JP2002014796A - プリントシステム、サービス側システム、データサーバ、マスタサーバ、プリンタクライアント及びプリンタ - Google Patents

プリントシステム、サービス側システム、データサーバ、マスタサーバ、プリンタクライアント及びプリンタ

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JP2002014796A
JP2002014796A JP2000328934A JP2000328934A JP2002014796A JP 2002014796 A JP2002014796 A JP 2002014796A JP 2000328934 A JP2000328934 A JP 2000328934A JP 2000328934 A JP2000328934 A JP 2000328934A JP 2002014796 A JP2002014796 A JP 2002014796A
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printing
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JP2000328934A
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Toru Kobayashi
徹 小林
Noriyuki Yanagimachi
則之 柳町
Masayuki Inai
正行 井内
Toshihiko Nakazawa
利彦 中沢
Hirohiko Yamazaki
博彦 山崎
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作物等の画像及び/又は文字を表すデータ
を用いた不正な複製、またはプリントを防止するのに有
効なプリントシステムを提供することを目的とし、更に
ユーザが電子出版による出版物を入手し得た場合の対価
として課金処理を可能にするプリントシステムの提供を
目的とする。 【解決手段】 サービス側システムからデータをダウン
ロードし、前記データに基づいてプリンタクライアント
で印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記プリ
ンタクライアントがサービス側システムにアクセスして
データ位置を取得し、取得したデータ位置に基づいてサ
ービス側システムからデータをダウンロードし、ダウン
ロードしたデータに基づいて印刷をし、印刷結果をサー
ビス側システムに通知することを特徴とするプリントシ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してプリンタが要求するデータをプリンタに送信して印
刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像や文書は、画像及び/又は文
字を表すデータの様に電子化される機会が増えている。
そして、このような画像及び/又は文字を表すデータと
することにより、ユーザーはプリント装置を用いて自由
にプリントアウトが可能である。
【0003】一方で、著作物も電子化されてきており、
便利な反面、無断複製等の問題が生じてきている。これ
を解消するため、画像及び/又は文字を表すデータを暗
号化して提供することで不正な複製を防止する、また、
画像及び/又は文字を表すデータの複製を行う場合は、
複製する毎に課金処理を行う等の対処が行われている。
【0004】ここで、電子出版の一形態として、インタ
ーネットに接続されたサーバから書籍などに係るデジタ
ルデータをダウンロード、しかる後印刷せしめてユーザ
に出版物を提供したいとの要望がある。ところが書籍な
どに係るデジタルデータの提供者は、無制限に複製が可
能であることを懸念し、著作権使用料の収入が期待でき
る書籍などに係るデジタルデータの提供を控える傾向に
ある。なお、書籍などに係るデジタルデータとは、文学
作品、学術論文、辞書辞典、雑誌その他の著述物であ
り、写真や絵が含まれる場合がある。また、写真集、画
集、地図帳のごとく著述が主体でない場合も書籍などに
係るデジタルデータに含まれる。
【0005】特開平7−239828号公報には、著作
権サーバで認証したユーザのみに復号可能な暗号化を文
書サーバで施して文書をユーザに対応する印刷エージェ
ントへ転送し、各エージェントが復号化して印刷する技
術が記載されている。
【0006】同公報には、この技術によれば、電子出版
において不正コピーが防止できると記載されている。
【0007】特開平6−103286号公報には、ユー
ザがモデムを介してブックの複製物を伝送するコマンド
を入力すると著作権使用料支払いプログラムが複製コマ
ンドをインターセプトして複製動作を中断させ、著作権
使用料支払いプログラムがブックテキスト又はブックに
付随するファイルに格納された著作権使用料支払い情報
をユーザに提示する技術が記載されている。
【0008】同公報には、この技術によれば、読者がソ
フトコピーブックの一部又は全てを複製するときに、著
作権使用料の支払いを読者に強要する手段を設けること
により、著作者及び出版社はその著作物における著作権
を簡易且つ確実に保護することができると記載されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の技術によって無
制限な複写を許さず、著作権使用料が得られるかもしれ
ないが、いずれの公報にもユーザが操作するプリンタク
ライアントによりデジタルデータは入手できたものの電
子出版による出版物を入手できないままに著作権使用料
を徴収してしまう可能性は全く問題視しておらず、従っ
て解決する技術も開示されていない。著作権使用料を徴
収されながら出版物が得られないのでは、ユーザ側は倫
理的乃至法的な問題としてとらえざる得ないであろう。
【0010】従って、本発明はユーザが電子出版による
出版物を入手し得た場合の対価として課金処理を可能に
するプリントシステムの提供を目的とする。
【0011】また、プリンタクライアントの性能やユー
ザの選択した印刷仕様を無視してデジタルデータの送受
信を実行すると、印刷失敗の可能性や遅延、プリンタク
ライアントの処理負荷が高まる可能性があることについ
ては言及されていない。
【0012】従って、本発明はプリンタクライアントの
性能やユーザの選択した印刷仕様に応じても印刷失敗の
可能性や遅延、プリンタクライアントの処理負荷が高ま
ることを防止するプリントシステムの提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、以下の
構成により解決される。
【0014】本発明の課題は請求項1に記載のプリント
システムにより解決できる。即ち請求項1に記載のプリ
ントシステムは、印刷を実行する印刷手段と印刷結果を
出力する印刷結果出力手段とを具備するプリンタと、当
該印刷結果に基づいて課金処理を行う課金手段とを有す
ることを特徴とする。
【0015】請求項1に記載のプリントシステムによれ
ば、印刷結果が出力されるので、課金すべきかいなかは
実際の印刷結果に基づき判断することが可能となった。
【0016】本発明の課題は請求項4に記載のプリント
システムにより解決できる。即ち請求項4に記載のプリ
ントシステムは、画像及び/又は文字を表すデータを記
憶しているデータベースを含むサービス側システムと、
前記データの送信を要求するデータ要求信号を送信する
送信手段と、印刷を実行する印刷手段及び印刷結果を出
力する印刷結果出力手段とを具備するプリンタとを有
し、前記データ要求信号が送信されることにより、前記
データ要求信号に対応した前記データベース内のデータ
が前記サービス側システムから前記プリンタへ送信さ
れ、前記プリンタは、受信した前記データに基づいて印
刷を実行すると共に前記印刷結果を前記サービス側シス
テムに送信することを特徴とする。
【0017】請求項4に記載のプリントシステムによれ
ば、印刷結果がサービス側システムに送信されるので、
サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷結果
に基づき判断することが可能となった。
【0018】本発明の課題は請求項16に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項16に記載の
プリントシステムは、情報を蓄えるデータベースを備え
たサービス側システムと前記情報を印刷する記録システ
ムとを有するプリントシステムにおいて、前記サービス
側システムは、前記情報を暗号化する手段と、前記記録
システムと通信を行う手段と、前記記録システム及び/
又は使用者をを認証する手段とを備え、前記記録システ
ムは、前記サービス側システムと通信を行う手段と、前
記記録システム自ら及び/又は使用者をサービス側シス
テムに対して認証させる手段と、印刷を行うプリンタ
と、印刷結果を出力する印刷結果出力手段とを備え、前
記プリンタは、前記サービス側システムで暗号化され送
られてきたデータを復号化する暗号復号化手段を有し、
前記記録システムは、前記印刷結果出力手段により印刷
結果を前記サービス側システムに送信することを特徴と
する。
【0019】請求項16に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果がサービス側システムに送信されるの
で、サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷
結果に基づき判断することが可能となった。
【0020】また、サービス側システムで情報の暗号化
を施し、記録システム及び/又は使用者をサービス側シ
ステムに認証させるとともにプリンタで暗号化された情
報を復号化して印刷を実行するから、情報の不正なコピ
ーや第三者によるいわゆるなりすましの防止も可能とな
った。
【0021】本発明の課題は請求項22に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項22に記載の
プリントシステムは、サービス側システムからデータを
ダウンロードし、前記データに基づいてプリンタクライ
アントで印刷を実行するプリントシステムにおいて、前
記プリンタクライアントがサービス側システムにアクセ
スしてデータ位置を取得し、取得したデータ位置に基づ
いてサービス側システムからデータをダウンロードし、
ダウンロードしたデータに基づいて印刷をし、印刷結果
をサービス側システムに通知することを特徴とする。
【0022】請求項22に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をサービス側システムに通知するので、
サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷結果
に基づき判断することが可能となった。
【0023】本発明の課題は請求項30に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項30に記載の
プリントシステムは、プリンタクライアントがサービス
側システムからデータをダウンロードし、ダウンロード
したデータに基づいて印刷をし、印刷結果をサービス側
システムに通知し、サービス側システムが前記通知され
た印刷結果に応じて課金することを特徴とする。
【0024】請求項30に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をサービス側システムに通知して、サー
ビス側システムが前記印刷結果に応じて課金するするの
で、サービス側システムが印刷に成功したユーザに対し
て印刷の対価として課金処理を実行することが可能とな
った。
【0025】本発明の課題は請求項31に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項31に記載の
プリントシステムは、サービス側システムからデータを
ダウンロードし、前記データに基づいてプリンタクライ
アントで印刷を実行するプリントシステムにおいて、プ
リンタクライアントがページ単位の印刷又はブック単位
の印刷を選択してサービス側システムへデータのダウン
ロードを要求し、サービス側システムが前記選択に応じ
てデータのページの並び順を変換し、前記プリンタクラ
イアントは前記変換されたデータをダウンロードし、ダ
ウンロードしたデータに基づいて印刷をすることを特徴
とする。
【0026】請求項31に記載のプリントシステムによ
れば、サービス側システムが選択に応じてデータのペー
ジの並び順を変換するので、印刷失敗の可能性や遅延、
プリンタクライアントの処理負荷が高まることを防止す
ることが可能となった。
【0027】本発明の課題は請求項32に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項32に記載の
プリントシステムは、サービス側システムからデータを
ダウンロードし、前記データに基づいてプリンタクライ
アントで印刷を実行するプリントシステムにおいて、プ
リンタクライアントが印刷仕様を選択してサービス側シ
ステムへデータのダウンロードを要求し、サービス側シ
ステムが前記選択に応じてデータのページの並び順を変
換し、前記プリンタクライアントは前記変換されたデー
タをダウンロードし、ダウンロードしたデータに基づい
て印刷をすることを特徴とする。
【0028】請求項32に記載のプリントシステムによ
れば、サービス側システムが選択された印刷仕様に応じ
てデータのページの並び順を変換するので、印刷失敗の
可能性や遅延、プリンタクライアントの処理負荷が高ま
ることを防止することが可能となった。
【0029】本発明の課題は請求項33に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項33に記載の
プリントシステムは、データに基づいて画像形成するプ
リンタクライアントと、前記データを格納したデータサ
ーバと、前記プリンタクライアントがアクセスするデー
タ格納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワー
クを介して接続されたプリントシステムであって、プリ
ンタクライアントが所望の印刷対象を特定してマスタサ
ーバに通知し、マスタサーバがデータ格納位置情報をプ
リンタクライアントに送信し、プリンタクライアントが
受信したデータ格納位置情報に基づいてデータサーバに
アクセスし、プリンタクライアントがデータをデータサ
ーバからダウンロードし、プリンタクライアントが印刷
を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサーバとデー
タサーバの双方あるいは一方に通知することを特徴とす
る。
【0030】請求項33に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をマスタサーバとデータサーバの双方あ
るいは一方に通知に通知するので、マスタサーバとデー
タサーバの双方あるいは一方ではプリンタクライアント
に対して課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判断す
ることが可能となった。
【0031】本発明の課題は請求項60に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項60に記載の
プリントシステムは、データに基づいて画像形成するプ
リンタクライアントと、前記データを格納したデータサ
ーバと、前記プリンタクライアントがアクセスするデー
タ格納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワー
クを介して接続されたプリントシステムであって、プリ
ンタクライアントがマスタサーバにログイン要求し、マ
スタサーバがプリンタクライアントの前記ログイン要求
を認証し、プリンタクライアントが所望の印刷対象を特
定してマスタサーバに通知し、マスタサーバが特定され
た印刷対象に関する見積情報をプリンタクライアントに
送信し、プリンタクライアントが見積情報に基づき見積
料金を表示し、プリンタクライアントが見積情報に従っ
て注文する場合に注文信号をマスタサーバに送信し、マ
スタサーバが注文信号を受けるとジョブID情報とデー
タ格納位置情報とをプリンタクライアントに送信し、プ
リンタクライアントが取得したデータ格納位置情報に基
づいてデータサーバにアクセスしてジョブID情報と印
刷仕様とをデータサーバに送信し、データサーバがジョ
ブID情報に基づいて特定されたデータに対して印刷仕
様に基づいたデータ変換処理と暗号化処理を施し、プリ
ンタクライアントがデータ変換処理と暗号化処理の施さ
れた送信形態データをデータサーバからダウンロード
し、プリンタクライアントは送信形態データを復号化し
て印刷を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサーバ
とデータサーバの双方あるいは一方に通知し、マスタサ
ーバは印刷結果に基づいて課金処理を行うことを特徴と
する。
【0032】請求項60に記載のプリントシステムによ
れば、プリンタクライアントは送信形態データを復号化
して印刷を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサー
バとデータサーバの双方あるいは一方に通知し、マスタ
サーバは印刷結果に基づいて課金処理を行うので、マス
タサーバはプリンタクライアントに対して課金すべきか
いなかを印刷結果に基づき判断することが可能となっ
た。
【0033】また、プリンタクライアントがマスタサー
バにログイン要求し、マスタサーバがプリンタクライア
ントの前記ログイン要求を認証するから、マスターサー
バは課金先たるプリンタクライアントを特定する事が可
能となった。
【0034】また、データサーバがジョブID情報に基
づいて特定されたデータに対して印刷仕様に基づいたデ
ータ変換処理と暗号化処理を施し、プリンタクライアン
トがデータ変換処理と暗号化処理の施された送信形態デ
ータをデータサーバからダウンロードし、プリンタクラ
イアントは送信形態データを復号化して印刷を実行する
から、印刷失敗の可能性や遅延、プリンタクライアント
の処理負荷が高まることを防止することが可能となり、
データの不正なコピーや第三者によるいわゆるなりすま
しの防止も可能となった。
【0035】また、マスタサーバが特定された印刷対象
に関する見積情報をプリンタクライアントに送信し、プ
リンタクライアントが見積情報に基づき見積料金を表示
し、プリンタクライアントが見積情報に従って注文する
場合に注文信号をマスタサーバに送信するから、事前に
プリンタクライアント側で課金額を知る事が可能となっ
た。
【0036】本発明の課題は請求項61に記載のプリン
タクライアントにより解決できる。即ち請求項61に記
載のプリンタクライアントは、サービス側システムから
データをダウンロードし、前記データに基づいてプリン
タクライアントで印刷を実行するプリントシステムにお
けるプリンタクライアントであって、サービス側システ
ムにアクセスしてデータ位置を取得し、取得したデータ
位置に基づいてサービス側システムからデータをダウン
ロードし、ダウンロードしたデータに基づいて印刷を
し、印刷結果をサービス側システムに通知することを特
徴とする。
【0037】請求項61に記載のプリンタクライアント
によれば、印刷結果をサービス側システムに通知するの
で、サービス側システムに課金すべきかいなかを印刷結
果に基づき判断させることが可能となった。
【0038】本発明の課題は請求項62に記載のサービ
ス側システムにより解決できる。即ち請求項62に記載
のサービス側システムは、サービス側システムからデー
タをダウンロードし、前記データに基づいてプリンタク
ライアントで印刷を実行するプリントシステムにおける
サービス側システムであって、アクセスのあった前記プ
リンタクライアントにデータ位置を取得させ、データ位
置を取得した前記プリンタクライアントへデータをダウ
ンロードさせ、前記データに基づいて印刷を実行した前
記プリンタクライアントが発信した印刷結果を受信する
ことを特徴とする。
【0039】請求項62に記載のサービス側システムに
よれば、プリンタクライアントが印刷結果をサービス側
システムに通知するので、サービス側システムでは課金
すべきかいなかを印刷結果に基づき判断することが可能
となった。
【0040】本発明の課題は請求項63に記載のプリン
タクライアントにより解決できる。即ち請求項63に記
載のプリンタクライアントは、データに基づいて画像形
成するプリンタクライアントと、前記データを格納した
データサーバと、前記プリンタクライアントがアクセス
するデータ格納位置情報を送信するマスタサーバとがネ
ットワークを介して接続されたプリントシステムにおけ
るプリンタクライアントであって、所望の印刷対象を特
定してマスタサーバに通知し、マスタサーバから送信さ
れたデータ格納位置情報を受信し、受信した前記データ
格納位置情報に基づいてデータサーバにアクセスし、ア
クセスした前記データサーバからデータをダウンロード
し、ダウンロードしたデータに基づいて印刷を実行して
印刷終了後に印刷結果をマスタサーバとデータサーバの
双方あるいは一方に通知することを特徴とする。
【0041】請求項63に記載のプリンタクライアント
によれば、印刷結果をサービス側システムに通知するの
で、サービス側システムに課金すべきかいなかを印刷結
果に基づき判断させることが可能となった。
【0042】本発明の課題は請求項64に記載のデータ
サーバにより解決できる。即ち請求項64に記載のデー
タサーバは、データに基づいて画像形成するプリンタク
ライアントと、前記データを格納したデータサーバと、
前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格納位
置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを介し
て接続されたプリントシステムにおけるデータサーバで
あって、マスタサーバから受信したデータ格納位置情報
に基づいてアクセスのあったプリンタクライアントへデ
ータをダウンロードさせ、ダウンロードしたデータに基
づいて印刷を実行したプリンタクライアントが印刷終了
後に通知する印刷結果を受信することを特徴とする。
【0043】請求項64に記載のデータサーバによれ
ば、プリンタクライアントが印刷結果をデータサーバに
通知するので、データサーバでは課金すべきかいなかを
印刷結果に基づき判断することが可能となった。
【0044】本発明の課題は請求項65に記載のマスタ
サーバにより解決できる。即ち請求項65に記載のマス
タサーバは、データに基づいて画像形成するプリンタク
ライアントと、前記データを格納したデータサーバと、
前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格納位
置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを介し
て接続されたプリントシステムにおけるマスタサーバで
あって、プリンタクライアントが所望の印刷対象を特定
して通知すると当該印刷対象に対応するデータ格納位置
情報を前記プリンタクライアントに送信し、受信したデ
ータ格納位置情報に基づいてデータサーバからダウンロ
ードしたデータに基づいて印刷を実行したプリンタクラ
イアントが印刷終了後に通知する印刷結果を受信するこ
とを特徴とする。
【0045】請求項65に記載のマスタサーバによれ
ば、プリンタクライアントが印刷結果をサービス側シス
テムに通知するので、マスタサーバでは課金すべきかい
なかを印刷結果に基づき判断することが可能となった。
【0046】本発明の課題は請求項66に記載のプリン
トシステムにより解決できる。即ち請求項66に記載の
プリントシステムは、サービス側システムからデータを
ダウンロードし、前記データに基づいてプリンタクライ
アントで印刷を実行するプリントシステムにおいて、前
記プリンタクライアントが複数のプリンタを備え、ダウ
ンロードしたデータを前記複数のプリンタから選択され
たプリンタが分担して印刷を実行する事を特徴とする。
【0047】請求項66に記載のプリントシステムによ
れば、多量の印刷を実行する際の負荷を分散することが
可能となり、また、複数のプリンタのいくつかで印刷失
敗が発生しても、残りのプリンタで印刷を実行すること
が可能となった。
【0048】本発明の課題は請求項67記載のプリンタ
により解決できる。即ち請求項67に記載のプリンタ
は、サービス側システムからデータをダウンロードし、
前記データに基づいてプリンタクライアントで印刷を実
行するプリントシステムにおけるプリンタであって、サ
ービス側システムにアクセスしてデータ位置を取得し、
取得したデータ位置に基づいてサービス側システムから
データをダウンロードし、ダウンロードしたデータに基
づいて印刷をし、印刷結果をサービス側システムに通知
することを特徴とする。
【0049】請求項67に記載のプリンタによれば、印
刷結果をサービス側システムに通知するので、サービス
側システムに課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判
断させることが可能となった。
【0050】本発明の課題は請求項68に記載のプリン
タにより解決できる。即ち請求項68に記載のプリンタ
は、データに基づいて画像形成するプリンタクライアン
トと、前記データを格納したデータサーバと、前記プリ
ンタクライアントがアクセスするデータ格納位置情報を
送信するマスタサーバとがネットワークを介して接続さ
れたプリントシステムにおけるプリンタであって、所望
の印刷対象を特定してマスタサーバに通知し、マスタサ
ーバから送信されたデータ格納位置情報を受信し、受信
した前記データ格納位置情報に基づいてデータサーバに
アクセスし、アクセスした前記データサーバからデータ
をダウンロードし、ダウンロードしたデータに基づいて
印刷を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサーバと
データサーバの双方あるいは一方に通知することを特徴
とする。
【0051】請求項68に記載のプリンタによれば、印
刷結果をサービス側システムに通知するので、サービス
側システムに課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判
断させることが可能となった。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定され
ない。
【0053】図1は、本発明の実施形態の一例を示す図
である。
【0054】図示されるように、図1の実施形態におけ
るプリントシステムは、印刷を行う記録システムと、印
刷されるデータを管理しているサービス側システムとに
大別される。記録システムは、検索並びに編集を行うパ
ーソナルコンピュータ(PC)と印刷を実行するプリン
タ(記録装置)によって構成されており、またサービス
側システムは、ユーザが印刷出力(プリントアウト)し
たい画像又は文字を表す書籍等に関するデータ(本文デ
ータ)が蓄積されているデータベースと、著作権料やデ
ータ使用料等の課金を行う課金アクセス管理システムと
によって構成されている。そして記録システムとサービ
ス側システムとは周知の技術によりネットワーク接続さ
れている。
【0055】図中符号〔1〕の説明をする。
【0056】パーソナルコンピュータ(PC)とプリン
タとを有する記録システムは、ユーザの指示に従ってデ
ータベースにアクセスし、データベース検索を行う。
【0057】データベース検索の一例としては、著作者
名や著作物名称、出版社名等から、ユーザがプリントア
ウトしたい書籍を特定する。また、この際に後述するよ
うな著作物に付けられた本コードを用いて検索し、直接
的に書籍を特定するようにしてもよい。
【0058】なお、この検索に先立って、記録システム
は必要に応じて、この記録システムを利用できるユーザ
の同定や認証をパスワードやその他の手段等を用いて行
うようにしても良い。
【0059】パーソナルコンピュータ(PC)で設定さ
れた検索条件と検索実行命令に基づいて、データベース
で検索が実行され、検索された結果は、記録システム上
のパーソナルコンピュータ(PC)に送られ、その表示
装置に表示される。
【0060】このときデータベースから送信/表示され
る検索結果は、暗号化された状態で送信され、表示する
時点で復号化されるようにしても良い。
【0061】ここで表示装置で表示される内容は、本文
データ、すなわちユーザが真にプリントアウトしたい文
字や画像の全文ではなく、本文データに対応づけられて
用意されている概要や目次などである。なお、本文が表
示される場合は、表示状態からの電子的な複写や記録が
行われないように保護されている必要がある。一般のイ
ンターネットとパーソナルコンピュータ(PC)を用い
た場合には、電子すかしなどの方法である程度の制限を
つける事はできるが、真に保護することは非常に困難で
あるため、本文の表示は行わないか、或いは、表示装置
や通信手段がプリンタと実質的に不可分な状態のシステ
ムのみで行われるべきである。
【0062】概要や目次は、本文データに対してサービ
ス側システムの管理者等の関係者がオリジナルに作成し
たものであっても良いし、本文データに関する著作権者
の承認が得られているならば本文データの一部を流用し
たものであっても良い。
【0063】また、データベースからの検索結果には、
後述する符号〔3〕においてプリンタからデータベース
に送信される「本文データを特定する情報(例えば書籍
毎に付けられているような本コード)」が含まれてい
る。この本文データ特定情報そのものは、概要や目次と
は異なり必ずしも表示装置で表示させる必要はないが、
表示させるようにしてもシステム上には問題はない。
【0064】なお、検索した結果、ユーザがプリントア
ウトを希望している本文データが見つからなかった場合
は、継続して更に異なった条件で検索を実行するか、或
いは検索を終了してサービス側システムとの通信を終了
するかをユーザに選択させるようにすることが望まし
い。ユーザが前者を選択した場合は接続を継続し、再度
設定された条件でデータべースの検索を実行し、後者を
選択した場合は所定の通信手順を行った後、ネットワー
ク接続を切断する。
【0065】また、本サービス側システム以外に、同様
のサービスを行っている他のシステムがある場合には、
ユーザが所望する本文データが見つからない場合に、当
該他のシステムをユーザに紹介するようにしても良い。
この場合、ユーザは表示画面上の所定箇所をマウスでク
リックすると、当該他のシステムに接続されるようにす
ることが好ましい。
【0066】本実施形態では、ここまでのデータのやり
とりについては、ユーザが希望する本文データのプリン
トアウトは行われていないため、後述する課金処理の対
象外としているが、必要に応じて課金処理の対象に加え
てもシステム上には問題はない。
【0067】符号〔2〕の説明をする。
【0068】符号〔1〕での検索結果をプリンタに送信
する。尚、上記の検索をパーソナルコンピュータ(P
C)を用いないで、プリンタ単体で行えるようにした場
合は、この送信操作は不要である。
【0069】符号〔3〕の説明をする。
【0070】プリンタは、自らが保有し自らをサービス
側システムに同定させ認証させるための認証コードとと
もに検索結果に含まれる本文データ特定情報を暗号化し
て、サービス側システムの課金アクセス管理システムに
本文データを送信するよう要求する。
【0071】この際、プリンタが有する暗号化手段で認
証コードと、予め当該認証コードに関連づけられている
秘密鍵を暗号化のキーの一部として、本文データを特定
する情報及び認証コードを暗号化するようにしてもよ
い。
【0072】この認証のための手段として、公開鍵暗号
化方法(例えばRSA社の提案の暗号化方法)を用いた
電子認証を用いる事ができる。
【0073】本記録システムを使用して記録をする際
に、管理者は前もって記録装置に認証コードを入力する
ときには、正しい管理者かどうかを認証するために、パ
スワードや、その他本人認証手段(例えば指紋、声、
顔、網膜像による認証等)を用いるようにしても良い。
【0074】なお、本文データの送信を要求する前に、
見積もり金額としての課金情報のみを送信するよう要求
し、記録システム側で送信されてきた見積もり金額の確
認を行うようにしておけば、後に述べる、最終的な課金
情報が通知されたときに両者を比較確認できるため、万
一の盗聴や、データの改ざんが行われたことを発見で
き、より好ましい。
【0075】この認証コードは、例えばROMやスイッ
チを用いて記録システム内やプリンタに実質的に不可分
に埋め込んでおくこともできるが、その場合、プリンタ
や記録システムそのものを同定し認証することはできて
も、使用者を特定することはできない。それ故、課金
を、プリンタや記録システムの所有者に対して行うか、
管理者に対して行うか、それとも使用者に対して直接行
うか、といった状況や事情に応じて、認証コードをプリ
ンタや記録システムと切り離し可能な形態で実施するこ
ともできる。
【0076】その場合の一例としては、認証コードを記
憶素子(ICカード)に記憶させておき、これをプリン
タや記録システムに接続し、記憶素子中に記憶されてい
る認証コードによってプリンタを認証することができ
る。この場合、記憶素子の管理を責任ある管理者にゆだ
ねることが望ましく、その場合、課金の請求は管理者に
対して行う。
【0077】認証コードを記憶する記憶素子としては、
それ自体が容易に複写されない機構をもつICカード等が
望ましい。
【0078】またはプリンタ或いは記録システムにテン
キーやキーボード等の入力装置を設けておき、使用者
に、認証コードとして記憶している認証パスワードを入
力させるようにしてもよい。この場合、使用者は予めサ
ービス側システムに認証パスワードと課金処理される口
座番号やクレジットカード番号等を登録しておき、サー
ビス側システムは、認証パスワードによって使用者を同
定し認証することによって使用者に直接的に課金の請求
を行えるようにしても良い。
【0079】符号〔4〕を説明する。
【0080】サービス側システムは、送られてきた認証
コードや認証パスワード(以下、この2つを合わせたも
のも単に認証コードと称する)に基づいて相手先記録シ
ステムや使用者の同定を行い、正しいと認証したら、デ
ータベースの本文データを、認証コードやその他の付随
情報(認証コード送信時間や乱数)などとともに暗号化
し、暗号化された情報を要求元の記録システムに送る。
【0081】万一、認証コードが異なっており相手先の
記録システムや使用者を認証できない場合は、本文デー
タは送信は行わない。この場合に、すぐにネットワーク
接続を終了すべく所定の接続終了手順を開始しても良い
が、相手先の記録システムに対して、再度、認証コード
を送信し直すように要求する方が好ましい。なお、予
め、送信されてきた認証コード間違いの許容回数を決め
ておき、再度送信を要求して送られてきた認証コードが
繰り返し間違っている場合、その許容回数を超えた時点
で接続を終了するようにするか、あるいはサービス側シ
ステムの管理者や記録システムの管理者等に対して警告
等を発するようにしても良い。
【0082】なお、記録システム或いは使用者の認証の
ための処理時間を短縮するためには、以下のように構成
することも可能である。
【0083】まず、記録システムやプリンタ或いは使用
者を同定し得る名称や番号等をユーザ名として予めサー
ビス側システムの課金アクセス管理システムに登録して
おく。ユーザ名の一例を挙げると、名称の場合は、記録
システムやプリンタが設置してある店名、場所名、会社
名、組織名、所有者名、管理者名、使用者名等でもよ
く、番号の場合は、記録システムやプリンタが設置して
ある場所の電話番号や、使用者のクレジットカード番号
等でもよい。
【0084】そしてユーザ名についてサービス側システ
ムで当該ユーザー名を検索し、該当ユーザ名が存在した
場合はその公開鍵を取り出し、公開鍵で署名を復号化す
ることによって同定(認証)を行うことができる。この
通信内容は、サービス側システムの公開鍵で暗号化して
おくことが望ましい。
【0085】なおこの場合、ユーザの公開鍵のリスト
は、サービス側システムの秘密鍵で暗号化しておき、必
要に応じて、複号化して使用することが望ましい。
【0086】また、暗号化された本文データを送信する
前に、プリントを作成した場合に発生する見積もり金額
を通知するようにしてもよい。更に、このときサービス
側システムの側の秘密鍵で、署名を行うこともできる。
【0087】本文データを公開鍵で暗号化して送る場
合、量が多い時には処理速度が問題になるため、本文デ
ータの送信には、秘密共通鍵暗号を用いてもよい。この
場合は、本文データ送信に先立って、本文データ送信毎
にユーザーの公開鍵で、共通秘密キーを送る様にしても
よい。
【0088】また、共通秘密鍵による送信の場合は、例
えばRC5などの方式を用いて、乱数とともに暗号化す
る事が望ましい。
【0089】符号〔5〕を説明する。
【0090】プリンタは送られてきた暗号化された本文
データを、送信した要求データと自らの認証コードから
引き出した自らの秘密鍵で復号化し、復号化された本文
データをもとにしてハードコピーとしてプリントアウト
する。
【0091】なお、送られてきた暗号化された本文デー
タは、記録システム内には保存しないようにすること
が、本文データの保護(ひいては著作権の保護)の観点
からは望ましいが、プリンタとして、プリントができな
くなるような状態が比較的多く発生することが予想され
るプリンタ、例えば収納可能な記録紙枚数が少ないと
か、トナーやインク等の現像剤量の貯蔵量が多くないも
の等々を使用する場合には、復号化される前の暗号化さ
れたままの本文データを一時的に保存しておくメモリを
プリンタ内に用意しておき、ここに該本文データを記憶
しておき、プリント不可能状態が解除された時点で、エ
ラーした部分のプリントアウトに関して、ここから対応
する本文データを読み出し、復号化してプリントアウト
のリトライを行えるようにすれば、再度、本文データの
送受信を行わなくて済むため望ましい。
【0092】なお、暗号を復号化するプログラムは、プ
リンタの作動を制御するプログラムを記憶しているRO
M内に記憶させることにより、プリンタと実質的に不可
分に構成した方が安全面から好ましい。
【0093】符号〔6〕の説明をする。
【0094】プリンタが有する暗号化手段で、印刷結果
をサービス側システムへの本文データの送信要求を行う
ときと同様に暗号化して、サービス側システム(課金ア
クセス管理システム)に送る。ここで送られる印刷結果
には、プリンタにおいて実際に行われた印刷処理内容と
その結果に関する情報が含まれ、その一例を挙げておく
と、「どの本文データを印刷したものか」「データの内
容(印刷における色の使用数、画像解像度等)はどのよ
うなものだったか」「何ページから何ページに対して行
ったものか」「部数は何部か」「いつ印刷が開始(或い
は終了)したか」「全ページのプリントアウトは成功
(或いは失敗)したか」「途中で失敗した場合はどこま
で成功しているか」等々である。なお、印刷結果の通知
は、プリンタから直接的にサービス側システムに通知し
てもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)を介して
間接的に通知するようにしてもよい。
【0095】サービス側システムの課金アクセス管理シ
ステムは、記録システムから送られてきた印刷結果を復
号化して、印刷結果からプリントの量(枚数)やデータ
の内容(印刷における色の使用数、画像解像度等)に応
じて料金を計算し、課金対象者(プリントを作成したプ
リンターの所有者、同定コード管理者、あるいは認証さ
れた使用者)に対する課金アクセス管理システム内の課
金情報を更新記憶する。
【0096】なお、確認のため、当該プリントを作成し
た記録システムに対して課金アクセス管理システム内の
過去のプリントによって生じた課金情報や今回のプリン
トの作成によって生じた課金情報等を、本文データを記
録システムに送信したときと同様に暗号化して送信する
こともできる。
【0097】また、課金アクセス管理システムに対し
て、本文データ送信後の記録システムからの印刷結果
が、所定の時間内に無かったり、あるいは、印刷結果の
通知が無いにも関わらず本文データの送信要求が繰り返
し送られてくる場合には、課金アクセス管理システム
は、通信手段や、記録システムの故障、盗聴、誤情報通
知などの可能性をデータベースの管理者や課金アクセス
管理システムの管理者の両方あるいは一方に対して警告
を行うようにしてもよい。
【0098】また、本システムのハードウェア資源/ソ
フトウェア資源を利用して、前述したような暗号化され
た本文データの記録管理のみならず、暗号化されていな
いデータを用いた通常のコピーやプリントの過去の累積
情報や、プリンタの過去や現在に発生したエラー情報な
どを課金アクセス管理システムやここでは説明を省略し
たプリンタの保守管理システム(例えば特開平6−31
5059号公報等参照)に通知して、プリンタの故障や
消耗品管理等のプリンタ保守管理用データとして利用す
るようにしてもよい。
【0099】図2は、図1のシステムをベースにしたの
他の形態例を示す図である。なお、図1と同じ符号のも
のは、同様のものを表すので詳細な説明は省略する。
【0100】本実施形態例が図1の形態例と大きく異な
る点は、プリンタがサービス側システムと直接通信する
通信手段を持たないことである。
【0101】符号〔2〕で送られた検索結果とプリント
指示の情報は、一旦、プリンタで同定コードと秘密鍵等
のその他の情報に基づいて暗号化され、パーソナルコン
ピュータ(PC)に返送される。パーソナルコンピュー
タ(PC)は、その情報をサービス側システムに送信す
る。
【0102】サービス側システムから送られてくる暗号
化された本文データは、パーソナルコンピュータ(P
C)経由で複号化されずにプリンタに転送される。
【0103】また、印刷結果についても同様に、パーソ
ナルコンピュータ(PC)経由でサービス側システムに
通知される。
【0104】この場合、パーソナルコンピュータ(P
C)内での情報の盗聴や改変の危険性が増すため、図1
で説明した実施形態よりも更にサービス側システムとプ
リンタ間での確認処理が重要となる。
【0105】すなわち、サービス側システムから本文デ
ータを送信した後、課金見積もり、印刷結果の通知、課
金情報通知までのそれぞれの側での管理を、図1で説明
した実施形態よりも更に厳しく行う事が望ましい。例え
ば、サービス側システムとプリンタのそれぞれにおい
て、時間間隔管理や、リトライの確認、リトライ回数の
確認、さらには、暗号化手段にプリント毎に異なるキー
を用いるようにすることが望ましい。
【0106】また、これらの管理が、管理限界を超えた
場合は、異常と判定しそれ以後の、本文データ送信や暗
号からの記録動作を停止することを含む処理を実行する
ことが望ましい。
【0107】以下、図1および2で説明した実施形態例
に関する補足説明をする。
【0108】プリンタは、静電写真方式、インクジェッ
ト方式、銀塩方式、昇華方式、溶融方式等、どのような
ものを用いてもよい。しかしながら、デジタルデータを
基にしたプリントを作成できることが好ましい。
【0109】プリンタにおける認証コードを記憶する素
子としては、ICカードや磁気カードなどを用いてもよ
い。
【0110】プリンタは、暗号化された情報を受け取る
モード(暗号モード)と通常のデータ(暗号化されてい
ない情報)を受け取りプリントするモード(平文モード
ともいう)の両方に対応できるようにする。これらのモ
ードはメカニカルに切り換えても、電子情報を用いて切
り換えるようにしてもよい。平文モードからは暗号モー
ドへは、特定のコードによって切り替わるようにしても
良い。暗号モードから平文モードへは、暗号化データを
復号化した特定のコードによって切り替わるようにして
もよい。なお、電源投入時には平文モードになっている
ことが好ましい。
【0111】暗号モードで、所定時間以上データ受信が
行われない場合は平文モードに自動的に切り替わるよう
にしてもよい。この際、上記所定時間は、任意に設定変
更可能であることが好ましい。
【0112】プリンタは、プリントエラーが発生した場
合にリトライを行い、リトライが成功したらリトライの
原因を含めて印刷結果を通知することが好ましい。
【0113】リトライが正常終了した場合は、プリンタ
内に一時記憶されていた暗号化された本文データは、正
常終了した時点で自動消去されることが好ましい。
【0114】プリントエラーが生じた場合、プリンタは
プリンタ内のメモリに記憶されている暗号化された本文
データをすぐには消去せず、一旦、印刷結果を課金アク
セス管理システムに通知し、その後、そのエラーが発生
した旨を操作者に通知し、適切な処理(例えば用紙補給
やジャム処理等)が行われた後に、再度、記録動作を開
始し、その後、再度、印刷結果をサービス側システム
(課金アクセス管理システム)に通知するようにし、正
常終了した場合に、暗号化された本文データを消去する
ようにしてもよい。
【0115】記録システムは、複数の文書分の暗号化本
文データを記憶できるようにしてもよい。この場合にお
いて、一時的に記憶している暗号化本文データは、その
プリントアウトの成否によらず、暗号化本文データの受
信から所定時間経過後に消去するようにしてもよい。
【0116】また、この場合において、プリントアウト
が成功した場合は所定時間経過した後に消去し、プリン
トアウトが失敗した場合は、プリントアウトが成功した
場合の所定時間よりも長い所定時間経過後に消去するこ
とも可能である。
【0117】また、この場合において、プリンタ内にお
ける暗号化本文データの記憶可能な容量が所定量以下に
なった場合に、プリントアウトが成功したものの中から
古いデータ順に消去するようにすることもできる。更に
記憶容量が不足している場合には、プリントアウトが失
敗したものの中からで古いデータ順に消去するようにし
てもよい。
【0118】また本発明のプリントシステムはWAN
(ワイドエリアネットワーク)の技術を用いて相互に常
時接続して構築された、いわゆるインターネットを介し
てネットワーク接続し、インターネットを介して通信を
行うようにしてもよい。
【0119】また本発明のプリントシステムにおいて
は、課金情報を別途郵送する事で、課金情報の確認を確
実にするようにしてもよい。
【0120】更に、本発明のプリントシステムにおいて
は、暗号化された本文データをメデイア(記録媒体)に
保存して配送(例えば郵送)するようにし、記録システ
ムにおいてプリントアウトを行った時点で、印刷結果を
ネットワーク上の通信手段で通知するようにしてもよ
い。
【0121】また、データベース検索時に本人認証を行
う場合は、本文データをプリントアウトする時の認証ほ
ど高い安全度を要求しない。また、認証手続きも簡単な
ものが望ましい。検索するユーザーとプリントに対して
対価を支払う人は異なる事があり、両方の認証を行う場
合は、別人としての認証を行う事もできる。
【0122】なお、公開鍵登録鍵の鍵紋章の情報を別途
郵送など信頼できる手段で公的機関の本人証明など添え
て送るようにしてもよい。サービス側システムは、通信
で送られた、ユーザーの公開鍵から鍵紋章を導き、郵送
のものと比較し一致する事を確認する。郵送で送る部分
は、別にすでに認証されているユーザーの署名付きデー
タを介してサービス側システムに送付してもよい。たと
えば、システム設置時の信頼できる設置担当者が、この
役を果たしてもよい。
【0123】また、サービス側システムと記録システム
との間の通信について、その一部に限らず全てに対して
公開鍵方式による暗号化を行うようにしてもよい。即
ち、それぞれ受信したデータに係るデジタル署名を送信
元の公開鍵によって復号化して送信元を特定できるの
で、他のノードによるなりすましなどを防止することが
でき、、また、発信するデータを自己の秘密鍵によって
暗号化して、他のノードによる不正な複写などを防止す
ることが可能である。
【0124】別の実施形態の例を、以下、図面に基づい
て説明する。
【0125】図3は、この実施形態例におけるプリント
システムの基本構成を示す説明図であり、プリントシス
テムはデータサーバ10,20、マスタサーバ30、プ
リンタクライアント40それぞれの送信、受信をインタ
ーネットINetを介して行う構成である。
【0126】インターネットINetは、研究機関、公
共機関、企業などに敷設したLAN(ローカルエリアネ
ットワーク)同士を、WAN(ワイドエリアネットワー
ク)の技術を用いて相互に常時接続して構築されたネッ
トワークの集合物であり、自然発生的に全世界を網羅す
る規模で発展したネットワークである。インターネット
上で使用されるプロトコル(TCP/IP)により通信
可能なノードは各ノードを互いに識別して通信が可能で
ある。
【0127】インターネットINetではIPアドレス
を各ノードを識別する識別子として用いており、さらに
URL(ユニフォーム リソース ロケータ)により各
ノードが格納するファイルなどを直接指定することも可
能である。プリントシステムの備えるデータサーバ1
0、マスタサーバ30、プリンタクライアント40は斯
様なノードの例である。
【0128】データサーバ10は出版社などにより管
理、設置されていて、書籍などに係るデジタルデータ
(本文データ)を大容量のハードディスクに格納してあ
り、プリンタクライアント40からの要求に応じて本文
データを送信する。送信に際して本文データの変換、圧
縮、暗号化を行ってデジタル署名を付してから送信す
る。なお、本文データは本発明の印刷対象の一例であ
る。
【0129】データサーバ20も10と略同様の構成を
備えていて、データサーバ10とは別な本文データ(別
な書籍に係るデジタルデータ)を保存している。またデ
ータサーバ10とは異なる出版社により管理、設置され
ていても良い。
【0130】マスタサーバ30は、例えば本文データの
配信サービスを管理する管理業者によって管理、設置さ
れていて、データサーバ10、20に格納される個々の
本文データへアクセスするためのデータ格納位置情報
を、プリンタクライアント40からの要求に応じて提供
する。
【0131】データサーバ10、20、マスタサーバ3
0により本発明のサービス側システムの一例であるサー
ビス側システム1が構成される。図3ではサービス側シ
ステム1の例として、インターネットINetに一つの
マスタサーバ30と二つのデータサーバ10、20が接
続された例を示したが、さらに多くのデータサーバ、マ
スタサーバを接続してサービス側システム1を構成して
も良い。
【0132】プリンタクライアント40は、マスタサー
バ30に対して自ら要求して取得したデータ格納位置情
報に基づいてサービス側システム1を構成するデータサ
ーバ10又は20から本文データをダウンロードし、本
文データに基づき印刷する。ここでダウンロードとは特
定の手順やデータサーバ10とプリンタクライアント4
0の相互の動作を限定するものではなく、データサーバ
10の格納するデータをプリンタクライアント40が取
得するという意味で用いている。
【0133】プリンタクライアント40はコンビニ等に
より管理、設置されていて不特定のユーザが自由に利用
できる場合もあるし、事業所などに設置されていて、当
該事業所の従業員等特定のユーザに限って利用できる場
合もある。
【0134】サービス側システム1は、本文データの入
手、印刷を行ったプリンタクライアント40に対して課
金情報の計算と計算結果に基づく課金処理を実行する。
またサービス側システム1は課金に先立ち、プリンタク
ライアント40での印刷が通知する印刷結果を確認し
て、印刷の成功/失敗を判断し、印刷結果に応じた課金
処理を行う。本実施の形態は、データサーバ10が印刷
結果を確認し、マスタサーバ30が課金処理を行う例で
ある。
【0135】データサーバ10、20、マスタサーバ3
0、プリンタクライアント40は公開鍵方式による暗号
化された通信を相互に実行可能である。即ち、それぞれ
は受信したデータに係るデジタル署名を送信元の公開鍵
によって復号化して送信元を特定して、他のノードによ
るなりすましなどを防止するし、また、発信するデータ
を自己の秘密鍵によって暗号化して、他のノードによる
不正な複写などを防止する。
【0136】次に、図4から図6を用いて、データサー
バ10、マスタサーバ30、プリンタクライアント40
のそれぞれの構成を説明する。なお、図4はデータサー
バ10の詳細な構成を説明するブロック図、図5はマス
タサーバ30の詳細な構成を説明するブロック図、図6
はプリンタクライアント40の詳細な構成を説明するブ
ロック図である。
【0137】図4で、データサーバ10は、主制御部1
1、本文データ記憶部12、データ変換部13、圧縮部
14、暗号処理部15、照合部16及び通信部17を有
し、これら各部が内部バスで互いに接続されている。
【0138】主制御部11は、中央演算処理装置(CP
U)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成され、補
助記憶装置に記録されたプログラムに基づいて、データ
サーバ10の各部及び全体を制御する。
【0139】本文データ記憶部12は、大容量ハードデ
ィスクを備えていて、本文データを格納している。本文
データは、一冊の本の体裁として纏めて出力可能なデー
タを一つのファイルとしてある。主制御部11は任意の
ファイルシステムにより前述の大容量ハードディスクを
管理していて、例えばパスとファイル名を指定して任意
の本文データに係る前記ファイルを読み書き可能であ
る。さらに、主制御部11は複数ページからなる本文デ
ータから、個々のページを選別可能である。本文データ
記憶部12の備える記憶媒体としてはハードディスクに
限らず光ディスク、光磁気ディスクなど任意の記憶媒体
を用いることができる。
【0140】データ変換部13は、プリンタクライアン
ト40が要求する印刷仕様やプリンタクライアント40
のハードウェア的な性能に応じて、格納された本文デー
タを印刷可能な印刷用データへと変換する。データ変換
処理としては例えばページ順の並び替えが有り、プリン
タクライアント40のハードウェア的な性能に応じて並
び替える事があるし、印刷仕様に応じて並び替える事が
ある。特にブック単位、即ち本文データ全ページの印刷
が要求された場合には、前記並び替えを実行する必要が
ある。ページ単位の要求の場合には、並び替えが不要と
なる場合があるし、多様な構成のプリンタに対応する事
が可能となる。プリンタクライアント40の印刷仕様と
ハードウェア的な性能とについてはプリンタクライアン
ト40の説明箇所で後述する。
【0141】圧縮部14は、プリンタクライアント40
で伸長可能な圧縮処理方式により印刷用データを通信に
適したサイズに圧縮する。圧縮処理の方式は任意の方式
を用いてよい。また、データサーバ10は複数の方式の
圧縮処理を可能としていて、多様なプリンタクライアン
ト40と圧縮した印刷用データの通信が可能である。
【0142】暗号処理部15は、後述するように公開鍵
方式による暗号化と復号化とを実行する。暗号処理部1
5は、データサーバ10が発信するデータは自己の秘密
鍵によって暗号化したデジタル署名を付加し、送信先の
公開鍵による暗号化を施して発信する。また、暗号処理
部15は、受信したデータのデジタル署名を送信元の公
開鍵によって復号化して送信元を特定し、自己の公開鍵
で暗号化されたデータを受信すると自己の秘密鍵で復合
化する。本文データの暗号化は、本文データから印刷用
データへの変換処理と、印刷用データへの圧縮処理を施
した後に施す。
【0143】照合部16は、プリンタクライアント40
からの要求が、マスタサーバ30で認証されているか否
かを照合する。照合に際しては、プリンタクライアント
40から受信したジョブID(後述)をマスタサーバ3
0に送信して、当該ジョブIDに係るプリントジョブが
マスタサーバ30により承認されたプリントジョブか否
かの照合を依頼し、マスタサーバ30による照合結果を
信頼する。
【0144】通信部17は、インターネットINetを
介してデータサーバ10とマスタサーバ30、データサ
ーバ10とプリンタクライアント40との通信を公知の
プロトコルにより実行する。
【0145】データ変換部13、圧縮部14、暗号処理
部15、照合部16はハードウェア構成に限らず、主制
御部11で実行するソフトウェアにより本文データ記憶
部12に格納された本文データを処理し、通信部17で
受信したジョブIDの照合を実行する構成を採用でき
る。
【0146】また、データ変換部13は後述するように
プリンタクライアント40が備える構成とする事も可能
である。
【0147】図5で、マスタサーバ30は、主制御部3
01、認証部302、印刷対象特定部303、見積作成
部304、ジョブID発行部305、照合部306、課
金処理部307、アドレス記憶部308、見積記憶部3
09、暗号処理部310、通信部311を有し、これら
各部が内部バスで互いに接続されている。
【0148】主制御部301は、中央演算処理装置(C
PU)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成され、
補助記憶装置に記録されたプログラムに基づいて、マス
タサーバ30の各部及び全体を制御する。
【0149】認証部302は、プリンタクライアント4
0からのログイン要求があると、プリンタクライアント
40と当該プリンタクライアント40を操作するユーザ
とのいずれか一方又は両方の正当性を判断する。正当な
場合はプリンタクライアント40は後述する手順の継続
が可能となるものの、不当な場合はプリンタクライアン
ト40は後述する手順の実行が禁止される。また、プリ
ンタクライアント40から再度ログイン要求があれば、
新たに正当性の判断をやり直して、正当であればプリン
タクライアント40は後述する手順の実行が可能とな
る。
【0150】印刷対象特定部303は、プリンタクライ
アント40の要求に基づいてデータサーバ10の本文デ
ータ記憶部12に格納された本文データを特定し、当該
本文データに対応するデータ格納位置情報を決定する。
本実施の形態ではプリンタクライアント40は要求本コ
ードにより本文データを指定するので、アドレス記憶部
308の記憶する対象テーブルに基づいて、該当するデ
ータ格納位置情報を決定する。
【0151】見積作成部304は、プリンタクライアン
ト40が設定した印刷仕様に係る印刷部数と、特定した
本文データとに基づいて、プリンタクライアント40を
操作するユーザへの課金すべき金額(以下、見積額と呼
ぶ)を算出し、見積額を明示する見積データを生成す
る。見積データを受け取ったプリンタクライアント40
の表示部には見積額が表示される。見積作成部304
は、生成した見積データ毎に特有な見積もりIDを付与
する。また、見積作成部304は作成した見積データの
有効期限を設定し、主制御部11は見積作成部304が
設定した有効期限の間、見積データを見積もり記憶部3
09に記憶させる。
【0152】ジョブID発行部305は、見積額を承認
したプリンタクライアント40からの発注依頼に係るプ
リントジョブ毎に、特有なジョブIDを発行する。プリ
ントジョブとは、特定された一件の本文データに係る本
文データの通信から課金処理までの一連の動作であり、
データサーバ10、マスタサーバ30、プリンタクライ
アント40のそれぞれ及びそれらの間で実行される本文
データの通信、印刷、印刷結果の通信、課金処理はいず
れかのプリントジョブに割り当てられている。前記本文
データの通信、印刷、印刷結果の通信、課金処理は付与
されたジョブIDで特定可能であるから、データサーバ
10、マスタサーバ30が、多数のプリンタクライアン
ト、多数のユーザによる多様な要求や処理がいずれのユ
ーザ又はプリンタクライアントによるものかを特定でき
る。
【0153】照合部306は、データサーバ10からの
照合依頼に応じてジョブIDの照合を行い、照合結果を
データサーバ10に返す。照合部306での照合は、デ
ータサーバ10から照合依頼とともに通信されたジョブ
IDが、ジョブID発行部35で発行されたものと合致
するか否かの照合である。プリンタクライアント40が
データサーバ10に対して行う本文データの入手などの
要求はジョブID発行部35が発行したジョブIDが付
加されているので、データサーバ10はマスタサーバ3
0から合致するとの照合結果が返ればプリンタクライア
ント40の要求は正当と判断してこれに応じ、合致しな
ければプリンタクライアント40の要求は不当と判断し
てこれに応じない。
【0154】課金処理部307は、プリンタクライアン
ト40から戻された印刷結果に応じて、プリンタクライ
アント40又はプリンタクライアント40を操作するユ
ーザに対する課金処理を施す。
【0155】アドレス記憶部308は、プリンタクライ
アント40が送信してくる要求本コードと、これにより
特定される本文データのデータ格納位置情報との対象テ
ーブルを記憶している。本実施の形態ではデータ格納位
置情報は各本文データを格納するデータサーバ10のI
Pアドレスと、データサーバ10の格納する本文データ
のパスとファイル名を組み合わせたデータであり、さら
に本文データが複数ページからなる場合は任意のページ
を指定するページ番号が含まれる。
【0156】見積記憶部309は、見積作成部304が
作成した見積データを有効期限の間記憶する。主制御部
301は、プリンタクライアント40から有効期限内の
見積データの削除や変更の要求に応じて、見積記憶部3
09に記憶された見積データを削除、変更できる。
【0157】暗号処理部310は、後述するように公開
鍵方式による暗号化と復号化とを実行する。暗号処理部
310は、マスタサーバ30が発信するデータは自己の
秘密鍵によって暗号化したデジタル署名を付加し、送信
先の公開鍵による暗号化を施して発信する。また、暗号
処理部310は、受信したデータのデジタル署名を送信
元の公開鍵によって復号化して送信元を特定し、自己の
公開鍵で暗号化されたデータを受信すると自己の秘密鍵
で復合化する。
【0158】通信部311は、インターネットINet
を介してデータサーバ10とマスタサーバ30、マスタ
サーバ30とプリンタクライアント40との通信を公知
のプロトコルにより実行する。
【0159】認証部302、印刷対象特定部303、見
積作成部304、ジョブID発行部305、照合部30
6、課金処理部307、暗号処理部310はハードウェ
ア構成に限らず、主制御部301で実行するソフトウェ
アとしてアドレス記憶部308、見積記憶部309、本
文データ記憶部302のデータを利用して処理を実行し
て、処理結果を通信部311を介してデータサーバ10
やプリンタクライアント40に送信する構成としても良
い。
【0160】図6で、プリンタクライアント40は、主
制御部41、プリンタ情報記憶部42、入力部43、表
示部44、通信部45、暗号処理部46、プリンタ部4
7、フィニッシャー部48及び印刷不良検知部49を有
し、これら各部が内部バスで互いに接続されている。
【0161】主制御部41は、中央演算処理装置(CP
U)、主記憶装置、補助記憶装置などから構成され、R
OMに記録されたプログラムに基づいて、プリンタクラ
イアント40の各部及び全体を制御する。
【0162】プリンタ情報記憶部42は、プリンタ部4
7とフィニッシャー部48のハードウェア的な性能に係
る情報を記憶する。プリンタ部47のハードウェア的な
性能とは、プリンタ部47が一時に受信可能なページ
数、記録紙搬送経路でのペーパハンドリング、選択可能
な紙サイズ、フォント種類、プリンタ対応可能なデータ
形式(ビットマップ、ページ記述言語)、印字可能な解
像度、色数などプリンタ部47に固有の性能である。フ
ィニッシャー部48のハードウェア的な性能とは、表紙
や裏表紙を備えた装丁の可否、中折りの可否、中綴じの
可否、糊付け製本の可否、ステープルの可否、パンチ穴
空けの可否などフィニッシャー部48に固有の性能であ
る。前述のデータサーバ10が備えるデータ変換部13
は、斯様な情報に基づいて変換を実行するものである。
【0163】以下にハードウェア的な性能について説明
する。
【0164】例えばページ数について、本文データ全ペ
ージの記憶に必要な記憶容量がプリンタ部47(後述)
の備える画像メモリの記憶容量を越える場合には、本文
データの全体を受信しようとするとメモリオーバーフロ
ーが発生する可能性があるので、データサーバ10との
間で調整が必要となる項目である。データサーバ10は
画像メモリサイズに応じて本文データを複数のパーツに
分割し、分割された一つのパーツの印刷完了や、印刷中
でも画像メモリの空き容量が十分確保されたことが確認
できた場合に、次のパーツを送信するとメモリオーバー
フローを防げるので良く、本実施の形態のデータ変換部
13は、プリンタクライアント40で一時に記憶可能な
ページ数に即して分割を行う構成としている。
【0165】また、画像メモリがオーバーフローすると
プリンタクライアント40がこれを通知し、データサー
バ10は本文データ送信を一時中断して、プリンタクラ
イアント40の画像メモリの空き容量が確保されると本
文データ送信を再開する手順も良い。
【0166】例えばペーパハンドリングについて、電子
写真方式のレーザプリンタでは、両面複写を実行する際
に、一枚目の記録シート(あらかじめ所定サイズにカッ
トされた記録材)を反転して裏面へ印刷するまでに、複
数枚の記録シートを反転部を含む循環経路へ送り込む技
術が知られている。一例として5枚の記録シートを循環
経路に送り込む構成のレーザプリンタの場合には、10
ページからなる本文データを両面印刷するには、1ペー
ジ目(1枚目表)、3ページ目(2枚目表)、5ページ
目(3枚目表)、7ページ目(4枚目表)、9ページ目
(5枚目表)、2ページ目(1枚目裏)、4ページ目
(2枚目裏)、6ページ目(3枚目裏)、8ページ目
(4枚目裏)、10ページ目(5枚目裏)の順に印刷を
実行するから、本文データをページ順に送信すると、プ
リンタクライアント40でページ順を並び替えるための
オーバーヘッドが発生する可能性がある。従ってプリン
タクライアント40のペーパハンドリングは、データサ
ーバ10との間で送信手順の調整が必要となる項目であ
る。データサーバ10はペーパハンドリングに応じて本
文データのページ順をデータ変換部13で並べ替えて、
送信を行う。
【0167】例えば選択可能な紙サイズについて、本文
データの印刷に必要な紙サイズがプリンタ部47にて選
択できない場合には、全く印刷できない可能性や、印刷
の体裁が著しく悪くなる可能性があるので、データサー
バ10との間で送信手順の調整が必要となる項目であ
る。データサーバ10は選択可能な紙サイズに応じて、
データ変換部13で本文データへ縮小又は拡大の処理を
施して送信を行うことができる。
【0168】例えばフォント種類について、本文データ
の印刷に必要なフォント種類がプリンタ部47にて選択
できない場合には、全く印刷できない可能性や、印刷の
体裁が著しく悪くなったり、フォントが備えない文字の
印字ができない可能性があるので、データサーバ10と
の間で送信手順の調整が必要となる項目である。データ
サーバ10はプリンタクライアント40で選択可能又は
指定されたフォントに応じて、データ変換部13で本文
データのフォントを変更して送信することができる。ま
た本文データの印刷に使用するフォント種類はプリンタ
クライアント40側で指定でき、さらに何らかのフォン
トを指定するのみならず、ビットマップを指定したり、
フォントデータを本文データに付加するか付加しないか
を指定できる。
【0169】例えばプリンタ対応可能なデータ形式につ
いては、プリンタ部47(後述)が対応しないデータ形
式で本文データを受信しても、プリンタクライアント4
0では全く印刷ができない可能性があるし、データサイ
ズを小さくしうるプリンタ記述言語に対応可能なプリン
タクライアントに対して、ビットマップ形式のデータを
送信すると通信容量が増大するので、データサーバ10
との間で送信手順の調整が必要となる項目である。デー
タサーバ10はプリンタクライアント40で対応可能な
データ形式に応じて、データ変換部13で本文データの
データ形式を変更して送信することができる。
【0170】例えば印字可能な解像度は、プリンタクラ
イアント40が固定の解像度しか対応しない場合に、当
該解像度以外の本文データを受信すると、拡大又は縮小
された状態で印刷される可能性があるし、プリンタクラ
イアント40が受信したデータの解像度を解釈して印刷
可能である場合には、高解像度(高画質な印刷を得るこ
とができる)と低解像度(通信容量が低減できる)とを
プリンタクライアント40を操作するユーザが選択した
いと望む可能性があるので、データサーバ10との間で
送信手順の調整が必要となる項目である。データサーバ
10はプリンタクライアント40で対応可能な解像度に
応じて、データ変換部13で本文データの解像度を変更
して送信することができる。
【0171】例えばフィニッシャー部48で中折り、中
綴じが可能な場合であるが、この場合はプリンタ部47
は一枚の記録材に4ページを記録し、フィニッシャー部
48でこれを重ねてページの境目で折り畳み、又は綴じ
合わせる。ページ数Nの本文データを印刷する場合に、
プリンタ部47は、1枚目の記録材の一面に1ページ目
とNページ目、その裏面に2ページ目とN−1ページ目
を印刷し、2枚目の記録材の一面に3ページ目とN−2
ページ目、その裏面に4ページ目とN−3ページ目と、
印刷してゆき、本文データをページ順に送信すると、プ
リンタクライアント40でページ順を並び替えるための
オーバーヘッドが発生する可能性がある。従ってプリン
タクライアント40で中折り、中綴じが可能な場合は、
データサーバ10との間で送信手順の調整が必要となる
項目である。データサーバ10は各ページの記録順に応
じて本文データのページ順をデータ変換部13で並べ替
えて、送信を行う。
【0172】なお、上述の紙サイズ、フォント種類、デ
ータ形式、印字可能な解像度、中綴じ中折りの有無等
は、プリンタクライアント40の指定によることができ
る。プリンタクライアント40で指定すれば、調整に必
要な通信容量を低減できる。
【0173】入力部43は、各種操作を行うための操作
キーを備えていて、ユーザが印刷仕様を設定可能となっ
ている。
【0174】印刷仕様とはプリンタクライアント40を
操作するユーザにより選択可能なオプションでありユー
ザが指定する仕様である。例えば、モノクロ印刷とカラ
ー印刷の選択(カラー印刷の場合の色数の選択)、解像
度の選択などの印刷の品位に関わるオプションや、両面
印刷と片面印刷の選択、表紙や裏表紙の選択、中折りの
有無、中綴じの有無、ページレイアウト(印刷された印
刷物の1ページあたりに本文データの複数ページを印刷
する際の本文データの配置)、糊付け製本、ステープ
ル、パンチ穴空けの選択の有無の選択など、装丁に関わ
るオプションや、ブックデータの全ページを出力するか
指定ページを出力するかの印刷範囲に関わるオプション
がある。
【0175】表示部44は、各種情報を表示する表示手
段であり、例えば、液晶パネルなどで構成されており、
各種情報としては、ユーザが入力部43を用いて入力し
た入力結果、選択可能なオプション、マスタサーバ30
から受信した見積データ、等が表示される。これら入力
部43と表示部44とは、例えばタッチパネル等により
一体に構成していても良い。
【0176】通信部45は、インターネットINetを
介してプリンタクライアント40とデータサーバ10、
プリンタクライアント40とマスタサーバ30の通信を
公知のプロトコルにより実行する。
【0177】暗号処理部46は、後述するように公開鍵
方式による暗号化と復号化とを実行する。暗号処理部4
6は、プリンタクライアント40が発信するデータは自
己の秘密鍵によって暗号化したデジタル署名を付加し、
送信先の公開鍵による暗号化を施して発信する。また、
暗号処理部46は、受信したデータのデジタル署名を送
信元の公開鍵によって復号化して送信元を特定し、自己
の公開鍵で暗号化されたデータを受信すると自己の秘密
鍵で復合化する。
【0178】プリンタ部47は、暗号処理部46で復号
化された本文データに基づき逐次記録材に印刷を実行す
る。電子写真方式、インクジェット方式、銀塩写真方式
など、デジタルデータに基づいて画像を形成できる方式
であればいずれの方式でも良い。
【0179】フィニッシャー部48は本文データに基づ
いて印刷された記録材について、記録材のソート、ステ
ープリング、表紙を含むことのある糊付け製本、中折
り、中綴じ、等の良く知られた後処理を実行する。
【0180】印刷不良検知部49は、プリンタ部47と
フィニッシャー部48との動作中に発生するジャム(紙
詰まり)、糊やステープル針の欠乏、その他の異常によ
って発生する印刷の不良を検知して検知信号を発する。
光センサやアクチュエータ等各種センサを用いてのジャ
ム検知技術、糊やステープル針の欠乏の検知技術、その
他の異常の検知技術は良く知られているものを採用でき
る。
【0181】プリンタクライアント40は印刷不良検知
部49の検知信号に応じて、データサーバ10に印刷結
果を通知する。即ち印刷の失敗を示す何らのかの検知信
号が発せられた場合には、印刷の失敗をデータサーバ1
0に通知し、斯様な検知信号が発せられない場合には、
印刷の成功をデータサーバ10に通知する。
【0182】暗号処理部46はハードウェア構成に限ら
ず、主制御部301で実行するソフトウェアとしてプリ
ンタ部47での印刷すべき本文データの復号化や、通信
部45を介して送信するデータへ付加するデジタル署名
の作成などを実行する構成としても良い。
【0183】なお、プリンタクライアント40はデータ
サーバ10の備えるデータ変換部13と同等のデータ変
換部(不図示)を備えても良い。この場合、本文データ
に施す前述のデータ変換処理をプリンタ側で実行するこ
とが可能であり、データサーバ10は暗号処理部15
で、例えば本文データ記憶部12に記憶された本文デー
タに一切変換処理をしないままに暗号化して送信する事
や、変換処理としてはページ順の並び替えだけを実行し
て暗号化して送信する事が可能となる。もちろんデータ
変換部13で実行しない処理であって、必要な物はプリ
ンタクライアント40の備えるデータ変換部で変換処理
する。
【0184】次に図7のフローチャートを用いて、本実
施の形態のプリントシステムの動作を説明する。なお、
各ステップで実行する暗号化やデジタル署名の付加等に
ついては後述する。
【0185】本文データの印刷を所望するユーザは、プ
リンタクライアント40を操作して、サービス側システ
ム1を構成するマスタサーバ30へログイン要求を発す
る(S11)。ログインによって、マスタサーバ30と
プリンタクライアント40との間で論理的な通信チャン
ネルが確保される。
【0186】マスタサーバ30はログイン要求を受信す
ると、当該ログイン要求の正当性をチェックし、正当で
あればプリンタクライアント40を認証し(S12)、
プリンタクライアント40による以下の手順の実行が可
能となる。プリントシステムの利用者としてマスタサー
バ30に登録済みのユーザ又はプリンタクライアントか
らのログイン要求であれば正当と判断する。認証結果は
プリンタクライアント40に通知される。
【0187】プリンタクライアント40は認証される
と、印刷対象となる本文データを特定し、特定結果をマ
スタサーバ30に送信する(S13)。各本文データ
は、一件毎に固有のIDコード(以下本コードと呼ぶ)
が与えられていて、ユーザ側が本文データを特定する際
には前記本コードにより特定する。本コードは、プリン
タクライアント40に保存されていても良いし、印刷物
などをユーザが参照しても良いし、マスタサーバ30等
の備える本コードを入手しても良い。
【0188】例えば、マスタサーバ30から本コードを
入手する場合、マスタサーバ30は要求本文データと本
コードの対照リストをプリンタクライアント40に送信
する。対照リストは、複数のデータサーバが格納する全
本文データを一覧できるものでも良いし、プリンタクラ
イアント40側が指定した検索条件に基づく検索結果で
も良い。
【0189】検索条件には、書籍名、著者名(作者
名)、出版社名、日本十進分類法(NDC)等を指定で
き、対照リストには該当する書籍名、著者名(作者
名)、出版社名が本文データ毎にリストアップされてい
るので、プリンタクライアント40は入手したリストに
基づいて、印刷対象となる本文データを特定できる。
【0190】マスタサーバ30は受信した特定結果に基
づいて、データサーバ10から本文データを特定して
(S14)、当該印刷に際してサービス側システム1か
らユーザに請求する費用を提示する見積データを作成し
て(S15)、プリンタクライアント40へ送信する。
マスタサーバ30は送信済みの見積データを保管する。
プリンタクライアント40は受信した見積データに基づ
き表示部44に表示する(S16)。
【0191】見積データには、特定された本文データに
係る本コード、書籍の名称、見積金額、見積有効期限、
プリンタクライアント40を操作するユーザ名、費用を
請求する者の名称(氏名や法人名)と連絡先等が含まれ
る。個々の見積データ毎に固有の見積IDコードが含ま
れていて、これらの各項目はプリンタクライアント40
で表示や印字可能である。
【0192】マスタサーバ30が、同一ユーザ向けに過
去に作成し、有効期限に未達の見積データを保存してい
る場合は、これらをプリンタクライアント40に送信し
ても良いし、リスト形式の見積データへ纏めたうえで送
信すればさらに良い。
【0193】プリンタクライアント40は受信した有効
期限に未達の見積データに関して、削除や修正をマスタ
サーバ30に対して依頼できる。マスタサーバ30は見
積データの削除の依頼があれば、有効期限に未達であっ
ても指定された見積データを削除してプリンタクライア
ント40に削除結果を通知するし、見積データの修正の
依頼があれば、修正内容に即した見積データを作成し、
プリンタクライアント40へ送信する。なお、見積の修
正内容としては、本文データの変更、部数の変更、印刷
仕様の変更などがあり、さらに同一内容で再度見積をロ
グイン当日付けでとり直す場合がある。
【0194】プリンタクライアント40を操作するユー
ザは、表示部44に見積データに基づいて表示された内
容を確認して、了承できれば注文する(S17)。注文
すると、プリンタクライアント40からマスタサーバ3
0に注文データが送信される。注文データは見積IDコ
ードと注文の要求を示するコードとを含んでいる。
【0195】マスタサーバ30は注文データを受信する
と、これに含まれる見積IDコードを、保管した見積デ
ータの見積IDコードとを照合して、さらに有効期間内
の見積データに基づく注文か否かを確認する(S1
8)。そして、係る注文が、正当なユーザから有効期間
内の見積に基づいてなされた注文であることが確認され
ると、プリンタクライアント40へデータ格納位置情報
とジョブIDとを送信する(S19)。
【0196】ジョブIDは、ユーザにより見積金額が承
認されたプリントジョブに対して固有の値としてマスタ
サーバ30が付与する。
【0197】データ格納位置情報は、データサーバ10
に格納された本文データをプリンタクライアント40が
特定するための値である。例えば、データサーバ10が
ディレクトリ構造をサポートするファイルシステムで個
々の本文データを一つのファイルとして管理して運用し
ているならば、インターネット上に多数に存在するノー
ドからデータサーバ10を特定するIPアドレスと、本
文データに対応するファイルへのパスによって本文デー
タを特定できる。そこで、本実施の形態ではIPアドレ
スとパスに基づくコードを生成してデータ格納位置情報
とする。
【0198】プリンタクライアント40はデータ格納位
置情報とジョブIDとを受信すると、当該データ格納位
置情報に基づいてデータサーバ10へアクセスし(S2
0)、印刷要求をする。プリンタクライアント40はデ
ータ格納位置情報よりアクセスすべきデータサーバ10
のIPアドレスを得るから、インターネットINetに
接続された複数のデータサーバ(図3参照)から、所望
の本文データを保管するデータサーバ10を特定してア
クセスすることが可能となる。
【0199】データサーバ10はプリンタクライアント
40からの印刷要求があると、マスタサーバ30に対し
てジョブIDの照合を要求し(S21)、マスタサーバ
30は照合要求に係るジョブIDを照合する(S2
2)。ステップ22の照合は、次の(1)と(2)のジ
ョブIDが合致するか否かの照合である。
【0200】(1)マスタサーバ30が発行してプリン
タクライアント40に送信しマスタサーバ30が保管し
たジョブID(ステップ19参照)。
【0201】(2)データサーバ10がプリンタクライ
アント40から印刷要求と共に受信して照合要求に際し
てマスタサーバ30に送信したジョブID(ステップ2
1参照)。
【0202】なお、一旦発行されたジョブIDはジョブ
終了前に誤って削除、変更しないようにロックされ、ロ
ックは後述のステップ32かステップ33で解除され
る。
【0203】データサーバ10はマスタサーバ30から
照合結果を受信してこれを確認する(S23)。データ
サーバ10は(1)と(2)が合致したとの照合結果を
受けたならば、ステップ20でアクセスしてきたプリン
タクライアント40はステップ11からステップ20を
経ていて、ステップ15で表示された見積金額に合意し
たうえでステップ17の注文がなされていると信頼す
る。従って、ステップ23で、合致したとの照合結果を
受けたならば、これをプリンタクライアント40に通知
し、プリンタクライアント40による以下の手順の実行
を可能とする。
【0204】プリンタクライアント40は印刷仕様を設
定して、印刷仕様情報Inf1をデータサーバ10に送
信する(S24)。印刷仕様はステップ13でマスタサ
ーバ30に対して印刷対照データを特定する際にすでに
決定していても良く、この場合には、マスタサーバ30
に送信した印刷仕様と同一内容の印刷仕様を送信する。
【0205】データサーバ10はプリンタクライアント
40から印刷仕様を受信すると、本文データ記憶部12
で保管する本文データを特定して(S25)、印刷仕様
やプリンタの性能に応じた本文データの変換(S2
6)、本文データの暗号化(S27)を実行する。
【0206】データサーバ10は、本文データの変換と
暗号化が完了すると(通信形式本文データInf2が得
られる)、これをプリンタクライアント40に送信し
(S28)、プリンタクライアント40はこれを受信す
る(S29)。
【0207】プリンタクライアント40は暗号化されて
いる本文データを復号化し、しかる後に印刷を実行し
(S30)、印刷が完了すると印刷結果を印刷結果情報
Inf3としてデータサーバ10に送信する(S3
1)。印刷結果はプリンタクライアント40からサービ
ス側システム1への印刷の成否の通知である。印刷に際
して、印刷仕様に即してプリンタ部47で印刷が実行さ
れ、フィニッシャー部48で製本が実行されていて、こ
れらの実行中に給紙不良が発生すると印刷不良検知部4
9がエラー信号を発するのでプリンタクライアント40
は印刷失敗のステータスを示す印刷結果を発信し、給紙
不良が発生しなければ、印刷成功のステータスを示す印
刷結果を発信する。
【0208】データサーバ10は、印刷結果を受信する
と前記ジョブIDで特定されるプリントジョブを終了
し、印刷成功を示すジョブ終了通知をマスタサーバ30
へ送信する(S32)。
【0209】マスタサーバ30は、データサーバ10か
ら印刷成功を示すジョブ終了通知を受けると、前記ジョ
ブIDに基づいて課金先のプリンタクライアント40に
対して、課金処理を実行し(S33)、プリントジョブ
を終了する。
【0210】ユーザは、プリンタクライアント40を操
作してマスタサーバ30へログアウト要求を送信し(S
34)、マスタサーバ30はログアウト要求を受信する
と認証を行い(S35)、認証結果はプリンタクライア
ント40に通知される(S36)。ログアウトによっ
て、マスタサーバ30とプリンタクライアント40との
確保された通信チャンネルが切断される。
【0211】本実施の形態では、一旦成功して終了した
プリントジョブに係るジョブIDにより再度印刷要求が
あっても、データサーバ10、マスタサーバ30ともに
この要求を無視する。
【0212】マスタサーバ30はステップ33の課金処
理を実行する際に印刷結果から印刷の成否を判断できる
ので、例えば印刷に失敗したプリントジョブに関して
は、見積データで提示した金額から減額して課金した
り、提示した金額に関わらず無料とするように課金処理
の条件を定めておくことができる。印刷失敗時の課金処
理の条件は見積データにより提示額とともにプリンタク
ライアント40の表示部44に表示して、ユーザに明示
することが望ましい。また、成功したプリントジョブに
関しては、見積データで提示した金額とおりに課金する
よう課金処理の条件を定めておくことができる。
【0213】複数の本文データを印刷する場合には、ス
テップ20からステップ29に至る処理をループにし
て、一回のループ毎に1つの本文データの処理を実行す
るようにしても良い。例えば3つの本文データ(3冊の
本に該当する)を処理する場合には、ステップ19まで
で、3つの本文データを特定した見積データに関して注
文がなされ、ステップ20からステップ29までで1つ
ずつ本文データを受信するループが3度繰り返され、ス
テップ30以後で3つの本文データの印刷に引き続く処
理を実行する。
【0214】この場合ループの開始はステップ20に限
らずに、ステップ13からステップ20のいずれでも良
いし、ループの終了はステップ29からステップ31の
いずれでも良い。ループの開始するステップを選択する
事で、プリンタクライアント40が見積データを1つの
本文データ毎に受信する構成、3つの本文データに係る
見積金額を提示する1つの見積データを受信する構成、
ジョブIDを1つの本文データ毎に受信する構成などが
選択できる。
【0215】ループの終了するステップを選択する事
で、プリンタクライアント40が本文データを1つずつ
受信して3つの本文データに係る印刷と印刷結果の送信
を一回実行する構成、プリンタクライアント40が本文
データを1つずつ印刷して3つの本文データに係る印刷
結果を送信する構成、プリンタクライアント40が本文
データを1つずつ印刷し、1つずつ印刷結果を送信する
構成などが選択できる。
【0216】本文データをページ毎に印刷する場合に
は、ステップ24からステップ29に至る処理をループ
にして、一回のループ毎に本文データ1ページ分の処理
を実行するようにしても良い。例えば3ページの本文デ
ータを処理する場合には、ステップ23までの処理に引
き続いて、ステップ24からステップ29でページ毎の
印刷仕様の設定送信からページ毎の本文データ受信まで
を処理するループが3度繰り返され、ステップ30以後
で3ページの本文データの印刷に引き続く処理を実行す
る。
【0217】この場合ループの開始はステップ24に限
らずに、ステップ24からステップ28のいずれでも良
いし、ループの終了はステップ29からステップ31の
いずれでも良い。ループの開始するステップを選択する
事で、プリンタクライアント40が印刷仕様の設定送信
をページ毎に行う構成、全ページ共通で行う構成等が選
択できる。
【0218】ループの終了するステップを選択する事
で、プリンタクライアント40が本文データを1ページ
ずつ受信して3ページの本文データに係る印刷と印刷結
果の送信を一回実行する構成、プリンタクライアント4
0が本文データを1ページつずつ印刷して3ページの本
文データに係る印刷結果の送信を一回実行する構成、プ
リンタクライアント40が本文データを1ページつずつ
印刷し、1ページずつ印刷結果を送信する構成などが選
択できる。
【0219】斯様に印刷結果をサービス側システム1に
通知すれば、印刷結果に基づいて課金処理の条件を変更
するなどの処置がとれるので、単に著作権保護が実現さ
れるのみならず、ユーザにとって納得のゆくサービスが
提供できるようになる。
【0220】また、印刷結果に基づいて課金処理の条件
を変更すれば、単に著作権保護が実現されるのみなら
ず、ユーザにとって納得のゆく課金条件によるサービス
が提供できるようになる。
【0221】次に各ステップで実行する暗号化について
説明する。
【0222】(暗号化1)例えばステップ24でプリン
タクライアント40がデータサーバ10に印刷仕様を送
信する場合には、公開鍵暗号方式を用いて、印刷仕様情
報Inf1を送信するのでこれを次のように暗号化した
うえでデジタル署名を付加して送信する。
【0223】具体的には、印刷仕様情報Inf1に含ま
れる以下の印刷仕様に係る情報をデータサーバ10の公
開鍵で暗号化し、当該印刷仕様に係る情報の特徴値をプ
リンタクライアント40の秘密鍵で暗号化(デジタル署
名)し、送付する。
【0224】印刷仕様に係る情報は、ランダムデータ、
送信日付及び/又は時刻、要求の種類、要求元の名前、
見積ID、印刷先プリンタ名リスト、本コード(前
述)、開始ページ、終了ページ、印刷条件(色数、文字
フォント種、紙サイズ、ページレイアウト、製本方
法)、署名者リスト、この個々のデジタル署名(1〜n
人分)等がある。
【0225】これら印刷仕様に係る特徴値は次のような
ものである。
【0226】ランダムデータとは、8バイトから64バ
イト程度のランダムなデータで、プリンタ側で生成す
る。似たような要求内容でも暗号化した際に全く異なる
コードにするために付加している。通常固定長にしてお
く。
【0227】送信日付、時刻とは、印刷仕様情報Inf
1を送信した日付と時刻であり、要求の生成日付時刻を
明確にし課金の処理の正当性、処理の時間経過、等の管
理に用いるとともに、上記ランダムデータと合わせて、
要求の内容の暗号のコード内容を変化させて、解読する
ことが困難にすることも目的にしている。
【0228】要求の種類とは、本文データ要求や、見積
もり要求(後述)その他といった要求の区別である。
【0229】要求元の名前とは、プリンタクライアント
40に固有の名前など、要求元を特定し、また、後述の
デジタル署名を復号化するための相手の公開鍵を検索す
るのに用いる。また、データサーバ10からの本文デー
タの送り先を特定する。また、マスタサーバ30による
課金処理の相手先の特定にも用いる。
【0230】生成要求IDとは、いわゆる、見積もり請
求NOであり、本文データを受け取ったときにどの要求
に対するデータかの識別を簡単にするためにプリンタ側
でシーケンシャルに生成する。
【0231】本コードとは、要求する本文データに対応
する本を特定するための本のIDコードであり、さらに
開始ページは、必要な最初のページを、終了ページは必
要な最後のページである。また、開始ページ、終了ペー
ジは、必要に応じて複数もつことができ、一件の本文デ
ータに含まれる複数の部分を特定することができる。
【0232】印刷条件に含まれる色数とは、カラーの本
の場合でもモノクロ情報として送付でき、通信容量の低
減によるコストダウンが可能となる。文字フォント種と
は使用するフォントを限定する情報である。紙サイズと
は、使用する紙サイズを限定する情報である。ページレ
イアウトとは、1枚の紙の中に複数ページをいれるため
の情報である。製本方法とは、製本方法に応じたデータ
位置を指定するための情報である。
【0233】署名者リストとは、デジタル署名を行った
署名者リストで、相手先の公開鍵検索に用いる。
【0234】そして、デジタル署名とは、上記印刷仕様
情報Inf1の特徴値を送信元の秘密鍵で暗号化したコ
ードである。受信者(データサーバ10)が、この部分
を相手(プリンタクライアント40)の公開鍵で復号化
し、その値が上記要求データの特徴値と一致しているか
どうか確認する。このことで、送信者が確かに正しい相
手(他の誰かが、プリンタクライアント40になりすま
していない)であることを確認でき、さらに、要求内容
が改竄されていないことを確認できる。特徴値の計算に
は、MD5やその他の方法によるハッシュ値などが用い
られる。
【0235】具体的なデジタル署名の内容としては、例
えば、ランダムデータ(8バイト以上のランダム値)、
日付及び/又は時刻、署名者の名前、印刷仕様情報In
f1の特徴値を署名者(通常はプリンタクライアント4
0)の秘密鍵で暗号化した構造を用いることができる。
【0236】場合によっては、署名を要求元とは異なる
別の署名者が行っても良い。例えば、始めてシステムに
要求を行う際に、すでにサービス側システム1から信頼
されている特定の署名者の署名を行うことで、新規プリ
ンタクライアントを登録するような場合である。
【0237】また、日付、時刻は、上記本文要求データ
の生成時刻よりも、後でかつ所定時間内であることを確
認することで署名の有効性の証明の確度を増すことがで
きる。
【0238】上述の印刷仕様情報Inf1のうち、本コ
ード(前述)、開始ページ、終了ページ、印刷条件(色
数、文字フォント種、紙サイズ、ページレイアウト、製
本方法、部数)の情報に基づいて、著作権料と、データ
に対する料金(デジタル化費用やサーバの管理費用な
ど)が計算できる。
【0239】また、プリンタクライアント40が複数の
プリンタを備えるプリンタグループにより構成されてい
る例では、印刷仕様情報Inf1には印刷先プリンタ名
リストを含めると良い。
【0240】印刷先プリンタ名リストとは、プリンタグ
ループ内の複数のプリンタで分割して印刷する場合に指
定することで、データサーバ10は、それぞれのプリン
タに応じたデータ(暗号化の鍵や、送付先を指定した)
を作成、送付できる。これにより、大量の印刷も本文デ
ータを保護しながら、高速に印刷できる。また、この場
合は、プリンタ側は、要求をローカルなプリンタグルー
プ内で、順次回覧して、デジタル署名を行うことができ
る。また、回覧せずにグループマスタ(プリンタグルー
プ内の複数のプリンタの中から選定した一台のプリン
タ)が一括して、デジタル署名を行うこともできる。
【0241】さらに、前述のように、複数のプリンタに
分散してデータを送信するような場合には、それぞれの
プリンタのデジタル署名を追加しておくことができる。
また、ランダムデータと日付とは、要求データの暗号化
の場合と同じく特定の暗号コードの生成を防ぐ目的に用
いられる。
【0242】データサーバ10は斯様な暗号化され、デ
ジタル署名が付加された印刷仕様情報Inf1を自己の
秘密鍵で復号化して、相手側(プリンタクライアント4
0)の確認をデジタル署名を復号化(特徴値の復号化)
をすることで行う。
【0243】(暗号化2)例えばステップ28でデータ
サーバ10が本文データを送信する場合には、公開鍵暗
号方式を用いて、通信形式本文データInf2を送信す
る。これは次のように暗号化したうえでデジタル署名を
付加して送信される。
【0244】具体的には、通信形式本文データInf2
に含まれる以下の情報をプリンタクライアント40の公
開鍵で暗号化し、その特徴値をデータサーバ10の秘密
鍵で暗号化(デジタル署名)し、送付する。
【0245】このとき、通信形式本文データInf2に
含まれる情報は、ランダムデータ、送信日付及び/又は
時刻、データ種別(本文データ、見積データなどの種
別)、データID(本コード、見積もりID)、要求元
の名前、生成要求ID、印刷先プリンタ名リスト、開始
ページ、終了ページ、料金、署名者リスト、本文データ
本体、デジタル署名(1〜n人分)を含めることができ
る。
【0246】データサーバ10は、上述の通信形式本文
データInf2に含まれる情報の特徴値により、デジタ
ル署名を行う。この署名は、サービス側システム1のデ
ジタル署名であればマスタサーバ30の署名でも良い。
【0247】プリンタクライアント40は受け取った通
信形式本文データInf2を自己の秘密鍵で復号化して
デジタル署名の確認、請求IDの一致時刻の正当性など
の確認を行い印刷する。
【0248】(暗号化3)例えばステップ31でデータ
サーバ10に印刷結果を送信する場合には、公開鍵暗号
方式を用いて、印刷結果情報Inf3を送信する。これ
は次のように暗号化したうえでデジタル署名を付加して
送信される。
【0249】具体的には、印刷結果情報Inf3に含ま
れる以下の情報をデータサーバ10の公開鍵で暗号化
し、その特徴値をプリンタクライアント40の秘密鍵で
暗号化(デジタル署名)し、送付する。
【0250】このとき、印刷結果情報Inf3に含まれ
る情報は、ランダムデータ、送信日付及び/又は時刻、
本文データID、本文データ送付のID、要求元の名
前、生成要求ID、印刷先プリンタ名リスト、各プリン
タで印刷すべき枚数、各プリンタ正常印刷枚数、署名者
リスト、その個々のデジタル署名(1〜n人分)を含め
ることができる。
【0251】プリンタクライアント40は、上述の印刷
結果情報Inf3に含まれる情報の特徴値により、デジ
タル署名を行うことができる。
【0252】複数のプリンタで印刷した場合は、デジタ
ル署名を各プリンタが行うか又は、印刷結果をグループ
マスタが一括して管理し、一括署名を行う事ができる。
【0253】データサーバ10は、受け取った印刷結果
情報Inf3を自己の秘密鍵で復号化して、同様に時
刻、要求元、要求ID、本文IDなどの確認し、マスタ
サーバ30が印刷結果に基づいて課金処理を行う。
【0254】以上、プリンタクライアント40とサービ
ス側システム1を構成するデータサーバ10との間のア
クセス、通信に関して説明したが、他にも、全てのステ
ップでデータサーバ10とマスタサーバ30、マスタサ
ーバ30とプリンタクライアント40などのノード間の
通信に暗号化とデジタル署名の付与が可能である。
【0255】次に図8のフローチャートを用いて、本実
施の形態のプリントシステムの他の動作を説明する。図
8で説明する動作は図7の動作と略同様であり、ジョブ
IDの照合をデータサーバが実行する点と、プリンタク
ライアント40が印刷結果をマスタサーバ30に通知す
る点が異なる。従って図7の動作と重複する説明は省略
する。
【0256】図8の例では、ステップ51からステップ
58に至る動作は、図7のステップ11からステップ1
8までと同様である。
【0257】図7のステップ19では、マスタサーバ3
0はデータ格納位置情報とジョブIDとをプリンタクラ
イアント40へ送信しているが、図8のステップ59で
は、マスタサーバ30はデータ格納位置情報とジョブI
Dとをプリンタクライアント40へ送信するとともに、
ジョブIDをプリンタクライアント40へ送信する。
【0258】プリンタクライアント40はデータ格納位
置情報とジョブIDとを受信すると、当該データ格納位
置情報に基づいてデータサーバ10へアクセスし(S6
0)、印刷要求をする。
【0259】データサーバ10はプリンタクライアント
40からの印刷要求があると、ジョブIDの照合を行う
(S61)。ステップ61の照合は、次の(3)と
(4)のジョブIDが合致するか否かの照合である。
【0260】(3)マスタサーバ30が発行してデータ
サーバ10に送信したジョブID(ステップ59参
照)。
【0261】(4)データサーバ10がプリンタクライ
アント40から印刷要求と共に受信したジョブID。
【0262】データサーバ10は(3)と(4)が合致
したならば、ステップ60でアクセスしてきたプリンタ
クライアント40はステップ51からステップ60を経
ていて、ステップ56で表示された見積金額に合意した
うえでステップ57の注文がなされていると信頼する。
従って、ステップ61で、合致したならば、これをプリ
ンタクライアント40に通知し、プリンタクライアント
40による以下の手順の実行を可能とする。
【0263】なお、ジョブIDはジョブ終了前に誤って
削除、変更されないように、データサーバ10とマスタ
サーバ30との間で後述のステップ70かステップ71
の処理が終了するまで同期をとっている。
【0264】プリンタクライアント40は印刷仕様を設
定して、設定情報をデータサーバ10に送信する(S6
2)。以下、図8のステップ63からステップ68に至
る動作は、図7のステップ25からステップ30までと
同様である。
【0265】プリンタクライアント40はステップ68
の印刷が完了すると印刷結果をマスタサーバ30に送信
する(S69)。印刷結果は図7の動作と同様である。
マスタサーバ30は、印刷結果を受信すると前記ジョブ
IDで特定されるプリントジョブを終了し、印刷成功を
示すジョブ終了通知をデータサーバ10へ送信する(S
70)。
【0266】データサーバ10は終了通知を受信する
と、前記ジョブIDで特定されるプリントジョブを終了
する(S71)。
【0267】マスタサーバ30は、データサーバ10か
ら印刷成功を示すジョブ終了通知を受けると、前記ジョ
ブIDに基づいて課金先のプリンタクライアント40に
対して、課金処理を実行する(S72)。
【0268】以下、図7のステップ34からステップ3
6までと同様にログアウトして、マスタサーバ30とプ
リンタクライアント40との確保された通信チャンネル
が切断される。
【0269】以上説明した実施の形態では、図3に示し
たようにデータサーバ10、20、マスタサーバ30、
プリンタクライアント40がインターネットINetに
より相互を識別して通信可能なネットワーク構成で説明
したが、本発明のプリントシステムは、データサーバ1
0、マスタサーバ30、プリンタクライアント40が相
互に通信可能であれば、インターネットINetに限ら
ず、任意のネットワーク構成を採用できる。例えば、各
ノードが専用線や公衆回線で接続されていても良い。ま
た別な構成であるが、データサーバ10とマスタサーバ
30とが同一LAN上に存在して、当該LANにプリン
タクライアント40が専用線や公衆回線で接続されてい
ても良い。
【0270】さらに、データサーバ10とマスタサーバ
30とが同一LAN上に存在して、当該LANとプリン
タクライアント40とがインターネットINetに接続
されていても良い。また、データサーバ10とマスタサ
ーバ30とは一台のサーバコンピュータ上で動作させる
ことも可能である。
【0271】また、図4で説明したデータサーバ10
は、一台のサーバ上に主制御部11、データ変換部1
3、圧縮部14、暗号処理部15、通信部17、照合部
16及び本文データ記憶部12を備える例で説明した
が、これら各部を複数のサーバに分散処理させることも
可能である。例えば複数のサーバにそれぞれ本文データ
記憶部12たるハードディスクを備えさせて、各ハード
ディスクを一台のサーバのファイルシステムにマウント
する構成を採用したならば、これら複数のサーバにより
データサーバ10が構成される。また、本文データ記憶
部12を備えるサーバの他に、データ変換部13、圧縮
部14、暗号処理部15のいずれか一つあるいは複数を
備えるサーバを設ける構成を採用したならば、これら複
数のサーバによりデータサーバ10が構成される。
【0272】また、図5で説明したマスタサーバ30
は、一台のサーバ上に主制御部301、認証部302、
印刷対象特定部303、見積作成部304、ジョブID
発行部305、照合部306、課金処理部307、アド
レス記憶部308、見積記憶部309、暗号処理部31
0、通信部311を備える例で説明したが、これら各部
を複数のサーバに分散処理させることも可能である。
【0273】また、主制御部301、認証部302、印
刷対象特定部303、見積作成部304、ジョブID発
行部305、照合部306、課金処理部307、アドレ
ス記憶部308、見積記憶部309、暗号処理部31
0、通信部311を備えるマスタサーバ30が複数存在
しても良い。複数のマスタサーバ30が存在する場合に
は、ユーザがプリンタクライアント40を操作していず
れかのマスタサーバ30を自由に選択できるようにして
も良い。
【0274】また、図6で説明したプリンタクライアン
ト40は、一台のプリンタマシン上に主制御部41、入
力部43、表示部44、通信部45、プリンタ情報記憶
部42、暗号処理部46、印刷不良検知部49、プリン
タ部47及びフィニッシャー部48を備える例で説明し
たが、これら各部を本発明の情報処理装置の一例である
パーソナルコンピュータと該パーソナルコンピュータに
接続されたプリンタによって構成することも可能であ
り、この構成ではパーソナルコンピュータとプリンタに
よつてプリンタクライアント40が構成される。また、
パーソナルコンピュータとプリンタとの接続はローカル
接続でもネットワーク接続でも良く、複数のパーソナル
コンピュータと複数のプリンタとをLANによりネット
ワーク接続しても良い。この構成では複数のパーソナル
コンピュータと複数のプリンタによつてプリンタクライ
アント40が構成される。
【0275】パーソナルコンピュータとプリンタによっ
てプリンタクライアント40が構成される場合には、暗
号処理部46はプリンタが備える事が望ましい。また、
復号化を実行するハードウェア的またはソフトウェア的
なモジュールがプリンタ側に備えられていれば、暗号処
理部46全体をプリンタ側に備えずとも良い。パーソナ
ルコンピュータ側が復合化を実行する前記モジュールを
備えていると、受信した本文データの複写が可能となる
可能性があるのだが、プリンタ側に前記モジュールを備
えれば、受信した本文データの複写される可能性はほと
んど無い。
【0276】また、上述の実施例では、本文データも公
開鍵で暗号化して送付する用に説明したが、本文送付に
先立って、データベースから共通鍵暗号化方式のための
共通秘密鍵を送付して、共通鍵暗号で暗号化することも
できる。
【0277】この場合、秘密鍵は、データベースで本文
情報の送付毎に異なるものを生成することが望ましい。
本文データが多い場合は、共通鍵暗号方式の方が暗号化
に伴う処理量がへるため高速な処理が行える。
【0278】また、上記実施例では、公開鍵暗号方式を
前提にしたが、各プリンタクライアント40とサービス
側システム1(データサーバ10、20、マスタサーバ
30)の間で、それぞれ異なる共通秘密鍵暗号化方式で
も実施可能である。具体的な暗号化方式は、公知のよう
にDES、AES、トリプルDES、RSA方式などを
用いることができる。この場合、署名は、ANSIX
9.30を用いることもできる。
【0279】また署名の際に前述の特徴値をもとめるた
めにSHA−1やMD5などを用いることができる。
【0280】また、暗号化や署名には、ECDSAを用
いることもできる。
【0281】暗号化技術については以下の文献があり、
本発明の暗号化技術として適用可能である。
【0282】リファレンス文献(1) デジタル署名と暗号化技術 1997 12月24日
初版 著者 ウヲーイック・フォード マイケル・バウム 訳者 山田 真一郎 監修 日本ベリサイン 発行人 三輪幸男 編集人 鈴木光治 発行所 株式会社 ピアソン・エデュケーション
【0283】リファレンス文献(2) PGP暗号メールと電子署名 1996 4月15日
初版 著者 Simson Garfinkel 監訳者 山本和彦 訳者 株式会社ユニテック 発行・編集 河村由美子 編集・制作 株式会社スペック 発行所 株式会社オライリー・ジャパン 発売 株式会社オーム社
【0284】
【発明の効果】請求項1に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果が出力されるので、課金すべきかいなか
は実際の印刷結果に基づき判断することが可能となっ
た。
【0285】請求項4に記載のプリントシステムによれ
ば、印刷結果がサービス側システムに送信されるので、
サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷結果
に基づき判断することが可能となった。
【0286】請求項16に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果がサービス側システムに送信されるの
で、サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷
結果に基づき判断することが可能となった。
【0287】また、サービス側システムで情報の暗号化
を施し、記録システム及び/又は使用者をサービス側シ
ステムに認証させるとともにプリンタで暗号化された情
報を復号化して印刷を実行するから、情報の不正なコピ
ーや第三者によるいわゆるなりすましの防止も可能とな
った。
【0288】請求項22に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をサービス側システムに通知するので、
サービス側システムでは課金すべきかいなかを印刷結果
に基づき判断することが可能となった。
【0289】請求項30に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をサービス側システムに通知して、サー
ビス側システムが前記印刷結果に応じて課金するするの
で、サービス側システムが印刷に成功したユーザに対し
て印刷の対価として課金処理を実行することが可能とな
った。
【0290】請求項31に記載のプリントシステムによ
れば、サービス側システムが選択に応じてデータのペー
ジの並び順を変換するので、印刷失敗の可能性や遅延、
プリンタクライアントの処理負荷が高まることを防止す
ることが可能となった。
【0291】請求項32に記載のプリントシステムによ
れば、サービス側システムが選択された印刷仕様に応じ
てデータのページの並び順を変換するので、印刷失敗の
可能性や遅延、プリンタクライアントの処理負荷が高ま
ることを防止することが可能となった。
【0292】請求項33に記載のプリントシステムによ
れば、印刷結果をマスタサーバとデータサーバの双方あ
るいは一方に通知に通知するので、マスタサーバとデー
タサーバの双方あるいは一方ではプリンタクライアント
に対して課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判断す
ることが可能となった。
【0293】請求項60に記載のプリントシステムによ
れば、プリンタクライアントは送信形態データを復号化
して印刷を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサー
バとデータサーバの双方あるいは一方に通知し、マスタ
サーバは印刷結果に基づいて課金処理を行うので、マス
タサーバはプリンタクライアントに対して課金すべきか
いなかを印刷結果に基づき判断することが可能となっ
た。
【0294】また、プリンタクライアントがマスタサー
バにログイン要求し、マスタサーバがプリンタクライア
ントの前記ログイン要求を認証するから、マスターサー
バは課金先たるプリンタクライアントを特定する事が可
能となった。
【0295】また、データサーバがジョブID情報に基
づいて特定された本文データに対して印刷仕様に基づい
たデータ変換処理と暗号化処理を施し、プリンタクライ
アントがデータ変換処理と暗号化処理の施された送信形
態データをデータサーバからダウンロードし、プリンタ
クライアントは送信形態データを復号化して印刷を実行
するから、印刷失敗の可能性や遅延、プリンタクライア
ントの処理負荷が高まることを防止することが可能とな
り、データの不正なコピーや第三者によるいわゆるなり
すましの防止も可能となった。
【0296】また、マスタサーバが特定された印刷対象
に関する見積情報をプリンタクライアントに送信し、プ
リンタクライアントが見積情報に基づき見積料金を表示
し、プリンタクライアントが見積情報に従って注文する
場合に注文信号をマスタサーバに送信するから、事前に
プリンタクライアント側で課金額を知る事が可能となっ
た。
【0297】請求項61に記載のプリンタクライアント
によれば、印刷結果をサービス側システムに通知するの
で、サービス側システムに課金すべきかいなかを印刷結
果に基づき判断させることが可能となった。
【0298】請求項62に記載のサービス側システムに
よれば、プリンタクライアントが印刷結果をサービス側
システムに通知するので、サービス側システムでは課金
すべきかいなかを印刷結果に基づき判断することが可能
となった。
【0299】請求項63に記載のプリンタクライアント
によれば、印刷結果をサービス側システムに通知するの
で、サービス側システムに課金すべきかいなかを印刷結
果に基づき判断させることが可能となった。
【0300】請求項64に記載のデータサーバによれ
ば、プリンタクライアントが印刷結果をデータサーバに
通知するので、データサーバでは課金すべきかいなかを
印刷結果に基づき判断することが可能となった。
【0301】請求項65に記載のマスタサーバによれ
ば、プリンタクライアントが印刷結果をサービス側シス
テムに通知するので、マスタサーバでは課金すべきかい
なかを印刷結果に基づき判断することが可能となった。
【0302】請求項66に記載のプリントシステムによ
れば、多量の印刷を実行する際の負荷を分散することが
可能となり、また、複数のプリンタのいくつかで印刷失
敗が発生しても、残りのプリンタで印刷を実行すること
が可能となった。
【0303】請求項67に記載のプリンタによれば、印
刷結果をサービス側システムに通知するので、サービス
側システムに課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判
断させることが可能となった。
【0304】請求項68に記載のプリンタによれば、印
刷結果をサービス側システムに通知するので、サービス
側システムに課金すべきかいなかを印刷結果に基づき判
断させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントシステム内でのデータの流れを示す概
念図である。
【図2】プリントシステム内でのデータの流れを示す概
念図である。
【図3】プリントシステムの基本構成を示す説明図であ
る。
【図4】データサーバの詳細な構成を説明するブロック
図である。
【図5】マスタサーバの詳細な構成を説明するブロック
図である。
【図6】プリンタクライアントの詳細な構成を説明する
ブロック図である。
【図7】本実施の形態のプリントシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図8】本実施の形態のプリントシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
〔1〕 本文以外の概要データの流れを示す。 〔2〕 検索結果とプリント指示情報の流れを示す。 〔3〕 同定コード(認証コード)の流れを示す。 〔4〕 暗号化された編集済み印刷データの流れを示
す。 〔5〕 ハードコピーを示す。 〔6〕 プリント結果情報の流れを示す。 10,20 データサーバ 11 主制御部 12 本文データ記憶部 13 データ変換部 14 圧縮部 15 暗号処理部 16 照合部 17 通信部 30 マスタサーバ 301 主制御部 302 認証部 303 印刷対象特定部 304 見積作成部 305 ジョブID発行部 306 照合部 307 課金処理部 308 アドレス記憶部 309 見積記憶部 310 暗号処理部 311 通信部 40 プリンタクライアント 41 主制御部 42 プリンタ情報記憶部 43 入力部 44 表示部 45 通信部 46 暗号処理部 47 プリンタ部 48 フィニッシャー部 49 印刷不良検知部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 (72)発明者 中沢 利彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 山崎 博彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 HH01 HJ06 HJ08 HQ17 HX10 5B021 AA01 BB00 EE02 NN00 5B049 BB00 CC05 CC11 EE05 FF01 FF02 GG02 5B075 ND06 PQ03

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷を実行する印刷手段と印刷結果を出
    力する印刷結果出力手段とを具備するプリンタと、 前記印刷結果に基づいて課金処理を行う課金手段とを有
    することを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記印刷結果は、印刷を開始したことを
    示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプリン
    トシステム。
  3. 【請求項3】 前記印刷結果は、印刷が終了したことを
    示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプリン
    トシステム。
  4. 【請求項4】 画像及び/又は文字を表すデータを記憶
    しているデータベースを含むサービス側システムと、 前記データの送信を要求するデータ要求信号を送信する
    送信手段と、 印刷を実行する印刷手段と印刷結果を出力する印刷結果
    出力手段とを具備するプリンタとを有し、 前記データ要求信号が送信されることにより、前記デー
    タ要求信号に対応した前記データベース内のデータが前
    記サービス側システムから前記プリンタへ送信され、 前記プリンタは、受信した前記データに基づいて印刷を
    実行すると共に、前記印刷結果を前記サービス側システ
    ムに送信することを特徴とするプリントシステム。
  5. 【請求項5】 前記データベースで前記データ要求信号
    に対応したデータの検索を行うことを特徴とする請求項
    4記載のプリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記データの送信を要求したプリンタ及
    び/又は使用者の認証を行う認証手段を有することを特
    徴とする請求項4又は5記載のプリントシステム。
  7. 【請求項7】 前記データベースにおいて前記データ要
    求信号に対応した前記データベース内のデータの検索を
    行う手段と、前記データの送信を要求したプリンタ及び
    /又は使用者の認証を行う認証手段とを有し、前記検索
    を行う際には前記認証を行わないことを特徴とする請求
    項4記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 前記認証手段によってプリンタ及び/又
    は使用者が認証された場合に限り、前記プリンタにおけ
    る前記データの印刷が可能になることを特徴とする請求
    項6又は7記載のプリントシステム。
  9. 【請求項9】 前記認証手段によってプリンタ及び/又
    は使用者が認証されなかった場合には、前記データベー
    ス内のデータが前記プリンタに送信されないことを特徴
    とする請求項8記載のプリントシステム。
  10. 【請求項10】 前記データベースにおいて前記データ
    要求信号に対応した前記データベース内のデータの検索
    を行う手段と、前記データの送信を要求したプリンタ及
    び/又は使用者の認証を行う認証手段とを有し、前記認
    証手段は、前記検索を実行可能にするための第1の認定
    と、前記プリンタにおける前記データの印刷を可能にす
    るための第2の認証とを行うことを特徴とする請求項4
    記載のプリントシステム。
  11. 【請求項11】 前記第1の認証よりも前記第2の認証
    の安全度を高くしたことを特徴とする請求項10記載の
    プリントシステム。
  12. 【請求項12】 前記第2の認証を前記サービス側シス
    テムと前記プリンタとの間の通信手段を用いて行うこと
    を特徴とする請求項11記載のプリントシステム。
  13. 【請求項13】 前記データベース内の画像及び/又は
    文字を表すデータを暗号化して前記プリンタに送信する
    ことを特徴とする請求項4乃至12記載のプリントシス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記プリンタにおいて前記暗号化され
    たデータの復号化を行うことを特徴とする請求項13記
    載のプリントシステム。
  15. 【請求項15】 前記プリンタで実行した前記データの
    印刷に対する課金処理を行う課金手段を有し、前記印刷
    結果に基づいて課金処理を行うことを特徴とする請求項
    4乃至14記載のプリントシステム。
  16. 【請求項16】 情報を蓄えるデータベースを備えたサ
    ービス側システムと前記情報を印刷する記録システムと
    を有するプリントシステムにおいて、 前記サービス側システムは、 前記情報を暗号化する手段と、 前記記録システムと通信を行う手段と、 前記記録システム及び/又は使用者を認証する手段とを
    備え、 前記記録システムは、 前記サービス側システムと通信を行う手段と、 前記記録システム自ら及び/又は使用者をサービス側シ
    ステムに対して認証させる手段と、 印刷を行うプリンタと、 印刷結果を出力する印刷結果出力手段とを備え、 前記プリンタは、前記サービス側システムで暗号化され
    送られてきたデータを復号化する暗号復号化手段を有
    し、 前記記録システムは、前記印刷結果出力手段により印刷
    結果を前記サービス側システムに送信することを特徴と
    するプリントシステム。
  17. 【請求項17】 前記プリンタで行った印刷に対する課
    金処理を行う課金手段を有し、前記印刷結果に基づき、
    前記認証手段で認証された記録システム及び/又は使用
    者に対して課金処理を行うことを特徴とする請求項16
    記載のプリントシステム。
  18. 【請求項18】 前記暗号復号化手段は、前記プリンタ
    と実質的に不可分に構成されていることを特徴とする請
    求項17記載のプリントシステム。
  19. 【請求項19】 前記プリンタは、情報を印刷可能にす
    るための認証コードを入力する手段を有することを特徴
    とする請求項16乃至18記載のプリントシステム。
  20. 【請求項20】 前記認証コードを記憶させた記憶素子
    を前記プリンタに接続することにより、前記認証コード
    を入力することを特徴とする請求項19記載のプリント
    システム。
  21. 【請求項21】 テンキー及び/またはキーボードを用
    いて前記認証コードを入力することを特徴とする請求項
    19記載のプリントシステム。
  22. 【請求項22】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記プ
    リンタクライアントがサービス側システムにアクセスし
    てデータ位置を取得し、取得したデータ位置に基づいて
    サービス側システムからデータをダウンロードし、ダウ
    ンロードしたデータに基づいて印刷をし、印刷結果をサ
    ービス側システムに通知することを特徴とするプリント
    システム。
  23. 【請求項23】 印刷結果に応じて課金情報の計算を行
    うことを特徴とする請求項22に記載のプリントシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 サービス側システムが前記データを暗
    号化し、前記プリンタクライアントが暗号化された前記
    データをダウンロードすることを特徴とする請求項22
    又は23記載のプリントシステム。
  25. 【請求項25】 前記サービス側システムは前記データ
    を格納するデータサーバと、前記データ位置を格納した
    マスタサーバとを備えることを特徴とする請求項22乃
    至24記載のプリントシステム。
  26. 【請求項26】 前記プリンタクライアントがサービス
    側システムにアクセスする際にアクセス要求にクライア
    ント毎に設定された暗号化キーで暗号化されたデジタル
    署名を行うことを特徴とする請求項22乃至25記載の
    プリントシステム。
  27. 【請求項27】 前記プリンタクライアントがサービス
    側システムにアクセスする際に公開鍵暗号方式でアクセ
    ス要求にデジタル署名を行うことを特徴とする請求項2
    2乃至26記載のプリントシステム。
  28. 【請求項28】 前記プリンタクライアントは情報処理
    装置とプリンタとを備えることを特徴とする請求項22
    乃至27記載のプリントシステム。
  29. 【請求項29】 前記情報処理装置は前記データ位置の
    取得、前記ダウンロードを実行して前記プリンタに対し
    て前記印刷を指令し、前記プリンタから印刷結果を取得
    して前記通知を行うことを特徴とする請求項28に記載
    のプリントシステム。
  30. 【請求項30】 プリンタクライアントがサービス側シ
    ステムからデータをダウンロードし、ダウンロードした
    データに基づいて印刷をし、印刷結果をサービス側シス
    テムに通知し、サービス側システムが前記通知された印
    刷結果に応じて課金することを特徴とするプリントシス
    テム。
  31. 【請求項31】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、プリン
    タクライアントがページ単位の印刷又はブック単位の印
    刷を選択してサービス側システムへデータのダウンロー
    ドを要求し、サービス側システムが前記選択に応じてデ
    ータのページの並び順を変換し、前記プリンタクライア
    ントは前記変換されたデータをダウンロードし、ダウン
    ロードしたデータに基づいて印刷をすることを特徴とす
    るプリントシステム。
  32. 【請求項32】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、プリン
    タクライアントが印刷仕様を選択してサービス側システ
    ムへデータのダウンロードを要求し、サービス側システ
    ムが前記選択に応じてデータのページの並び順を変換
    し、前記プリンタクライアントは前記変換されたデータ
    をダウンロードし、ダウンロードしたデータに基づいて
    印刷をすることを特徴とするプリントシステム。
  33. 【請求項33】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムであって、プリンタ
    クライアントが所望の印刷対象を特定してマスタサーバ
    に通知し、マスタサーバがデータ格納位置情報をプリン
    タクライアントに送信し、プリンタクライアントが受信
    したデータ格納位置情報に基づいてデータサーバにアク
    セスし、プリンタクライアントがデータをデータサーバ
    からダウンロードし、プリンタクライアントが印刷を実
    行して印刷終了後に印刷結果をマスタサーバとデータサ
    ーバの双方あるいは一方に通知することを特徴とするプ
    リントシステム。
  34. 【請求項34】 前記プリンタクライアントが前記マス
    タサーバにログイン要求すると、前記マスタサーバが前
    記プリンタクライアントの前記ログイン要求を認証する
    ことを特徴とする請求項33記載のプリントシステム。
  35. 【請求項35】 前記マスタサーバが特定された前記印
    刷対象に関する見積情報を前記プリンタクライアントに
    送信し、前記プリンタクライアントが見積情報に基づき
    見積料金を表示することを特徴とする請求項33又は3
    4記載のプリントシステム。
  36. 【請求項36】 前記マスタサーバが前記見積情報を保
    存することを特徴とする請求項35に記載のプリントシ
    ステム。
  37. 【請求項37】 マスタサーバが前記見積情報に有効期
    限情報を付加して保存し、前記有効期限に達すると保存
    した見積情報を無効することを特徴とする請求項36に
    記載のプリントシステム。
  38. 【請求項38】 前記マスタサーバが保存された見積情
    報を前記プリンタクライアントに送信することを特徴と
    する請求項35乃至37記載のプリントシステム。
  39. 【請求項39】 前記プリンタクライアントが注文信号
    を前記マスタサーバに送信することを特徴とする請求項
    33乃至38記載のプリントシステム。
  40. 【請求項40】 前記注文信号は前記プリンタクライア
    ントが前記見積情報に従って注文する信号であることを
    特徴とする請求項39記載のプリントシステム。
  41. 【請求項41】 前記マスタサーバが前記注文信号を受
    けるとジョブID情報をプリンタクライアントに送信す
    ることを特徴とする請求項39又は40記載のプリント
    システム。
  42. 【請求項42】 前記マスタサーバが前記ジョブID情
    報を保存することを特徴とする請求項41記載のプリン
    トシステム。
  43. 【請求項43】 前記マスタサーバが前記ジョブID情
    報に有効期限情報を付加して保存し、前記有効期限に達
    すると無効することを特徴とする請求項42に記載のプ
    リントシステム。
  44. 【請求項44】 前記データサーバは前記ジョブID情
    報に基づいてデータを特定することを特徴とする請求項
    41乃至43記載のプリントシステム。
  45. 【請求項45】 前記マスタサーバが前記注文信号を受
    けるとデータ格納位置情報をプリンタクライアントに送
    信することを特徴とする請求項39乃至44記載のプリ
    ントシステム。
  46. 【請求項46】 プリンタクライアントが取得したデー
    タ格納位置情報に基づいてデータサーバにアクセスして
    印刷仕様をデータサーバに送信することを特徴とする請
    求項33乃至45記載のプリントシステム。
  47. 【請求項47】 データサーバが特定されたデータに対
    して印刷仕様に基づいたデータ変換処理を施すことを特
    徴とする請求項46に記載のプリントシステム。
  48. 【請求項48】 前記印刷仕様はブック単位又はページ
    単位での前記ダウンロードの要求を含むことを特徴とす
    る請求項46又は47記載のプリントシステム。
  49. 【請求項49】 前記データ変換処理は、プリンタクラ
    イアントの処理能力に応じた順序にページ順を並べ替え
    る処理を含むことを特徴とする請求項47又は48に記
    載のプリントシステム。
  50. 【請求項50】 前記データサーバが特定されたデータ
    に対して暗号化処理を施し、プリンタクライアントが暗
    号化処理されたデータを復号化して印刷を実行すること
    を特徴とする請求項33乃至49記載のプリントシステ
    ム。
  51. 【請求項51】 前記プリンタクライアントが印刷終了
    後に印刷結果を前記マスタサーバと前記データサーバの
    双方あるいは一方に通知することを特徴とする請求項3
    3乃至50記載のプリントシステム。
  52. 【請求項52】 マスタサーバは前記印刷結果に基づい
    て課金処理を行うことを特徴とする請求項32乃至51
    記載のプリントシステム。
  53. 【請求項53】 前記見積情報と前記印刷結果の一方又
    は双方に公開鍵暗号方式でデジタル署名を行って送信す
    ることを特徴とする請求項35乃至52記載のプリント
    システム。
  54. 【請求項54】 前記ジョブID情報は、印刷対象のデ
    ータと、印刷可能なプリンタクライアントとを前記デー
    タサーバが特定する情報であることを特徴とする請求項
    41乃至53記載のプリントシステム。
  55. 【請求項55】 前記データサーバが前記プリンタクラ
    イアントから受信したジョブID情報と前記マスタサー
    バから受信したジョブID情報とを照合して、印刷可能
    なプリンタクライアントを特定することを特徴とする請
    求項41乃至54記載のプリントシステム。
  56. 【請求項56】 前記データサーバが前記プリンタクラ
    イアントから受信したジョブID情報を前記マスタサー
    バに転送し、前記マスタサーバが前記ジョブID情報と
    データサーバから受信したジョブID情報とを照合し
    て、印刷可能なプリンタクライアントを特定することを
    特徴とする請求項41乃至55記載のプリントシステ
    ム。
  57. 【請求項57】 前記印刷に先立って試し刷りを実行す
    ることを特徴とする請求項33乃至56記載のプリント
    システム。
  58. 【請求項58】 前記プリンタクライアントは情報処理
    装置とプリンタとを備えることを特徴とする請求項33
    乃至57記載のプリントシステム。
  59. 【請求項59】 前記情報処理装置は前記データ位置の
    取得、前記ダウンロードを実行して前記プリンタに対し
    て前記印刷を指令し、前記プリンタから印刷結果を取得
    して前記通知を行うことを特徴とする請求項58に記載
    のプリントシステム。
  60. 【請求項60】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムであって、プリンタ
    クライアントがマスタサーバにログイン要求し、マスタ
    サーバがプリンタクライアントの前記ログイン要求を認
    証し、プリンタクライアントが所望の印刷対象を特定し
    てマスタサーバに通知し、マスタサーバが特定された印
    刷対象に関する見積情報をプリンタクライアントに送信
    し、プリンタクライアントが見積情報に基づき見積料金
    を表示し、プリンタクライアントが見積情報に従って注
    文する場合に注文信号をマスタサーバに送信し、マスタ
    サーバが注文信号を受けるとジョブID情報とデータ格
    納位置情報とをプリンタクライアントに送信し、プリン
    タクライアントが取得したデータ格納位置情報に基づい
    てデータサーバにアクセスしてジョブID情報と印刷仕
    様とをデータサーバに送信し、データサーバがジョブI
    D情報に基づいて特定されたデータに対して印刷仕様に
    基づいたデータ変換処理と暗号化処理を施し、プリンタ
    クライアントがデータ変換処理と暗号化処理の施された
    送信形態データをデータサーバからダウンロードし、プ
    リンタクライアントは送信形態データを復号化して印刷
    を実行して印刷終了後に印刷結果をマスタサーバとデー
    タサーバの双方あるいは一方に通知し、マスタサーバは
    印刷結果に基づいて課金処理を行うことを特徴とするプ
    リントシステム。
  61. 【請求項61】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおけるプリンタ
    クライアントであって、サービス側システムにアクセス
    してデータ位置を取得し、取得したデータ位置に基づい
    てサービス側システムからデータをダウンロードし、ダ
    ウンロードしたデータに基づいて印刷をし、印刷結果を
    サービス側システムに通知することを特徴とするプリン
    タクライアント。
  62. 【請求項62】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおけるサービス
    側システムであって、アクセスのあった前記プリンタク
    ライアントにデータ位置を取得させ、データ位置を取得
    した前記プリンタクライアントへデータをダウンロード
    させ、前記データに基づいて印刷を実行した前記プリン
    タクライアントが発信した印刷結果を受信することを特
    徴とするサービス側システム。
  63. 【請求項63】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムにおけるプリンタク
    ライアントであって、所望の印刷対象を特定してマスタ
    サーバに通知し、マスタサーバから送信されたデータ格
    納位置情報を受信し、受信した前記データ格納位置情報
    に基づいてデータサーバにアクセスし、アクセスした前
    記データサーバからデータをダウンロードし、ダウンロ
    ードしたデータに基づいて印刷を実行して印刷終了後に
    印刷結果をマスタサーバとデータサーバの双方あるいは
    一方に通知することを特徴とするプリンタクライアン
    ト。
  64. 【請求項64】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムにおけるデータサー
    バであって、マスタサーバから受信したデータ格納位置
    情報に基づいてアクセスのあったプリンタクライアント
    へデータをダウンロードさせ、ダウンロードしたデータ
    に基づいて印刷を実行したプリンタクライアントが印刷
    終了後に通知する印刷結果を受信することを特徴とする
    データサーバ。
  65. 【請求項65】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムにおけるマスタサー
    バであって、プリンタクライアントが所望の印刷対象を
    特定して通知すると当該印刷対象に対応するデータ格納
    位置情報を前記プリンタクライアントに送信し、受信し
    たデータ格納位置情報に基づいてデータサーバからダウ
    ンロードしたデータに基づいて印刷を実行したプリンタ
    クライアントが印刷終了後に通知する印刷結果を受信す
    ることを特徴とするマスタサーバ。
  66. 【請求項66】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおいて、前記プ
    リンタクライアントが複数のプリンタを備え、ダウンロ
    ードしたデータを前記複数のプリンタから選択されたプ
    リンタが分担して印刷を実行する事を特徴とするプリン
    トシステム。
  67. 【請求項67】 サービス側システムからデータをダウ
    ンロードし、前記データに基づいてプリンタクライアン
    トで印刷を実行するプリントシステムにおけるプリンタ
    であって、サービス側システムにアクセスしてデータ位
    置を取得し、取得したデータ位置に基づいてサービス側
    システムからデータをダウンロードし、ダウンロードし
    たデータに基づいて印刷をし、印刷結果をサービス側シ
    ステムに通知することを特徴とするプリンタ。
  68. 【請求項68】 データに基づいて画像形成するプリン
    タクライアントと、前記データを格納したデータサーバ
    と、前記プリンタクライアントがアクセスするデータ格
    納位置情報を送信するマスタサーバとがネットワークを
    介して接続されたプリントシステムにおけるプリンタで
    あって、所望の印刷対象を特定してマスタサーバに通知
    し、マスタサーバから送信されたデータ格納位置情報を
    受信し、受信した前記データ格納位置情報に基づいてデ
    ータサーバにアクセスし、アクセスした前記データサー
    バからデータをダウンロードし、ダウンロードしたデー
    タに基づいて印刷を実行して印刷終了後に印刷結果をマ
    スタサーバとデータサーバの双方あるいは一方に通知す
    ることを特徴とするプリンタ。
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