JP2019176583A - 電圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動回路の電圧を簡易な回路構成で測定できる電圧検出装置を提供することである。【解決手段】モータ7を駆動するインバータ8の電圧Vccを検出する。電圧検出装置は、抵抗10、11、12、インバータ8、ADC41、42、43、制御部を備える。抵抗10、11、12、は、モータ7のu、v、w各相に直列に接続する。インバータ8は、各相のうちでモータ7の回転に起因しない相であるu相とv相の間に所定周期でパルス電圧を印加する。ADC41は、インバータ8がパルス電圧を印加した時、u相に接続した抵抗10に導通する電流Iuvを検出する。制御部は、ADC41により検出した電流Iuvと、抵抗10、v相に接続した抵抗11、及びモータ7の内部抵抗とに基づき、インバータ8の電圧Vccを検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、駆動回路の電圧を簡易な回路構成で測定できる電圧検出装置に関する。
電圧検出部を備えたモータ制御装置が公知である。特許文献1は、主回路、電圧検出部、及び制御部を備えるモータ制御装置を開示する。主回路は、コンバータ部、及びインバータ部を有する。コンバータ部は、交流電源を直流電源に変換する。インバータ部は、変換された直流電源を交流電源に変換しモータを駆動する。電圧検出部は、主回路の直流電圧を検出する。制御部は、トルク制御部を有する。トルク制御部は、電圧検出部により直流電圧が所定電圧を下回ったことを検出した時、指令トルクを所定トルク以下に制限するトルク制限を開始する。トルク制御部は、直流電圧が所定電圧を上回ったことを検出した時、トルク制限を解除する。
特許第5311167号公報
上記工作機械は、電圧検出部の回路構成が複雑でありコスト上昇の要因となる場合がある。
本発明の目的は、駆動回路の電圧を簡易な回路構成で測定できる電圧検出装置を提供することである。
請求項1の電圧検出装置は、多相モータを駆動する駆動回路の電圧を検出する電圧検出装置であって、前記多相モータの各相に直列に接続した抵抗と、前記各相のうちで前記多相モータの回転に起因しない相である第一相と第二相の間に所定周期でパルス電圧を印加するパルス印加部と、前記パルス印加部が前記パルス電圧を印加した時、前記第一相に接続した第一抵抗に導通する第一電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により検出した前記第一電流と、前記第一抵抗、前記第二相に接続した第二抵抗、及び前記多相モータの内部抵抗とに基づき、前記駆動回路の電圧を検出する電圧検出部とを備えることを特徴とする。
電圧検出装置は、駆動回路の電圧の検出用に別途素子等を用いることなく、駆動回路の電圧を検出可能である。故に、電圧検出装置は、簡易な回路構成で駆動回路の電圧を検出できる。又、電圧検出装置は、駆動回路の電圧の検出時に多相モータが回転することを防止できる。
請求項2の電圧検出装置は、前記多相モータの回転位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部により検出された位置に基づき、前記各相のうち前記多相モータの回転に起因しない二つの相を選択する選択手段とを更に備えてもよい。電圧検出装置は、位置検出部による回転位置の検出に基づき、パルス電圧を供給する二つの相を選択する。故に、電圧検出装置は、パルス電圧の印加により多相モータを回転させることなく、駆動回路の電圧を検出できる。
請求項3の電圧検出装置では、前記電圧検出部は、前記パルス印加部が前記パルス電圧を出力した後から、前記第一抵抗、前記第二抵抗の抵抗成分と、前記多相モータの前記内部抵抗の抵抗成分、インダクタンス成分とに基づく時定数に応じた時間が経過する時、前記駆動回路の電圧を検出してもよい。電圧検出部は、時定数に応じた時間の経過時の第一電流から、駆動回路の電圧を検出する。該時、電圧検出部は、第一電流が安定した状態で電圧を検出できるので、駆動回路の電圧を精度良く検出できる。
請求項4の電圧検出装置は、外部機器が前記多相モータの回転駆動を開始する前の第一時点、及び、前記外部機器が前記駆動回路への電圧印加を開始する前の第二時点を判定する第一判定手段を更に備え、前記パルス印加部は、前記第一時点又は前記第二時点と判断した時、前記パルス電圧を出力してもよい。該時、電圧検出装置は、第一時点又は第二時点における駆動回路の電圧の状態を検出できるので、該時点後の誤動作を抑制できる。
請求項5の電圧検出装置は、前記多相モータの前記各相のうち異なる二相間を接続する接続線路と、前記接続線路に設けられ、前記接続線路を導通状態又は非導通状態に切り替える切替部と、前記接続線路に設けられ、前記切替部と直列に接続する接続抵抗とを更に備え、前記電圧検出部は、前記切替部が、前記第一相と前記第二相の間の前記接続線路を前記導通状態とした時、前記第一電流と、前記第一抵抗、前記第二抵抗、前記内部抵抗、及び前記接続抵抗とに基づき前記駆動回路の電圧を検出してもよい。第一相と第二相の間の接続線路を切替部が導通状態とした時、第一相及び第二相に対して接続抵抗は並列に接続する。該時、多相モータの内部抵抗の誤差による駆動回路の電圧検出精度の低下を抑制できる。故に、電圧検出装置は、内部抵抗の誤差に因らず、駆動回路の電圧を精度よく検出できる。
請求項6の電圧検出装置は、前記電流検出部により前記第一電流の出力が検出されない時、前記多相モータが未接続状態であると判定する第二判定手段を更に備えてもよい。該時、電圧検出装置は、駆動回路の電圧の検出に加え、多相モータが未接続であると判断できる。
工作機械1の構成を示すブロック図。 インバータ8及びダイナミックブレーキ回路17の回路図。 メイン処理の流れ図。 電圧検出処理の流れ図。
<工作機械1の概要>
工作機械1の構成を説明する。工作機械1は図示しない主軸機構、主軸移動機構等を備える。主軸機構は主軸モータを備え、工具を装着した主軸を回転する。主軸移動機構は、X軸モータ、Y軸モータ、Z軸モータを備え、テーブル上面に支持した被切削物に対し相対的に主軸をX軸方向(左右方向)、Y軸方向(前後方向)、Z軸方向(上下方向)の各方向に夫々移動する。工作機械1は、回転した工具を被切削物に接触させることで切削加工を行う。
図1に示す如く、工作機械1は、電源供給部3、主回路5、ACサーボモータ7(以下、「モータ7」という。)、エンコーダ9、制御部15、ダイナミックブレーキ回路17(以下、「DB回路17」という。)を備える。電源供給部3は、主回路5と接続し、主回路5に交流電圧を供給する。主回路5は、コンバータ6とインバータ8を備える。コンバータ6は、主回路5に供給された交流電圧を直流電圧Vcc(以下、「電圧Vcc」という。)に変換する。インバータ8は、変換された電圧Vccに基づきモータ7を駆動する。モータ7は多相モータであり、インバータ8から供給される駆動電流に基づきサーボ駆動する。エンコーダ9はモータ7に設けられ、モータ7の回転速度、回転位置等の情報を制御部15へ送信する。
制御部15は、インバータ8を制御することにより駆動電流を供給してモータ7を駆動する。制御部15は、制御基板52を備え、制御基板52は、CPU16、ROM18、RAM19を備える。CPU16は、モータ7の制御を司る。ROM18は、モータ7のサーボ駆動をおこなう制御プログラム、後述のメイン処理を行うプログラム等を記憶する。RAM19は、種々の一時データを記憶する。CPU16は、モータ7のサーボ駆動時、ROM18に記憶された制御プログラムを読み出して、実行する。DB回路17は、ユーザの非常停止スイッチの操作による非常停止指示に基づきモータ7のサーボ駆動を緊急停止する。
図2を参照して、インバータ8、及びDB回路17について説明する。インバータ8は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)(以下、「トランジスタ21〜26」という。)、ダイオード27〜32、抵抗10〜12、及びアナログデジタルコンバータ41〜43(以下、「ADC41〜43」という。)を備える。
トランジスタ21、22、23のコレクタ端子は、夫々、Vcc配線L1と接続する。トランジスタ21のエミッタ端子は、接続点P1を介して、トランジスタ24のコレクタ端子と接続する。トランジスタ22のエミッタ端子は、接続点P2を介して、トランジスタ25のコレクタ端子と接続する。トランジスタ23のエミッタ端子は、接続点P3を介して、トランジスタ26のコレクタ端子と接続する。トランジスタ24、25、26のエミッタ端子は、夫々、接地配線L2と接続する。即ち、トランジスタ24、25、26のエミッタ端子はグラウンド(GND)と接続する。ダイオード27〜32のカソードは、夫々、トランジスタ21〜26のコレクタ端子に接続する。ダイオード27〜32のアノードは、夫々、トランジスタ21〜26のエミッタ端子に接続する。第一配線L3は、接続点P1と接続し、抵抗10を介してモータ7のu相と接続する。第二配線L4は、接続点P2と接続し、抵抗11を介してモータ7のv相と接続する。第三配線L5は、接続点P3と接続し、抵抗12を介してモータ7のw相と接続する。ADC41は、第一配線L3に設けられ、抵抗10の両端と接続する。ADC42は、第二配線L4に設けられ、抵抗11の両端と接続する。ADC43は、第三配線L5に設けられ、抵抗12の両端と接続する。
DB回路17は、DBスイッチ33、DBリレー38、リレー配線L6、及びDB抵抗35を備える(図2参照)。DBスイッチ33は、フォトカプラであり、発光ダイオード33A及びフォトトランジスタ33Bを備える。DBリレー38は、DBコイル38A及びDBスイッチ38Bを備える。
リレー配線L6の一端は、抵抗10とモータ7の間の接続点P4にて第一配線L3と接続する。リレー配線L6の他端は、抵抗11とモータ7との間の接続点P5にて第二配線L4と接続する。DB抵抗35は、リレー配線L6に接続する。DBスイッチ38Bは、リレー配線L6に接続し、DB抵抗35と直列に接続する。DBコイル38Aの一端は、フォトトランジスタ33Bのコレクタ端子と接続し、DBスイッチ38Bに対向して配置される。DBコイル38Aの他端には、所定の電圧が供給される。フォトトランジスタ33Bのエミッタ端子は、グラウンドと接続する。発光ダイオード33Aは、フォトトランジスタ33Bと対向して配置される。発光ダイオード33Aのアノードには、3.3Vの電源と接続する。発光ダイオード33Aのカソードは、制御部15(図1参照)と接続する。
インバータ8の通常動作について説明する。モータ7のサーボ駆動時、トランジスタ21〜26は、制御部15から出力される駆動信号S1(図1参照)に基づきトランジスタ21〜26を夫々オン・オフ制御して、電圧Vccに基づく電圧を後段回路に出力する。ダイオード27〜32は、インバータ8及びモータ7から発生する過電流からトランジスタ21〜26を保護する。抵抗10〜12には、夫々、トランジスタ21〜26の駆動による駆動電流が流れる。モータ7はu相、v相、w相に駆動電流が流れることにより回転駆動する。エンコーダ9は、回転駆動するモータ7の回転速度情報、及び位置情報等をフィードバック信号S2(以下、「FB信号S2」という。)として、制御部15へ送信する(図1参照)。ADC41〜43は、駆動電流が流れることにより抵抗10〜12に生じる電圧Vccを計測する。ADC41〜43は、アナログ電圧をサンプルホールドし、該アナログ信号をデジタル値へ変換する、ADC41〜42は、変換したデジタル値を制御部15へ送信する。
制御部15は、検出した駆動電流、及びエンコーダ9からのFB信号S2に基づきインバータ8へ駆動信号S1を送信する。即ち、制御部15は、駆動信号S1によるフィードバック制御によりインバータ8をオン・オフ制御してモータ7を回転駆動する。
DB回路17の動作について説明する。制御部15は、ユーザの非常停止スイッチの操作等により、DB信号S3を発光ダイオード33Aのカソードへ送信する。DB信号S3は、3.3Vのオン・オフ信号であり、非常停止スイッチ(図1参照)から制御部15、及び制御部15からDB回路17に送信される。モータ7のサーボ駆動時、DB信号S3はオフ状態である(即ち、0V)。DB信号S3がオフの時、発光ダイオード33Aのアノードには電源3.3Vが供給されているので、発光ダイオード33Aのアノードとカソード間には電位差3.3Vが生じる。フォトトランジスタ33Bは、発光ダイオード33Aのアノードとカソード間に発生する電位差によりオンする。該時、DBリレー38のDBコイル38Aに電流が流れる。これにより、DBスイッチ38Bは、DBコイル38Aに流れる電流により発生する磁力によりコイル側に引力が働くことで、オフする。該時、DB回路17はインバータ8に接続しない。以下、DB回路17のオフ状態を、DBスイッチ38Bのオフ状態ともいう。
モータ7の緊急停止時、DB信号S3はオン状態である。即ち、発光ダイオード33Aのカソードには3.3Vが供給される。該時、発光ダイオード33Aのアノードとカソード間の電位差は無くなる。フォトトランジスタ33Bは、発光ダイオード33Aの両側の電位差が生じないので、オフする。DBコイル38Aに電流が流れないので、DBコイル38Aから磁力が発生しない。これにより、DBスイッチ38Bはオンする。該時、DB回路17は、インバータ8に接続し、DB抵抗35がモータ7と並列接続する。
DB抵抗35は、モータ7の駆動エネルギーを熱エネルギーへ変換する。DB抵抗35がモータ7と並列接続することによりDB抵抗35に電流が流れ、駆動エネルギーは熱エネルギーへ変換される。故に、DB回路17は、モータ7を停止できる。該時、制御部15は、インバータ8のトランジスタ21〜26をすべてオフしているものとする。以下、DB回路17のオン状態を、DBスイッチ38Bのオン状態ともいう。
尚、図1、2において、DB回路17は一つで説明しているが、工作機械1は、uw相、及びvw相においても、図示外のDB回路17を備える。非常停止時、すべてのDB回路17がオンして、モータ7のサーボ駆動を停止する。
<電圧Vccの検出>
工作機械1が備える上記の構成を利用した電圧Vccの検出について説明する。工作機械1は、上記の如く、コンバータ6によりインバータ8へ供給される電圧Vccに基づきモータ7を駆動する。故に、インバータ8に供給される電圧Vccが所望の値(即ち、設計値)となっていない時、モータ7の回転力が不足する等の誤動作の原因となる。故に、モータ7の電源投入時、サーボ駆動の直前、又は、緊急停止の復旧後等においては、インバータ8に供給される電圧Vccを確認する必要がある。本実施形態では、電圧Vccの検出には、DBスイッチ38Bのオフ状態と、DBスイッチ38Bのオン状態とで検出を行う。
<パルス電圧の生成>
DBスイッチ38Bがオフの時の電圧Vccの検出について説明する。工作機械1は、モータ7の電源投入時、サーボ駆動の直前、又は復旧後の電源投入時、パルス電圧を出力する。パルス電圧は、制御部15がインバータ8を制御して生成する。パルス電圧生成時、制御部15は、モータ7のエンコーダ9からのFB信号S2を解析して、モータ7に対してトルクを発生しない2相を決定する。トルクが発生する相にパルス電圧を出力すると、モータ7が焼付くなどの不具合が生じるためである。以下の説明では、トルクが発生しない相をu相、v相であると制御部15が判断した時を例に説明する。又、制御部15が行う判断等は、制御部15のCPU16が行うものとする。
制御部15は、パルス電圧の生成時、トランジスタ22、23、24、26をオフして、トランジスタ21、25をオンする。該時、トランジスタ21、25は導通する。トランジスタ21のコレクタ端子とエミッタ端子間は、トランジスタ21が導通することでVcc配線L1と電気的に接続する。又、トランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子間は、トランジスタ25が導通することでグラウンドと電気的に接続する。これにより、電圧Vccに基づくパルス電圧は、トランジスタ21、25の後段回路に出力される。該時、電圧Vccに基づくパルス電圧のオン時間は、モータ7に焼付きが生じない程度の短いパルスであるとよい。例えばパルス電圧のオン時間は、10msec程度である。
DBスイッチ38Bがオフの時の後段回路の時定数τについて説明する。トランジスタ21、25がオンの期間、電圧Vccに基づくパルス電圧が後段回路の第一配線L3、第二配線L4(即ち、u相、v相)に出力される。該時、後段回路に出力されるパルス電圧の出力には、u相、v相にモータ7のコイルが接続しているため過渡現象が起こる。後段回路に出力されるパルス電圧は、過渡状態を経た後に定常状態となる。過渡状態において、回路後段のモータ7に出力されるパルス電圧は回路の時定数τに依存する時間で立ち上がる。パルス電圧の出力から時定数τの経過時、後段回路に出力されるパルス電圧は、電圧Vccの約63%である。パルス電圧の出力から時定数τの2倍の時間の経過時、後段回路に出力されるパルス電圧は、電圧Vccの約86%である。パルス電圧の出力からτ×3倍の時間(以下、「所定時間」という。)の経過時、後段回路に出力されるパルス電圧は、電圧Vccの約95%である。このようにして、パルス電圧は、後段回路に出力され、立ち上がる。尚、時定数τは、第一配線L3及び第二配線L4に接続した抵抗10、11の抵抗値(R10、R11)、モータ7の内部抵抗の抵抗値(Rm)、モータ7のリアクタンス値(L)により決定する。時定数τは、τ=L/(R10+R11+Rm)で算出される。定常状態において、所定時間が経過しているので、後段回路に出力されるパルス電圧は略一定となる(即ち、電圧Vcc)。
<電流値の算出>
DBスイッチ38Bがオフ時の抵抗10に流れる電流Iuvの算出について説明する。抵抗10を流れる電流Iuvは、所定時間の経過後に安定する。故に、パルス電圧が安定する所定時間の経過後に抵抗10、11、12の両端の電圧Vccを検出するのが望ましい。ADC41は、トランジスタ21、25がオンしてから所定時間の経過時、抵抗10の両端の電圧を検出する。ADC41は、所定時間の経過時のアナログ電圧をデジタル信号へ変換する。変換されたデジタル信号は、制御部15へ出力される。以下の説明では、ADC41、42、43は、トランジスタ21、25のオンから所定時間の経過時、抵抗10、11、12の両端の電位差を計測しているものとする。
制御部15は、ADC41が検出した電圧値に基づき抵抗10に流れる電流Iuvを算出する。制御部15は、ADC41が出力したデジタル信号を受信する。制御部15は、抵抗10の抵抗値(R10)と受信したデジタル信号の電圧値の関係(即ち、V=R×I)により抵抗10に流れる電流Iuvを算出する。一例として、抵抗値が150Ω、電圧が150Vの時、抵抗10に流れる電流Iuvは、Iuw=150/150=1Aとして算出される。
<電圧Vccの検出>
制御部15は、インバータ8に印加している電圧Vccを検出する。制御部15は、Vcc配線L1と接地配線L2の電位差(即ち、電圧Vcc)を検出する。電圧Vccは、接地配線L2のグラウンドを基準として求める。制御部15が算出した電流Iuvが流れる第一配線L3と第二配線L4の電流経路には、抵抗10、11、モータ7の内部抵抗が存在する。これらの抵抗に電流Iuvが流れると、電圧降下が生じる。該時、第一配線L3と第二配線L4において生じる電圧降下の合計が電圧Vccとなる。
制御部15は、算出した電流Iuvと、既知である各々の抵抗成分の合計の抵抗値(Rt)との関係により電圧Vccを求める。合計の抵抗値(Rt)は、抵抗10、11の抵抗値をR10、R11とし、内部抵抗の抵抗値をRmとすると、合計の抵抗値Rt=R10+R10+Rmとなる。故に、制御部15は、電圧Vcc=Rt×Iuvにより電圧Vccを求める。これにより、制御部15は、DBスイッチ38Bがオフ時の電圧Vccを検出できる。尚、定常状態において、モータ7のコイルには電位差は生じないので、モータ7のコイルに印加される電圧は考慮しなくてもよい。
DBスイッチ38Bがオンの時の電圧Vccの検出について説明する。該時、DBスイッチ38Bがオンした時、DB抵抗35がモータ7と並列接続されるので、時定数τはDBスイッチ38Bがオフの時の値と異なる。時定数τは、抵抗10、11、DB抵抗35の抵抗値(R10、R11、Rdb)、モータ7のコイルの抵抗成分(Rm)、リアクタンス値(L)との関係により算出される。即ち、時定数τ=L×(R10+R11+Rdb)/((R10+R11)Rdb+Rm(R10+R11+Rdb))で算出される。後段回路に出力されるパルス電圧は、上記の如く、時定数τの3倍の時間である所定時間の経過時に安定する。故に、ADC41が算出する電流Iuvは、所定時間の経過後に安定する。尚、電圧Vccを検出する時の他の条件は、DBスイッチ38Bがオフの時と同様とする。
制御部15は、出力されたパルス電圧に基づき抵抗10に流れる電流Iuvを算出し、算出した電流Iuvに基づき電圧Vccを検出する。該時、DB抵抗35がモータ7と並列接続されるため、電流Iuvが流れる電流経路の抵抗値は、抵抗10、11の抵抗値(R10、R11)と、モータ7のコイルの内部抵抗の抵抗値(Rm)及びDB抵抗35の抵抗値(Rdb)を並列接続したときの合成抵抗の値(Rt)とに基づき求められる。即ち、Rt=(Rdb+Rm)/(Rdb+Rm)である。制御部15は、定常状態において、Vcc=(R10+R11+Rt)×Iuvにより電圧Vccを検出する。
電圧Vccの検出におけるモータ7の内部抵抗Rmの抵抗値の誤差の影響について説明する。以下の説明では、一例として、抵抗10、11、12の抵抗値が150Ω、モータ7の内部抵抗Rmの抵抗値が10Ω、DB抵抗35の抵抗値が150Ωであり、抵抗10に流れる電流Iuvが1Aである時を想定する。又、モータ7の内部抵抗Rmの抵抗値の誤差が、設計値に対して±5%あると想定する。尚、モータ7の内部抵抗Rmの抵抗値の誤差に比べて、抵抗10、11、12、DB抵抗35の抵抗値の誤差は、無視できる程度に小さいものとする。
DBスイッチ38Bがオフの時、設計値から誤差の無い理想的な電圧Vccは、電圧Vcc=(150+150+10)×1=310(V)となる。これに対して、内部抵抗Rmの誤差が−5%であるとすると、電圧Vcc(min)=(150+150+9.5)×1=309.95(V)となる。又、内部抵抗Rmの誤差が+5%であるとすると、電圧Vcc(max)=(150+150+10.5)×1=310.5(V)となる。故に、DBスイッチ38Bがオフの時、内部抵抗Rmの誤差による電圧Vccの検出への影響は、±0.5Vである。
DBスイッチ38Bがオンの時、設計値から誤差の無い理想的な電圧Vccは、電圧Vcc=(150+150+(150×10)/(150+10))×1=309.375(V)となる。これに対して、内部抵抗Rmの誤差が−5%であるとすると、電圧Vcc(min)=(150+150+(150×9.5)/(150+9.5))×Iuv=309.8131(V)となる。又、内部抵抗Rmの誤差が+5%であるとすると、電圧Vcc(max)=(150+150+(150×10.5)/(150+10.5))×1=308.9342(V)である。故に、理想的な電圧Vccに対する誤差は、±0.46V以内となり、DBブレーキがオフの時よりも小さい。
電圧Vccの検出において、DBスイッチ38Bがオフした時のモータ7の内部抵抗Rmの誤差によるVccの検出に与える影響が大きく、DB抵抗35とモータ7の内部抵抗Rmと並列接続した時の合成抵抗Rtの誤差がVccの検出に与える影響が少ない。即ち、パルス電圧により検出される電圧Vccは、DBスイッチ38Bがオンした時の方がDBスイッチ38Bがオフした時に比べて精度が高い。
上述の説明においては、第一配線L3、第二配線L4(u相、v相)にパルス電圧を出力した時で説明したが、例えば、制御部15がu相にトルクが発生しないと判断した時、v相、w相の間にパルス電圧を出力して電圧Vccを検出する。該時、トランジスタ22、26をオンして、上述した計算を行うことにより電圧Vccを検出する。又、制御部15がv相にトルクが発生すると判断した時、u相、w相の間にパルス電圧を出力して電圧Vccを検出する。該時、トランジスタ21、26をオンして、上述した計算を行うことにより電圧Vccを検出する。
モータ7のインバータ8への未接続の検出について説明する。制御部15は、モータ7のトルクが発生しない相をu相、v相であるとした時、パルス電圧を後段回路に出力する。モータ7が接続されていない時、第一配線L3、第二配線L4の終端は開放状態(即ち、オープン状態)となる。該時、抵抗10、11に電流が流れないので、第一配線L3、第二配線L4に電圧降下が生じない。故に、制御部15は、ADC41、42からの電圧が0Vであり、抵抗10に流れる電流Iuw等を検出しない時、モータ7がインバータ8に未接続であると判定できる。
モータ7のトルクが発生しない相をv相、w相であるとした時は、同様に、抵抗11、12に電流が流れるか否かを制御部15がADC42、43の出力から判断することにより、モータ7の未接続を判定できる。又、モータ7のトルクが発生しない相をu相、w相であるとした時は、抵抗10、12に電流が流れるか否かを制御部15がADC43の出力から判断することにより、モータ7の未接続を判定できる。
制御部15は、検出された電圧Vccの値が、DBスイッチ38Bがオンの時とオフの時で電圧Vccの誤差が大きい時、電圧Vccの値の補正を行う。Vcc補正は、例えば、DBスイッチ38Bがオン時の検出した電圧Vccを正の値であるとする。例えば、電圧Vcc補正は、DBスイッチ38Bがオン又はオフの何れか一方の条件で、モータ7の未接続状態で検出した電圧Vccの値が0Vの時、制御部15のCPU16は、モータ7が未接続であると判断する。該時、他方の検出した電圧Vccを正の値とする補正を行うこともできる。尚、制御部15は、誤差成分が大きい時、モータ7のサーボ駆動を行わない判断を行うこともできる。又、制御部15は、電圧Vccが正しく検出できていないとして電圧Vccを再度検出することもできる。
図3、図4を参照して、メイン処理について説明する。工作機械1に電源が投入されるとCPU16は、ROM18に記憶されたプログラムを読み出して、メイン処理を実行する。CPU16は、電源投入直後であるか否か判断する(S301)。電源投入直後であると判断した時(S301:YES)、CPU16は、DBスイッチ38Bをオフする(S303)。CPU16は、電圧検出処理(図4)を実行する(S305)。
図4を参照して、電圧検出処理を説明する。CPU16は、エンコーダ9からのFB信号S2を取得する(S401)。CPU16は、w相にパルス信号を出力した時トルクが発生するか否か判断する(S403)。w相にトルクが発生すると判断した時(S403:YES)、CPU16は、u相、v相をパルス電圧を出力する相として選択する(S405)。CPU16は、トランジスタ21、25をオンして、パルス電圧を出力する(S407)。該時、トランジスタ22、23、24、26はオフする。CPU16は、処理をS409へ進める。CPU16は、所定時間経過したか否か判断する(S409)。所定時間経過していないと判断した時(S409:NO)、CPU16は、処理をS407へ戻す。所定時間経過したと判断した時(S409:YES)、CPU16は、ADC41の検出結果に基づき電流Iuvを算出して、電圧Vccを検出する(S411)。CPU16は、トランジスタ21、25をオフする(S413)。CPU16は処理を戻す。
一方、w相にパルス信号を出力した時トルクが発生しないと判断した時(S403:NO)、CPU16は、v相にパルス信号を出力した時トルクが発生するか否か判断する(S415)。v相にトルクが発生すると判断した時(S415:YES)、CPU16は、u相、w相をパルス電圧を出力する相として選択する(S417)。CPU16は、トランジスタ21、26をオンして、パルス電圧を出力する(S419)。該時、トランジスタ22、23、24、25はオフする。CPU16は、所定時間経過したか否か判断する(S421)。所定時間経過していないと判断した時(S421:NO)、CPU16は、処理をS419へ戻す。所定時間経過したと判断した時(S421:YES)、CPU16は、ADC41の検出結果に基づき電流Iuwを算出して、電圧Vccを検出する(S423)。CPU16は、トランジスタ21、26をオフする(S425)。CPU16は処理を戻す(図3参照)。
v相にパルス信号を出力した時トルクが発生しないと判断した時(S415:NO)、CPU16は、v相、w相をパルス電圧を出力する相として選択する(S427)。CPU16は、トランジスタ22、26をオンして、パルス電圧を出力する(S429)。該時、トランジスタ21、23、24、25はオフする。CPU16は、所定時間経過したか否か判断する(S431)。所定時間経過していないと判断した時(S431:NO)、CPU16は、処理をS429へ戻す。所定時間経過したと判断した時(S431:YES)、CPU16は、ADC41の検出結果に基づき電流Ivwを算出して、電圧Vccを検出する(S433)。CPU16は、トランジスタ22、26をオフする(S435)。CPU16は処理を戻す(図3参照)。
図3に示すように、電圧検出処理(S305)の終了後、CPU16は、DBスイッチ38Bをオンする(S307)。CPU16は、電圧検出処理(図4参照)を実行する(S309)。CPU16は、S305、S309の処理で検出した電圧Vccの補正を行う(S311)。CPU16は、処理をS301へ戻す。
電源投入直後でないと判断した時(S301:NO)、CPU16は、モータ7がサーボ動作直前か否か判断する(S313)。サーボ動作直前であると判断した時(S313:YES)、CPU16は、DBスイッチ38Bをオフする(S315)。CPU16は、電圧検出処理(図4参照)を行う(S317)。CPU16は、DBスイッチ38Bをオンする(S319)。CPU16は、電圧検出処理(図4参照)を行う(S321)。CPU16は、S317、321で検出した電圧Vccの補正を行う(S323)。CPU16は処理をS301へ戻す。
サーボ動作直前でないと判断した時(S313:NO)、CPU16は、電源復旧直後であるか否か判断する(S324)。電源復旧直後でないと判断した時(S324:NO)、CPU16は処理をS301へ戻す。電源復旧直後であると判断した時(S324:YES)、CPU16は、DBスイッチ38Bをオフする(S325)。CPU16は、電圧検出処理を行う(S327)。CPU16は、DBスイッチ38Bをオンする(S329)。CPU16は、電圧検出処理を行う(S331)。CPU16は、S327、331で取得した電圧Vccの補正を行う(S333)。
以上説明したように、工作機械1は、インバータ8に印加される電圧Vccを検出する。工作機械1は、電圧Vccの検出を、工作機械1に予め備えられた抵抗10、11、12、インバータ8、ADC41、42、43、CPU16を使用して行う。故に、工作機械1は、インバータ8の電圧の検出用に別途ADC等の素子を用いることなく、インバータ8の電圧Vccを検出可能である。故に、工作機械1は、簡易な回路構成でインバータ8の電圧を検出できる。又、工作機械1は、電圧検出処理を行う時、u、v、w各相のうちでモータ7の回転に起因しない相であるu相とv相の間に所定周期でパルス電圧を印加する。故に、工作機械1は、インバータ8の電圧Vccの検出時にモータ7が回転することを防止できる。
工作機械1のCPU16は、エンコーダ9により検出されたモータ7の回転位置に基づき、u、v、w相のうちモータ7の回転に起因しない二つの相(u、v相)を選択する。故に、工作機械1は、パルス電圧の印加によりモータ7を回転させることなく、インバータ8の電圧Vccを検出できる。又、工作機械1は、予めモータ7に設けられているエンコーダ9を使用するため、別途位置検出用の素子を設けることなく、パルス電圧を印加する二つの相を選択できる。
制御部15は、インバータ8がパルス電圧を出力した後から、抵抗10、11の抵抗値(R10、R11)と、モータ7の内部抵抗の抵抗成分(Rm)、インダクタンス成分(L)とに基づく時定数τ×3倍の時間が経過する時、電圧Vccを検出する。該時、工作機械1は、電流が安定した状態で抵抗10、11、12に生じる電圧を検出できるので、インバータ8の電圧Vccを精度良く検出できる。
制御部15は、電源投入直後、外部機器がモータ7のサーボ駆動を開始する前、及び電源復旧直後にインバータ8を駆動してパルス電圧を出力する。該時、工作機械1は、モータ7がサーボ駆動する前にインバータ8の電圧Vccの状態を検出できる。故に、工作機械1は、その後の誤動作を抑制できる。
制御部15は、DBリレー38をオンしてDB抵抗35をモータ7のu相、v相に並列接続した状態で、電圧Vccを検出する。該時、モータ7の内部抵抗の誤差によるインバータ8の電圧検出精度の低下を抑制できる。故に、工作機械1は、内部抵抗の誤差に因らず、インバータ8の電圧Vccを精度よく検出できる。
制御部15は、ADC41、42、43の電圧の検出結果に基づき算出された電流Iuvの出力が検出されない時、モータ7が未接続状態であると判定する。該時、工作機械1は、インバータ8の電圧Vccの検出に加え、CPU16により電流が検出されない時、モータ7が未接続であると判断できる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限らない。DBスイッチ38Bをオンして、DB抵抗35がモータ7に並列接続した状態での電圧Vccの検出を行ったが、DBスイッチ38Bがオン状態での電圧Vccの検出は行わなくてよい。該時、DB抵抗35を接続しない状態で電圧Vccの検出を行えばよい。抵抗10、11、12に流れる電流は、ADC41、42、43を介して、CPU16が間接的に特定したが、電流を検出可能な素子であれば、他の素子でも良い。例えば、電流プローブ等を用いて電流検出を行ってもよい。
工作機械1は、時定数τの3倍の時間を経過後に電圧Vccの検出を行ったが、これに限らない。例えば、CPU16は、時定数τの経過後の電圧を検出し、検出した電圧Vccに対して1/0.63倍する補正を行えばよい。又、時定数τ×3倍以上の時間経過後に電圧Vccを検出しても良い。該時、モータ7の焼き付きが無い程度の時間であることが好ましい。電圧検出処理は、モータ7の電源投入時、サーボ駆動の直前、又は、緊急停止の復旧後に行われたが、モータ7がサーボ駆動していない時であればいつ行ってもよい。
<その他>
インバータ8は、本発明の「駆動回路」の一例である。抵抗10、11、12は本発明の「抵抗」の一例である。ADC11、12、13、CPU16は本発明の「電流検出部」の一例である。エンコーダ9は本発明の「位置検出部」の一例である。S403、415、427の処理を実行するCPU16は、本発明の「選択手段」の一例である。インバータ8は、本発明の「パルス印加部」の一例である。S301、313の処理を実行するCPU16は、本発明の「第一判定手段」の一例である。リレー配線L6は、本発明の「接続線路」の一例である。DBリレー38は、本発明の「切替部」の一例である。DB抵抗35は、本発明の「接続抵抗」の一例である。S311の処理を実行するCPU16は、本発明の「第二判定手段」の一例である。
1 :工作機械
8 :インバータ
9 :エンコーダ
10、11、12 :抵抗
16 :CPU
41、42、43 :ADC

Claims (6)

  1. 多相モータを駆動する駆動回路の電圧を検出する電圧検出装置であって、
    前記多相モータの各相に直列に接続した抵抗と、
    前記各相のうちで前記多相モータの回転に起因しない相である第一相と第二相の間に所定周期でパルス電圧を印加するパルス印加部と、
    前記パルス印加部が前記パルス電圧を印加した時、前記第一相に接続した第一抵抗に導通する第一電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部により検出した前記第一電流と、前記第一抵抗、前記第二相に接続した第二抵抗、及び前記多相モータの内部抵抗とに基づき、前記駆動回路の電圧を検出する電圧検出部と
    を備えることを特徴とする電圧検出装置。
  2. 前記多相モータの回転位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部により検出された位置に基づき、前記各相のうち前記多相モータの回転に起因しない二つの相を選択する選択手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
  3. 前記電圧検出部は、
    前記パルス印加部が前記パルス電圧を出力した後から、前記第一抵抗、前記第二抵抗の抵抗成分と、前記多相モータの前記内部抵抗の抵抗成分、インダクタンス成分とに基づく時定数に応じた時間が経過する時、前記駆動回路の電圧を検出すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電圧検出装置。
  4. 外部機器が前記多相モータの回転駆動を開始する前の第一時点、及び、前記外部機器が前記駆動回路への電圧印加を開始する前の第二時点を判定する第一判定手段
    を更に備え、
    前記パルス印加部は、
    前記第一時点又は前記第二時点と判断した時、前記パルス電圧を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電圧検出装置。
  5. 前記多相モータの前記各相のうち異なる二相間を接続する接続線路と、
    前記接続線路に設けられ、前記接続線路を導通状態又は非導通状態に切り替える切替部と、
    前記接続線路に設けられ、前記切替部と直列に接続する接続抵抗と
    を更に備え、
    前記電圧検出部は、
    前記切替部が、前記第一相と前記第二相の間の前記接続線路を前記導通状態とした時、
    前記第一電流と、前記第一抵抗、前記第二抵抗、前記内部抵抗、及び前記接続抵抗とに基づき前記駆動回路の電圧を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電圧検出装置。
  6. 前記電流検出部により前記第一電流の出力が検出されない時、前記多相モータが未接続状態であると判定する第二判定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電圧検出装置。
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