JP2019177873A - レーダカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】レーダカバーにおいて、内部に形成される装飾の立体感を向上させる。【解決手段】透明部材2は、背面から表面側に向けて掘られかつ水平方向に沿って延伸すると共に、内壁面に塗料層4が形成された横凹部2gを有し、横凹部2gの内壁面は、横凹部2gの上部を形成すると共に背面に接続された上部接続面2g1と、横凹部2gの下部を形成すると共に背面に接続された下部接続面2g2と、上部接続面2g1及び下部接続面2g2と接続され、上部接続面2g1及び下部接続面2g2と異なる角度に設定された主意匠面2g6を有する中間面2g3と、を有し、上部接続面2g1と下部接続面2g2とが平行とされ、上部接続面2g1の中間面2g3から透明部材2の背面までの長さ寸法は、下部接続面2g2の中間面2g3から透明部材2の背面までの長さ寸法と異なる。【選択図】図3

Description

本発明は、レーダカバーに関するものである。
近年、ミリ波等の電波を用いて車両の周囲の障害物等を検知するレーダユニットが車両に搭載されている。一般的には、レーダユニットは、エンブレム等の装飾が施されたレーダカバーに覆われた状態で設置されている。このようなレーダユニットは、レーダカバーを透過した電波の送受信を行う。
特開2016−141355号公報
ところで、上述のようなレーダカバーは、一般的に、車両の外側に向けて配置される透明部材と、透明部材を裏側から支える支持部材とを有しており、透明部材と支持部材とが樹脂の二色成形によって一体的とされた構造とされている。このようなレーダカバーは、近年大型化されており、エンブレムの他に様々な装飾が施される場合がある。例えば、透明部材の背面に断面曲面状の凹部を形成し、その内壁面に塗料を塗布することにより、外部から視認可能な装飾を施す場合がある。
しかしながら、透明部材の背面に形成された凹部の内壁面に塗料を塗布することによって形成された装飾は、レーダカバーの内部に形成される。このため、レーダカバーの厚み寸法の制約等により、レーダカバーの外部に設ける装飾と比較して立体感に欠けることがある。特に、近年は、視認方向によって色合いが変化する塗料も開発されているが、単に断面曲面状の凹部の内壁面に塗布しただけでは、色合いのが徐々に連続的に変化することになり、立体感を高めることは難しい。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、レーダカバーにおいて、内部に形成される装飾の立体感を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車両の周囲状況を検知するレーダユニットの電波の経路上に配置されるレーダカバーであって、透明部材と、上記透明部材の背面に接合されると共に上記透明部材を支持する支持部材とを備え、上記透明部材は、上記背面から表面側に向けて掘られかつ水平方向あるいは上下方向に沿って延伸すると共に、内壁面に塗料層が形成された延伸凹部を有し、上記延伸凹部の内壁面が、上記延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に上記背面に接続された第1接続面と、上記延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に上記背面に接続された第2接続面と、上記第1接続面及び上記第2接続面と接続され、上記第1接続面及び上記第2接続面と異なる角度に設定された主意匠面を有する中間面と、を有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記延伸凹部として水平方向に沿って延伸する横凹部を備え、上記主意匠面が、面直方向が上記透明部材の表面側に向かうに連れて上方に変位するように傾斜された平面であるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記主意匠面が、上記第1接続面及び上記第2接続面よりも広く設定されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、高さ方向において上記透明部材の中央よりも上部に配置された上記延伸凹部である上側延伸凹部と、高さ方向において上記透明部材の中央よりも下部に配置された上記延伸凹部である下側延伸凹部とを備えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記塗料層が、マイカ粒子を含むマイカ塗料によって形成されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記中間面が、屈曲することなく上記第1接続面に接続された第1湾曲面と、屈曲することなく上記第2接続面に接続された第2湾曲面と、上記第1湾曲面と上記第2湾曲面との間に配置されると共に平面とされた上記主意匠面とを有するという構成を採用する。
本発明によれば、透明部材の背面に形成された延伸凹部が、延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に背面に接続された第1接続面と、延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に背面に接続された第2接続面と、第1接続面及び第2接続面と接続された中間面とを有し、中間面が主意匠面を有している。さらに、主意匠面が第1接続面及び第2接続面と異なる角度に設定されている。このため、車両外部のある一点から延伸凹部の内壁面に形成された塗料層を見た場合には、第1接続面及び第2接続面に形成された塗料層に対する視認角度と、主意匠面に形成された塗料層に対する視認角度とが異なることになる。この結果、視認者から見て、第1接続面及び第2接続面に形成された塗料層の見え方と、主意匠面に形成された塗料層の見え方とが異なることになり、塗料層で形成された装飾の立体感が増すことになる。したがって、本発明によれば、レーダカバーにおいて、内部に形成される装飾の立体感を向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるレーダカバーを模式的に示す正面図である。 (a)が図1のA−A断面図であり、(b)が図1のB−B断面図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーが備える横凹部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーの製造方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーの製造方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーの製造方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーの製造方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態におけるレーダカバーの製造方法を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るレーダカバーの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のレーダカバー1を模式的に示す正面図である。また、図2(a)は、図1のA−A断面図である。また、図2(b)は、図1のB−B断面図である。図1に示すように、本実施形態のレーダカバー1は、中央に配置されたエンブレムEと、エンブレムEの周囲に設けられた網目状の外側意匠部Dとを有している。なお、図1においては、エンブレムEと外側意匠部Dの一部を白色で示しているが、この白色で示された領域は本実施形態では銀色であるものとする。また、エンブレムEと外側意匠部Dのドット模様で示された領域は本実施形態では黒色であるものとする。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本実施形態のレーダカバー1は、車両の周囲状況を検知するレーダユニットXを車両の正面側から覆うように配置されており、レーダユニットXで用いる電波に対する透過性を有している。このような本実施形態のレーダカバー1は、レーダユニットXの電波の経路上(レーダユニットXから射出される電波が伝播される領域)に配置されており、図2(a)及び図2(b)に示すように、透明部材2と、印刷層3と、塗料層4と、インナコア5と、支持部材6とを備えている。
透明部材2は、透明樹脂材料により形成され、レーダカバー1の構成部材のうち最も車両の外側に配置された部材である。この透明部材2は、車両の外部からのエンブレムEや外側意匠部Dの視認性を高めるため、表側の面が平滑面とされている。また、透明部材2の裏側の面(支持部材6側の面)には、表面側に向けて掘られた凹部2aが形成されている。本実施形態のレーダカバー1では、透明部材2は、凹部2aとして、インナコア5が収容されたインナコア収容凹部2bと、内壁面に塗料が塗られることで塗料層4が形成された塗装凹部2cとを備えている。
インナコア収容凹部2bは、正面から見た形状が「F」の文字を避けて円形状とされており、エンブレムEが配置されるレーダカバー1の中央部に形成されている。このようなインナコア収容凹部2bは、内壁面にインナコア5が当接された状態でインナコア5を収容している。
また、塗装凹部2cは、正面から見てレーダカバー1の外縁部に枠状に設けられた枠状部2dと、枠状部2dの内側に網状に設けられた網状部2eとを有している。このような塗装凹部2cには、内壁面を覆うように塗料層4が設けられている。また、塗装凹部2cの内部には支持部材6の一部が入り込んだ状態とされ、支持部材6によって塗料層4が背面側から覆われている。
また、図1に示すように、本実施形態において網状部2eは、正六角形を密接状態で複数配置した形状を有しており、鉛直方向に平行に延伸する縦凹部2f(延伸凹部)と、水平方向に沿って延伸する横凹部2g(延伸凹部)とを有している。なお、横凹部2gは、図1に示すように、水平方向と平行ではない。本発明における横凹部は、図1に示す本実施形態の横凹部2gのような水平方向と平行でないものを含むものであり、延伸方向に水平方向成分を有していれば良い。
また、本実施形態においては、高さ方向において透明部材2の中央よりも上部と下部との両方に横凹部2gが設けられている。以下、高さ方向において透明部材2の中央よりも上部に配置された横凹部2gを上側横凹部2h(上側延伸凹部)と称し、高さ方向において透明部材2の中央よりも下部に配置された横凹部2gを下側横凹部2i(下側延伸凹部)と称する。
また、本実施形態において、透明部材2の支持部材6側の面(背面)の凹部2aが設けられていない領域は、印刷層3が形成される印刷層形成領域Rとされている。この印刷層形成領域Rは、平坦面とされており、印刷層3によって透明部材2の背面側から覆われている。
図3は、横凹部2gの拡大断面図である。この図に示すように、本実施形態のレーダカバー1においては、横凹部2gの内壁面は、上部接続面2g1(第1接続面)と、下部接続面2g2(第2接続面)と、中間面2g3とを有している。上部接続面2g1は、横凹部2gの上部を形成しており、透明部材2の背面(印刷層形成領域R)と屈曲して接続されている。下部接続面2g2は、横凹部2gの下部を形成しており、透明部材2の背面(印刷層形成領域R)と屈曲して接続されている。つまり、本実施形態においては、横凹部2gの内壁面は、横凹部2gの延伸方向に対する直交断面における一方側に配置された上部接続面2g1と、横凹部2gの延伸方向に対する直交断面における他方側に配置された下部接続面2g2とを有している。これらの上部接続面2g1及び下部接続面2g2は、透明部材2の背面(印刷層形成領域R)に対して略90°の角度で屈曲して接続されている。なお、上部接続面2g1及び下部接続面2g2と透明部材2の背面(印刷層形成領域R)とが成す角度は、射出成形時の抜き勾配を考慮し、93°程度であっても良い。
中間面2g3は、上部接続面2g1と下部接続面2g2とを接続する面であり、上部接続面2g1と屈曲することなく滑らかに接続される上部湾曲面2g4(第1湾曲面)と、下部接続面2g2と屈曲することなく滑らかに接続される下部湾曲面2g5(第2湾曲面)と、上部湾曲面2g4と下部湾曲面2g5との間に配置される主意匠面2g6とを有している。主意匠面2g6は、本実施形態のレーダカバー1を外部から視認した場合に、外側意匠部Dの網状の模様の形状を主として形成する領域である。この主意匠面2g6は、主意匠面2g6と直交する直交軸を仮想的に考えた場合に、当該直交軸が車両の前方に向けて斜め上に向かう平面とされている。つまり、主意匠面2g6は、面直方向が透明部材2の表面側に向かうに連れて上方に変位するように傾斜された平面となっている。本実施形態において、図3に示すように、主意匠面2g6は、上部接続面2g1及び下部接続面2g2と鉛直軸に対して異なる角度となるように姿勢設定されており、上部接続面2g1及び下部接続面2g2よりも広い面積を有している。
なお、縦凹部2fの内壁面も、横凹部2gと同様に、縦凹部2fの延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第1接続面と、縦凹部2fの延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第2接続面と、記第1接続面及び前記第2接続面と接続され、第1接続面及び第2接続面と異なる角度に設定された主意匠面を有する中間面とを有している。また、中間面は、主意匠面に加え、主意匠面と第1接続面との間に介在する第1湾曲面と、主意匠面と第2接続面との間に介在する第2湾曲面とを有している。
このような透明部材2は、例えば、無色のPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等の透明合成樹脂によって形成されており、1.5mm〜10mm程度の厚さとされている。また、透明部材2の表側の面には、必要に応じて、傷付き防止のためのハードコート処理、又はウレタン系塗料のクリヤコート処理が施される。なお、耐傷性を備える透明合成樹脂であれば、これらの傷付き防止処理は不要である。
図2に戻り、印刷層3は、透明部材2の印刷層形成領域Rに印刷された薄膜層であり、本実施形態においては上述のように黒色とされている。この印刷層3は、黒色のインクを印刷層形成領域Rに転写し、当該インクを乾燥させることによって形成されている。この印刷層3は、例えばシルク印刷法によって、レーダユニットXで用いる電波を透過可能な黒色の樹脂インクを印刷層形成領域R上に配置し、このインクを自然乾燥させることによって形成することができる。このような印刷層3は、透明部材2を介して外部から視認可能とされており、図1に示すドット模様で示した領域を形成している。
塗料層4は、レーダユニットXで用いる電波を透過可能な銀色の塗料を乾燥させることによって形成された薄膜層であり、本実施形態において上述のように銀色とされている。この塗料層4は、図2(a)及び図2(b)に示すように、エンブレムEが形成される領域を除いて、印刷層3が形成された透明部材2の背面の全面に設けられている。つまり、塗料層4は、エンブレムEが形成される領域を除いて、印刷層3の支持部材6側の面を覆っている。この塗料層4は、例えばパール顔料を含有する塗料を塗布し、自然乾燥させることによって形成することができる。このような塗料層4は、塗装凹部2cにおいて、透明部材2を介して外部から視認可能とされており、図1に示す外側意匠部Dの白色で示した領域を形成している。
このような塗料層4は、本実施形態においてマイカ粒子を含んでいる。このマイカ粒子は、外部から塗料層4に入射した光を反射する。このような塗料層4を面直方向から視認すると、明るく見えかつマイカ粒子が強く輝いて見える。一方で、塗料層4を面直方向から大きく外れた方向から視認すると、暗く見えかつマイカ粒子の輝きが弱く見える。
インナコア5は、レーダユニットXで用いる電波を透過可能な樹脂からなる基部と、基部の表面を覆うように形成された光輝性膜とを有している。光輝性膜としては、例えば、電波が透過可能な隙間が多数形成された不連続膜とされたインジウム膜を用いることができる。このようなインジウム膜は、例えば真空蒸着法やスパッタリング法により形成することができる。なお、インナコア5は、光輝性膜の表面を覆う透明なトップコート層や光輝性膜の裏面を覆うアンダコート層を有していても良い。このようなインナコア5は、光輝性膜がインナコア収容凹部2bの内壁面に対向されるようにして、透明部材2のインナコア収容凹部2bに嵌合配置されている。このようなインナコア5は、透明部材2を介して外部から視認可能とされており、図1に示すエンブレムEの白色で示した領域を形成している。
支持部材6は、透明部材2の背面に接合され、透明部材2を支持する部位であり、黒色の樹脂材料から形成されている。この支持部材6は、エンジンルーム側に突出する係合部6aを有している。この係合部6aは、先端部が爪状に成形されており、当該先端部が例えばラジエータグリル本体等に係止される。このような支持部材6は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、AES(アクリロニトリル・エチレン・スチレン共重合合成樹脂)、ASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、有色のPC、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂、又はこれらの複合樹脂からなり、1.0mm〜10mm程度の厚さとされている。
続いて、本実施形態のレーダカバー1の製造方法について、図4〜図8を参照して説明する。
まず、図4に示すように、透明部材2を形成する。なお、図4(a)は、図2(a)と同位置での断面図であり、図4(b)は、図2(b)と同位置での断面図である。ここでは、透明部材2を金型10による射出成形により形成する。金型10は、固定側のキャビティ金型11と、移動側のコア金型12とを有している。さらに、本実施形態においては、コア金型12は、印刷層形成領域Rを形成するベース12aと、凹部2aを形成するための入れ子12bとを有している。この入れ子12bは、コア金型12のベース12aに対して別体とされ、ベース12aに固定された状態でベース12aの表面からキャビティ金型11側に突出している。このようにコア金型12に入れ子12bを設けることによって、ベース12aの表面と入れ子12bの表面とを屈曲して接続することができ、印刷層形成領域Rと凹部2aの内壁面とが屈曲して接続された透明部材2を形成することができる。
続いて、図5に示すように、印刷層3を形成する。なお、図5(a)は、図2(a)と同位置での断面図であり、図5(b)は、図2(b)と同位置での断面図である。ここでは、透明部材2の凹部2aを除く領域である印刷層形成領域Rに対して、シルク印刷法等の印刷法によってインクを転写し、当該インクを乾燥させることによって、印刷層3を形成する。このとき、本実施形態のレーダカバー1においては、印刷層形成領域Rと凹部2aの内壁面とが屈曲して接続されている。このため、印刷層形成領域Rに転写されたインクは、印刷層形成領域Rと凹部2aの内壁面とが滑らかな曲面で接続されている場合と比較して、凹部2aの内壁面に移動し難い。このような本実施形態のレーダカバー1の製造方法によれば、印刷層3の端部が意図せずに蛇行することを防止することができる。
続いて、図6に示すように、塗料層4を形成する。なお、図6(a)は、図2(a)と同位置での断面図であり、図6(b)は、図2(b)と同位置での断面図である。ここでは、図6(a)に示すエンブレムEが形成される領域Mに対してマスクをした状態で、印刷層3が形成された透明部材2の背面側に銀色のマイカ塗料を例えばスプレ塗布し、マイカ塗料を乾燥させることによって、塗料層4を形成する。このようにして形成された塗料層4は、エンブレムEが形成される領域を除いて、印刷層3を覆いかつ全ての塗装凹部2cの内壁面に直接付着した塗料層4が形成される。
続いて、図7に示すように、インナコア5をインナコア収容凹部2bに収容する。なお、図7は、図2(a)と同位置での断面図である。ここでは、上述した透明部材2、印刷層3あるいは塗料層4の形成と並行して形成されたインナコア5をインナコア収容凹部2bに収容する。インナコア5は、先に射出成形により形成された基部に対して、インジウム層等の光輝性の不連続金属膜を真空蒸着法やスパッタリング法等により製膜することで形成される。なお、インナコア5には、必要に応じてトップコート層やアンダコート層が形成される。このようなインナコア5は、光輝性の不連続金属膜をインナコア収容凹部2bの内壁面側に向けてインナコア収容凹部2bに収容される。
続いて、図8に示すように、支持部材6を形成する。なお、図8(a)は、図2(a)と同位置での断面図であり、図8(b)は、図2(b)と同位置での断面図である。ここでは、インナコア収容凹部2bにインナコア5が設置された透明部材2を、射出成形用の金型の内部に配置し、透明部材2の背面側に溶融した樹脂を射出するインサート成形を行うことで、支持部材6を形成する。このような支持部材6は、インサート成形時の熱により透明部材2と溶着され、インナコア5を覆うように配置される。これによって、インナコア5が透明部材2に対して固定される。
以上のような本実施形態のレーダカバー1によれば、透明部材2の背面に形成された横凹部2gが、横凹部2gの上部を形成すると共に透明部材2の背面に接続された上部接続面2g1と、横凹部2gの下部を形成すると共に透明部材2の背面に接続された下部接続面2g2と、上部接続面2g1及び下部接続面2g2と接続された中間面2g3とを有し、中間面2g3が主意匠面2g6を有している。さらに、主意匠面2g6が上部接続面2g1及び下部接続面2g2と異なる角度に設定されている。このため、車両外部のある一点から横凹部2gの内壁面に形成された塗料層4を見た場合には、上部接続面2g1及び下部接続面2g2に形成された塗料層4に対する視認角度と、主意匠面2g6に形成された塗料層4に対する視認角度とが異なることになる。この結果、視認者から見て、上部接続面2g1及び下部接続面2g2に形成された塗料層4の見え方と、主意匠面2g6に形成された塗料層4の見え方とが異なることになり、塗料層4で形成された装飾の立体感が増すことになる。したがって、本実施形態のレーダカバー1によれば、内部に形成される装飾の立体感を向上させることができる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、縦凹部2fも、横凹部2gと同様に、縦凹部2fの延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第1接続面と、縦凹部2fの延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第2接続面と、第1接続面及び第2接続面と接続され、第1接続面及び第2接続面と異なる角度に設定された主意匠面を有する中間面とを有している。また、中間面は、主意匠面に加え、主意匠面と第1接続面との間に介在する第1湾曲面と、主意匠面と第2接続面との間に介在する第2湾曲面とを有している。このため、縦凹部2fにおいても、塗料層4で形成された装飾の立体感を増すことができる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、主意匠面2g6は、面直方向が透明部材2の表面側に向かうに連れて上方に変位するように傾斜された平面とされている。外部からレーダカバー1を視認する視認者は、多くの場合に、斜め上方からレーダカバー1を見下ろす。このため、主意匠面2g6を上方に向くように傾斜させておくことにより、主意匠面2g6を視認者に対して正対させることができ、外側意匠部Dの全体を明るく認識させることができる。このため、上部接続面2g1及び下部接続面2g2に形成された塗料層4の見え方を相対的に暗くし、主意匠面2g6に形成された塗料層4の見え方を相対的に明るくすることができ、装飾の立体感をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、主意匠面2g6は、上部接続面2g1及び下部接続面2g2よりも広く設定されている。これによって、主意匠面2g6に形成された塗料層4を上部接続面2g1及び下部接続面2g2に形成された塗料層4よりも目立たせることができる。さらに、上述のように、主意匠面2g6を上方に向くように傾斜させた場合には、明るく視認される主意匠面2g6に相当する領域が、暗く視認される上部接続面2g1及び下部接続面2g2に相当する領域よりも広くなることから、装飾の意匠性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、高さ方向において透明部材2の中央よりも上部に配置された横凹部2gである上側横凹部2hと、高さ方向において透明部材2の中央よりも下部に配置された横凹部2gである下側横凹部2iとを備えている。このため、本実施形態のレーダカバー1においては、高さ方向における上部に設けられた装飾と高さ方向における下部に設けられた装飾との両方ともを立体的に視認させることが可能となる。特に、上側横凹部2hと、下側横凹部2iとの両方において、主意匠面2g6が上方に向けて傾斜され、かつ、主意匠面2g6が上部接続面2g1及び下部接続面2g2よりも広く設定されている場合には、外側意匠部Dの全体を立体的かつ明るく視認させることが可能となる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、塗料層4にマイカ粒子が含まれている。このため、明るく見える領域をより目立たせることができ、装飾の立体感をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態のレーダカバー1においては、中間面2g3が、上部接続面2g1と屈曲することなく滑らかに接続される上部湾曲面2g4(第1湾曲面)と、下部接続面2g2と屈曲することなく滑らかに接続される下部湾曲面2g5(第2湾曲面)と、上部湾曲面2g4と下部湾曲面2g5との間に配置される主意匠面2g6とを有している。このため、主意匠面2g6と、上部湾曲面2g4及び下部湾曲面2g5との見え方を変えることもでき、主意匠面2g6の輪郭を際立たせることができる。例えば、主意匠面2g6が暗く見える場合に、上部湾曲面2g4及び下部湾曲面2g5を明るく見せることが可能となり、主意匠面2g6の輪郭が際立つ。また、縦凹部2fにおいても、同様に、中間面が湾曲面(第1湾曲面及び第2湾曲面)を有するため、主意匠面の輪郭を際立たせることができる。したがって、本実施形態のレーダカバー1によれば、装飾の立体感をより向上させることが可能となる。すなわち、図3に示すように、上部接続面2g1の透明部材2の背面までの長さ寸法をL1、下部接続面2g2の透明部材2の背面までの長さ寸法をL2としたときに、L1とL2とが同一あるいは略同一の状態で主意匠面2g6が最も暗く視認されかつ主意匠面2g6の上下に位置する各湾曲面2g4と2g5が明るく視認されることとなる。
一方で、図3に示すように、L1をL2の半分あるいは半分程度とすることで、レーダカバー1が車両に取り付けられた状態で視点がレーダカバー1よりも上にあるときに主意匠面2g6が最も明るく視認され、上部接続面2g4及び下部接続面2g5を含めた3つの面がほぼ同一の明るさとなり幅広な面として認識される。この状態から視点を徐々に下げ、レーダカバー1と略水平の状態では主意匠面2g6のみが暗くなり、明るく視認される上部接続面2g4と下部接続面2g5とによりあたかも主意匠面2g6が縁取られているかのように視認される。このように1つの塗料層4でありながら平坦部と曲面部とを組み合わせることで視点の位置により異なる意匠を出現させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、網状部2eの一部に横凹部2gが形成された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形状の横凹部を有する構成を採用することも可能である。例えば、水平方向と平行に延びる横凹部を備える構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、インナコア5を透明部材2のインナコア収容凹部2bに収容し、このインナコア5を透明部材2と支持部材6とで挟み込むことによってエンブレムEを形成する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、透明部材2や支持部材6の表面に直接的に光輝性の不連続膜を形成し、インナコア5を省略する構成のレーダカバー及びその製造方法に適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、延伸凹部(縦凹部2f及び横凹部2g)が延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第1接続面と、延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に透明部材2の背面に接続された第2接続面と、第1接続面及び第2接続面と接続され、第1接続面及び第2接続面と異なる角度に設定された主意匠面を有する中間面と、を有している。しかしながら、中間面が、屈曲することなく第1接続面に接続された第1湾曲面と、屈曲することなく第2接続面に接続された第2湾曲面と、第1湾曲面と第2湾曲面との間に配置されると共に平面とされた主意匠面と有していれば、主意匠面の輪郭を際立たせることができる。したがって、このような中間面のみ有する延伸凹部であっても、主意匠面の輪郭を際立たせて装飾の立体感を向上させることができる。
1……レーダカバー、2……透明部材、2a……凹部、2b……インナコア収容凹部、2c……塗装凹部、2d……枠状部、2e……網状部、2f……縦凹部(延伸凹部)、2g……横凹(延伸凹部)部、2g1……上部接続面(第1接続面)、2g2……下部接続面(第2接続面)、2g3……中間面、2g4……上部湾曲面(第1湾曲面)、2g5……下部湾曲面(第2湾曲面)、2g6……主意匠面、2h……上側横凹部(上側延伸凹部)、2i……下側横凹部(下側延伸凹部)、3……印刷層、4……塗料層、5……インナコア、6……支持部材、D……外側意匠部、E……エンブレム、X……レーダユニット

Claims (6)

  1. 車両の周囲状況を検知するレーダユニットの電波の経路上に配置されるレーダカバーであって、
    透明部材と、前記透明部材の背面に接合されると共に前記透明部材を支持する支持部材とを備え、
    前記透明部材は、前記背面から表面側に向けて掘られかつ水平方向あるいは上下方向に沿って延伸すると共に、内壁面に塗料層が形成された延伸凹部を有し、
    前記延伸凹部の内壁面は、
    前記延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における一方側に配置されると共に前記背面に接続された第1接続面と、
    前記延伸凹部の延伸方向に対する直交断面における他方側に配置されると共に前記背面に接続された第2接続面と、
    前記第1接続面及び前記第2接続面と接続され、前記第1接続面及び前記第2接続面と異なる角度に設定された主意匠面を有する中間面と、
    を有し、
    前記第1接続面と前記第2接続面とが平行とされ、
    前記第1接続面の前記中間面から前記背面までの長さ寸法は、前記第2接続面の前記中間面から前記背面までの長さ寸法と異なる
    ことを特徴とするレーダカバー。
  2. 前記延伸凹部として水平方向に沿って延伸する横凹部を備え、
    前記主意匠面は、面直方向が前記透明部材の表面側に向かうに連れて上方に変位するように傾斜された平面であることを特徴とする請求項1記載のレーダカバー。
  3. 前記主意匠面は、前記第1接続面及び前記第2接続面よりも広く設定されていることを特徴とする請求項1または2記載のレーダカバー。
  4. 高さ方向において前記透明部材の中央よりも上部に配置された前記延伸凹部である上側延伸凹部と、
    高さ方向において前記透明部材の中央よりも下部に配置された前記延伸凹部である下側延伸凹部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のレーダカバー。
  5. 前記塗料層は、マイカ粒子を含むマイカ塗料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載のレーダカバー。
  6. 前記中間面は、
    屈曲することなく前記第1接続面に接続された第1湾曲面と、
    屈曲することなく前記第2接続面に接続された第2湾曲面と、
    前記第1湾曲面と前記第2湾曲面との間に配置されると共に平面とされた前記主意匠面と
    を有することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のレーダカバー。
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