JP2019178017A - 二酸化塩素ガス発生装置及び二酸化塩素ガス発生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生成容器内において生成され、容器の開口から流出した二酸化塩素ガスが拡散されない場合であっても、二酸化塩素ガスによる腐食の影響を抑制することのできる技術を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、上部が開口し、二酸化塩素ガスが生成される生成容器と、生成容器を加熱する加熱装置と、上面に孔を有し、加熱装置を収容する筐体と、筐体の外側の下面に設けられ、加熱装置の動作設定のために操作される操作部材と、を備え、生成容器は、筐体の上面に設けられる孔に通された状態で筐体に固定される、二酸化塩素ガス発生装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、二酸化塩素ガス発生装置及び二酸化塩素ガス発生方法に関する。
系外の空間と遮断された遮断空間を有する所定のキャビネットがある。当該遮断空間では、細菌やウイルスといった病原体を扱う実験が行われる。また、実験後、当該遮断空間は病原体によって汚染されているため、例えば二酸化塩素ガスによる除染が行われる。二酸化塩素ガスは、例えば特許文献1−2に開示される二酸化塩素ガス発生装置を使用して発生させられる。また、特許文献1では、亜塩素酸溶液及び酸性液を上部が開口された生成容器に入れ、上記2つの物質の化学反応により二酸化塩素ガスを生成する技術が開示されている。
特開2010−207539号公報 特開2011−067285号公報
二酸化塩素は、その分子量が空気の分子量よりも大きいため、単に発生させるだけでは、生成場所の近傍に留まり、拡散されない。そこで、発生した二酸化塩素ガスを拡散させるための拡散装置が必要であると考えられる。よって、例えば、二酸化塩素ガスを生成する物質を含み、上部が開口した生成容器と、生成容器から生成され、開口から流出したガスを拡散させる拡散装置を備える二酸化塩素ガス発生装置を製作することが考えられる。当該二酸化塩素ガス発生装置であれば、除染対象空間内に設置して除染対象空間内に二酸化塩素を拡散させ、除染対象空間を除染することができるものと考えられる。
しかしながら、拡散装置が故障等により動作しない場合、生成された二酸化塩素ガスは、除染対象空間内に拡散しない。すなわち、生成容器内で生成された二酸化塩素ガスは、容器上部の開口から流出するが、除染対象空間内に拡散されずに生成容器の外表面を伝って流れ落ちる。すなわち、生成容器の表面は、高濃度の二酸化塩素ガスが通過することとなる。
ここで、二酸化塩素ガス発生装置又は筐体の表面に装置のスイッチ類等の制御部材が設けられている場合、装置表面を伝って流れ落ちる二酸化塩素ガスによって、当該スイッチ類等の制御部材が腐食される虞がある。
また、生成容器の下に生成容器を加熱するための加熱装置等の部品が設けられている場合、容器表面を伝って流れ落ちた二酸化塩素ガスが、当該加熱装置等の部品の表面に当たり、当該部品を腐食させる虞がある。
そこで、本願は、生成容器内において生成され、容器の開口から流出した二酸化塩素ガスが拡散されない場合であっても、二酸化塩素ガスによる腐食の影響を抑制することのできる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、二酸化塩素ガス発生装置の下部に操作部材を設け
ることとした。
詳細には、本発明は、上部が開口し、二酸化塩素ガスが生成される生成容器と、生成容器を加熱する加熱装置と、上面に孔を有し、加熱装置を収容する筐体と、筐体の外側の下面に設けられ、加熱装置の動作設定のために操作される操作部材と、を備え、生成容器は、筐体の上面に設けられる孔に通された状態で筐体に固定される、二酸化塩素ガス発生装置である。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、加熱装置によって生成容器を加熱し、二酸化塩素ガスの発生を促進させることができる。また、生成容器内で発生した二酸化塩素ガスは、生成容器の開口から流出する。ここで、生成容器は、筐体の上面に設けられる孔に通された状態で筐体に固定されている。すなわち、生成容器は、筐体より外側に開口されている。よって、二酸化塩素ガスは、筐体の外部へ流出することとなり、筐体に収容される加熱装置が二酸化塩素ガスによって腐食されることは抑制される。
また、筐体の外部へ流出した二酸化塩素ガスが拡散されない場合、二酸化塩素ガスは、筐体の上面近傍を通り、筐体の側面を伝って流れ落ちる。ここで、加熱装置の動作設定のために操作される操作部材は、筐体の外側の下面に設けられる。よって、操作部材が二酸化塩素ガスによって腐食されることは抑制される。
また、生成容器は、生成容器の下部が孔へ差し込まれることによって筐体に固定されてもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、生成容器は筐体へ簡易に固定される。また、生成容器の表面に二酸化塩素等の溶液や固体が付着した場合であっても、生成容器を筐体から取り外し、生成容器の表面から二酸化塩素等の溶液や固体を容易に拭き取ることができる。
また、二酸化塩素ガス発生装置の高さは、250mm以下であってもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、除染対象空間が上下方向に動く遮断部材によって遮断されている場合、二酸化塩素ガス発生装置を除染対象空間に入れる際に、遮断部材を開ける度合は少なく済まされる。よって、除染対象空間に存在する病原体が系外に流出する虞は低減される。
また、二酸化塩素ガス発生装置は、生成容器の開口のさらに上部に着脱可能なファンフィルタユニットを備えてもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、生成容器の開口から流出した二酸化塩素ガスのうち、ミスト状の二酸化塩素をフィルタによって除去することが可能となる。そして、フィルタを通過した二酸化塩素ガスをファンによって、除染対象空間内に拡散させることができる。すなわち、除染対象空間の除染は万遍なく行われる。
また、除染対象空間に二酸化塩素ガスを拡散させる拡散手段が設けられている場合は、ファンフィルタユニットを装置から脱着させ、二酸化塩素ガス発生装置の高さが抑制された状態で、二酸化塩素ガス発生装置は使用される。よって、除染対象空間が上下方向に動くシャッターによって系外の空間と遮断されている場合、二酸化塩素ガス発生装置が除染対象空間に入れられる際の、シャッターを開ける度合は少なく済まされる。よって、除染対象空間に存在する病原体が系外に流出する虞は低減される。
また、生成容器が筐体の上面に設けられる孔に通され、筐体に固定された状態において、生成容器と筐体の上面に設けられる孔との隙間は、2mm以下であってもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、生成容器の開口から流出した二酸化塩素ガスが、生成容器と筐体の上面に設けられる孔との隙間から筐体の内部へ流入することは抑制される。よって、筐体の内部に設けられる加熱装置が二酸化塩素ガスによって腐食されることは抑制される。
また、操作部材は、加熱装置の停止まで時間を計測し、加熱装置の停止までの時間が経過した場合に、加熱装置を停止させるタイマーを備えてもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、上下方向に動くシャッターによって系外の空間と遮断されている除染対象空間に、二酸化塩素ガス発生装置を搬入して使用する場合、加熱装置は、二酸化塩素ガス発生装置が除染対象空間に設置されて使用されている状態で、自動的に停止される。すなわち、二酸化塩素ガス発生装置を使用するユーザが、除染対象空間から二酸化塩素ガス発生装置を取り出して、加熱装置を停止させなくともよい。このような二酸化塩素ガス発生装置は、利便性の高い装置である。
また、操作部材は、加熱装置の起動までの時間を計測し、加熱装置の起動までの時間が経過した場合に、加熱装置を起動させるタイマーをさらに備えてもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、上下方向に動くシャッターによって系外の空間と遮断されている除染対象空間に、二酸化塩素ガス発生装置を搬入して使用する場合、二酸化塩素ガス発生装置が除染対象空間に設置され、シャッターを下げて系外の空間と遮断した後に加熱装置が起動され、二酸化塩素の生成反応は促進される。このような二酸化塩素ガス発生装置は、利便性の高い装置である。
また、二酸化塩素ガス発生装置は、筐体の内部に気密された空間をさらに備えてもよい。
このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、気密された空間に部品を設置する場合、筐体の内部に二酸化塩素ガスが流入した場合であっても、当該部品が二酸化塩素ガスによって腐食される虞は低減される。
また、筐体の上面を含む部分は、蓋であってもよい。このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、蓋が外され、筐体の内部は掃除可能である。すなわち、筐体の内部に二酸化塩素等の溶液や固体が付着した場合であっても、二酸化塩素を拭き取ることができ、筐体の内部が付着物によって腐食することは抑制される。
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。すなわち、例えば、上部が開口した生成容器において二酸化塩素ガスが生成される生成ステップと、加熱装置が生成容器を加熱する加熱ステップと、上面に孔を有し、加熱装置を収容する筐体の外側の下面に設けられる操作部材が、加熱装置の動作設定のために操作される操作ステップと、を備え、生成容器は、筐体の上面に設けられる孔に通された状態で筐体に固定される、二酸化塩素ガス発生方法であってもよい。
上記の二酸化塩素ガス発生装置及び二酸化塩素ガス発生方法は、生成容器内において生成され、容器の開口から流出した二酸化塩素ガスが拡散されない場合であっても、二酸化塩素ガスによる腐食の影響を抑制することのできる技術を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る二酸化塩素ガス発生装置の概要の一例を示している。 図2は、系外の空間と遮断される空間を備えるキャビネットの概要の一例を示している。 図3は、二酸化塩素ガス発生装置をキャビネット内の除染対象空間へ設置し、除染を実施する一例を示している。 図4は、除染対象空間を二酸化塩素ガス発生装置によって除染する際のフローチャートの一例を示す。 図5は、上記の二酸化塩素ガス発生装置の使用中に、ファンフィルタユニットが想定外に停止した場合の概要の一例を示している。 図6は、ファンフィルタユニットが本体部から脱着されて二酸化塩素ガス発生装置が使用される一例を示している。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であり、本発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
<装置構成>
図1は、本実施形態に係る二酸化塩素ガス発生装置100の概要の一例を示している。二酸化塩素ガス発生装置100は、円筒状の生成容器1を備える。生成容器1は、上部に開口2を備える。生成容器1の外径は、78mmであり、ステンレス製である。また、生成容器1は、容器の内部に例えば亜塩素酸ナトリウム溶液と、リンゴ酸粉末を溶解した酸性液を含む。二酸化塩素ガスは、下記のように亜塩素酸ナトリウムとリンゴ酸との化学反応によって発生する。
4NaClO+4HOOC−CH(OH)−CH−COOH+O→4NaOOC−CH(OH)−CH−COOH+4ClO+2H
また、二酸化塩素ガス発生装置100は、筐体3を備える。筐体3は、ステンレス製であり、上部に蓋4を備える。蓋4は、筐体3から取り外し可能である。また、蓋4には円形の孔5が設けられている。孔5の内径は、80mmである。そして、円筒状の生成容器1は、容器の下部が孔5に差し込まれた状態で、筐体3に固定される。生成容器1が筐体3に固定された際、筐体3の外側の下面から生成容器1の開口2までの高さは、200mmである。
また、筐体3には、加熱装置6が収容される。加熱装置6は、生成容器1が筐体3の孔5に差し込まれて固定される際に、生成容器1の下部と接する位置に設けられる。そして、加熱装置6は、生成容器1を加熱することにより、亜塩素酸ナトリウムとリンゴ酸との化学反応による二酸化塩素ガスの発生を促進させる。
また、筐体3は、筐体3の内部であって、加熱装置6が設けられる場所のさらに下部に、気密された気密空間7を備える。気密空間7には、タイマー(後述する)や二酸化塩素ガス発生装置100の動作に必要な電子部品(図示しない)などが設けられている。
また、筐体3の外側の側面には、二酸化塩素ガス発生装置100の装置自体の電源スイッチ8と、二酸化塩素ガス発生装置100の起動ボタン9が設けられる。また、筐体3の下部には、加熱装置6の動作設定を行うことができる2つのタイマー10、11を備える。タイマー10は、本体が直方体であり、本体は気密空間7に収容される。そして、その
先端に円形の取手を備え、取手が筐体3の外側の下部に位置される。タイマー10は、加熱装置6の起動までの時間を計測し、加熱装置6の起動までの時間が経過した場合に、加熱装置6を起動させる。加熱装置6の起動までの時間は、取手が回転されることによって設定される。
また、タイマー11もタイマー10と同様の構造のタイマーであり、本体が直方体であり、本体は気密空間7に収容される。そして、その先端に円形の取手を備え、取手が筐体3の外側の下部にタイマー10と並んで位置される。タイマー11は、加熱装置6の停止までの時間を計測し、加熱装置6の停止までの時間が経過した場合に、加熱装置を停止させる。加熱装置6の停止までの時間は、取手が回転されることによって設定される。
また、二酸化塩素ガス発生装置100は、生成容器1の上部にファンフィルタユニット12を備える。ファンフィルタユニット12は、生成容器1において生成された二酸化塩素ガスのうち、ミスト状の二酸化塩素を除去するHEPAフィルタ13と、二酸化塩素ガスを拡散させるファン14を備える。また、ファンフィルタユニット12は、下部にユニットを支える4つの脚15を備える。脚15の下面からファンフィルタユニット12の上面までの高さは、200mmである。そして、ファンフィルタユニット12は、脚15が、筐体3の蓋4に取り付けられることによって二酸化塩素ガス発生装置100の本体部16へ固定される。また、ファンフィルタユニット12は、本体部16から着脱可能である。
上記のような二酸化塩素ガス発生装置100は、例えば系外の空間と遮断され、細菌やウイルスといった病原体を扱う実験が行われる空間の除染に使用される。図2は、系外の空間と遮断される空間を備えるキャビネット50の概要の一例を示している。図2に示すようにキャビネット50は、キャビネット前面に、上下に動くシャッター51を備える。また、キャビネット50は、シャッター51によって系外の空間と遮断され、細菌やウイルスといった病原体を扱う実験を行うことのできる除染対象空間52を備える。シャッター51は、上へスライドさせることができ、除染対象空間52内へ二酸化塩素ガス発生装置100を入れることができる。
また、キャビネット50は、除染対象空間52内の空気を排気又は循環させるファン53を備える。ファン53から吹き出された空気は、排気口から系外へ排気されるか、あるいは除染対象空間52へ循環される。このようなキャビネット50の構造は、除染対象空間52の圧力が負圧となるため、シャッター51の一部(例えば200mm程度)を開けた場合であっても、除染対象空間52からシャッター51の下部を通過して系外へ汚染空気が流出することは抑制される。
また、キャビネット50は、ファン53から吹き出され、排気口から排気される空気が通過する排気フィルタ54と、ファン53から吹き出され、除染対象空間52へ循環する空気が通過する給気フィルタ55を備える。当該二酸化塩素ガス発生装置100は、例えば排気フィルタ54や給気フィルタ55を交換する際に、除染対象空間52、排気フィルタ54及び給気フィルタ55を除染する目的で使用される。除染頻度は、例えば一年に数回程度である。また、再生医療の細胞実験などにキャビネット50が使用される場合は、実験が終了するたびに二酸化塩素ガス発生装置100による除染が行われる。
<使用例1>
図3は、二酸化塩素ガス発生装置100をキャビネット50内の除染対象空間52へ設置し、除染対象空間52、排気フィルタ54及び給気フィルタ55を除染する一例を示している。また、図4は、除染対象空間52を二酸化塩素ガス発生装置100によって除染する際のフローチャートの一例を示す。フローチャートの詳細は、下記の通りである。
(ステップS101)
シャッター51が開けられる。そして、二酸化塩素ガス発生装置100は、除染対象空間52内の所定の位置に置かれる。この際、二酸化塩素ガス発生装置100の筐体3の外側の下部に設けられたタイマー10及び11の取手は、予め所定の角度に回転させられ、加熱装置6の起動開始までの時間の設定と、加熱装置6の停止までの時間の設定がなされている。
二酸化塩素ガス発生装置100は、除染対象空間52内の所定の位置に置かれた後、電源スイッチ8がONにされ、起動ボタン9が押される。起動ボタン9が押されると、ファンフィルタユニット12が動作する。そして、シャッター51は閉められ、除染対象空間52と系外の空間とは遮断される。
(ステップS102)
所定時間が経過すると、タイマー10によって加熱装置6の起動が開始される。そして、生成容器1内の亜塩素酸ナトリウムとリンゴ酸との化学反応が促進され、二酸化塩素ガスが生成される。生成された二酸化塩素ガスは、生成容器1の上部に設けられた開口2から流出する。そして、二酸化塩素ガスは、開口2のさらに上部に位置するファンフィルタユニット12へ吸い込まれる。
ファンフィルタユニット12内において二酸化塩素ガスは、HEPAフィルタ13を通過する。HEPAフィルタ13を通過する際、ミスト状の二酸化塩素は、除去される。その後、二酸化塩素ガスは、ファン14によって、除染対象空間52内へ拡散される。
(ステップS103)
タイマー11によって設定された加熱装置6の停止までの時間が経過すると、タイマー11によって加熱装置6の運転は停止される。その後、二酸化塩素ガスを分解した後、シャッター51は上方向にスライドさせられ、二酸化塩素ガス発生装置100は取り出される。その後、生成容器1内の混合溶液を廃棄し、生成容器1の表面に二酸化塩素等の溶液や固体が付着している場合、生成容器1は筐体3から外され、二酸化塩素は拭き取られる。また、筐体3の内部に二酸化塩素等の溶液や固体が付着している場合、筐体3の蓋4は外され、筐体3の内部に付着した二酸化塩素等の溶液や固体は拭き取られる。
また、図5は、上記の二酸化塩素ガス発生装置100の使用中に、ファンフィルタユニット12が想定外に停止した場合の概要の一例を示している。ファンフィルタユニット12が停止した場合、生成容器1の開口2から流出した二酸化塩素ガスは、ファンフィルタユニット12へ吸い込まれない。二酸化塩素ガスは、蓋4の表面を通過し、筐体3の側面を伝って下部へ流れ落ちることとなる。
<使用例2>
図6は、ファンフィルタユニット12が本体部16から脱着されて二酸化塩素ガス発生装置100が使用される例を示している。図6に示すように、二酸化塩素ガス発生装置100は、ファンフィルタユニット12を外した状態でキャビネット50内の除染対象空間52へ入れられる。二酸化塩素ガス発生装置100が、ファンフィルタユニット12が外されて使用される場合、ファン53を常に運転する。すなわち、生成容器1の上部の開口2から流出した二酸化塩素ミストは、除染対象空間52内の表面に付着し、二酸化塩素ガスは、キャビネット50に設けられるファン53によって、除染対象空間52内に拡散させられる。
<作用・効果>
上記のような二酸化塩素ガス発生装置100であれば、加熱装置6によって生成容器1は加熱され、二酸化塩素ガスの発生を促進させることができる。また、生成容器1の内部で発生した二酸化塩素ガスは、生成容器1の開口2から流出する。
また、生成容器1の開口2の上部には、ファンフィルタユニット12が設けられ、ファンフィルタユニット12は、開口2から流出した二酸化塩素ガスを吸込み、ミスト状の二酸化塩素はHEPAフィルタ13によって除去される。よって、二酸化塩素ガスをファン14によって、除染対象空間52内に拡散させることができるため、除染対象空間52の除染は万遍なく行われる。
また、図5に示すように、二酸化塩素ガス発生装置100の使用中に、ファンフィルタユニット12が想定外に停止した場合、開口2から流出した二酸化塩素ガスは、ファンフィルタユニット12に吸込まれず、ファン14によって拡散されない。開口2から流出した二酸化塩素ガスは、蓋4の表面を通過し、筐体3の側面を伝って流れ落ちる。そして、筐体3の側面下部に到達した二酸化塩素は、そのままさらに下方に流れ落ちる。
しかしながら、本実施形態に係る二酸化塩素ガス発生装置100では、加熱装置6の起動開始までの時間を設定することができるタイマー10の取手、及び加熱装置6の停止までの時間を設定することができるタイマー11の取手は、筐体3の外側の下面に設けられている。すなわち、二酸化塩素ガスがタイマー10の取手及びタイマー11の取手が設けられている場所まで回り込む虞は少なく、タイマー10の取手及びタイマー11の取手が、二酸化塩素によって腐食されることは抑制される。
また、二酸化塩素ガス発生装置100では、装置の起動、停止に必要な電源スイッチ8や起動ボタン9が、装置の使用者が容易に触れることのできる装置の側面に設けられている。一方、二酸化塩素ガス発生装置100の起動、停止には関連のない、タイマー10の取手及びタイマー11の取手は、筐体3の外側の下面に設けられている。すなわち、二酸化塩素ガス発生装置100は、装置の起動、停止のための必要最低限度の部品が装置の側面に設けられ、残りの部品は装置の外部の下面に設けられている。よって、ファンフィルタユニット12のファン14が想定外に停止し、二酸化塩素ガスが筐体3の側面を伝って流れ落ちる場合に、二酸化塩素ガスの気流が当たる部品は電源スイッチ8及び起動ボタン9であり、筐体3の外側の下面に設けられているタイマー10の取手及びタイマー11の取手には、二酸化塩素ガスの気流が当たることは低減される。すなわち、二酸化塩素ガス発生装置100は、二酸化塩素による腐食の影響を最低限に止める構造である。
また、ファンフィルタユニット12が想定外に停止し、二酸化塩素ガスが開口2から流出した場合、生成容器1と孔5との隙間は2mm以下であるため、生成容器1と孔5との隙間から二酸化塩素ガス発生装置100の内部に二酸化塩素ガスが流入することは抑制される。よって、筐体3の内部に設けられる加熱装置6等の部品が二酸化塩素ガスによって腐食されることは抑制される。
また、二酸化塩素ガス発生装置100は、内部に気密空間7を備え、気密空間7には、タイマー10及び11の本体部や、二酸化塩素ガス発生装置100の動作に必要な電子部品等が設置されている。よって、筐体3の内部に二酸化塩素ガスが流入した場合であっても、気密空間7に設置されたタイマーや当該部品等が、二酸化塩素ガスによって腐食される虞は低減される。すなわち、二酸化塩素ガス発生装置の動作に影響が及ぶ虞は低減される。
また、タイマー10は、円形の取手が所定の角度に回転させられ、加熱装置6の起動開始までの時間は、所望の時間に設定される。よって、キャビネット50の除染対象空間5
2へ二酸化塩素ガス発生装置100が設置された後に、加熱装置6は起動され、二酸化塩素ガスの発生は促進される。このような二酸化塩素ガス発生装置100は、利便性の高い装置である。
また、タイマー11も、円形の取手が所定の角度に回転させられ、加熱装置6の停止までの時間は、所望の時間に設定される。そして、加熱装置6は、二酸化塩素ガスの生成が終了した後に、自動的に停止される。よって、二酸化塩素ガス発生装置100を使用するユーザが、除染対象空間52から二酸化塩素ガス発生装置100を取り出して加熱装置を停止させなくともよい。このような二酸化塩素ガス発生装置100は、利便性の高い装置である。
また、生成容器1は、蓋4の孔5へ差し込まれることによって簡易に固定することができる。また、生成容器1は、蓋4から取り外すことができる。よって、生成容器1の表面に二酸化塩素等の溶液や固体が付着している場合であっても、生成容器1の表面から二酸化塩素等の溶液や固体を容易に拭き取ることができ、生成容器1の表面に二酸化塩素等の溶液や固体が蓄積することは、抑制される。
また、上記の二酸化塩素ガス発生装置100の筐体3の上面は、蓋4により形成されている。よって、蓋4は開けられ、筐体3の内部は掃除可能である。すなわち、筐体3の内部に二酸化塩素等の溶液や固体が付着している場合であっても、二酸化塩素等の溶液や固体を拭き取ることができ、筐体3の内部に二酸化塩素等の溶液や固体が蓄積して筐体内部が腐食することは抑制される。
また、使用例2のように、キャビネット50に設けられるファン53を常に運転して、二酸化塩素ガス発生装置100からファンフィルタユニット12が脱着された状態で、二酸化塩素ガス発生装置100は、使用可能である。よって、ファンフィルタユニット12が二酸化塩素ガス発生装置100に装着される場合よりも使用する装置の個数は抑えられる。よって、二酸化塩素ガス発生装置100を使用するユーザが、除染対象空間52へ装置を搬入搬出する際に、シャッター51の規定開口を装置が通過する回数は少なく済まされる。すなわち、当該二酸化塩素ガス発生装置100が除染対象空間52へ搬入搬出される際に、除染対象空間52からの病原体の流出の虞は低減される。
また、ファンフィルタユニット12が脱着されて二酸化塩素ガス発生装置100が使用される場合、二酸化塩素ガス発生装置100の全高は、筐体3の下面から生成容器1の開口2までの高さである200mmである。すなわち、二酸化塩素ガス発生装置100を使用するユーザが、除染対象空間52へ装置を搬入する際に、シャッター51を200mm程度、上へ開ければ良いということである。すなわち、当該二酸化塩素ガス発生装置100が除染対象空間52へ搬入される際に、除染対象空間52からの病原体の流出のリスクは低減される。
また、上記の二酸化塩素ガス発生装置100の下部には、タイマー10を設けず、起動ボタン9が押される場合に加熱装置6が起動される仕様であってもよい。このような二酸化塩素ガス発生装置であれば、装置にかかる費用を節減することができる。
また、上記の二酸化塩素ガス発生装置100は、電源スイッチ8と起動ボタン9を備えるが、電源スイッチ8と起動ボタン9を1つの電源スイッチにまとめてもよい。当該1つにまとめられた電源スイッチには、電源スイッチ8の機能に加え、起動ボタン9が有するファンフィルタユニット12を起動させる機能が備わる。
また、二酸化塩素ガス発生装置100は、筐体3の外側の下面から生成容器1の開口2
までの高さが、250mm程度である装置であってもよい。このような二酸化塩素ガス発生装置100であれば、上記の実施形態の使用例2において、除染対象空間52へ当該装置を搬入搬出する場合に、シャッター51は250mm程度上へ開けられればよいこととなる。
以上、本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・生成容器;2・・開口;3・・筐体;4・・蓋;5・・孔;6・・加熱装置;7・・気密空間;8・・電源スイッチ;9・・起動ボタン;10、11・・タイマー;12・・ファンフィルタユニット;13・・HEPAフィルタ;14・・ファン;15・・脚;16・・本体部;50・・キャビネット;51・・シャッター;52・・除染対象空間;53・・ファン;54・・排気フィルタ;55・・給気フィルタ;100・・二酸化塩素ガス発生装置

Claims (10)

  1. 上部が開口し、二酸化塩素ガスが生成される生成容器と、
    前記生成容器を加熱する加熱装置と、
    上面に孔を有し、前記加熱装置を収容する筐体と、
    前記筐体の外側の下面に設けられ、前記加熱装置の動作設定のために操作される操作部材と、を備え、
    前記生成容器は、前記筐体の上面に設けられる孔に通された状態で前記筐体に固定される、
    二酸化塩素ガス発生装置。
  2. 前記生成容器は、前記生成容器の下部が前記孔へ差し込まれることによって前記筐体に固定される、
    請求項1に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  3. 前記二酸化塩素ガス発生装置の高さは、250mm以下である、
    請求項1又は2に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  4. 前記生成容器の前記開口のさらに上部に着脱可能なファンフィルタユニットを備える、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  5. 前記生成容器が前記筐体の上面に設けられる孔に通され、前記筐体に固定された状態において、前記生成容器と前記筐体の上面に設けられる孔との隙間は、2mm以下である、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  6. 前記操作部材は、前記加熱装置の停止まで時間を計測し、前記加熱装置の停止までの時間が経過した場合に、前記加熱装置を停止させるタイマーを備える、
    請求項1から5のうち何れか1項に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  7. 前記操作部材は、前記加熱装置の起動までの時間を計測し、前記加熱装置の起動までの時間が経過した場合に、前記加熱装置を起動させるタイマーをさらに備える、
    請求項6に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  8. 前記筐体の内部に気密された空間をさらに備える、
    請求項1から7のうち何れか1項に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  9. 前記筐体の上面を含む部分は、蓋である、
    請求項1から8のうち何れか1項に記載の二酸化塩素ガス発生装置。
  10. 上部が開口した生成容器において二酸化塩素ガスが生成される生成ステップと、
    加熱装置が前記生成容器を加熱する加熱ステップと、
    上面に孔を有し、前記加熱装置を収容する筐体の外側の下面に設けられる操作部材が、前記加熱装置の動作設定のために操作される操作ステップと、を備え、
    前記生成容器は、前記筐体の上面に設けられる孔に通された状態で前記筐体に固定される、
    二酸化塩素ガス発生方法。
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