JP2023055367A - 無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法及び殺菌装置 - Google Patents

無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法及び殺菌装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023055367000001
【課題】無菌充填機のチャンバー内を洗浄するCOP処理及びチャンバー内を殺菌するSOP処理するに際して、各チャンバー内に噴射する無菌水を各チャンバーに供給する無菌水供給配管内及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズル内を確実に殺菌する無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法及び殺菌装置を提供する。
【解決手段】無菌充填機を構成する部位ごとに遮蔽するチャンバーを有する無菌充填機において、チャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置10で加熱された熱水を循環して無菌水供給配管15内の殺菌剤供給三方バルブ13までを殺菌し、無菌水供給配管の殺菌剤供給三方バルブから前記チャンバー内に無菌水を噴射する噴射ノズルまで殺菌剤を流すことにより無菌水供給三方バルブ12の上流に設けられる無菌水供給三方バルブから噴射ノズルまでの無菌水供給配管を殺菌し、無菌水製造装置から噴射ノズルまで無菌水を流す。
【選択図】図1A

Description

本開示は、殺菌された飲料等を殺菌されたPETボトル、紙容器、カップ、パウチ等の容器に無菌雰囲気で充填する無菌充填機において、無菌充填機の各所に無菌水を送る無菌水供給配管内を殺菌する方法及び殺菌装置に関する。
茶飲料、ミネラルウォータ、ジュース、スープ、栄養飲料、牛乳、乳飲料、つゆ、だし等をPET等の樹脂製ボトル、紙容器、カップ、パウチ等の容器に無菌充填する無菌充填機は、充填する内容物を切り替える際に、内容物供給系配管内を、まずCIP(Cleaning
in Place)処理を行い、次にSIP(Sterilizing in Place)処理を行う。
CIP処理は、充填される内容物の貯留タンクから充填機の充填ノズルに至るまでの流路に、例えば水に苛性ソーダ等のアルカリ性薬剤を添加した洗浄液を流した後に、水に酸性薬剤を添加した洗浄液を流すことにより行われる。これにより、内容物供給系配管内に付着した前回の飲料の残留物等が除去される。
SIP処理は、例えば、上記CIP処理により洗浄された内容物供給系配管内に加熱水蒸気や熱水等を流すことによって行われる。SIP処理により、内容物供給系配管内が殺菌され無菌状態となる。
無菌充填機は、内容物を充填する容器を殺菌する容器殺菌部、殺菌された容器をリンスするリンス部、内容物殺菌装置により殺菌された内容物をリンスされた容器に充填する充填部、内容物が充填された容器を殺菌された蓋材により密封する密封部等が設けられる。これらの部位は外部と遮蔽されるチャンバー内に設けられ、無菌充填機の稼働中にチャンバー内は無菌雰囲気に維持されなければならない。
充填部チャンバー及び密封部チャンバーの内部には前回の充填作業で充填した内容物の飛沫等が付着していることがあり、内容物の種類を切り替える場合は、前回の充填作業でチャンバーの内壁及びチャンバー内の充填機等の設備の外面に付着した内容物の飛沫等をチャンバー内から除去するため、チャンバー内を洗浄するCOP(Cleaning out of Place)処理が行われる。COP処理は、チャンバー内の備えられる装置の外面及びチャンバーの内壁に洗浄液を吹き付けることにより行われる。チャンバー内の装置を分解せずに洗浄しても構わない。例えば水に苛性ソーダ等のアルカリ性薬剤を添加した洗浄液を吹き付けた後に、水に酸性薬剤を添加した洗浄液を吹き付け、さらに洗浄液を洗い流すためにチャンバー内に無菌水をシャワー状に噴霧することにより行われる。
内容物の種類を切り替える際の各種作業中に微生物が無菌チャンバー内に侵入するおそれもあるので、チャンバー内を殺菌するSOP(Sterilizing out of Place)処理も行われる。従来、チャンバー内をSOP処理する方法として、チャンバー内に、過酢酸の噴霧、無菌水の噴霧、加熱エアの吹き込み、過酸化水素の噴霧、加熱エアの吹き込みを順に行うことが開示されている(特許文献1参照)。なお、チャンバー内の装置を分解せずに殺菌しても構わない。
また、特許文献2には熱水散布、加熱した過酢酸系殺菌剤の散布、加熱無菌水散布によるすすぎという工程によるチャンバー内の殺菌も提案されている(特許文献2参照)。
特許文献3には、チャンバー内にアルカリ性洗浄液を噴射し、無菌水を噴射するCOP処理を行った後に、過酢酸噴射、無菌水噴射、過酸化水素水噴射、ホットエア吹き出し及び冷却エアの吹き出しというSOP処理を順次行うことが提案されている(特許文献3参照)。
特許文献4には、チャンバー内に無菌水を供給する無菌水供給配管に殺菌剤を流し、チャンバー内に前記無菌水を噴射する噴射ノズルから殺菌剤をチャンバー内に噴射するとき、無菌水を供給する無菌水供給側バルブに殺菌剤が到達するように、殺菌剤を無菌水供給配管に供給することが開示されている。
特開平11-208782号公報 特開2010-189034号公報 特開2014-55026号公報 特開2021-031066号公報
殺菌された内容物を殺菌された容器に無菌雰囲気で充填し、殺菌された蓋材で密封する無菌充填機において、生産開始前に無菌充填機のチャンバー内の無菌雰囲気を確保するために、チャンバー内を洗浄するCOP処理及びチャンバー内を殺菌するSOP処理が行われる。
チャンバー内を洗浄するCOP処理には、洗浄液としてアルカリ性又は酸性の洗浄液が使用され、チャンバー内を殺菌するSOP処理には、殺菌剤として過酢酸又は過酸化水素が使用される。これらの洗浄液や殺菌剤がチャンバー内に吹き付けられた後、チャンバー内に洗浄液や殺菌剤が残留する場合には、チャンバー内に無菌水が吹き付けられることによりチャンバー内に残留する洗浄液及び殺菌剤が洗い流される。
チャンバー内を洗い流す無菌水を供給するために、無菌水製造装置から、又は無菌水製造装置により製造された無菌水を貯留するタンクから各チャンバーに無菌水を供給する無菌水供給配管が設けられる。
各チャンバー内のCOP処理及びSOP処理で使用される無菌水以外にも、例えば、PETボトルに飲料等を充填する無菌充填機では、飲料充填後の口部を洗浄するための無菌水、殺菌後のキャップをリンスするための無菌水、殺菌後のPETボトルをリンスするための無菌水等が使用されることがあり、このような無菌水を供給する無菌水供給配管が設けられることもある。
COP処理はSOP処理を行う前に行われる。COP処理を行う洗浄液には殺菌成分が配合されることがあり、その場合、COP処理後に各チャンバーに洗浄液を供給する配管を殺菌しなくても構わない。殺菌剤を供給する配管は、殺菌剤を流すことによって殺菌されるために配管内を殺菌する必要がない。しかし、各チャンバーに無菌水を供給する無菌水供給配管内は、無菌水を供給する前に殺菌される必要がある。例えば、SOP処理後に殺菌剤を洗い流すためにチャンバー内に無菌水を吹き付ける際、吹き付けられる無菌水に無菌水供給配管内に残存する菌等が混入すると、SOP処理が完了したチャンバー内に菌等が混入し、さらにこの菌等が内容物に混入し、腐敗事故を発生させるおそれがある。
内容物を充填装置まで供給する配管内のSIP処理は、熱水又は加熱水蒸気を内容物供系給配管内に流し、熱殺菌することにより行われている。SIP処理と同様に、熱水又は加熱水蒸気を流すことにより無菌水供給配管内を殺菌する方法が想定される。各チャンバー内に無菌水を吹き付けるための噴射ノズルは、一流体ノズル、二流体ノズル、回転ノズル等のスプレーノズルが使用される。しかし、スプレーノズルは充填ノズルと異なり、大気に放出して使用するため、100℃以上の温度で配管内を殺菌することが困難であるため、無菌水供給配管内に熱水又は加熱水蒸気を流しても、耐熱性の細菌芽胞が生残する。加えて、スプレーノズルに使用されるパッキン等の部材が高温で劣化することがあり、高熱殺菌には不向きである。
充填ノズルでは、熱水又は加熱水蒸気をカップで受けて、充填ノズルの先端で大気に放出せずに循環させる。さらに、カップで受ける加熱水蒸気を集約して配管内圧を大気圧以上に上げ、凝縮水のみを大気に開放することで、熱水及び加熱水蒸気の温度が下がらない。このようにすることで、大きなエネルギーロスを伴わずにSIP処理することができる。しかし、チャンバー内に無菌水を吹き付ける噴射ノズルの先端をカップで受けることができない。チャンバー内に無菌水を供給する無菌水供給配管は、噴射ノズルの先端から熱水又は加熱水蒸気を大気に放出するため、膨大なエネルギーを消費することとなり、無菌水供給配管内を熱水又は加熱水蒸気により殺菌することは困難である。
無菌水供給配管内を熱水又は加熱水蒸気により殺菌することは困難であり、殺菌剤を使用して殺菌しなければならない。しかし、全てのチャンバーに無菌水を供給する無菌水供給配管及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズルを殺菌するために殺菌剤供給装置を設けるのは多大な設備費が必要となる。そのため、新たな設備費や大量の殺菌剤を必要としない、無菌水供給配管内及び無菌水噴射ノズル内を殺菌する方法及び装置が求められている。
本開示は無菌充填機のチャンバー内を洗浄するCOP処理及びチャンバー内を殺菌するSOP処理を行うときに、各チャンバー内に噴射する無菌水を各チャンバーに供給する無菌水供給配管内、及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズル内を確実に殺菌する、無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法及び殺菌装置を提供することを目的とする。また、無菌水供給配管内及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズル内を殺菌するために、新たな設備費や大量の殺菌剤を必要としない無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法及び殺菌装置を提供することを目的とする。
本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法は、殺菌された容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填し、前記内容物が充填された前記容器を密封する無菌充填機であって、当該無菌充填機を構成する部位を遮蔽するチャンバーを有する前記無菌充填機において、前記チャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置で加熱された熱水を循環して前記無菌水製造装置から無菌水供給配管内の殺菌剤供給三方バルブまでを殺菌し、前記無菌水供給配管の前記殺菌剤供給三方バルブから前記チャンバー内に無菌水を噴射する噴射ノズルまで殺菌剤を流すことにより、無菌水供給三方バルブの上流に設けられる無菌水供給三方バルブから前記噴射ノズルまでの前記無菌水供給配管を殺菌し、前記無菌水製造装置から前記噴射ノズルまで前記無菌水を流すことを特徴とする。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記無菌水供給配管に前記無菌水を流すとき、前記無菌水供給配管内の圧力を、殺菌剤供給タンク側が閉じられた前記殺菌剤供給三方バルブから前記殺菌剤供給タンク側の配管内の圧力よりも高くすると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記無菌水を流すとき、前記無菌水製造装置により前記無菌水を製造できるように、前記無菌水製造装置の下流に設けられるコントロールバルブにより、前記無菌水の流量を調節することにより前記無菌水製造装置内の圧力を保持すると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記無菌水供給配管に前記無菌水を流した後、前記無菌水供給配管内を陽圧に保持すると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記チャンバー内に噴射された前記殺菌剤を回収し、回収された前記殺菌剤を、再利用すると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記殺菌剤が過酢酸、過酸化水素、酸性薬剤又はアルカリ性薬剤のうち少なくとも1つを含むと好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記過酢酸の濃度が500mg/L以上、5000mg/L以下であると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、前記過酢酸の濃度を測定し、前記過酢酸の濃度を500mg/L以上、5000mg/L以下に保持すると好適である。
本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置は、殺菌された容器に殺菌された内容物を充填し、前記内容物が充填された前記容器を密封する無菌充填機であって、当該無菌充填機を構成する部位を遮蔽するチャンバーを有する前記無菌充填機において、前記チャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置、前記無菌水製造装置から前記チャンバーに前記無菌水を供給する無菌水供給配管、前記無菌水製造装置で加熱された熱水を循環して前記無菌水供給配管内の無菌水供給側を殺菌する循環路、前記循環路を形成するための前記無菌水供給配管に設けられる無菌水供給三方バルブ、前記無菌水供給配管に殺菌剤を供給する殺菌剤供給タンク、前記殺菌剤供給タンクから前記無菌水供給配管に前記殺菌剤を供給し、又は前記無菌水を前記無菌水供給配管に流す殺菌剤供給三方バルブ、及び前記チャンバー内に前記殺菌剤又は前記無菌水を噴射する噴射ノズルが設けられることを特徴とする。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、前記無菌水供給配管に前記無菌水を流すとき、前記無菌水供給配管内の圧力を、前記殺菌剤供給タンク側が閉じられた前記殺菌剤供給三方バルブから前記殺菌剤供給タンク側の配管内の圧力よりも高くなるように前記殺菌剤供給三方バルブより前記殺菌剤供給タンク側の配管に大気開放バルブを設けると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、前記無菌水を前記噴射ノズルまで流すとき、前記無菌水製造装置内の圧力を調節するコントロールバルブを前記無菌水製造装置の下流に設けると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、前記噴射ノズルから噴射される前記殺菌剤を回収する殺菌剤回収装置が設けられると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、前記殺菌剤回収装置が、前記チャンバーの底部に設けられた排出口から前記殺菌剤を回収する殺菌剤回収ポンプ、及び回収された前記殺菌剤を貯留する回収殺菌剤貯留タンクを備えると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、前記回収殺菌剤貯留タンクが、前記殺菌剤中の過酢酸濃度を500mg/L以上、5000mg/L以下に保持する過酢酸濃度調整装置を備え、当該過酢酸濃度調整装置が前記回収殺菌剤貯留タンクに貯留された前記殺菌剤中の前記過酢酸濃度を測定する過酢酸濃度測定装置、及び測定された前記過酢酸濃度に基づき、前記過酢酸濃度を調整する過酢酸濃度調整ポンプを備えると好適である。
本開示の無菌充填機の無菌水供給配管内殺菌方法及び殺菌装置によれば、無菌充填機のチャンバー内を洗浄するCOP処理及びチャンバー内を殺菌するSOP処理を行うときに、各チャンバー内に噴射する無菌水を各チャンバーに供給する無菌水供給配管内及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズル内を確実に殺菌することができる。また、無菌水供給配管内及び無菌水を各チャンバー内に噴射する噴射ノズル内を殺菌するために、新たな設備を設ける費用及び大量の殺菌剤を必要としない無菌充填機の無菌水供給配管内殺菌方法及び殺菌装置を提供することができる。
本開示の実施の形態に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置及び殺菌方法の工程を示し、無菌水供給配管の上流側に熱水を循環することにより殺菌する熱水循環殺菌工程を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置及び殺菌方法の工程を示し、無菌水供給配管に殺菌剤を流す殺菌剤による殺菌工程を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置及び殺菌方法の工程を示し、無菌水供給配管に無菌水を流す無菌水供給工程を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌水貯留タンクを備える無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機のチャンバー内に無菌水を噴射する噴射ノズル及び殺菌剤回収装置を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機の回収殺菌剤貯留タンクを示す。 本開示の実施の形態に係る無菌水供給配管内の殺菌装置の他の例を示す。
以下に、本開示の実施の形態について図面を参照して説明する。
PETボトルのような容器に飲料等を充填する無菌充填機は、通常、加熱部、成形部、検査部、容器殺菌部、エアリンス部、充填部、密封部、排出部で構成される。加熱部は、プリフォームが供給され、供給されたプリフォームを成形温度まで加熱する箇所である。成形部は、加熱されたプリフォームを容器に成形する箇所である。検査部は、成形された容器を検査する箇所である。容器殺菌部は、検査された容器を殺菌する箇所である。エアリンス部は、殺菌された容器をエアリンスする箇所である。充填部は、殺菌された容器に内容物殺菌装置により殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する箇所である。密封部は、内容物が充填された容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封する箇所である。排出部は、密封された容器を排出する箇所である。無菌充填機は検査部及びエアリンス部を備えなくても構わない。また、供給されたプリフォームを加熱する前に殺菌するプリフォーム殺菌部を有する無菌充填機もある。プリフォーム殺菌部を有する無菌充填機は、容器殺菌部を備えなくても構わない。
無菌充填機を構成する各部はチャンバーにより遮蔽されている。ここで、加熱部と成形部は単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。また、密封部と排出部も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。さらに、充填部、密封部及び排出部が単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
無菌充填機により製品を生産中には、容器殺菌部のチャンバー、エアリンス部のチャンバー、充填部のチャンバー、密封部のチャンバー及び排出部のチャンバーは、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバー内の圧力を陽圧に保持することで、無菌充填機の無菌性が維持される。陽圧に保持する圧力は、充填部のチャンバー内が最も高く、エアリンス部のチャンバー、容器殺菌部のチャンバーと上流に行くほど低く設定される。例えば、充填部のチャンバー内の圧力を20Pa以上、40Pa以下とすると、他のチャンバー内の圧力は、充填部のチャンバー内の圧力よりも低く設定される。プリフォーム殺菌部を有する無菌充填機は、加熱部及び成形部もチャンバーに覆われている。加熱部チャンバー内及び成形部チャンバー内には無菌エアが供給され、これらのチャンバー内も陽圧に保持される。
容器殺菌部のチャンバー、エアリンス部のチャンバー、充填部のチャンバー、密封部のチャンバー及び排出部のチャンバー内は、無菌充填機の稼働前にチャンバー内を殺菌するSOP処理が行われる。そのため、各チャンバー内には殺菌剤及び無菌水を噴射する噴射ノズルが備えられる。容器殺菌部のチャンバー内は無菌充填機稼働中に殺菌剤が噴霧されるため、SOP処理が行われなくても構わない。プリフォーム殺菌部を有する無菌充填機は、加熱部及び成形部を遮蔽するチャンバー内のSOP処理が行われる。
各チャンバー内のSOP処理の前に内容物が充填される充填部のチャンバーから下流のチャンバーはチャンバー内を洗浄するCOP処理が行われる。内容物がチャンバー内に飛散して汚染が激しいチャンバー内は、温水、熱水、又は苛性ソーダを主成分とするアルカリ性洗浄液又は酸性洗浄液を噴射することで洗浄される。容器殺菌部のチャンバーや排出部のチャンバーは汚染が限定的であるため、COP処理しなくても構わない。
チャンバー内を洗浄するCOP処理は、洗浄液をチャンバー内の装置及びチャンバーの内壁に吹き付けることにより行われる。チャンバー内の装置を分解することなく、洗浄液を吹き付けるが、チャンバー内の装置の一部を分解して洗浄液を吹き付けても構わない。
無菌充填機により飲料を容器に充填する連続運転の後に、内容物が変更される場合、無菌充填機の運転が停止されて、無菌充填機のチャンバー内のCOP処理及びSOP処理が行われる。また、長時間の連続運転によりチャンバー内が内容物の飛沫により汚染された場合も無菌充填機の運転が停止されて、無菌充填機のチャンバー内のCOP処理及びSOP処理が行われる。内容物による汚染がないチャンバー内はSOP処理のみが行われる。
チャンバー内を洗浄するCOP処理によりチャンバー内に残存する洗浄液、チャンバー内を殺菌するSOP処理によりチャンバー内に残存する殺菌剤を洗い流すためにチャンバー内には無菌水が噴射される。チャンバー内には無菌水を噴射するために噴射ノズルが設けられる。噴射ノズルから洗浄液又は殺菌剤を噴射し、チャンバー内のCOP処理又はSOP処理を行っても構わない。無菌充填機の運転が停止中に各チャンバーに供給される無菌水は、チャンバー内に残存する洗浄液及び殺菌剤を洗い流すために各チャンバーに供給される。無菌充填機稼働中に各チャンバーに供給される無菌水は、殺菌された容器のリンス、内容物が充填された容器口部の洗浄及び殺菌された蓋材のリンスを行うために供給される。
上述のように、チャンバーによって異なるが、チャンバーの機能によりCOP処理及びSOP処理を行うためにチャンバー内に洗浄液、殺菌剤及び無菌水を噴射する噴射ノズルとしてスプレーノズルが備えられる。スプレーノズルは、一流体ノズル、二流体ノズル、回転ノズル等のスプレーノズルである。スプレーノズルは、COP処理を行うときは洗浄液を噴射し、SOP処理を行うときは、殺菌剤を噴射する。SOP処理に使用する殺菌剤として過酢酸及び過酸化水素を含む液体を使用する場合は、殺菌剤も液体となり、スプレーノズルは兼用できる。さらに無菌水も液体であり、無菌水も同一の液体用スプレーノズルからチャンバー内に噴射できる。
図3にチャンバー1内に洗浄液、殺菌剤又は無菌水を噴射する噴射ノズルとしてのスプレーノズル及び無菌エアを供給する無菌エア供給装置4を示す。図3に示すようにチャンバー1には、噴射ノズルとして流体ノズル2及び回転ノズル3が備えられる。流体ノズル2及び回転ノズル3は液体を噴射することができる。また、チャンバー1内には、液体ではなくガスを噴射するノズルを設けても構わない。
流体ノズル2は、一流体スプレーまたは殺菌剤を圧縮エアと混合して噴霧する二流体スプレーが使用される。流体ノズル2は、殺菌が必要な各チャンバー1内の全域に付着するように殺菌剤を吹き付ける。吹き付けられた殺菌剤により、チャンバー1内が殺菌される。流体ノズル2はチャンバー1内の全域に殺菌剤が付着するように配置される。殺菌剤は容器を殺菌するために使用される殺菌剤と同様のものが使用でき、過酢酸や過酸化水素を含む殺菌剤を使用することが好ましい。殺菌剤の吹き付けは、異なる殺菌剤を複数回吹き付けても構わない。
無菌充填機の稼働中には、SOP処理後の各チャンバー内の無菌性を維持するために、図3に示すように、チャンバー1に無菌エア供給装置4が設けられる。無菌エア供給装置4は、ブロワ5によるエアを除菌フィルタ6により無菌化しチャンバー1内に供給する。エアを加熱装置7により加熱しても構わない。除菌フィルタ6のチャンバー側表面は殺菌剤が噴射されることで殺菌される。また、チャンバー1内の圧力を適正に保持するために、排気装置8を設けても構わない。
チャンバー1にはSOP処理の殺菌剤として過酸化水素のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を使用する場合、ガス用スプレーノズルが設けられる。
チャンバー1の噴射ノズルとしてのスプレーノズルは、SOP処理の際に殺菌されなければならない。スプレーノズルの外面はチャンバー内に殺菌剤が噴射されるSOP処理により殺菌される。しかし、無菌水を噴射ノズルまで供給する無菌水供給配管15内は飲料供給系配管とは異なるため、飲料供給系配管のSIP処理では殺菌されない。
液体を噴射する噴射ノズルにより洗浄液、殺菌剤及び無菌水をチャンバー内に噴射する場合、例えば、COP処理を行うために洗浄液を噴射し、洗浄液を洗い流すために無菌水を噴射し、SOP処理を行うために殺菌剤を噴射し、殺菌剤を洗い流すために無菌水を噴射する。このとき、殺菌剤を噴射後、無菌水を噴射するため、無菌水供給配管15の噴射ノズルまでの流路で殺菌剤が流される流路及び噴射ノズルの内部は殺菌されることとなる。
よって、液状の殺菌剤及び無菌水を同一の流路に流し、同一の噴射ノズルからチャンバー1内に殺菌剤及び無菌水を噴射する場合、無菌水供給配管15及び噴射ノズルを殺菌する必要はない。すなわち、無菌充填機において、チャンバー1に無菌水を供給する無菌水供給配管15に殺菌剤を流し、図3に示すチャンバー1内に無菌水を噴射する噴射ノズルとしての流体ノズル2及び回転ノズル3から殺菌剤をチャンバー1内に噴射することにより無菌水供給配管15内の下流側及び噴射ノズル内を殺菌することができる。
図1Cに示すように、無菌水は、水供給タンク9から無菌水製造装置10に水を供給し、供給された水を無菌水製造装置10により加熱することで殺菌し、無菌水を製造する。水の加熱は少なくとも120℃で4分以上行われる。又は、充填される内容物の殺菌条件以上の殺菌価で殺菌された水でも構わない。加熱されて殺菌された無菌水は常温まで冷却されて、チャンバー1内に噴射されるが、常温まで冷却せずに、常温を超える温度から100℃以下の温度でチャンバー1内に噴射されても構わない。常温を超える温度とすることで、無菌水の洗浄能力が向上する。好ましくは60℃以上、100℃以下とすることで、無菌水の洗浄能力を各段に向上できる。
無菌水製造装置10により製造される無菌水は、図1Cに示すように、無菌水の流量を調節するコントロールバルブ31を経て、無菌水供給三方バルブ12、殺菌剤供給三方バルブ13及びバルブ30を経て各チャンバー1の噴射ノズルに供給される。無菌水製造装置10から噴射ノズルまでが無菌水供給配管15である。無菌水供給三方バルブ12と殺菌剤供給三方バルブ13の間の無菌水供給配管15を三方バルブ間無菌水供給配管15aとする。
殺菌剤供給三方バルブ13は、殺菌剤を供給する殺菌剤供給タンク11から無菌水供給配管15への殺菌剤の供給を制御する。殺菌剤供給タンク11から殺菌剤を無菌水供給配管15に供給するために、殺菌剤供給タンク11の下流には必要に応じてポンプ(図示せず)が設けられる。
無菌水は無菌水製造装置10により製造されるが、無菌水製造装置10を無菌充填機に設けることなく、無菌充填機で充填する飲料等の内容物を殺菌する内容物殺菌装置により製造される無菌水でも構わない。
無菌水供給配管15の上流側に熱水を循環することにより、無菌水供給配管15の上流側を殺菌する熱水循環殺菌工程を図1Aに示す。無菌水をチャンバー1内の噴射ノズルに供給する前に、無菌水製造装置10を殺菌するために、水供給バルブ14が開とされ、さらに循環路バルブ42は閉とされて、水を水供給タンク9から無菌水製造装置10に供給する。そして、水供給バルブ14を閉とし、さらに循環路バルブ42は開とされて、無菌水供給三方バルブ12を経て無菌水製造装置10を循環する無菌水循環路41を設ける。この無菌水循環路41に基準温度121.1℃、Z=10℃の場合のF値がF≧3、好ましくは装置殺菌後に製造する製品中身の殺菌価であるF値以上の無菌水を循環させることで、無菌水循環路41内を殺菌する。
無菌水供給三方バルブ12は三方バルブであって、無菌水供給配管15への無菌水の供給を制御する。無菌水循環路41は閉回路であるが、無菌水を無菌水循環路41内に循環するとき、水供給バルブ14は開として、エアの除去及び水の補給を行っても構わない。
無菌水循環路41内に熱水を循環させるとき、図1Aの無菌水供給三方バルブ12は無菌水製造装置10側、熱水を循環する無菌水循環路41の下流側及び三方バルブ間無菌水供給配管15a側の三方が開となっている。三方を開とすることで、無菌水循環路41内に熱水を循環させ、殺菌剤供給三方バルブ13側にも熱水を供給する。殺菌剤供給三方バルブ13は無菌水供給三方バルブ12側が閉となっている。三方バルブである殺菌剤供給三方バルブ13は、図1Aに示すように、殺菌剤供給タンク11側及び無菌水供給配管15の下流側の二方が開となり、無菌水供給三方バルブ12側が閉となっている。
三方バルブ間無菌水供給配管15aは、無菌水循環路41内を循環する熱水が殺菌剤供給三方バルブ13まで供給されることにより、熱水の熱により殺菌される。三方バルブ間無菌水供給配管15aは、最短にすることが望ましく、最大でも無菌水供給配管15の内径の3倍以下が好適である。3倍を超えると殺菌剤供給三方バルブ13まで熱水が十分に供給されないおそれがある。
無菌水供給三方バルブ12を通過する熱水のレイノルズ数は200,000以上とされる。この数値未満の場合、十分な乱流が得られず、殺菌剤供給三方バルブ13の無菌水供給三方バルブ12側を殺菌することが出来ない。この構成にすることで、無菌水供給三方バルブ12の弁シートと、無菌水供給三方バルブ12から殺菌剤供給三方バルブ13までの三方バルブ間無菌水供給配管15aの管路を確実に殺菌することが可能になる。
無菌水循環路41内に熱水を循環するとき、殺菌剤供給三方バルブ13が閉となっている三方バルブ間無菌水供給配管15aの圧力は、開となっている殺菌剤供給タンク11側及び無菌水供給配管15の下流側の圧力よりも高くなる。
次に、図1Bに示すように、殺菌剤供給三方バルブ13から無菌水供給配管15の下流に殺菌剤を流して、無菌水供給配管15の殺菌剤による殺菌工程を行う。無菌水供給三方バルブ12の殺菌剤供給三方バルブ13側を閉とし、殺菌剤供給三方バルブ13の殺菌剤供給タンク11側、無菌水供給三方バルブ13側及び無菌水供給配管15の下流側の三方を開とし、殺菌剤供給タンク11から殺菌剤を供給し、殺菌剤供給三方バルブ13から無菌水供給配管15の下流に殺菌剤を流す。流される殺菌剤は、チャンバー1内の噴射ノズルからチャンバー1内に噴射される。
その結果、無菌水供給三方バルブ12と殺菌剤供給三方バルブ13との間である三方バルブ間無菌水供給配管15aは、無菌水供給三方バルブ12まで、殺菌剤が供給されることにより、供給される殺菌剤により殺菌される。また、殺菌剤を殺菌剤供給三方バルブ13から下流に流すことで、殺菌剤供給三方バルブ13から噴射ノズルまでの無菌水供給配管15内を殺菌することができる。三方バルブ間無菌水供給配管15aは既に熱水により殺菌されているが、殺菌剤により再度殺菌されることにより、確実に殺菌される。
無菌水供給配管15の殺菌剤による殺菌工程が行われるとき、無菌水供給三方バルブ12は無菌水製造装置10側及び無菌水循環路41の下流側の二方が開となっている。無菌水供給三方バルブ12の殺菌剤供給三方バルブ13側は閉となっている。閉となった殺菌剤供給三方バルブ13側には殺菌剤が供給され、三方バルブ間無菌水供給配管15aの圧力は、無菌水供給三方バルブ12の無菌水製造装置10側及び無菌水循環路41の下流側の配管内の圧力よりも高くなる。
次に、図1Cに示すように、無菌水供給配管15に無菌水を流す無菌水供給工程を行う。無菌水供給三方バルブ12は無菌水製造装置10側及び殺菌剤供給三方バルブ13側の二方が開とされ、殺菌剤供給三方バルブ13は無菌水供給三方バルブ12側及び無菌水供給配管15の下流側の二方が開とされ、無菌水製造装置10から噴射ノズルまで無菌水を流す。無菌水は噴射ノズルからチャンバー1内に噴射される。
無菌水供給工程により、無菌水供給配管15内に残留する殺菌剤はすすがれて、洗い流される。
無菌水を無菌水供給配管15に供給するとき、殺菌剤供給三方バルブ13が閉とされた殺菌剤供給タンク11側の配管内の圧力が、殺菌剤供給三方バルブ13が開となっている無菌水の流れる側の無菌水供給配管15内の圧力よりも高い場合、殺菌剤が無菌水側に漏れるおそれがある。殺菌剤を洗い流すために無菌水を無菌水供給配管15に流しており、無菌水に殺菌剤が混入することは避けなければならない。
図5に示すように、殺菌剤供給タンク11の下流に殺菌剤供給バルブ28を設け、殺菌剤供給バルブ28と殺菌剤供給三方バルブ13の間に大気開放バルブ29を設ける。殺菌剤供給バルブ28を閉じ、大気開放バルブ29を開けることで殺菌剤供給バルブ28と殺菌剤供給三方バルブ13の間に残留する殺菌剤を排出させ、殺菌剤供給三方バルブ13と殺菌剤供給バルブ28との間の配管内の圧力を大気圧とする。このとき、殺菌剤供給タンク11側が閉じられた殺菌剤供給三方バルブ13、閉じられた殺菌剤供給バルブ28及び開けられた大気開放バルブ29により形成される殺菌剤供給三方バルブ13の殺菌剤供給タンク11側の配管内の圧力は、無菌水が流される無菌水供給配管15内の圧力よりも低い。
無菌水を流す無菌水供給配管15の圧力は、無菌水供給配管15側が閉じられた殺菌剤供給三方バルブ13から殺菌剤供給バルブ28側の配管内の圧力よりも高いため、閉じられた殺菌剤供給三方バルブ13側から無菌水供給配管15側に殺菌剤が漏れることはない。万が一殺菌剤供給三方バルブ13が破損・リークしていても殺菌剤が無菌水供給配管15内に混入することはない。
各チャンバーへ無菌水を流すとき、無菌水が噴射ノズルから一挙に大気に噴射されることで、無菌水製造装置10の殺菌温度保持部の圧力が低下し、無菌水製造装置10の殺菌温度保持部の温度が所定の温度に達しないおそれがある。殺菌温度保持部の温度が所定の温度に達しない場合、無菌水製造装置により製造される無菌水が無菌とならないおそれがある。
無菌水製造装置10の下流にコントロールバルブ31を設ける。コントロールバルブ31は無菌水製造装置10と噴射ノズルの間に設けられる。コントロールバルブ31による制御の効果が無菌水製造装置10に迅速に伝わることから、図1に示すように、コントロールバルブ31は無菌水製造装置10と無菌水供給三方バルブ12の間に設けられることが好ましい。
無菌水製造装置10の殺菌温度保持部の圧力が低下することを避けるために、コントロールバルブ31により無菌水の流量を絞ることで、無菌水製造装置10の殺菌温度保持部の圧力低下を防ぐ。コントロールバルブ31により流量を制御することにより、無菌水製造装置10内の殺菌温度保持部の圧力を保持し、無菌水製造装置10の殺菌温度保持部の温度を所定の温度に維持して無菌水の製造を行うことができる。コントロールバルブ31とは、ダイヤフラム弁を用いて、配管内の液流路の開口面積をコントロールするものである。
各チャンバー1に設置してある噴射ノズルから噴射される無菌水のチャンバー1内の洗浄能力を高めるために、コントロールバルブ31から噴射ノズルまでの配管内圧力を0.1MPa以上、0.5MPa以下、好ましくは0.2MPa以上、0.4MPa以下に調整する。0.1MPa未満では、洗浄能力が低下し、0.5MPa以上では、無菌水製造装置10からの送液が困難になり、無菌水製造装置10を大型化する必要が生じる。
無菌水の送液が完了した後、バルブ30を開とすることで、無菌水供給配管15はチャンバー内の陽圧エアにより加圧保持される。無菌水供給配管15内を陽圧にすることにより、殺菌された無菌水供給配管15内の無菌性を保持することができる。これにより、無菌水供給配管15にリークがあった場合もチャンバー内に菌を吸い込むおそれはない。
殺菌剤は、過酢酸を含む殺菌剤が好ましく、過酢酸濃度が100mg/L以上で、好ましくは500mg/L以上、5000mg/L以下である。他に少なくとも過酸化水素及び酢酸を含む。このとき、過酢酸を含む殺菌剤を40℃以上、95℃以下、好ましくは50℃以上、95℃以下に加温することで殺菌効果が高まる。殺菌剤を加熱する装置(図示せず)は殺菌剤供給タンク11から殺菌剤供給三方バルブ13との間に設けられる。
各チャンバー1までの無菌水供給配管15内を殺菌するために、過酢酸を使用する場合、過酢酸耐性菌(Bacillus cereus, Bacillus polymyxa, Paenibacilluschibensis, Paen
ibacillus favisporus等)を十分考慮する必要がある。殺菌剤供給タンク11に過酢酸原液を供給し、無菌水で規定濃度(500mg/L以上、5000mg/L以下)まで希釈した後、無菌水供給配管15に送液する前に、殺菌剤供給タンク11内の殺菌剤を殺菌剤供給タンク11の外部に設ける加熱装置及び循環ポンプにより40℃以上、好ましくは50℃以上、95℃以下まで昇温させながら、少なくとも5分以上、好ましくは10分以上、循環させながら保持する。これにより、各チャンバー1内に送液する前に、過酢酸耐熱性菌を減少・死滅させることが可能である。また、過酢酸の原液を未殺菌の水で希釈せずに無菌水で希釈することで、過酢酸耐性菌がチャンバー1内へ送液されるリスクを低減させても構わない。
殺菌剤として、過酢酸の他に、過酸化水素、過酢酸に脂肪酸エステルを添加したもの、硝酸のような酸性薬剤、塩素系殺菌剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性薬剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、二酸化塩素、オゾン水、酸性水、界面活性剤の少なくとも1種を用い、これらのうち2種以上を任意の割合で組み合わせて用いても構わない。
図1Cは、無菌水製造装置10から各チャンバー1に無菌水を供給する場合を示したが、図2に示すように無菌水製造装置10の下流に無菌水貯留タンク16を設け、貯留される無菌水を各チャンバー1に供給しても構わない。加熱殺菌部、殺菌温度保持部、冷却部を備える無菌水製造装置10は、無菌水貯留タンク三方バルブ17を介して無菌水製造装置10に熱水を循環させることで殺菌される。無菌水貯留タンク16は、加熱水蒸気を供給することにより殺菌される。加熱水蒸気を無菌水貯留タンク16に供給する場合、無菌水貯留タンク三方バルブ17は無菌水貯留タンク16側が閉とされ、無菌水供給三方バルブ12は無菌水貯留タンク16側、殺菌剤供給三方バルブ13側及び排出方向の三方が開となっている。殺菌剤供給三方バルブ13の無菌水供給三方バルブ12側は閉としている。加熱水蒸気供給装置から無菌水貯留タンク16に供給される加熱水蒸気は、無菌水供給三方バルブ12から排出される。無菌水供給三方バルブ12及び無菌水供給三方バルブ12の弁シートは加熱水蒸気の熱により殺菌される。さらに、無菌水供給三方バルブ12は殺菌剤供給三方バルブ13側が開となっていることから、加熱水蒸気が殺菌剤供給三方バルブ13の無菌水供給三方バルブ12側まで供給されることにより、三方バルブ間無菌水供給配管15aも加熱水蒸気の熱により殺菌される。
殺菌剤を無菌水供給配管15に流す前に無菌水供給配管15内に洗浄液を流し、噴射ノズルにより各チャンバー内に洗浄液を噴射することで、各チャンバー内のCOP処理が行われる。洗浄液は図1A及び図2の殺菌剤供給タンク11と並列に洗浄液供給タンク(図示せず)を設け、無菌水供給配管15に洗浄液を流すことができる。
洗浄液とは、例えばアルカリ性薬剤を含むアルカリ性洗浄液であり、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基性化合物、又はエタノールアミン、ジエチルアミン等の有機塩基性化合物を含み、この他に、有機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、エチレンジアミン四酢酸等の金属イオン封鎖剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類等の非イオン界面活性剤、クメンスルホン酸ナトリウム等の可溶化剤、ポリアクリル酸等の酸系高分子の金属塩、腐食抑制剤、防腐剤、酸化防止剤、分散剤、消泡剤などを含んでも構わない。
アルカリ性洗浄液の噴射を行った後に、酸性薬剤を含む酸性洗浄液の噴射を行っても構わない。酸性洗浄液とは、塩酸、硝酸、リン酸等の無機酸又は酢酸、蟻酸、オクタン酸、シュウ酸、クエン酸、コハク酸、グルコン酸等の有機酸であり、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類等の非イオン界面活性剤、クメンスルホン酸ナトリウム等の可溶化剤、ポリアクリル酸等の酸系高分子、腐食抑制剤、防腐剤、酸化防止剤、分散剤、消泡剤などを含んでも構わない。アルカリ性洗浄液の噴射を行っても内容物による汚染が洗浄されない場合、酸性洗浄液の噴射を行う。また、アルカリ性洗浄液の噴射を行わずに、酸性洗浄液を噴射させることだけでも構わない。アルカリ性洗浄液の噴射を行うこと、酸性洗浄液の噴射を行うことは、交互に繰り返し行っても構わない。
洗浄液を50℃以上に加温すると殺菌作用も有するため、例えばアルカリ性洗浄液を50℃以上に加熱してチャンバー内にアルカリ性洗浄液の噴射を行うことで、殺菌効果も期待できる。このとき、無菌水供給配管15は殺菌剤を供給しなくても殺菌することができる。
チャンバー1内に噴射される殺菌剤は、図3に示すように、チャンバー1の底部に設けられた排出口18に集められ、集められた殺菌剤は殺菌剤回収装置19により回収される。殺菌剤回収装置19は殺菌剤回収ポンプ20及び回収殺菌剤貯留タンク21を備えている。殺菌剤は、チャンバー1の底部に設けられた排出口18から殺菌剤回収ポンプ20により回収殺菌剤貯留タンク21に送られて貯留される。
回収殺菌剤貯留タンク21に貯留された殺菌剤は、殺菌剤回収装置19に設けられる回収殺菌剤供給ポンプ22により殺菌剤供給タンク11に供給され、無菌水供給配管15内の殺菌に再利用される。また、回収される殺菌剤は無菌水供給配管15内の殺菌を行うのと同時にチャンバー1内に噴射され、チャンバー1内のSOP処理にも再利用される。
図4に示すように、回収殺菌剤貯留タンク21には過酢酸濃度調整装置23が備えられると好適である。過酢酸濃度調整装置23は回収殺菌剤中の過酢酸の濃度を測定する過酢酸濃度測定装置24が備えられ、過酢酸の濃度が下がり、回収殺菌剤の過酢酸濃度が500mg/L近傍となった場合は、回収殺菌剤の一部を回収殺菌剤排出ポンプ25により排出して廃棄し、高濃度の過酢酸を有する新たな殺菌剤を殺菌剤貯留タンク26から、回収殺菌剤貯留タンク21に貯留される殺菌剤中の過酢酸が適当な濃度となるまで、新たな過酢酸を含む殺菌剤を過酢酸濃度調整ポンプ27により回収殺菌剤貯留タンク21に加える。過酢酸濃度調整装置23により、無菌水供給配管15内を殺菌する殺菌剤中の過酢酸濃度は常に適正に保たれる。すなわち、殺菌剤中の過酢酸の濃度は500mg/L以上、5000mg/L以下の範囲となるように調整される。
本開示は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨の範囲内において種々変更可能である。例えば、三方バルブで説明したが、3系統に其々開閉できるバルブを設けても良い。
1…チャンバー
10…無菌水製造装置
11…殺菌剤供給タンク
12…無菌水供給三方バルブ
13…殺菌剤供給三方バルブ
15…無菌水供給配管
16…無菌水貯留タンク
17…無菌水貯留タンク三方バルブ
19…殺菌剤回収装置
23…過酢酸濃度調整装置
31…コントロールバルブ

Claims (14)

  1. 殺菌された容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填し、前記内容物が充填された前記容器を密封する無菌充填機であって、当該無菌充填機を構成する部位を遮蔽するチャンバーを有する前記無菌充填機において、
    前記チャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置で加熱された熱水を循環して前記無菌水製造装置から無菌水供給配管の殺菌剤供給三方バルブまでを殺菌し、
    前記無菌水供給配管の前記殺菌剤供給三方バルブから前記チャンバー内に無菌水を噴射する噴射ノズルまで殺菌剤を流すことにより、前記殺菌剤供給三方バルブの上流に設けられる無菌水供給三方バルブから前記噴射ノズルまでの前記無菌水供給配管を殺菌し、
    前記無菌水製造装置から前記噴射ノズルまで前記無菌水を流すことを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  2. 請求項1に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記無菌水供給配管に前記無菌水を流すとき、前記無菌水供給配管内の圧力を、殺菌剤供給タンク側が閉じられた前記殺菌剤供給三方バルブから前記殺菌剤供給タンク側の配管内の圧力よりも高くすることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記無菌水を流すとき、前記無菌水製造装置により前記無菌水を製造できるように、前記無菌水製造装置の下流に設けられるコントロールバルブにより、前記無菌水の流量を調節することにより前記無菌水製造装置内の圧力を保持することを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記無菌水供給配管に前記無菌水を流した後、前記無菌水供給配管内を陽圧に保持することを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記チャンバー内に噴射された前記殺菌剤を回収し、回収された前記殺菌剤を、再利用することを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記殺菌剤が過酢酸、過酸化水素、酸性薬剤又はアルカリ性薬剤のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  7. 請求項6に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記過酢酸の濃度が500mg/L以上、5000mg/L以下であることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  8. 請求項7に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法において、
    前記過酢酸の濃度を測定し、前記過酢酸の濃度を500mg/L以上、5000mg/L以下に保持することを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌方法。
  9. 殺菌された容器に殺菌された内容物を充填し、前記内容物が充填された前記容器を密封する無菌充填機であって、当該無菌充填機を構成する部位を遮蔽するチャンバーを有する前記無菌充填機において、
    前記チャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置、
    前記無菌水製造装置から前記チャンバーに前記無菌水を供給する無菌水供給配管、
    前記無菌水製造装置で加熱された熱水を循環して前記無菌水供給配管内の無菌水供給側を殺菌する循環路、
    前記循環路を形成するための前記無菌水供給配管に設けられる無菌水供給三方バルブ、
    前記無菌水供給配管に殺菌剤を供給する殺菌剤供給タンク、
    前記殺菌剤供給タンクから前記無菌水供給配管に前記殺菌剤を供給し、又は前記無菌水を前記無菌水供給配管に流す殺菌剤供給三方バルブ、及び
    前記チャンバー内に前記殺菌剤又は前記無菌水を噴射する噴射ノズルが設けられることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
  10. 請求項9に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、
    前記無菌水供給配管に前記無菌水を流すとき、前記無菌水供給配管内の圧力を、前記殺菌剤供給タンク側が閉じられた前記殺菌剤供給三方バルブから前記殺菌剤供給タンク側の配管内の圧力よりも高くなるように前記殺菌剤供給三方バルブより前記殺菌剤供給タンク側の配管に大気開放バルブを設けることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、
    前記無菌水を前記噴射ノズルまで流すとき、前記無菌水製造装置内の圧力を調節するコントロールバルブを前記無菌水製造装置の下流に設けることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、
    前記噴射ノズルから噴射される前記殺菌剤を回収する殺菌剤回収装置が設けられることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
  13. 請求項12に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、
    前記殺菌剤回収装置が、前記チャンバーの底部に設けられた排出口から前記殺菌剤を回収する殺菌剤回収ポンプ、及び回収された前記殺菌剤を貯留する回収殺菌剤貯留タンクを備えることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
  14. 請求項13に記載の無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置において、
    前記回収殺菌剤貯留タンクが、前記殺菌剤中の過酢酸濃度を500mg/L以上、5000mg/L以下に保持する過酢酸濃度調整装置を備え、当該過酢酸濃度調整装置が前記回収殺菌剤貯留タンクに貯留された前記殺菌剤中の前記過酢酸濃度を測定する過酢酸濃度測定装置、及び
    測定された前記過酢酸濃度に基づき、前記過酢酸濃度を調整する過酢酸濃度調整ポンプを備えることを特徴とする無菌充填機の無菌水供給配管内の殺菌装置。
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