JP2011000481A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の安定した変形形態を確保することにより、肌への当接性を向上させ、体液等の漏れを防止することが可能な吸収性物品を提供する。
【解決手段】吸収性物品1は、吸収性物品1の長手方向に延びるように形成され長手方向と直交する幅方向の内側に窪む一対の中央凹部71と、一対の中央凹部71の吸収性物品1における長手方向前部側において長手方向に延びるように形成され幅方向における内側に窪む一対の前凹部72と、一対の中央凹部71の吸収性物品1における長手方向後部側において長手方向に延びるように形成され幅方向における内側に窪む一対の後凹部73と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。特に、防漏性に優れた吸収性物品に関する。
従来より、経血等の排泄物を吸収させるための吸収性物品として、例えば、生理用ナプキン、パンティライナー、尿取りパッド等が知られている。これらの吸収性物品は、一般に、肌当接面側に配置される液透過性の表面シートと、着衣側に配置される液不透過性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置される液保持性の吸収体と、を有し、例えば、下着の内面に接着させた状態で使用される。
ところで、このような吸収性物品は、経血等の排泄物が漏れると下着等の着衣を汚してしまうおそれがあるため、通常、経血等の排泄物の漏れを確実に防止することが求められる。そのためには、吸収体と排泄部との隙間を少なくし、吸収体で経血等の排泄物を確実に吸収する必要がある。
しかしながら、例えば、生理用ナプキンのように下着の内面に接着させた状態で使用させる吸収性物品は、装着した状態で体を動かすと、下着と排泄部との間に相対的な位置ずれが生じやすくなり、この位置ずれが排泄物の漏れの原因となる場合があった。
また、例えば、生理用ナプキンは、通常、着用者の排泄部に当接した状態で着用される。つまり、生理用ナプキンは、着用者の大腿部の間に挟まれた状態で使用されるため、着用者の大腿部から常に横方向の圧縮力を受けることとなる。これにより、吸収体が圧縮変形し、変形状態によっては着用者の排泄部と生理用ナプキンとの間に隙間が形成され、排泄物の漏れの原因となる場合があった。
これに対し、生理用ナプキンの長手方向に伸びる中心線に対して略線対称な一対の溝を設け、この溝のそれぞれが長手方向の中央領域において幅方向の内側に凹状に湾曲するように形成すると共に、防漏壁を設けた生理用ナプキンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−24384号公報
しかしながら、特許文献1に開示の生理用ナプキンは、長手方向における中央領域において幅方向の内側に溝部の1カ所のみが凹状に形成されているため、例えば、装着時に着用者の大腿部から幅方向の力が加わった場合に、凹状の底部となる1カ所に力が集中してしまう。そのため、防漏壁が長手方向における一部でしか起立しなくなり、例えば、多量の体液が出た際には、防漏壁で抑えることができない場合があった。また、防漏壁から他の領域に体液等が漏れた場合には、体液が肌に直接触れる場合があり、着用者に不快を与えるおそれがあった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、吸収性物品の安定した変形形態を確保することにより、肌への当接性を向上させ、体液等の漏れを防止することが可能な吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために、吸収性物品の両側に防漏壁を設けると共に、長手方向における中央領域に幅方向における内側向かって凹状に形成される複数の凹状部を設けることにより、防漏壁の安定した起立と吸収体の効果的な変形が可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のような吸収性物品を提供する。
(1) 少なくとも一部が液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される液保持性の吸収体と、前記吸収体の両側に配置され少なくとも一部が前記表面シートを覆うように配置される一対のサイドシートと、前記表面シートに形成される溝部と、を備える縦長状の吸収性物品であって、前記溝部は、該吸収性物品の長手方向に伸びるように形成される一対の縦溝部を有し、前記一対の縦溝部それぞれは、前記長手方向と直交する幅方向の内側に窪む中央凹部と、前記中央凹部の該吸収性物品における前記長手方向前部側に形成され前記幅方向における内側に窪む前凹部と、前記中央凹部の該吸収性物品における前記長手方向後部側に形成され前記幅方向における内側に窪む後凹部と、を有する吸収性物品。
(2) 前記一対のサイドシートそれぞれを前記表面シート又は前記裏面シートに接合する一対の接合部、を更に備え、前記一対の接合部それぞれは、該吸収性物品の前記長手方向における両端部である前縁側及び後縁側それぞれに形成される第2接合部と、前記長手方向における中央部に形成され、前記長手方向と直交する幅方向における内側縁が前記第2接合部の内側縁よりも外側になるように形成される第1接合部とを有し、前記中央凹部、前記前凹部及び前記後凹部は、前記第1接合部が形成される領域に形成される(1)に記載の吸収性物品。
(3) 前記長手方向における前記第1接合部が形成される領域において、前記一対のサイドシートそれぞれの内縁から前記第1接合部の前記内側縁までの部分は、前記表面シート又は前記裏面シートから該吸収性物品における厚さ方向に離間可能に形成される(1)又は(2)に記載の吸収性物品。
(4) 前記中央凹部は、前記前凹部及び前記後凹部それぞれよりも、前記幅方向における外側に形成される(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品。
(5) 前記中央凹部は、前記前凹部及び前記後凹部それぞれよりも、前記幅方向の内側への窪みが小さい(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品。
(6) 前記溝部は、前記幅方向に伸び、前記一対の縦溝部それぞれの端部をつなぐ一対の横溝部を有する(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品。
(7) 前記溝部は、前記一対の前凹部同士をつなぎ前記幅方向に伸びるように形成される第1横溝部と、前記一対の後凹部同士をつなぎ前記幅方向に伸びるように形成される第2横溝部と、有する(1)から(6)のいずれかに記載の吸収性物品。
なお、(6)(7)における、一対の前凹部同士又は一対の後凹部同士をつなぐ(つなぎ)とは、一対の前凹部同士又は一対の後凹部同士が連続的につながる態様の他、断続的につながる態様(不連続な部分を含んでもよい)も含む意味である。
(8) 前記接合部は、複数の圧縮部を含んで構成され、前記複数の圧縮部それぞれは、互いに離間して形成され、前記第1接合部を構成する圧縮部は、前記第2接合部を構成する圧縮部よりも幅狭である(1)から(7)のいずれかに記載の吸収性物品。
本発明によれば、吸収性物品の安定した変形形態を確保することにより、肌への当接性を向上させ、体液等の漏れを防止することが可能な吸収性物品を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。 図1のX―X断面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。 本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。 本発明の第4実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。 図5のY―Y断面を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
また、本発明に係る吸収性物品は、身体から排泄される経血、尿、おりものなどを吸収することを目的として身体の股間部に着用されるものであるが、以下の実施形態では、女性の膣口から排泄される経血を吸収することを主な目的とする生理用ナプキンを例として説明する。また吸収性物品の2つの表面のうち排泄部に向けられる一方側を肌当接面とし、反対側の他方側をその外側に着衣が着用されるか否かに拘らず非肌当接面とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。図2は、図1のX―X断面を示す図である。図3は、本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。図4は、本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。図5は、本発明の第4実施形態に係る生理用ナプキンの正面図である。図6は、図5のY―Y断面を示す図である。
[1]第1実施形態
本発明の第1実施形態における生理用ナプキン1により、本発明の吸収性物品における全体構造について説明する。
[1.1]全般
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る吸収性物品である生理用ナプキン1は、着用者の肌当接面側に配置され、表面層を構成する液透過性の表面シート2と、表面シートの長手方向(LD)における両側に配置され、防漏壁を形成するサイドシート6と、着用者の非肌当接面側に設けられ、裏面層を構成する液不透過性の裏面シート3と、表面シート2と裏面シート3との間に配置され、吸収層を構成する液保持性の吸収体4と、表面シート2と吸収体4との間に配置され、液透過性の中間シート5と、表面シート2、中間シート5及び吸収体4を連続的に圧搾することにより形成される縦溝部7と、を備える。
また、生理用ナプキン1の長手方向(LD)における両側には、折り返して下着等に接合させるウイング10R、10Lが設けられている。ウイング10R、10Lの非肌当接面側には、下着と接合させるための接合部9R、9Lが設けられている。なお、吸収体4が配置される裏面シート3の非肌当接面側にも接合部9R’、9L’が配置される。
このように構成された生理用ナプキン1は、下着のクロッチ部に配置され、ウイング10R、10Lを下着に接着させた状態で使用される。そして、生理用ナプキン1は、排泄部から排泄された経血等の排泄物を表面シート2における液透過領域及び中間シート5を透過させ、吸収体4で吸収する。このとき、サイドシート6により形成される防漏壁61は、着用者の大腿部からの応力により厚さ方向(TD)に起立した状態を形成し、排泄物の漏れを防止する。また、非肌当接面側に配置される裏面シート3は液不透過性であるので、排泄物は非肌当接面側には透過せず、吸収体4に吸収された状態で保持されることとなる。
表面シート2は、使用時には着用者の排泄部に当接されるように肌当接面側に配置される。表面シート2は、全面が液透過性であってもよく、一部が液透過性であってもよい。また、一枚のシート部材で構成されていてもよく、複数のシート部材が接着されて構成されてもよい。
本実施形態においては、表面シート2として、繊度が2.6dtexで繊維長が51mmの親水性繊維と、繊度が2.2dtexで繊維長を51mmの撥水性繊維とを50%ずつブレンドし、坪量を30g/mとしたスルーエアー不織布を用いることができる。
中間シート5は、表面シート2を透過した排泄物を吸収体4に透過させると共に、使用時におけるクッションとしても機能する。
本実施形態においては、中間シート5として、繊度が2.6dtexで繊維長を51mmの親水性繊維の坪量を30g/mとしたスルーエアー不織布を用いることができる。
吸収体4は、生理用ナプキン1の長手方向(LD)における中央領域(C)に吸収部40を備える。吸収部40は、縦溝部7により囲まれる領域であり、着用者の排泄部に当接される領域でもある。
本実施形態においては、吸収体4として、坪量が400g/mの針葉樹クラフトパルプを粉砕したものに、高吸収ポリマーを10%ブレンドしたものをティッシュ(図示せず)で包んだものを用いることができる。
裏面シート3は、吸収体4に吸収された排泄物が外部へ漏れ出すのを防止可能な液不透過性のシート材料が使用される。なお、液不透過性のシート材料のうち透湿性素材を用いた場合においては、着用時のムレを低減させることができ、着用時における不快感を低減させることが可能となり、好ましい。
本実施形態においては、裏面シート3として、坪量が27g/mのポリエチレンフィルムを用いることができる。
[1.2]接合部
図1に示すように、接合部8は、表面シート2とサイドシート6とを接合する。具体的には、接合部8は、ホットメルトによって表面シート2とサイドシート6とを接合させる。接合部8は、生理用ナプキン1の長手方向(LD)における中央領域(C)において長手方向(LD)に伸びる第1接合部81と、中央領域(C)の長手方向(LD)両端部である前部側(F)及び後部側(R)において長手方向(LD)に伸びる第2接合部82、83と、を備える。ここで、中央領域(C)とは、生理用ナプキン1の長手方向(LD)における略中央部をいい、生理用ナプキン1の着用時における着用者の排泄部と当接可能な位置を含む。本実施形態においては、ウイング10が形成される位置の近傍を含む。
第1接合部81は、第2接合部82、83よりも生理用ナプキン1の幅方向(WD)の外側に形成される。具体的には、第1接合部81は、第1接合部81の幅方向(WD)における内縁81aが第2接合部82、83の幅方向(WD)における内縁82a、83aよりも外側になるように形成される。
また、第1接合部81と第2接合部82、83とは、連結部84、85において連結されている。具体的には、第2接合部82の端部と第1接合部81の端部とが連結部84で接続され、第1接合部81の端部と第2接合部83の端部とが連結部85で接続される。連結部84、85は、長手方向(LD)における外側に傾斜するように設けられ、この状態で第1接合部81と第2接合部82、83とを連結する。
上記態様で表面シート2とサイドシート6とを接合すると中央領域(C)において、表面シート2とサイドシート6の非接合部分からなる略台形状のポケット部62が形成される。そして、ポケット部62におけるサイドシート部分は、幅方向(WD)における内縁側が非接合であるため、例えば、着用者の大腿部から力を受けた場合には内縁側が厚さ方向(TD)に立ち上がり、これが防漏壁61を形成する。
ポケット部62におけるサイドシート6の内縁側の長手方向(LD)における長さとしては、例えば、生理用ナプキン1の長手方向(LD)における長さが230mmであるのに対し、120mmとすることができる。また、第1接合部81の長手方向における長さとしては、例えば、60〜250mmを例示することができる。
また、第1接合部81の幅方向(WD)における接合幅としては、例えば、1.5〜10mmを例示することができる。また、第2接合部82、83の幅方向(WD)における接合幅としては、例えば、2.0〜15mmを例示することができる。
第1接合部81が形成される生理用ナプキン1の幅方向(WD)における位置としては、サイドシート6の幅方向(WD)における内縁を基準とすると、例えば、サイドシート6の幅方向(WD)における内縁と第1接合部81の内縁81aとの離間距離が4.0〜30mmであることを例示することができる。
第1接合部81の内縁81aと第2接合部82、83の内縁82a、83aとの幅方向における離間距離としては、例えば、3.0〜25mmを例示することができる。
[1.3]縦溝部
図1に示すように、生理用ナプキン1は、長手方向(LD)における両側に長手方向(LD)に伸びる縦溝部7を備える。縦溝部7は、表面シート2、中間シート5及び吸収体4を肌当接面側及び非肌当接面側のそれぞれから連続的に圧搾することにより形成される。具体的には、高圧搾部と低圧搾部とが交互につながるように肌当接面側及び非肌当接面側のそれぞれから連続的に圧搾し形成される。これにより、生理用ナプキン1は、高圧搾部と低圧搾部とからなる剛性領域を備えることとなる。
縦溝部7は、表面シート2から吸収体4までを一体化するように形成することが好ましい。表面シート2から吸収体4までを一体化するように縦溝部7を形成することにより、例えば、表面シート2側に溝が形成され、表面シート2を伝う排泄物の拡散を軽減することが可能になるためである。
縦溝部7の溝幅としては、例えば、2.3mmを例示することができる。
また、縦溝部7には、中央領域(C)において、幅方向(WD)内側に凹状に形成される中央凹部71、前凹部72、及び後凹部73が設けられる。言い換えると、中央凹部71、前凹部72、及び後凹部73は、ポケット部62が形成される範囲内に設けられる。なお、中央凹部71は、前凹部72及び後凹部73よりも幅方向(WD)における窪み量が小さく形成される。また、前凹部72と後凹部73とは、幅方向(WD)における窪み量が同量になるように形成される。
中央凹部71、前凹部72、及び後凹部73それぞれの底部が形成される位置としては、前凹部72の底部は、ポケット部62の前部側(F)の端部から長手方向(LD)に20mmの位置に設けることができる。また、前凹部72の底部及び後凹部73の底部の長手方向(LD)における距離としては、45mmを例示することができる。更に、前凹部72又は後凹部73の底部と中央凹部71の底部との幅方向(WD)における距離としては、4mmを例示することができる。
なお、中央凹部71、前凹部72、及び後凹部73の底部とは、中央凹部71、前凹部72、及び後凹部73の幅方向(WD)内側の最内部を含む。
[1.4]作用
上記のような構成で、中央凹部、前凹部72及び後凹部73を設けることにより、生理用ナプキン1を好適に変形させることが可能になる。
例えば、生理用ナプキン1の着用時において、着用者の大腿部から生理用ナプキン1の幅方向(WD)に力が加わった場合に、その力は両側縁部から生理用ナプキン1に設けられた比較的剛性の高い縦溝部7へと伝達される。そして、縦溝部7に伝達された力により、生理用ナプキン1の全体の形状の変形がなされるが、このとき、従来型の生理用ナプキンのように中央領域(C)に1つの凹部のみを設ける溝構造であると縦溝部の凹部に力が集中してしまう。そして、1つの凹部に力が集中すると、生理用ナプキンは、凹部と生理用ナプキンのポケット部の長手方向(LD)両端部が起点になり、凹部における幅方向(WD)内側に向かう力とポケット部の長手方向(LD)両端部にかかる幅方向(WD)外側に向かう力の3点の力により防漏壁61が起立するように変形されることになる。
しかしながら、3点で生理用ナプキンを変形させた場合においては、凹部にかかる幅方向(WD)内側に向かう力とポケット部の両端部にかかる幅方向(WD)外側に向かう力とにより、防漏壁61を起立するように変形させることは可能となるが、3点を起点として変形させるために防漏壁61が狭い範囲でしか起立しない状態になってしまう。
一方、本実施形態に係る生理用ナプキン1のように前凹部72及び後凹部73の2点の凹部をポケット部62の近傍に設けると、着用者の大腿部からかかる力が縦溝部7に伝わる際に2点に分散させることが可能になる。これにより、縦溝部7の2点とポケット部62の長手方向(LD)両端部の2点の4点での力でサイドシート6を変形させることが可能になる。これにより、前凹部72及び後凹部73とポケット部62の長手方向(LD)両端部との4点の間で防漏壁61が起立する起点ができ、前後凹部72、73間では防漏壁61が広い範囲で肌当接面側に起立することが可能となる。
したがって、着用時に生理用ナプキン1の変形を伴った場合においても、防漏壁61が広い範囲で起立するため防漏壁61の外側の面、つまり、ポケット部62におけるサイドシート6の肌当接面側に排泄物がつきにくく、ポケット部62におけるサイドシート6の肌当接面側の面を通って生理用ナプキン1の外部に体液等の排泄物が漏れることを発生させにくくすることができる。
更に、幅方向(WD)内側における窪み量が小さい(微少)中央凹部71を設けることにより、着用者の大腿部の湾曲に縦溝部7の形状を合わせることが可能となる。すなわち、中央領域(C)における力を受ける面を広くすることが可能となると共に、中央凹部71の長手方向(LD)の前後に設けられる前凹部72及び後凹部73に均等な力を与えることが可能になる。
また、着用者の大腿部からかかる力は、大腿部が曲線であるために、接触時には中央領域(C)に点で力が加わるようになる。しかしながら、生理用ナプキン1の幅方向(WD)内側に凹状となる中央凹部71を設けることにより、大腿部の湾曲全体に中央領域(C)における縦溝部7が当たるようにすることができ、歩行時に力が加わる位置が変化した場合においても前後方向に伝わる力のバランスのムラを起こすことなく安定した変形を行うことが可能になる。
[1.5]その他
なお、本実施形態においては、縦溝部7に生理用ナプキン1の幅方向(WD)に窪む凹部として前凹部72及び後凹部73を設けたが本発明においてはこれに限らない。例えば、同様の凹部を複数設けてもよい。また、幅方向(WD)に複数の縦溝部を設けてもよい。
また、本実施形態においては、縦溝部7は、高圧搾部と低圧搾部とにより剛性領域を形成したが本発明においてはこれに限らない。例えば、縦溝部7は、高圧搾部のみ、又は低圧搾部のみにより形成し、凹凸のない形状にしてもよい。また、高圧搾部又は低圧搾部を縦溝部7の溝幅全部に形成するのではなく、溝幅の一部に高圧搾部又は低圧搾部を形成する態様としてもよい。また、高圧搾部又は低圧搾部の形状としては、本実施形態のようなハート形状の他に、ドット形状等により形成してもよく、特に限定されることはない。
また、本実施形態においては、縦溝部7は、表面シート2から吸収体4までを圧搾するようにして形成したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、部分的に吸収体4のみに形成してもよい。
また、本発明においては、縦溝部7の溝幅を2.3mmとしたが本発明においてはこれに限らない。例えば、縦溝部7の溝幅は、1.0〜4.0mmの範囲であればよい。1.0mm以下であると、圧搾部が細くなりすぎてしまい生理用ナプキン1が切れてしまい、一体化が十分に行えないおそれがあるためである。また、4mm以上であると、剛性が高くなりすぎてしまい、着用者に違和感を与えるおそれが生じるためである。
また、本発明においては、接合部8は、表面シート2とサイドシート6とをホットメルトにより接合したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、表面シート2、サイドシート6、中間シート5のすべてを一体化するように接合してもよい。また、吸収体4も同時に一体化するように接合してもよい。また、ホットメルトを所定のパターンにより塗布し接合部を形成してもよい。また、エンボスにより接合してもよい。なお、好ましくは、接着時の強度やコストの面から熱エンボスによってシートを張り合わせたような形状である。
また、本実施形態においては、接合部8として、第1接合部81及び第2接合部82を設けたが本発明においてはこれに限らない。例えば、第2接合部82のみにより表面シート2とサイドシート6とを接合するものであってもよい。
また、第1接合部81は、表面シート2側において表面シート2とサイドシート6との接合に設けられるものの他、例えば、裏面シート3側において、裏面シート3とサイドシート6との接合に設けられるものであってもよい。つまり、第1接合部81は、裏面シート側に設けられるものであってもよい。
また、本実施形態においては、前凹部72と後凹部73の底部同士の距離を45mmとしたが本発明においてはこれに限らない。例えば、前凹部72と後凹部73の底部同士の距離は、30〜120mmの範囲であればよい。前凹部72と後凹部73の底部同士の距離が30mm以下であると、前凹部72と後凹部73との距離が短くなりすぎてしまい、防漏壁61の起立する部位の長さが短く、十分な防漏性を保つことができないためである。また、前凹部72と後凹部73の底部同士の距離が120mm以上であると、前凹部72と後凹部73との距離が離れすぎているために大腿部の近傍にかかる力をうまく分散させることができないためである。
また、本実施形態においては、ポケット部62の端部と前凹部72又は後凹部73の底部との距離を20mmとしたが本発明においてはこれに限られない。例えば、5〜100mmの範囲であれよい。5mm以下であると前凹部72又は後凹部73の底部とポケット部62の端部との距離が短すぎてしまい、防漏壁が起立する起点をうまく作ることができないためである。また、100mm以上であると長すぎてしまい前凹部72又は後凹部73の内側にかかる力とポケット部62の端部の外側にかかる力がうまく防漏壁につたわらず起立を促すことが難しいためである。
また、本実施形態においては、前凹部72又は後凹部73の底部と中央凹部71の底部との幅方向(WD)における距離を4mmとしたが本発明においてはこれに限られない。例えば、2〜25mmの範囲であればよく、好ましくは、3〜15mmの範囲であればよい。2mm以下であると、前凹部72又は後凹部73の底部と中央凹部71の底部との差がほとんどなく、前後に位置する前凹部72及び後凹部73へと力を分散させることが難しくなるためである。また、25mm以上であると、中央凹部71を形成する曲率が小さいものでなくては実際に実現することができなくなり、そのような小さな曲率では足の形状とうまく合わずに違和感につながってしまうためである。
[2]他の実施形態
図3から図6を用いて、本発明の第2実施形態から第4実施形態について説明する。第2実施形態は、長手方向(LD)における前後端部に幅方向(WD)に形成される横溝部74が形成される他の実施形態を示す。第3実施形態は、接合部8が断続的な模様形状により形成される他の実施形態を示す。第4実施形態は、生理用ナプキン1Cのいわゆる夜用の形態に関する他の実施形態を示す。
なお、以下の実施形態において、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様であり、図面に付した番号も第1実施形態と同様である場合は、同じ番号を付している。
[2.1]第2実施形態
図3を用いて、本発明の第2実施形態における生理用ナプキン1Aを説明する。図3に示すように、第2実施形態における生理用ナプキン1Aは、長手方向(LD)における前後端部に幅方向(WD)に伸びると共に、縦溝部7と連続する横溝部74が形成される。
横溝部74は、一対の縦溝部7のそれぞれの端部同士を連結するようにして形成される。このように、横溝部74を形成することにより、縦溝部7と横溝部74とからなるコア部40を囲む溝部が形成されることとなる。
第2実施形態における生理用ナプキン1Aは、幅方向(WD)に伸びる横溝部74を設けることにより、例えば、前凹部72及び後凹部73による変形を阻害することなく、且つ、生理用ナプキン1Aの使用後においても生理用ナプキン1Aが幅方向(WD)における形状の復元が可能となる。
また、前凹部72及び後凹部73を設けることにより防漏壁61を肌当接面側に起立させることが可能になるが、この場合、使用後においては前凹部72及び後凹部73よりも長手方向(LD)前後端部に設けられた横溝部74によって生理用ナプキン1Aが幅方向(WD)へと戻されやすくなる。そして、その際に起立していた防漏壁61の内側面がもとの位置に戻ることとなる。このように、生理用ナプキン1Aは、使用中に汚れた防漏壁61の内側面を使用後に生理用ナプキン1Aの内側の見えない箇所へと巻きこむために使用後における視覚的な不快感を軽減することができる。また、使用後の生理用ナプキン1Aを捨てる場合においても、一度吸収した排泄物が生理用ナプキン1Aの外に漏れにくくなる。
横溝部74の長手方向(LD)における外側端部と、前凹部72又は後凹部73の底部との距離としては、例えば、50mmとすることができる。
なお、本実施形態においては、横溝部74の長手方向(LD)における外側端部と、前凹部72又は後凹部73の底部との距離を50mmとしたが本発明においてはこれに限らない。例えば、5〜100mmの範囲にあればよい。5mm以下に設けると、横溝部74と前凹部72又は後凹部73との距離が近すぎてしまうために、前凹部72又は後凹部73の幅方向(WD)内側への変形を横溝部74が阻害してしまうおそれがあるためである。また、100mm以上に設けると、横溝部74と前凹部72又は後凹部73との距離が遠すぎてしまうために、前凹部72又は後凹部73の幅方向(WD)内側への変形を戻すのが困難になるためである。
また、横溝部74は、例えば、排泄物が長手方向前後に流れた場合においては、排泄物の流れを食い止めさせることも可能になるため、生理用ナプキン1Aにおける吸収体4が配置される両端部から、5〜60mmの位置に設けることが好ましい。これにより、効果的に排泄物の漏れを防ぐことが可能になる。
また、本実施形態においては、横溝部74を長手方向(LD)前後に設けたが、本発明においてはこれに限らない。横溝部74は、中央領域(C)や前部側(F)、後部側(R)に設けてもよく、複数設けてもよい。例えば、前凹部72の底部同士又は後凹部73の底部同士をつなげるように形成してもよい。また、長手方向(LD)前後において、形状、本数、幅等が異なるものを設けてもよい。
[2.2]第3実施形態
図4を用いて、本発明の第3実施形態における生理用ナプキン1Bを説明する。図4に示すように、第3実施形態における生理用ナプキン1Bは、表面シート2と中間シート5とが表面シート2と中間シート5とを圧縮することにより接合され、且つ、圧縮部8Bが断続的な形状により形成される。例えば、花模様等の模様形状に形成される。圧縮部8Bを模様形状に形成することにより、圧縮部8Bにおいて接合部分と非接合部分とが形成され、圧縮部8Bが断続的になる。
圧縮部8Bは、生理用ナプキン1Bの長手方向(LD)における中央領域(C)において長手方向(LD)に伸びる第1圧縮部81Bと、中央領域(C)の長手方向(LD)両端部である前部側(F)及び後部側(R)において長手方向(LD)に伸びる第2圧縮部82B、83Bと、を備える。
第1圧縮部81Bは、第2圧縮部82B、83Bよりも生理用ナプキン1Bの幅方向(WD)の外側に形成される。具体的には、第1圧縮部81Bは、第1圧縮部81Bの幅方向(WD)における内縁81aが第2圧縮部82B、83Bの幅方向(WD)における内縁82a、83aよりも外側になるように形成される。
また、第1圧縮部81Bの幅方向(WD)における圧縮幅としては、例えば、1.5〜10mmを例示することができる。また、第2圧縮部82B、83Bの幅方向(WD)における圧縮幅としては、例えば、2.0〜15mmを例示することができる。なお、第1圧縮部81Bの幅方向(WD)における圧縮幅は、第2圧縮部82B、83Bの幅方向(WD)における圧縮幅よりも幅狭であることにより、ポケット部62を形成できる。
このように、第3実施形態における生理用ナプキン1Bは、圧縮部8Bとして、所定形状の花模様を断続的に形成することにより、ポケット部62に生じる1の皺を複数の皺に分割させて形成させることが可能になる。例えば、着用時において、生理用ナプキン1Bを着用者の身体に沿って長手方向(LD)に湾曲させた場合において、ポケット部62の一部に大きな1の皺が生じる場合がある。これに対し、圧縮部8Bを断続的な模様形状で形成することにより、1の皺が生じる部分に生じた力を圧縮部8Bにおける非接合部分に逃がすことが可能になる。これにより、ポケット部62に生じる1つの大きな皺を複数の皺に分割させることが可能になる。
また、第2圧縮部82B、83Bの幅方向(WD)における圧縮幅を第1圧縮部81Bの幅方向(WD)における圧縮幅よりも幅広にすることにより、第2圧縮部82B、83Bの方が第1圧縮部81Bよりも単位面積あたりの面積を広くすることができる。これにより、表面シート2とサイドシート6との接合が、繰り返し圧力を多く受ける第2圧縮部82B、83Bにおいてより強くすることが可能になる。したがって、着用中の破れを防止することができ、また、破れた部分からの体液の漏れを防止することができる。
各模様同士の間隔としては、例えば、1.0mmを例示することができるがこれに限らない。例えば、各模様同士間の少なくとも一部において長手方向(LD)に0.5〜15mmの隙間があるように形成すればよい。例えば、0.5mm以下であると、皺を分割させる能力が小さくなってしまうためである。また、15mm以上であると接合部として十分に強度を発揮することができず、漏れの原因となってしまうおそれが生じるためである。
[2.3]第4実施形態
図5及び図6を用いて、本発明の第4実施形態における生理用ナプキン1Cを説明する。図5及び図6に示すように、第4実施形態における生理用ナプキン1Cは、サイドシート6、6の内縁部に弾性材63が配置される。
第4実施形態における生理用ナプキン1Cは、サイドシート6、6の内縁部に弾性材63を配置することにより、弾性材63の弾性力により防漏壁61の起立性を向上させることが可能になる。
また、第4実施形態における生理用ナプキン1Cは、長手方向における長さが250〜420mmであり、いわゆる夜用として好適に使用することができる。
なお、本実施形態においては、生理用ナプキン1Cの幅方向(WD)における内側が起立するようなギャザーを設けたが、本発明においてはこれに限らない。例えば、断面がL字状、又は断面がΣ状に形成されるギャザーを設けてもよい。
[3]各構成物
以下に、各構成物について説明する。
[3.1]サイドシート
サイドシート6は、液不透過性のシート状材料であれば、特に限定されることなく用いることができる。例えば、熱可塑性疎水性化学繊維やそれらに撥水化処理を施し、防漏性を向上させたものを用いることができる。また、例えば、天然材としてのコットンやパルプ等の親水性の材料に撥水化処理を施し、これを混合したものを用いることができる。
熱可塑性疎水性化学繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、PEとPPとをグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維を使用することができる。
なお、不織布におけるウェブフォーミングは、カード法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等の乾式や湿式等のいずれか、又はそれらを組み合わせて行ってもよい。また、ボンディングの方法としては、サーマルボンディング、ニードルパンチ、ケミカルボンディング等の方法が例示できる。また、水流交絡法によりシート状に形成したスパンレースを用いてもよい。
[3.1.1]繊維径状
繊維形状としては、例えば、複合形状のものを用いた場合においては、芯成分の融点が鞘成分より高い芯鞘タイプ、芯鞘の偏芯タイプ、左右成分の融点が異なるサイドバイサイドタイプが例示できる。
また、中空タイプや、扁平タイプやY型やC型等の異型タイプや、潜在捲縮や顕在捲縮等の立体捲縮繊維、水流や熱やエンボスなどの物理的負荷により分割する分割繊維等を混合させてもよい。
[3.1.2]繊度
繊度としては、肌触りと液の防漏性を考慮すると、0.1〜4.4dtexの範囲を例示できる。また、防漏性を向上させるために、スパボンドーメルトブローンースパンボンド等の微細繊維を繊維間に挟み防漏性を高める構成としてもよい。
[3.1.3]ヌレ性
ヌレ性としては、液体の透過を阻害するために起毛処理を施すことにより、撥水性を向上させてもよい。
[3.1.4]その他の付加要素
その他の付加要素としては、白化性を高めるために、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機フィラーを含有させてもよい。例えば、芯鞘タイプの複合繊維を用いた場合においては、芯にのみ含有させてもよく、芯と鞘に含有させてもよい。
[3.2]表面シート
表面シート2は、液透過性のシート状材料であれば、特に限定されることなく用いることができる。例えば、織布又は不織布を用いる場合においては、織布又は不織布は、天然繊維を用いてもよく、化学繊維を用いてもよい。天然繊維としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロースが例示できる。化学繊維としては、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、若しくは親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維が例示できる。
熱可塑性疎水性化学繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、PEとPPとをグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維を使用することができる。
なお、熱可塑性疎水性化学繊維は、エンボス部との接合強度を十分に保つために、熱融着性の高い繊維を用いることが好ましい。例えば、直鎖状PE、低密度PE、高密度PE等を鞘構造に持つ繊維や、PP又はPETにPEを挟み込み、シート状に形成したものを短冊状に分けたもの等を加えてもよい。これにより、エンボスの熱による接合をより強固なものへと保つことができる。
また、肌に残るような少量な経血や汗などをも吸収するためには、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン等のセルロース系の液親水性繊維を含有させてもよい。なお、セルロース系繊維は一度吸収した液体を排出しにくいため、表面シートの重量に対して0.1〜5.0重量%の範囲で混入することが好ましい。また、中間シート5に混入するか、若しくは、表面シート2が複数層からなる場合においては最表層以外の層に混入することが好ましい。
不織布におけるウェブフォーミングとしては、カード法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等の乾式や湿式等のいずれか、又はそれらを組み合わせて行う等の方法が例示できる。また、ボンディングの方法としては、サーマルボンディング、ニードルパンチ、ケミカルボンディング等の方法が例示できる。また、水流交絡法によりシート状に形成したスパンレースを用いてもよい。
[3.2.1]繊維径状
繊維形状としては、例えば、芯成分の融点が鞘成分より高い芯鞘タイプ、芯鞘の偏芯タイプ、左右成分の融点が異なるサイドバイサイドタイプが例示できる。また、中空タイプや、扁平タイプやY型やC型等の異型タイプや、潜在捲縮や顕在捲縮等の立体捲縮繊維、水流や熱やエンボスなどの物理的負荷により分割する分割繊維等を混合させてもよい。
なお、肌当接面側に使用する繊維、いわゆる表面シート2としては、熱融着によって繊維の毛羽立ちを防ぎながらふんわりとした嵩を維持するためには、芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリエチレンの芯鞘タイプが好ましい。
[3.2.2]繊度
繊度としては、液の入り込みや肌触りを考慮すると、1.1〜8.8dtexの範囲を例示できる。
[3.2.3]ヌレ性
ヌレ性としては、液体の入り込み性やリウェットバックを考慮すると、疎水性合成繊維に、親水剤や撥水剤等を練り込んだものや親水剤や撥水剤等をコーティングしたものであってもよい。また、コロナ処理やプラズマ処理によって親水性を付与したものであってもよい。
[3.2.4]その他の付加要素
その他の付加要素としては、白化性を高めるために、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機フィラーを含有させてもよい。例えば、芯鞘タイプの複合繊維を用いた場合においては、芯にのみ含有させてもよく、芯と鞘に含有させてもよい。
[3.3]中間シート
中間シート5は、表面シート2と同様の材料を用いることができる。また、液透過性を有するような多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シートも使用することができる。なお、中間シート5は、液の引き込み性を考慮して、中間シート5の一部にその周囲よりも密度が高いものを配置する疎密勾配や、中間シート5自体に疎と密の勾配を持たせたもの、また、親水性に差を持たせたものを付与することが好ましい。
[3.4]吸収体
吸収体4は、液体の吸収保持が可能であればよい。また、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。例えば、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、若しくは親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維、ケミカルボンド処理されたエアレイドパルプ等を単独又は混合したものが例示できる。なお、これらの材料を吸収体に成形する方法は特に限定されるものではないが、例えばエアレイド法、メルトブローン法、スパンレース法、抄紙法により成形することができる。
また、セルロース発泡体、合成樹脂の連続発泡体等も使用することができる。更に、発泡体又はシート化した材料を粉砕した後に吸収体に成形したものを使用することもできる。
例えば、パルプを80〜100%の範囲、粒子状ポリマーを20〜0%の範囲で混合し、ティッシュで被覆した後、エンボス加工によりシート化した坪量100〜2000g/m、1〜50mmの嵩を有する吸収体が例示できる。
エンボス加工は吸収体の型崩れを防止するためのものであり、エンボス面積率は、例えば、10〜100%の範囲が例示でき、好ましくは30〜80%の範囲が例示できる。
薄型吸収体の材料の他の例としては、吸収シート及びポリマーシートが例示できる。吸収シート及びポリマーシートとしては、通常、生理用ナプキンなどの吸収性物品に用いられるものであれば特に制限なく用いることができるが、その厚さは、0.3〜5.0mmであることが好ましい。
吸収シートとしては、吸収紙、不織布又は繊維をバインダー等でシート化したパルプシート等が例示できる。ポリマーシートとしては、粉砕パルプ、及び繊維に粒子状ポリマーを混合してシート状に形成したシート等が例示できる。繊維に粒子状ポリマーを混合してシート状に形成したシートとしては、粒子状ポリマーが層状に分散されているもの、三次元状に分散されているもののいずれも用いることができる。
吸収性シートを形成する材料及びポリマーシートに用いられる繊維としては、例えば、木材パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維、若しくは、界面活性剤等で繊維表面を親水化したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート複合繊維を用いることが好ましい。なお、親水性が良好に維持されることを考慮すると、セルロース繊維を用いることが好ましい。
また、ポリマーシートに用いられる粒子状ポリマーとしては、自重の20倍以上の液体を吸収・保持でき且つゲル化し得るものが好ましい。例えば、デンプンや架橋カルボキシメチル化セルロース、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体等を例示できる。
[3.5]裏面シート
裏面シート3は、液透過性のシート状材料であれば、特に限定されることなく用いることができる。例えば、PE、PP等を主体としたフィルム、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたもの、SMS等を好適に用いることができる。着用感を損なわないための柔軟性を考慮すると、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体とした坪量15〜30g/mの範囲から得られるフィルムを使用することが好ましい。
[3.6]固定材
下着等との固定材としては、ホットメルト型の接着剤を使用することができる。ホットメルト接着剤は、常温時にタック性を有していることが好ましく、例えば、感圧型接着剤が例示できる。具体的には、SEBSを15〜25%、可塑剤を15〜35%、粘着付与剤を40〜70%で溶融混合したものが例示できる。また、酸化防止剤、蛍光防止剤などを0.1〜1.0%の範囲で添加してもよい。坪量は10〜200g/mで、コーター塗工、ビード塗工などにより、均一、スジ状、ドット状のパターンで塗工することが例示できる。また、アクリル系の接着剤を用いてもよい。
本実施形態においては、固定材は、坪量が25g/mのゴム系のホットメルト型の接着剤を用いて、幅5mm、且つ間隔5mmで6本塗布するコーター塗工により塗工することができる。
他の例としては、テープ部とテープ部表面に起立する複数のフック部が例示できる。これらの製法としては、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂を押出成形し、テープ部と一体に成形したリブ構造部分に切断・切除等の処理を施して、そのテープ部表面上にフック部を形成する。そして、テープ部表面に設けた熱可塑性合成樹脂からなるモノフィラメントのループを側方からカットしてフック部を形成する。なお、万が一肌を傷つけてしまう危険性を低減するために、フック部の端面に丸みを帯びさせてもよい。例えば、金型の形状によってフックの頭頂部に丸みを持たせることが例示できる。なお、フック部の断面形状は特に限定されず、先細り型、T字型などが例示できる。
1 生理用ナプキン
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
6 サイドシート
7 縦溝部
8 接合部
71 中央凹部
72 前凹部
73 後凹部
81 第1接合部
82、83 第2接合部

Claims (4)

  1. 少なくとも一部が液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される液保持性の吸収体と、前記吸収体の両側に配置され少なくとも一部が前記表面シートを覆うように配置される一対のサイドシートと、前記表面シートに形成される溝部と、を備える縦長状の吸収性物品であって、
    前記溝部は、該吸収性物品の長手方向に延びるように形成され前記長手方向と直交する幅方向の内側に窪む一対の中央凹部と、前記一対の中央凹部の該吸収性物品における前記長手方向前部側において長手方向に延びるように形成され前記幅方向における内側に窪む一対の前凹部と、前記一対の中央凹部の該吸収性物品における前記長手方向後部側において長手方向に延びるように形成され前記幅方向における内側に窪む一対の後凹部と、を有する吸収性物品。
  2. 前記一対の中央凹部は、前記一対の前凹部及び前記一対の後凹部それぞれよりも、前記幅方向における外側に形成される請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記一対の中央凹部は、前記一対の前凹部及び前記一対の後凹部それぞれよりも、前記幅方向の内側への窪みが小さい請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記溝部は、
    前記一対の前凹部同士をつなぎ前記幅方向に延びるように形成される横溝部を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。
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