JP2019180341A - 走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造 - Google Patents

走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造 Download PDF

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Abstract

【課題】リヤフェンダ上に、ポジションコントロールレバーと深さ自動レバーとを、レバー操作位置の視認性を高め誤視認操作を防ぐと共に、耕耘時の作業操作性を向上させることができる走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造を提供する。【解決手段】リヤフェンダ9上で、機体内方側にポジションコントロールレバー30を配置してポジションガイド溝33の前端にポジション制御を解除する解除レンジ33aを設ける一方、機体外方側に深さ自動レバー31を配置して深さ自動ガイド溝34の前端に深さ自動制御を解除する解除レンジ34aを設け、且つ各レバー30,31のポジションガイド溝33と深さ自動ガイド溝34の機体内方側に、それぞれのレバー操作位置を表示するポジション表示部35Pと深さ表示部35Fとを設けた構成にする。【選択図】図6

Description

本発明は、走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造に関する。
従来、略円弧状に成形されて左右の車輪(後輪)の内方及び上方を覆うリヤフェンダーと、両フェンダの間に設置される座席の側方に、各種の操作レバーを配設して各種走行作業を行うトラクタ(走行車両)は、一般に左フェンダ上に走行速度を変速操作する各種操作レバーを配置する一方で、右フェンダ上には耕耘装置等作業機の昇降高さを位置決め操作する動作を司るポジションコントロールレバーや、昇降動作の自動制御操作を司る例えばドラフトレバー等複数の作業機操作レバーが、前後揺動操作可能に左右並列状態で配置されている。(例えば、特許文献1)
上記特許文献1に示されるトラクタは、リヤフェンダ上に、ポジションコントロールレバーとドラフトレバーとを前後揺動可能に左右並列させて設けるにあたり、機体外方側にポジションコントロールレバーを配置し、機体内方側にドラフトレバーを配置し、両レバーの帯板状レバーアームを座席側が低くなるように取り付けた傾斜ガイド板の各ガイド溝に貫通させて前後方向操作自在に設け、且つ両レバーの表示ガイド部を下り傾斜によって形成されるガイド板の広い板面にポジション表示やドラフト表示等のマークを貼着することにより構成している。
特開平8−276762号公報
上記特許文献1に示されるトラクタは、前記両レバーをリヤフェンダ上に設けるに、レバーを通すレバーガイド板を内方下り傾斜させ、その傾斜板面にレッテル等のマークを貼付ける表示ガイド部にするため、マークを着座しているオペレータから見易くする利点がある。
然しながら、上記表示ガイド部はレバーの機体外方側にマークを敷設していることから、その操作位置部位の表示を見ようとするときレバーに邪魔されて見難くなること、及び2つのレバーが側面視でラップ状に操作される際には、レバーによって隠される箇所が増えため視認性が大きく損なわれる欠点がある。
そのためオペレータは、上体を側方に倒した覗き込みや、腰をかがめた不安定な覗き込み姿勢をとりながら隠れた表示を確認する等の煩雑な動作が求められる問題がある。
上記課題を解決するため本発明に係る、走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造は、後輪2を覆うリヤフェンダ9上に、作業機8の上下高さ位置を選択操作可能に配置されるポジションコントロールレバー30と、作業機8の深さ自動制御位置を選択操作する深さ自動レバー31とを前後揺動可能に左右並列させて設けるにあたり、
機体内方側にポジションコントロールレバー30を配置してポジションガイド溝33の前端にポジション制御を解除する解除レンジ33aを設ける一方、機体外方側に深さ自動レバー31を配置して深さ自動ガイド溝34の前端に深さ自動制御を解除する解除レンジ34aを設け、且つ各レバー30,31のポジションガイド溝33と深さ自動ガイド溝34の機体内方側に、それぞれのレバー操作位置を表示するポジション表示部35Pと深さ表示部35Fを設けたことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、リヤフェンダ上に、ポジションコントロールレバーと深さ自動レバーとを前後揺動可能に左右並列させて設けるにあたり、機体内方側にポジションコントロールレバーを配置してポジションガイド溝の前端にポジション制御を解除する解除レンジを設ける一方、機体外方側に深さ自動レバーを配置して深さ自動ガイド溝の前端に深さ自動制御を解除する解除レンジを設け、且つ各レバーのポジションガイド溝と深さ自動ガイド溝の機体内方側に、それぞれのレバー操作位置を表示するポジション表示部と深さ表示部を設けたことにより、
それぞれのレバーの機体内方側に各表示部が位置するため、オペレータは座席に座ったままの運転姿勢で操作位置の確認を覗き込むことなく容易且つ速やかに行うことができると共に、外側に位置する深さ自動レバーによる制御は、ポジションコントロールレバーがガイド前端の解除レンジにあるときでないと使用しないので、手前のポジションコントロールレバーが深さ自動レバーの操作位置を確認する際の邪魔になることがない。
またポジションコントロールレバーを操作する際には、深さ自動を切るべく深さ自動レバーは深さ自動ガイド溝の前端部に位置しているので、両レバーが深さ自動レバーの深さ表示部の幅スペースしか離れていなくても、互いの操作の邪魔にならず、またフェンダの内端からポジションコントロールレバーの表示スペース分だけ機体外方にポジションコントロールレバーが位置することとなり、後方へのレバー引き操作が行い易い。
またフェンダ上の限られたスペースを有効利用し両レバーを並列配置しながらレバー操作位置の視認性を高め誤視認操作を防止することができる等の特徴がある。
本発明を適用したトラクタの平面図である。 操縦部の要部構成を示す拡大平面図である。 左レバーガイドカバーと操作レバーの構成を示す前方斜視図である。 図3の左レバーガイドカバーの前方斜視図である。 図4の左レバーガイドカバーの断面形状を示し、(a)はそのA−A線断面図であり、(b)はB−B線断面図であり、(c)はC−C線断面図である。 右レバーガイドカバーの平面図である。 図6のA−A線断面図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す走行車両としてのトラクタAは、左右一対の前輪1と後輪2等の車輪によって支持される機体フレーム3と、該機体フレーム3の前側に設置されたエンジン(図示しない)の上面側をカバーするボンネット4と、その後方に配置される操縦部6とを備え、走行機体の後方に昇降リンク7を介して耕耘機等の作業機8を昇降可能に設置している。
図示例のトラクタAは、エンジン動力をメカニカルトランスミッション変速機構を介して走行変速をするMT仕様によって構成しており、その操縦部6には左右外側において、後輪2の前方から上方に至る範囲を円弧状に覆う左右で対をなす金属製のリアフェンダ(以下単にフェンダと言う)9を、在来のものと同様な構成によって機体フレーム3の両側から立設し、これにより後輪2の上方と内方を覆って座席10側と区画し、両者間に各種の操作レバーを後述するように配設している。
上記左右のフェンダ9の後部には、座席10の後方を下向きコ字状をなして囲う安全フレーム11を立設し、且つフェンダ9表面(上面側)適所には操縦部6への乗り降り時に把持するアシストバー12を設けている。
そして、円弧状をなす左右のフェンダ9の上面側には、後述する複数の操作レバーを各別に操作案内するレバーガイドカバー(15)としての、左レバーガイドカバー15Lと右レバーガイドカバー15Rとを配設している。
操縦部6は、オペレータが着座する座席10とその前方側に配置されるステアリングハンドル16と、座席10とステアリングハンドル16の間に敷設されるフロアステップ17と、座席10の前方下方側で図示しないトランスミッションケース部の上方を囲うように設置するステップ後部カバー17a等からなり、且つステアリングハンドル16の下方側の左右にクラッチペダル18とブレーキペダル18aとを配置している。
そして、座席10の左右側方には、前後又は左右方向に揺動操作される各種の操作レバーを所定位置に配置し、走行及び耕耘等の各作業を行い易くしている。
即ち、左側のフェンダ9と座席10の間には、走行速度を切換操作する主変速用の操作レバー(変速レバー)20と、作業機8等のPTO軸を回転変速する操作レバー(PTO変速レバー)21とを前後方向に離間して配設しながら、両者の内方側(座席側)に副変速レバー24を配設し、これらは共に左レバーガイドカバー15Lに後述する態様によってガイド操作自在に貫通してガイド操作される。
一方、右側のフェンダ9と座席10の間には、前記昇降リンク7を介して図示する耕耘作業部(作業機)8を昇降操作するように配置されるポジションコントロールレバー30と、作業機8の高さ(耕耘深さ等)の自動制御を行う高さ(深さ)自動レバー31とを、フェンダ9上に前後揺動可能に左右並列して設けるにあたり、2つのレバーは共に右レバーガイドカバー15Rに形成される表示ガイド部32を介して、後述する態様によってガイド操作自在に貫通して操作されるようにしている。
尚、上記各操作レバーの基本配置において、他の操作レバーである例えば、エンジンの回転数を操作するアクセルレバーや作業機等の追加キットを操作する追加キット用レバー等は、必要によりカバー適所に設けることができる。
次に、フェンダに設置されるレバーガイド構造を図2〜6を参照し説明する。
実施形態のレバーガイドカバー(15)は、前記左レバーガイドカバー15Lと右レバーガイドカバー15Rとからなり、在来のものと同様に合成樹脂成形によって製作され、左フェンダ9と右フェンダ9の円弧上面側に沿って凹入成形される取付面部9aに対して内嵌可能に製造される。
そして、左右のレバーガイドカバーは、ガイド本体面15aの裏側に成形される取付面を各取付面部9a内に位置決めセットすると共に、フェンダ9の内端(立壁面)に接当させ、外周側を複数のボルト9bによって着脱自在に取付固定される。(図3)
先ず、図3〜5を参照し左レバーガイドカバー15Lについて説明する。この左レバーガイド15Lは、2つの操作レバー20,21を貫通させて各別に操作案内する下側レバーガイド部22と上側レバーガイド部23とを、円弧状フェンダ9の上面部に略沿わせアール面を有するガイド本体面15aに対し、前後及び上下方向に離した配置構造にしている。そして、両レバーガイド部22,23の内方側には、下方に傾斜するガイド面25aを有する傾斜取付け面部15bを一体的に成形し、そのガイド面25aに副変速レバー24の前後方向操作を許容するI字状長孔のガイド溝25bを穿設し、副変速レバー24を貫通してガイド操作する副変速レバーガイド部25を構成している。
そして、下側レバーガイド部22は、そのガイド面22aにH字状のガイド溝22bを穿設し、挿入される変速レバー20を4位置変速操作自在にする。
上側レバーガイド部23は、そのガイド面23aにH字状のガイド溝23bを穿設し、挿入されるPTO変速レバー21を逆転位置を合わせ4位置変速操作自在にする。
また副変速レバーガイド部25は、そのガイド面25aに前後方向のI字状に穿設したガイド溝25bを介し副変速レバー24を高低変速操作自在にする。
上記構成において左レバーガイドカバー15Lは、そのガイド本体面15aの上面から、下側レバーガイド部22のガイド面22aと上側レバーガイド部23のガイド面23aとを上方に突出させた状態となし、側面視でガイド面22aとガイド面23aとをガイド本体面15aが有する全体曲率よりも小さくしたガイド面曲率をなすようにしている。
つまり、図示例の左レバーガイドカバー15Lは、側面視において下側レバーガイド部22と上側レバーガイド部23のガイド面が直線に近いアール面又は直線状の平坦面をなすように成形している。
これにより左レバーガイドカバー15Lは、フェンダ9の円弧部前方側できつい下り傾斜になるガイド本体面15aの下部側において、下側レバーガイド部22を小さいガイド面曲率で上方に向けて高く突出した設置態様にするため、オペレータが後方から前方に向けて大きくかがみ込んだかがみ込み姿勢をとることなく、着座姿勢のままで下側レバーガイド部22の下端側をも後方から容易に視認できるようにしている。
また操作面が平坦状に成形される両ガイド面22a,23aは、その表面にレッテル26の貼着或いはマーク塗布する等の操作表示手段の付設作業を行い易くすると共に、平坦状の接着により皺等の発生を抑制し視認し易くすることができる。(図6)
次に、図2,図6,図7を参照し本発明に係る右側レバーとそのレバーガイドカバー構造について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構成及び作用については同一符号を付して説明を省略する。
先ず、図示例のポジションコントロールレバー30と深さ自動レバー31とは、フェンダ9に設けられる表示ガイド部32の、左側(機体内方側)に位置するポジションガイド溝(内方ガイド溝)33と、右側(機体外方側)に位置する深さ自動ガイド溝34(外方ガイド溝)とに各貫通させて前後揺動可能に左右並列させて設けている。
これによる両レバー30,31は、側面視でのラップを後述するように避けながら操作位置の視認性の向上を図り、オペレータが不安定な覗き込み姿勢をとることなく視認操作性を向上させるようにしている。
即ち、ポジションコントロールレバー30を機体内方側で貫通させるポジションガイド溝33は、該ポジションガイド溝33の前側にポジション制御を解除する解除レンジ33aを設け、また深さ自動レバー31を機体外方側で貫通させる深さ自動ガイド溝34、該深さ自動ガイド溝34の前側にポジション制御を解除する解除レンジ34aを設けた構成にしている。
上記構成において表示ガイド部32は、ポジションガイド溝33の機体内方側に沿って、ポジションコントロールレベル位置を上げ側1レンジから下げ側5レンジに至る5段階を表示するポジション表示部35Pを敷設していると共に、深さ自動ガイド溝34の機体内方側に沿って、深さ自動コントロールレベル位置を浅い側1レンジから深い側5レンジに至る5段階を表示する深さ表示部35Fを敷設している。
尚、実施形態における表示部としてのポジション表示部35Pと深さ表示部35Fは、共に表示ガイド部32の平坦なガイド面32aの全面を覆うように貼着するプリントシール体からなるレッテル35として構成しているが、両者は各別なテープ形状をなす構成にして敷設してもよいものである。
次に、前記構成にすることができる右レバーガイドカバー構造について図6,図7を参照し具体的に説明する。この右レバーガイドカバー15Rは、円弧状フェンダ9の上面部に略沿わせる曲率のアール面によって形成されるガイド本体面15aに対し、前記ポジションレバー22と深さ自動レバー23との2つの操作レバーを貫通させて各別に操作案内する表示ガイド部32を、側面視においてガイド本体面15aのアール面から略同じ曲率又はやや小さな曲率によって、一段と高くなるガイド面高さHを形成する曲率によるアール面となしている。
これによる表示ガイド部32は、左右方向で直線状をなす平坦なガイド面32aになり、前後方向に長い方形状をなして突出するように形成される。
そして、表示ガイド部32は、そのガイド面幅の左右中途部に、ポジションコントロールレバー22を貫通して前後揺動操作可能にする幅と長さの前記ポジションガイド溝33と、深さ自動レバー23を貫通して前後揺動操作可能にする幅と長さの前記深さ自動ガイド溝34とを形成するに、該両溝は右レバーガイドカバー15Rに対し可及的外方側に開口位置するようにしている。
一方、ポジションコントロールレバー30と深さ自動レバー31は、座席14の下方側に設置されるトランスミッションケースとリンク機構を介して連なるレバー杆30a,31aを、右レバーガイドカバー15Rの下方空間スペースに向けて屈曲延長することにより、フェンダ9の内端からより外方に位置させたポジションガイド溝33と深さ自動ガイド溝34とに貫通させるようにしている。
これによる表示ガイド部32は、同図に示すように平坦なガイド面32aに対し、ポジションガイド溝33の機体内方側に沿って、ポジション表示部35Pが敷設されるポジション表示部ガイド32bの幅を可及的に広くして視認性を向上させると共に、深さ自動ガイド溝34の機体内方側に沿って、深さ表示部35Fが敷設される深さ表示部ガイド32cの幅も広くして視認性を向上させることができる。
またレッテル35は、ポジション表示部35Pと深さ表示部35Fとを左右にプリントした広幅で長い貼着面積の大きい方形状シールとして一体形成している。
従って、このレッテル35は、平坦なガイド面22aに対し上方から平面に沿って押圧しながら貼着でき、安定的且つ高能率な敷設作業を行い易くすると共に、貼着時の皺の発生を防いで視認性を高めることができる等の利点がある。
以上のように構成される右側両レバーとレバーガイド構造を備えるトラクタAは、ポジションコントロールレバー30と深さ自動レバー31とを前後揺動可能に左右並列させて設けるにあたり、機体内方側にポジションコントロールレバー30を配置してポジションガイド溝33の前端にポジション制御を解除する解除レンジ33aを設ける一方、機体外方側に深さ自動レバー31を配置して深さ自動ガイド溝34の前端に深さ自動制御を解除する解除レンジ34aを設け、且つ各レバー30,31のポジションガイド溝33と深さ自動ガイド溝34の機体内方側に、それぞれのレバー操作位置を表示するポジション表示部35Pと深さ表示部35Fとを設けたことにより、視認性を高めて不安定姿勢や誤認操作を防止しながら耕耘作業をスムーズに行うことができる。
即ち、オペレータが作業機8による耕耘作業を行う際に、圃場の条件並びに所望する耕耘深さに対応し、ポジション表示部35Pを視認しながらポジションコントロールレバー30を、前記上げ側1レンジから下げ側5レンジに至る5段階のポジションコントロールレベル位置を選択操作することにより、作業機8を適正作業高さに位置決めして耕耘作業を行う。
そして、所望深さの耕耘作業を行うとき、深さ自動レバー31を操作して深さ自動制御を行いたい場合には、先ずポジション表示部35Pを視認しつつポジションコントロールレバー30を速やかに解除レンジ33aに設定操作したのち、深さ表示部35Fを視認して前記浅い側1から深い側5に至る5段階の深さ自動コントロールレベル位置を選択操作することにより、作業機8を適正作業高さに位置を定めた深さ自動制御運転によって所定深さ制御による耕耘作業を行う。
このような耕耘作業を行うときオペレータは、それぞれのレバー30,31の機体内方側に各表示部35P,35Fが位置するため、座席14に座ったままの運転姿勢で各操作位置の確認を容易且つ速やかに行うことができる。
そして、外側に位置する深さ自動レバー31の操作による制御耕耘作業は、ポジションコントロールレバー30がガイド前端の解除レンジ33aにある状態にして使用するものであるため、深さ自動レバー31を深さ自動コントロールレベル位置の何れに選択操作しても、手前に配置されているポジションコントロールレバー30とのラップが回避され、ポジションコントロールレバー30に邪魔されることなく深さ表示部35Fの視認性を高めることができる。
また深さ自動レバー31の操作位置を確認する際に、手前のポジションコントロールレバー30が邪魔になることがないので、オペレータは従来のもののように不安定な覗き込み姿勢をとることなく、視線を向けるだけで速やか且つ正確に視認することができるため、深さ自動レバー31のレバー操作位置の視認性が高まり誤視認操作を防ぐことができ耕耘時の作業操作性を向上させることができる。
またポジションコントロールレバー30を操作する際には、深さ自動を切るべく深さ自動レバー31は深さ自動ガイド溝34の前端部に位置しているので、両レバー30,31が深さ自動レバー31の深さ表示部35Fの幅スペースしか離れていなくても、互いの操作の邪魔にならず、またフェンダ9の内端からポジションコントロールレバー30の表示スペース分だけ機体外方にポジションコントロールレバー30が位置することとなるため、後方へのレバー引き操作を速やか且つ簡単に行うことができる。
そして、ポジションコントロールレバー30がガイド前端の解除レンジ33aにあるときに使用される深さ自動レバー31を、フェンダ9上の限られたスペースを有効利用して、ポジションコントロールレバー30の外側に左右並列に配置するため、纏まりよく使用し易いレバーガイド構造を簡潔で安価な構成にすることができる等の特徴がある。
尚、前記表示ガイド部32は、その平坦なガイド面32aを水平状に限ることなく図6に点線で示すように、機体外方側を高くし内方側を低くした下り傾斜面にしてもよい。
また例えば、左レバーガイドカバー15Lを取付けることなく、フェンダ9にポジションガイド溝33と深さ自動ガイド溝34を形成する場合には、レッテル等の表示部35はフェンダ9の上面側対応箇所に直接的に敷設することができる。
A トラクタ(走行車両)
2 後輪(車輪)
8 作業機
9 フェンダ(リヤフェンダ)
15R 右レバーガイドカバー
15a ガイド本体面
30 ポジションコントロールレバー
31 深さ自動レバー
32 表示ガイド部
33 ポジションガイド溝
33a 解除レンジ
34 深さ自動ガイド溝
34a 解除レンジ
35P ポジション表示部
35F 深さ表示部

Claims (1)

  1. 後輪(2)を覆うリヤフェンダ(9)上に、作業機(8)の上下高さ位置を選択操作可能に配置されるポジションコントロールレバー(30)と、作業機(8)の深さ自動制御位置を選択操作する深さ自動レバー(31)とを前後揺動可能に左右並列させて設けるにあたり、
    機体内方側にポジションコントロールレバー(30)を配置してポジションガイド溝(33)の前端にポジション制御を解除する解除レンジ(33a)を設ける一方、機体外方側に深さ自動レバー(31)を配置して深さ自動ガイド溝(34)の前端に深さ自動制御を解除する解除レンジ(34a)を設け、且つ各レバー(30),(31)のポジションガイド溝(33)と深さ自動ガイド溝(34)の機体内方側に、それぞれのレバー操作位置を表示するポジション表示部(35P)と深さ表示部(35F)を設けたことを特徴とする走行車両におけるリヤフェンダのレバーガイド構造。
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