄粉などが挙げられる。発熱体4の発熱組成物41を構成する被酸化性金属の粒子の粒径は、例えば0.1〜300μm程度とすることができる。発熱組成物41を構成する炭素成分は、保水能、酸素供給能、及び触媒能の少なくとも1つの機能を有するものであり、この3つを兼ね備えているものが好ましい。炭素成分として、例えば、活性炭、アセチレンブラック、及び黒鉛から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、湿潤時に酸素を吸着しやすいことや、発熱体4中の水分を一定に保てる観点から、活性炭が好ましく用いられる。より好ましくは、椰子殻炭、木粉炭及びピート炭から選ばれる1種又は2種以上の微細な粉末状物又は小粒状物が用いられる。中でも、発熱体4の水分量を所望の範囲に保ちやすいことから、木粉炭が好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は製造装置100を用いる本実施形態に限定されない。例えば、シート状マスク1の製造方法では、マスク本体2の裏面シートに非通気性のシート40bを用いたが、通気性のシートであってもよい。
また、上述した製造装置100を用いる本実施形態では、耳掛け部材接合工程において、周方向に隣り合う耳掛け部材3の接合パターン(図示せず)どうしの間に凹部132aが配された接合用アンビルロール132を用い、搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に非接合部23nが1個配された接合領域23Tを形成しているが、周方向に隣り合う耳掛け部材3の接合パターン(図示せず)どうしの間に複数個の凹部132aが配された接合用アンビルロール132を用い、搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に非接合部23nが複数個配された接合領域23Tを形成してもよい。このように、非接合部23nを複数個形成することによって、マスク本体連続体20の各側部20sと各耳掛け部材3とを融着する際に発生するマスク本体連続体20或いは耳掛け部材3のヨレや変形が解消でき、マスク本体連続体20に耳掛け部材3を更に精度良く取り付けることができる。
また、上述した製造装置100を用いる本実施形態では、耳掛け部材接合工程において、各耳掛け接合部23内に非接合部23nが1個配され、接合領域23Tにおける搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間に非接合部23nが1個配されるように、接合領域23Tを形成しているが、耳掛け接合部23内にのみ非接合部23nが配されるようにしてもよく、搬送方向Xに隣り合う耳掛け接合部23,23どうしの間の廃棄部位10にのみ非接合部23nが配されるようにしてもよい。
1 シート状マスク
2 マスク本体
20 マスク本体連続体
20s マスク本体連続体の側部
22 二つ折りマスク連続体
23 耳掛け接合部
23T 接合領域
23n 非接合部
24 折り側接合部
24a 鼻側折り接合部
24b 顎側折り接合部
25a 折り線
3 耳掛け部材
3s 外方部分
4 発熱体
10 廃棄部位
100 製造装置
132 接合用アンビルロール
132a 凹部

Claims (4)

  1. 二つ折りされたマスク本体の内面側に一対の耳掛け部材が配されたシート状マスクの製造方法であって、
    搬送されている帯状のシート部材上に一対の前記耳掛け部材を該シート部材の搬送方向に間欠的に配し、該シート部材の搬送方向に沿う両側部において、該シート部材と該耳掛け部材とを接合して耳掛け接合部を形成する耳掛け部材接合工程を備え、
    前記耳掛け部材接合工程では、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置されたエネルギー付与部とを備えた接合装置を用い、前記耳掛け接合部を形成する接合加工を、該シート部材の搬送方向に沿って連続的に施して接合領域を形成すると共に、該アンビルロールとして、周面の一部に凹部を有するものを用い、前記接合領域における該凹部に対応する位置に、非接合部を形成する、シート状マスクの製造方法。
  2. 前記耳掛け部材接合工程では、前記耳掛け接合部における前記非接合部の位置と、前記耳掛け部材の任意に定められる基準位置とが一致するように、前記非接合部を前記耳掛け接合部内に形成する、請求項1に記載のシート状マスクの製造方法。
  3. 前記耳掛け部材接合工程では、前記アンビルロールとして、周面に前記凹部を周方向に間隔を空けて有するものを用い、前記耳掛け接合部内に前記非接合部が1個配され、前記接合領域における搬送方向に隣り合う前記耳掛け接合部どうしの間に前記非接合部が1個以上配されるように、前記接合領域を形成する、請求項1又は2に記載のシート状マスクの製造方法。
  4. 前記耳掛け部材接合工程では、前記非接合部を前記耳掛け接合部内に形成するに際し、該耳掛け接合部における該非接合部の位置と、前記耳掛け部材の任意に定められる基準位置とが一致するように、一対の前記耳掛け部材又は前記シート部材の搬送速度を調整する、請求項1〜3の何れか1項に記載のシート状マスクの製造方法。
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