JP2019177994A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着ヒータをONしない状態で、定着部にシートが滞留しているか否かを判断することができる画像形成装置を提供すること。【解決手段】フロントカバーまたはリアカバーが閉じられたときに、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdおよび上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを計算し(S62)、(Rd−Ru)>A(Aは正の値)である場合は(S63:Yes)、定着ジャムが発生している可能性が有るため、リアカバーを開けて定着ジャムを解消するよう報知する(S64)。【選択図】図10
Description
本発明は、複数の感光体に担持された現像剤像をシートに転写する画像形成装置に関し、特に、シートが定着位置にて滞留している可能性の有ることを報知することができる画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置として、感光体に担持された現像剤像をシートに熱定着する定着部(定着ローラ)と、この定着部の表面温度を検知する温度センサとを備えたものが知られている。このものは、温度センサにより検知された定着部の表面温度が所定温度以上低下したときにシートが定着部にて滞留(ジャム)していると判定し、シートが滞留していることを報知する。
しかし、前述した従来のものは、シートが定着部に滞留しているか否かを判断するために、定着部に電源が投入された状態にしておかなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために創出されたものであって、定着部に電源が投入されていない状態であっても、シートが定着部に滞留しているか否かを判断することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
第1感光体と、第1感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第1転写体と、第1転写体に第1電流を出力する第1転写電流出力回路と、第1感光体に対してシート搬送方向下流に配置されている第2感光体と、第2感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第2転写体と、第2転写体に第2電流を出力する第2転写電流出力回路と、第2感光体に対して下流に配置されており、シートに転写された現像剤像をシートに熱定着させる定着部と、制御部と、を備える。
そして、制御部は、第1転写電流出力回路に第1電流を第1転写体に出力させることにより、第1転写体による第1転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知し、第2転写電流出力回路に第2電流を第2転写体に出力させることにより、第2転写体による第2転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知する。
また、制御部は、第1転写体による第1転写位置にシートが存在しないことを検知した一方で、第2転写体による第2転写位置にシートが存在することを検知し、かつ、シートが第1転写位置を抜けて第2転写位置に存在する状態が所定時間継続していると判断するとき、シートが定着部にて滞留している可能性の有ることを示す定着ジャムを報知する。
本発明の画像形成装置は以上を特徴とする。
第1感光体と、第1感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第1転写体と、第1転写体に第1電流を出力する第1転写電流出力回路と、第1感光体に対してシート搬送方向下流に配置されている第2感光体と、第2感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第2転写体と、第2転写体に第2電流を出力する第2転写電流出力回路と、第2感光体に対して下流に配置されており、シートに転写された現像剤像をシートに熱定着させる定着部と、制御部と、を備える。
そして、制御部は、第1転写電流出力回路に第1電流を第1転写体に出力させることにより、第1転写体による第1転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知し、第2転写電流出力回路に第2電流を第2転写体に出力させることにより、第2転写体による第2転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知する。
また、制御部は、第1転写体による第1転写位置にシートが存在しないことを検知した一方で、第2転写体による第2転写位置にシートが存在することを検知し、かつ、シートが第1転写位置を抜けて第2転写位置に存在する状態が所定時間継続していると判断するとき、シートが定着部にて滞留している可能性の有ることを示す定着ジャムを報知する。
本発明の画像形成装置は以上を特徴とする。
つまり、制御部は、定着部に電源を投入しなくても、シートが定着部にて滞留しているか否かを判断することができる。
しかも、定着部にてシートが滞留している可能性の有ることを示す定着ジャムを報知することもできる。
しかも、定着部にてシートが滞留している可能性の有ることを示す定着ジャムを報知することもできる。
本発明の画像形成装置を実施すれば、定着部に電源が投入されていない状態であっても、シートが定着位置に滞留しているか否かを判断することができる画像形成装置を提供することができる。
〈第1実施形態〉
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図を参照しつつ説明する。
以下の各実施形態では、本発明の画像形成装置の一例としてレーザプリンタを例に挙げて説明する。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図を参照しつつ説明する。
以下の各実施形態では、本発明の画像形成装置の一例としてレーザプリンタを例に挙げて説明する。
[レーザプリンタの概略構成]
以下の説明では、図1において図面上の右側を前、左側を後とし、手前側を左、奥側を右とする。また、図1において図面上の上側を上とし、下側を下とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、略箱状の筐体2を備える。筐体2の前面にはフロントカバー2aが、後面にはリアカバー2bがそれぞれ開閉可能に設けられている。また、筐体2の上面には、操作パネル6と、排紙トレイ5とが設けられている。筐体2の内部には、給紙部10と、画像形成部20とが設けられている。リアカバー2bが本発明の第1カバーの一例であり、フロントカバー2aが本発明の第2カバーの一例である。
以下の説明では、図1において図面上の右側を前、左側を後とし、手前側を左、奥側を右とする。また、図1において図面上の上側を上とし、下側を下とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、略箱状の筐体2を備える。筐体2の前面にはフロントカバー2aが、後面にはリアカバー2bがそれぞれ開閉可能に設けられている。また、筐体2の上面には、操作パネル6と、排紙トレイ5とが設けられている。筐体2の内部には、給紙部10と、画像形成部20とが設けられている。リアカバー2bが本発明の第1カバーの一例であり、フロントカバー2aが本発明の第2カバーの一例である。
給紙部10は、シートPを画像形成部20に給紙する部分である。シートPの定義には、紙製のシートの他、合成樹脂製のシートなど、現像剤像を転写可能なシートを含む。給紙部10は、給紙トレイ11と、給紙ローラ12と、分離パッド13と、搬送ローラ14と、レジストローラ15と、レジ前センサSe1と、レジ後センサSe2とを備える。給紙トレイ11は、筐体2の下方に着脱可能に装着されており、複数のシートPを積層可能な状態で収容する。給紙トレイ11は、A4サイズのシートやB5サイズのシートなど、シート搬送方向の全長が異なる種々のシートPを収容可能に構成されている。給紙ローラ12は、給紙モータ12b(図2)によって回転駆動され、給紙トレイ11に収容されている最上部のシートPを分離パッド13の方に搬送する。分離パッド13は、給紙ローラ12によって複数枚のシートPが搬送された場合に、最下部のシートPの下面に接触することにより、搬送抵抗を付与し、最下部のシートPを分離する。搬送ローラ14は、分離パッド13を通過したシートPを挾持しながらレジストローラ15へ搬送する。レジストローラ15は、搬送ローラ14から搬送されたシートPを挾持しながら画像形成部20へ搬送する。搬送ローラ14およびレジストローラ15は、それぞれレジストモータ15b(図2)によって回転駆動される。レジ前センサSe1は、搬送ローラ14からレジストローラ15へ搬送されるシートPの搬送経路の近傍に配置されており、搬送ローラ14とレジストローラ15との間に存在するシートPを検出する。レジ後センサSe2は、レジストローラ15から転写部50へ搬送されるシートPの搬送経路の近傍に配置されており、レジストローラ15と転写部50との間に存在するシートPを検出する。
画像形成部20は、筐体2の内部に配置されており、ドラムユニット30と、露光部40と、転写部50と、定着部60とを備える。露光部40は、筐体2内部の上方に配置されており、図示しないレーザ光源およびポリゴンミラーなどを備える。ドラムユニット30は、プロセスカートリッジ30C,30M,30Y,30Kを備える。プロセスカートリッジ30Cにはシアンのトナーが、プロセスカートリッジ30Mにはマゼンタのトナーがそれぞれ収容されている。プロセスカートリッジ30Yにはイエローのトナーが、プロセスカートリッジ30Kにはブラックのトナーがそれぞれ収容されている。ドラムユニット30は、フロントカバー2aを介して着脱可能に収容されている。転写部50においてシートPが紙詰まり(ジャム)した場合は、フロントカバー2aを開放し、ドラムユニット30を前方へ引出すことにより、紙詰まり箇所にアクセス可能になっている。
ここで、プロセスカートリッジ30C〜30Kの構成について説明する。なお、プロセスカートリッジ30C〜30Kは、現像剤であるトナーの色が異なるのみで、その他の構成は同一であるため、ここでは、プロセスカートリッジ30Cの構成を代表にして説明する。また、トナーは正極性に帯電しているとする。
プロセスカートリッジ30Cは、感光ドラム31dと、帯電器32と、トナーカートリッジ33Cとを備える。トナーカートリッジ33Cは、トナー収容室33aと、供給ローラ33bと、現像ローラ33fと、層厚規制ブレード33dと、アジテータ33eとを備える。トナー収容室33aには、シアンのトナーが収容されている。アジテータ33eは、トナー収容室33aに収容されたトナーを撹拌する。この撹拌により、トナーは正帯電する。供給ローラ33bは、トナー収容室33a内のトナーを現像ローラ33fの周面に供給する。現像ローラ33fの周面に供給されたトナーは、層厚規制ブレード33dによって所定の厚さに調整される。現像ローラ33fを軸支するローラ軸(図示せず)には、現像電圧印加回路102(図2)により、正の現像電圧が印加される。
プロセスカートリッジ30Cは、感光ドラム31dと、帯電器32と、トナーカートリッジ33Cとを備える。トナーカートリッジ33Cは、トナー収容室33aと、供給ローラ33bと、現像ローラ33fと、層厚規制ブレード33dと、アジテータ33eとを備える。トナー収容室33aには、シアンのトナーが収容されている。アジテータ33eは、トナー収容室33aに収容されたトナーを撹拌する。この撹拌により、トナーは正帯電する。供給ローラ33bは、トナー収容室33a内のトナーを現像ローラ33fの周面に供給する。現像ローラ33fの周面に供給されたトナーは、層厚規制ブレード33dによって所定の厚さに調整される。現像ローラ33fを軸支するローラ軸(図示せず)には、現像電圧印加回路102(図2)により、正の現像電圧が印加される。
現像ローラ33fと対向して感光ドラム31dが設けられており、感光ドラム31dの周面近傍に帯電器32が設けられている。帯電器32は、帯電ワイヤ32aと、グリッド部32bとを有するスコロトロン型の帯電器である。帯電電圧印加回路100(図2)が生成した帯電電圧が帯電ワイヤ32aに印加されると、感光ドラム31dとの間に電位差が形成され、帯電ワイヤ32aと感光ドラム31dとの間にコロナ放電が発生し、感光ドラム31dの表面が正帯電される。露光部40は、印刷データに対応したレーザ光を感光ドラム31dの周面に出射する。感光ドラム31dの周面のうち、レーザ光が照射された領域の電位が低下し、その電位が低下した領域に静電潜像が形成される。つまり、感光ドラム31dの表面が露光される。現像ローラ33fと、感光ドラム31dに形成された静電潜像との間に電位差が形成され、現像ローラ33fに供給されたトナーが感光ドラム31dの静電潜像に移動し、その静電潜像の領域にトナーが担持され、現像剤像が担持される。つまり、現像される。そして、転写ローラ55dに負極性の転写電流が出力(負極性の転写電圧が印加)されると、感光ドラム31dと搬送ベルト53とによってニップされたシートPに、感光ドラム31dの現像剤像がシートPに転写される。つまり、印刷される。
供給ローラ33bおよび現像ローラ33fは、それぞれプロセスモータ30b(図2)によって回転駆動される。感光ドラム31dと対向してクリーニングローラ35が設けられている。クリーニングローラ35は、感光ドラム31dを押圧し、感光ドラム31dの回転に伴って感光ドラム31dの周面をクリーニングする。感光ドラムが本発明の感光体の一例であり、転写ローラが本発明の転写体の一例である。
供給ローラ33bおよび現像ローラ33fは、それぞれプロセスモータ30b(図2)によって回転駆動される。感光ドラム31dと対向してクリーニングローラ35が設けられている。クリーニングローラ35は、感光ドラム31dを押圧し、感光ドラム31dの回転に伴って感光ドラム31dの周面をクリーニングする。感光ドラムが本発明の感光体の一例であり、転写ローラが本発明の転写体の一例である。
転写部50は、給紙部10よりも上方であって、ドラムユニット30よりも下方に配置されている。転写部50は、駆動ローラ51と、従動ローラ52と、搬送ベルト53と、4個の転写ローラ55a〜55dとを備える。駆動ローラ51は、プロセスカートリッジ30Cの後端下方に配置されており、従動ローラ52は、プロセスカートリッジ30Kの前端下方に配置されている。搬送ベルト53は、ベルトを環状にして構成された無端ベルトであり、駆動ローラ51と従動ローラ52との間に掛け渡されている。駆動ローラ51は、搬送モータ51b(図2)によって回転駆動される。
搬送ベルト53の上面には、シートPを搬送する搬送経路Rの一部が形成されている。搬送経路Rは、搬送ローラ14からレジストローラ15を通過し、搬送ベルト53の上面から定着部60を経て排紙ローラ67に至る経路である。搬送ベルト53の上面の搬送経路Rに沿って複数の感光ドラム31a〜31dが配置されており、搬送経路Rを挟んで複数の感光ドラム31a〜31dのそれぞれと対向して複数の転写ローラ55a〜55dが配置されている。以下、感光ドラム31a〜31dを配置順に説明する場合は、シートPの搬送方向の上流から下流に向けて順に、第1感光ドラム31a、第2感光ドラム31b、第3感光ドラム31c、第4感光ドラム31dと称する。また、転写ローラ55a〜55dを配置順に説明する場合は、シートPの搬送方向の上流から下流に向けて順に、第1転写ローラ55a、第2転写ローラ55b、第3転写ローラ55c、第4転写ローラ55dと称する。
各転写ローラ55a〜55dは、それぞれ搬送経路Rに沿った搬送ベルト53の裏面に接触しており、搬送ベルト53を介して、それぞれ対向する感光ドラム31a〜31dを押圧している。つまり、搬送経路Rを搬送されるシートPは、各転写ローラ55a〜55dが存在する位置において、転写ローラからの押圧により、感光ドラムと搬送ベルト53とによってニップされる。各転写ローラ55a〜55dには、転写電流出力回路103(図2)により、負極性の転写電流が出力される。これにより、感光ドラム31a〜31dの周面に担持された現像剤像が、搬送経路Rを搬送されるシートPに転写される。相互に対向する感光ドラムおよび転写ローラによって、感光ドラムの現像剤像がシートPに転写される位置が転写位置である。
各転写ローラ55a〜55dは、それぞれ搬送経路Rに沿った搬送ベルト53の裏面に接触しており、搬送ベルト53を介して、それぞれ対向する感光ドラム31a〜31dを押圧している。つまり、搬送経路Rを搬送されるシートPは、各転写ローラ55a〜55dが存在する位置において、転写ローラからの押圧により、感光ドラムと搬送ベルト53とによってニップされる。各転写ローラ55a〜55dには、転写電流出力回路103(図2)により、負極性の転写電流が出力される。これにより、感光ドラム31a〜31dの周面に担持された現像剤像が、搬送経路Rを搬送されるシートPに転写される。相互に対向する感光ドラムおよび転写ローラによって、感光ドラムの現像剤像がシートPに転写される位置が転写位置である。
定着部60は、相互に対向する定着ローラ61および加圧ローラ62を備える。転写部50から定着部60に搬送されたシートPは、定着ローラ61および加圧ローラ62によって押圧され、シートPに転写された現像剤像は、定着ローラ61による加熱と、加圧ローラ62による加圧とによってシートPに熱定着される。定着ローラ61による加熱と、加圧ローラ62による加圧とによってシートPに熱定着される位置が定着位置である。定着ローラ61には、定着ヒータ66(図2)が内蔵されており、その定着ヒータ66によって定着ローラ61が所定温度に加熱される。定着ローラ61は、定着モータ64(図2)によって回転駆動される。定着部60を通過した(抜けた)シートPは、定着部60の上方に設けられた排紙ローラ67によって、筐体2の上面に設けられた排紙トレイ5に排出される。排紙ローラ67は、排紙モータ67b(図2)によって回転駆動される。排紙トレイ5は、排出されたシートPを積層して収容可能に形成されている。定着部60と排紙ローラ67との間には、定着部60から排紙ローラ67に搬送されるシートPを検出する排紙センサSe3が設けられている。
[レーザプリンタの主な電気的構成]
次に、レーザプリンタ1の主な電気的構成について、それを示す図2を参照しつつ説明する。
レーザプリンタ1は、制御部80と、帯電電圧印加回路100と、供給ローラ電圧印加回路101と、現像電圧印加回路102と、転写電流出力回路103と、定着モータ駆動回路63と、定着ヒータ駆動回路65と、給紙モータ駆動回路12aと、搬送モータ駆動回路51aと、プロセスモータ駆動回路30aと、レジストモータ駆動回路15aと、排紙モータ駆動回路67aと、レジ前センサSe1と、レジ後センサSe2と、排紙センサSe3と、フロントカバーセンサSe4と、リアカバーセンサSe5と、操作パネル6と、ポリゴンミラースキャナモータ駆動回路41とを備える。帯電電圧印加回路100、供給ローラ電圧印加回路101、現像電圧印加回路102、転写電流出力回路103およびプロセスモータ駆動回路30aは、プロセスカートリッジ30C〜30K毎に設けられているが、図2ではプロセスカートリッジ1つ分の回路のみを示している。操作パネル6は、印刷機能、設定メニュー、各色トナーの残量、紙詰まりの発生などを表示する。また、操作パネル6は、印刷機能の選択や各種の設定を行う際の操作ボタンの役割をする。操作パネル6としては、液晶表示パネルまたは有機ELパネルの表面にタッチセンサが設けられたものを用いることができる。レジ後センサSe2が本発明の第1センサの一例であり、排紙センサSe3が第2センサの一例である。また、フロントカバーセンサSe4およびリアカバーセンサSe5が本発明のカバーセンサの一例である。なお、レーザプリンタ1がレジ後センサSe2を備えない構成である場合は、レジ前センサSe1が本発明の第1センサの一例である。
次に、レーザプリンタ1の主な電気的構成について、それを示す図2を参照しつつ説明する。
レーザプリンタ1は、制御部80と、帯電電圧印加回路100と、供給ローラ電圧印加回路101と、現像電圧印加回路102と、転写電流出力回路103と、定着モータ駆動回路63と、定着ヒータ駆動回路65と、給紙モータ駆動回路12aと、搬送モータ駆動回路51aと、プロセスモータ駆動回路30aと、レジストモータ駆動回路15aと、排紙モータ駆動回路67aと、レジ前センサSe1と、レジ後センサSe2と、排紙センサSe3と、フロントカバーセンサSe4と、リアカバーセンサSe5と、操作パネル6と、ポリゴンミラースキャナモータ駆動回路41とを備える。帯電電圧印加回路100、供給ローラ電圧印加回路101、現像電圧印加回路102、転写電流出力回路103およびプロセスモータ駆動回路30aは、プロセスカートリッジ30C〜30K毎に設けられているが、図2ではプロセスカートリッジ1つ分の回路のみを示している。操作パネル6は、印刷機能、設定メニュー、各色トナーの残量、紙詰まりの発生などを表示する。また、操作パネル6は、印刷機能の選択や各種の設定を行う際の操作ボタンの役割をする。操作パネル6としては、液晶表示パネルまたは有機ELパネルの表面にタッチセンサが設けられたものを用いることができる。レジ後センサSe2が本発明の第1センサの一例であり、排紙センサSe3が第2センサの一例である。また、フロントカバーセンサSe4およびリアカバーセンサSe5が本発明のカバーセンサの一例である。なお、レーザプリンタ1がレジ後センサSe2を備えない構成である場合は、レジ前センサSe1が本発明の第1センサの一例である。
制御部80は、バス90を介して上記各回路、各センサおよび操作パネル6などと電気的に接続されている。制御部80は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、タイマ84と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85とを含む。CPU81は、上記各回路の制御など、レーザプリンタ1の総合的な制御を行う。また、CPU81は、シートPの搬送不良の判定を行い、その判定結果に対応する紙詰まりの報知を操作パネル6に実行させる。ROM82には、CPU81が実行する各種の制御プログラムや各種のデータなどが読出し可能に記憶されている。RAM83は、CPU81が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。タイマ84は、シートPが、レジ後センサSe2や排紙センサSe3などがOFFからON、または、ONからOFFになってからの経過時間などを計測する。CPU81は、タイマ84の計測時間などに基づいて、搬送経路RにおけるシートPの紙詰まりなどの搬送不良を判定する。
帯電電圧印加回路100は、帯電ワイヤ32aおよびグリッド部32b(図1)と電気的に接続されており、帯電ワイヤ32aおよびグリッド部32b間に帯電電圧を印加する。供給ローラ電圧印加回路101は、各供給ローラ33bと電気的に接続されており、各供給ローラ33bに供給ローラ電圧を印加する。現像電圧印加回路102は、各現像ローラ33fと電気的に接続されており、各現像ローラ33fに現像ローラ電圧を印加する。転写電流出力回路103は、各転写ローラ55a〜55dと電気的に接続されている。転写電流出力回路103は、感光ドラム31a〜31dの現像剤像をシートPに転写するタイミングに応じて、各転写ローラ55a〜55dに転写電流を選択的に出力する。また、制御部80は、転写電流出力回路が出力した転写電流の電圧を検出し、その検出した電圧がそれぞれ設定電圧となるようにフィードバック制御を行う。
また、転写電流出力回路103は、シートPの紙詰まりなどの搬送不良が発生したときに、紙詰まり箇所を特定するために、CPU81からの命令に従い、電流を出力する2つの転写ローラを選択する。この選択は、シートPのシート長(シート搬送方向に沿った全長)に応じて行う。転写電流出力回路103は、選択した2つの転写ローラに対し、印刷時に出力する転写電流よりも小さい電流をそれぞれ出力する。そして、CPU81は、転写ローラに出力した電流の電流値と、その電流を出力したときに転写ローラに発生した電圧の電圧値とを用いて転写ローラのインピーダンスを測定する。この測定を上記2つの転写ローラに対して行い、測定された2つのインピーダンスに基づいて、紙詰まりの箇所を推定する。また、CPU81は、推定した紙詰まりの箇所にアクセス可能となる方のカバー(フロントカバー2aまたはリアカバー2b)の開放を促す報知を操作パネル6に実行させ、ユーザに対して紙詰まりの解消を促す。
本実施形態では、紙詰まりの箇所に応じて、フロントカバー2aまたはリアカバー2bを開けてシートPを取り除くように促す報知を行う。たとえば、搬送経路Rのうち、レジ後センサSe2から転写ローラ55dまでの範囲において紙詰まりが発生した場合は、図4(a)に示すように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する。つまり、フロントカバー2aを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、フロントカバー2aを開けてシートを取り除くように促す。
また、搬送経路Rのうち、定着部60から排紙ローラ67までの範囲において紙詰まりが発生した場合は、図4(b)に示すように、「紙詰まり リアカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、リアカバー2bを開けてシートを取り除くように促す。
また、搬送経路Rのうち、定着部60から排紙ローラ67までの範囲において紙詰まりが発生した場合は、図4(b)に示すように、「紙詰まり リアカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、リアカバー2bを開けてシートを取り除くように促す。
定着モータ駆動回路63は、CPU81からの命令に従って定着モータ64を駆動する。定着ヒータ駆動回路65は、CPU81からの命令に従って定着ローラ61に内蔵された定着ヒータ66を、所定の温度になるように駆動制御する。給紙モータ駆動回路12aは、CPU81からの命令に従って給紙モータ12bを駆動する。搬送モータ駆動回路51aは、CPU81からの命令に従って搬送モータ51bを駆動する。プロセスモータ駆動回路30aは、CPU81からの命令に従ってプロセスモータ30bを駆動する。プロセスモータ30bは、プロセスカートリッジ30C〜30Kにそれぞれ設けられた現像ローラ33fおよび感光ドラム31a〜31dを回転駆動するモータである。レジストモータ駆動回路15aは、CPU81からの命令に従ってレジストモータ15bを駆動する。排紙モータ駆動回路67aは、CPU81からの命令に従って排紙モータ67bを駆動する。ポリゴンミラースキャナモータ駆動回路41は、CPU81からの命令に従ってポリゴンミラースキャナモータ42を駆動する。フロントカバーセンサSe4は、フロントカバー2aが開放されたことと、閉じられたこととを検出する。リアカバーセンサSe5は、リアカバー2bが開放されたことと、閉じられたこととを検出する。
[紙詰まりの種類]
次に、紙詰まり(ジャム)の種類について、それを示す図3を参照しつつ説明する。
ここでは、紙詰まりの種類としてケース(1)〜(8)の計8種類について説明する。また、紙詰まり(ジャム)には、シートPが感光ドラムや定着ローラに巻き付いて発生する形態の他、巻き付きなどが発生していないが何らかの原因により搬送経路Rの途中でシートPが停滞している形態などを含むこととする。図3において、シートPが搬送される方向として、レジ後センサSe2が存在する方向を上流とし、排紙センサSe3が存在する方向を下流とし、シートPは、上流から下流へ搬送されるものとする。
また、感光ドラムと、その感光ドラムと対向する転写ローラとにより、感光ドラムに担持された現像剤像を搬送経路RのシートPに転写する位置を転写位置と称する。また、第1感光ドラム31aおよび第2感光ドラム31bを上流側感光ドラムと称し、第1転写ローラ55aおよび第2転写ローラ55bを上流側転写ローラと称する。また、第3感光ドラム31cおよび第4感光ドラム31dを下流側感光ドラムと称し、第3転写ローラ55cおよび第4転写ローラ55dを下流側転写ローラと称する。
次に、紙詰まり(ジャム)の種類について、それを示す図3を参照しつつ説明する。
ここでは、紙詰まりの種類としてケース(1)〜(8)の計8種類について説明する。また、紙詰まり(ジャム)には、シートPが感光ドラムや定着ローラに巻き付いて発生する形態の他、巻き付きなどが発生していないが何らかの原因により搬送経路Rの途中でシートPが停滞している形態などを含むこととする。図3において、シートPが搬送される方向として、レジ後センサSe2が存在する方向を上流とし、排紙センサSe3が存在する方向を下流とし、シートPは、上流から下流へ搬送されるものとする。
また、感光ドラムと、その感光ドラムと対向する転写ローラとにより、感光ドラムに担持された現像剤像を搬送経路RのシートPに転写する位置を転写位置と称する。また、第1感光ドラム31aおよび第2感光ドラム31bを上流側感光ドラムと称し、第1転写ローラ55aおよび第2転写ローラ55bを上流側転写ローラと称する。また、第3感光ドラム31cおよび第4感光ドラム31dを下流側感光ドラムと称し、第3転写ローラ55cおよび第4転写ローラ55dを下流側転写ローラと称する。
また、上流側感光ドラムと、その上流側感光ドラムと対向する上流側転写ローラとにより、上流側感光ドラムに担持された現像剤像を搬送経路RのシートPに転写する位置を上流側転写位置と称する。また、下流側感光ドラムと、その下流側感光ドラムと対向する下流側転写ローラとにより、下流側感光ドラムに担持された現像剤像を搬送経路RのシートPに転写する位置を下流側転写位置と称する。また、シートPに転写された現像剤像が定着部60によりシートPに熱定着される位置を定着位置と称する。また、シート長とは、シートPの搬送方向に沿った全長である。また、最下流の転写位置(最下流側転写位置)から定着位置までの距離は、レーザプリンタ1において印刷可能なシートPの全長(シート搬送方向に沿った最大の長さ)の最小値よりも短い。また、上流側転写位置から定着位置までの距離は、レーザプリンタ1において印刷可能なシートPのシート長の最大値よりも長い。図中、符号SPは、シート長が短いシートを示し、符号LPは、シート長が長いシートを示す。
ケース(1):短いシートSPの後端が最下流(最上流から4番目)の第4感光ドラム31dと最下流(最上流から4番目)の第4転写ローラ55dとによる最下流側転写位置に存在しており、短いシートSPの前端が定着ローラ61と加圧ローラ62とによる定着位置を通過して排紙センサSe3によって検出されている。つまり、短いシートSPの前端が排紙センサSe3によって検出された状態で滞留(紙詰まり)している。
ケース(2):長いシートLPの後端が最下流から2番目(最上流から3番目)の第3感光ドラム31cと最下流から2番目(最上流から3番目)の第3転写ローラ55cとによる下流側転写位置に存在しており、長いシートLPの前端が定着ローラ61と加圧ローラ62とによる定着位置を通過して排紙センサSe3によって検出されている。つまり、長いシートLPの前端が排紙センサSe3によって検出された状態で滞留している。
以下、上述したケース(1)および(2)のように、シートPが排紙センサSe3のみによって検出された状態で滞留している態様の紙詰まり(ジャム)を排紙ジャムと称する。
ケース(2):長いシートLPの後端が最下流から2番目(最上流から3番目)の第3感光ドラム31cと最下流から2番目(最上流から3番目)の第3転写ローラ55cとによる下流側転写位置に存在しており、長いシートLPの前端が定着ローラ61と加圧ローラ62とによる定着位置を通過して排紙センサSe3によって検出されている。つまり、長いシートLPの前端が排紙センサSe3によって検出された状態で滞留している。
以下、上述したケース(1)および(2)のように、シートPが排紙センサSe3のみによって検出された状態で滞留している態様の紙詰まり(ジャム)を排紙ジャムと称する。
ケース(3):短いシートSPの後端が最下流から2番目(最上流から3番目)の第3感光ドラム31cと最下流から2番目(最上流から3番目)の第3転写ローラ55cとによる下流側転写位置に存在しており、短いシートSPの前端が定着ローラ61に巻き付いている。つまり、短いシートSPの前端が定着ローラ61に巻き付き、かつ、短いシートSPがレジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
ケース(4):長いシートLPの後端が最下流から3番目(最上流から2番目)の第2感光ドラム31bと最下流から3番目(最上流から2番目)の第2転写ローラ55bとによる上流側転写位置に存在しており、長いシートLPの前端が定着ローラ61に巻き付いている。つまり、長いシートLPの前端が定着ローラ61に巻き付き、かつ、長いシートLPがレジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
以下、上述したケース(3)および(4)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付いている可能性のある態様の紙詰まり(ジャム)を定着ジャムと称する。
ケース(4):長いシートLPの後端が最下流から3番目(最上流から2番目)の第2感光ドラム31bと最下流から3番目(最上流から2番目)の第2転写ローラ55bとによる上流側転写位置に存在しており、長いシートLPの前端が定着ローラ61に巻き付いている。つまり、長いシートLPの前端が定着ローラ61に巻き付き、かつ、長いシートLPがレジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
以下、上述したケース(3)および(4)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付いている可能性のある態様の紙詰まり(ジャム)を定着ジャムと称する。
ケース(5):短いシートSPの後端が最上流から2番目の第2感光ドラム31bと最上流から2番目の第2転写ローラ55bとによる上流側転写位置からやや上流側に存在し、短いシートSPの前端が最下流の第4感光ドラム31dと最下流の第4転写ローラ55dとによる最下流側転写位置からやや下流側に存在している。つまり、短いシートSPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
ケース(6):長いシートLPの後端が最上流の第1感光ドラム31aと最上流の第1転写ローラ55aとによる最上流側転写位置に存在し、長いシートLPの前端が最下流の第4感光ドラム31dと最下流の第4転写ローラ55dとによる最下流側転写位置を通過して定着ローラ61の近くに存在している。つまり、長いシートLPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
以下、上述したケース(5)および(6)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留している可能性のある態様の紙詰まり(ジャム)を転写ジャムと称する。
また、上述したケース(3)ないし(6)のように、シートPがレジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、かつ、レジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間で滞留している態様の紙詰まり(ジャム)をセンサ間ジャムと称する。
ケース(6):長いシートLPの後端が最上流の第1感光ドラム31aと最上流の第1転写ローラ55aとによる最上流側転写位置に存在し、長いシートLPの前端が最下流の第4感光ドラム31dと最下流の第4転写ローラ55dとによる最下流側転写位置を通過して定着ローラ61の近くに存在している。つまり、長いシートLPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、さらに、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留(紙詰まり)している。
以下、上述したケース(5)および(6)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間で滞留している可能性のある態様の紙詰まり(ジャム)を転写ジャムと称する。
また、上述したケース(3)ないし(6)のように、シートPがレジ後センサSe2および排紙センサSe3によって検出されない状態で、かつ、レジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間で滞留している態様の紙詰まり(ジャム)をセンサ間ジャムと称する。
ケース(7):短いシートSPの後端がレジ後センサSe2によって検出されており、前端が最下流から2番目(上流から3番目)の第3感光ドラム31cと最下流から2番目(上流から3番目)の第3転写ローラ55cとによる下流側転写位置を通過してやや下流側に存在している。つまり、短いシートSPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2のみによって検出された状態で滞留している。
ケース(8):長いシートLPの後端がレジ後センサSe2によって検出されており、前端が最下流の第4感光ドラム31dと最下流の第4転写ローラ55dとによる最下流転写位置を通過してやや下流側に存在している。つまり、長いシートLPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2のみによって検出された状態で滞留している。
以下、上述したケース(7)および(8)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2(または、レジ前センサSe1およびレジ後センサSe2)の検出位置にて滞留している態様の紙詰まり(ジャム)をレジジャムと称する。
最上流の第1感光ドラム31aが本発明の第1感光体の一例であり、最上流の第1転写ローラ55aが本発明の第1転写体の一例である。また、最下流の第4感光ドラム31dが本発明の第2感光体の一例であり、最下流の第4転写ローラ55dが本発明の第2転写体の一例である。また、第3感光ドラム31cが本発明の第3感光体の一例であり、第3転写ローラ55cが本発明の第3転写体の一例である。また、第2感光ドラム31bが本発明の第4感光体の一例であり、第2転写ローラ55bが本発明の第4転写体の一例である。なお、上流および下流は相対的な表現であり、本発明の第1感光体は、必ずしも最上流の第1感光ドラム31aに限定されるものではなく、本発明の第2感光体は、必ずしも最下流の第4感光ドラム31dに限定されるものではない。さらに、本発明の第1転写体は、必ずしも最上流の第1転写ローラ55aに限定されるものではなく、本発明の第2転写体は、必ずしも最下流の第4転写ローラ55dに限定されるものではない。
ケース(8):長いシートLPの後端がレジ後センサSe2によって検出されており、前端が最下流の第4感光ドラム31dと最下流の第4転写ローラ55dとによる最下流転写位置を通過してやや下流側に存在している。つまり、長いシートLPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2のみによって検出された状態で滞留している。
以下、上述したケース(7)および(8)のように、シートPが定着ローラ61に巻き付かず、かつ、レジ後センサSe2(または、レジ前センサSe1およびレジ後センサSe2)の検出位置にて滞留している態様の紙詰まり(ジャム)をレジジャムと称する。
最上流の第1感光ドラム31aが本発明の第1感光体の一例であり、最上流の第1転写ローラ55aが本発明の第1転写体の一例である。また、最下流の第4感光ドラム31dが本発明の第2感光体の一例であり、最下流の第4転写ローラ55dが本発明の第2転写体の一例である。また、第3感光ドラム31cが本発明の第3感光体の一例であり、第3転写ローラ55cが本発明の第3転写体の一例である。また、第2感光ドラム31bが本発明の第4感光体の一例であり、第2転写ローラ55bが本発明の第4転写体の一例である。なお、上流および下流は相対的な表現であり、本発明の第1感光体は、必ずしも最上流の第1感光ドラム31aに限定されるものではなく、本発明の第2感光体は、必ずしも最下流の第4感光ドラム31dに限定されるものではない。さらに、本発明の第1転写体は、必ずしも最上流の第1転写ローラ55aに限定されるものではなく、本発明の第2転写体は、必ずしも最下流の第4転写ローラ55dに限定されるものではない。
[印刷処理]
次に、CPU81が実行する印刷処理の流れについて、それを示す図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、印刷すべき印刷データがあるか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。印刷すべき印刷データは、レーザプリンタ1と通信可能に接続されたコンピュータ、あるいは、レーザプリンタ1に電気的に接続されたUSBメモリなどの記憶媒体などから供給される。ここで、CPU81は、印刷データがあると判定した場合は(S1:Yes)、シートPの搬送経路R(図1)の途中で紙詰まり(ジャム)が発生していることを示すジャムフラグが立っているか否かを判定する(S2)。ここで、CPU81は、ジャムフラグが立っていないと判定した場合は(S2:No)、給紙モータ12b、レジストモータ15b、搬送モータ51b、定着モータ64、排紙モータ67b、プロセスモータ30bおよびポリゴンミラースキャナモータ42(図2)などの各種モータを駆動する命令と、定着ヒータ66(図2)をONする命令とをそれぞれ対応する各回路へ出力する(S3)。つまり、印刷を実行するための電気的な準備を行う。続いて、CPU81は、レジ後センサSe2(図1,図2)がOFFからONになったか否かを判定する(S4)。つまり、シートPがレジストローラ15(図1)を通過したか否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がOFFからONになったと判定した場合は(S4:Yes)、転写電流の出力開始命令、帯電電圧、供給ローラ電圧および現像電圧などの印加開始命令を対応する各回路に出力する(S5)。続いて、CPU81は、転写電流を出力する対象となる転写ローラに出力する転写電流値を45μAに制御する(S6)。このように、レジ後センサSe2がONしたタイミングで転写電流の出力開始および各電圧の印加開始を行うことにより、シートPが転写位置に到達したときには転写電流および各電圧が目標値に達しているため、高品質の印刷を行うことができる。
そして、CPU81は、印刷データが無いと判定すると(S1:No)、各種モータの停止命令、定着ヒータ66のOFF命令および転写電流の出力停止命令などを対応する各回路へ出し(S7)、印刷処理を終了する。また、CPU81は、ジャムフラグが立っていると判定した場合も(S2:Yes)、S7を実行して印刷処理を終了する。
次に、CPU81が実行する印刷処理の流れについて、それを示す図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、印刷すべき印刷データがあるか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。印刷すべき印刷データは、レーザプリンタ1と通信可能に接続されたコンピュータ、あるいは、レーザプリンタ1に電気的に接続されたUSBメモリなどの記憶媒体などから供給される。ここで、CPU81は、印刷データがあると判定した場合は(S1:Yes)、シートPの搬送経路R(図1)の途中で紙詰まり(ジャム)が発生していることを示すジャムフラグが立っているか否かを判定する(S2)。ここで、CPU81は、ジャムフラグが立っていないと判定した場合は(S2:No)、給紙モータ12b、レジストモータ15b、搬送モータ51b、定着モータ64、排紙モータ67b、プロセスモータ30bおよびポリゴンミラースキャナモータ42(図2)などの各種モータを駆動する命令と、定着ヒータ66(図2)をONする命令とをそれぞれ対応する各回路へ出力する(S3)。つまり、印刷を実行するための電気的な準備を行う。続いて、CPU81は、レジ後センサSe2(図1,図2)がOFFからONになったか否かを判定する(S4)。つまり、シートPがレジストローラ15(図1)を通過したか否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がOFFからONになったと判定した場合は(S4:Yes)、転写電流の出力開始命令、帯電電圧、供給ローラ電圧および現像電圧などの印加開始命令を対応する各回路に出力する(S5)。続いて、CPU81は、転写電流を出力する対象となる転写ローラに出力する転写電流値を45μAに制御する(S6)。このように、レジ後センサSe2がONしたタイミングで転写電流の出力開始および各電圧の印加開始を行うことにより、シートPが転写位置に到達したときには転写電流および各電圧が目標値に達しているため、高品質の印刷を行うことができる。
そして、CPU81は、印刷データが無いと判定すると(S1:No)、各種モータの停止命令、定着ヒータ66のOFF命令および転写電流の出力停止命令などを対応する各回路へ出し(S7)、印刷処理を終了する。また、CPU81は、ジャムフラグが立っていると判定した場合も(S2:Yes)、S7を実行して印刷処理を終了する。
[レジジャム監視処理]
次に、CPU81が実行するレジジャム監視処理の流れについて、それを示す図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、レジ前センサSe1がOFFからONになったか否か、つまり、給紙ローラ12(図1)によって給紙されたシートPが、搬送ローラ14を通過したか否かを判定する(S10)。ここで、CPU81は、レジ前センサSe1がOFFからONになったと判定した場合は(S10:Yes)、タイマ84(図2)をスタートさせ(S11)、レジ前センサSe1がOFFからONになってからの経過時間の計測を開始する。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Xを超えたか否かを判定する(S12)。基準カウント値Xは、シートPの前端がレジ前センサSe1の検出位置を通過してからシートPの後端がレジ前センサSe1の検出位置を通過する(抜ける)までに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端がレジ前センサSe1の検出位置を通過してからシートPの後端がレジ前センサSe1の検出位置を通過するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Xに設定する。たとえば、誤差時間とは、給紙ローラ12とシートPとの間に発生する滑りや、シートPとレジストローラ15との間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Xは、シート長の長いシートPに基づいて設定すれば、シート長の短いシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えていないと判定した場合は(S12:No)、レジ後センサSe2がONからOFFになったか否かを判定する(S13)。つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がONからOFFになっていないと判定した場合は(S13:No)、S12に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えたか否かを判定する。
次に、CPU81が実行するレジジャム監視処理の流れについて、それを示す図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、レジ前センサSe1がOFFからONになったか否か、つまり、給紙ローラ12(図1)によって給紙されたシートPが、搬送ローラ14を通過したか否かを判定する(S10)。ここで、CPU81は、レジ前センサSe1がOFFからONになったと判定した場合は(S10:Yes)、タイマ84(図2)をスタートさせ(S11)、レジ前センサSe1がOFFからONになってからの経過時間の計測を開始する。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Xを超えたか否かを判定する(S12)。基準カウント値Xは、シートPの前端がレジ前センサSe1の検出位置を通過してからシートPの後端がレジ前センサSe1の検出位置を通過する(抜ける)までに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端がレジ前センサSe1の検出位置を通過してからシートPの後端がレジ前センサSe1の検出位置を通過するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Xに設定する。たとえば、誤差時間とは、給紙ローラ12とシートPとの間に発生する滑りや、シートPとレジストローラ15との間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Xは、シート長の長いシートPに基づいて設定すれば、シート長の短いシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えていないと判定した場合は(S12:No)、レジ後センサSe2がONからOFFになったか否かを判定する(S13)。つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がONからOFFになっていないと判定した場合は(S13:No)、S12に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えたか否かを判定する。
そして、CPU81は、レジ後センサSe2がONからOFFになる前に、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えたと判定した場合は(S12:Yes)、タイマ84をリセットし(S14)、レジジャムフラグを立てる(S15)。つまり、レジ後センサSe2がONからOFFになる前にタイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えたということは、シートPは、レジ前センサSe1およびレジ後センサSe2に検出された状態で滞留していることを表している。換言すると、シートPは、少なくともレジストローラ15によって挾持された状態で搬送経路Rに滞留していると推定することができる(図3のケース(7),(8))。そこで、シートがレジ前センサSe1またはレジ後センサSe2による検出位置において紙詰まりしていることを示すレジジャムフラグを立てる。
続いて、CPU81は、フロントカバー2aを開けてレジジャムを解消するように報知する(S16)。たとえば、前述したように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(a))。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、フロントカバー2aを開けてシートを取り除くように促す。
続いて、CPU81は、フロントカバー2aを開けてレジジャムを解消するように報知する(S16)。たとえば、前述したように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(a))。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、フロントカバー2aを開けてシートを取り除くように促す。
また、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Xを超えていないと判定し(S12:No)、レジ後センサSe2がONからOFFになったと判定した場合は(S13:Yes)、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されているシート長判定基準カウント値(シート長判定基準時間)TL未満であるか否かを判定する(S17)。ここで、シート長判定基準カウント値TLは、シート長が長いシート(たとえば、A4サイズのシート)の前端がレジ前センサSe1によって検出され、後端がレジ後センサSe2によって検出されなくなるまでに要する時間に基づいて設定する。CPU81は、タイマ84のカウント値がシート長判定基準カウント値TL未満であると判定した場合は(S17:Yes)、S(短い)をシート長として記憶し(S18)、タイマ84をリセットし(S20)、レジジャム監視処理を終了する。たとえば、シート長がSのシートはB5サイズのシートである。また、CPU81は、S17において、タイマ84のカウント値がシート長判定基準カウント値TL未満ではないと判定した場合は(S17:No)、L(長い)をシート長として記憶し(S19)、タイマ84をリセットし(S20)、レジジャム監視処理を終了する。たとえば、シート長がLのシートはA4サイズのシートである。S18,S19において記憶したシート長は、後述するカバー開閉後処理において参照する。
[センサ間ジャム監視処理]
次に、CPU81が実行するセンサ間ジャム監視処理の流れについて、それを示す図7のフローチャートを参照しつつ説明する。センサ間とは、レジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間のことである。
CPU81は、レジ後センサSe2(図1)がONからOFFになったか否かを判定する(S30)。つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がONからOFFになったと判定した場合は(S30:Yes)、タイマ84(図2)をスタートし、レジ後センサSe2がONからOFFになってからの経過時間、つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してから(抜けてから)の経過時間の計測を開始する(S31)。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Yを超えたか否かを判定する(S32)。基準カウント値Yは、シートPの前端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してからシートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達するまでに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してからシートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Yに設定する。たとえば、誤差時間とは、給紙ローラ12とシートPとの間に発生する滑りや、シートPとレジストローラ15との間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Yは、シートPのシート長Lの搬送時間に基づいて設定すれば、シート長がSのシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定した場合は(S32:No)、排紙センサSe3がOFFからONになったか否かを判定する(S33)。つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達したか否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がOFFからONになっていないと判定した場合は(S33:No)、S32に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えたか否かを判定する。
次に、CPU81が実行するセンサ間ジャム監視処理の流れについて、それを示す図7のフローチャートを参照しつつ説明する。センサ間とは、レジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間のことである。
CPU81は、レジ後センサSe2(図1)がONからOFFになったか否かを判定する(S30)。つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がONからOFFになったと判定した場合は(S30:Yes)、タイマ84(図2)をスタートし、レジ後センサSe2がONからOFFになってからの経過時間、つまり、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してから(抜けてから)の経過時間の計測を開始する(S31)。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Yを超えたか否かを判定する(S32)。基準カウント値Yは、シートPの前端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してからシートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達するまでに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端がレジ後センサSe2の検出位置を通過してからシートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Yに設定する。たとえば、誤差時間とは、給紙ローラ12とシートPとの間に発生する滑りや、シートPとレジストローラ15との間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Yは、シートPのシート長Lの搬送時間に基づいて設定すれば、シート長がSのシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定した場合は(S32:No)、排紙センサSe3がOFFからONになったか否かを判定する(S33)。つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達したか否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がOFFからONになっていないと判定した場合は(S33:No)、S32に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えたか否かを判定する。
そして、CPU81は、排紙センサSe3がOFFからONになる前に、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えたと判定した場合は(S32:Yes)、タイマ84をリセットし(S34)、センサ間ジャムフラグを立てる(S35)。つまり、排紙センサSe3がOFFからONになる前にタイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えたということは、シートPは、レジ後センサSe2および排紙センサSe3のどちらにも検出されない範囲で滞留していることを表している。換言すると、シートPは、搬送経路Rのうち、レジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間に滞留していると推定することができる(図3のケース(3)〜(6))。そこで、シートがレジ後センサSe2の検出位置と排紙センサSe3の検出位置との間で紙詰まりしていることを示すセンサ間ジャムフラグを立てる。
続いて、CPU81は、フロントカバー2aを開けてセンサ間ジャムを解消するように報知する(S36)。たとえば、前述したように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(a))。つまり、フロントカバー2aを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、フロントカバー2aを開けてシートを取り除くように促す。本実施形態のレーザプリンタ1は、前述したように、フロントカバー2aを開けてドラムユニット30を外部に引出すことができるため、フロントカバー2aを開けることにより、レジジャムの発生箇所にアクセスすることができる。
また、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定し(S32:No)、排紙センサSe3がOFFからONになったと判定した場合は(S33:Yes)、タイマ84をリセットし(S37)、センサ間ジャム監視処理を終了する。
続いて、CPU81は、フロントカバー2aを開けてセンサ間ジャムを解消するように報知する(S36)。たとえば、前述したように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(a))。つまり、フロントカバー2aを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、フロントカバー2aを開けてシートを取り除くように促す。本実施形態のレーザプリンタ1は、前述したように、フロントカバー2aを開けてドラムユニット30を外部に引出すことができるため、フロントカバー2aを開けることにより、レジジャムの発生箇所にアクセスすることができる。
また、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定し(S32:No)、排紙センサSe3がOFFからONになったと判定した場合は(S33:Yes)、タイマ84をリセットし(S37)、センサ間ジャム監視処理を終了する。
[排紙ジャム監視処理]
次に、CPU81が実行する排紙ジャム監視処理の流れについて、それを示す図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、排紙センサSe3(図1)がOFFからONになったか否かを判定する(S40)。つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達したか否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がOFFからONになったと判定した場合は(S40:Yes)、タイマ84(図2)をスタートし、排紙センサSe3がOFFからONになってからの経過時間、つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過する(抜ける)までに要する時間の計測を開始する(S41)。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Zを超えたか否かを判定する(S42)。基準カウント値Zは、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過するまでに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Zに設定する。たとえば、誤差時間とは、搬送途中のシートPと排紙ローラ67などとの間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Zは、シート長の長いシートPの搬送時間に基づいて設定すれば、シート長が短いシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えていないと判定した場合は(S42:No)、排紙センサSe3がONからOFFになったか否かを判定する(S43)。つまり、シートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がONからOFFになっていないと判定した場合は(S43:No)、S42に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えたか否かを判定する。
次に、CPU81が実行する排紙ジャム監視処理の流れについて、それを示す図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU81は、排紙センサSe3(図1)がOFFからONになったか否かを判定する(S40)。つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達したか否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がOFFからONになったと判定した場合は(S40:Yes)、タイマ84(図2)をスタートし、排紙センサSe3がOFFからONになってからの経過時間、つまり、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過する(抜ける)までに要する時間の計測を開始する(S41)。続いて、CPU81は、タイマ84のカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Zを超えたか否かを判定する(S42)。基準カウント値Zは、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過するまでに必要十分な時間に基づいて設定する。たとえば、実際に、シートPの前端が排紙センサSe3の検出位置に到達してからシートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過するまでに要する時間と、誤差時間とを加算した時間を基準カウント値Zに設定する。たとえば、誤差時間とは、搬送途中のシートPと排紙ローラ67などとの間に発生する滑りなどに起因する遅延時間である。また、シートPのシート長によって搬送時間が異なるため、基準カウント値Zは、シート長の長いシートPの搬送時間に基づいて設定すれば、シート長が短いシートPの場合にも判定することができる。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えていないと判定した場合は(S42:No)、排紙センサSe3がONからOFFになったか否かを判定する(S43)。つまり、シートPの後端が排紙センサSe3の検出位置を通過したか(抜けたか)否かを判定する。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がONからOFFになっていないと判定した場合は(S43:No)、S42に戻り、タイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えたか否かを判定する。
そして、CPU81は、排紙センサSe3がONからOFFになる前に、タイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えたと判定した場合は(S42:Yes)、タイマ84をリセットし(S44)、排紙ジャムフラグを立てる(S45)。つまり、排紙センサSe3がONからOFFになる前にタイマ84のカウント値が基準カウント値Zを超えたということは、シートPは、排紙センサSe3に検出された範囲で滞留していることを表している。換言すると、シートPは、排紙ローラ67によって挾持された状態で滞留していると推定することができる(図3のケース(1),(2))。そこで、シートが排紙センサSe3の検出位置において紙詰まりしていることを示す排紙ジャムフラグを立てる。
続いて、CPU81は、リアカバー2bを開けて排紙ジャムを解消するように報知する(S46)。たとえば、前述したように、「紙詰まり リアカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(b))。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、リアカバー2bを開けてシートを取り除くように促す。
また、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定し(S42:No)、排紙センサSe3がONからOFFになったと判定した場合は(S43:Yes)、タイマ84をリセットし(S47)、排紙ジャム監視処理を終了する。
続いて、CPU81は、リアカバー2bを開けて排紙ジャムを解消するように報知する(S46)。たとえば、前述したように、「紙詰まり リアカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(b))。つまり、リアカバー2bを開けて紙詰まり箇所にアクセスできるような場合は、リアカバー2bを開けてシートを取り除くように促す。
また、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Yを超えていないと判定し(S42:No)、排紙センサSe3がONからOFFになったと判定した場合は(S43:Yes)、タイマ84をリセットし(S47)、排紙ジャム監視処理を終了する。
[カバー開閉後処理]
次に、CPU81が実行するカバー開閉後処理の流れについて、それを示す図9ないし図11のフローチャートを参照しつつ説明する。このカバー開閉後処理は、前述したレジジャム、センサ間ジャムおよび排紙ジャムのいずれかが発生し、ユーザが紙詰まり(ジャム)を解消するためにフロントカバー2aまたはリアカバー2bを開け、その後閉じたときに実行する処理である。このカバー開閉後処理は、シートPが転写位置に存在する転写ローラと存在しない転写ローラとでは、インピーダンスが異なることを利用して紙詰まり位置を検出することを特徴とする。そこで、電圧を印加する転写ローラをシート長に応じて選択するが、以下の説明では、選択された転写ローラのことを選択転写ローラと称することとする。
次に、CPU81が実行するカバー開閉後処理の流れについて、それを示す図9ないし図11のフローチャートを参照しつつ説明する。このカバー開閉後処理は、前述したレジジャム、センサ間ジャムおよび排紙ジャムのいずれかが発生し、ユーザが紙詰まり(ジャム)を解消するためにフロントカバー2aまたはリアカバー2bを開け、その後閉じたときに実行する処理である。このカバー開閉後処理は、シートPが転写位置に存在する転写ローラと存在しない転写ローラとでは、インピーダンスが異なることを利用して紙詰まり位置を検出することを特徴とする。そこで、電圧を印加する転写ローラをシート長に応じて選択するが、以下の説明では、選択された転写ローラのことを選択転写ローラと称することとする。
CPU81は、フロントカバーセンサSe4またはリアカバーセンサSe5(図2)が、OFFからONになったか否か、つまり、フロントカバー2aまたはリアカバー2bが開けられてから閉じられたか否かを判定する(S50)。ここで、CPU81は、フロントカバーセンサSe4またはリアカバーセンサSe5が、OFFからONになったと判定した場合は(S50:Yes)、レジジャムフラグ(図6のS15)が立っているか否か、つまり、レジジャムが発生しているか否かを判定する(S51)。ここで、CPU81は、レジジャムフラグが立っていないと判定した場合は(S51:No)、排紙ジャムフラグ(図8のS45)が立っているか否か、つまり、排紙ジャムが発生しているか否かを判定する(S52)。
ここで、CPU81は、排紙ジャムフラグが立っていないと判定した場合は(S52:No)、センサ間ジャムフラグ(図7のS35)が立っているか否か、つまり、センサ間ジャムが発生しているか否かを判定する(S53)。ここで、CPU81は、センサ間ジャムフラグが立っていると判定した場合は(S53:Yes)、レジジャム監視処理のS18またはS19(図6)において記憶したシート長はS(短い)であるか否かを判定する(S54)。ここで、CPU81は、シート長はSであると判定した場合は(S54:Yes)、上流の選択転写ローラとして、最上流から2番目の第2転写ローラ55b(図1,図3)を選択する(S55)。つまり、シート長がS(短い)場合は、シートPの後端が最上流の第1転写ローラ55aと、第1転写ローラ55aと対向する第1感光ドラム31aとによる最上流側転写位置には存在しない可能性が高いため、上流の選択転写ローラとして最上流から2番目の第2転写ローラ55bを選択する。
また、CPU81は、シート長はSではないと判定した場合は(S54:No)、上流の選択転写ローラとして、最上流の第1転写ローラ55aを選択する(S56)。つまり、シート長がL(長い)場合は、シートPの後端が最上流の第1転写ローラ55aと、第1転写ローラ55aと対向する第1感光ドラム31aとによる最上流側転写位置に存在する可能性が高いため、上流の選択転写ローラとして最上流の第1転写ローラ55aを選択する。
そして、CPU81は、定着ヒータ66(図2)の加熱動作を禁止するように定着ヒータ駆動回路65を制御する(S57)。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラにそれぞれ出力する電流の出力開始命令を転写電流出力回路103(図2)に出力する(S58)。ここで、下流の選択転写ローラとして、最下流の第4転写ローラ55dを選択する。なお、最下流から2番目の第3転写ローラ55cを選択しても良い。続いて、CPU81は、各選択転写ローラにそれぞれ出力する電流値が10μAになるように転写電流出力回路103を制御する(S59)。この電流値の10μAは、シートPに印刷を行うときに転写位置に存在する転写ローラに出力する電流値の45μA(図5のS6)よりも小さい。つまり、各選択転写ローラに出力する電流が、シートPに印刷を行うときに転写位置に存在する転写ローラに出力する転写電流よりも小さい電流になるように電流値を制御する。このように制御することにより、転写位置にシートPが存在せず、かつ、回転していない転写ローラに大きい電流を局所的に出力することにより、その転写ローラがダメージを受けないようにすることができる。また、転写ローラと対向しており回転していない感光ドラムがダメージを受けないようにすることもできる。なお、各選択転写ローラにそれぞれ電流を出力するのみであり、帯電電圧、供給ローラ電圧および現像電圧などの電圧は生成しないし、プロセスモータ30bなどのモータ類も駆動しない。
そして、CPU81は、定着ヒータ66(図2)の加熱動作を禁止するように定着ヒータ駆動回路65を制御する(S57)。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラにそれぞれ出力する電流の出力開始命令を転写電流出力回路103(図2)に出力する(S58)。ここで、下流の選択転写ローラとして、最下流の第4転写ローラ55dを選択する。なお、最下流から2番目の第3転写ローラ55cを選択しても良い。続いて、CPU81は、各選択転写ローラにそれぞれ出力する電流値が10μAになるように転写電流出力回路103を制御する(S59)。この電流値の10μAは、シートPに印刷を行うときに転写位置に存在する転写ローラに出力する電流値の45μA(図5のS6)よりも小さい。つまり、各選択転写ローラに出力する電流が、シートPに印刷を行うときに転写位置に存在する転写ローラに出力する転写電流よりも小さい電流になるように電流値を制御する。このように制御することにより、転写位置にシートPが存在せず、かつ、回転していない転写ローラに大きい電流を局所的に出力することにより、その転写ローラがダメージを受けないようにすることができる。また、転写ローラと対向しており回転していない感光ドラムがダメージを受けないようにすることもできる。なお、各選択転写ローラにそれぞれ電流を出力するのみであり、帯電電圧、供給ローラ電圧および現像電圧などの電圧は生成しないし、プロセスモータ30bなどのモータ類も駆動しない。
続いて、CPU81は、各選択転写ローラにそれぞれ電流を出力した状態で、電流が安定するまで所定時間(たとえば、50ms)待機し(S60)、出力した電流の電流値と、その電流を各選択転写ローラに出力したときに各選択転写ローラに発生した各電圧の各電圧値とを取得する(図10のS61)。続いて、下流の選択転写ローラに出力した電流値と、下流の選択転写ローラに発生した電圧値とに基づいて、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdを計算する(S62)。また、CPU81は、上流の選択転写ローラに出力した電流値と、上流の選択転写ローラに発生した電圧値とに基づいて、上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを計算する(S62)。選択転写ローラのインピーダンスは、転写ローラから制御部80にフィードバックされる電圧値を検出する検出回路を用い、その検出回路により検出された電圧値と、転写ローラへ出力した電流値とを用いて計算する。また、上記の検出回路を設けず、転写ローラへ出力した電流値のデジタル値と、転写ローラからフィードバックされ、制御部80においてA/D変換された電圧値のデジタル値とを用いて計算することもできる。
続いて、CPU81は、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdから上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを減算した値(Rd−Ru)が所定の正の値Aよりも大きいか否かを判定する(S63)。
続いて、CPU81は、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdから上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを減算した値(Rd−Ru)が所定の正の値Aよりも大きいか否かを判定する(S63)。
シートPが存在する転写位置に配置された転写ローラのインピーダンスは、シートPが存在しない転写位置に配置された転写ローラのインピーダンスよりも大きいため、上流の選択転写ローラの転写位置にシートPが存在せず、下流の選択転写ローラの転写位置にシートPが存在する場合は、(Rd−Ru)は正の値になる。また、逆に、上流の選択転写ローラの転写位置にシートPが存在し、下流の選択転写ローラの転写位置にシートPが存在しない場合は、(Rd−Ru)は負の値になる。
ここで、CPU81は、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdから上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを減算した値(Rd−Ru)が所定の正の値Aよりも大きいと判定した場合は(S63:Yes)、リアカバー2bを開けて定着ジャムを解消するように報知する(S64)。つまり、(Rd−Ru)>Aは、上流の選択転写ローラの転写位置にはシートPが存在せず、下流の選択転写ローラの転写位置にシートPが存在し、シートPが定着ローラ61に巻き付いた定着ジャム(図3に示すケース(3),(4))が発生している可能性が有ることを示している。そこで、定着ジャムが発生している箇所にアクセス可能なリアカバー2bを開けてシートPを取り除くように促す。たとえば、前述したように、「紙詰まり リアカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(b))。
また、CPU81は、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdから上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを減算した値(Rd−Ru)が所定の正の値Aよりも大きくないと判定した場合は(S63:No)、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdが所定の値Bよりも大きく、かつ、上流の選択転写ローラのインピーダンスRdが所定の値Bよりも大きいか否かを判定する(S65)。ここで、Bは、転写位置にシートPが存在する場合の転写ローラのインピーダンスである。
つまり、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラの各転写位置には、それぞれシートPが存在するか否かを判定する。ここで、CPU81は、インピーダンスRd,Ruが共に所定値Bよりも大きい(Rd>BかつRu>B)と判定した場合は(S65:Yes)、フロントカバー2aを開けて転写ジャムを解消するように報知する(S66)。つまり、インピーダンスRd,Ruが共に所定値Bよりも大きい(Rd>BかつRu>B)場合は、下流および上流の各選択転写ローラの各転写位置にシートPが存在する転写ジャム(図3に示すケース(5),6))が発生している可能性が有る。そこで、転写ジャムが発生している箇所にアクセス可能なフロントカバー2aを開けてシートPを取り除くように促す。たとえば、前述したように、「紙詰まり フロントカバーを開けてシートを取り除いてください」というメッセージを操作パネル6に表示する(図4(a))。前述したように、本実施形態のレーザプリンタ1は、フロントカバー2aを開けてドラムユニット30を引出すことができるため、フロントカバー2aを開けてドラムユニット30を引出すことにより、転写ジャムの発生箇所にアクセスすることができる。
また、CPU81は、インピーダンスRd,Ruが共に所定値Bよりも大きくないと判定した場合は(S65:No)、センサ間ジャムは発生していないとみなし(図3のケース(0))、センサ間ジャムフラグをクリアし、センサ間ジャム報知を解除する(S67)。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラに対する電流の出力を停止する(S68)。また、CPU81は、S51(図9)において、レジジャムフラグが立っていると判定した場合は(S51:Yes)、レジ後センサSe2(図1,図2)がOFFになっているか否か、つまり、このカバー開閉後処理を実行する前に、リアカバー2bを開けてレジジャムが解消されているか否かを判定する(図11のS69)。ここで、CPU81は、レジ後センサSe2がOFFになっていると判定した場合は(S69:Yes)、レジジャムフラグをクリアし、レジジャム報知を解除する(S70)。また、CPU81は、S52(図9)において、排紙ジャムフラグが立っていると判定した場合は(S52:Yes)、排紙センサSe3(図1,図2)がOFFになっているか否か、つまり、このカバー開閉後処理を実行する前に、リアカバー2bを開いてレジジャムが解消されているか否かを判定する(図11のS71)。ここで、CPU81は、排紙センサSe3がOFFになっていると判定した場合は(S71:Yes)、排紙ジャムフラグをクリアし、排紙ジャム報知を解除する(S72)。
なお、転写電流出力回路103(図2)のうち、上流の選択転写ローラに電流を出力する転写電流出力回路(図示省略)が本発明の第1転写電流出力回路の一例であり、その転写電流出力回路がS59において上流の選択転写ローラに出力する10μAの電流が本発明の第1電流の一例である。また、転写電流出力回路103(図2)のうち、下流の選択転写ローラに電流を出力する転写電流出力回路(図示省略)が本発明の第2転写電流出力回路の一例であり、その転写電流出力回路がS59において、下流の選択転写ローラに出力する10μAの電流が本発明の第2電流の一例である。また、上流の選択転写ローラによる転写位置が本発明の第1転写位置の一例であり、下流の選択転写ローラによる転写位置が本発明の第2転写位置の一例である。また、S61〜S64が本発明の制御部としての機能の一例である。また、インピーダンスRuが本発明の第1インピーダンスの一例であり、インピーダンスRdが本発明の第2インピーダンスの一例である。
また、S62において、(Rd−Ru)が基準値A(Aは正の値)を超えているか否かの判定に代えて、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdが基準値B1以上かつ基準値B2以下(B1≦Rd≦B2)であり、かつ、上流の選択転写ローラのインピーダンスRuが基準値C1以上かつ基準値C2以下(C1≦Ru≦C2)であるか否かの判定を行うこともできる。ここで、基準値B1,B2は、それぞれシートPが転写位置に存在するときの選択転写ローラのインピーダンスである。基準値B1は、シートPの材質、選択転写ローラの個体差および測定誤差などを考慮した考え得る最小値であり、基準値B2は考え得る最大値である。つまり、判定精度を高めるために基準値に幅を持たせてある。
また、S65において、Rd>BかつRu>Bであるか否かの判定に代えて、インピーダンスRd,Ruが共に基準値B1以上かつ基準値B2以下(B1≦Rd≦B2)であるか否かの判定を行うこともできる。ここで、C1,C2は、それぞれシートPが転写位置に存在しないときの選択転写ローラのインピーダンスである。基準値C1は、シートPの材質、選択転写ローラの個体差および測定誤差などを考慮した考え得る最小値であり、基準値C2は考え得る最大値である。つまり、判定精度を高めるために基準値に幅を持たせてある。また、転写位置にシートPが存在するときの転写ローラのインピーダンスは、シートPが存在しないときのインピーダンスよりも大きいため、基準値B1,B2は、それぞれ基準値C1,C2よりも大きい。
さらに、上流および下流の選択転写ローラにそれぞれ電流を出力したときに各選択転写ローラにて発生した電圧の電圧値の変化を検知し、その検知した電圧値に基づいて、シートPが転写位置に存在するか否かを判定することもできる。
また、S62において、(Rd−Ru)が基準値A(Aは正の値)を超えているか否かの判定に代えて、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdが基準値B1以上かつ基準値B2以下(B1≦Rd≦B2)であり、かつ、上流の選択転写ローラのインピーダンスRuが基準値C1以上かつ基準値C2以下(C1≦Ru≦C2)であるか否かの判定を行うこともできる。ここで、基準値B1,B2は、それぞれシートPが転写位置に存在するときの選択転写ローラのインピーダンスである。基準値B1は、シートPの材質、選択転写ローラの個体差および測定誤差などを考慮した考え得る最小値であり、基準値B2は考え得る最大値である。つまり、判定精度を高めるために基準値に幅を持たせてある。
また、S65において、Rd>BかつRu>Bであるか否かの判定に代えて、インピーダンスRd,Ruが共に基準値B1以上かつ基準値B2以下(B1≦Rd≦B2)であるか否かの判定を行うこともできる。ここで、C1,C2は、それぞれシートPが転写位置に存在しないときの選択転写ローラのインピーダンスである。基準値C1は、シートPの材質、選択転写ローラの個体差および測定誤差などを考慮した考え得る最小値であり、基準値C2は考え得る最大値である。つまり、判定精度を高めるために基準値に幅を持たせてある。また、転写位置にシートPが存在するときの転写ローラのインピーダンスは、シートPが存在しないときのインピーダンスよりも大きいため、基準値B1,B2は、それぞれ基準値C1,C2よりも大きい。
さらに、上流および下流の選択転写ローラにそれぞれ電流を出力したときに各選択転写ローラにて発生した電圧の電圧値の変化を検知し、その検知した電圧値に基づいて、シートPが転写位置に存在するか否かを判定することもできる。
[第1実施形態の効果]
(1)上述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、フロントカバー2aまたはリアカバー2bを開閉した後において、上流の選択転写ローラの転写位置から定着位置までの区間においてシートPの搬送不良が解消されていないことを判定することができる。そして、そのシートPの搬送不良が解消されていないことを検出した場合に、シートPが上流の選択転写ローラの転写位置に存在しない状態であり、かつ、シートPが最下流の選択転写ローラの転写位置に存在する状態であると判定した場合は、シートPが定着ローラ61に巻き付いた定着ジャムの可能が有ることを報知することができる。
また、シートPが上流および下流の各選択転写ローラの転写位置に存在する状態であることを検出した場合は、シートPが下流および上流の選択転写ローラの各転写位置に存在する転写ジャムの可能性が有ることを報知することができる。
しかも、定着ジャムまたは転写ジャムの判定と、定着ジャムまたは転写ジャムの可能性が有ることの報知とは、定着ヒータ66がONしていない状態で行うことができる。
(1)上述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、フロントカバー2aまたはリアカバー2bを開閉した後において、上流の選択転写ローラの転写位置から定着位置までの区間においてシートPの搬送不良が解消されていないことを判定することができる。そして、そのシートPの搬送不良が解消されていないことを検出した場合に、シートPが上流の選択転写ローラの転写位置に存在しない状態であり、かつ、シートPが最下流の選択転写ローラの転写位置に存在する状態であると判定した場合は、シートPが定着ローラ61に巻き付いた定着ジャムの可能が有ることを報知することができる。
また、シートPが上流および下流の各選択転写ローラの転写位置に存在する状態であることを検出した場合は、シートPが下流および上流の選択転写ローラの各転写位置に存在する転写ジャムの可能性が有ることを報知することができる。
しかも、定着ジャムまたは転写ジャムの判定と、定着ジャムまたは転写ジャムの可能性が有ることの報知とは、定着ヒータ66がONしていない状態で行うことができる。
(2)また、前述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、レジ後センサSe2がONからOFFになってからの経過時間が基準カウント値Yを超えても排紙センサSe3がONしない場合は、レジ後センサSe2と排紙センサSe3との間においてシートPの搬送不良が発生していると判定することができる。そして、その搬送不良と判定した場合に、シートPが定着位置に滞留しているセンサ間ジャムの可能性があることを報知することができる。
(3)さらに、前述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、定着ジャムを報知するときは、その報知に加えてリアカバー2bの開放を促す報知をも行い、転写ジャムを報知するときは、その報知に加えてフロントカバー2aの開放を促す報知をも行うことができる。
したがって、シートPが滞留している箇所に効率良くアクセスすることができるため、滞留しているシートPを効率良く除去することができる。
したがって、シートPが滞留している箇所に効率良くアクセスすることができるため、滞留しているシートPを効率良く除去することができる。
(4)さらに、前述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、上流および下流の各選択転写ローラにそれぞれ出力する電流は、印刷時に出力する転写電流よりも小さいため、各選択転写ローラおよびそれらに対向する各感光ドラムがダメージを受けないようにすることができる。
(5)さらに、前述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、フロントカバー2aまたはリアカバー2bを開閉した後において、シート長に応じて上流の選択転写体を変更することができるため、上流側転写位置または最上流側転写位置においてシートPが滞留しているか否かを、シート長に応じて正確に判定することができる。
したがって、定着ジャムまたは転写ジャムの発生、あるいは、センサ間ジャムが解消されたことを正確に判定することができる。
したがって、定着ジャムまたは転写ジャムの発生、あるいは、センサ間ジャムが解消されたことを正確に判定することができる。
(6)さらに、前述した第1実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、転写ローラのインピーダンスは、転写位置にシートが存在しない場合よりも存在する場合の方が大きくなるという電気的特性を利用して定着ジャムまたは転写ジャムなどを判定することができる。
したがって、紙詰まり(ジャム)を判定するための専用の構成が不要であるため、レーザプリンタ1の製造コストを抑制することができる。
したがって、紙詰まり(ジャム)を判定するための専用の構成が不要であるため、レーザプリンタ1の製造コストを抑制することができる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明の第2実施形態に係るレーザプリンタについて図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81がカバー開閉後処理において実行する処理の一部を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態に係るレーザプリンタについて図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81がカバー開閉後処理において実行する処理の一部を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
CPU81は、定着ヒータ66(図2)の加熱動作を禁止するように定着ヒータ駆動回路65を制御する(S57)。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラに対応する各プロセスカートリッジに設けられた帯電ワイヤ32aおよびグリッド部32b(図2)に帯電電圧を印加し、かつ、各プロセスモータ30b(図2)を駆動する(S57A)。つまり、感光ドラムを帯電させ、かつ、現像ローラ33fおよび感光ドラムを回転させる。たとえば、上流の選択転写ローラとして第2転写ローラ55b(図1)を選択した場合は(S55)、プロセスカートリッジ30Yの第2感光ドラム31bを帯電させ、かつ、第2感光ドラム31bと、第2感光ドラム31bにイエロートナーを供給する供給ローラ33bとを回転させる。また、最下流の第4転写ローラ55dと対向する第4感光ドラム31dを帯電させ、かつ、第4感光ドラム31dと、第4感光ドラム31dにシアントナーを供給する供給ローラ33bとを回転させる。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラに電流の出力を開始し(S58)、その電流の電流値を10μAに制御し(S59)、所定時間待機する(S60)。
このように、第2実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、上流および下流の各選択転写ローラに電流を出力する前に、各選択転写ローラに対応する感光ドラムを帯電させ、かつ、感光ドラムおよび供給ローラを回転させることができる。
したがって、各選択転写ローラにそれぞれ出力された電流によって、各選択転写ローラと対向する各感光ドラムがダメージを受け難くすることができる。
しかも、供給ローラの回転によって感光ドラムにトナーが供給され、その供給されたトナーが帯電した感光ドラムの周面に担持されるため、トナーが担持されていない場合よりも感光ドラムのダメージを軽減することもできる。
したがって、各選択転写ローラにそれぞれ出力された電流によって、各選択転写ローラと対向する各感光ドラムがダメージを受け難くすることができる。
しかも、供給ローラの回転によって感光ドラムにトナーが供給され、その供給されたトナーが帯電した感光ドラムの周面に担持されるため、トナーが担持されていない場合よりも感光ドラムのダメージを軽減することもできる。
〈第3実施形態〉
次に、本発明の第3実施形態に係るレーザプリンタについて図13のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81がカバー開閉後処理において実行する処理の一部を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係るレーザプリンタについて図13のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81がカバー開閉後処理において実行する処理の一部を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
CPU81は、インピーダンスRd,Ruが共に所定値Bよりも大きい(Rd>BかつRu>B)ではないと判定した場合は(S65:No)、センサ間ジャムは発生していないとみなし(図3のケース(0))、センサ間ジャムフラグをクリアし、センサ間ジャム報知を解除する(S67)。続いて、CPU81は、上流および下流の選択転写ローラに対する電流の出力を停止し(S68)、印刷処理へ移行する。そして、CPU81は、印刷データがあると判定し(図5のS1:Yes)、ジャムフラグが立っていないと判定した場合は(S2:No)、各種モータを駆動し、定着ヒータ66(図2)をONする(S3)。また、CPU81は、S65において、(Rd>BかつRu>B)であると判定した場合は(S65:Yes)、フロントカバー2aを開けて転写ジャムを解消するよう報知し(S66)、上流および下流の選択転写ローラに対する電流の出力を停止する(S73)。
このように、第3実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、上流および下流の各選択転写ローラの各インピーダンスが、共に、転写位置にシートPが存在しないときのインピーダンスである場合は紙詰まりが解消されているため、直ぐに印刷処理へ移行することができる。
したがって、シートPの紙詰まりが解消され、フロントカバー2aまたはリアカバー2bが閉じられたときに、定着ヒータ66をONして印刷を再開することができる。
このように、第3実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、上流および下流の各選択転写ローラの各インピーダンスが、共に、転写位置にシートPが存在しないときのインピーダンスである場合は紙詰まりが解消されているため、直ぐに印刷処理へ移行することができる。
したがって、シートPの紙詰まりが解消され、フロントカバー2aまたはリアカバー2bが閉じられたときに、定着ヒータ66をONして印刷を再開することができる。
〈第4実施形態〉
次に、本発明の第4実施形態に係るレーザプリンタについて図14のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81が実行する紙詰まり検出処理を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態に係るレーザプリンタについて図14のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施形態のレーザプリンタは、CPU81が実行する紙詰まり検出処理を除いて第1実施形態のレーザプリンタ1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略する。
CPU81は、印刷実行中において、レジ後センサSe2がONからOFFになったか否かを判定し(S80)、レジ後センサSe2がONからOFFになったと判定した場合は(S80:Yes)、所定時間待機する(S81)。この所定時間は、シートPの後端がレジ後センサSe2の検出位置を通過し、シートPの前端が最下流の第4感光ドラム31dおよび第4転写ローラ55dによる転写位置に到達するまでに要する時間に基づいて決定する。続いて、CPU81は、上流および下流の各選択転写ローラにそれぞれ出力した転写電流値と、上流および下流の各選択転写ローラにそれぞれ転写電流を出力したときに各選択転写ローラから発生した各電圧の各電圧値とを取得する(S82)。続いて、CPU81は、下流の選択転写ローラ55dに出力した転写電流値と、下流の選択転写ローラ55dにて発生した電圧の電圧値とに基づいて、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdを計算する(S83)。また、CPU81は、上流の選択転写ローラに出力した転写電流値と、上流の選択転写ローラにて発生した電圧の電圧値とに基づいて、上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを計算する(S83)。
続いて、CPU81は、下流の選択転写ローラ55dのインピーダンスRdから上流の選択転写ローラのインピーダンスRuを減算した値(Rd−Ru)が、予めROM82(図2)などに記憶された所定値A(Aは正の値)を超えているか否かを判定する(S84)。ここで、CPU81は、(Rd−Ru)が所定値Aを超えていると判定した場合は(S84:Yes)、タイマ84(図2)をスタートし(S85)、そのカウント値が、予めROM82などに記憶されている基準カウント値(基準時間)Wを超えたか否かを判定する(S86)。基準カウント値Wは、シートPが下流側転写位置に存在し、かつ、シートPが上流側転写位置に存在する状態から、シートPの後端が下流側転写位置を通過する(抜ける)までに必要十分な時間に基づいて設定する。
ここで、CPU81は、タイマ84のカウント値が基準カウント値Wを超えていないと判定した場合は(S86:No)、下流の選択転写ローラのインピーダンスRdが所定値Bを超えているか否かを判定する(S87)。ここで、所定値Bは、シートPが転写位置に存在しないときの転写ローラのインピーダンスである。つまり、CPU81は、シートPが下流側転写位置に存在するか否かを判定する(S87)。ここで、CPU81は、インピーダンスRdが所定値Bを超えていると判定した場合は(S87:Yes)、タイマ84のカウント値が基準カウント値Wを超えているか否かを判定する(S86)。そして、CPU81は、インピーダンスRdが所定値Bを超えていない(S87:No)と判定する前に、タイマ84のカウント値が基準カウント値Wを超えたと判定した場合は(S86:Yes)、センサ間ジャムフラグを立てる(S90)。つまり、タイマ84のカウント値が基準カウント値Wを超えたということは、シートPが下流側転写位置に滞留した状態になっている可能性が有るため、センサ間ジャムフラグを立てる(S90)。続いて、CPU81は、フロントカバー2aを開けてセンサ間ジャムを解消するように報知する(S91)。
また、CPU81は、S87において、インピーダンスRdが所定値Bを超えていないと判定した場合は(S87:No)、タイマ84をリセットする(S88)。つまり、タイマ84のカウント値が基準カウント値Wを超える前に、インピーダンスRdが所定値Bを超えていない状態になったということは、シートPの後端が下流側転写位置を通過した(抜けた)ということであるため、タイマ84をリセットする。つまり、搬送経路Rの途中で紙詰まりが発生することなく印刷することができたことを表す。また、CPU81は、S84において、(Rd−Ru)が所定値Aを超えていないと判定した場合は(S84:No)、レジジャムフラグを立て(S89)、フロントカバー2aを開けてセンサ間ジャムを解消するように報知する(S91)。つまり、(Rd−Ru)が所定値Aを超えていない状態というのは、シートPの前端が下流側転写位置に到達しておらず、レジストローラ15の近傍で滞留している状態を示すため、レジジャムフラグを立て、それを解消するように報知する。
このように、第4実施形態のレーザプリンタ1を実施すれば、印刷中に下流および上流の各選択転写ローラに出力する転写電流値と、各選択転写ローラから発生する電圧の電圧値とを用いて各選択転写ローラの各インピーダンスを計算し、その計算したインピーダンスと、シートPの搬送時間とに基づいて紙詰まりの発生を検出することができる。
しかも、センサ間ジャムおよびレジジャムを区別して検出することもできる。
しかも、センサ間ジャムおよびレジジャムを区別して検出することもできる。
〈他の実施形態〉
(1)本発明の画像形成装置は、レーザプリンタの他、LEDから出射する光によって露光する方式のプリンタにも適用することができる。
(2)本発明の画像形成装置は、プリンタの上部に開閉可能に設けられたトップカバーを開けることにより、レジジャム、転写ジャム、定着ジャムおよび排紙ジャムのいずれかの発生箇所にアクセス可能なプリンタにも適用することができる。
(3)用紙サイズを検出する用紙サイズ検出センサが給紙トレイ11に設けられている構成の場合は、その用紙サイズ検出センサにより検出された用紙サイズに基づいてシート長を判定することもできる。また、ユーザが操作パネル6に用紙サイズを設定する構成の場合は、その設定された用紙サイズに基づいてシート長を判定することもできる。
(4)紙詰まりの発生を音声によって報知することもできる。また、紙詰まりの発生を表示および音声によって報知することできる。
(5)制御部80は、転写電流出力回路103が転写電流を各転写ローラに出力したときに各転写ローラに発生する転写電圧を検出し、その検出した転写電圧に基づいて、各転写ローラに出力する転写電流がそれぞれ一定となるようにフィードバック制御を行う。この場合、CPU80が、転写電流出力回路103が上流および下流の選択転写ローラにそれぞれ電流を出力したときに、各選択転写ローラからそれぞれフィードバックされる電圧または電流に基づいて、シートPが第1および第2転写位置にそれぞれ存在するか否かを検知するように構成することもできる。
たとえば、転写位置にシートPが存在する場合は、その転写位置に対応する転写ローラのインピーダンスが大きくなるため、その転写ローラからフィードバックされる電流の電流値が小さくなる。そこで、上流の選択転写ローラからフィードバックされた電流の電流値から、下流の選択転写ローラからフィードバックされた電流の電流値を減算した値が所定値(正の値)を超えている場合は、定着ジャムの可能性があるため、リアカバー2bを開けて定着ジャムを解消するよう報知する。この場合、転写ローラからフィードバックされる電流値を検出する検出回路を設け、その検出回路によって検出された電流値の大きさに基づいて上記の検知を行うことができる。また、上記の検出回路を設けないで、転写ローラからフィードバックされる電流を制御部80においてA/D変換した電流値に基づいて上記の検知を行うこともできる。
(6)また、各選択転写ローラに電圧を印加する場合は、下流の選択転写ローラからフィードバックされた電圧の電圧値から上流の選択転写ローラからフィードバックされた電圧の電圧値を減算した値が所定値(正の値)を超えている場合は、定着ジャムの可能性があるため、リアカバー2bを開けて定着ジャムを解消するよう報知する。この場合、転写ローラからフィードバックされる電圧値を検出する検出回路を設け、その検出回路によって検出された電圧値の大きさに基づいて上記の検知を行うことができる。また、上記の検出回路を設けないで、転写ローラからフィードバックされる電圧を制御部80においてA/D変換した電圧値に基づいて上記の検知を行うこともできる。
(7)転写電流出力回路103は、負極性に帯電したトナーを使用する場合は、正極性の転写電流を各転写ローラに出力し、各選択転写ローラに正極性の電流を出力する。また、転写電圧を各転写ローラに印加する場合は、正極性の転写電圧を各転写ローラに印加し、各選択転写ローラに正極性の電圧を印加する。
(1)本発明の画像形成装置は、レーザプリンタの他、LEDから出射する光によって露光する方式のプリンタにも適用することができる。
(2)本発明の画像形成装置は、プリンタの上部に開閉可能に設けられたトップカバーを開けることにより、レジジャム、転写ジャム、定着ジャムおよび排紙ジャムのいずれかの発生箇所にアクセス可能なプリンタにも適用することができる。
(3)用紙サイズを検出する用紙サイズ検出センサが給紙トレイ11に設けられている構成の場合は、その用紙サイズ検出センサにより検出された用紙サイズに基づいてシート長を判定することもできる。また、ユーザが操作パネル6に用紙サイズを設定する構成の場合は、その設定された用紙サイズに基づいてシート長を判定することもできる。
(4)紙詰まりの発生を音声によって報知することもできる。また、紙詰まりの発生を表示および音声によって報知することできる。
(5)制御部80は、転写電流出力回路103が転写電流を各転写ローラに出力したときに各転写ローラに発生する転写電圧を検出し、その検出した転写電圧に基づいて、各転写ローラに出力する転写電流がそれぞれ一定となるようにフィードバック制御を行う。この場合、CPU80が、転写電流出力回路103が上流および下流の選択転写ローラにそれぞれ電流を出力したときに、各選択転写ローラからそれぞれフィードバックされる電圧または電流に基づいて、シートPが第1および第2転写位置にそれぞれ存在するか否かを検知するように構成することもできる。
たとえば、転写位置にシートPが存在する場合は、その転写位置に対応する転写ローラのインピーダンスが大きくなるため、その転写ローラからフィードバックされる電流の電流値が小さくなる。そこで、上流の選択転写ローラからフィードバックされた電流の電流値から、下流の選択転写ローラからフィードバックされた電流の電流値を減算した値が所定値(正の値)を超えている場合は、定着ジャムの可能性があるため、リアカバー2bを開けて定着ジャムを解消するよう報知する。この場合、転写ローラからフィードバックされる電流値を検出する検出回路を設け、その検出回路によって検出された電流値の大きさに基づいて上記の検知を行うことができる。また、上記の検出回路を設けないで、転写ローラからフィードバックされる電流を制御部80においてA/D変換した電流値に基づいて上記の検知を行うこともできる。
(6)また、各選択転写ローラに電圧を印加する場合は、下流の選択転写ローラからフィードバックされた電圧の電圧値から上流の選択転写ローラからフィードバックされた電圧の電圧値を減算した値が所定値(正の値)を超えている場合は、定着ジャムの可能性があるため、リアカバー2bを開けて定着ジャムを解消するよう報知する。この場合、転写ローラからフィードバックされる電圧値を検出する検出回路を設け、その検出回路によって検出された電圧値の大きさに基づいて上記の検知を行うことができる。また、上記の検出回路を設けないで、転写ローラからフィードバックされる電圧を制御部80においてA/D変換した電圧値に基づいて上記の検知を行うこともできる。
(7)転写電流出力回路103は、負極性に帯電したトナーを使用する場合は、正極性の転写電流を各転写ローラに出力し、各選択転写ローラに正極性の電流を出力する。また、転写電圧を各転写ローラに印加する場合は、正極性の転写電圧を各転写ローラに印加し、各選択転写ローラに正極性の電圧を印加する。
1 レーザプリンタ
2a フロントカバー
2b リアカバー
6 操作パネル
10 給紙部
20 画像形成部
30 ドラムユニット
30C〜30K プロセスカートリッジ
31a〜31d 感光体ドラム
40 露光部
50 転写部
55a〜55d 転写ローラ
60 定着部
61 定着ローラ
Se1 レジ前センサ
Se2 レジ後センサ
Se3 排紙センサ
P シート
R 搬送経路
2a フロントカバー
2b リアカバー
6 操作パネル
10 給紙部
20 画像形成部
30 ドラムユニット
30C〜30K プロセスカートリッジ
31a〜31d 感光体ドラム
40 露光部
50 転写部
55a〜55d 転写ローラ
60 定着部
61 定着ローラ
Se1 レジ前センサ
Se2 レジ後センサ
Se3 排紙センサ
P シート
R 搬送経路
Claims (12)
- 第1感光体と、
前記第1感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第1転写体と、
前記第1転写体に第1電流を出力する第1転写電流出力回路と、
前記第1感光体に対してシート搬送方向下流に配置されている第2感光体と、
前記第2感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第2転写体と、
前記第2転写体に第2電流を出力する第2転写電流出力回路と、
前記第2感光体に対して前記下流に配置されており、シートに転写された現像剤像をシートに熱定着させる定着部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1転写電流出力回路に前記第1電流を前記第1転写体に出力させることにより、前記第1転写体による第1転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知し、
前記第2転写電流出力回路に前記第2電流を前記第2転写体に出力させることにより、前記第2転写体による第2転写位置にシートが存在するか否かを電気的に検知し、
前記第1転写体による第1転写位置にシートが存在しないことを検知した一方で、前記第2転写体による第2転写位置にシートが存在することを検知し、かつ、シートが前記第1転写位置を抜けて前記第2転写位置に存在する状態が所定時間継続していると判断するとき、前記定着部にてシートが滞留している可能性の有ることを示す定着ジャムを報知することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1感光体と前記第2感光体との間に配置されている第3感光体と、
前記第3感光体に担持された現像剤像をシートに転写する第3転写体と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1転写体と前記第3転写体との間に配置されている第4転写体を備えており、
前記制御部は、
前記搬送方向に沿ったシートの長さが所定の長さ以上である場合は、前記第1転写電流出力回路が前記第1電流を前記第1転写体に出力し、前記搬送方向に沿った前記シートの長さが前記所定の長さ未満である場合は、前記第2転写電流出力回路が前記第2電流を前記第4転写体に出力するように前記第1および第2転写電流出力回路を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1感光体に対してシート搬送方向上流に配置され、前記第1感光体の前記上流におけるシートの有無に応じた信号を出力する第1センサと、
前記定着部に対して前記下流に配置され、前記定着部の前記下流におけるシートの有無に応じた信号を出力する第2センサと、を備えており、
前記制御部は、
前記第1センサから受ける信号が、前記第1感光体の前記上流にシートが存在することを示す信号から前記第1感光体の前記上流にシートが存在しないことを示す信号に変化してからの経過時間を計測し、
前記第2センサから受ける信号が、前記定着部の前記下流にシートが存在しないことを示す信号から前記定着部の前記下流にシートが存在することを示す信号に変化したとき、計測した前記経過時間をリセットし、
計測した前記経過時間が前記所定時間を超えたと判断し、かつ、前記第1転写位置にシートが存在しないことを検知した一方で、前記第2転写位置にシートが存在することを検知したとき、前記定着ジャムを報知することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1転写位置および前記第2転写位置にそれぞれシートが存在することを検知したとき、シートが前記第1転写位置から前記第2転写位置までの範囲に滞留している可能性を示す転写ジャムを報知することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 外部から前記定着部にアクセス可能とする開閉可能な第1カバーと、
外部から前記第1転写位置および前記第2転写位置の少なくとも一方にアクセス可能とする第2カバーと、を備えており、
前記制御部は、
前記定着ジャムを報知するときは、その報知に加えて前記第1カバーの開放を促す報知をも行い、前記転写ジャムを報知するときは、その報知に加えて前記第2カバーの開放を促す報知をも行うことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記第1および第2カバーの少なくとも一方の開閉を検出するカバーセンサを備えており、
前記制御部は、
前記カバーセンサが前記第1および第2カバーの少なくとも一方が閉じられたことを検出した後に前記報知を行う場合は、前記定着部の加熱動作を禁止した状態で行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1転写位置にシートが存在しないことを検知し、かつ、前記第2転写位置にシートが存在しないことを検知したとき、前記定着部の加熱動作を再開することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1転写電流出力回路が前記第1転写体に出力した前記第1電流の電流と、前記第1電流を前記第1転写体に出力したときに前記第1転写体に発生した電圧とを用いて、第1インピーダンスを算出し、
前記第2転写電流出力回路が前記第2転写体に出力した前記第2電流の電流と、前記第2電流を前記第2転写体に出力したときに前記第2転写体に発生した電圧とを用いて、第2インピーダンスを算出し、
算出した前記第2インピーダンスから、算出した前記第1インピーダンスを減算した値が、所定の正の値よりも大きいと判断し、かつ、シートが前記第1転写位置を抜けて前記第2転写位置に存在する状態が前記所定時間継続していると判断するとき、前記定着ジャムを報知することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第2転写位置にシートが存在しないことを検知してから前記第2転写位置にシートが存在することを検知するまでの経過時間を計測し、
前記第2転写位置にシートが存在することを検知してから前記第2転写位置にシートが存在しないことを検知したとき、計測した前記経過時間をリセットし、
計測した前記経過時間が前記所定時間を超えたと判断するとき、前記定着ジャムを報知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1および第2転写電流出力回路が、シートが転写位置に存在するか否かを検知する対象となる各転写体にそれぞれ出力する前記第1および第2電流が、感光体の現像剤像をシートに転写するときに転写体に出力する電流よりもそれぞれ小さくなるように前記第1および第2転写電流出力回路を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1および第2転写電流出力回路が、シートが転写位置に存在するか否かを検知する対象となる各転写体に前記第1および第2電流を出力するときは、その転写体と対向する感光体が回転しているときに前記第1および第2電流を出力するように前記第1および第2転写電流出力回路を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018068966A JP2019177994A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018068966A JP2019177994A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 画像形成装置 |
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JP2019177994A true JP2019177994A (ja) | 2019-10-17 |
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ID=68277718
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7512841B2 (ja) | 2020-10-28 | 2024-07-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
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2018
- 2018-03-30 JP JP2018068966A patent/JP2019177994A/ja active Pending
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