JP2019177008A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便座裏洗浄の洗浄水の外部への漏れをより的確に抑止できる便器装置を提供する。【解決手段】便器装置10は、便座の裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成される。便器装置10は、便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしない。【選択図】図5

Description

本発明は、便器装置に関する。
従来より、便座の裏面を洗浄水により洗浄可能な便器装置が提案されている。例えば特許文献1には、便座に設けられた吐水口から便座の裏面を伝うように洗浄水を吐水可能な便器装置が開示されている。
特開2002−54216号公報
便座裏洗浄の洗浄水の外部への漏れを抑止する観点から、従来の便器装置には改善の余地がある。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の目的のひとつは、便座裏洗浄の洗浄水の外部への漏れをより的確に抑止できる便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の便器装置は、便座の裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便器装置であって、便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしない。
本発明の別の態様は、便座ユニットである。この便座ユニットは、裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便座ユニットであって、非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしない。
本発明によれば、便座裏洗浄の洗浄水の外部への漏れをより的確に抑止できる。
実施の形態に係る便器装置が用いられるトイレシステムの斜視図である。 図1の便座ユニットおよびボックスの斜視図である。 図1の便座ユニットおよびボックスの下面図である。 図1の便器装置の一部を拡大して示す拡大断面図である。 図1のトイレシステムの制御系を示すブロック図である。 変形例に実施の形態の便器装置を示す側面図である。 図7(a)、(b)はそれぞれ、変形例に係るシール部材とその周辺を示す断面図である。 変形例に係る便器装置の断面図である。 変形例に係る便器装置の断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。また、本明細書において、「上」、「下」、「左」、「右」はそれぞれ、洗面化粧台を利用する利用者から見た上、下、左、右をいう。また、「前」、「後」はそれぞれ、利用者から見て手前側、奥側をいう。
図1は、実施の形態に係る便器装置10が用いられるトイレシステムの斜視図である。図2は、便座ユニット16およびボックス20の斜視図である。トイレシステム1は、トイレルーム(個室)内に設置される便器装置10と、トイレルームの壁面に設置されるリモートコントロール装置8と、を備える。リモートコントロール装置8は、複数の入力部8aと、表示部8bと、を含む。入力部8aは、便座裏洗浄の開始操作、停止操作をするためのボタンや、便座22(後述)を開閉させるためのボタン等を含む。
便器装置10は、便器本体14と、便座ユニット16と、ボックス20と、を備える。便器本体14は、略漏斗状の汚物を受けるための便鉢12と、便鉢12の外周側や不図示の便器排水路を隠すようにそれらを囲む外周壁部13と、を含む。ボックス20は、便器本体14の後部上方に設けられる。ボックス20には、各種の部品が収容される。
便座ユニット16は、便座22と、便蓋24と、シャッター38と、便座開閉モータ40と、を備える。なお、便座ユニット16の説明においては、便座22が閉状態にあるときを基準に方向を表現する。
便座22は、不図示のヒンジ機構を介してボックス20に回動可能に取り付けられる。便座22は、全体として環状をなすよう形成され、着座したユーザが排泄した汚物を通すための中央開口部32を有する。また便座22は、中空に形成され、その内部には少なくともひとつの機能部品が収容される。機能部品は、便器本体14に付随して用いられる、所定の機能を発揮する部品である。この例では、中央開口部32の後方に、局部洗浄装置26、乾燥装置28および脱臭装置30の3つの第2機能部品が収容されている。
便座22の裏面には、中央開口部32の後方に、便座22の内外を連通する開口部36が形成されている。シャッター38は、開口部36を開閉可能に構成される。局部洗浄装置26、乾燥装置28、脱臭装置30を動作させる場合は、開口部36が開いた状態にする。
局部洗浄装置26は、便座22に着座するユーザの局部を洗浄する。脱臭装置30は、便鉢12内で発生する臭気を吸引して脱臭する。
乾燥装置28は、ファン(不図示)により気体(空気)を吸い込み、ヒータ(不図示)により吸い込んだ空気を温め、温めた空気を乾燥風として吹き出す。乾燥装置28は、ユーザの局部に乾燥風を吹き付けて局部を乾燥させる。また、乾燥装置28は、後述のように便座裏洗浄後に便座裏に乾燥風を吹き付けて便座裏を乾燥させる。
便座開閉モータ40は、便座22内に収容される。便座開閉モータ40の回転軸40aの回転に伴って、便座22が開閉する。以下、便座22が便器本体14の便鉢12に倒伏した状態を「閉状態」と呼ぶ。図1では、便座22が閉状態にある様子を示している。
便蓋24は、便座22と同様に、不図示のヒンジ機構を介してボックス20に回動可能に取り付けられる。便蓋24は、不図示の便蓋開閉モータに駆動されて開閉する。
図3は、便座ユニット16およびボックス20の下面図である。便器装置10は、便座22の裏面22aを洗浄液で洗浄するための便座裏洗浄機構42と、その洗浄液の漏れ出しを抑制するシール部材60と、をさらに備える。
便座裏洗浄機構42は、便座22の裏面22aを伝うように洗浄液を吐出可能な少なくとも1つ(この例では5つ)の吐出部46と、吐出部46に洗浄液を供給するための給液路48と、給液路の途中に設けられ、給液路48を開閉可能な開閉弁50と、を含む。開閉弁50は、例えば電磁弁であり、制御部70(後述)からの制御指令に応じて開閉する。給液路48は、ボックス20や便座22の内部に配置されるホース等により構成される。給液路48は、共通路48aと、共通路48aから分岐して各吐出部46に繋がる少なくとも1つの分岐路48bと、を含む。
吐出部46は、本実施の形態では、便座22の裏面22aに便座22と一体に形成されている。吐出部46は、分岐路48bと繋がる流入口(不図示)と、洗浄液を吐出するための吐出口46aと、流入口と吐出口46aとを連通する連通孔(不図示)と、を有する。
開閉弁50が給液路48を開くと、給液路48から吐出部46に洗浄液が供給され、吐出部46の吐出口46aから便座22の裏面22aを伝うように洗浄液が吐出される。これにより、便座22の裏面22aが洗浄される。開閉弁50が給液路を閉じると、給液路48から吐出部46への洗浄液の供給が停止し、吐出部46からの洗浄液の吐出が停止する。
図4は、便器装置10の一部を拡大して示す拡大断面図である。図4の便座22の断面図は、図3のA−A線断面図に対応する。図3に加えて図4を参照する。シール部材60は、ゴム等の弾性体である。シール部材60は、例えば接着剤により、便座22の裏面22aに固定される。シール部材60は、吐出部46の外側すなわち吐出部46に対して中央開口部32とは反対側に設けられ、便座22が閉状態にあるときには便座22と便鉢12とに挟み込まれ、便座裏洗浄において洗浄液が便座22と便鉢12との間から外に漏れ出るのを抑制する。シール部材60は、好ましくは、図3に示すように環状に形成され、中央開口部32およびすべての吐出部46環囲するように便座22の裏面22aに固定され、便座22が閉状態にあるときには全周にわたって便座22と便鉢12とに挟み込まれる。
例えば製造誤差により、便鉢12および便座22のシール部材60との接触面が平坦でないことがある。この場合、単に便座22を閉状態にしただけでは、シール部材60と便座22および/または便鉢12との間に隙間が生じ、この隙間から洗浄液が漏れ出しうる。そこで、少なくとも便座裏洗浄中は、便座22を便鉢12に対して押し付けて(付勢して)シール部材60と便座22および便鉢12との密着度を上げる、すなわちシール部材60と便座22および便鉢12との隙間を低減する。本実施の形態では、後述のように便座裏洗浄中は便座開閉モータ40を便座22を閉じる方向に回転させ続ける。これにより、便座22を便鉢12に押し付けた状態が維持される。
ここで、一般的に、便座22は樹脂で形成され、便鉢12は陶器で形成される。陶器は樹脂よりも加工精度が低く、したがって、便鉢12の製造誤差は比較的大きい。また、シール部材60と便座22とは、接着剤等により固定する際に、それらの間に隙間が生じないように固定すればよい。そこで本実施の形態では、少なくとも便鉢12の公差(例えば3mm〜7mm)以上にシール部材60がつぶれてシール部材60と便鉢12との密着度が上がるように、すなわちシール部材60と便鉢12との隙間が低減されるように、シール部材60の硬度と便座22を便鉢12に対して押し付ける押し付け力を決定する。これらは、実験により決定されればよい。
変形例として、シール部材60は便鉢12の上面12aに固定されてもよい。この場合も、シール部材60は、好ましくは、環状に形成され、便座22が閉状態にあるときにすべての吐出部46を環囲し、全周にわたって便座22と便鉢12とに挟み込まれるように設けられる。
図5は、トイレシステム1の制御系を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
便器装置10は、人体検知センサ52と、接触検知センサ(着座検知センサ)54と、開閉検知センサ56と、制御部70と、をさらに含む。
人体検知センサ52は、非接触で、所定の検知範囲内にいる人体(ユーザ)を検知する。本実施の形態では、人体検知センサ52は、トイレルーム(個室)内にいるユーザを検知するよう構成される。人体検知センサ52は、便座22および便蓋24の開閉状態を問わず人体を検出可能な位置に設けられる。人体検知センサ52は、検知結果を制御部70に送信する。
接触検知センサ54は、例えば静電センサであり、便座22へのユーザの接触を検知する。具体的には接触検知センサ54は、ユーザが便座22に着座してユーザの臀部が便座22に触れると接触(着座)を検知する。また接触検知センサ54は、ユーザが便座22を上げようとしてユーザの手が便座22に触れたりすると、接触を検知する。接触検知センサ54は、検知結果を制御部70に送信する。
開閉検知センサ56は、例えば角度センサであり、便座22の開閉を検知する。開閉検知センサ56は、検知結果を制御部70に送信する。
制御部70は、通信部72と、動作制御部74と、記憶部76と、を含む。通信部72は、リモートコントロール装置8から送信された無線信号を受信して、ユーザによる便器装置10に対する操作内容を特定する。
動作制御部74は、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄の開始と停止を制御する。また、動作制御部74は、便座裏洗浄後に乾燥装置28による便座裏の乾燥を制御する。以下、具体的に説明する。
便座裏洗浄の開始制御について説明する。動作制御部74は、便座22が閉状態にあり、かつ、例えば以下のA1〜A4のいずれかの開始条件が成立すると、便座裏洗浄を開始させる。具体的には動作制御部74は、まず便座22を閉じるときに便座開閉モータ40の回転軸40aを回転させる回転方向に回転軸40aを回転させ続ける。これにより、便座22が便鉢12に対して押し付けられ、シール部材60と便座22および便鉢12との密着度が上がる。動作制御部74は、この状態で、開閉弁50に給液路48を開かせる。なおA2〜A4については、採用する開始条件をユーザが選択できてもよい。
A1.ユーザがリモートコントロール装置で便座裏洗浄の開始操作をした場合
A2.あらかじめスケジュールされた便座裏洗浄の開始時刻になった場合
便座裏洗浄を実行するスケジュールは予め記憶部76に記憶される。動作制御部74は、記憶部76を定期的に参照し、スケジュールされた日時になると、便座裏洗浄を開始させる。便座裏洗浄は、例えば1日1回、決められた時刻に実行するようスケジュールされてもよいし、また例えば1週間に1回、決められた時刻に実行するようスケジュールされてもよいし、また例えば特定の曜日の決められた時刻に実行するようスケジュールされてもよい。
A3.前回の便座裏洗浄の実行から所定時間が経過した場合
動作制御部74は、例えば便座裏洗浄の開始時刻を基準として、前回の便座裏洗浄から所定時間(例えば1時間、3時間または5時間)が経過した場合に実行する。この場合、所定時間は予め記憶部76に記憶される。また、前回の便座裏洗浄の実行時刻(例えば開始時刻)も記憶部76に記憶される。動作制御部74は、記憶部76を定期的に参照し、前回の便座裏洗浄の開始時刻から所定時間経過していた場合、便座裏洗浄を開始させる。動作制御部74は、便座裏洗浄を開始すると、記憶部76の実行時刻(開始時刻)を今回の時刻に更新する。
A4.前回の便座裏洗浄後の便器装置10の使用回数が所定回数に到達した場合
動作制御部74は、便器洗浄の回数を便器装置10の使用回数と見なして便器装置10の使用回数を数える。なお、便器洗浄とは、便鉢12に洗浄水を供給して排泄された汚物を排出させるとともに便鉢12を洗浄することをいう。便器装置10の使用回数は、記憶部76に記憶される。動作制御部74は、便器洗浄が実行されるごとに、記憶部76の使用回数を1インクリメントすると。動作制御部74は、使用回数が所定回数に到達すると、便座裏洗浄を開始させるとともに、記憶部76の使用回数を0にクリアする。例えば所定回数が1の場合は、便器装置10の使用後に毎回、便座裏洗浄が実行され、所定回数が10の場合は、10回使用するごとに便座裏洗浄が実行される。
動作制御部74は、A1〜A4のいずれかの開始条件が成立したにもかかわらず便座22が開状態にあるときは、便座裏洗浄をスキップしてもよいが、便座開閉モータ40を制御して便座22を閉状態にし、便座裏洗浄を開始させてもよい。
また、ユーザがリモートコントロール装置で便座裏洗浄の開始操作した場合、その直後はユーザはトイレルームにいると考えられる。この場合、A1〜A4のいずれかの開始条件が成立したにもかかわらず便座22が開状態にあるときは、便座22を閉じるようにユーザに通知してもよい。通知は、音声による通知であっても、リモートコントロール装置8の表示部8bを介した通知であってもよい。
次に、便座裏洗浄の停止制御について説明する。動作制御部74は、以下のB1〜B6のいずれかの停止条件が成立すると、便座裏洗浄を停止させる。具体的には動作制御部74は、まず開閉弁50に給液路48を閉じさせる。そして動作制御部74は、便座開閉モータ40の回転軸40aの回転を停止させる。好ましくは動作制御部74は、開閉弁50を閉じてから所定時間が経過してから便座開閉モータ40の回転軸40aの回転を停止させる。この所定時間には、すでに開閉弁50を越えた給液路48内の洗浄液が確実に流れきる時間が設定される。なおB4〜B6については、採用する開始条件をユーザが選択できてもよい。
B1.決められた洗浄時間、便座裏洗浄を実行した場合
B2.ユーザがリモートコントロール装置で便座裏洗浄の停止操作をした場合
B3.ユーザがリモートコントロール装置で便座22を開状態にする操作をした場合
動作制御部74は、便座裏洗浄を停止させてから、便座開閉モータ40を制御して便座22を上げる。動作制御部74は、開閉弁50を閉じてから、吐出部46からの吐出が確実に停止する所定期間が経過してから、便座22を上げる。
B4.人体検知センサ52により人体が検知された場合
トイレルーム内にユーザがいると、万が一に便座裏洗浄の洗浄液が中央開口部32等から周囲に飛び散って、ユーザに洗浄液がかかるおそれがある。また、便座裏洗浄中は便座22は便座開閉モータ40により便鉢12に押し付けられているが、ユーザが比較的大きな力をかければ便座22を上げることができる。この場合、便座裏洗浄の洗浄液が周りに飛び散るおそれがある。そこで動作制御部74は、人体検知センサ52が人体を検知した場合、すなわちユーザがトイレルーム(個室)に入室してきた場合、便座裏洗浄を停止させる。
ただし、トイレルーム内でユーザがリモートコントロール装置を操作して便座裏洗浄を開始させたときは、人体検知センサ52が検知しても、便座裏洗浄を停止させない。なお、リモートコントロール装置を操作して便座裏洗浄を開始させた場合でも、開始から所定時間経過後は、便座裏洗浄を開始させたユーザとは別のユーザが入室してくる可能性があるため、人体検知センサ52が検知した場合に便座裏洗浄を中止させてもよい。
B5.接触検知センサ54によりユーザが便座22に接触したことが検知された場合
便座裏洗浄中にユーザが便座22に着座すると、万が一に便座裏洗浄の洗浄液が中央開口部32等から周囲に飛び散って着座しているユーザにかかるおそれがある。また、上述したように、便座裏洗浄中でもユーザが比較的大きな力をかければ便座22を上げることができ、その場合、便座裏洗浄の洗浄液が周りに飛び散るおそれがある。そこで動作制御部74は、接触検知センサ54がユーザが便座22に接触したことを検知した場合、便座裏洗浄を停止させる。
B6.開閉検知センサ56が便座22が非閉状態になったことを検知した場合
上述したように、便座裏洗浄中でもユーザが比較的大きな力をかければ便座22を上げることができ、その場合、便座裏洗浄の洗浄液が周りに飛び散るおそれがある。そこで動作制御部74は、開閉検知センサ56が便座22が非閉状態になったことを検知した場合、便座裏洗浄を停止させる。
次に、便座裏洗浄後の乾燥制御について説明する。
動作制御部74は、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄が停止すると、便座22が閉状態であれば、乾燥装置28に便座裏乾燥を実行させる。具体的には乾燥装置28は、便座22の裏面に乾燥風を吹き付ける。これにより、比較的大きい水滴は便鉢12に落ちる。乾燥風の風圧により、便座22の裏面に付着した洗浄液は乾燥風の下流に集まる。集まった洗浄液は比較的大きな水滴を形成し、乾燥風を受けて便鉢12に落ちる。また、乾燥装置28は、便座22の裏面に乾燥風として温風を吹き付ける(送風する)。これにより、便座22の裏面に付いた洗浄液は揮発する。なお、乾燥風の風速、温度、吹き付け時間は実験で定めることができる。
つづいて、本実施の形態が奏する効果について述べる。本実施の形態によれば、便座22が非閉状態であるときは便座裏洗浄が実行されないため、便座裏洗浄において吐出部46から吐出される洗浄液が便器装置10の周囲に飛び散るのが抑止される。
また、本実施の形態によれば、便座裏洗浄中に人体検知センサ52がユーザを検知すると、すなわちトイレルーム(個室)への入室を検知すると、便座裏洗浄が停止される。これにより、便座裏洗浄の洗浄液がユーザにかかるのを抑止できる。また、ユーザが便座裏洗浄中に便座22を上げて洗浄液が便器装置10の周囲に飛び散る、といった事態が生じるのを抑止できる。
また、本実施の形態によれば、便座裏洗浄中に接触検知センサ(着座検知センサ)54がユーザが便座22に接触したことを検知すると、便座裏洗浄が停止される。例えば、ユーザが便座22に着座すると便座裏洗浄が停止される。これにより、便座22に着座したユーザに便座裏洗浄の洗浄液がかかってユーザに不快な思いをさせるのを抑止できる。また例えば、ユーザが便座22を上げようと便座22に触れると便座裏洗浄が停止される。これにより、ユーザが便座裏洗浄中に便座22を上げて洗浄液が便器装置10の周囲に飛び散る、といった事態が生じるのを抑止できる。
また、本実施の形態によれば、便座裏洗浄中に開閉検知センサ56が便座22が非閉状態になったことを検知すると、便座裏洗浄が停止される。これにより、ユーザが便座22を上げると便座裏洗浄が停止されるため、洗浄液が便器装置10の周囲に飛び散るのを抑止できる。
また、本実施の形態によれば、便座裏洗浄中は、便座22は便鉢12に対して押し付けられ、言い換えると便座22は閉方向に付勢される。これにより、便座22を上げにくくなり、ユーザが便座裏洗浄中に便座22を上げて洗浄液が便器装置10の周囲に飛び散る、といった事態が生じるのを抑止できる。また、これにより、シール部材60と便座22および便鉢12との密着度が上がり、便座裏洗浄の洗浄液が便座22と便鉢12との間から漏れ出るのが抑止される。
また、本実施の形態によれば、便座22は便座開閉モータ40によって閉方向に付勢される。つまり、便座22を閉方向に付勢するための専用の機構を別途設けることなく、便座22を閉方向に付勢できる。
また、本実施の形態によれば、好ましくは、シール部材60は、環状に形成され、全周にわたって便座22と便鉢12とに挟み込まれる。これにより、便座裏洗浄の洗浄液が便座22と便鉢12との間から漏れ出るのをより確実に抑止できる。
また、本実施の形態によれば、便座裏洗浄後に、乾燥装置28により便座22の裏面が乾燥される。これにより、便座22の裏面に付着した洗浄液(水分)を起因とするカビや雑菌の発生を抑えられ、便器装置10を清潔に保つことができる。
また、本実施の形態によれば、便座22の裏面の乾燥では、乾燥風を便座22の裏面に乾燥風を吹き付ける。これにより、便座22の裏面に付着した比較的大きな洗浄液の水滴は便鉢12に落ちる。また、乾燥風の風圧により、便座22の裏面に付着した洗浄液は乾燥風の下流に集まる。集まった洗浄液は比較的大きな水滴を形成し、乾燥風を受けて便鉢12に落ちる。その結果、便座22の裏面は乾燥する。
また、本実施の形態によれば、便座22の裏面の乾燥では、乾燥風として温風を便座22の裏面に吹き付ける。これにより、便座22の裏面に付着した洗浄液が揮発し、その結果、便座22の裏面は乾燥する。
以上、実施の形態に係る便器装置10について説明した。この実施の形態は例示であり、各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
図6は、変形例に実施の形態の便器装置10を示す側面図である。本変形例では、ロック機構により便座裏洗浄中に便座22が上げられるのを抑止し、またロック機構により便座22を便鉢12に対して押し付けてシール部材60と便座22および便鉢12との密着度を上げる。以下、便器装置10について実施の形態に係る便器装置10との相違点を中心に説明する。
便器装置10は、便器本体14と、便座ユニット16と、ボックス(不図示)と、便座裏洗浄機構(不図示)と、シール部材(不図示)と、ロック機構80と、を備える。
ロック機構80は、便座ユニット16の後方に設けられる。ロック機構80は、ロックピン82と、駆動装置84と、を含む。ロックピン82は、前後方向に延在する棒状の部材であり、駆動装置84を介して便器本体14に固定される。駆動装置84は、制御部70の動作制御部74に制御され、ロックピン82を前後に移動させる。便座22には、ロックピン82が進入可能に構成された孔22bが形成されている。ロックピン82が便座22の孔22bに進入すると、便座22は閉状態にロックされる。ロックピン82が便座22の孔22bから退避すると、便座22のロックが解除される。なお図6では、ロックピン82が便座22の孔22bに進入し、便座22が閉状態にロックされた状態を示している。
動作制御部74は、実施の形態と同様に、便座22が閉状態にあり、かつ、A1〜A4のいずれかの開始条件が成立すると、便座裏洗浄を開始させる。具体的には動作制御部74は、まず便座22を閉じるときに便座開閉モータ40の回転軸40aを回転させる回転方向に回転軸40aを回転させ続ける。これにより、便座22が便鉢12に対して押し付けられ、シール部材60と便座22および便鉢12との密着度が上がる。動作制御部74は、この状態で、ロック機構80の駆動装置84を制御して、ロックピン82を孔22bに進入させ、便座22を閉状態にロックする。動作制御部74は、便座開閉モータ40の回転軸40aの回転を停止させる。便座22はロック機構80により便鉢12に押し付けられた状態で維持されているため、便座開閉モータ40の回転軸40aの回転を止めても、シール部材60と便座22および便鉢12との密着度は上がったままとなる。そして動作制御部74は、開閉弁50に給液路48を開かせる。
また、動作制御部74は、実施の形態と同様に、B1〜B6のいずれかの停止条件が成立すると、便座裏洗浄を停止させる。具体的には動作制御部74は、開閉弁50に給液路48を閉じさせる。そして動作制御部74は、ロックピン82を孔22bから退避させ、便座22のロックを解除する。
便器装置10によれば、実施の形態に係る便器装置10と同様の作用効果を奏することができる。加えて、便器装置10によれば、便器裏洗浄中に便座22を上げられなくなるため、便座裏洗浄中にユーザが便座22を上げて洗浄液が飛び散る、といった事態が生じるのを防ぐことができる。
(変形例2)
実施の形態では、便座裏洗浄中は便座開閉モータ40の回転軸40aを回転させ続けて便座22を閉方向に付勢する場合について説明したが、便座22を上げられるのを抑止する目的だけであれば、便座裏洗浄中で、かつ、人体検知センサ52が人体を検知している場合だけ、すなわち便座裏洗浄中で、かつ、ユーザがトイレルームに入室している場合だけ、便座22を閉方向に付勢してもよい。また、人体検知センサ52が人体を検知していないときは便座開閉モータ40の回転軸40aを比較的低い回転数で回転させ続け、人体検知センサ52が人体を検知しているときは便座開閉モータ40の回転軸40aを比較的高い回転数で回転させ続けてもよい。
また、上述の変形例では、便座裏洗浄中は便座22を上げられないようにロック機構80によりロックする場合について説明したが、便座22を上げられるのを抑止する目的だけであれば、便座裏洗浄中で、かつ、人体検知センサ52が人体を検知している場合だけ、すなわち便座裏洗浄中で、かつ、ユーザがトイレルームに入室している場合だけ、便座22を上げられないようにロックしてもよい。
(変形例3)
実施の形態および上述の変形例では、動作制御部74は、便座裏洗浄に関して便蓋24の開閉状態は問わなかったが、便蓋24の開閉状態を便座裏洗浄の開始条件および停止条件に含めてもよい。具体的には、動作制御部74は、便座22が閉状態であっても便蓋24が非閉状態であるときは、便座裏洗浄を開始させないこととしてもよい。つまり動作制御部74は、便座22だけでなく便蓋24も閉状態であり、かつ、上述のA1〜A4のいずれかの開始条件が成立したときに、便座裏洗浄を開始させてもよい。また、動作制御部74は、便座裏洗浄の実行中に便蓋24が非閉状態とされた場合は、便座22が閉状態であっても、便座裏洗浄を停止させてもよい。これらの場合、万が一に便座裏洗浄の洗浄液が便座22の中央開口部32等から飛び出ても、便蓋24で受けられる。つまり、便座裏洗浄の洗浄液が便器装置10の外に飛び散るのを抑止でき、トイレルームを清潔に保てる。
(変形例4)
実施の形態および上述の変形例では特に言及しなかったが、シール部材60の構成には、様々な変形例が考えられる。図7(a)、(b)はそれぞれ、変形例に係るシール部材60とその周辺を示す断面図である。図7(a)、(b)では、便座22を便鉢12に押し付ける前の状態を示している。
図7(a)では、シール部材60は、便鉢12側(固定されない側)が便座22から離れるほど細くなるよう形成されている。この場合、シール部材60の便鉢12側は変形しやすく、シール部材60を便座22と便鉢12とで挟み込んだときの密着度が上がる。
図7(b)では、シール部材60は、ゴム製であり、便座22側(固定されている側)の比較的硬度の高い(例えば硬度が60度以上の)第1部分60aと、便鉢12側の比較的硬度の低い(例えば硬度が30以下の)第2部分60bとが二色成形により一体化されている。この場合、硬度が高い第1部分60aは、便座22が便鉢12と直接接触しないように便座22およびユーザの体重を受ける。硬度が低い第2部分60bは、大きく変形して便鉢12と密着する。
(変形例5)
図8は、変形例に係る便器装置の断面図である。図9は図4に対応する。便座22の裏面22aのうち、便鉢12の上面12aと対向する外側部分22a1よりも内側の内側部分22a2が、水平面に対して傾斜した傾斜面となるように形成される。図9の例では、内側部分22aの断面形状は逆U字状を有する。本変形例によれば、乾燥風を吹き付けると、内側部分22aに付着した洗浄液は傾斜面を伝って便鉢12に落ちる。つまり、洗浄液が落ちやすくなる。
(変形例6)
図9は、変形例に係る便器装置の断面図である。図8は図4に対応する。本変形例では、便鉢12は、外側上面12a1と、外側上面12a1の内側、かつ、下側に位置する内側上面12a2と、を有する。外側上面12a1と、内側上面12a2とは、連結壁12bにより連結されている。シール部材60は、便座22が閉位置にあるときに、便座22の裏面22aと、内側上面12a2とに挟み込まれる。この場合、仮にシール部材60の外側に洗浄液が漏れ出ても、洗浄液は連結壁12bによってせき止められる。つまり、本変形例によれば、洗浄液の漏れ出しをより確実に抑えることができる。
(変形例7)
実施の形態では特に言及しなかったが、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄には、洗浄態様が異なる複数の洗浄モードがあってもよい。例えば、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄には、以下の少なくとも1つが異なる複数の洗浄モードがあってもよい。
・洗浄時間(すなわち洗浄液の吐出時間)
・すべての吐出口46aから吐出される吐出流量の合計
・洗浄液の温度
・洗浄液の種類(例えば、水、洗剤を含んだ水など)
例えば、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄には、第1洗浄モードと、第1洗浄モードよりも洗浄時間が長く、かつ、吐出流量が多い第2洗浄モードと、第2洗浄モードよりも洗浄時間が長く、かつ、洗浄液の温度が高い第3洗浄モードがあってもよい。
なお、吐出流量の合計は、各吐出口46aからの吐出流量を増減させることで調整されてもよいし、吐出する吐出口46aの数を増減させることで調整されてもよい。
複数の洗浄モードは、例えば以下のいずれか、または、これらの組み合わせによって使い分けられてもよい。
・予め決められたスケジュール
・前回の便座裏洗浄後の便器装置10の使用回数
・ユーザが小便したか大便したか
・リモートコントロール装置8に対する操作
例えば、動作制御部74は、便器装置10が使用されるごとに、第1洗浄モードで便座裏洗浄を実行し、1日に1回、決められた時刻に、第2洗浄モードで便座裏洗浄を実行し、1週間に1回、決められた時刻に、第3洗浄モードで便座裏洗浄を実行してもよい。
また例えば、動作制御部74は、前回の便座裏洗浄後の便器装置10の使用回数が10回に到達すると、第1洗浄モードで便座裏洗浄を実行し、当該使用回数が30回に到達すると、第2洗浄モードを実行してもよい。
また例えば、動作制御部74は、小便後は、第1洗浄モードで便座裏洗浄を実行し、大便後は、第2洗浄モードを実行してもよい。なお、動作制御部74は、ユーザが小便したか、大便したかを、例えばユーザが便座22に着座していた時間、すなわち接触検知センサ54が検知していた時間に基づいて判断してもよい。
また、リモートコントロール装置8において実行する洗浄モードを選択でき、動作制御部74は、リモートコントロール装置で便座裏洗浄の開始操作がなされると、選択された洗浄モードで便座裏洗浄を実行してもよい。
(変形例8)
実施の形態では、制御部70による制御(すなわち電気的な制御)により、便座22が非閉状態では便座裏洗浄が実行されない場合について説明したが、機械的にこれが実現されてもよい。具体的には、例えば開閉弁50が機械式の弁であり、便座22が非閉状態になるとそれに連動して機械的に開閉弁50が閉じられるように構成されてもよい。
(変形例9)
実施の形態では、接触検知センサ54が着座検知センサの機能を実現する場合について説明したが、これに限られず、便器装置10は、接触検知センサ54に代えて、あるいは接触検知センサ54とは別に、着座検知センサを備えていてもよい。この着座検知センサは、ユーザまでの距離により着座を検知をするものであってもよく、便座22の裏面に設置されるスイッチを含むものであって、便座22に着座されるとスイッチが押されて着座を検知するものであってもよい。
(変形例10)
実施の形態および上述の変形例では、便座裏洗浄中に便座22を便鉢12に対して押し付けてシール部材60と便座22および便鉢12との密着度を上げる場合について説明したが、これに限られず、例えば便器洗浄中に便座22を便鉢12に対して押し付けてもよい。具体的には例えば、動作制御部74は、ユーザがリモートコントロール装置8で便器洗浄の開始操作をした場合に、例えば便座開閉モータ40を便座22を閉じる方向に所定時間(便器洗浄が確実に終了するまでの時間)回転させ続けてもよい。これにより、便座22が便鉢12に対して押し付けられる。
(変形例11)
実施の形態および上述の変形例では特に言及しなかったが、便座22を便鉢12に対して押し付けてシール部材60と便座22および便鉢12との密着度を上げた状態で便座裏乾燥を実行してもよい。具体的には例えば、動作制御部74は、便座裏洗浄機構42による便座裏洗浄が停止すると、例えば便座開閉モータ40を便座22を閉じる方向に所定時間回転させ続ける。これにより、便座22が便鉢12に対して押し付けられる。なお、便座裏洗浄の開始から便座裏乾燥の終了までの間、便座22を便鉢12に押し付けた状態を維持してもよい。動作制御部74は、便座22を便鉢12に押し付けた状態で、乾燥装置28に便座裏乾燥を実行させる。本変形例によれば、乾燥装置28からの乾燥風により吹き飛ばされた洗浄液が、便座と便器本体との間から漏れ出るのが抑止される。
(変形例12)
実施の形態では、便座裏洗浄後に便座裏乾燥を実行する場合について説明したが、これに限られない。例えば、便器洗浄後に便座裏乾燥が実行されてもよい。例えば動作制御部74は、便器洗浄を開始してから所定時間(便器洗浄が確実に終了している時間)が経過してから、便座裏乾燥を開始させればよい。
(変形例13)
さらなる変形例として、便座ユニット16が、便座裏洗浄ユニット42と、制御部70のうちの便座裏洗浄ユニット42を制御する機能を備えていてもよい。つまり、便座ユニット16が、便座裏洗浄を実行可能に構成されていてもよい。
実施の形態および変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
本発明のある態様の便器装置は、便座の裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便器装置であって、便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしない。
便座裏洗浄を制御する制御部を備えてもよい。制御部は、便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄を実行させない。
ユーザを検知するための人体検知センサを備えてもよい。制御部は、便座裏洗浄中に人体検知センサによりユーザが検知されると、便座裏洗浄を停止させてもよい。
ユーザが便座に着座したことを検知する着座検知センサを備えてもよい。制御部は、便座裏洗浄中に着座検知センサによりユーザが便座に着座したことが検知されると、便座裏洗浄を停止させてもよい。
便座の開閉状態を検知する開閉検知センサを備えてもよい。制御部は、便座裏洗浄中記便座が非閉状態になったことが検知されると、便座裏洗浄を停止させてもよい。
これらの態様によると、便座裏洗浄の洗浄液が便器装置の周囲に飛び散るのが抑止される。
便座裏洗浄中に便座を閉方向に付勢する付勢手段を備えてもよい。
付勢手段は、便座を開閉させるためのモータであり、制御部は、便座裏洗浄中に、便座を閉じるときにモータの回転軸を回転させる回転方向に当該回転軸を回転させてもよい。
便座裏洗浄中に便座を閉状態にロックするためのロック機構を備えてもよい。
これらの態様によると、便座裏洗浄中に便座が上げられるのを抑止できる。
本発明の別の態様は、便座ユニットである。この便座ユニットは、裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便座ユニットであって、非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしない。
この態様によると、便座裏洗浄の洗浄液が便座ユニットの周囲に飛び散るのが抑止される。
10 便器装置、 12 便鉢、 14 便器本体、 16 便座ユニット、 22 便座、 42 便座裏洗浄機構、 70 制御部、 74 動作制御部。

Claims (9)

  1. 便座の裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便器装置であって、
    前記便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしないことを特徴とする便器装置。
  2. 便座裏洗浄を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記便座が非閉状態にあるときは、便座裏洗浄を実行させないことを特徴とする請求項1に記載の便器装置。
  3. ユーザを検知するための人体検知センサを備え、
    前記制御部は、便座裏洗浄中に前記人体検知センサによりユーザが検知されると、便座裏洗浄を停止させることを特徴とする請求項2に記載の便器装置。
  4. ユーザが前記便座に着座したことを検知する着座検知センサを備え、
    前記制御部は、便座裏洗浄中に前記着座検知センサによりユーザが前記便座に着座したことが検知されると、便座裏洗浄を停止させることを特徴とする請求項2または3に記載の便器装置。
  5. 前記便座の開閉状態を検知する開閉検知センサを備え、
    前記制御部は、便座裏洗浄中記便座が非閉状態になったことが検知されると、便座裏洗浄を停止させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の便器装置。
  6. 便座裏洗浄中に前記便座を閉方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の便器装置。
  7. 前記付勢手段は、前記便座を開閉させるためのモータであり、
    前記制御部は、便座裏洗浄中に、前記便座を閉じるときに前記モータの回転軸を回転させる回転方向に当該回転軸を回転させることを特徴とする請求項6に記載の便器装置。
  8. 便座裏洗浄中に前記便座を閉状態にロックするためのロック機構を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の便器装置。
  9. 裏面に洗浄液を供給することにより当該裏面を洗浄する便座裏洗浄を実行可能に構成された便座ユニットであって、
    非閉状態にあるときは、便座裏洗浄をしないことを特徴とする便座ユニット。
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