JP2018143593A - 空気浄化装置及び空気浄化システム - Google Patents

空気浄化装置及び空気浄化システム Download PDF

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Tomoyasu Takaoka
友康 高岡
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Abstract

【課題】長期的に浄化性能を維持することができる。
【解決手段】空気浄化装置1は、吸気口11及び排気口12を有する筐体10と、吸気口11を介して気体が筐体10内に取り込まれるように気流を生成するファン20と、液体41を貯めるための容器部40と、吸気口11を介して取り込まれた気体と液体41とを接触させる第1のフィルタ30と、一対の電極61を有し、一対の電極61に所定の電圧が印加された場合に、液体41に接触するようにプラズマを発生させるプラズマ発生器60と、プラズマ発生器60を制御するコントローラ70とを備え、吸気口11は、ファン20が気流を生成した場合に、有害物質発生源2が動作することで発生した有害物質を含む気体を取り込み可能な位置に配置され、コントローラ70は、有害物質発生源2の動作が終了した時又は終了した後、プラズマ発生器60にプラズマの発生を開始させる。
【選択図】図1

Description

本開示は、空気浄化装置及び空気浄化システムに関する。
従来、水を含んだ通気性のフィルタを用いて、有害物質を除去する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の除煙除油装置は、液体を含ませたロール状の高吸水性のフィルタを用いて油煙油滴を除去する。当該除煙除油装置では、フィルタの性能が劣化した場合には、モータによりロール状フィルタを巻き取って交換する。
特開昭60−42534号公報
しかしながら、上記従来の構成では、ロール状フィルタが短期間で劣化するという問題がある。
そこで、本開示は、長期的に浄化性能を維持することができる空気浄化装置及び空気浄化システムを提供する。
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る空気浄化装置は、吸気口及び排気口を有する筐体と、前記吸気口を介して気体が前記筐体内に取り込まれるように気流を生成するファンと、液体を貯めるための容器部と、前記気流に交差するように配置され、前記吸気口を介して取り込まれた気体と前記容器部に貯められる液体とを接触させる第1のフィルタと、一対の電極を有し、当該一対の電極に所定の電圧が印加された場合に、前記容器部に貯められる液体に接触するようにプラズマを発生させるプラズマ発生器と、前記プラズマ発生器を制御するコントローラとを備え、前記吸気口は、前記ファンが気流を生成した場合に、有害物質発生源が動作することで発生した有害物質を含む気体を取り込み可能な位置に配置され、前記コントローラは、前記有害物質発生源の動作が終了した時又は終了した後、前記プラズマ発生器にプラズマの発生を開始させる。
また、本開示の一態様に係る空気浄化システムは、前記空気浄化装置と、前記有害物質発生源とを備える。
本開示によれば、長期的に浄化性能を維持することができる。
図1は、実施の形態1に係る空気浄化装置の一例を示す構成図である。 図2は、実施の形態1に係る第1のフィルタによる有害物質の除去率の温度依存性を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る空気浄化装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態1に係る空気浄化装置の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。 図5は、実施の形態1に係る空気浄化装置の動作及び状態の別の一例を示すタイミングチャートである。 図6は、実施の形態2に係る空気浄化装置の一例を示す構成図である。 図7は、実施の形態2に係る空気浄化装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係る空気浄化装置の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。 図9は、実施の形態3に係る空気浄化装置の一例を示す構成図である。 図10は、実施の形態3に係る空気浄化装置の動作及び状態の一例を示すフローチャートである。
(本開示の概要)
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る空気浄化装置は、吸気口及び排気口を有する筐体と、前記吸気口を介して気体が前記筐体内に取り込まれるように気流を生成するファンと、液体を貯めるための容器部と、前記気流に交差するように配置され、前記吸気口を介して取り込まれた気体と前記容器部に貯められる液体とを接触させる第1のフィルタと、一対の電極を有し、当該一対の電極に所定の電圧が印加された場合に、前記容器部に貯められる液体に接触するようにプラズマを発生させるプラズマ発生器と、前記プラズマ発生器を制御するコントローラとを備え、前記吸気口は、前記ファンが気流を生成した場合に、有害物質発生源が動作することで発生した有害物質を含む気体を取り込み可能な位置に配置され、前記コントローラは、前記有害物質発生源の動作が終了した時又は終了した後、前記プラズマ発生器にプラズマの発生を開始させる。
プラズマ発生器が液体に接触するようにプラズマを発生させることで、液体中に活性種を供給することができる。また、筐体内に取り込んだ気体に含まれる有害物質が第1のフィルタによって液体中に取り込まれる。取り込まれた有害物質は、液体中の活性種によって分解される。このように、本態様に係る空気浄化装置は、液体中に取り込んだ有害物質を分解することができるので、第1のフィルタの劣化などが生じにくく、第1のフィルタによる有害物質の除去率(脱臭率)を長期的に高く維持することができる。よって、本態様に係る空気浄化装置によれば、長期的に浄化性能を維持することができる。
ところで、液体に接触するようにプラズマを発生させた場合、液体の温度が上昇する。液体の温度が上昇した場合、第1のフィルタによる有害物質の除去率が低下するという問題がある。
これに対して、本態様に係る空気浄化装置では、有害物質発生源の動作が終了した時又は終了した後に、プラズマの発生を開始する。具体的には、取り込まれた気体中に多くの有害物質が含まれる期間(すなわち、有害物質発生源の動作中)には、プラズマを発生させずに、液体の温度上昇を抑制している。したがって、第1のフィルタによる有害物質の除去率の低下が抑制されるので、有害物質を効率良く液体中に取り込むことができる。このように、本態様に係る空気浄化装置によれば、効率良く空気を浄化することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る空気浄化装置は、さらに、前記容器部と前記第1のフィルタとの間で前記液体を循環させる循環ポンプを備えてもよい。
これにより、循環ポンプが液体を循環させることで、プラズマ発生器によって供給された活性種を効率良く液体中に拡散させることができる。有害物質が活性種によって分解されやすくなり、浄化性能を高めることができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る空気浄化装置は、さらに、前記第1のフィルタを通過した気体が通過する第2のフィルタを備えてもよい。
これにより、第1のフィルタで除去されずに気体中に残った有害物質を第2のフィルタによって除去することができる。したがって、有害物質がより少なくなった清浄な気体を外部に排出することができる。
また、例えば、前記第2のフィルタは、前記有害物質を吸着する吸着材料からなってもよい。
これにより、例えば活性炭などの吸着材を利用することで、有害物質の除去性能をより高めることができる。
また、例えば、前記コントローラは、さらに、前記プラズマ発生器がプラズマを発生させている期間に、前記ファンに気流を生成させてもよい。
これにより、有害物質発生源の動作の終了後に気体(空気)中に残留する有害物質などを取り込んで除去することができる。
また、例えば、前記有害物質は、油の加熱によって拡散した物質であってもよい。
これにより、例えば、フライヤーなどの調理装置から発生する油臭などを効率良く除去することができる。
また、本開示の一態様に係る空気浄化システムは、前記空気浄化装置と、前記有害物質発生源とを備える。
これにより、上述した空気浄化装置を備えるので、清浄な空気を排出することができる。特に地下街の店舗などでは、空気を屋外に排出することができず、内部で循環させる必要があるため、本態様に係る空気浄化システムは、一層有用である。例えば、地下街の店舗に揚げ物調理装置(有害物質発生源の一例)が設置されている場合に、本態様に係る空気浄化システムを用いることで、清浄な空気を店舗内又は地下街内に排出することができる。
また、本態様に係る空気浄化システムは、上述した空気浄化装置を備えるので、長期的に浄化性能を維持することができる。したがって、フィルタ交換などのメンテナンスの頻度を少なくすることができ、材料コスト及びメンテナンス費用などを削減することができる。
また、例えば、前記有害物質発生源は、ユーザからの指示を受け付ける受付部を備え、前記有害物質発生源の動作の終了は、前記受付部が前記ユーザから前記有害物質発生源の動作を終了させる指示を受け付けたことであってもよい。
これにより、有害物質発生源の操作に連動して空気浄化装置の動作を行わせることができる。例えば、ユーザが調理装置(有害物質発生源の一例)の終了を操作した場合に、プラズマの発生を開始させることができるので、より確実に有害物質の分解を行うことができる。
以下では、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[1.構成]
まず、実施の形態1に係る空気浄化装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る空気浄化装置1の一例を示す構成図である。
空気浄化装置1は、有害物質発生源2が動作することで発生した有害物質を含む気体(具体的には空気)を処理前空気90として取り込んで、取り込んだ処理前空気90を浄化することで、清浄な気体(空気)を処理後空気91として排出する。ここで、浄化とは、処理前空気90に含まれる有害物質を減らすことである。つまり、処理後空気91に含まれる有害物質の量は、処理前空気90に含まれる有害物質の量より少ない。
本実施の形態では、図1に示すように、空気浄化装置1は、吸気口11及び排気口12を有する筐体10と、ファン20と、第1のフィルタ30と、容器部40と、循環ポンプ50と、プラズマ発生器60と、コントローラ70とを備える。空気浄化装置1は、有害物質発生源2が動作することで発生した有害物質を含む空気を、ファン20によって吸気口11から処理前空気90として筐体10内に取り込む。取り込まれた処理前空気90は、第1のフィルタ30によって有害物質が除去され、処理後空気91として排気口12から排出される。
有害物質発生源2は、所定の動作を行うことで、当該動作に付随して有害物質が発生する装置である。具体的には、有害物質発生源2は、調理用の油加熱装置であり、例えばフライヤーなどの揚げ物調理装置である。揚げ物調理装置である有害物質発生源2が、所定の動作として油の加熱を行うことで、有害物質が発生する。
本実施の形態では、有害物質は、油の加熱によって拡散した物質である。具体的には、有害物質は、調理のために油を加熱することで空気中へ拡散した油の成分、又は、油が酸化分解若しくは加水分解されて生成した臭い成分である。例えば、有害物質は、デカジエナール及びノナナールなどである。
以下では、空気浄化装置1の詳細な構成について説明する。
<筐体10>
筐体10は、吸気口11と、排気口12とを有し、気体の流路を形成する中空の部材である。筐体10には、容器部40が接続されている。筐体10は、例えば、プラスチックなどの樹脂材料、又は、金属材料から形成される。筐体10の形状は、いかなるものでもよい。筐体10は、例えば、排気用のダクトの一部でもよい。
吸気口11は、外部から筐体10内に気体(空気)を取り込むための開口である。排気口12は、筐体10内に取り込まれた気体(空気)を外部に排出するための開口である。空気は、吸気口11から筐体10内に取り込まれ、第1のフィルタ30を通過した後、排気口12から排出される。
本実施の形態では、吸気口11は、有害物質発生源2が動作することで発生した有害物質を含む処理前空気90を取り込み可能な位置に配置される。具体的には、吸気口11は、有害物質発生源2の近くに配置され、ファン20を動作させた場合に、有害物質を含む処理前空気90が筐体10内に取り込まれる。例えば、吸気口11は、有害物質発生源2の上方に位置し、下方に向けて開口している。これにより、加熱による上昇気流に乗って有害物質を含む処理前空気90が吸気口11内に取り込まれやすくなる。
なお、吸気口11及び排気口12は、図1に示すように、筐体10の側面に互いに向かい合うように配置されているが、これに限定されない。例えば、吸気口11及び排気口12の少なくとも一方が筐体10の上面又は下面に設けられていてもよい。また、吸気口11及び排気口12の少なくとも一方が複数設けられていてもよい。吸気口11には、グリスフィルタなどが設けられていてもよい。
<ファン20>
ファン20は、吸気口11を介して処理前空気90が筐体10内に取り込まれるように気流を生成する。具体的には、ファン20は、吸気口11から排気口12に向かって風(気流)を送る。これにより、吸気口11の近くに配置された有害物質発生源2から発生する有害物質を含んだ空気を、処理前空気90として吸気口11から取り込み、第1のフィルタ30を通過させた後、排気口12から排出することができる。
ファン20は、図1に示すように、吸気口11の近傍に配置されているが、これに限定されない。ファン20は、排気口12の近傍に配置されてもよい。あるいは、ファン20は、吸気口11と排気口12との双方に配置されてもよい。ファン20は、コントローラ70によって制御される。
<第1のフィルタ30>
第1のフィルタ30は、ファン20が生成する気流に交差するように配置されている。具体的には、第1のフィルタ30は、吸気口11と排気口12との間に設けられている。
第1のフィルタ30は、吸気口11を介して取り込まれた処理前空気90と容器部40に貯められる液体41とを接触させる。処理前空気90は、第1のフィルタ30を通過することで、有害物質が除去されて処理後空気91になる。
本実施の形態では、第1のフィルタ30は、処理前空気90と液体41との接触面積を増加させる部材である。具体的には、第1のフィルタ30は、空気を通過させるために、多数の孔を有している。例えば、第1のフィルタ30は、合成樹脂の織物でもよく、プラスチック又は金属からなる充填物を適度な隙間を開けて積み重ねたものでもよい。第1のフィルタ30は、表面積を大きくするために複数の起毛を有してもよい。
本実施の形態では、第1のフィルタ30は、上方から液体41が供給されることで濡れた状態となる。供給された液体41は、第1のフィルタ30を伝って下方に設けられた容器部40に貯められる。液体41が循環ポンプ50によって循環されるので、第1のフィルタ30は、液体41で濡れた状態に保たれる。このため、処理前空気90に含まれている有害物質は、第1のフィルタ30の孔を通過する際に、液体41に付着又は溶解することで、処理前空気90から除去される。
第1のフィルタ30の孔が大き過ぎる場合には、有害物質と液体41との接触確率が低下して有害物質の除去率が低下する。また、孔を小さ過ぎる場合には、第1のフィルタ30の通気性が低下する。したがって、第1のフィルタ30の孔の平均口径は、例えば0.1mm以上1cm以下である。
なお、第1のフィルタ30は、筐体10の内面との間に隙間が形成されないように配置されている。具体的には、第1のフィルタ30は、吸気口11から取り込まれた処理前空気90が第1のフィルタ30以外を通過しないように、筐体10の内部に配置されている。また、第1のフィルタ30の下部は、容器部40に貯められた液体41中に浸されていてもよい。
<容器部40>
容器部40は、液体41を貯めるための容器である。液体41は、例えば、純水又は水道水などの水であるが、これに限定されない。液体41は、所定の薬剤を含んでいてもよい。例えば、液体41は、有害物質の分解を促進するための薬剤などを含んでいてもよい。
液体41には、プラズマ発生器60が発生したプラズマによって生成された活性種が含まれる。活性種は、例えば、ヒドロキシルラジカル(OH)、水素ラジカル(H)、酸素ラジカル(O)、スーパーオキシドアニオン(O )、一価酸素イオン(O)、過酸化水素(H)などである。
容器部40は、図1に示すように、筐体10に接続されており、第1のフィルタ30の下方に位置している。これにより、第1のフィルタ30を伝った液体41が容器部40に貯められる。容器部40には、液体41の循環経路を形成する配管部42が接続されている。配管部42は、容器部40と、筐体10の、第1のフィルタ30の上部とに接続されている。なお、図1に示す配管部42の矢印は、液体41が流れる方向を示している。
容器部40及び配管部42は、例えば、樹脂材料又は金属材料などで形成される。なお、容器部40及び配管部42が金属材料で形成される場合には、めっき又は塗装などにより、錆を防止する処理が施されていてもよい。
本実施の形態では、容器部40及び配管部42が筐体10の外側に設けられているが、筐体10の内部に配置されていてもよい。この場合、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60も筐体10の内部に配置されていてもよい。また、容器部40の形状、大きさ及び配置は、特に限定されない。
<循環ポンプ50>
循環ポンプ50は、容器部40と第1のフィルタ30との間で液体41を循環させる。具体的には、循環ポンプ50は、第1のフィルタ30の下部に配置された容器部40に貯まった液体41を、配管部42を介して第1のフィルタ30の上部まで輸送する。循環ポンプ50は、配管部42の途中に接続されているが、接続位置はこれに限定されない。
循環ポンプ50が動作することによって、液体41が配管部42を通って第1のフィルタ30に供給される。循環ポンプ50が適切な流量で液体41を供給することにより、第1のフィルタ30は、液体41で濡れた状態に保たれるため、通過する処理前空気90に含まれている有害物質は、液体41に付着又は溶解されて、処理前空気90から除去される。除去された有害物質は、液体41中に蓄積される。
<プラズマ発生器60>
プラズマ発生器60は、容器部40に貯められる液体41に接触するようにプラズマを発生させる。具体的には、プラズマ発生器60は、配管部42の途中に配置され、液体41中でプラズマを発生させる。プラズマ発生器60は、液体41中にプラズマを発生させることで、液体41に活性種を供給する。これにより、第1のフィルタ30と容器部40との間を循環する液体41に混入又は溶解した有害物質を、プラズマ放電によって分解することができる。
図1に示すように、プラズマ発生器60は、一対の電極61と、一対の電極61間に電圧を印加する電源62とを備える。一対の電極61は、所定の間隔をあけて配置された高電圧電極及び低電圧電極である。一対の電極61は、配管部42内に露出しており、循環ポンプ50によって循環される液体41に接触する。電源62は、例えば、一対の電極61間に2〜50kV/cm、100Hz〜20kHzの負極性の高電圧パルスを印加することで、液体41中に放電を行う。
この放電のエネルギーによる液体41中の水分の蒸発、及び、放電により発生する衝撃波による水分の気化により、一対の電極61の少なくとも一方付近に気泡が発生する。プラズマ発生器60は、当該気泡内にプラズマを発生させ、発生させたプラズマによって活性種を生成し、液体41に供給する。
なお、水分の蒸発を利用せずに、外部から気体を供給してもよい。すなわち、空気浄化装置1は、一対の電極61の近傍に気体を供給する気体供給装置を備えてもよい。
<コントローラ70>
コントローラ70は、プラズマ発生器60を制御する。本実施の形態では、コントローラ70は、有害物質発生源2の動作が終了した時又は終了した後、プラズマ発生器60にプラズマの発生を開始させる。例えば、コントローラ70は、プラズマの発生を開始するタイミング、及び、プラズマの発生を終了するタイミングなどを制御する。具体的には、コントローラ70は、電源62による一対の電極61への電圧の印加のオンオフを制御する。
本実施の形態では、コントローラ70は、さらに、ファン20及び循環ポンプ50を制御する。コントローラ70は、例えば、プラズマ発生器60がプラズマを発生させている期間には、ファン20に気流を生成させる。コントローラ70は、例えば、プラズマ発生器60がプラズマを発生させている期間には、循環ポンプ50に液体41を循環させる。
コントローラ70は、マイコン(マイクロコントローラ又はマイクロコンピュータ)などで実現される。具体的には、コントローラ70は、本実施の形態に係る空気浄化プログラムが格納された不揮発性メモリ、空気浄化プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、空気浄化プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。
コントローラ70の具体的な制御については、空気浄化装置1の動作とともに後で説明する。
[2.有害物質の除去]
本実施の形態に係る空気浄化装置1は、有害物質発生源2から発生した有害物質を含む処理前空気90を吸気口11から取り込み、第1のフィルタ30で有害物質を除去した後に、処理後空気91として排気口12から排出する。除去した有害物質は、液体41中に蓄積される。
第1のフィルタ30による有害物質の除去が続くと、液体41中に蓄積される有害物質の量が増加するため、次第に有害物質が液体41に付着又は溶解しにくくなる。すなわち、第1のフィルタ30による有害物質の除去率が低下する。
このため、本実施の形態では、循環ポンプ50を動作させながら、プラズマ発生器60を動作させることによって、液体41に含まれる有害物質を分解する。これにより、第1のフィルタ30による有害物質の除去率を回復することができ、又は、除去率の低下を抑制することができる。
ところで、プラズマ発生器60の動作中は、一対の電極61の周辺温度が非常に高温になる。プラズマ発生器60の連続運転中は、液体41の温度も徐々に上昇する。液体41の温度上昇は、水に対する有害物質の溶解度が増えることによって有害物質の溶解度が上がる効果と、気体が拡散しやすくなることによって有害物質の溶解度が下がる効果とをもたらす。
ここで、液体41の温度上昇による第1のフィルタ30による有害物質の除去率を調べた実験結果について、図2を用いて説明する。図2は、第1のフィルタ30による有害物質の除去率の温度依存性を示す図である。
ここでは、油加熱によって発生する臭気成分であるデカジエナールとノナナールとを有害物質として測定した。液体41の温度が15℃及び50℃の2つの場合について有害物質の除去率を調べた。その結果、図2に示すように、デカジエナール、ノナナールともに液体41の温度が高い程、第1のフィルタ30による除去率が低下することが明らかになった。
このことから、プラズマ発生器60を動作させた場合、液体41の温度が上昇するので、第1のフィルタ30による有害物質の除去率が低下する。このため、空気浄化装置1としての十分な働きができなくなる可能性が高いことが分かる。
以上のように、第1のフィルタ30による有害物質の除去率は、液体41中に蓄積される有害物質の量と、液体41の温度とに依存する。そこで、浄化性能を効果的に発揮するため、本実施の形態に係る空気浄化装置1では、処理前空気90の取り込みを制御するファン20と、液体41の循環を制御する循環ポンプ50と、液体41の温度上昇を引き起こすプラズマ発生器60との各々の動作を適切に制御する。以下では、本実施の形態に係る空気浄化装置1の動作(空気浄化方法)について、図3及び図4を用いて説明する。
[3.動作(空気浄化方法)]
図3は、本実施の形態に係る空気浄化装置1の動作を示すフローチャートである。図4は、本実施の形態に係る空気浄化装置1の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。
図4の上部には、有害物質発生源2、ファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60の動作状態を示している。図4の下部には、油温度、処理前空気90に含まれる有害物質の量、液体41の温度、第1のフィルタ30の脱臭率(有害物質の除去率)、処理後空気91に含まれる有害物質の量、及び、液体41中に蓄積される有害物質の量の各々の時間変化を示している。
以下では、図3のフローチャートに基づいて、図4を適宜参照しながら空気浄化装置1の動作について説明する。
<ステップS11>
まず、時刻T11で、コントローラ70がファン20及び循環ポンプ50の動作を開始する。これにより、ファン20が気流を生成し、吸気口11を介して筐体10内に気体が取り込まれる。循環ポンプ50が液体41を循環させることで、第1のフィルタ30を濡れた状態で維持する。
図4に示すように、時刻T11〜T12の期間(及び時刻T11以前)では、有害物質発生源2が動作していないので、油温度及び処理前空気90に含まれる有害物質の量は少ない。また、プラズマ発生器60が動作していないので、液体41の温度が低く(例えば、20℃)保たれている。このため、第1のフィルタ30による有害物質の除去率(脱臭率)が高い状態で保たれる。処理前空気90に含まれる有害物質の量が少なく、かつ、第1のフィルタ30の脱臭率が高いので、含まれる有害物質の量が少なく、清浄な処理後空気91が排気口12から排出される。また、処理前空気90に含まれる有害物質の量が少ないので、液体41中に蓄積される有害物質の量も少ない。
<ステップS12>
コントローラ70は、有害物質発生源2の動作が終了するまで待機する(S12でNo)。本実施の形態では、コントローラ70は、有害物質発生源2の動作が開始され、開始された動作が終了するまで待機する。
図4に示すように、時刻T12で、有害物質発生源2の動作が開始する。例えば、ユーザが調理を開始するために、有害物質発生源2(調理装置)に設けられた電源スイッチ(図示せず)を押すことで、有害物質発生源2の動作が開始する。
これにより、油温度が徐々に上昇する。油温度が所定の温度以上になった場合に、デカジエナールなどの有害物質が発生する。有害物質の発生量は、油温度に依存する。したがって、処理前空気90に含まれる有害物質の量が油温度の上昇に応じて増加する。油温度が一定で保たれる期間では、有害物質の量も略一定で保たれる。
時刻T12〜T13の期間では、プラズマ発生器60が動作していないので、液体41の温度が低く、第1のフィルタ30の脱臭率も高い。したがって、第1のフィルタ30によって処理前空気90に含まれる有害物質が除去されるので、処理後空気91に含まれる有害物質の量は、処理前空気90に追随して多少は増加するものの、判定閾値より少ない値となる。
なお、判定閾値は、図4の処理後空気の有害物質の時間変化を示すグラフ中に破線で示しており、ユーザが臭いを感じない上限の量として予め定められている。すなわち、処理後空気91に含まれる有害物質の量が判定閾値より少ない場合、ユーザは、処理後空気91が無臭であると感じる。
第1のフィルタ30によって除去された有害物質は、液体41中に蓄積されるので、液体41中の有害物質の量が上昇する。具体的には、液体41中の有害物質の量は、処理前空気90の有害物質の量と処理後空気91の有害物質の量との差分の時間積分値に相当する。
調理終了後の時刻T13で、例えば、ユーザが有害物質発生源2の電源スイッチを押すことで、有害物質発生源2の動作を終了させる。これにより、有害物質発生源2の動作が終了するので(S12でYes)、コントローラ70は、ステップS13以降の処理を行う。
<ステップS13>
コントローラ70は、有害物質発生源2の動作が終了した場合(S12でYes)、所定期間、状態を維持する。具体的には、コントローラ70は、ファン20及び循環ポンプ50の動作状態を維持する。所定期間(時刻T13〜T14の期間)は、例えば、有害物質発生源2から有害物質がほとんど発生しなくなるまでに要する期間であり、例えば20分であるが、これに限定されない。
図4に示すように、時刻T13で有害物質発生源2の動作が終了した後、油温度は徐々に低下し、これに伴い、発生する有害物質の量も少なくなる。したがって、処理前空気90に含まれる有害物質の量も徐々に少なくなる。このとき、プラズマ発生器60がまだ動作しておらず、液体41の温度が低いので、第1のフィルタ30の脱臭率は高い。このため、処理後空気91の有害物質の量も徐々に少なくなる。
なお、図4では、油温度の時間変化を模式的に折れ線グラフで表現しているが、実際には滑らかに変化する(例えば、時刻T14など)。他の時間変化についても同様である。
<ステップS14>
次に、コントローラ70は、時刻T14でプラズマ発生器60の動作を開始する。具体的には、コントローラ70は、電源62を制御することで一対の電極61間に所定の電圧を印加し、液体41中にプラズマを発生させる。これにより、液体41中には活性種が供給される。
<ステップS15>
コントローラ70は、所定期間、状態を維持する。具体的には、コントローラ70は、ファン20及び循環ポンプ50を動作させた状態で、プラズマの発生を維持する。これにより、液体41に供給された活性種が、液体41に含まれる有害物質を分解する。したがって、図4に示すように、時刻T14以降の期間において、液体41に含まれる有害物質が分解されて、その量は、徐々に低下する。
プラズマの発生を維持する期間(時刻T14〜T15の期間)は、例えば、液体41に含まれる有害物質が充分に分解されるまでに要する期間であり、例えば1時間又は2時間などであるが、これに限定されない。
<ステップS16>
最後に、コントローラ70は、時刻T15で、ファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60の動作を終了する。
[4.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る空気浄化装置1では、プラズマ発生器60が動作することで、液体41中に蓄積される有害物質が分解される。これにより、液体41中に蓄積される有害物質の量が減少するので、第1のフィルタ30による有害物質の除去率の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態では、空気浄化装置1は、有害物質発生源2の動作が終了し、有害物質がほとんど発生しなくなった後に、プラズマの発生を開始する。すなわち、取り込まれる処理前空気90に含まれる有害物質が充分に少なく、液体41中に蓄積される有害物質の量が増加しなくなった後に、プラズマの発生を開始し、液体41中に蓄積された有害物質の分解を開始する。
これにより、液体41の温度上昇によって第1のフィルタ30の脱臭率が低下したとしても(図4の時刻T14以降)、処理前空気90には有害物質がほとんど含まれていないので、処理後空気91に含まれる有害物質の量も充分に小さくなる。したがって、排気口12からは浄化された空気が処理後空気91として排出される。
このように、本実施の形態に係る空気浄化装置1によれば、浄化性能を長期的に維持することができる。
(実施の形態1の変形例)
続いて、実施の形態1の変形例について、図5を用いて説明する。図5は、本変形例に係る空気浄化装置1の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。
実施の形態1では、有害物質発生源2の動作を終了してから所定期間待機した後、プラズマ発生器60によるプラズマの発生を開始した。これに対して、本変形例に係る空気浄化装置1は、有害物質発生源2の動作の終了と同時に、プラズマの発生を開始する。すなわち、本変形例では、図3のフローチャートに示すステップS13の待機期間が設けられていない。
図5に示すように、時刻T23(=T24)、プラズマ発生器60が動作を開始することで、液体41の温度が徐々に上昇する。液体41の温度上昇に伴って、第1のフィルタ30の脱臭率が低下する。一方で、有害物質発生源2の動作の終了から充分な時間が経過していないために、油温度が高く、有害物質は、発生量が徐々に減少しているものの、継続して発生している。
このため、処理後空気91に含まれる有害物質の量は、すぐには減少しない。有害物質の発生量が充分に小さくなることで、処理前空気90に含まれる有害物質の量が少なくなるので、処理後空気91に含まれる有害物質の量も低下する。
図5では、時刻T23以降の所定期間では、処理後空気91に含まれる有害物質の量が略一定になる例を示しているが、これは一例にすぎない。第1のフィルタ30の脱臭率の低下の割合が小さい場合は、処理後空気91に含まれる有害物質の量は徐々に低下する。逆に、第1のフィルタ30の脱臭率の低下の割合が大きい場合は、処理後空気91に含まれる有害物質の量が増加する場合も考えられる。この場合、処理後空気91に含まれる有害物質の量が判定閾値を超えなければよい。例えば、プラズマ発生器60の動作中における液体41の温度上昇が緩やかであれば、処理後空気91に含まれる有害物質の量を判定閾値以下にすることができる。
以上のように、本変形例に係る空気浄化装置1では、有害物質発生源2の動作が終了した時に、プラズマ発生器60にプラズマの発生を開始させる。これは、例えば、有害物質が蓄積した液体41が長時間にわたって第1のフィルタ30に触れることを避けたい場合に用いられる運転方法である。例えば、液体41中に蓄積される有害物質が、第1のフィルタ30の脱臭率を大きく低下させてしまう場合に有用である。
(実施の形態2)
以下では、実施の形態2に係る空気浄化装置及び当該空気浄化装置を備える空気浄化システムについて説明する。
[1.構成]
図6は、本実施の形態に係る空気浄化装置101の一例を示す構成図である。図6に示す空気浄化システム100は、空気浄化装置101と、有害物質発生源102とを備える。空気浄化装置101は、実施の形態1に係る図1に示す空気浄化装置1と比較して、コントローラ70の代わりにコントローラ170を備える点が相違する。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、同じ点は説明を省略又は簡略化する。
<有害物質発生源102>
有害物質発生源102は、実施の形態1に係る有害物質発生源2と同様に、例えば、調理用の油加熱装置である。図6に示すように、有害物質発生源102は、受付部103と、発生部104とを備える。
受付部103は、ユーザからの指示を受け付ける機能部である。受付部103は、例えば、物理的なスイッチ、タッチパネルなどで実現される。受付部103は、有害物質発生源102の動作の開始及び終了などの指示をユーザから受け付ける。受付部103は、油の温度の設定、調理時間の設定などを受け付けてもよい。
本実施の形態では、受付部103は、有害物質発生源102の動作の開始及び終了などの指示を受け付けた場合、当該指示を受け付けたことを空気浄化装置101のコントローラ170に通知する。受付部103とコントローラ170とは、有線又は無線で通信可能である。
発生部104は、所定の動作を行うことで、有害物質が発生する機能部である。発生部104は、例えば、油を入れる容器と、当該容器を加熱するヒーターとで実現される。ヒーターは、IH(Induction Heating)調理器などの電気を用いた加熱装置、又は、ガスコンロなどのガスを用いた加熱装置でもよい。発生部104は、受付部103が受け付けた指示に基づいて、油の加熱の開始及び終了などを行う。
<コントローラ170>
コントローラ170は、実施の形態1に係るコントローラ70と同様に、ファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60を制御する。本実施の形態では、図6に示すように、コントローラ70は、検知部171と、タイマ172とを備える。
検知部171は、有害物質発生源102の動作の終了を検知する機能部である。検知部171は、例えば、有害物質発生源102の受付部103と通信を行う通信インタフェースなどである。
本実施の形態では、検知部171は、有害物質発生源102の受付部103がユーザから有害物質発生源102の動作を終了させる指示を受け付けたことを、有害物質発生源102の動作の終了として検知する。具体的には、検知部171は、受付部103からの通知に基づいて、有害物質発生源102の動作の終了及び開始を検知する。
タイマ172は、コントローラ170が有するタイマ機能を実現する機能部である。
本実施の形態では、コントローラ170は、タイマ172を利用して、ファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60の動作の開始及び終了のタイミングを制御する。コントローラ170は、予め定められた所定の期間を記憶する半導体メモリなどの記憶部(図示せず)を有する。
所定の期間は、例えば、空気浄化装置101の動作状態を維持する期間である。具体的には、所定の期間は、有害物質発生源102の終了が検知されてから、プラズマの発生を開始するまでの待機期間である。記憶部には、さらに、有害物質発生源102の開始が検知されてから、ファン20及び循環ポンプ50の動作を開始するまでの待機期間が記憶されていてもよい。また、記憶部には、さらに、プラズマの発生を開始してから終了するまでの期間(プラズマ期間)が記憶されていてもよい。
[2.動作(空気浄化方法)]
図7は、本実施の形態に係る空気浄化装置101の動作の一例を示すフローチャートである。図8は、本実施の形態に係る空気浄化装置101の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。なお、図7及び図8は、有害物質発生源102の動作も示している。
<ステップS21>
まず、時刻T31で、受付部103がユーザ指示を受け付けて、有害物質発生源102の動作を開始する。具体的には、有害物質発生源102は、油の加熱を開始する。このとき、受付部103は、コントローラ170の検知部171に、有害物質発生源102の動作を開始する指示を受け付けたこと(開始通知)を通知する。
<ステップS22>
有害物質発生源102は、所定期間、状態を維持する。図8に示すように、油の加熱が行われることで、油温度が上昇する。油温度が所定の温度より低い期間では、有害物質はほとんど発生しない。ここでの所定期間(すなわち、時刻T31〜T32の期間)は、例えば、油温度が所定の温度を超えるまでの期間、若しくは、有害物質が発生するまでの期間、又は、これらの期間より短い期間である。
<ステップS23>
次に、時刻T32で、コントローラ170は、ファン20及び循環ポンプ50の動作を開始する。具体的には、コントローラ170は、タイマ172を利用して、開始通知を受けてからの時間をカウントし、予め定められた待機期間を経過した時点でファン20及び循環ポンプ50の動作を開始する。
なお、有害物質発生源102の動作の開始と同時に、ファン20及び循環ポンプ50の動作を開始してもよい。すなわち、時刻T31〜T32の待機期間が設けられていなくてもよい。あるいは、実施の形態1と同様に、ファン20及び循環ポンプ50の動作の開始を、有害物質発生源102の動作の開始前に行ってもよい。
<ステップS24>
空気浄化装置101及び有害物質発生源102は、所定期間、状態を維持する。当該所定期間(時刻T32〜T33の期間)は、有害物質発生源102が終了するまでの期間である。例えば、当該期間は、調理に必要な期間である。
有害物質発生源102は、油の加熱を維持するので、油温度が上昇する。ファン20が気流を生成しているので、空気浄化装置101の筐体10には、有害物質を含む処理前空気90が吸気口11から取り込まれる。処理前空気90の有害物質の量は、油温度の上昇に伴って増加する。
ここでは、実施の形態1と同様に、プラズマ発生器60が動作していないので、液体41の温度が低く、第1のフィルタ30の脱臭率も高い。したがって、第1のフィルタ30によって処理前空気90に含まれる有害物質が除去されるので、処理後空気91に含まれる有害物質の量は、処理前空気90に追随して多少は増加するものの、判定閾値より少ない値となる。除去された有害物質は液体41中に蓄積されるので、液体41中の有害物質の量が増加する。
<ステップS25>
次に、時刻T33で、受付部103がユーザ指示を受け付けて、有害物質発生源102の動作を終了する。具体的には、有害物質発生源102は、油の加熱を終了する。これにより、時刻T33以降で油温度が徐々に低下する。受付部103は、コントローラ170の検知部171に、有害物質発生源102の動作を終了する指示を受け付けたこと(終了通知)を通知する。
<ステップS26>
コントローラ170は、終了通知を受けてから所定期間、状態を維持する。具体的には、コントローラ170は、ファン20及び循環ポンプ50の動作状態を維持する。
図8に示すように、時刻T33で有害物質発生源2の動作が終了した後、油温度は徐々に低下し、これに伴い、発生する有害物質の量も少なくなる。したがって、処理前空気90に含まれる有害物質の量も徐々に少なくなる。このとき、プラズマ発生器60がまだ動作しておらず、液体41の温度が低いので、第1のフィルタ30の脱臭率は高い。このため、処理後空気91の有害物質の量も徐々に少なくなる。
<ステップS27>
次に、コントローラ170は、時刻T34でプラズマ発生器60の動作を開始する。具体的には、コントローラ170は、タイマ172を利用して、終了通知を受けてからの時間をカウントし、予め定められた待機期間を経過した時点でプラズマ発生器60の動作を開始する。これにより、液体41中でプラズマが発生し、活性種が液体41に供給される。
<ステップS28>
コントローラ70は、所定期間、状態を維持する。具体的には、コントローラ70は、ファン20及び循環ポンプ50を動作させた状態で、プラズマの発生を維持する。これにより、液体41に供給された活性種が、液体41に含まれる有害物質を分解する。したがって、図8に示すように、時刻T34以降の期間において、液体41に含まれる有害物質は、徐々に低下する。
プラズマの発生を維持する期間(時刻T34〜T35の期間)は、例えば、液体41に含まれる有害物質が充分に分解されるまでに要する期間であり、例えば1時間又は2時間などであるが、これに限定されない。
<ステップS29>
最後に、コントローラ70は、時刻T35で、ファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60の動作を終了する。例えば、コントローラ170は、タイマ172を利用して、プラズマ発生器60の動作を開始してからの期間をカウントし、予め定められたプラズマ期間が経過した時点でファン20、循環ポンプ50及びプラズマ発生器60の動作を終了する。
[3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る空気浄化装置101では、実施の形態1と同様に、プラズマ発生器60が動作することで、液体41中に蓄積される有害物質が分解される。これにより、液体41中に蓄積される有害物質の量が減少するので、第1のフィルタ30による有害物質の除去率の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態では、空気浄化装置101は、有害物質発生源2の動作が終了し、有害物質がほとんど発生しなくなった後に、プラズマの発生を自動的に開始する。これにより、第1のフィルタ30の脱臭率が低下したとしても(図8の時刻T34以降)、処理前空気90には有害物質がほとんど含まれていないので、処理後空気91に含まれる有害物質の量も充分に小さくなる。したがって、排気口12からは浄化された空気が処理後空気91として排出される。
また、本実施の形態では、コントローラ170は、有害物質発生源102の動作の終了を検知する検知部171を有し、検知部171が有害物質発生源102の動作の終了を検知した時、又は、終了を検知した後、プラズマ発生器60にプラズマの発生を開始させる。
これにより、ユーザ指示などを受けることなく、有害物質発生源102の動作に連動して、プラズマの発生を開始させることができる。したがって、指示のし忘れなどによってプラズマが発生されず、液体41中の有害物質が蓄積された状態となり、第1のフィルタ30の脱臭率が低下することを抑制することができる。
また、例えば、コントローラ170は、タイマ機能を有し、有害物質発生源102の動作の終了から、予め定められた待機期間を経過した時点で、プラズマ発生器60にプラズマの発生を開始させる。
例えば、有害物質発生源102の動作の終了から有害物質の発生量が充分に少なくなるまでの期間を待機期間として予め設定し、メモリなどに記憶しておくことができる。これにより、ユーザ指示などを受けることなく、有害物質発生源102の動作に連動して、プラズマの発生を開始させることができる。
なお、本実施の形態では、有害物質発生源102の動作の終了をユーザが指示する例について示したが、これに限らない。例えば、ユーザは、有害物質発生源102の動作の開始のみを指示し、所定の調理プログラムなどに基づいて有害物質発生源102が自動的に動作を終了してもよい。この場合、有害物質発生源102は、動作を終了するときに検知部171に終了通知を送る。
(実施の形態3)
以下では、実施の形態3に係る空気浄化装置について説明する。
[1.構成]
図9は、本実施の形態に係る空気浄化装置201の一例を示す構成図である。図9に示すように、空気浄化装置201は、実施の形態1に係る空気浄化装置1と比較して、新たに第2のフィルタ80を備える点が相違する。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、同じ点は説明を省略又は簡略化する。
<第2のフィルタ80>
第2のフィルタ80は、第1のフィルタ30を通過した気体が通過するフィルタである。本実施の形態では、第2のフィルタ80は、第1のフィルタ30と排気口12との間に設けられている。第2のフィルタ80は、処理後空気91に残る有害物質を除去する。つまり、処理後空気91は、第1のフィルタ30で除去されなかった有害物質が除去されて追加処理後空気92になる。
第2のフィルタ80は、空気を通過させるために、多数の孔を有している。本実施の形態では、第2のフィルタ80は、有害物質を吸着する吸着材料からなる。吸着材料としては、例えば、活性炭、シリカ、アルミナ、金属酸化物などの無機系材料を用いてもよく、合成樹脂などの有機系材料を用いてもよい。あるいは、第2のフィルタ80は、第1のフィルタ30と同じ構成でもよい。
[2.動作(空気浄化方法)]
本実施の形態に係る空気浄化装置201は、実施の形態1などと同様に、有害物質発生源2から発生した有害物質を含む空気を処理前空気90として吸気口11から取り込む。取り込まれた処理前空気90は、第1のフィルタ30を通過することで有害物質が除去されて、処理後空気91になる。処理後空気91は、第2のフィルタ80を通過することで、残留する有害物質が除去されて、追加処理後空気92として排気口12から排出される。
このように、本実施の形態に係る空気浄化装置201では、第2のフィルタ80は、有害物質を吸着することにより、処理後空気91に含まれる有害物質を除去することができる。つまり、本実施の形態では、追加処理後空気92に含まれる有害物質の量は、処理後空気91に含まれる有害物質の量より少ない。
したがって、第1のフィルタ30のみでは有害物質の除去が不十分である場合に、処理後空気91に第2のフィルタ80を通過させることで、排気口12から排出される追加処理後空気92に含まれる有害物質の量を判定閾値以下にすることができる。
図10は、本実施の形態に係る空気浄化装置201の動作及び状態の一例を示すタイミングチャートである。図10は、実施の形態1の変形例と同様に、有害物質発生源2の動作の終了と同時に、プラズマの発生を開始する例について示している。すなわち、本実施の形態では、図3のフローチャートに示すステップS13の待機期間が設けられていない。
図10に示すように、本実施の形態では、時刻T43(=T44)で、有害物質発生源2の動作が終了すると同時に、プラズマ発生器60がプラズマの発生を開始する。このため、時刻T43以降では、液体41の温度が徐々に上昇し、これに伴って、第1のフィルタ30の脱臭率が低下する。
本実施の形態では、有害物質発生源2の動作の終了後の油温度は、緩やかに低下する。このため、有害物質の発生がすぐには収まらない。したがって、第1のフィルタ30の低下に伴って、処理後空気91に含まれる有害物質の量が徐々に増加し、判定閾値を超える。
空気浄化装置201では、処理後空気91に含まれる有害物質を除去するための第2のフィルタ80が設けられている。これにより、図10に示すように、追加処理後空気92に含まれる有害物質の量を判定閾値より低くすることができる。
このように、有害物質発生源2からの有害物質の発生量が多い場合には、第2のフィルタ80を設けることで、効果的に有害物質を除去することができる。また、判定閾値が低い場合にも有用である。
[3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る空気浄化装置201は、第1のフィルタ30を通過した気体が通過する第2のフィルタ80を備える。
これにより、第1のフィルタ30によって処理前空気90から有害物質が充分に除去されない場合でも、処理後空気91に残った有害物質を第2のフィルタ80によって除去することができる。したがって、空気浄化装置201は、清浄の空気を追加処理後空気92として排気口12から排出することができる。
また、第2のフィルタ80は、処理後空気91に残留する有害物質を除去するので、処理前空気90を通過させる場合に比べて、除去すべき有害物質の量が少なくて済む。すなわち、処理前空気90に含まれている有害物質の大部分が第1のフィルタ30によって除去され、第2のフィルタ80は、残りの僅かな有害物質を除去するだけで済む。したがって、第2のフィルタ80の脱臭率の低下が抑制され、浄化性能を長期的に維持することができる。
(他の実施の形態)
以上、1つ又は複数の態様に係る空気浄化装置などについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、コントローラ70がファン20及び循環ポンプ50の動作の開始及び終了を制御する例について示したが、これに限らない。例えば、ファン20及び循環ポンプ50の少なくとも一方は、常時、動作していてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、プラズマ発生器60がプラズマを発生させている期間に、ファン20に気流を生成させたが、これに限らない。有害物質発生源2からの有害物質の発生が終了している場合など、気体を筐体10内に取り込む必要がない場合は、ファン20の動作を終了してもよい。例えば、プラズマ発生器60がプラズマの発生を開始すると同時に、ファン20が気流の生成を終了してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、液体41を循環させたが、これに限らない。つまり、空気浄化装置1は、循環ポンプ50を備えなくてもよい。例えば、第1のフィルタ30の少なくとも一部が容器部40内の液体41に接触するように、第1のフィルタ30をローラーなどによって回転させることで、第1のフィルタ30の全体に液体41を行き渡らせてもよい。あるいは、空気浄化装置1は、スプレーなどの噴霧器を備え、当該噴霧器が液体41を第1のフィルタ30に吹きかけてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、プラズマ発生器60の一対の電極61が液体41に接触するように配管部42内に設けられる例について示したが、これに限らない。一対の電極61の少なくとも一方は、液体41に接触せずに、液体41の近傍に配置されていてもよい。例えば、一対の電極61は、液体41の液面の直上の空気中に配置されてもよい。この場合、液面近傍の空気中でプラズマを発生させることにより、プラズマと液体41とを接触させ、液体41中に活性種を供給することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、有害物質発生源2は油加熱装置であり、有害物質は調理のために油を加熱することで気中へ拡散した油の成分、又は、酸化分解若しくは加水分解により生成した臭い成分である例について示したが、これに限らない。例えば、有害物質発生源2は接着加工装置であり、有害物質は接着作業時に発生する揮発性有機化合物(VOC)であってもよい。
なお、本開示の一態様は、空気浄化装置として実現できるだけでなく、空気浄化装置のコントローラが行う処理をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体として実現することもできる。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
また、上記の各実施の形態は、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示によれば、長期的に浄化性能を維持することができる空気浄化装置などとして利用することができ、例えば、脱臭装置、除菌装置、空気清浄機等に利用することができる。
1、101、201 空気浄化装置
2、102 有害物質発生源
10 筐体
11 吸気口
12 排気口
20 ファン
30 第1のフィルタ
40 容器部
41 液体
42 配管部
50 循環ポンプ
60 プラズマ発生器
61 一対の電極
62 電源
70、170 コントローラ
80 第2のフィルタ
90 処理前空気
91 処理後空気
92 追加処理後空気
100 空気浄化システム
103 受付部
104 発生部
171 検知部
172 タイマ

Claims (8)

  1. 吸気口及び排気口を有する筐体と、
    前記吸気口を介して気体が前記筐体内に取り込まれるように気流を生成するファンと、
    液体を貯めるための容器部と、
    前記気流に交差するように配置され、前記吸気口を介して取り込まれた気体と前記容器部に貯められる液体とを接触させる第1のフィルタと、
    一対の電極を有し、当該一対の電極に所定の電圧が印加された場合に、前記容器部に貯められる液体に接触するようにプラズマを発生させるプラズマ発生器と、
    前記プラズマ発生器を制御するコントローラとを備え、
    前記吸気口は、前記ファンが気流を生成した場合に、有害物質発生源が動作することで発生した有害物質を含む気体を取り込み可能な位置に配置され、
    前記コントローラは、
    前記有害物質発生源の動作が終了した時又は終了した後、前記プラズマ発生器にプラズマの発生を開始させる
    空気浄化装置。
  2. さらに、
    前記容器部と前記第1のフィルタとの間で前記液体を循環させる循環ポンプを備える
    請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. さらに、
    前記第1のフィルタを通過した気体が通過する第2のフィルタを備える
    請求項1又は2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記第2のフィルタは、前記有害物質を吸着する吸着材料からなる
    請求項3に記載の空気浄化装置。
  5. 前記コントローラは、さらに、前記プラズマ発生器がプラズマを発生させている期間に、前記ファンに気流を生成させる
    請求項3又は4に記載の空気浄化装置。
  6. 前記有害物質は、油の加熱によって拡散した物質である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気浄化装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気浄化装置と、
    前記有害物質発生源とを備える
    空気浄化システム。
  8. 前記有害物質発生源は、ユーザからの指示を受け付ける受付部を備え、
    前記有害物質発生源の動作の終了は、前記受付部が前記ユーザから前記有害物質発生源の動作を終了させる指示を受け付けたことである
    請求項7に記載の空気浄化システム。
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WO2022131747A1 (ko) * 2020-12-14 2022-06-23 제이에스엠헬스케어 주식회사 플라즈마 및 vhp를 이용한 융복합 소독기 및 이의 동작방법

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