JP2019179796A - 希土類磁石及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】Nd−Fe−B系希土類磁石のNdの使用量を抑制しつつ、保磁力と磁化の両方を向上させた希土類磁石及びその製造方法を提供する。【解決手段】全体組成が、式(Nd(1−x−y)CexR1y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、12≦p≦20、4.0≦q≦6.5、0≦r≦1.0、0≦s≦0.5、0<x≦0.35、0≦y≦0.10、及び0.050≦z0.140)で表され、かつ、磁性相、及び前記磁性相の周囲に存在する粒界相を備える、希土類磁石及びその製造方法。【選択図】図1
Description
本開示は、希土類磁石及びその製造方法に関する。本開示は、特に、R−T−B系希土類磁石(Rは希土類元素、Tは遷移金属元素)に関する。
R−T−B系希土類磁石は、優れた磁気特性を有する高性能磁石である。そのため、ハードディスク及びMRI(磁気共鳴画像)装置等を構成するモータのほか、ハイブリッド車及び電気自動車等の駆動用モータに用いられている。
R−T−B系希土類磁石のうち、RがNd、TがFeの希土類磁石、すなわち、Nd−Fe−B系希土類磁石が最も代表的である。しかし、Ndの価格は高騰しつつあり、Nd−Fe−B系希土類磁石中のNdの一部を、Ndよりも安価な、Ce、La、Y、及び/又はScで置換することが試みられている。
例えば、特許文献1には、(R2 (1−x)R1 x)yFe100−y−w−z−vCowBzTMv(R2は、Nd又はPr、R1は、Ce、La、Gd、Y、Scの少なくとも1種若しくは2種以上の合金であり、TMは、Ga、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mnの少なくとも1種であり、0<x<1、y=12〜20、z=5.6〜6.5、w=0〜8、v=0)の組成を有する希土類磁石が開示されている。
Nd−Fe−B系希土類磁石は、Nd2Fe14Bで表される磁性相と、磁性相の周囲に存在する粒界相を備える。Nd−Fe−B系希土類磁石のNdの一部を、Ce、La、及びSc等の軽希土類元素で置換すると、磁気特性、特に保磁力が低下する。
保磁力の低下を補うため、粒界相に改質合金を拡散浸透して、磁性相同士の磁気分断を図ることが行われている。しかし、改質合金を拡散浸透させると、非磁性成分の含有量が増加するため、磁化が低下し易い。
一方、Nd−Fe−B系希土類磁石の使用分野の拡大により、Ndの希少性は一層増加しており、Ndの使用量を抑制しつつ、保磁力と磁化の両方を、バランスよく向上させることが求められている。
このようなことから、希少性の高いNdの使用量を抑制しつつ、保磁力と磁化の両方を向上させることが求められていることを、本発明者らは見出した。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものである。本開示は、Nd−Fe−B系希土類磁石のNdの使用量を抑制しつつ、保磁力と磁化の両方を向上させた希土類磁石及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意検討を重ね、本開示の希土類磁石及びその製造方法を完成させた。その態様は、次のとおりである。
〈1〉全体組成が、式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1.0、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.050≦z0.140)で表され、かつ、
磁性相、及び
前記磁性相の周囲に存在する粒界相
を備える、
希土類磁石。
〈2〉前記xが、0.10≦x≦0.30である、〈1〉項に記載の希土類磁石。
〈3〉前記zが、0.055≦z≦0.100である、〈1〉又は〈2〉項に記載の希土類磁石。
〈4〉前記rが、0.1≦r≦1.0である、〈1〉〜〈3〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈5〉前記磁性相の平均粒径が、1〜1000nmである、〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈6〉前記磁性相の平均粒径が、50〜500nmである、〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈7〉式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.05≦z≦0.14)で表される組成を有する磁性粉末を準備すること、
前記磁性粉末を熱間プレスして、成形体を得ること、及び
前記成形体を熱間塑性加工すること、
を含む、
希土類磁石の製造方法。
〈8〉前記xが、0.10≦x≦0.30である、〈7〉項に記載の方法。
〈9〉前記zが、0.055≦z≦0.100である、〈7〉又は〈8〉項に記載の方法。
〈10〉前記rが、0.1≦r≦1.0である、〈7〉〜〈9〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈11〉前記磁性粉末を液体急冷法によって得る、〈7〉〜〈10〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈1〉全体組成が、式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1.0、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.050≦z0.140)で表され、かつ、
磁性相、及び
前記磁性相の周囲に存在する粒界相
を備える、
希土類磁石。
〈2〉前記xが、0.10≦x≦0.30である、〈1〉項に記載の希土類磁石。
〈3〉前記zが、0.055≦z≦0.100である、〈1〉又は〈2〉項に記載の希土類磁石。
〈4〉前記rが、0.1≦r≦1.0である、〈1〉〜〈3〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈5〉前記磁性相の平均粒径が、1〜1000nmである、〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈6〉前記磁性相の平均粒径が、50〜500nmである、〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の希土類磁石。
〈7〉式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.05≦z≦0.14)で表される組成を有する磁性粉末を準備すること、
前記磁性粉末を熱間プレスして、成形体を得ること、及び
前記成形体を熱間塑性加工すること、
を含む、
希土類磁石の製造方法。
〈8〉前記xが、0.10≦x≦0.30である、〈7〉項に記載の方法。
〈9〉前記zが、0.055≦z≦0.100である、〈7〉又は〈8〉項に記載の方法。
〈10〉前記rが、0.1≦r≦1.0である、〈7〉〜〈9〉項のいずれか一項に記載の方法。
〈11〉前記磁性粉末を液体急冷法によって得る、〈7〉〜〈10〉項のいずれか一項に記載の方法。
本開示によれば、Nd−Fe−B系希土類磁石のNdの一部をCeで置換するとともに、Feの一部をCoで置換して、磁性相の格子定数を縮小させ、保磁力と磁化の両方を向上させた希土類磁石及びその製造方法を提供することができる。
以下、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法を限定するものではない。
Nd−Fe−B系希土類磁石は、Nd2Fe14Bで表される磁性相と、その磁性相の周囲に存在する粒界相を備える(以下、このような磁石を、「Nd2Fe14B磁石」ということがある)。そして、Nd2Fe14B磁石のNdの一部をCeで置換すると(以下、このような磁石を「(Nd、Ce)2Fe14B磁石」ということがある。)、Nd2Fe14B磁石と比べて、(Nd、Ce)2Fe14B磁石の異方性磁界Ha及び飽和磁化Msは低下する。異方性磁界Haの低下により、保磁力Hcも低下する。飽和磁化Msの低下により、残留磁化Mrが低下する。
また、(Nd、Ce)2Fe14B磁石の粒界相には、CeFe2相が存在している。CeFe2相の存在により、磁性相同士の磁気的分断が阻害され、保磁力Hcが低下する。
そこで、(Nd、Ce)2Fe14BのFeの一部をCoで置換すると、CeとCoの両方が存在することによって、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小する。(Nd原子半径)>(Ce原子半径)、及び(Fe原子半径)>(Co原子半径)の関係があるため、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小する。
そして、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小することによって、磁性相の密度が向上する。密度が向上すると、磁気体積効果によって、残留磁化Mrが向上する。
また、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小することによって、希土類原子と遷移金属原子(Fe原子及びCo原子)の間の相互作用が改善し、異方性磁化Haが向上する。その結果、保磁力Hcも向上する。
さらに、(Nd、Ce)2Fe14BのFeの一部をCoで置換すると、粒界相に存在するCeFe2相の安定性を阻害する。これによって、粒界相の非磁性化が進む。その結果、磁性相同士の磁気分断が進み、保磁力Hcが向上する。
これらのことから、Nd2Fe14B磁石のNdの一部をCeで置換し、かつFeの一部をCoで置換することにより、保磁力と磁化の両方が向上することを、本発明者らは知見した。
これらの知見に基づく、本開示に係る希土類磁石及びその製造方法の構成要件を次に説明する。
《希土類磁石》
先ず、本開示の希土類磁石の構成要件について説明する。
先ず、本開示の希土類磁石の構成要件について説明する。
〈全体組成〉
本開示の希土類磁石の成分組成は、式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMsで表される。この式中、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上である。Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素である。
本開示の希土類磁石の成分組成は、式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMsで表される。この式中、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上である。Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素である。
pはNd、Ce、及びR1の合計含有量である。qはBの含有量である。rはGaの含有量である。sはMの含有量である。そして、p、q、r、及びsの値は、それぞれ、原子%である。以下、Nd、Ce、R1、Fe、Co、B、Ga、及びMについて、これらの含有量とともに、次に説明する。
〈Nd〉
Ndは、Ceと並んで、本開示の希土類磁石の主要元素である。NdはCeとともに、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表される磁性相を構成する。磁性相には、Nd及びCeに代えて、後述するR1を含有してもよい。
Ndは、Ceと並んで、本開示の希土類磁石の主要元素である。NdはCeとともに、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表される磁性相を構成する。磁性相には、Nd及びCeに代えて、後述するR1を含有してもよい。
Ndの含有割合は、Nd、Ce、及びR1の合計含有量に対して、Ce及びR1の残部である。Ndの含有割合(モル比)は、1−x−yで表される。Ceの含有割合x及びR1の含有割合については後述する。
〈Ce〉
Ceは、Ndと並んで、本開示の希土類磁石の主要元素である。CeはNdとともに、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表される磁性相を構成する。磁性相には、Nd及びCeに代えて、後述するR1を含有してもよい。
Ceは、Ndと並んで、本開示の希土類磁石の主要元素である。CeはNdとともに、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表される磁性相を構成する。磁性相には、Nd及びCeに代えて、後述するR1を含有してもよい。
Nd2Fe14B磁石のNdの一部をCeで置換し、さらに、Feの一部をCoで置換することにより、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小する。(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小することにより得られる効果は、上述したとおりである。
Ceの含有割合は、Nd、Ce、及びR1の合計に対してのモル比xである。上述した格子定数の縮小には、Ceの含有が不可欠である。したがって、Ceの含有割合xは、0超である。格子定数の縮小効果を得る観点からは、xは、0.10以上が好ましく、0.15以上がより好ましい。一方、xが0.35以下であれば、粒界相に、CeFe2相が多量に含有することはない。その結果、保磁力Hcの向上に寄与する。この観点からは、xは、0.30以下が好ましく、0.25以下がより好ましい。
〈R1〉
R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上である。本開示の希土類磁石において、主要な希土類元素はNd及びCeであるが、Nd及びCe以外の希土類元素並びにYから選ばれる1種以上を含有してもよい。R1は、原材料及び製造工程の関係等で、不可避に含有する元素であるため、R1の含有割合(モル比)yは0であってよい。R1を0とすることは、製造原価の上昇等を招くため、yは、0.01以上、0.02以上、又は0.03であってよい。一方、R1は、製造原価の上昇等を招かなければ、少ないほどよいことから、yは、0.10以下、0.08以下、0.06以下、又は0.04以下であってよい。
R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上である。本開示の希土類磁石において、主要な希土類元素はNd及びCeであるが、Nd及びCe以外の希土類元素並びにYから選ばれる1種以上を含有してもよい。R1は、原材料及び製造工程の関係等で、不可避に含有する元素であるため、R1の含有割合(モル比)yは0であってよい。R1を0とすることは、製造原価の上昇等を招くため、yは、0.01以上、0.02以上、又は0.03であってよい。一方、R1は、製造原価の上昇等を招かなければ、少ないほどよいことから、yは、0.10以下、0.08以下、0.06以下、又は0.04以下であってよい。
本明細書において、希土類元素は、特に断りがない限り、Sc、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuである。
〈Nd、Ce、及びR1の合計含有量〉
Nd、Ce、R1の含有量はpで表される。pが12原子%以上であれば、所望の量の磁性相を確保することができる。この観点からは、pは、13原子%以上が好ましく、14原子%以上がより好ましい。一方、pが20原子%以下であれば、粒界相に多量のCeFe2相が存在することはない。この観点からは、pは18原子%以下が好ましく、16原子%以下がより好ましい。
Nd、Ce、R1の含有量はpで表される。pが12原子%以上であれば、所望の量の磁性相を確保することができる。この観点からは、pは、13原子%以上が好ましく、14原子%以上がより好ましい。一方、pが20原子%以下であれば、粒界相に多量のCeFe2相が存在することはない。この観点からは、pは18原子%以下が好ましく、16原子%以下がより好ましい。
〈Fe〉
Feは、本開示の希土類磁石の主要元素である。Feは、Coとともに、Nd、Ce、及びR1、並びにBと、磁性相を構成する。
Feは、本開示の希土類磁石の主要元素である。Feは、Coとともに、Nd、Ce、及びR1、並びにBと、磁性相を構成する。
〈Co〉
Coは、本開示の希土類磁石の主要元素である。(Nd、Ce)2Fe14BのFeの一部をCoで置換すると、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小する。格子定数の縮小により得られる効果は、上述したとおりである。
Coは、本開示の希土類磁石の主要元素である。(Nd、Ce)2Fe14BのFeの一部をCoで置換すると、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bの格子定数が縮小する。格子定数の縮小により得られる効果は、上述したとおりである。
Coの含有割合は、FeとCoの合計含有量に対するモル比zで表される。zが0.050以上であれば、上述した格子定数縮小効果が得られる。この観点からは、zは0.055以上が好ましく、0.057以上がより好ましい。一方、zが0.140以下であれば、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表される磁性相に歪が発生することによって、磁気異方性Haが低下することはない。また、zが0.140以下であれば、粒界相に多量のCeFe2相が生成されることはない。これらの観点からは、zは0.100以下が好ましく、0.0900以下がより好ましく、0.0800以下がより一層好ましい。
〈FeとCoの合計含有量〉
FeとCoの合計含有量は、Nd、Ce、R1、B、Ga、及びMの残部であり、(100−p−q−r−s)原子%で表される。Gaの含有量r(原子%)及びMの含有量s(原子%)については、後述する。希土類磁石中の磁性相が、所望の含有量になるように、Nd、Ce、R1、B、Ga、及びMそれぞれの含有量を適宜決定する。
FeとCoの合計含有量は、Nd、Ce、R1、B、Ga、及びMの残部であり、(100−p−q−r−s)原子%で表される。Gaの含有量r(原子%)及びMの含有量s(原子%)については、後述する。希土類磁石中の磁性相が、所望の含有量になるように、Nd、Ce、R1、B、Ga、及びMそれぞれの含有量を適宜決定する。
〈B〉
Bは、Nd、Ce、R1、Fe、及びCoとともに、磁性相を構成する。Bの含有量qが4.0原子%以上であれば、本開示の希土類磁石の原料粉末を液体急冷法で作製するとき、薄帯等の内部に非晶質組織が、希土類磁石全体に対して、10.0体積%以上残留することはない。この観点からは、qは4.5原子%以上が好ましく、5.0原子%以上がより好ましい。一方、Bの含有量qが6.5原子%以下であれば、Feに固溶しないBが、粒界相に過剰に残留することはない。この観点からは、Bの含有量qは6.0原子%以下が好ましく、5.5原子%以下がより好ましい。
Bは、Nd、Ce、R1、Fe、及びCoとともに、磁性相を構成する。Bの含有量qが4.0原子%以上であれば、本開示の希土類磁石の原料粉末を液体急冷法で作製するとき、薄帯等の内部に非晶質組織が、希土類磁石全体に対して、10.0体積%以上残留することはない。この観点からは、qは4.5原子%以上が好ましく、5.0原子%以上がより好ましい。一方、Bの含有量qが6.5原子%以下であれば、Feに固溶しないBが、粒界相に過剰に残留することはない。この観点からは、Bの含有量qは6.0原子%以下が好ましく、5.5原子%以下がより好ましい。
〈Ga〉
Gaは、任意に含有して、磁性相と粒界相の界面を整える。これによって、希土類磁石の磁気特性が向上する。Gaは含有しなくてもよい(r=0)。前述のGaの効果を明瞭に発現させる観点からは、Gaの含有量rは、0.1原子%以上が好ましく、0.2原子%以上がより好ましく、0.4原子%以上がより一層好ましい。一方、Gaの含有量rが1.0原子%以下であれば、前述したGaの効果が飽和することはない。この観点からは、rは、0.8原子%以下が好ましく、0.6原子%以下がより一層好ましい。
Gaは、任意に含有して、磁性相と粒界相の界面を整える。これによって、希土類磁石の磁気特性が向上する。Gaは含有しなくてもよい(r=0)。前述のGaの効果を明瞭に発現させる観点からは、Gaの含有量rは、0.1原子%以上が好ましく、0.2原子%以上がより好ましく、0.4原子%以上がより一層好ましい。一方、Gaの含有量rが1.0原子%以下であれば、前述したGaの効果が飽和することはない。この観点からは、rは、0.8原子%以下が好ましく、0.6原子%以下がより一層好ましい。
〈M〉
Mは、本開示の希土類磁石の特性を損なわない範囲で含有することができる元素である。Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素である。不可避的不純物とは、原材料に含まれる不純物等、その含有を回避することが避けられない、あるいは、回避するためには著しい製造コストの上昇を招くような不純物のことをいう。Mの含有量sが0.5原子%以下であれば、本開示の希土類磁石の特性を損なわない。この観点からは、sは0.3原子%以下が好ましく、0が理想である。しかし、Mの含有量sを過度に低減することは、製造コストの上昇を招くため、sは0.10原子%以上であってよい。
Mは、本開示の希土類磁石の特性を損なわない範囲で含有することができる元素である。Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素である。不可避的不純物とは、原材料に含まれる不純物等、その含有を回避することが避けられない、あるいは、回避するためには著しい製造コストの上昇を招くような不純物のことをいう。Mの含有量sが0.5原子%以下であれば、本開示の希土類磁石の特性を損なわない。この観点からは、sは0.3原子%以下が好ましく、0が理想である。しかし、Mの含有量sを過度に低減することは、製造コストの上昇を招くため、sは0.10原子%以上であってよい。
〈磁性相〉
本開示の希土類磁石は、磁性相を備える。磁性相の組成は、典型的には、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表されるが、これに、R1、Ga、及びMが加わってもよい。
本開示の希土類磁石は、磁性相を備える。磁性相の組成は、典型的には、(Nd、Ce)2(Fe、Co)14Bで表されるが、これに、R1、Ga、及びMが加わってもよい。
磁性相の粒径に特に制限はないが、保磁力と磁化の両方を向上させるには、磁性相が、ナノ結晶であることが好ましい。ナノ結晶の磁性相の平均粒径は、1〜1000nmが好ましい。平均粒径は、50nm以上、100nm以上、200nm以上、又は300nm以上であってよく、900nm以下、800nm以下、700nm以下、600nm、又は500nm以下であってよい。なお、本明細書中で、平均粒径とは、希土類磁石の組織を、走査型電子顕微鏡像、又は透過型電子顕微鏡像で一定領域を規定し、この一定領域内に存在する磁性相それぞれの投影面積円相当径を測定し、それらを平均して、それを「平均粒径」とする。
本開示の希土類磁石は、磁性相の周囲に存在する粒界相を備える。粒界相は、(Nd、Ce、R1)リッチ相になっている。粒界相には、本開示の希土類磁石の組成を有する溶湯を凝固させたとき、磁性相を生成した残液が凝固したものである。このことから、粒界相は、組成及び構造が明瞭ではないが、Nd、Ce、及びR1の合計含有量は、磁性相においてよりも、粒界相において、より多い。
また、上述したように、本開示の希土類磁石では、粒界相中のCeFe2相の安定性が阻害されており、保磁力Haの向上に寄与している。
《製造方法》
次に本開示の希土類磁石の製造方法について説明する。
次に本開示の希土類磁石の製造方法について説明する。
本開示の希土類磁石の製造方法としては、希土類磁石の製造方法として周知のものを適用することができる。周知の製造方法としては、液体急冷法によって、例えば、ナノ結晶を有する等方性の磁性粉末を製造する方法、HDDR(Hydrogen Disproportionation Desorption Recombination)法によって等方性若しくは異方性の磁性粉末を製造する方法等が挙げられる。
従来の希土類磁石と本開示の希土類磁石を、同じ製造方法で製造した場合には、本開示の希土類磁石に従い、Ndの一部をCeで置換し、かつ、Feの一部をCoで置換することによって、本開示の希土類磁石の方が、高い保磁力と磁化が得られる。
保磁力及び磁化の両方を、できる限り向上させるという観点からは、本開示の希土類磁石の製造に用いる磁性粉末は、液体急冷法等の急冷プロセスを適用して製造されることが好ましい。
液体急冷法によって、ナノ結晶組織を有する磁粉を得る方法を概説する。本開示の希土類磁石の全体組成と同じ組成を有する合金を高周波溶解して、溶湯を準備する。製造工程中に、特定の成分が揮発及び/又は減耗する場合には、その分を見込んで原材料を配合し、溶湯を準備してもよい。
準備した溶湯については、例えば、50kPa以下に減圧したArガス雰囲気中で、溶湯を銅製単ロールに吐出して、急冷薄帯を作製する。この急冷薄帯を、例えば、10μm以下に粉砕する。急冷薄帯中に、非晶質を多量に含有する場合には、熱処理によってナノ結晶化してもよい。
銅製単ロールを用いるときの液体急冷の条件は、得られた薄帯が、ナノ結晶組織になるように適宜決定すればよい。典型的には、溶湯を103〜106℃/秒で冷却する。
溶湯吐出温度は、典型的には、1300℃以上、1350℃以上、又は1400℃以上であってよく、1600℃以下、1550℃以下、又は1500℃以下であってよい。
単ロール周速が15m/s以上であると、急冷薄帯中の結晶粒が粗大化しにくい。単ロールの周速は、典型的には、20m/s以上、24m/s以上、又は28m/s以上であってよく、40m/s以下、36m/s以下、又は32m/s以下であってよい。
本開示の希土類磁石は、磁性粉末であってもよいし、バインダーを用いて磁性粉末を固化したボンド磁石であってもよいし、磁性粉末を熱間プレスした成形体であってもよい。その成形体に熱間塑性加工を施した塑性加工体であってもよい。あるいは、磁性粉末を磁場内でプレスした圧粉体を焼結した焼結体であってもよい。
保磁力と磁化の両方を向上させる観点からは、塑性加工体を得る方法が好ましい。この方法において、等方性ナノ結晶組織を有する磁粉を熱間プレスして成形体を得て、さらにその成形体を熱間塑性加工して、異方性を有する塑性加工体を得る場合、所望の塑性加工体が得られるように、各工程の条件を適宜決定すればよい。典型的な条件を次に示す。
熱間プレス時の圧力は、200MPa以上、300MPa以上、又は350MPa以上であってよく、600MPa以下、500MPa以下、又は450MPa以下であってよい。
熱間プレス温度は、550℃以上、600℃以上、又は630℃以上であってよく、750℃以下、700℃以下、又は670℃以下であってよい。
熱間プレス時間は、2秒以上、3秒以上、又は4秒以上であってよく、8秒以下、7秒以下、又は6秒以下であってよい。
成形体の熱間塑性加工時の温度は、700℃以上、710℃以上、又は720℃以上であってよく、900℃以下、800℃以下、又は770℃以下であってよい。熱間塑性加工時の温度が780〜850℃であれば、結晶粒の粗大化を抑制しながら、高配向が得られる。
成形体の熱間塑性加工時の歪速度は、0.01/s以上、0.1/s以上、1.0/s以上、又は3.0/s以上であってよく、10.0/s以下、7.0/s以下、又は5.0/s以下であってよい。歪速度が0.03〜0.3/sであれば、結晶粒の粗大化を抑制しながら、高配向が得られる。
圧下率は60%以上であれば、所望の配向が得られる。一方、圧下率が80以下であれば、成形体が破損することはない。圧下率は60〜80%が好ましく、70〜75%がより好ましい。
成形体の熱間塑性加工の方法としては、据え込み加工、前方押出し加工、及び後方押出し加工等が挙げられる。
以下、本開示の希土類磁石及びその製造方法を実施例及び比較例により、さらに具体的に説明する。なお、本開示の希土類磁石及びその製造方法は、以下の実施例で用いた条件に限定されるものではない。
〈試料の作製〉
表1に示す組成の合金を準備した。なお、いずれの試料も、R1及びMの含有量は、測定限界以下である。そのため、R1の含有割合y及びMの含有量sは、それぞれ、0及び0原子%とみなせるため、これらの含有割合及び含有量は、表1には記載していない。
表1に示す組成の合金を準備した。なお、いずれの試料も、R1及びMの含有量は、測定限界以下である。そのため、R1の含有割合y及びMの含有量sは、それぞれ、0及び0原子%とみなせるため、これらの含有割合及び含有量は、表1には記載していない。
表1の合金の溶湯を、単ロール法で液体急冷して、薄帯を得た。液体急冷の条件としては、溶湯温度(吐出温度)が1420℃であり、ロール周速が40m/sであった。液体急冷は、アルゴンガス減圧雰囲気下で行われた。薄帯がナノ結晶を有していることを透過電子顕微鏡(TEM)観察で確認した。
薄帯を粗粉砕して粉末とし、その粉末をダイスに装入し、熱間プレスして、成形体を得た。熱間プレスの条件としては、プレス力が400MPaであり、加熱温度が650℃であり、保持時間が300秒であった。
成形体を熱間据え込み加工(熱間塑性加工)して、希土類磁石を得た。熱間据え込み加工条件としては、加工圧力が850MPa、歪速度が0.01/s、圧下率が75%であった。塑性加工体が配向したナノ結晶組織を有していることを走査型電子顕微鏡(SEM)で確認した。
(評価)
各試料について、保磁力Hcと残留磁化Mrを測定した。測定は、Lake Shore社製の振動試料型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetometer)を用い、常温で行った。
各試料について、保磁力Hcと残留磁化Mrを測定した。測定は、Lake Shore社製の振動試料型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetometer)を用い、常温で行った。
保磁力と磁化の両方を向上させる効果は、Ndの単位含有割合当たりのHc×Mrで評価した。Ndの単位含有割合当たりのHc×Mrは、次の式で求められる。
Hc×Mr/(1-x)[T・kA/m]
Hc:保磁力[kA/m]
Mr:残留磁化[T]
1−x:Nd及びCeの合計含有量に対するNdの含有量(モル比)[−]
Hc×Mr/(1-x)[T・kA/m]
Hc:保磁力[kA/m]
Mr:残留磁化[T]
1−x:Nd及びCeの合計含有量に対するNdの含有量(モル比)[−]
評価結果を、表1に示す。表1中、参考例2は、国際公開第2014/196605A1の比較例1から引用したものであり、参考例3は、Arjun K. Pathak et al Adv. Mater. 2015, 27, 2663−2667から引用したものである。また、図1に、実施例1〜3、比較例1〜5、及び参考例1〜3の試料について、Fe及びCoの合計含有量に対するCoの含有量の比zと、Nd及びCeの合計含有量に対するCeの含有量zの関係を示した。
表1から、Ndの単位含有割合当たりのHc×Mrで評価すると、比較例1〜5及び参考例1〜3の試料と比べて、実施例1〜3の試料は、少ないNd含有量で、保磁力と磁化の両方を向上できていることが理解できる。
以上の結果から、本開示の希土類磁石及びその製造方法の効果を確認できた。
Claims (11)
- 全体組成が、式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1.0、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.050≦z0.140)で表され、かつ、
磁性相、及び
前記磁性相の周囲に存在する粒界相
を備える、
希土類磁石。 - 前記xが、0.10≦x≦0.30である、請求項1に記載の希土類磁石。
- 前記zが、0.055≦z≦0.100である、請求項1又は2に記載の希土類磁石。
- 前記rが、0.1≦r≦1.0である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の希土類磁石。
- 前記磁性相の平均粒径が、1〜1000nmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の希土類磁石。
- 前記磁性相の平均粒径が、50〜500nmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の希土類磁石。
- 式(Nd(1−x−y)CexR1 y)p(Fe(1-z)Coz)(100−p−q−r−s)BqGarMs(ただし、R1は、Nd及びCe以外の希土類元素及びYから選ばれる1種以上、Mは、Al、Cu、Au、Ag、Zn、In、Mn、Zr、及びTiから選ばれる1種以上並びに不可避的不純物元素であり、かつ、
12≦p≦20、
4.0≦q≦6.5、
0≦r≦1、
0≦s≦0.5、
0<x≦0.35、
0≦y≦0.10、及び
0.05≦z≦0.14)で表される組成を有する磁性粉末を準備すること、
前記磁性粉末を熱間プレスして、成形体を得ること、及び
前記成形体を熱間塑性加工すること、
を含む、
希土類磁石の製造方法。 - 前記xが、0.10≦x≦0.30である、請求項7に記載の方法。
- 前記zが、0.055≦z≦0.100である、請求項7又は8に記載の方法。
- 前記rが、0.1≦r≦1.0である、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記磁性粉末を液体急冷法によって得る、請求項7〜10のいずれか一項に記載の方法。
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