JP2019180375A - 両軸受リール - Google Patents

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Abstract

【課題】パーミング時の手の平のフィット感を向上させることができる両軸受リールを提供する。【解決手段】ハンドル21側に位置する第一の側壁部31と、ハンドル21とは反対側に位置する第二の側壁部32との間にスプール22を備えた、釣竿に装着される両軸受リール1であって、第二の側壁部32の後端部に、第一の側壁部31よりも後側に延びて、パーミング時に手の平を支持するためのサポート壁部51を備えており、第二の側壁部32とは別部材の構成であって第二の側壁部32に取り付けられたサポート部材50を備え、該サポート部材50がサポート壁部51を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、両軸受リールに関する。
両軸受リールは、ハンドル側に位置する第一の側壁部と、ハンドルとは反対側に位置する第二の側壁部とを備えている。両軸受リールを釣竿に取り付けた状態で、第二の側壁部側から両軸受リールと釣竿をまとめて把持して釣りを行うことがある。このような把持の状態をパーミングと称する。このパーミング時には、ハンドルを持つ手とは反対の手で両軸受リールを釣竿をまとめて握る。例えば、右側ハンドル仕様の両軸受リールの場合には左手で両軸受リールを釣竿をまとめて握る。しかしながら、第二の側壁部が釣竿から側方に離れているため、パーミング時に、手の平と両軸受リール及び釣竿との間に空間が生じやすい。
特開2003−144021号公報
本発明は、パーミング時の手の平のフィット感を向上させることができる両軸受リールを提供することを課題とする。
本発明に係る両軸受リールは、ハンドル側に位置する第一の側壁部と、ハンドルとは反対側に位置する第二の側壁部との間にスプールを備えた、釣竿に装着される両軸受リールであって、第二の側壁部の後端部に、第一の側壁部よりも後側に延びて、パーミング時に手の平を支持するためのサポート壁部を備えていることを特徴とする。尚、竿先側を前側とし、竿尻側を後側とする。
この構成によれば、第二の側壁部の後端部にサポート壁部が後側に向けて延びている。そのため、パーミング時に手の平がサポート壁部に当接し、手の平との密着性が高まる。
特に、第二の側壁部とは別部材の構成であって第二の側壁部に取り付けられたサポート部材を備え、該サポート部材がサポート壁部を有していることが好ましい。該構成によれば、サポート壁部が第二の側壁部とは別部材であるため、サポート壁部の設計自由度が高まる。
更に、第二の側壁部は、スプール側に位置する内側部材と、スプールとは反対側に位置する外側部材とを備え、サポート部材は、第二の側壁部に取り付けるための取付部を有し、該取付部は、サポート壁部から突出しており、取付部は、内側部材と外側部材との境界部から第二の側壁部の内部に入り込んでいることが好ましい。該構成によれば、サポート部材の取付部が第二の側壁部の内部に位置しているので、取付部が第二の側壁部の外部に位置する構成に比して、取付部が目立たず、また、手の平にも当たりにくい。更に、取付部が内側部材と外側部材との境界部から第二の側壁部の内部に入り込んでいるので、取付部を第二の側壁部の内部に容易に位置させることができる。
更に、サポート部材は、互いに離間した第一の取付部と第二の取付部とを有し、スプールの軸線方向に沿ってサポート部材を見たとき、第一の取付部の突出方向と第二の取付部の突出方向とは互いに非平行であることが好ましく、サポート部材の安定した取付状態が得られる。
本発明に係る両軸受リールによれば、パーミング時の手の平のフィット感を向上させることができる。
本発明の一実施形態における両軸受リールをリールシートに取り付けた状態を示す斜視図。 同両軸受リールをリールシートに取り付けた状態を左側から見た図。 同両軸受リールをリールシートに取り付けた状態を示す平面図。 同両軸受リールをリールシートに取り付けた状態を後側から見た図。 同両軸受リールの第二のサイドカバーを外面側から見た図であって、サポート部材が取り付けられる前の状態を示す。 同第二のサイドカバーを外面側から見た斜視図であって、サポート部材が取り付けられる前の状態を示す。 同第二のサイドカバーを内面側から見た斜視図であって、サポート部材が取り付けられる前の状態を示す。 同第二のサイドカバーを外面側から見た正面図であって、サポート部材が取り付けられた状態を示す。 同第二のサイドカバーを内面側から見た図であって、サポート部材が取り付けられた状態を示す。 同第二のサイドカバーの平面図であって、サポート部材が取り付けられた状態を示す。 本発明の他の実施形態における両軸受リールの第二のサイドカバーを外面側から見た斜視図であって、サポート部材が取り付けられる前の状態を示す。 同第二のサイドカバーを内面側から見た斜視図であって、サポート部材が取り付けられる前の状態を示す。 同第二のサイドカバーを内面側から見た図であって、サポート部材が取り付けられた状態を示す。
以下、本発明の一実施形態に係る両軸受リールについて図1〜図10を参酌しつつ説明する。両軸受リール1は、釣竿に装着される。具体的には、釣竿は、リールシート2を備えており、両軸受リール1は、釣竿のリールシート2に装着される。図1〜図4に、本実施形態に係る両軸受リール1をリールシート2に取り付けた状態を示している。両軸受リール1は、リールシート2の上側に取り付けられる。尚、リールシート2は一例であって、本実施形態では、筒状のリールシート2であるが、リールシート2は種々のものであってよい。
リールシート2は、釣竿の竿本体3(ブランク)の外側に取り付けられる。リールシート2は、筒状のリールシート本体10と、図示しないナットと、可動フード11とを備えている。リールシート本体10の中心線は竿本体3の中心線と一致する。リールシート本体10の中心線の方向を前後方向と称し、竿先側を前側とし、竿尻側を後側とする。図2及び図3に前側を矢印X1で示し、後側を矢印X2で示している。また、リールシート2に対して両軸受リール1が位置する側を上側とし、それとは反対側を下側とする。図2に上側を矢印Y1で示し、下側を矢印Y2で示している。また、図3のように上側から見たときの平面視において、前後方向と直交する方向を左右方向とする。後述のスプール22の回転軸線方向は左右方向となる。左右の向きは、竿尻側かた見たときの向きとする。図3に左側を矢印Z1で示し、右側を矢印Z2で示している。
リールシート本体10は、図示しないリール脚載置部と、固定フード部14と、雄ネジ部15と、トリガー16とを備えている。リール脚載置部は、両軸受リール1のリール脚30aを載置するための部分であって、リールシート本体10の上面に形成されている。リールシート本体10の上面であってリール脚30a載置部13の後側の位置に固定フード部14が形成されている。固定フード部14は、リール脚30aの後端部を保持するための部分であって、固定フード部14には、リール脚30aの後端部が前側から挿入される。
リールシート本体10の前部外周面に雄ネジ部15が形成されている。雄ネジ部15に、図示しないナットが螺合する。ナットの後側に可動フード11が位置し、可動フード11はリールシート本体10に対して前後方向に移動可能であるが回転不能である。可動フード11にリール脚30aの前端部が相対的に後側から挿入される。可動フード11と固定フード部14とでリール脚30aを前後に狭持して固定する。リールシート本体10の下面の後部にトリガー16が形成されている。トリガー16はその前側に指を引っ掛けるためのものである。尚、可動フード11とナットがリール脚載置部の前側ではなく後側に位置し、固定フード部14がリール脚載置部の前側に位置していてもよい。
両軸受リール1は、リール本体20と、ハンドル21と、スプール22とを備えている。ハンドル21は、リール本体20に回転可能に取り付けられている。スプール22はリール本体20に回転可能に支持されている。図2〜図4では、スプール22の図示を省略している。図2及び図4では、ハンドル21の図示を省略している。スプール22の回転軸線の方向が左右方向である。以下、両軸受リール1の説明においてスプール22の回転軸線の方向を単に軸線方向と称する。また、軸線方向の内側はスプール22側であり、軸線方向の外側はスプール22から離れる側である。
リール本体20は、第一の側壁部31と、第二の側壁部32と、連結部30とを有している。第一の側壁部31と第二の側壁部32は、互いに左右方向に所定距離離間している。第一の側壁部31にハンドル21が回転可能に取り付けられている。本実施形態では、右ハンドル仕様であるが、左ハンドル仕様であってもよい。第一の側壁部31と第二の側壁部32との間にスプール22が配置されている。スプール22は、第一の側壁部31と第二の側壁部32とに回転可能に支持されている。連結部30は、第一の側壁部31と第二の側壁部32とを左右方向に連結する。連結部30に、両軸受リール1をリールシート2に取り付けるためのリール脚30aが設けられている。リール脚30aは前後に延びており、その前端部と後端部がリールシート2の可動フード11と固定フード部14によって前後に狭持される。
リール本体20は、複数の部材により構成されている。リール本体20は、一体形成されたフレーム40と、第一のサイドカバー41と、第二のサイドカバー42とを備えている。フレーム40は、第一の内壁部40aと、第二の内壁部40bと、第一の内壁部40aと第二の内壁部40bとを左右に連結する連結部40cとを有している。フレーム40の連結部40cがリール本体20の連結部30の全部又は一部を構成している。
第一の側壁部31は、互いに別部材構成とされた、軸線方向内側に位置する内側部材と軸線方向外側に位置する外側部材とを有しており、内側部材と外側部材とが互いに接合されることにより第一の側壁部31が形成されている。第一の側壁部31の内側部材は、フレーム40の第一の内壁部40aであり、第一の側壁部31の外側部材は第一のサイドカバー41である。第一の側壁部31の内側面31aは、フレーム40の第一の内壁部40aにより構成され、第一の側壁部31の外側面31bは、第一のサイドカバー41によって構成される。第一のサイドカバー41は、フレーム40の第一の内壁部40aの軸線方向外側に取り付けられる。
同様に、第二の側壁部32は、互いに別部材構成とされた、軸線方向内側に位置する内側部材と軸線方向外側に位置する外側部材とを有しており、内側部材と外側部材とが互いに接合されることにより第二の側壁部32が形成されている。第二の側壁部32の内側部材は、フレーム40の第二の内壁部40bであり、第二の側壁部32の外側部材は第二のサイドカバー42である。第二の側壁部32の内側面32aは、フレーム40の第二の内壁部40bにより構成され、第二の側壁部32の外側面32bは、第二のサイドカバー42によって構成される。第二のサイドカバー42は、フレーム40の第二の内壁部40bの軸線方向外側に取り付けられる。第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとの間の境界部43は、第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとが互いに接合された接合部である。接合部は第二の側壁部32の表面に現れている。第二の側壁部32の後端面32cには、接合部である境界部43が現れている。この境界部43は、第二の側壁部32の後端面32cにおいて、上下方向に沿って延びている。
第二の側壁部32にサポート部材50が取り付けられている。図中、サポート部材50には多数のドットを付して示している。サポート部材50は、第二の側壁部32に取り付けるための取付部52,53と、パーミング時に手の平を支持するためのサポート壁部51とを有している。第二の側壁部32への取付状態において、取付部52,53は第二の側壁部32の内部に位置し、サポート壁部51は第二の側壁部32の外部に位置している。本実施形態において、サポート部材50は、薄肉で外面側に湾曲した板状であり、軸線方向外側に向けて膨出した形状である。但し、サポート部材50は、ブロック状であってもよい。
サポート壁部51は、第二の側壁部32の後側に位置している。第二の側壁部32の後端面32cの直後にサポート壁部51が接近した状態又は当接した状態で位置している。サポート壁部51が第二の側壁部32の直後に位置していることにより、第二の側壁部32は局所的に後側に延長されている。サポート部材50が取り付けられていない状態において、第一の側壁部31の後端部の前後方向の位置と第二の側壁部32の後端部の前後方向の位置は互いに略同じである。第二の側壁部32にサポート部材50が取り付けられて、第二の側壁部32の後側にサポート壁部51が位置することにより、第二の側壁部32は第一の側壁部31よりも後側に延びている。
図3のような平面視において、第一の側壁部31と第二の側壁部32は、ぞれぞれリールシート2よりも右側と左側に突出している。即ち、平面視において、第一の側壁部31と第二の側壁部32は、リールシート2よりも側方にはみ出している。そのため、平面視において、第一の側壁部31の後端部とリールシート2の右側面との間には段差が生じており、同様に、第二の側壁部32の後端部とリールシート2の左側面との間には段差が生じている。第二の側壁部32の後端部における第二の側壁部32とリールシート2との間の段差がサポート壁部51によって緩和される。サポート壁部51は、第二の側壁部32の後側であって軸線方向内側に偏心して位置している。従って、サポート壁部51の外面は第二の側壁部32の外側面32bよりも軸線方向内側に位置している。第二の側壁部32の外側面32bからサポート壁部51の外面、サポート壁部51の外面からリールシート2の左側面というように、後側に向けて段階的に軸線方向内側に位置していく。
サポート壁部51の前端面51aは、第二の側壁部32の内側面32aよりも軸線方向内側には突出していない。平面視において、サポート壁部51の前端面51aの内縁の左右方向の位置は、第二の側壁部32の内側面32aの左右方向の位置と略等しい。一方、サポート壁部51の後端面51bは、第二の側壁部32の内側面32aよりも軸線方向内側に突出して延びており、サポート壁部51の後端面51bの内縁は、リールシート本体10の表面近傍に位置している。
また、図2のように、左側から軸線方向に両軸受リール1を見たとき、サポート壁部51は、第二の側壁部32の後側であって下側寄りに位置している。第二の側壁部32の後端面32cは、後側に向けて突出するように湾曲した湾曲面となっている。サポート壁部51の前端面51aは、第二の側壁部32の後端面32cに沿って凹状に湾曲している。第二の側壁部32は、最下部32dから最後部32eまで弧状に湾曲しつつ上昇しており、サポート壁部51の前端面51aは、第二の側壁部32の最下部32dから最後部32eまでの湾曲形状に沿って湾曲しつつ延びている。即ち、サポート壁部51は、第二の側壁部32の最下部32dから最後部32e近傍までの領域の直後に位置すると共にその領域から後側に向けて延びている。サポート壁部51の前端面51aは、第二の側壁部32の後端面32cに当接することが好ましい。
サポート壁部51は内方延在部54を備えている。内方延在部54は、サポート壁部51の下端面51cから後端面51bの範囲を内側に延長するように軸線方向内側に向けて延びている。内方延在部54は、サポート壁部51とリールシート本体10との間の隙間を埋めるようにリールシート本体10に向けて延びている。図4のように、後側から両軸受リール1を見たとき、内方延在部54の内縁54aは、リールシート本体10の側面上部の形状に対応してそれに近接すべく、上側ほど軸線方向内側となるように傾斜している。内方延在部54の上縁54bの高さは、固定フード部14の高さと略等しいことが好ましく、スプール22に当てる親指の邪魔になりにくい。
サポート部材50は、第二の側壁部32に取り付けられる。具体的には、サポート部材50は、第二の側壁部32に取り付けるための第一の取付部52と第二の取付部53とを有している。両取付部52,53は、何れも、サポート壁部51の前端面51aから突出している。両取付部52,53は、上下方向と前後方向とによって画成される同一平面上に位置している。取付部52,53は、軸線方向の厚さが薄い板状であって、その先端部の外面には係止部52a,53aが軸線方向外側に向けて突設されている。係止部52a,53aによって、取付部52,53の先端部は部分的に厚肉となっている。第一の取付部52と第二の取付部53は、互いに上下に離間している。第一の取付部52は上側に位置し、第二の取付部53は下側に位置している。第一の取付部52は、上側に向けて若干傾斜しつつ前側に延びている。第二の取付部53は、上側に向けて第一の取付部52よりも急な傾斜角度で傾斜しつつ前側に延びている。図5に、第一の取付部52の突出方向52bと第二の取付部53の突出方向53bをそれぞれ一点鎖線で示している。図5のようにサポート部材50を左側から軸線方向に見たとき、第一の取付部52の突出方向52bと第二の取付部53の突出方向53bとは互いに平行ではなく非平行の関係にある。第一の取付部52と第二の取付部53は、互いの離間距離が徐々に小さくなるように突出しており、第一の取付部52の突出方向52bと第二の取付部53の突出方向53bは互いに交差する関係にある。
サポート部材50は、第二のサイドカバー42の内側に係止される。第二のサイドカバー42は、その周縁部に軸線方向内側に延びる周壁部42aを有している。第二のサイドカバー42の周壁部42aの内縁がフレーム40の第二の内壁部40bと接合する。そのため、第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとの間には空間が画成される。第二のサイドカバー42の周壁部42aの内縁とフレーム40の第二の内壁部40bとの間の接合部が、第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとの境界部43である。第二のサイドカバー42の周壁部42aの内縁の後部には、第一の切欠部42bと第二の切欠部42cが形成されている。第一の切欠部42bにサポート部材50の第一の取付部52が係合し、第二の切欠部42cにサポート部材50の第二の取付部53が係合する。そして、第一の取付部52の係止部52aと第二の取付部53の係止部53aはそれぞれ第二のサイドカバー42の周壁部42aの内面に係止する。
第二のサイドカバー42に第一の切欠部42bと第二の切欠部42cが形成されていることにより、第二の側壁部32の後端面32cにおける第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとの間の境界部43(接合部)には、二つの挿通孔が形成される。第一の取付部52と第二の取付部53は、それぞれ第一の切欠部42bと第二の切欠部42cを通って第二の側壁部32の内部に入り込んでいる。
以上のように構成された両軸受リール1では、第二の側壁部32の後端部からサポート壁部51が後側に向けて延びている。そのため、パーミング時に、ハンドル21を持つ手とは反対側の手の平がサポート壁部51に当接し、手の平との密着性が高まる。本実施形態では、右ハンドル仕様であるため、左手の手の平にサポート壁部51が当接することになり、左手の手の平と両軸受リール1及びリールシート2との密着性が高まる。従って、釣り人はパーミング時に軽い力で両軸受リール1及び釣竿を把持することができ、釣り人の負担が軽減される。特に、両軸受リール1が大型になるほど第二の側壁部32が釣竿から側方に離れて、第二の側壁部32と釣竿との間の段差が大きくなるが、サポート壁部51が設けられることでその段差が緩和されて、パーミング時のフィット感が向上する。
また、サポート部材50が第二の側壁部32とは別部材であるため、サポート壁部51の形状等の設計自由度が高い。そして、そのサポート部材50を第二のサイドカバー42に係止する構成とすると、第二のサイドカバー42をフレーム40に取り付ける際に、第二のサイドカバー42と共にサポート部材50をフレーム40に取り付けることができる。また、取付部52,53が第二のサイドカバー42に係止されることにより、サポート部材50の第二の側壁部32からの抜けが防止される。特に、第一の取付部52と第二の取付部53とが互いに非平行となっているので、サポート部材50が第二のサイドカバー42から外れにくく、後側に抜けにくい。
更に、第二のサイドカバー42の切欠部42b,42cからサポート部材50の取付部52,53が第二の側壁部32の内部に入り込んでいるので、取付部52,53が目立ちにくく、パーミング時も邪魔になりにくい。しかも、第二のサイドカバー42の周壁部42aの内縁に切欠部42b,42cを設けているので、第二のサイドカバー42の周壁部42aの内縁から離れた箇所に貫通孔を設ける構成に比して、第二のサイドカバー42の作製が容易であり、合成樹脂から射出成形によって第二のサイドカバー42を容易に作製できる。
尚、本実施形態では、第二のサイドカバー42に切欠部42b,42cを設けたが、フレーム40の第二の内壁部40bに切欠部を設けてもよい。第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bにそれぞれ切欠部を設けてもよい。何れにしても、第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとの間の境界部43に、サポート部材50の取付部52,53が挿通できる挿通孔が形成されていればよい。
また、サポート部材50の取付部52,53が第二のサイドカバー42に係止されていたが、サポート部材50の取付部52,53が第二のサイドカバー42に係止されるのではなく、サポート部材50の取付部52,53が第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとにより左右に狭持されてもよい。また、サポート部材50の取付部52,53が、第二のサイドカバー42に係止されると共に第二のサイドカバー42とフレーム40の第二の内壁部40bとによって狭持されてもよい。また、サポート部材50の取付部52,53がフレーム40の第二の内壁部40bに係止されてもよい。
また、図11から図13に示すように、サポート部材50の両取付部52,53が第二のサイドカバー42にネジ止めされる構成であってもよい。両取付部52,53の先端部にそれぞれネジ挿通孔52c,53cを形成する。第二のサイドカバー42の内面には、第一のネジボス42dと第二のネジボス42eを設ける。両ネジボス42d,42eは、それぞれ両切欠部42b,42cの近傍に位置する。両ネジボス42d,42eに、両取付部52,53を、第二サイドカバー42の内面側からネジ止めする。尚、サポート部材50の両取付部52,53がフレーム40の第二の内壁部40bにネジ止めされてもよい。
尚、上記実施形態では、右ハンドル仕様であったため、第一の側壁部31が右側に位置し、第二の側壁部32が左側に位置したが、左ハンドル仕様では、第一の側壁部31が左側に位置し、第二の側壁部32が右側に位置する。従って、左ハンドル仕様では、サポート部材50も右側に位置する。また、第二の側壁部32とは別部材のサポート部材50を第二の側壁部32に取り付ける構成であったが、サポート壁部51が第二の側壁部32に一体的に形成されていてもよい。例えば、サポート壁部51が第二のサイドカバー42の一部分として第二のサイドカバー42に一体的に形成されていてもよいし、サポート壁部51がフレーム40に一体的に形成されていてもよい。また、サポート部材50が、両軸受リール1を分解することなく、第二の側壁部32に着脱可能であってもよく、釣り人が好みに応じてサポート部材50を装着したり非装着としたりすることができる。サポート部材50が、右ハンドル仕様と左ハンドル仕様の何れにも適用可能な左右兼用の構成であってもよい。
1 両軸受リール
2 リールシート
3 竿本体
10 リールシート本体
11 可動フード
14 固定フード部
15 雄ネジ部
16 トリガー
20 リール本体
21 ハンドル
22 スプール
30 連結部
30a リール脚
31 第一の側壁部
31a 内側面
31b 外側面
32 第二の側壁部
32a 内側面
32b 外側面
32c 後端面
32d 最下部
32e 最後部
40 フレーム
40a 第一の内壁部
40b 第二の内壁部(内側部材)
40c 連結部
41 第一のサイドカバー
42 第二のサイドカバー(外側部材)
42a 周壁部
42b 第一の切欠部
42c 第二の切欠部
42d ネジボス
42e ネジボス
43 境界部
50 サポート部材
51 サポート壁部
51a 前端面
51b 後端面
51c 下端面
52 第一の取付部
52a 係止部
52b 突出方向
52c ネジ挿通孔
53 第二の取付部
53a 係止部
53b 突出方向
53c ネジ挿通孔
54 内方延在部
54a 内縁
54b 上縁

Claims (4)

  1. ハンドル側に位置する第一の側壁部と、ハンドルとは反対側に位置する第二の側壁部との間にスプールを備えた、釣竿に装着される両軸受リールであって、
    第二の側壁部の後端部に、第一の側壁部よりも後側に延びて、パーミング時に手の平を支持するためのサポート壁部を備えていることを特徴とする両軸受リール。
  2. 第二の側壁部とは別部材の構成であって第二の側壁部に取り付けられたサポート部材を備え、該サポート部材がサポート壁部を有している請求項1記載の両軸受リール。
  3. 第二の側壁部は、スプール側に位置する内側部材と、スプールとは反対側に位置する外側部材とを備え、
    サポート部材は、第二の側壁部に取り付けるための取付部を有し、該取付部は、サポート壁部から突出しており、
    取付部は、内側部材と外側部材との境界部から第二の側壁部の内部に入り込んでいる請求項2記載の両軸受リール。
  4. サポート部材は、互いに離間した第一の取付部と第二の取付部とを有し、スプールの軸線方向に沿ってサポート部材を見たとき、第一の取付部の突出方向と第二の取付部の突出方向とは互いに非平行である請求項3記載の両軸受リール。
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