JP2019179787A - リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置 - Google Patents

リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019179787A
JP2019179787A JP2018066667A JP2018066667A JP2019179787A JP 2019179787 A JP2019179787 A JP 2019179787A JP 2018066667 A JP2018066667 A JP 2018066667A JP 2018066667 A JP2018066667 A JP 2018066667A JP 2019179787 A JP2019179787 A JP 2019179787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
reactor
coil
divided
coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018066667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6479235B1 (ja
Inventor
真吾 ▲高▼渊
真吾 ▲高▼渊
Shingo Takabuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018066667A priority Critical patent/JP6479235B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6479235B1 publication Critical patent/JP6479235B1/ja
Publication of JP2019179787A publication Critical patent/JP2019179787A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】コアとコイルの間に配置される筒部を薄くしても、リアクトル用ボビンを構成する分割ボビンを互いに係合する係合部の強度を確保することができるリアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置を得ることを目的とする。【解決手段】ボビン4は、筒部の軸線方向で分割され、一対のフランジ部42A、42Bの一方及び他方をそれぞれ有する第1の分割ボビン4A及び第2の分割ボビン4Bを組み合わせてなり、第1の分割ボビン4Aに設けられたフランジ部42Aにおいて、コイル2A、2Bと当接する領域よりも外側に設けられた第1の係合部46Aと、第1の係合部46Aに対向して第2の分割ボビン4Bに設けられ、コイル2A、2Bの外側で第1の係合部46Aと係合する第2の係合部46Bとを備えた。【選択図】図2

Description

本願は、リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置に関するものである。
ハイブリッド自動車または電気自動車といった電動自動車など、駆動源に電力を利用する車両には種々の電力変換装置が搭載されている。このような電力変換装置としては、モーターを駆動するためのインバータ、高圧バッテリ電圧から12V系バッテリ電圧に降圧するDC/DCコンバータ、12V系バッテリ電圧から高圧バッテリ電圧に昇圧するDC/DCコンバータ、商用電源から高圧バッテリに充電するための充電器、高圧バッテリからAC100Vを生成するインバータなど、種々のものが知られている。このような電力変換装置においては、回路を流れる電流が増減したときにその変化を滑らかにするため、メインバッテリと負荷の間にリアクトルが接続されている。リアクトルは、互いに平行な直線部位を1組以上持つロの字状の磁性コア、この磁性コアの直線部位の一部又は全部を覆うように取り付けられた絶縁性のボビン、及びこのボビンの周囲に銅製の巻線を螺旋状に巻き回してなるコイルからなる組合体を有している。
従来、内側コア部外周を覆う筒部と、コイルの端面と露出コアとの間に介在される枠部有し、一方の露出コア部側に配される第一枠部を含む第一分割片と他方の露出コア部側に配される第二枠部を含む第二分割片とを組み合わせてなるリアクトル用ボビンであって、分割片同士を係合する係合部を、筒部の周方向への凹凸により各分割片に形成したものがあった(例えば、特許文献1)。また、コアのコイル巻回部を覆う外郭部を一対の外郭片を組み合わせて構成するリアクトル用ボビンにおいて、外郭片に形成された板状片及び帯状片の周縁に係合部を設け、リアクトルを組み立てる際には係合部同士を係合させて外郭片同士を組み合わせるものがあった(例えば、特許文献2)。
特開2011−198847号公報 特開2012−70001号公報
特許文献1及び特許文献2のリアクトル用ボビンは、リアクトル用ボビンを構成するために一対の分割片を係合する係合部を、筒部又は筒部に相当する部位に形成している。しかしながら、昨今では電動自動車に係るコンポーネントの小型化及び低コスト化の要求の中で電力変換装置に用いるスイッチング素子の高速化が進められており、スイッチング素子の高速化に伴うコイルの発熱量増大に対応できる放熱性を得る。このため、リアクトル用ボビンの筒部をより薄くすることが求められているが、特許文献1及び特許文献2のように筒部に係合部を形成するものでは、筒部の薄型化により係合部の強度を十分に確保することができなくなる虞がある。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、コアとコイルの間に配置される筒部を薄くしても、リアクトル用ボビンを構成する分割ボビンを互いに係合する係合部の強度を確保することができるリアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置を得ることを目的とする。
本願に開示されるリアクトル用ボビンは、リアクトルのコアとコアの周囲に巻き回されるコイルとの間に配置される筒部と、筒部の両端から筒部の径方向に広がり、コイルの一端及び他端がそれぞれ当接する一対のフランジ部とを備え、コアとコイルとを組み付けるリアクトル用ボビンであって、リアクトル用ボビンは、筒部の軸線方向で分割され、一対のフランジ部の一方及び他方をそれぞれ有する第1の分割ボビン及び第2の分割ボビンを組み合わせてなり、第1の分割ボビンに設けられた一方のフランジ部において、コイルと当接する領域よりも外側に設けられた第1の係合部と、第1の係合部に対向して第2の分割ボビンに設けられ、コイルの外側で第1の係合部と係合する第2の係合部とを備えたものである。
本願に開示されるリアクトル用ボビンによれば、コアとコイルの間に配置される筒部を薄くしても、リアクトル用ボビンを構成する分割ボビンを互いに係合する係合部の強度を確保することができる。
実施の形態1におけるリアクトルを示す斜視図である。 実施の形態1におけるリアクトルを示す分解斜視図である。 実施の形態1におけるリアクトル用ボビンを示す分解斜視図である。 図3のA部拡大図である。 図4AのC−C断面図である。 図3のB矢視図である。 図5AのD−D断面図である。 実施の形態1におけるリアクトルの斜視図であり、実装時の様子を示す図である。 実施の形態1におけるリアクトルを示す斜視図であり、ケースに収納された状態の様子を示す図である。 図7のE−E断面図である。 図7のF−F断面図である。 実施の形態1におけるリアクトルを備えたコンバータ及び電力変換装置の一例を示す概略回路構成図である。 実施の形態1の変形例に係る第1の係合部を示す平面図である。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1を図1から図9に基づいて説明する。図1は、実施の形態1におけるリアクトルを示す斜視図、図2は分解斜視図であり、図3は、リアクトル用ボビンを示す分解斜視図である。
リアクトル1は、図1、図2に示すように、断面略矩形の一対のコイル2A、2Bを有するコイル部2と、一対の直線部がコイル2A、2Bに挿入され、断熱性を持つ絶縁テープ31が外周に巻かれたロ字状のコア3と、第1の分割ボビン4Aと第2の分割ボビン4Bとを組み合わせてなり、コイル部2の一部を覆うとともに、コイル部2及びコア3を組み付けるボビン4、すなわちリアクトル用ボビンとを備えている。コイル2A、2Bの軸線は互いに平行であり、コイル2A、2Bの配列方向はコイル2A、2Bの軸線と直交している。コイル2A、2Bの上部及び側部は、ボビン4の天板部451及び側壁板453によって覆われている。また、コイル2A、2Bの一端及び他端には、コイル2A、2Bの軸線方向及び配列方向と直交する一方向に引き出される引出線21が設けられている。引出線21は、電源などの外部装置又は基板などの端子に接続されるもので、天板部451に形成された引出穴452からボビン4の上方に突出している。なお、以後では説明のため、コイル2A、2Bの軸線方向と平行にx軸を、コイル2A、2Bの配列方向と平行にy軸を設定し、x軸及びy軸と直交する方向にz軸を設定する。また、x軸において第1の分割ボビン4Aから第2の分割ボビン4Bに向かう方向を+x方向、+x方向と反対の方向(第2の分割ボビン4Bから第1の分割ボビン4Aに向かう方向)を−x方向とし、y軸においてコイル2Bからコイル2Aに向かう方向を+y方向、+y方向と反対の方向(コイル2Aからコイル2Bに向かう方向)を−y方向とする。また、z軸において引出線21の引き出し方向を+z方向、+z方向と反対の方向を−z方向とする。また、実施の形態1ではx軸方向及びy軸方向が水平方向となり、+z方向が上方向、−z方向が下方向となっている。
コイル2A、2Bは、主に銅からなる平角線の巻線をエッジワイズに巻き回したものである。コイル2A、2Bは、一本の巻線で連続的に形成してもよいし、コイル2A、2Bを別の巻線で形成し、それぞれの一端同士を溶接などで接合してもよい。また、コイル2A、2Bを接合せずに、それぞれ独立したコイル2A、2Bとしてもよい。また、実施の形態1では平角線の巻線を用いてコイル2A、2Bを形成しているが、断面円形状の巻線を用いてコイル2A、2Bを形成してもよい。
コア3は、x軸方向で互いに対向する一対の分割コア3A、3Bを組み合わせ、全体としてロ字状をなすものである。分割コア3A、3Bは、y軸方向で対向する2つの直線部と、直線部を連結する曲線部から構成されてU字状をなし、2つの直線部の一部又は全部がコイル2A、2Bにそれぞれ挿入される。分割コア3A、3Bは、例えば金属磁性粉末又は電磁鋼板、又はフェライトにより構成されている。なお、実施の形態1では分割コア3A、3BをそれぞれU字状の一部材としているが、分割コア3A、3Bを曲線部と直線部でさらに分割してもよい。
ボビン4は、樹脂などの絶縁材料で構成され、x軸方向で分割された第1の分割ボビン4A及び第2の分割ボビン4Bを組み合わせたものである。第1の分割ボビン4Aは、+x方向に延び、内部に分割コア3Aの直線部の一部又は全部がそれぞれ挿入されるとともに、コイル2A、2Bがそれぞれ周囲に巻き回される断面略矩形の一対の筒部41Aを備える。なお、コイル2A、2Bは、その剛性により螺旋状に巻かれた状態を維持できるため、リアクトル1を組み立てる際には予め巻き回した状態のコイル2A、2Bの内部に第1の分割ボビン4Aの筒部41Aを挿入することによりコア3とコイル2A、2Bを組み付ける。コイル2A、2Bに挿入された一対の筒部41Aの外周面は、それぞれコイル2A、2Bの内周面に当接する。筒部41Aは、ボビン4の筒部の一部に相当する。
筒部41Aの第2の分割ボビン4B側の端部には、凸状の嵌合部43Aが形成されている。また、筒部41Aの第2の分割ボビン4Bと反対側の端部には、y軸方向及びz軸方向(筒部41Aの径方向)に広がるフランジ部42Aが一体成形されている。フランジ部42Aは、筒部41A側の面がコイル2A、2Bの一端(−x方向側の端)に当接するもので、フランジ部42Aの下端には、+x方向に突出し、コイル2A、2Bをy軸方向及びz軸方向について位置決めするコイル受け48Aが形成されている。コイル受け48Aは、実施の形態1ではフランジ部42Aの下端のy軸方向両端及び中央の3か所に設けられているが、コイル受け48Aの数及び配置は、コイル2A、2Bをy軸方向及びz軸方向について位置決めできるのであれば特に限られるものではない。また、y軸方向又はz軸方向のいずれかについて別途位置決めするのであれば、z軸方向のみ又はy軸方向のみ位置決めする構成にしてもよい。
フランジ部42Aの下部には、−x方向に突出する一対のベロ部49Aが形成されている。ベロ部49Aは、その上面が筒部41Aの内側下面と同一平面上にあり、分割コア3Aが筒部41Aに挿入される際にはz軸方向について分割コア3Aを位置決めする。
第2の分割ボビン4Bは、−x方向に延び、内部に分割コア3Bの直線部の一部又は全部がそれぞれ挿入されるとともに、コイル2A、2Bがそれぞれ周囲に巻き回される断面略矩形の一対の筒部41Bを備える。筒部41Bの軸線方向長さは筒部41Aの軸線方向長さよりも短い。また、筒部41Bの外径は筒部41Aの外径よりも小さい。筒部41Bは、ボビン4の筒部の残部に相当する。
筒部41Bの第1の分割ボビン4A側の端部には、凹状の被嵌合部43Bが形成されている。ボビン4を組み立てる際には嵌合部43Aが被嵌合部43B内に嵌合され、筒部41Aと筒部41Bとが接続される。
筒部41Bの第1の分割ボビン4Aと反対側の端部には、z軸方向及びy軸方向(筒部41Bの径方向)に広がるフランジ部42Bが一体成形されている。フランジ部42Bは、筒部41B側の面がコイル2A、2Bの他端(+x方向側の端)に当接するもので、フランジ部42Bの下端には、−x方向に突出し、コイル2A、2Bをy軸方向及びz軸方向について位置決めするコイル受け48Bが形成されている。コイル受け48Bは、コイル受け48Aと同様にフランジ部42Bの下端のy軸方向両端及び中央の3か所に設けてられているが、コイル受け48Bの数及び配置はこれに限られるものではない。
フランジ部42Bの下部には、+x方向に突出する一対のベロ部49Bが形成されている。ベロ部49Bは、その上面が筒部41Bの内側下面と同一平面上にあり、分割コア3Bが筒部41Bに挿入される際にはz軸方向について分割コア3Bを位置決めする。
なお、実施の形態1では筒部41Aと筒部41Bのそれぞれでボビン4の筒部の一部及び残部としているが、ボビン4の筒部の全部を筒部41Aのみで構成することも可能である。この場合、筒部41Bは省略され、被嵌合部43Bはフランジ部42Bに設けられる。
フランジ部42Bの上部には、+x方向に広がり、所定の位置に引出穴452が形成された絶縁性の板状部材からなる天板部451が設けられている。天板部451には、−z方向に延び、天板部451と反対側に延びる板状の把持部454、すなわち突出板が形成された側壁板453がy軸方向両端において一体成形されている。さらに、把持部454の下面には、−z方向に突出するガイドピン455が形成されている。
第1の分割ボビン4Aのフランジ部42Aの上端面には、+z方向、すなわちコイル2A、2Bの軸線方向と直交する方向に突出するT字状の第1の係合部46Aが設けられており、第2の分割ボビン4Bの天板部451の第1の分割ボビン4A側の端部には、−x方向に突出する第2の係合部46Bが設けられている。図3は、A部拡大図であり、第1の分割ボビン4A側から第2の分割ボビン4B側に向かって第1の係合部46Aを見たときの図である。また、図4Bは、図4AのC−C断面図であり、係合前の状態の第1の係合部46A及び第2の係合部46Bを上方から見た図である。第1の係合部46Aは、+z方向に延び、断面が楕円状の胴部46A1と、胴部46A1の先端部に設けられてy軸方向に延びる頭部46A2からなり、全体としてT字状をなしている。なお、頭部46A2が延びる方向は必ずしもy軸方向である必要はなく、胴部46A1が延びる方向と直交する方向であればよい。なお、第1の係合部46Aの上端の高さはコイル2A、2Bの引出線21の高さよりも低く設定されており、リアクトル1の実装時に引出線21が外部の機器等と接続されることを妨げない。
第2の係合部46Bは、第1の係合部46Aに対向してy軸方向の中心位置及びz軸方向の位置が胴部46A1に合わせて設けられ、y軸方向に配列された一対の挟部46B1を備えている。挟部46B1は、弾性を有し、互いに対向面を持つ一対の柱状部材で構成されている。それぞれの挟部46B1の対向面には、胴部46A1を把持可能な溝部46B2が中央部に設けられ、溝部46B2よりも先端側は、先端に向かうほど挟部46B1間の幅が広くなるようにテーパ部46B3が設けられている。溝部46B2の形状及び大きさは、胴部46A1の側面形状に応じて決定すればよい。なお、また、第1の係合部46A及び第2の係合部46Bは、2組以上設けることが望ましい。
フランジ部42Aにおいて第1の係合部46Aが設けられる位置は、コイル2A、2Bと当接する領域よりも外側であればよい。これにより、第1の係合部46Aと第2の係合部46Bは、コイル2A、2Bの外側で係合されることとなる。
リアクトル1の組み立てにおいては、まず、コイル2A、2Bのそれぞれの引出線21を第2の分割ボビン4Bの引出穴452に通し、コイル2A、2Bの内部に筒部41Bをそれぞれ挿入して、コイル2A、2Bの他端側でそれぞれの下方両端をコイル受け48Bに載せる。次に、コイル2A、2Bを挟むようにして第1の分割ボビン4Aの筒部41Aをコイル2A、2Bに挿入していき、第1の分割ボビン4Aの嵌合部43Aを第2の分割ボビン4Bの被嵌合部43Bに嵌合させるとともに、第1の係合部46Aと第2の係合部46Bを係合させる。
第1の係合部46Aと第2の係合部46Bの係合は、スナップフィット機構によりなされる。すなわち、第1の係合部46Aを第2の係合部46Bに係合させる際には、胴部46A1により一対の挟部46B1の間を押し広げながら第1の係合部46Aを+x方向に押しこみ、溝部46B2に達した胴部46A1を挟部46B1の弾性により挟み込んで胴部46A1を溝部46B2の位置で固定する。これにより、第1の係合部46Aと第2の係合部46Bが係合し、第1の係合部46Aのx軸方向位置及びy軸方向位置が固定されることでボビン4が軸方向に分離することが防がれる。第1の係合部46A及び第2の係合部46Bが係合されているとき、頭部46A2が挟部46B1に引っかかることによりz軸方向の位置ずれも抑制される。胴部46A1が一対の挟部46B1の間に押し込まれるとき、テーパ部46B3はガイドとして機能し、胴部46A1の移動を容易にする。また、胴部46A1の断面が楕円状であり、角に丸みを帯びているため、胴部46A1の移動がさらに容易になっている。
第1の係合部46A及び第2の係合部46Bが係合し、第1の分割ボビン4A及び第2の分割ボビン4Bが組み合わされてボビン4が組み立てられると、コイル2A、2Bの一端及び他端がそれぞれフランジ部42A及びフランジ部42Bに当接し、コイル2A、2Bがx軸方向について固定される。また、コイル2A、2Bの一端側でそれぞれの下方両端を第1の分割ボビン4Aのコイル受け48Aに乗ることでy軸方向及びz軸方向について位置決めされる。
上記のようにしてボビン4を組み立てた後、ボビン4の外側から分割コア3A、3Bの直線部を筒部41A、41Bの内部にそれぞれ挿入し、絶縁テープ31を外周に巻きつけて分割コア3A、3Bを固定してコア3を構成する。これにより、コア3とコイル2A、2Bがボビン4により組み付けられ、図1に示すようなリアクトル1となる。なお、上記のように分割コア3A、3Bを組み合わせてコア3を構成するとき、後述するスペーサーにより分割コア3A、3Bとの間には一定の空隙が形成される。
第1の分割ボビン4Aの筒部41Aの内部について説明する。図5Aは、図3のB矢視図であり、図5Bは、図5AのD−D断面図である。筒部41Aは、必要に応じて内部にスペーサー61が設けられる。スペーサー61は、コア3が構成される際に分割コア3Aと分割コア3Bのそれぞれの対向面の間に一定の隙間を形成するもので、スペーサー61により形成される隙間の大きさによりリアクトル1のインダクタンスが調整される。スペーサー61は、x軸方向に延びる断面ロ字状の筒状部611と、筒状部611と筒部41Aの内周面を接続するリブ612とを備えている。リブ612は、筒状部611の周囲2方向以上に設けられるもので、実施の形態1では+y方向及び−y方向、+z方向及び−z方向の4箇所に設けられている。リブ612のx軸方向長さは筒状部611のx軸方向長さよりも短く、筒状部611とリブ612との間でx軸方向について段差が生じている。すなわち、スペーサー61にはx軸方向の幅が周囲よりも大きい領域が中央部に設けられている。スペーサー61の製作については、部品点数及び組立工数削減の観点から、筒状部611とリブ612を一体成形することが好ましい。スペーサー61は、例えば接着剤により筒部41Aに固着することが考えられる。
次に、リアクトル1の実装の例について説明する。図6は、実施の形態1におけるリアクトルの斜視図であり、実装時の様子を示す図である。リアクトル1をコンバータ等に実装する場合は、例えば金属製のケース71にリアクトル1を収納し、引出線21を基板72の端子(図示なし)に接続する。ケース71は、断面ロ字状をなした側面部711と底面部が一体成形されたものである。リアクトル1をケース71に収納する際は、把持部454に設けられたガイドピン455を側面部711の上端面に設けられたピン穴712に嵌合することでリアクトル1を水平方向について位置決めする。ピン穴712は、側面部711の上端面において所定の位置に設けられるもので、実施の形態1では互いに対向位置になるように配置された1組のピン穴712が設けられている。ピン穴712の数及び配置はこれに限られるものではなく、例えば側面部711の上端面の四隅全てにピン穴712を設けてもよい。ガイドピン455の数及び配置はピン穴712に合わせて決定すればよい。リアクトル1をケース71に収納した後、リアクトル1の直上に基板72を配置する。基板72の配置位置はリアクトル1の直上に限られるものではないが、装置全体を小型化する観点から、直上に配置することが好ましい。
図7は実施の形態1におけるリアクトルを示す斜視図であり、ケースに収納された状態の様子を示す図である。また、図8Aは図7のE−E断面図であり、図8BはF−F断面図である。なお、実際は図8Aに示すようにケース71の内部に放熱樹脂74が充填されているが、図7においては、放熱樹脂74の記載を省略している。図7に示すように、把持部454は側面部711の上端面の一部を覆い、基板72とケース71とを絶縁する。また、図8Bに示すように側壁板453及び把持部454と側面部711との間にはクリアランスが設けられ、コイル2A、2Bの引出線21とケース71との間の絶縁距離を確保している。
ケース71の底面部には段差が設けられており、段差の上側が第1の底面部713、によって構成され、段差の下側が第2の底面部714によって構成されている。第1の底面部713はベロ部49A、49Bを支持し、リアクトル1をz軸方向について位置決めする。第2の底面部714とリアクトル1の底部との間にはクリアランスが形成され、このクリアランスの幅は、ベロ部49A、49Bの厚さを変えることで調整可能である。第2の底面部714とリアクトル1の底部との間のクリアランスには放熱樹脂74が充填される。放熱樹脂74は、例えばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂など、絶縁性及び放熱性を持ち、リアクトル1を機械的な衝撃及び腐食雰囲気から保護するとともに、硬化してケース71内でリアクトル1を固定できるものであればよい。リアクトル1を動作させたとき、放熱樹脂74はコア3及びコイル2A、2Bで発生した熱をケース71に逃がす放熱媒体として機能する。コア3及びコイル2A、2Bからケース71に伝わった熱は、ケース71の底部外側に取り付けられた冷却ベース(図示なし)により放熱される。
上述したように、筒部41Aの外径は筒部41Bの外径よりも大きいため、コイル2Bの内周面は筒部41Aと当接するのに対し、筒部41Bとの間には空隙73が形成されている。これはコイル2Aについても同様であり、図8Bに示すように、コイル2Aと筒部41Bとの間には空隙73が形成されている。
図8Bに示すように、第2の分割ボビン4Bのコイル受け48Bはコイル2A、2Bの下側角部のR形状に当接し、z軸方向についてコイル2A、2Bを支持する。コイル受け48Bは、断面三角形状をなしてコイル2A、2Bの下側角部のR形状を点で支持してコイル2A、2Bが下方に下がることを防ぎ、コイル2A、2Bと第2の底面部714との間にクリアランスを確保する。なお、図8Bでは第2の分割ボビン4Bのコイル受け48Bについてのみ表しているが、第1の分割ボビン4Aのコイル受け48Aについても同様である。
次に、コンバータ及び電力変換装置について説明する。図9は、実施の形態1におけるコンバータ及び電力変換装置の一例を示す概略回路構成図である。電力変換装置1000は、バッテリ1001と負荷1002の間で電力変換を行うものであって、バッテリ1001からの直流電力を交流電力に変換して負荷1002に出力するとともに、負荷1002からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ1001に出力するものである。電力変換装置1000は、直流電圧を昇降圧させるコンバータ1100と、直流と交流との相互変換を行うインバータおよびフィルタとしてのコンデンサを有するインバータ部1200を備え、コンバータ1100は、上述したリアクトル1と、複数のスイッチング素子1102と、スイッチング素子1102の動作を制御する駆動回路1103とを備えている。負荷1002は、例えば三相交流モーターであり、電力変換装置1000がハイブリッド自動車に用いられる場合は走行時には車両を駆動し、回生時には発電機として機能する。スイッチング素子1102は、MOSFET(metal−oxide−semiconductor field−effect transistor)又はIGBT(Insulated Gate Bipolar−Transistor)などのパワーデバイスを用いればよい。
車両の走行時、バッテリ1001から入力される直流の入力電圧がコンバータ1100により昇圧され、昇圧された入力電圧をインバータ部1200が交流に変換する。回生時、負荷1002から入力される交流の入力電圧が直流に変換され、直流に変換された入力電圧がコンバータ1100によりバッテリ1001に適合する電圧まで降圧される。コンバータ1100は、駆動回路1103によりスイッチング素子1102がオン/オフを繰り返すことで入力された直流電圧を昇降圧させる。リアクトル1は、スイッチング素子1102のスイッチング動作によって回路を流れる電流が増減しようとしたとき、その変化を滑らかにする機能を持つ。
なお、図9の電力変換装置1000およびコンバータ1100は一例であり、電力変換装置1000およびコンバータ1100は、商用電源からの交流電力によりバッテリ1001を充電する充電器としての電力変換装置、およびこの電力変換装置において直流電圧を昇圧させるコンバータとしてもよい。この場合、負荷1002が商用電源に置き換わり、上記した回生時の動作の場合と同様に商用電源から入力される交流の入力電圧が直流に変換され、直流に変換された入力電圧がコンバータ1100によりバッテリ1001に適合する電圧まで昇圧される。
実施の形態1によれば、コアとコイルの間に配置される筒部を薄くしても、リアクトル用ボビンを構成する分割ボビンを互いに係合する係合部の強度を確保することができる。より具体的には、第1の分割ボビンに設けられ、一対のコイルの一端に当接するフランジ部において、コイルと当接する領域よりも外側に第1の係合部を設け、第1の係合部と係合する第2の係合部を第1の係合部に対向させて第2の係合部に設けた。これにより、第1の係合部及び第2の係合部は筒部よりも外側の部位に設けられ、第1の係合部と第2の係合部の係合も筒部の外側で行われるので、筒部の厚さが第1の係合部及び第2の係合部の強度に影響を与えず、筒部を薄くしても第1の分割ボビンと第2の分割ボビンの係合部の強度を確保することができる。このため、筒部を薄くしてボビンの放熱性を高めつつ、ボビンが軸方向に分離することより確実に防ぐことができる。
また、第1の係合部及び第2の係合部はコイルの外側で係合されるので、第1の係合部及び第2の係合部の係合状態の確認がコイルによって妨げられることがない。このため、より確実に係合状態を確認することが可能となり、係合ミスによるボビンの分離を防ぐことができる。
また、第1の係合部は、コイルの軸線方向と直交する方向に突出する胴部と、この胴部の先端部から胴部と直交する方向に延びる頭部により構成されるT字状をなし、第2の係合部は第1の係合部の胴部を挟むことで第1の係合部と係合するので、第1の分割ボビンと第2の分割ボビンが組合わされたとき、第1の係合部の頭部と第2の係合部が引っかかり合うことで第1の係合部の胴部が延びる方向についてのズレを抑制することができる。
また、第1の分割ボビンの筒部の先端が嵌合する被嵌合部が第2の分割ボビンに設けられているため、ボビンの組み立てにおいてコイルの軸線方向と直交する方向についての位置決めをより正確に行うことができる。
また、第1の分割ボビンの筒部の外径が第2の分割ボビンの筒部の外径よりも大きいため、コイルの内部にボビンの筒部を挿入したとき、第1の分割ボビンの筒部のみがコイルの内周面に当接し、第2の分割ボビンの筒部はコイルと当接しない。このため、第2の分割ボビンの筒部の寸法誤差がコイルの組み付け位置に影響を与えず、径方向についてのコイルの組み付けの位置のばらつきが抑制される。
また、第1の分割ボビン及び第2の分割ボビンのフランジ部にコイルの下端を支持するコイル受けを設けたため、コイルが下方に落ち込み、コイルの組み付け位置にすれが生じることを抑制することができる。
また、リアクトルは、ボビンに組み付けられた一対のコイルの上部を覆うとともに、コイルの引出線を上方に通す引出穴が設けられた絶縁性を有する天板部をさらに備え、下方を覆う底面部と側方を覆う側面部を備えたケースに収納されて、コイルの引出線が接続される基板をリアクトルの直上に配置したため、リアクトルを実装するために必要なスペースが小さくなり、他の部品配置範囲の自由度を高めるとともに、装置全体の小型化を図ることができる。
また、天板部により基板とコイルの間の絶縁がなされるため、コイルの上部に絶縁性の放熱樹脂を充填する必要がなく、ケースに充填される放熱樹脂の量を削減することができる。
また、水平方向に突出する板状の把持部を天板部に設けたため、リアクトルの運搬が容易である。
また、把持部の下面に位置決め用のガイドピンを設けるとともに、位置決め用のガイドピンが嵌合されるピン穴をリアクトルのケースの側面部の上端面に設けたため、リアクトルを実装する際にはガイドピンをピン穴に嵌合させるだけでよく、水平方向の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。これにより、ケース内においてコア及びコイルとケースの側面部との間で放熱樹脂が充填されるクリアランスのばらつきが抑制され、ケースからの放熱ばらつきが抑制される。このため、別途放熱経路を設けることなく、より効果的な放熱を図ることか可能となり、部品点数の削減及び組立性の向上を図ることが可能になるとともに、装置全体のさらなる小型化を図ることができる。
また、リアクトルのケースの底面部に段差を設けるとともに、この段差の上側を構成する第1の底面部に支持される板状のベロ部をボビンのフランジ部の下部に設けた。これにより、段差の下側を構成する第2の底面部とリアクトルの底部との間に放熱樹脂を充填するためのクリアランスが確保され、より効率的な放熱を図ることができる。
また、分割コア同士の間の空隙を形成するためにリアクトルの内部に形成されるスペーサーは、筒部の軸線方向の幅が周囲よりも大きい領域が中央部に設けられており、軸線方向に段差が設けられているため、分割コア同士の間の空隙の幅をより正確に調整することができる。
以下に、実施の形態1の変形例を図10に基づいて説明する。図10は、実施の形態1の変形例に係る第1の係合部を示す平面図である。なお、図1から図9と同一又は相当する部位については同一の符号を用いている。第1の係合部461Aは、第1の分割ボビン4Aのフランジ部42Aの上部から+x方向に突出する柱状部461A1と、柱状部461A1の+x方向側の端部に設けられた断面楕円状の先端部461A2を備えている。第1の係合部461Aを第2の係合部46Bに係合させる際には、溝部46B2に達した先端部461A2が挟部46B1の弾性により抑え込まれ、第1の係合部461Aが固定される。柱状部461A1は、先端部461A2が溝部46B2に達することを妨げないのであれば長さ及び形状に限定はなく、リアクトル1を小型化する観点からはできるだけ短い方が望ましい。
本願は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 リアクトル、2 コイル部、2A、2B コイル、21 引出線、3 コア、3A、3B 分割コア、4 ボビン、4A 第1の分割ボビン、4B 第2の分割ボビン、41A、41B 筒部、42A、42B フランジ部、43A 嵌合部、43B 被嵌合部、451 天板部、452 引出穴、454 把持部、455 ガイドピン、46A、461A 第1の係合部、46B 第2の係合部、46B1 挟部、48A、48B コイル受け、49A、49B ベロ部、61 スペーサー、611 筒状部、612 リブ、71 ケース、711 側面部、712 ピン穴、713 第1の底面部、714 第2の底面部、72 基板、1000 電力変換装置、1100 コンバータ
本願に開示されるリアクトル用ボビンは、リアクトルのコアとコアの周囲に巻き回されるコイルとの間に配置される筒部と、筒部の両端から筒部の径方向に広がり、コイルの一端及び他端がそれぞれ当接する一対のフランジ部とを備え、コアとコイルとを組み付けるリアクトル用ボビンであって、リアクトル用ボビンは、筒部の軸線方向で分割され、一対のフランジ部の一方及び他方をそれぞれ有する第1の分割ボビン及び第2の分割ボビンを組み合わせてなり、第1の分割ボビンに設けられた一方のフランジ部において、コイルと当接する領域よりも外側に設けられ、コイルの軸線方向と直交する方向に第1の分割ボビンのフランジ部から突出する胴部、および胴部と直交する方向に胴部の先端部から延びる頭部を有する第1の係合部と、第1の係合部に対向して第2の分割ボビンに設けられ、コイルの外側で第1の係合部と係合する第2の係合部とを備えたものである。

Claims (14)

  1. リアクトルのコアと前記コアの周囲に巻き回されるコイルとの間に配置される筒部と、
    前記筒部の両端から前記筒部の径方向に広がり、前記コイルの一端及び他端がそれぞれ当接する一対のフランジ部とを備え、
    前記コアと前記コイルとを組み付けるリアクトル用ボビンであって、
    前記リアクトル用ボビンは、
    前記筒部の軸線方向で分割され、前記一対のフランジ部の一方及び他方をそれぞれ有する第1の分割ボビン及び第2の分割ボビンを組み合わせてなり、
    前記第1の分割ボビンに設けられた一方の前記フランジ部において、前記コイルと当接する領域よりも外側に設けられた第1の係合部と、
    前記第1の係合部に対向して前記第2の分割ボビンに設けられ、前記コイルの外側で前記第1の係合部と係合する第2の係合部と
    を備えたリアクトル用ボビン。
  2. 前記第2の係合部は、前記第1の係合部を挟んで固定する挟部を備えている請求項1に記載のリアクトル用ボビン。
  3. 前記第1の係合部は、前記コイルの軸線方向と直交する方向に前記第1の分割ボビンのフランジ部から突出する胴部と、前記胴部と直交する方向に前記胴部の先端部から延びる頭部とを備え、前記挟部は、前記胴部を挟む請求項2に記載のリアクトル用ボビン。
  4. 前記第1の分割ボビンは、前記筒部の一部又は全部が設けられ、前記第2の分割ボビンは、前記筒部の一部又は全部の先端が嵌合する被嵌合部が設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載のリアクトル用ボビン。
  5. 前記第1の分割ボビンに前記筒部の一部が設けられるとともに、前記第2の分割ボビンに前記筒部の残部が設けられ、
    前記筒部の一部の外径が前記筒部の残部の外径よりも大きい請求項1から4のいずれか1項に記載のリアクトル用ボビン。
  6. 前記フランジ部は、前記コイルの下端を支持するコイル受けが設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載のリアクトル用ボビン。
  7. 複数の分割コアを組み合わせて構成されるロ字状のコアと、前記コアの一対の直線部にそれぞれ巻き回される一対のコイルとを備えたリアクトルであって、前記コアと前記一対のコイルとが、請求項1から6のいずれか1項に記載のリアクトル用ボビンにより組み付けられていることを特徴とするリアクトル。
  8. 前記リアクトルは、前記一対のコイルの上部を覆うとともに、前記一対のコイルの引出線を上方に通す引出穴が設けられた絶縁性を有する天板部をさらに備え、下方を覆う底面部と側方を覆う側面部を備えたケースに収納されて、前記コイルと接続される基板が直上に配置される請求項7に記載のリアクトル。
  9. 前記天板部は、水平方向に突出し、下面に位置決め用のガイドピンが設けられた突出板が設けられ、前記側面部は、上端面に前記ガイドピンが嵌合されるピン穴が設けられている請求項8に記載のリアクトル。
  10. 前記底面部は、段差が設けられて前記段差よりも上側を構成する第1の底面部及び前記段差よりも下側を構成する第2の底面部を有し、前記リアクトル用ボビンのフランジ部の下部には、前記コイルと当接する側と反対側に突出し、前記第1の底面部に支持されるベロ部が設けられている請求項8または9に記載のリアクトル。
  11. 前記リアクトル用ボビンの筒部の内部には、前記分割コア同士の間に空隙を形成するスペーサーが設けられている請求項7から10のいずれか1項に記載のリアクトル。
  12. 前記スペーサーは、前記筒部の軸線方向の幅が周囲よりも大きい領域が中央部に設けられている請求項11に記載のリアクトル。
  13. 請求項7から12のいずれか1項に記載のリアクトルを備えたコンバータ。
  14. 請求項13に記載のコンバータを備えた電力変換装置。
JP2018066667A 2018-03-30 2018-03-30 リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置 Active JP6479235B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018066667A JP6479235B1 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018066667A JP6479235B1 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6479235B1 JP6479235B1 (ja) 2019-03-06
JP2019179787A true JP2019179787A (ja) 2019-10-17

Family

ID=65655812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018066667A Active JP6479235B1 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6479235B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113647006B (zh) * 2019-04-05 2024-04-09 三菱电机株式会社 电力转换装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574213U (ja) * 1980-06-07 1982-01-09
JP2011222694A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Soken Inc リアクトル装置
JP2014123680A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Toyota Motor Corp リアクトル及びその製造方法
JP2015130372A (ja) * 2014-01-06 2015-07-16 株式会社西本合成販売 リアクトル用コイルボビン兼巻鉄心ホルダー及びリアクトル
JP2015130410A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 トヨタ自動車株式会社 ボビン、リアクトル及びリアクトルの製造方法
JP2017103422A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 トヨタ自動車株式会社 リアクトル

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574213U (ja) * 1980-06-07 1982-01-09
JP2011222694A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Soken Inc リアクトル装置
JP2014123680A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Toyota Motor Corp リアクトル及びその製造方法
JP2015130372A (ja) * 2014-01-06 2015-07-16 株式会社西本合成販売 リアクトル用コイルボビン兼巻鉄心ホルダー及びリアクトル
JP2015130410A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 トヨタ自動車株式会社 ボビン、リアクトル及びリアクトルの製造方法
JP2017103422A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 トヨタ自動車株式会社 リアクトル

Also Published As

Publication number Publication date
JP6479235B1 (ja) 2019-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9350267B2 (en) Reactor, converter and power conversion device
JP6525360B1 (ja) 電力変換装置
WO2014024555A1 (ja) リアクトル、リアクトル用の組物、コンバータ、及び電力変換装置
JP6234537B1 (ja) 電力変換装置
JP2014138012A (ja) 冷却器付きリアクトル
JP2015116040A (ja) 電力変換装置
US11165342B2 (en) Power conversion device
JP2010045110A (ja) リアクトル集合体
JP2015046481A (ja) リアクトル
JP6516910B1 (ja) 降圧コンバータ
JP5288325B2 (ja) リアクトル集合体、及びコンバータ
JP6479235B1 (ja) リアクトル用ボビン及びリアクトル、このリアクトルを備えたコンバータ、及び電力変換装置
JP6261689B1 (ja) 電力変換装置
JP6561460B2 (ja) コイル部品
JP2014027026A (ja) リアクトル、コンバータ、および電力変換装置
JP6393668B2 (ja) Dc−dcコンバータ装置
JP5321531B2 (ja) リアクトル装置
JP2012142474A (ja) リアクトル
JP2014027025A (ja) リアクトル、コンバータ、および電力変換装置
JP6651592B1 (ja) リアクトルの冷却構造、及び電力変換装置
JP6548801B1 (ja) リアクトルの冷却構造及び電力変換装置
JP2015188019A (ja) ギャップ部材、磁性コア及びリアクトル
JP2015201491A (ja) 冷却器付きリアクトル
JP7420092B2 (ja) 絶縁トランス
JP2013105854A (ja) リアクトル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6479235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250