JP2019172358A - 脱臭方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(第1すすぎ工程)
まず、図2に示すように、上流側循環系25aに水が供給される。この際、まず、上流側供給機構24aから上流側導入配管26aを介してバランスタンク2内に水が供給される。この際、水は、例えば10℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で上流側循環系25aに供給される。なお、この際、上流側供給機構24aを使用することなく、図示しない配管等からバランスタンク2内に水が供給されても良い。
次いで、図3に示すように、上流側循環系25aに薬剤を供給して循環させる。この際、まず、上流側供給機構24aから上流側導入配管26aを介してバランスタンク2内に薬剤が供給される。この場合、薬剤としては、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを0.1〜10質量%含んだアルカリ性洗浄液や、塩素濃度が100〜3000ppmの次亜塩素酸ナトリウムを含んだアルカリ性洗浄液を用いることができる。なお、この際、上流側供給機構24aを使用することなく、図示しない配管等からバランスタンク2やヒータH1内に薬剤が供給されても良い。
次に、図2に示すように、上流側循環系25aに水が供給される。この際、上述した第1すすぎ工程と同様に、上流側循環系25aに水が供給される。この場合、水は、例えば10℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で上流側循環系25aに供給される。また、水を上流側循環系25aに供給する時間は、5分以上60分以下、一例として10分であっても良い。なお、この場合においても、上流側供給機構24aを使用することなく、図示しない配管等からバランスタンク2内に水が供給されても良い。
また、必要に応じて、上述した第2すすぎ工程の後に、上流側循環系25aに水が供給されても良い。この際、上述した第1すすぎ工程および第2すすぎ工程と同様に、上流側循環系25aに水が供給される。この場合、水は、上流側循環系25a内において、例えば10℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で上流側循環系25aに供給される。また、水を上流側循環系25aに供給する時間は、5分以上60分以下、一例として10分であっても良い。なお、この場合においても、上流側供給機構24aを使用することなく、図示しない配管等からバランスタンク2内に水が供給されても良い。
まず、図3に示すように、上流側循環系25aに水を供給して循環させる。この際、まず、上流側供給機構24aから上流側導入配管26aを介してバランスタンク2内に水が供給される。バランスタンク2に供給された水は、上流側供給配管20aを通りUHT3に送られ、UHT3によって加熱されて殺菌される。この際、水は、例えば90℃以上150℃以下の温度、一例として95℃に加熱される。なお、この際、上流側供給機構24aを使用することなく、図示しない配管等からバランスタンク2やヒータH1内に水が供給されても良い。
まず、図4に示すように、カップ11が、充填ノズル6aに被せられる。これにより、ドレン配管27bが充填ノズル6aに接続される。
次に、下流側循環系25bに水が供給される。この際、まず、下流側供給機構24bから下流側導入配管26bを介して下流側帰還配管22bに水が供給される。この際、水は、例えば5℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で下流側循環系25bに供給される。
次に、図5に示すように、下流側循環系25bに薬剤を供給して循環させる。この際、まず、下流側供給機構24bから下流側導入配管26bを介して下流側帰還配管22bに薬剤が供給される。薬剤としては、上流側循環系25aをCIPした際に使用した薬剤と同様のアルカリ性洗浄液を用いることができる。下流側帰還配管22bに供給された薬剤は、ヒータH2により加熱される。この際、薬剤は、例えば70℃以上150℃以下の温度、一例として80℃に加熱される。
次に、図4に示すように、下流側循環系25bに水が供給される。この際、上述した下流側循環系25bにおける第1すすぎ工程と同様に、下流側循環系25bに水が供給される。この場合、水は、下流側循環系25b内において、例えば10℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で下流側循環系25bに供給される。また、水を下流側循環系25bに供給する時間は、5分以上60分以下、一例として10分であっても良い。
また、必要に応じて、上述した下流側循環系25bにおける第2すすぎ工程の後に、下流側循環系25bに水が供給されても良い。この際、上述した下流側循環系25bにおける第1すすぎ工程および第2すすぎ工程と同様に、下流側循環系25bに水が供給される。この場合、水は、下流側循環系25b内において、例えば10℃以上40℃以下の温度、一例として15℃の温度で下流側循環系25bに供給される。また、水を下流側循環系25bに供給する時間は、5分以上120分以下、一例として10分であっても良い。
まず、図6に示すように、下流側循環系25bに蒸気が供給される。この際、まず、マニホルドバルブ21から蒸気が供給される。この際、蒸気は、例えば90℃以上150℃以下の温度、一例として135℃の温度で下流側循環系25bに供給される。なお、蒸気は、各タンク4、5の上部から供給しても良い。
次に、上流側循環系25aおよび下流側循環系25bの脱臭処理を施す脱臭処理工程について説明する。
また、脱臭効果が十分であったか、脱臭確認工程を設けても良い。この脱臭確認工程は、まず、内容物充填システム100に水を送液する。この際、水は、UHT3の出口における温度が、脱臭処理工程時の温度(例えば90℃)から30℃以上40℃以下程度まで下げた状態で、送液される。そして、充填装置6の出口のドレン配管27bから水をサンプリングし、臭いが除去されているか否かを確認することにより行うことが出来る。この際、臭いを分別できるセンサーを設けても良い。また、充填装置6で水を容器に充填し、臭いを確認しても良い。そして、この脱臭確認工程で結果がNGであった場合、再度脱臭処理工程を行う。
6 充填装置
9 容器
25a 上流側循環系
25b 下流側循環系
100 内容物充填システム
Claims (8)
- 内容物充填システムを脱臭する脱臭方法において、
飲料を加熱する製品加熱殺菌機を含む第1循環系のCIPを行う第1CIP工程と、
前記第1循環系のSIPを行う第1SIP工程と、
容器に内容物を充填する充填装置を含む第2循環系のCIPを行う第2CIP工程と、
前記第2循環系のSIPを行う第2SIP工程と、
前記第1循環系および前記第2循環系の脱臭処理を施す脱臭処理工程とを備え、
前記脱臭処理工程において、加熱された水を少なくとも前記第2SIPが行われた後の前記第2循環系に供給する、脱臭方法。 - 前記脱臭処理工程は、前記第1SIPが行われた後の前記第1循環系に水を供給する工程と、前記第1循環系に供給された前記水を前記製品加熱殺菌機により加熱する工程と、前記第2SIPが行われた後の前記第2循環系に、前記製品加熱殺菌機により加熱された前記水を供給する工程とを有する、請求項1に記載の脱臭方法。
- 前記第1循環系に供給された前記水を前記製品加熱殺菌機により加熱する工程において、前記水は、70℃以上100℃以下の温度に加熱される、請求項2に記載の脱臭方法。
- 前記第1SIPが行われた前記第1循環系に水を供給する工程において、前記水を前記第1循環系に供給する時間は、5分以上120分以下である、請求項2または3に記載の脱臭方法。
- 前記第2SIPが行われた前記第2循環系に、前記製品加熱殺菌機により加熱された前記水を供給する工程において、前記水を前記第2循環系に供給する時間は、5分以上120分以下である、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の脱臭方法。
- 前記第2循環系は、殺菌された飲料を貯留するタンクと、前記タンクの下流側に接続され、無菌水を作製する無菌水作製用加熱殺菌機とを含み、
前記脱臭処理工程は、前記無菌水作製用加熱殺菌機に水を供給して加熱する工程と、前記第2SIPが行われた後の前記第2循環系に、前記無菌水作製用加熱殺菌機により加熱された前記水を供給する工程とを有する、請求項1に記載の脱臭方法。 - 前記無菌水作製用加熱殺菌機に水を供給して加熱する工程において、前記水は、70℃以上100℃以下の温度に加熱される、請求項6に記載の脱臭方法。
- 前記第2SIPが行われた後の前記第2循環系に、前記無菌水作製用加熱殺菌機により加熱された前記水を供給する工程において、前記水を前記第2循環系に供給する時間は、5分以上120分以下である、請求項6または7に記載の脱臭方法。
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