JP2020023369A - 飲料充填装置の洗浄・殺菌方法 - Google Patents

飲料充填装置の洗浄・殺菌方法 Download PDF

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【課題】飲料充填装置の稼働率を上げて、効率よく製品の製造を行うことができる飲料充填装置の洗浄・殺菌方法を提供する。【解決手段】加熱殺菌部を経て充填機内へと製品を送る飲料供給系配管を備えた飲料充填装置内について、飲料供給系配管内に付着した製品の残留異物の除去を行うために洗浄液を循環させるCIP処理及び、飲料供給系配管内を殺菌するSIP処理を行う飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、CIP処理とSIP処理の間を停止させることなく、これらの処理を同時又は連続的に行い、SIP処理は、飲料供給系配管内に循環させた洗浄液を用いて飲料供給系配管内の殺菌を行い、SIP処理における、飲料供給系配管内を循環させる洗浄液による加熱により昇温した各箇所の温度が任意の殺菌温度に達すると、その時点から各箇所のF値がコントローラによって演算され、演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したところで、SIP処理を完了する。【選択図】図2

Description

本発明は、PETボトル等の容器に製品である飲料などを充填する飲料充填装置の洗浄・殺菌方法に関する。
飲料充填装置により飲料などの製品をボトル等の容器に充填する場合、製品自体を殺菌して無菌状態にする製品殺菌処理をしておかなければならないことはもちろんのこと、飲料充填装置におけるサージタンク、送液管、充填ノズル等を備えた飲料供給系配管内も予め洗浄し、殺菌して無菌状態にしておかなければならない。
従来、飲料供給系配管内を通る飲料自体については、その製品の殺菌値であるF値を測定し、その履歴情報に基づいて製品の品質が保証できる程度に殺菌されているか否かを確認することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、飲料充填装置の飲料供給系配管については、定期的にあるいは製造される製品の種類を切り替える際に、CIP(Cleaning in Place)処理をし、さらに、SIP(Sterilizing in Place)処理をしている(例えば、特許文献2参照)。
CIP処理は、飲料供給系配管の管路内から充填機の充填ノズルに至るまでの流路に、例えば水に苛性ソーダ等のアルカリ性薬剤を添加した洗浄液を流した後に、水に酸性薬剤を添加した洗浄液を流すことにより行われる。なお、CIP処理では、加熱殺菌部で洗浄液を例えば80℃に保持して飲料供給系配管に循環させることによって処理される。これにより、飲料供給系配管内に付着した前回の製品の残留物等が除去される(例えば、特許文献2参照)。
SIP処理は、製品の充填作業に入る前に、予め上記飲料供給系配管内を殺菌するための処理であり、例えば、上記CIP処理で洗浄した飲料供給系配管内に加熱蒸気又は熱水を流すことによって高温での殺菌処理が行われる。このとき、加熱蒸気又は熱水は、例えば130℃に保持される。これにより、飲料供給系配管内が殺菌処理され無菌状態とされる(例えば、特許文献2参照)。
製品殺菌処理は、CIP処理及びSIP処理が行われた後に、飲料供給系配管に製品を流す際に、飲料供給系配管に配置された加熱殺菌部(UHT:Ultra High−temperature)によって製品が加熱、殺菌されることで行われる。これにより、滅菌された製品をボトルなどの容器へ充填することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−215893号公報 特開2007−22600号公報
上述した方法で飲料充填装置の洗浄および殺菌並びに、製品の殺菌処理を行うことで、製品の品質を正確かつ迅速に保証することができる。
しかし、飲料充填装置の飲料供給系配管に対して、CIP処理、SIP処理及び製品殺菌処理と異なる処理を続けて行う殺菌方法によると、CIP処理からSIP処理に移行する場合、CIP処理で用いた洗浄液を常温の無菌水で洗い流すすすぎ処理を行うため、図8に示すように加熱殺菌部の温度が低下してしまい、SIP処理を開始する際に再度加熱殺菌部の温度をSIP処理を行う温度まで昇温する必要があり、CIP処理及びSIP処理並びに、これらの処理の移行時間に非常に時間がかかるという課題を有していた。また、CIP処理とSIP処理の間及び製造工程とCIP処理の間には、UHTホールディングチューブの切替(スイングベント),各所フィルタの交換及び点検,ホモゲナイザーの分解洗浄などを行う切替作業が行われており、これらの切替作業に非常に時間を要するという課題があった。
このように従来の洗浄・殺菌方法によると、CIP処理やSIP処理を行っている間は製品の製造を行うことができないため、飲料充填装置の稼働率が低下してしまい、効率よく製品の製造を行うことができず、これを改善する要望が強くあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、飲料充填装置の稼働率を上げて、効率よく製品の製造を行うことができる飲料充填装置の洗浄・殺菌方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明に係る飲料充填装置の洗浄・殺菌方法は、加熱殺菌部を経て充填機内へと製品を送る飲料供給系配管を備えた飲料充填装置内について、前記飲料供給系配管内に付着した製品の残留異物の除去を行うために洗浄液を循環させるCIP処理及び、前記飲料供給系配管内を殺菌するSIP処理を行う飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、前記CIP処理と前記SIP処理の間を停止させることなく、これらの処理を同時又は連続的に行い、前記SIP処理は、前記飲料供給系配管内に循環させた前記洗浄液を用いて前記飲料供給系配管内の殺菌を行い、前記SIP処理における、前記飲料供給系配管内を循環させる前記洗浄液による加熱により昇温した各箇所の温度が任意の殺菌温度に達すると、その時点から各箇所のF値がコントローラによって演算され、演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したところで、前記SIP処理を完了することを特徴とする。本発明の他の実施の形態に係る飲料充填装置の洗浄・殺菌方法は、加熱殺菌部を経て充填機内へと製品を送る飲料供給系配管を備えた飲料充填装置内について、前記飲料供給系配管内に付着した製品の残留異物などの除去を行うために洗浄液を循環させるCIP処理及び、前記飲料供給系配管内を殺菌するSIP処理を行う飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、前記CIP処理と前記SIP処理の間を停止させることなく、これらの処理を同時又は連続的に行い、前記SIP処理は、前記飲料供給系配管内に循環させた前記洗浄液を用いて前記飲料供給系配管内の殺菌を行い、前記SIP処理の後、前記洗浄液を循環させたまま、前記飲料供給系配管の所定の位置の温度条件を所定の温度に整え、前記飲料供給系配管の所定の位置の温度条件が前記所定の温度に調整された後に前記飲料供給系配管内の洗浄液を除去することを特徴とする。
また、本発明に係る飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、前記SIP処理は、上流側処理経路と下流側処理経路のそれぞれについて所定の手順で実行されると好適である。また、本発明の他の実施形態に係る飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、前記飲料供給系配管内の洗浄液の除去は、無菌水を前記飲料供給系配管内に流通させることによって行うと好適である。
また、本発明に係る飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、前記F値の演算は下記の式により行われると好適である。
Figure 2020023369
本発明によれば、飲料充填装置の殺菌について、洗浄液を用いてCIP処理を行った後、送液ポンプを停止せずに、SIP処理に移行すると共に、CIP処理で用いた洗浄液を用いてSIP処理を行い、SIP処理後に洗浄液を循環させたまま飲料供給系配管の所定の位置の温度条件を製造工程時の温度設定に調整した後に、飲料供給系配管内を無菌水ですすぐことで洗浄液を除去するので、CIP処理からSIP処理に移行する移行時間を短縮することができる。また、洗浄液をすすぐ際に、飲料供給系配管の温度条件を製造工程時の温度条件に調整しているので、飲料充填装置に大規模な改造を加えることなく飲料充填装置の殺菌を行うことが可能となる。
本発明に係る洗浄・殺菌方法を行う飲料充填装置のブロック図である。 本発明に係る洗浄・殺菌方法において、飲料供給系配管で加熱殺菌部からアセプティックサージタンク手前までの上流側配管部に対しCIP処理又はSIP処理を行っている状態を示すブロック図である。 本発明に係る洗浄・殺菌方法において、飲料供給系配管でアセプティックサージタンク以降から充填ノズルまでの下流側配管部に対しCIP処理又はSIP処理を行っている状態を示すブロック図である。 本発明に係る洗浄・殺菌方法において、飲料供給系配管全体にCIP処理を行う場合の状態を示すブロック図である。 製品のボトル詰め製品を生産している状態を示すブロック図である。 本発明に係る洗浄・殺菌方法における上流側配管に対するCIP処理、SIP処理及び製造工程での温度変化を説明するためのグラフである。 本発明に係る洗浄・殺菌方法を行う飲料充填装置の変形例を示すブロック図である。 従来の洗浄・殺菌方法でのCIP処理、SIP処理及び製造工程での温度変化を説明するためのグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
最初に、飲料充填装置の構造について説明し、その次に、この装置の洗浄・殺菌方法および、製品の充填方法について説明する。
図1に示すように、飲料充填装置は、製品である飲料の調合装置1と、飲料をボトル4に充填する充填機2とを備える。調合装置1と充填機2内の充填ノズル2aとの間は、飲料供給系配管7で結ばれている。また、充填機2は無菌チャンバ3で囲まれている。
調合装置1は、例えば茶飲料、果実飲料等の飲料を各々所望の配合割合で調合するためのものであって、公知の装置であるからその詳細な説明は省略する。
充填機2は、多数の充填ノズル2aを水平面内で高速回転するホイール(図示せず)の回りに配置してなるもので、ホイールの回転と共に充填ノズル2aを旋回運動させつつ、充填ノズル2aの下をホイールの周速度に同調して走行する各ボトル4に、充填ノズル2aから飲料を定量充填するための機械である。この充填機2も公知の装置であるからその詳細な説明は省略する。
この飲料充填装置の飲料供給系配管7は、その調合装置1から充填機2に至る管路中に、飲料の流れから見て上流側から下流側へと順に、バランスタンク5、加熱殺菌部(UHT:Ultra High−temperature)18、マニホルドバルブ8、アセプティックサージタンク19、ヘッドタンク11を備える。
UHT18は、その内部に第1段加熱部12、第2段加熱部13、ホールディングチューブ14、第1段冷却部15、第2段冷却部16等を備え、バランスタンク5から供給される飲料又は水を第1段加熱部12から第2段加熱部13へと送りながら徐々に加熱し、第2段加熱部13の出口で目標温度に達し、ホールディングチューブ14内で一定時間殺菌温度を保持し、その後、第1段冷却部15、第2段冷却部16へと送って徐々に冷却するものである。加熱部や冷却部の段数は必要に応じて増減される。なお、UHT18は、自動洗浄可能なホモゲナイザーを設置した構成としても構わない。設置箇所は、製品中身の温度が50〜70℃程度になる第1段加熱部と第2段加熱部の間か、第1段冷却部と第2段冷却部の間に設置すると好適である。前者の場合は、一般的なホモゲナイザーで問題ないが、後者の場合は無菌仕様のホモゲナイザーを設置する必要がある。
その他、バランスタンク5、マニホルドバルブ8、アセプティックサージタンク19、ヘッドタンク11は共に公知の装置であるから、その詳細な説明は省略する。
次に、CIP処理及びSIP処理を行う処理経路について説明を行う。図2中太線で示すように、上記飲料供給系配管7のうち、バランスタンク5とUHT18を経てマニホルドバルブ8に至る上流側配管部7aに対し帰還路6が設けられることによって、CIP処理又はSIP処理を行うための循環路である上流側処理経路が形成され、図3中太線で示すように、マニホルドバルブ8、アセプティックサージタンク19、ヘッドタンク11及び充填機2を経てマニホルドバルブ8に循環する下流側配管部7bに対して帰還路6aが設けられることによって、CIP処理又はSIP処理を行うための循環路である下流側処理経路が形成される。
また、上流側配管部7aには、その中に熱水等が供給された際に温度が上昇しにくい箇所を含む各箇所において温度センサ10が配置される。この温度センサ10が配置される箇所としては、例えばUHT18内の第1段加熱部12からマニホルドバルブ8へと向かう管路のうち、UHT18内の各部間と、第2段冷却部16を出た箇所、マニホルドバルブ8の手前の箇所を挙げることができ、これらの箇所に温度センサ10が各々配置される。これらの温度センサ10によって各々測定された温度の情報はコントローラ17へ送信される。
なお、バランスタンク5は、充填温度が100℃未満の開放タンクや100℃以上の流体を送液可能な第1種圧力容器に該当するタンク等、どのようなタンクを用いても構わないが、開放タンクを用いる場合には、マニホルドバルブ8とバランスタンク5の間に冷却装置を備えると好適である。
また、図3中太線で示すように、上記飲料供給系配管7のうち、上記上流側配管部7aより下流側のマニホルドバルブ8から、アセプティックサージタンク19と、ヘッドタンク11とを経由して充填機2内に至る下流側配管部7bに対しても、その中に加熱蒸気等が供給された際に温度が上昇しにくい箇所を含む各箇所において温度センサ10が配置される。この温度センサ10が配置される箇所としては、例えばアセプティックサージタンク19から充填ノズル2aに向かう管路のうち、アセプティックサージタンク19の出口近傍、途中の屈曲部、ヘッドタンク11の入口近傍と出口近傍、充填機2内のマニホルド2bと充填ノズル2aとの間を挙げることができ、これらの管路に温度センサ10が各々配置される。これらの温度センサ10により各々測定された温度の情報はコントローラ17へ送信される。
また、下流側配管部7bに対しては、CIP処理又はSIP処理のために充填機2の各充填ノズル2aの開口に対して各々接離可能なカップ9が配置される。CIP処理又はSIP処理を行う際に各カップ9が図示しないアクチュエータによって充填機2の充填ノズル2aの先端の開口に被せられることで、ドレン管20の始端が、充填ノズル2aの開口に接続される。
なお、上記飲料供給系配管7には、上記マニホルドバルブ8、図示しないアクチュエータのほか、各種切換え弁、送液ポンプ等が設けられ、これらも上記コントローラ17からの出力によって制御される。
なお、CIP処理又はSIP処理を上流側配管部7a及び下流側配管部7bに分けて処理を行わず、図4中太線で示すように、飲料供給系配管7を構成するバランスタンク5、UHT18、マニホルドバルブ8、アセプティックサージタンク19、ヘッドタンク11及び充填機2及び充填機2からバランスタンク5に至る循環路によって処理経路を形成しても構わない。
次に、上記飲料充填装置の洗浄・殺菌方法およびCIP処理からSIP処理への移行方法について、図2乃至図6に基づいて説明する。
(CIP処理)
コントローラ17の図示しないパネル上の操作ボタンが操作されると、飲料供給系配管7の上流側配管部7a及び下流側配管部7bについてCIP処理が各々所定の手順で実行される。CIP処理は、図示しない洗浄液供給源から供給される水に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤及びグルコン酸ナトリウムやエチレンジアミンアトラ酢酸(EDTA)などのキレート剤(金属封鎖剤)などを混ぜたアルカリ性薬剤を添加したアルカリ性洗浄液を流した後に、図示しない洗浄液供給源から供給される水に硝酸系やリン酸系の酸性薬剤を添加した酸性洗浄液を流すことによって行われる。
アルカリ性洗浄液は、炭酸リチウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、プロピレン・カーボネート及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されるものではない。また、重炭酸塩である重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸リチウム、重炭酸アンモニウム、重炭酸マグネシウム、重炭酸カルシウムやセスキ炭酸塩であるセスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム、セスキ炭酸リチウム及びそれらの混合物が含まれても構わない。
酸性洗浄液は、上述した硝酸、リン酸以外に、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、乳酸、ギ酸、グリコール酸、メタンスルホン酸、スルファミン酸及びこれらの混合物が含まれるがこれらに限定されるものではない。
また、洗浄剤に次亜塩素酸塩、過酸化水素、過酢酸、過オクタン酸、過硫酸塩、過ホウ酸塩、ハイドロサルファイト、二酸化チオ尿素等の各種漂白剤、過炭酸塩などを含んでも構わない。更に、洗浄剤は、アルミノケイ酸塩やポリカルボン酸塩等の水軟化剤を含んでも構わないし、リン酸ナトリウムやポリアクリル酸ナトリウム、カルボン酸ナトリウムなどの再付着防止剤を含んでも構わない。更に、洗浄液は、酵素や溶剤、脂肪酸、泡調整剤、活性酸素源などを加えても構わない。
なお、CIP処理において洗浄液は、上述した順番で流すことに限られず、例えば、酸性洗浄液を流した後にアルカリ性洗浄液を流しても構わないし、酸性洗浄液又はアルカリ性洗浄液のいずれかのみを流して洗浄を行っても構わない。
図示しない洗浄液供給源から供給された洗浄液は、洗浄液を活性化するために上流側配管部7aに備えられたUHT18及び下流側配管部7bに備えられた加熱装置21によって所定の流量(例えば1.5m/秒以上)、所定の温度(例えば80℃)まで昇温される。また、図示しない洗浄液供給源からは一定量の洗浄液が常に又は間欠的に供給され、飲料供給系配管7内に付着した前回の飲料などの残留物を循環しながら除去する。また、適宜装置外へ排出してもよい。そして、所定の時間洗浄液を流した後、CIP処理が終了となる。このCIP処理の終了はコントローラ17によって管理されて次にSIP処理へ移行する。
(SIP処理)
次に、CIP処理が終了すると、上流側処理経路と下流側処理経路のそれぞれについてSIP処理が各々所定の手順で実行される。SIP処理の開始に際してはマニホルドバルブ8によって上流側配管部7aと下流側配管部7bとの間が必要に応じて遮断される。
上流側処理経路のSIP処理と下流側処理経路のSIP処理は互いに順を追って又は並行して行うことが可能である。
まず、上流側処理経路についてSIP処理を行う場合について説明を行う。CIP処理を行う際に稼動していた送液ポンプを停止することなくCIP処理で用いた洗浄液を上流側配管部7a内に循環させたまま、この洗浄液がUHT18により加熱され殺菌されつつ循環路内を循環する。これにより、上流側処理経路内が殺菌される。このとき、送液ポンプが停止されていないので、CIP処理を行った際に昇温したUHT18の設定温度を下げることなく、SIP処理を行う温度まで昇温させるので、CIP処理とSIP処理の間の温度の低下を最小限に抑えることができる(図6参照)。
この上流側処理経路内を洗浄液が流れる際、上流側配管部7aの各所に配置された温度センサ10からコントローラ17に温度情報が一定時間間隔で送られる。この実施の形態では、ボトル4に充填する製品液である飲料のpHが4.6以上とされ、基準温度Trが121.1℃、Z値が10℃とされる。
洗浄液による加熱により昇温した各箇所の温度が121.1℃に達すると、その時点から各箇所のF値がコントローラ17によって演算される。演算式は次のとおりである。
Figure 2020023369
上記演算式に基づいて演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したところで、上流側配管部7aは殺菌完了となる。なお、殺菌の方法は上述したようにF値を算出して殺菌する方法に限らず、例えば従来から知られているように温度と時間を用いた殺菌方法を採用しても構わない。
次に、図6に示すように、上流側配管部7aに洗浄液を循環させたまま、UHT18の温度条件を製造時の温度条件に設定する(図6中a〜c参照)。この温度安定化工程においても先のF値の演算式で常時算出し、殺菌価が低下しないようにF値を制御する。その後、上流側配管部7aに無菌水を供給して上流側配管部7a内の洗浄液を除去する。このとき、上流側配管部7aに水(好ましくは純水)を供給し、UHT18のホールディングチューブ14の直後の温度センサ10で計測された水の温度と流量を用いて殺菌価が低下しないようにF値を制御することで、無菌水の供給装置を別途設けることなく、UHT18で水が加熱されることで、供給された水の無菌化を行い、飲料供給系配管内の無菌を維持するように構成しても構わない。その後、上流側配管部7a内の洗浄液が全て無菌水又は無菌化された水に置き換わった時点で無菌水又は水の供給は停止しつつ当該無菌水を循環して、飲料の殺菌開始まで連続循環待機となる。また、温度安定化工程では、製造時の温度条件と同一の温度条件にUHT18を設定する以外に、例えば、第1段冷却部15及び第2段冷却部16の温度を製造条件よりも高い温度(例えば100℃未満)に設定し、連続循環待機の際に製造条件に各設定温度を調整しても構わない。
なお、温度安定化工程では、UHT18の各部位の殺菌温度とホールディングチューブ14を通過した時間を一秒ずつ記録する。この温度データ及び流量データはコントローラ17に送られて蓄積される。これらの温度データ及び流量データは、ホールディングチューブ14の通過時間(例えば60秒)の3〜4倍の時間分を記録できると実際にホールディングチューブ14を通過した中身の殺菌価がどうであったかを算出できるため好適である(例えば200秒分)。
このとき、UHT18を通過する飲料の圧力がUHT18を加熱又は冷却する熱源又は冷媒の圧力よりも小さい場合、殺菌不良の可能性があるため、このような安全背圧を考慮して、UHT18を通過する飲料の圧力は、UHT18を加熱又は冷却する熱源又は冷媒の圧力よりも大きくなるように調整・設定される。
なお、上記F値の演算式において、製品液である飲料の種類に応じて基準温度Tr、Z値は変更可能である。
例えば、製品液のpHが4〜4.6未満のときは基準温度Tr=85℃、Z値=7.8℃とすることができ、製品液のpHが4未満のときは基準温度Tr=65℃、Z値=5℃とすることができる。
また、緑茶飲料、ミネラルウォーター、チルド飲料等、製品液の微生物発育特性、流通温度等に合わせて上記演算式に代入する値を適宜変更することも可能である。
上記上流側配管部7aに対するSIP処理の開始と同時に、又は先立ってアセプティックサージタンク19も含めて、下流側処理経路のSIP処理が開始される。
次に、下流側処理経路に対するSIP処理について説明を行う。まず、カップ9が充填ノズル2aの開口にあてがわれ、充填ノズル2aにドレン管20が接続された後、上流側配管部7aと下流側配管部7bの間が遮断されていない場合には、CIP処理で用いた洗浄液を循環させる。下流側配管部7bを洗浄液が流れる際、各所に配置された温度センサ10からコントローラ17に温度情報が一定時間の間隔で送信される。この情報を元に上述したF値を算出して演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したか否かがコントローラ17で判断される。
また、各充填ノズル2aに取り付けられた流量センサ10から流量情報がコントローラ17に一定時間間隔で送信される。各充填ノズル2aを通る洗浄液の流量と各充填ノズル2aの殺菌効果との関係は予め実験的に求められる。この実験結果に基づき、全ての充填ノズル2aの流量のうち最小の流量が目標値に到達したか否かがコントローラ17で判断される。
コントローラ17は、各充填ノズル2aでの洗浄液の流量を各流量センサ10からの流量情報によって監視するとともに、少なくとも一つの充填ノズル2aの代表温度を温度センサ10からの温度情報によって監視し、流量と代表温度が共に目標値に到達したところで、殺菌処理を終了する。その後、上流側配管部7aでの温度安定化工程においてUHT18の温度条件を製造時の温度条件に設定したのち、供給された無菌水またはUHT18において無菌化された水を用いて下流側配管部7b内の洗浄液を除去し、下流側配管部7b内の洗浄液が全て無菌水又は無菌化された水に置き換わった時点で無菌水又は水の供給を停止する。同時に配管内の陽圧が低下しないように無菌エアをタンク及び配管内に供給し、殺菌された配管内を陽圧に保つ。
なお、上流側配管部7aと下流側配管部7bとの間を遮断して下流側配管部7bを別途SIP処理する場合には、アセプティックサージタンク19及びヘッドタンク11内へと加熱蒸気又は熱水が図示しない供給源から供給される。
この加熱蒸気又は熱水は、アセプティックサージタンク19から、下流側配管部7b内を充填ノズル2a側へと流れ、各部を加熱した後にドレン管20から充填機2外へ排出される。また、必要に応じてドレン管20から流出する水を熱交換する熱交換器をドレン管20と加熱装置21の間に設けても構わない。これにより、下流側配管部7b内が温水又は熱水で殺菌される。
この下流側配管部7b内を加熱蒸気又は熱水が流れる際、下流側配管部7bの各所に配置された温度センサ10からコントローラ17に温度情報が一定時間間隔で送られる。
加熱蒸気又は熱水による加熱により昇温した各箇所の温度が121.1℃に達すると、その時点から各箇所のF値がコントローラ17によって上記演算式により演算される。
演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したところで、上記加熱蒸気又は熱水はアセプティックサージタンク19や下流側配管部7b内への供給が停止される。下流側配管部7b内のSIP時間についても、従来のSIP時間に比べ大幅に短縮される。
この後、下流側配管部7b内に無菌エア又は無菌水又は製品が送り込まれ、下流側配管部7b内が例えば常温まで冷却される。そして、ドレン管20が遮断される。さらに、図示しないアクチュエータによって各充填ノズル2aの開口からカップ9が外される。無菌水は、下流側処理経路のSIP処理が完了し水運転で待機中の製品殺菌機から送液してもよいが、無菌水(図示なし)をマニホルドバルブ8から受け入れ、冷却に用いても構わない。無菌水での冷却を開始するタイミングは、SIP処理の後のタンク温度が110℃を下回るまで(好ましくは100℃以下まで)無菌エアで行い、それ以降に行うと良い。無菌水を供給する動作は間欠タイマーを用い、タンクが急冷により減圧しないように無菌エアをタンク内に供給しながら加圧下で行う。タンクの温度が30〜90℃程度まで冷却され、冷却が完了した後、陽圧を維持したまま無菌エアでタンク及び配管内に溜まった無菌水をブローし、製品を受け入れる。また、無菌水を受け入れることなく、直接製品を受け入れても構わない。このように、無菌水又は製品を加えた冷却は、エアに比べて短時間に冷却することが可能である。また、上記冷却プロセスと同時にタンクのジャケットに水又はチラー水を供給することでタンクを急冷させても良い。また、SIP処理の無菌エアによる冷却工程において、冷却完了温度に達した箇所から、ブローバルブを順番に閉め、冷めにくい箇所へ冷却用無菌エアを効率よく回しても良い。
また、次に製造される飲料が、炭酸飲料である場合には、上記無菌水をアセプティックサージタンク19の前後から図示しない炭酸ラインを経由し、ヘッドタンク11及び充填ノズル2aまで送液される。炭酸ラインでは、上記無菌水をチラー水で更に冷却し(1〜5℃)、これによりSIP処理後の予熱を完全に除去し、充填時の炭酸ガスによるフォーミングを抑制することができる。
なお、上流側配管で説明した場合と同様に、CIP処理からSIP処理への移行の際にCIP処理が行われた温度からSIP処理が行われる温度まで昇温させながら行っても構わない。
さらに、上流側処理経路と下流側処理経路の片方がCIP処理中に、もう片方のSIP処理を行うには、マニホルドバルブ8の中にある双方の経路が交差する個所の間に蒸気が流れるバルブユニット(蒸気バリア)を設けると好適である。これにより、万が一、双方のバルブの一方が破損しても反対側の経路内を汚染させるリスクが減少する。あるいは、蒸気を用いるのではなく、無菌水を用いても良く、また交差する箇所にバルブを複数台設けることにより、バルブ破損時のリスクを低減させることもできる。
(製造工程)
アセプティックサージタンク19以降、下流側処理経路のSIP処理が終了した後、UHT18から上流側配管部7aを通ってアセプティックサージタンク19に飲料が貯められ、そこから飲料が下流側配管部7bを通って、ボトル4内への飲料の充填作業を行う製造工程が開始される。
図5中太線で示したように製造工程では、調合装置1で調合された飲料が殺菌処理された飲料供給系配管7の上流側配管部7aと下流側配管部7bを通って充填機2内に至り、充填機2の充填ノズル2aから容器であるボトル4に充填される。飲料が充填されたボトル4は、図示しないキャッパによりキャッピングされた後、充填機2の外に送り出される。
なお、製造工程が終了した後、前回製造した製品と異なる種類の製品を製造する第2の製造工程を連続してすることもできる。この場合、再度上述したCIP処理及びSIP処理と同様に飲料供給系配管7の洗浄及び殺菌を行う必要があるが、第2の製造工程のCIP処理を開始する際に、飲料供給系配管7内に水又は無菌水等を流すすすぎ処理を行いながら第1の製造工程でのUHT18の設定温度からCIP処理の設定温度に移行することでCIP処理に移行すると好適である。
また、飲料供給系配管7には、製品に混入した異物をろ過するろ過手段を備えていると好適である。ろ過手段は、ステンレス鋼などの金属フィルタなどからなるろ過部材を備える第1のろ過手段と第2のろ過手段とが並列に配置されており、第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bとを自動又は手動で切り替える切替手段23,23を備えている。
第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bは、ステンレス鋼等の金属フィルタが好適に用いられ、第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bとは、メッシュの粗さ(サイズ)が異なっていると好適である。この場合、例えば、第1のろ過手段22aには、より微細な異物を除去できるように100〜400メッシュの金属フィルタを用い、第2のろ過手段22bには、製品に含まれる果肉やパルプなどが適切に通過できるように10〜100メッシュの粗い金属フィルタを用いると好適である。このように、第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bとで番手の異なるろ過手段を用いることで、製造する製品に応じた適切な異物除去を行うことができる。
また、第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bとは、切替手段23,23によっていずれのろ過手段を用いるか切り替えることができるように構成されている。このように切替手段23,23を備えることで、図5に示すように例えば第1のろ過手段22aを用いて製品の充填を行っている間、第2のろ過手段22bに付着した異物を除去する清掃工程で清掃することで、製品の製造中に有効にろ過手段の清掃・点検を行うことが可能となる。また、フィルタの清掃・点検後、単独でCIP処理又はSIP処理を行っても構わない。なお、切替手段23は、第1のろ過手段22a及び第2のろ過手段22bの両方に送液を行うように切り替えることも可能であり、この場合、第1のろ過手段22aと第2のろ過手段22bの両方を同時にCIP処理やSIP処理を行うことも可能である。切替手段23には製品側へ薬剤や菌類のコンタミリスクを低減させるために、前述の蒸気バリアを設けても良い。
なお、図1に示すように、ろ過手段は、アセプティックサージタンク19からヘッドタンク11の間に設けられる他、例えば、第2段冷却部(最終冷却部)16からマニホルドバルブ8の間に設けても構わない。また、ろ過手段は並列で複数本設置しても構わない。さらに、ろ過手段の設置場所は、上述した場所以外に、例えばバランスタンク5の上流側や充填ノズルの先端に設けても構わない。
このように、ろ過手段は第1のろ過手段と第2のろ過手段とが並列に配置されているので、例えば、第1の製造工程で製品を製造している際は、第1のろ過手段によって製品のろ過を行い、第2の製造工程で製品を製造している際は、第2のろ過手段によって製品のろ過を行うことができる。このとき、製品のろ過をしていない他方のろ過手段は、製品の製造と並行して製造工程で付着した残留異物を除去する清掃工程とパッキンなどのゴムや金属異物が含まれていないか確認する点検作業が行われると好適である。このように、清掃作業と点検作業を製造中に行うことで、第1の製造工程から第2の製造工程に切り替わる際に、連続的に清掃されたろ過手段を用いることができ、製品充填装置の稼働率の向上に寄与する。
本発明は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。また、マニホルドバルブ8を設けず、殺菌機からフィラーまでを同時にCIP処理及びSIP処理を施し、上述した温度安定化工程の制御を行ってもよい。また下流側配管部7bは、アセプティックサージタンクとヘッドタンクを同時にCIP処理及びSIP処理を行った場合について説明を行ったが、それぞれ分けてCIP処理及びSIP処理を行っても良い。これにより、配管内滞液量が少なくなり、CIP処理及びSIP処理が短時間で終了する。さらに、本明細書において、本発明はUHT(加熱殺菌部)の形態は、シェル&チューブ式熱交換器の例を説明したが、UHTの形態はこれに限られず、例えば、プレート式熱交換器を用いても構わない。また、これらの間接加熱法に限らず、直接加熱法を適用しても構わない。またさらに、本発明は、製品として飲料を充填する飲料充填装置について説明を行ったが、製品は飲料に限らず、例えば、医薬品、食品、流動食及び固形物入りの飲料を充填することも可能である。さらに、CIP処理からSIP処理への移行について、SIP処理の温度がCIP処理の設定温度と同じ温度である場合について説明を行ったが、例えばCIP処理の温度がSIP処理よりも低い温度で行われても構わないし、CIP処理のほうがSIP処理よりも高い温度で行われても構わない。また、図7に示すように、必要に応じてUHT18とバランスタンク5の間(又はバランスタンク5の前)に熱交換器30を設け、飲料供給系配管内の洗浄,殺菌又はすすぎの際にUHT18で上昇させて飲料供給系配管内を洗浄又は殺菌した洗浄液又はすすぎに用いた水の熱と、バランスタンク5から供給される温度の低い(例えば80℃程度)洗浄液の熱又は水とを熱交換することで、バランスタンク5からUHT18に供給される洗浄液を昇温させ、UHT18によって洗浄液又は水を昇温させる際のUHT18の負担を低減させることで、熱効率を向上させても構わない。
また、F値を測定、積算する時間間隔は、1分間隔のほか、1から5秒間隔であってもよく、その間隔は計測器の能力等に応じて種々変更可能である。
2…充填機
6…上流側帰還路
7…飲料供給系配管
7a…上流側配管部
7b…下流側配管部
18…加熱殺菌部

Claims (3)

  1. 加熱殺菌部を経て充填機内へと製品を送る飲料供給系配管を備えた飲料充填装置内について、前記飲料供給系配管内に付着した製品の残留異物の除去を行うために洗浄液を循環させるCIP処理及び、前記飲料供給系配管内を殺菌するSIP処理を行う飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、
    前記CIP処理と前記SIP処理の間を停止させることなく、これらの処理を同時又は連続的に行い、
    前記SIP処理は、前記飲料供給系配管内に循環させた前記洗浄液を用いて前記飲料供給系配管内の殺菌を行い、
    前記SIP処理における、前記飲料供給系配管内を循環させる前記洗浄液による加熱により昇温した各箇所の温度が任意の殺菌温度に達すると、その時点から各箇所のF値がコントローラによって演算され、演算された各F値のうち、最小のF値が目標値に到達したところで、前記SIP処理を完了することを特徴とする飲料充填装置の洗浄・殺菌方法。
  2. 請求項1に記載の飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、
    前記SIP処理は、上流側処理経路と下流側処理経路のそれぞれについて所定の手順で実行されることを特徴とする飲料充填装置の洗浄・殺菌方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の飲料充填装置の洗浄・殺菌方法において、
    前記F値の演算は下記の式により行われることを特徴とする飲料充填装置の洗浄・殺菌方法。
    Figure 2020023369
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