JP2019181030A - 噴射形態を変えることができる放水ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】 別体のバッファーをノズル内の通水流路に装着、脱拠可能に構成し、しかも、その装脱着は簡単な作業で行うことができ、かつ高圧放水の水圧に充分に耐え得る装着構造を設けた噴射形態を可変にできるノズルである。【解決手段】 略筒状に構成したノズル本体の通水流路中途の内周壁面に突設した少なくとも1個のバッファー支持用ブラケットと、ノズル本体内においてバッファー支持用ブラケット先端部で支持したバッファー装着用ロッドと、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しする手段としての装着機構部と、バッファー装着用ロッドの先端部に取り外し自在に連設したバッファー本体とより構成した噴射形態を変えることができる放水ノズルに関する。【選択図】 図1

Description

この発明は、たとえば、ノズル本体内でバッファーの装着及び取外しをすることにより消火用の噴水ノズルの噴射方水形態を噴霧状や直線棒状等に可変できるように構成した噴射形態可変な放水ノズルに関する。
従来、たとえば、特許文献1に開示されているように消防用のノズル本体内の放水通路にバッファーを装着してノズル外部からのバッファーの進退位置調整により噴水ノズルの噴射放水形態を噴霧状や直線棒状等に可変できるように構成した噴射形態可変な消防用のノズルがある。これは、バッファーの進退位置調整操作によって消火水の流通経路を変化させて噴射角度が広角の噴霧状放水形態や直線棒状のストレート放水形態に変化させて消火現場に対応した放水形態の調整を行うことができるように構成されている。
特開平10−244061公報
しかし、従来のかかるバッファーの進退位置調整により噴水ノズルの噴射放水形態を噴霧状や直線棒状等に可変できるように構成した噴射形態可変な消防用のノズルにおいては、
噴射角度が広角の噴霧状放水形は容易に実現できるものの直線棒状のストレート放水形態に変化させる場合はどうしてもバッファーが放水通路と干渉するために、バッファーの先端円盤面直後には集水されない空間が形成されその周りのバッファー周縁から円環状に集水したストレート放水が行われることになるために放水圧が減殺され遠方まで到達しないおそれがあり、また燃焼部材への放水衝撃が緩衝されてしまい所望の消火活動が充分に行えないおそれがあった。
他方、完全なストレート放水を得ようとすればバッファーを有しない単純な直線パイプからなるノズルを使用せざるを得ない。
このように各周の放水形態を実現するためにはそれぞれに特徴を有する放水ノズルを予め取り揃えなければならないのが現状であった。
この発明では、別体のバッファーをノズル内の通水流路に装着、脱去可能に構成し、しかも、その装脱着は簡単な作業で行うことができ、かつ高圧放水の水圧に充分に耐え得る装着構造を設けた噴射形態を可変にできる放水ノズルを提供せんとする。
この発明は、略筒状に構成したノズル本体の通水流路中途の内周壁面に突設した少なくとも1個のバッファー支持用ブラケットと、ノズル本体内においてバッファー支持用ブラケット先端部で支持したバッファー装着用ロッドと、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しする手段としての装着機構部と、バッファー装着用ロッドの先端部に取り外し自在に連設したバッファー本体とより構成した噴射形態を変えることができる放水ノズルに関する。
また、バッファー装着用ロッドの先端部には係合ピンを挿入するためのピン孔を設けると共に、バッファー装着用ロッドの先端部に取外し自在に構成したバッファー本体は、下端開口の支持筒体とその上端に連設した円盤体とより構成し、支持筒体周壁には略コ字状の切欠溝を形成し、略コ字状の切欠溝における一方の先端は開放し他方の先端は開放先端溝よりも短く形成して先端を閉塞し、しかも略コ字状の切欠溝に開放先端溝より係合ピンを挿入して閉塞先端溝で係合可能に構成したことを特徴とする。
また、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しするために構成した装着機構部は、該ロッドの後端部に形成した螺合部と、該螺合部に螺着しながら螺進することによりバッファー装着用ロッドを後進させるべく該ブラケットの後端面に当接する締付け用ナットと、バッファー装着用ロッドの先端部にバッファー本体の支持筒体を遊嵌した状態でバッファー本体の支持筒体後端面とバッファー支持用ブラケット先端面との間に介在するように構成したスプリングとよりなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、略筒状に構成したノズル本体の通水流路中途の内周壁面に突設した少なくとも1個のバッファー支持用ブラケットと、ノズル本体内においてバッファー支持用ブラケット先端部で支持したバッファー装着用ロッドと、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しする手段としての装着機構部と、
バッファー装着用ロッドの先端部に取り外し自在に連設したバッファー本体とより構成したことにより、噴霧形態の放水時にはバッファー本体を先端に有する別途製造のバッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケットに固定し、バッファー本体をノズル本体の通水流路中途に配設することにより噴霧形態の放水を可能とすることができる。他方、ストレート状の棒状放水時にはバッファー支持用ブラケットからバッファー本体と共にバッファー装着用ロッドを取外すことができる。従って、用途に応じてバッファー本体を簡単に取外しができ、しかも装着時には強度的に水圧に耐え得る強固な連設取付けができるのでいづれの形態の放水でも所望の放水成果を得ることができる効果がある。
請求項2の発明によれば、バッファー装着用ロッドの先端部には係合ピンを挿入するためのピン孔を設けると共に、バッファー装着用ロッドの先端部に取外し自在に構成したバッファー本体は、下端開口の支持筒体とその上端に連設した円盤体とより構成し、支持筒体周壁には略コ字状の切欠溝を形成し、略コ字状の切欠溝における一方の先端は開放し他方の先端は開放先端溝よりも短く形成して先端を閉塞し、しかも略コ字状の切欠溝に開放先端溝より係合ピンを挿入して閉塞先端溝で係合可能に構成したことにより、バッファー本体を配設するためのバッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定する際に、支持筒体周壁の略コ字状の切欠溝にバッファー装着用ロッドの係合ピンを簡単に挿入し、しかも、一旦挿入係合すると係合ピンを介してバッファー装着用ロッドを確実にバッファー支持用ブラケットに取付けることができる効果があり、要するに、バッファー本体を配設するための作業は支持筒体周壁の略コ字状の切欠溝とバッファー装着用ロッドの係合ピンとの係合で良いため簡単な取付け作業で行うことができると共に、その取外し作業も支持筒体の回転と引き抜き作業で切欠溝から係合ピンを抜くことで行うことができるので火災現場での放水形態の選択とその作業が簡単に行えて消火作業の効率を向上することができる効果がある。
請求項3の発明によれば、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しするために構成した装着機構部は、該ロッドの後端部に形成した螺合部と、該螺合部に螺着しながら螺進することによりバッファー装着用ロッドを後進させるべく該ブラケットの後端面に当接する締付け用ナットと、バッファー装着用ロッドの先端部にバッファー本体の支持筒体を遊嵌した状態でバッファー本体の支持筒体後端面とバッファー支持用ブラケット先端面との間に介在するように構成したことにより、装着機構部における締付け用ナットの螺着、螺合作業のみで簡単にバッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しすることができバッファー本体の着脱作業を現場で簡単に行うことができ、しかも、放水形態の選択も短時間で可能となり火災現場での消火作業の効率化に多大な貢献をすることができる効果がある。
本発明の放水ノズルを示す断面図。 本発明の放水ノズルを示す正面図。 本発明の放水ノズルを示す側面図。 バッファー本体を示す正面図。 (a)バッファー装着用ロッドを示す側面図。(b)バッファー装着用ロッドを示す正面図。 バッファー本体をバッファー本体に装着した状態を示す正面図。 (a)バッファー本体を示す側面図。(b)図7(a)に示すA−A断面図。(c)図7(a)に示すB−B断面図。(d)図7(a)に示すC−C断面図。 (a)バッファー本体をバッファー本体に装着する場合の係合ピンの位置を示す模式図1。(b)図8(a)に示すA−A断面図。 (a)バッファー本体をバッファー本体に装着する場合の係合ピンの位置を示す模式図2。(b)図9(a)に示すC−C断面図。 (a)バッファー本体をバッファー本体に装着する場合の係合ピンの位置を示す模式図3。(b)図10(a)に示すC−C断面図。 (a)バッファー本体をバッファー本体に装着する場合の係合ピンの位置を示す模式図4。(b)図11(a)に示すB−B断面図。
この発明の要旨は、略筒状に構成したノズル本体の通水流路中途の内周壁面に突設した少なくとも1個のバッファー支持用ブラケットと、ノズル本体内においてバッファー支持用ブラケット先端部で支持したバッファー装着用ロッドと、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しする手段としての装着機構部と、バッファー装着用ロッドの先端部に取り外し自在に連設したバッファー本体とより構成した噴射形態を変えることができる放水ノズルに関し、また、バッファー装着用ロッドの先端部には係合ピンを挿入するためのピン孔を設けると共に、バッファー装着用ロッドの先端部に取外し自在に構成したバッファー本体は、下端開口の支持筒体とその上端に連設した円盤体とより構成し、支持筒体周壁には略コ字状の切欠溝を形成し、略コ字状の切欠溝における一方の先端は開放し他方の先端は開放先端溝よりも短く形成して先端を閉塞し、しかも略コ字状の切欠溝に開放先端溝より係合ピンを挿入して閉塞先端溝で係合可能に構成したことを特徴とし、また、バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しするために構成した装着機構部は、該ロッドの後端部に形成した螺合部と、該螺合部に螺着しながら螺進することによりバッファー装着用ロッドを後進させるべく該ブラケットの後端面に当接する締付け用ナットと、バッファー装着用ロッドの先端部にバッファー本体の支持筒体を遊嵌した状態でバッファー本体の支持筒体後端面とバッファー支持用ブラケットの先端面との間に介在するように構成したスプリングとよりなることを特徴とする。
この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の噴射形態を変えることができる放水ノズルに関する断面側面図である。
同図にあるように本発明の実施例では、略筒状に構成したノズル本体2内にバッファー支持用ブラケット11を突設収納し、このバッファー支持用ブラケット11の先端に別体に構成したバッファー本体21を取外し自在に取付けるように構成しており、従って、バッファー本体21をノズル本体2から取り外した状態ではノズル本体2の放水口9からはストレートの棒状の放水が可能となり、他方、バッファー本体21をバッファー支持用ブラケット11を介してノズル本体2内に配設した状態ではノズル本体2の放水口9からは噴霧状の散水を行うことができる。
このようにバッファー本体21を略筒状に構成したノズル本体2とは別体に製造しておき放水の選択形態により別体のバッファー本体21をノズル本体2から取り外したり装着したりすることにより放水形態を変化させて火災の消火現場に適応したノズル放水形態をつくることがでると共に、別体に製造しバッファー本体21をバッファー支持用ブラケット先端に装着する取付け作業も簡単に行え、バッファー本体21の装着後は放水の高水圧に耐え得る確実な装着構造とすることができる。
以下具体的に本発明の噴射形態を変えることができるノズルの構造を詳説する。
略筒状に構成したノズル本体2は、基端部を送水ホース先端の雌カップリングに接合自在の雄カップリング構造3に構成し、しかも、ノズル本体2の外周面には前後進退自在の第一外筒4と更にその外周面には第二外筒5が同一軸芯で重複して遊嵌されており、それぞれの遊嵌部分には螺合機構8が介設され、第一外筒4と更にその外周面の第二外筒5はそれぞれ回転操作により螺合機構8を介してノズル本体2の前後方向に進退自在に変位作動するように構成されている。
第一外筒4と第二外筒5の先端開口部4a,5aはノズル本体2の先端開口部2a、すなわち、ノズル本体2の通水路前方位置よりも前方に突出しており、しかも、第二外筒5の外周には回転グリップ6を一体構成しており、回転グリップ6の回転操作により第二外筒5を第一外筒4の周面で螺合機構8を介して回転させて進退変位可能に構成しており、第二外筒5の一定の進出位置においては第二外筒5の回転作動は第一外筒4に伝播して第一外筒4をノズル本体2の外周面の螺合機構8を介し回転させて更に進出作動可能に構成している。
かかる進出変位作動する第一外筒4と第二外筒5の先端開口縁部内周面は後述するバッファー機能と相俟って放水形態変化の補助機能を果たすべく内周テーパー面7とし、かつテーパー面7には放射状の多数の凹凸条を形成しており、かつ各外筒4,5の先端開口部4a,5aが進出して重なったとき第一外筒4と第二外筒5の凹凸条が噛み合う構造に構成している。
ノズル本体2は筒状に構成され筒内は放水のための通水流路Wを構成しており、通水流路中途の軸芯位置にはロッド挿入筒体12を配設しており、ロッド挿入筒体12の支持は、ノズル本体2の中途の内周壁面に中心に向かって放射状にプレート状のバッファー支持用ブラケット11,・・,11を突設しその先端部にロッド挿入筒体12を設けている。具体的には、バッファー支持用ブラケット11の先端部をロッド挿入筒体12の外周面に固定することにより実施される。
バッファー支持用ブラケット11の先端部11aのロッド挿入筒体12には別途製造したバッファー装着用ロッド13をノズル本体2の先端開口部側から挿入固定する。そして、バッファー装着用ロッド13をバッファー支持用ブラケット11の先端部に挿入固定するためにはバッファー装着用ロッド13とバッファー支持用ブラケット先端部のロッド挿入筒体12との間に介在したロッド装着機構部15を介して行う。図中符号10はストッパーであり、常時は外筒回転停止状態であり、外筒を回転する時にはストッパーの前部の湾曲凹部を介してストッパーを解除し外筒の進退作動をする。
ロッド装着機構部15についてはバッファー装着用ロッド13とロッド挿入筒体12との連設構造に関する技術構成の説明において後述する。
図5に示すバッファー装着用ロッド13の先端部にはバッファー本体装着のための係合ピン20を挿入するためのピン孔14を設けると共に、バッファー装着用ロッド13の先端部に取外し自在に装着したバッファー本体21(例えば図4及び図7参照)は、下端開口の支持筒体22とその上端に連設した円盤体28とより構成すると共に、支持筒体22の周壁には略コ字状の切欠溝23を形成し、コ字の一方の先端溝24は開放し他方の先端溝25は開放先端溝26よりも短く閉塞することにより略コ字状の切欠溝23に開放先端溝26より係合ピン20を挿入して閉塞先端溝27で係合可能に構成している。図中符号13aは係合ピン20をバッファー装着用ロッド13に留める際に使用するネジ孔である。
また、バッファー装着用ロッド13をバッファー支持用ブラケット11の先端部に固定し、或いは取り外しするために必要とされる装着機構部15は、該ロッド13の後端部に形成した螺合部16(例えば図5及び図6参照)と、該螺合部16に螺着して該ブラケット11の後端に当接する締付け用ナット17と、バッファー装着用ロッド13の先端部にバッファー本体21の支持筒体22を遊嵌した状態でバッファー本体21の支持筒体22の後端面とバッファー支持用ブラケット11の先端面との間に介在したスプリング18とより構成している。
すなわち、バッファー装着用ロッド13の後端部に形成した螺合部16にはバッファー支持用ブラケット11の後端に当接する締付け用ナット17を螺合し、バッファー装着用ロッド13の先端部にバッファー本体21の支持筒体22を遊嵌し取りつけた場合にバッファー本体21の支持筒体22の後端面とバッファー支持用ブラケット11の先端面との間にはスプリング18が介在されることになるために、更に、締付け用ナット17を締付ければ、バッファー装着用ロッド13は後進し、その結果、スプリング18の付勢力によりバッファー装着用ロッド13の先端の係合ピン20と支持筒体22の周壁の略コ字状の切欠溝23との緊密な係合付勢がなされる。
このようにバッファー装着用ロッド13を中心とした締付け用ナット17とスプリング18とバッファー本体21の支持筒体22の切欠溝23と溝嵌合の係合ピン20との作動関連構造、すなわち、ロッド装着機構部15によってバッファー支持用ブラケット11へのバッファー装着用ロッド13の取付けが確実に行われることになる。
なお、バッファー本体21の支持筒体22の後端面とバッファー支持用ブラケット11の先端面との間に介在したスプリング18は、上記のようにロッド装着機構部15の一部を構成してバッファー本体21をバッファー装着用ロッド13を介してバッファー支持用ブラケット11に確実に取付ける機能を有すると共に、放水作業時の急な放水停止によって生起するウオーターハンマー現象の水撃作用がバッファー本体関連構造に直接的に及びバッファー本体21が損壊するおそれをスプリング18の付勢力によって可及的に防止する機能も有する。
次に、バッファー装着用ロッド13の先端にバッファー本体21を取り付けるための構造について説明する。
図5に示すバッファー装着用ロッド13の先端部には係合ピン20を挿入するためのピン孔14を設けると共に、バッファー装着用ロッド13の先端部にバッファー本体21を取外し自在に連設しており、具体的には図4に示すバッファー本体21は円盤体28とその中央下面に垂下した下方開口の支持筒体22とより構成している。
図7に示す支持筒体22の周壁には略コ字状の切欠溝23を形成し、コ字の一方の先端溝24は開放し他方の先端溝25は開放先端溝26よりも短く形成し端部を閉塞することにより係合ピン20を略コ字状の切欠溝23の開放先端溝26(例えば図8参照)より挿入して支持筒体22(例えば図9及び図10参照)を半回転することにより係合ピン20を閉塞先端溝27(例えば図11参照)に係合する。
バッファー装着用ロッド先端にバッファー本体21を取り付けるに際しては、まず、図8に示すバッファー本体21の下端開口の支持筒体22における略コ字状の切欠溝23中にバッファー装着用ロッド13の先端部の係合ピン20を挿入してバッファー装着用ロッド13(例えば図6参照)の先端にバッファー本体21を連設した状態として、次いでスプリング18(例えば図5参照)をバッファー装着用ロッド13の後端部分に遊嵌し、この状態でバッファー本体21と共にスプリング遊嵌したバッファー装着用ロッド13をノズル本体2内に収納してロッド挿入筒体12(例えば図1参照)中に挿通する。そして、該ロット13の後端の螺合部16がロッド挿入筒体12の後端から突出した状態において該螺合部16にロッド挿入筒体12の後端面に当接する状態で締付け用ナット17を螺進する。締付け用ナット17の締め付け螺進に従いバッファー装着用ロッド13はスプリング18を圧縮しながらバッファー支持用ブラケット11へのバッファー装着用ロッド13の取付け固定が完了する。
図1中、符号29はロッド挿入筒体12の前後端面とスプリング18及び締付け用ナット17との間に介在したワッシャを示す。
この発明の実施例は上記のように構成されており、実際の使用に際しては次のように取扱われる。
すなわち、まず、ノズル本体2の放水形態を噴霧状放水にするかストレート放水にするかの選択を行う。
ストレート放水を選択する場合はノズル本体2内にバッファー本体21を収納することなくノズル本体2の流水路から直接的に放水する。
他方、噴霧状放水を選択した場合は、ノズル本体2の流水路に既に設置したバッファー支持用ブラケット11に別途用意したバッファー装着用ロッド13を連設する。この際には予めバッファー装着用ロッド13の先端にバッファー本体21をロッド装着機構部15を介して装着する。
装着に際してはバッファー本体21の円盤体28に垂設した下端開口の支持筒体22の略コ字状の切欠溝23に係合ピン20を係合して固定する。かかる構成でバッファー本体21の前後位置を調整する場合はノズル本体2の外周に設けた第一外筒4と第二外筒5を回転することにより各外筒の前端前後位置を変位調整し、かつ、バッファー本体21との間の水圧流通流路の間隔や流路方向を変えることにより噴霧形態の変更をする。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
K 放水ノズル
2 ノズル本体
2a 先端開口部
3 雄カップリング構造
4 第一外筒
4a 先端開口部
5 第二外筒
5a 先端開口部
6 回転グリップ
7 内周テーパー面
8 螺合機構
9 放水口
10 ストッパー
W 通水流路
11 バッファー支持用ブラケット
11a 先端部
12 ロッド挿入筒体
13 バッファー装着用ロッド
14 ピン孔
15 ロッド装着機構部
16 螺合部
17 締付け用ナット
18 スプリング
20 係合ピン
21 バッファー本体
22 支持筒体
23 切欠溝
24 一方の先端溝
25 他方の先端溝
26 開放先端溝
27 閉塞先端溝
28 円盤体
29 ワッシャ

Claims (3)

  1. 略筒状に構成したノズル本体の通水流路中途の内周壁面に突設した少なくとも1個のバッファー支持用ブラケットと、
    ノズル本体内においてバッファー支持用ブラケット先端部で支持したバッファー装着用ロッドと、
    バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しする手段としての装着機構部と、
    バッファー装着用ロッドの先端部に取り外し自在に連設したバッファー本体と
    より構成した噴射形態を変えることができる放水ノズル。
  2. バッファー装着用ロッドの先端部には係合ピンを挿入するためのピン孔を設けると共に、バッファー装着用ロッドの先端部に取外し自在に構成したバッファー本体は、下端開口の支持筒体とその上端に連設した円盤体とより構成し、支持筒体周壁には略コ字状の切欠溝を形成し、略コ字状の切欠溝における一方の先端は開放し他方の先端は開放先端溝よりも短く形成して先端を閉塞し、しかも略コ字状の切欠溝に開放先端溝より係合ピンを挿入して閉塞先端溝で係合可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の噴射形態を変えることができる放水ノズル。
  3. バッファー装着用ロッドをバッファー支持用ブラケット先端部に固定し、或いは取り外しするために構成した装着機構部は、該ロッドの後端部に形成した螺合部と、該螺合部に螺着しながら螺進することによりバッファー装着用ロッドを後進させるべく該ブラケットの後端面に当接する締付け用ナットと、バッファー装着用ロッドの先端部にバッファー本体の支持筒体を遊嵌した状態でバッファー本体の支持筒体後端面とバッファー支持用ブラケット先端面との間に介在するように構成したスプリングとよりなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の噴射形態を変えることができる放水ノズル。
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