JP2019180049A - 画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶部を有効に利用しつつ、ジョブの再実行の自由度を担保できる、画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】ョブに係る画像データが入力されると、その入力された画像データである元データ(入力データ)がRAM23に記憶される。そして、元データが中間データに加工され、その中間データがRAM23に記憶される。また、中間データからジョブの実行によって出力される出力データに加工され、その出力データがRAM23に記憶される。ジョブの実行が終了すると、RAM23から中間データおよび出力データが消去される。また、ジョブの終了後にデータ保持時間T1が経過すると、元データが中間データまたは出力データに加工される。そして、中間データまたは出力データがRAM23に記憶されて、RAM23から元データが消去される。【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラムに関する。
画像処理装置の一例として、プリント機能、スキャン機能およびファックス機能を有するMFP(Multi-Function Peripheral)が知られている。プリント機能は、プリント用紙などのシートに画像データに係る画像を印刷する機能である。スキャン機能は、原稿から画像を読み取って画像データを生成する機能である。ファックス機能は、画像データを公衆電話回線などを介して送受信する機能である。また、MFPには、外部装置との間で画像データをLAN(Local Area Network)経由で通信する通信部を備え、スキャナ機能によって読み取られた画像データをインターネット上のサーバにアップロードするスキャンアップロード機能を有している機種もある。
特開2004−7483号公報
たとえば、プリント機能を使用するプリントジョブの実行後に、プリントジョブの設定を変えての再実行、または、プリントジョブのそのままの設定での再実行をユーザが所望する場合がある。プリントジョブの実行後もプリントジョブのデータを記憶部に残しておけば、そのプリントジョブを再実行することができる。
しかしながら、記憶部の容量には制限があるので、複数のジョブのデータが記憶部に単純に蓄積されると、記憶部の空き容量が枯渇し、ユーザが所望するジョブの再実行が不可能になる。
本発明の目的は、記憶部を有効に利用しつつ、ジョブの再実行の自由度を担保できる、画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像処理装置は、ジョブに係る設定を受け付ける受付部と、ジョブを実行する実行部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、ジョブに係る画像データを記憶部に記憶し、受付部に受け付けられた設定に応じて、記憶部に記憶されている画像データを第1加工データに加工し、第1加工データを記憶部に記憶し、第1加工データを用いてジョブを実行部に実行させ、実行部によるジョブの実行が終了した後、記憶部から第1加工データを消去し、実行部によるジョブの実行が終了した後の所定期間、記憶部に画像データが記憶された状態を保持し、所定期間の経過後、受付部に受け付けられた設定に応じて画像データを第2加工データに加工し、第2加工データを記憶部に記憶し、第2加工データを記憶部に記憶した後に、記憶部から画像データを消去する。
この構成によれば、ジョブに係る画像データが記憶部に記憶される。画像データが受付部に受け付けられた設定に応じて第1加工データに加工され、その第1加工データが記憶部に記憶される。この時点では、画像データおよび第1加工データの両方が記憶部に保持されている。その後、第1加工データを用いるジョブの実行が終了すると、記憶部から第1加工データが消去される。これにより、記憶部の空き容量を増やすことができる。そして、ジョブの実行が終了した後の所定期間、記憶部に画像データが保持された状態が維持される。そのため、所定期間内であれば、ユーザがジョブに係る設定を変更して、その変更後の設定に応じて加工された画像データを用いるジョブを実行することができる。これにより、ジョブの再実行の自由度を担保することができる。
所定期間が経過すると、画像データが受付部に受け付けられた設定に応じて第2加工データに加工され、第2加工データが記憶部に記憶され、記憶部から画像データが消去される。これにより、第2加工データを用いるジョブの実行の機会を確保できながら、記憶部の空き容量をさらに増やすことができる。
よって、記憶部を有効に利用しつつ、ジョブの再実行の自由度を担保することができる。
第1加工データと第2加工データは、同一のデータあってもよいし、多少異なるデータであってもよい。異なるとは、例えば、解像度や画像サイズの数パーセントの異なり、等を指す。
また、本発明は、画像処理装置の形態で実現できるだけでなく、たとえば、画像処理装置で実行される画像データ処理方法、および画像処理装置で実行されるプログラムの形態で実現することもできる。
本発明によれば、記憶部を有効に利用しつつ、ジョブの再実行の自由度を担保することができる。
本発明の一実施形態に係る複合機の電気的構成を示すブロック図である。 ジョブ並行処理の流れを示すフローチャートである。 データ保持時間が初期値に加算時間を加算した時間に設定される条件と各条件に応じた加算時間の例を示す図である。 データ保持処理の流れを示すフローチャートである。 データ保持状態の遷移を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<電気的構成>
図1に示される複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)1は、プリント機能、スキャン機能およびファックス機能など、複数の機能を有する電子機器である。プリント機能(画像形成機能)は、画像データに係る画像をプリント用紙などのシートに印刷する機能である。スキャン機能(画像読取機能)は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する機能である。ファックス機能は、画像データを公衆電話回線などを介して送受信する機能である。
複合機1(画像処理装置の一例)は、スキャン機能のための読取部11(実行部の一例)と、プリント機能のための印刷部12(実行部の一例)とを備えている。
読取部11による画像読取の方式は、シートを搬送しつつそのシートの画像を読み取るADF(Auto Document Feeder)方式であってもよいし、コンタクトガラス上に載置されたシートの画像を読み取るFB(Flat Bed)方式であってもよい。
印刷部12による印刷の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。また、シートに形成される画像は、カラー画像であってもよいし、モノクロ画像であってもよい。
また、複合機1は、操作パネル13を備えている。操作パネル13には、操作部14および表示部15が設けられている。
操作部14(受付部の一例)は、操作キー(たとえば、スタートキー、戻るキー)を備えている。操作キーが操作されると、その操作が操作部14に受け付けられて、その操作の内容に応じた信号(データ)が操作パネル13から出力される。
表示部15は、たとえば、液晶ディスプレイからなる。
なお、操作部14および表示部15は、タッチパネルを構成していてもよい。タッチパネルを構成する表示部15には、各種の情報や操作ボタンなどの画像が表示される。ユーザが表示部15に表示される操作ボタンを押操作(タッチ操作)することにより、その操作が操作部14に受け付けられて、その操作の内容に応じた信号(データ)が操作パネル13から出力される。以下では、操作部14および表示部15がタッチパネルを構成する場合を取り上げる。
また、複合機1は、LANインタフェース(I/F)16、FAXインタフェース(I/F)17および制御部18を備えている。
LANインタフェース16(受付部の一例)は、LAN2との接続のためのインタフェースである。
FAXインタフェース17(ファックス通信部の一例)は、ファックス通信に使用される公衆電話回線との接続のためのインタフェースであり、NCU(Network Control Unit)を内蔵したモデムなどを備えている。
制御部18は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)21、ROM(Read Only Memory)22およびRAM(Random Access Memory)23を備えている。
ASIC21には、ROM22およびRAM23以外に、読取部11、印刷部12、操作部14、表示部15、LANインタフェース16およびFAXインタフェース17が接続されている。
ASIC21は、CPU24(制御部の一例)を内蔵している。ASIC21には、操作パネル13から出力される信号などが入力される。CPU24は、ASIC21に入力される信号などに基づいて、ROM22に記憶されているプログラムを実行することにより、読取部11、印刷部12、操作部14、表示部15、LANインタフェース16およびFAXインタフェース17を含む各部を制御する。
ROM22は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリからなる。ROM22には、CPU24によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM23(記憶部の一例)は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU24がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
<ジョブ並行処理>
複合機1では、画像データを互いに異なる機能による複数のジョブに使用される場合がある。たとえば、画像データがプリント機能によるプリントジョブおよびファックス機能によるファックスジョブの両方に使用される場合がある。この場合、ASIC21のCPU24は、図2に示されるジョブ並行処理を実行する。
ジョブ並行処理では、CPU24は、たとえば、読取部11を制御して、スキャン機能により原稿の画像を読み取るスキャンジョブを実行する。スキャンジョブの実行により、読取部11で画像データが生成され、CPU24は、読取部11から画像データの入力を受ける(S11)。これに応じて、CPU24は、その入力された画像データを元データとしてRAM23に記憶する。これにより、RAM23には、元データが保持された状態となる。
次いで、CPU24は、ASIC21に含まれる画像処理回路25(図1参照)を制御して、元データから中間データを生成し(S12)、中間データをRAM23に記憶する。中間データは、各ジョブに係る設定に応じた加工であって、複数のジョブでそれぞれ出力される出力データを生成するうえで共通する加工を元データに施して得られるデータである。中間データの一例として、元データで2ページにわたる画像を1ページに集約した「2in1」画像のデータが挙げられる。また、それ以外にも、中間データとしては、元データで4ページにわたる画像を1ページに集約した「4in1」画像のデータ、元データに対して解像度を落とす加工が施されたデータ、元データに対して縮小する加工が施されたデータ、カラーの元データに対してモノクロ変換加工が施されたデータなどを挙げることができる。ジョブに係る設定は、操作部14の操作により行われてもよいし、画像データが外部端末からLANインタフェース16を介して入力される場合には、その外部端末での操作により行われてもよい。また、以下では、画像データ処理が画像処理回路25によって行われる場合を例にとるが、CPU24が実行するプログラム処理により、画像データ処理の一部が実行されてもよい。
その後、CPU24は、第1ジョブに係る設定に従って、画像処理回路25を制御して、中間データを第1ジョブ用の出力データに加工する(S13)。そして、CPU24は、第1ジョブを実行し、第1ジョブ用の出力データを出力する(S14)。たとえば、中間データである「2in1」画像のデータを所定の第1圧縮方式で圧縮し、その圧縮により生成される出力データをプリントジョブの実行によりシートに出力する。第1圧縮方式は、たとえば、Mode9圧縮方式である。Mode9圧縮方式は、ランレングス圧縮方式と、画像の幅方向の1ラインのデータが前のラインのデータと同じであるか否かに応じて圧縮を行う前ライン比較圧縮方式とを組み合わせた方式である。
また、CPU24は、第1ジョブ用の出力データへの加工と並行して、第2ジョブに係る設定に従って、中間データを第2ジョブ用の出力データに加工する(S15)。そして、CPU24は、第2ジョブを実行し、第2ジョブ用の出力データを出力する(S16)。たとえば、中間データである「2in1」画像のデータを所定の第2圧縮方式で圧縮し、その圧縮により生成される出力データをファックスジョブの実行によりFAXインタフェース17から相手先のファックス端末に送信する。第2圧縮方式は、たとえば、MH(Modified Huffman)圧縮方式である。
なお、中間データを第1ジョブ用の出力データに加工する処理(処理1)と、中間データを第2ジョブ用の出力データに加工する処理(処理2)とは、並行して実行される。「処理1と処理2とを並行して実行」の概念には、次の(1)または(2)の少なくとも一方が含まれる。
(1)処理1を実行する処理回路1と、処理2を実行する処理回路2とがそれぞれ独立して別々に設けられ、処理1と処理2がそれぞれの回路により同時に実行される。処理回路は、専用の画像処理回路及びCPU等を指す。
(2)共通の処理回路を用いて、処理1と処理2とが交互に少しずつ実行される。
CPU24は、第1ジョブおよび第2ジョブの両方が終了したと判断した場合(S17:YES)、第1ジョブ用の出力データのサイズ(データ容量)と第2ジョブ用の出力データのサイズとを合計し、その合計データサイズと中間データのサイズとを比較する(S18)。そして、CPU24は、その比較の結果をRAM23に記憶する。
その後、CPU24は、RAM23から中間データ、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データを消去する(S19,S20)。元データは、RAM23に残されて引き続き保持される。そして、CPU24は、データ保持時間T1をタイマにセットして(S21)、第1ジョブおよび第2ジョブの両方が終了した後の経過時間の計測を開始する。
データ保持時間T1の初期値は、たとえば、5分に設定されている。データ保持時間T1には、加算条件が設けられており、加算条件が満たされるとその加算条件に応じた加算時間がデータ保持時間T1の初期値に加算される。
たとえば、図3に示されるように、RAM23の空き容量が所定量以上であるという加算条件には、30分間の加算時間が設定されている。第1ジョブまたは第2ジョブがファックスジョブであり、FAXインタフェース17にFAX受信した画像データ(元データ)をシートに印刷するという加算条件には、1時間の加算時間が設定されている。ジョブが意図通りに実行されないという加算条件には、30分間の加算時間が設定されている。ジョブが意図通りに実行されない場合とは、たとえば、シートサイズエラーなどでプリントジョブの実行が中断されない自動継続モードが設定されているため、プリントジョブで設定されているシートのサイズと異なるサイズのシートがシート供給元のトレイに収納されていても、その設定と異なるサイズのシートに画像が印刷された場合である。トナー延長モードが設定されているという加算条件には、1日間の加算時間が設定されている。トナー延長モードは、印刷部12による印刷の方式が電子写真方式である構成の複合機1に設けられるモードであり、印刷部12におけるトナーの残量が所定のローレベルまで低下しても、その残り少ないトナーを使い切るモードである。トナー延長モードでは、トナーの残量が少ないためにシートに印刷される画像が薄くかすれる場合がある。
<データ保持処理>
データ保持時間T1のセット後、ASIC21のCPU24は、図4に示されるデータ保持処理を一定の周期で実行する。
データ保持処理では、CPU24は、元データがRAM23に保持されているか否かを判断する(S31)。前述したように、第1ジョブおよび第2ジョブが終了して、RAM23から中間データ、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データが消去された直後は、RAM23には、元データが保持されている。ここで、本発明において、「データを消去」とは、そのデータによる記憶部(RAM23)の使用状態を解除し、そのデータに他のデータを上書きできる状態とすることを指す。
CPU24は、元データがRAM23に保持されていると判断した場合(S31:YES)、第1ジョブおよび第2ジョブの両方が終了してからデータ保持時間T1が経過したか否か、つまりデータ保持時間T1をセットしたタイマがタイムアップしたか否かを判断する(S32)。CPU24は、データ保持時間T1が経過していないと判断した場合(S32:NO)、データ保持処理を終了する。その終了したデータ保持処理の開始時から一定時間(1周期)が経過すると、CPU24は、データ保持処理を新たに実行する。
CPU24は、第1ジョブおよび第2ジョブの両方が終了してからデータ保持時間T1が経過したと判断した場合(S32:YES)、ジョブ並行処理で実行したデータサイズ比較の結果をRAM23から読み出す。そして、そのデータサイズ比較の結果から、CPU24は、中間データが合計データサイズ(第1ジョブ用の出力データのサイズと第2ジョブ用の出力データのサイズとの合計)以下であるか否かを判断する(S33)。
CPU24は、中間データが合計データサイズ以下であると判断した場合(S33:YES)、ジョブ並行処理での元データから中間データへの加工と同じ加工内容で、RAM23に保持されている元データを中間データに加工する(S34)。そして、CPU24は、RAM23から元データを消去し(S35)、RAM23に中間データを記憶する。これにより、中間データがRAM23に保持された状態となる(S36)。
一方、CPU24は、中間データが合計データサイズよりも大きいと判断した場合(S33:NO)、ジョブ並行処理での元データから第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データへの加工と同じ加工内容で、RAM23に保持されている元データを中間データを経て第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データに加工する(S37)。そして、CPU24は、RAM23から元データを消去し(S38)、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データをRAM23に記憶する。これにより、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データがRAM23に保持された状態となる(S39)。
その後、新たに実行されるデータ保持処理では、CPU24は、元データがRAM23に保持されていないと判断する(S31:NO)。そして、CPU24は、中間データがRAM23に保持されているか否かを判断する(S40)。
CPU24は、中間データがRAM23に保持されていると判断した場合(S40:YES)、中間データをRAM23に記憶してから所定時間T2が経過したか否かを判断する(S41)。CPU24は、所定時間T2が経過していないと判断した場合(S41:NO)、中間データがRAM23に保持されたまま、データ保持処理を終了する。そして、その終了したデータ保持処理の開始時から一定時間(1周期)が経過すると、CPU24は、データ保持処理を新たに実行する。
CPU24は、中間データがRAM23に記憶されてから所定時間T2が経過したと判断した場合(S41:YES)、ジョブ並行処理での中間データから第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データへの加工と同じ加工内容で、RAM23に保持されている中間データを第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データに加工する(S37)。そして、CPU24は、RAM23から中間データを消去し(S38)、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データをRAM23に記憶する。これにより、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データがRAM23に保持された状態となる(S39)。
その後、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データがRAM23に保持されている状態では、新たに実行されるデータ保持処理において、CPU24は、元データも中間データもRAM23に保持されていないと判断する(S31:NO、S40:NO)。そして、CPU24は、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データがRAM23に記憶されてから所定時間T3が経過したか否かを判断し(S42)、所定時間T3が経過したと判断した場合(S42:YES)、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データをRAM23から消去して(S43)、データ保持処理を終了する。この後は、新たな元データがRAM23に保持された状態になるまで、データ保持処理は実行されない。
なお、第1ジョブ用の出力データおよび第2ジョブ用の出力データの消去前に、CPU24は、第1ジョブ用の出力データに係るサムネイル画像および第2ジョブ用の出力データに係るサムネイル画像の各データを生成して、その各データをRAM23に記憶してもよい。そうすることにより、第1ジョブ用の出力データに係るサムネイル画像および第2ジョブ用の出力データに係るサムネイル画像が表示部15に表示可能となり、ユーザがジョブ履歴を確認することが可能となる。
<作用効果>
以上のように、ジョブに係る画像データが入力されると、その入力された画像データである元データ(入力データ)がRAM23に記憶される。そして、元データが中間データに加工され、その中間データがRAM23に記憶される。また、中間データからジョブの実行によって出力される出力データに加工され、その出力データがRAM23に記憶される。この時点では、元データ、中間データおよび出力データがRAM23に保持されている。その後、出力データを用いるジョブの実行が終了すると、RAM23から中間データおよび出力データが消去される。これにより、RAM23の空き容量を増やすことができる。そして、ジョブの実行が終了した後のデータ保持時間T1が経過するまでの期間、RAM23に元データが保持された状態が維持される。そのため、そのデータ保持時間T1内であれば、ユーザがジョブに係る設定を変更して、その変更後の設定に応じて加工された画像データを用いるジョブを実行することができる。これにより、ジョブの再実行の自由度を担保することができる。
データ保持時間T1が経過すると、元データが中間データまたは出力データに加工される。図5に示されるように、中間データのサイズが出力データのサイズ(複数のジョブが並行して実行された場合には、各ジョブ用の出力データのサイズの合計)以下である場合には、元データが中間データに加工される。一方、中間データのサイズが出力データのサイズよりも大きい場合には、元データが出力データに加工される。そして、中間データまたは出力データがRAM23に記憶されて、RAM23から元データが消去される。これにより、中間データまたは出力データがRAM23に保持された状態となり、中間データまたは出力データを用いるジョブの実行の機会を確保できながら、RAM23の空き容量をさらに増やすことができる。
また、元データが中間データに加工されて、元データに代えて中間データがRAM23に記憶された場合に、その記憶から所定時間T2が経過すると、図5に示されるように、中間データが出力データに加工されて、出力データがRAM23に記憶され、中間データがRAM23から消去される。
また、データ保持時間T1がタイマにセットされる際に、RAM23の空き容量が所定量以上である場合には、データ保持時間T1が初期値に加算時間を加算した時間に設定される。RAM23の空き容量に余裕がある場合には、元データがRAM23に長時間保持されるので、ユーザがジョブに係る設定を変更してジョブを再実行可能な期間を増やすことができる。
FAXインタフェース17にFAX受信した元データをシートに印刷するというファックスジョブが実行された場合にも、データ保持時間T1が初期値に加算時間を加算した時間に設定される。その場合、元データは、複合機1のユーザ以外の他人が所有する画像データであり、複合機1のユーザが所有していないので、RAM23に長時間保持されることが好ましい。
また、ジョブが意図通りに実行されなかった場合には、ユーザがジョブを再実行する可能性が高い。トナー延長モードでは、トナーの残量が少ないためにシートに印刷される画像が薄くかすれる場合があり、ユーザがジョブを再実行する可能性が高い。したがって、ジョブが意図通りに実行されなかった場合やトナー延長モードが設定されている場合には、元データが長時間保持されるよう、データ保持時間T1が初期値に加算時間を加算した時間に設定されることが好ましい。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、第1ジョブおよび第2ジョブが並行して実行される場合を取り上げたが、単一のジョブが実行される場合にも、前述のジョブ並行処理およびデータ保持処理と同様の処理が実行されるとよい。また、3つ以上のジョブが並行して実行されてもよい。
CPU24が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC21が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
本発明は、複合機1に限らず、プリント機能を有するプリンタやスキャン機能を有するスキャナなどの画像処理装置に適用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:複合機
11:読取部
12:印刷部
14:操作部
16:LANインタフェース
17:FAXインタフェース
23:RAM
24:CPU

Claims (7)

  1. ジョブに係る設定を受け付ける受付部と、
    前記ジョブを実行する実行部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ジョブに係る画像データを前記記憶部に記憶し、
    前記受付部に受け付けられた設定に応じて、前記記憶部に記憶されている前記画像データを第1加工データに加工し、
    前記第1加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第1加工データを用いて前記ジョブを前記実行部に実行させ、
    前記実行部による前記ジョブの実行が終了した後、前記記憶部から前記第1加工データを消去し、
    前記実行部による前記ジョブの実行が終了した後の所定期間、前記記憶部に前記画像データが記憶された状態を保持し、
    前記所定期間の経過後、前記受付部に受け付けられた設定に応じて前記画像データを第2加工データに加工し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶した後に、前記記憶部から前記画像データを消去する、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、前記記憶部の空き容量が所定量以上であるという条件が成立する場合、前記条件が成立しない場合よりも前記所定期間を長い期間に設定する、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記実行部は、ファックス通信により画像データを送受信するファックス通信部を含み、
    前記制御部は、前記ファックス通信部によるファックスジョブの実行が終了した場合、ファックスジョブ以外のジョブが終了した場合よりも前記所定期間を長い期間に設定する、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、前記実行部による前記ジョブの実行が成功したか否かに応じて前記所定期間の長短を変更する、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1加工データと前記第2加工データは、同一のデータである、画像処理装置。
  6. ジョブに係る設定を受け付ける受付部と、
    前記ジョブを実行する実行部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備える画像処理装置において、前記制御部によって実行される画像データ処理方法であって、
    前記ジョブに係る画像データを前記記憶部に記憶し、
    前記受付部に受け付けられた設定に応じて、前記記憶部に記憶されている前記画像データを第1加工データに加工し、
    前記第1加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第1加工データを用いて前記ジョブを前記実行部に実行させ、
    前記実行部によるジョブの実行が終了した後、前記記憶部から前記第1加工データを消去し、
    前記実行部によるジョブの実行が終了した後の所定期間、前記記憶部に前記画像データが記憶された状態を保持し、
    前記所定期間の経過後、前記受付部に受け付けられた設定に応じて前記画像データを第2加工データに加工し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶した後に、前記記憶部から前記画像データを消去する、画像データ処理方法。
  7. ジョブに係る設定を受け付ける受付部と、
    前記ジョブを実行する実行部と、
    記憶部と、を備える画像処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記ジョブに係る画像データを前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶されている前記画像データを前記受付部に受け付けられた設定に応じて、第1加工データに加工し、
    前記第1加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第1加工データを用いるジョブを前記実行部に実行させ、
    前記実行部による前記ジョブの実行が終了した後、前記記憶部から前記第1加工データを消去し、
    前記実行部による前記ジョブの実行が終了した後の所定期間、前記記憶部に前記画像データが記憶された状態を保持し、
    前記所定期間の経過後、前記受付部に受け付けられた設定に応じて前記画像データを第2加工データに加工し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶し、
    前記第2加工データを前記記憶部に記憶した後に、前記記憶部から前記画像データを消去するよう動作させる、プログラム。
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