JP2019171901A - 車両警告システム、コントローラ及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に接触の可能性がある対象者が車両に接触するのを抑制しつつ、車両に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減する。【解決手段】車両警告システム1は、カメラ101、102と、コントローラと、指向性スピーカ201a〜e、202a〜eと、を備える。コントローラは、カメラ映像を用いて、対象物の車両を基準とする相対位置を決定し、カメラによる撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、対象物の移動方向及び移動速度を決定し、車両のハンドルの舵角と速度に基づいて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定し、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、対象物が車両に接触する可能性があるか否か判定する。接触する可能性がある場合、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに指向性スピーカから第1の音を発信させる。【選択図】図1
Description
本開示は、車両警告システム、コントローラ及びプログラムに関する。
ハイブリッド車(HV: Hybrid Vehicle)や電気自動車(EV: Electric Vehicle)は、低速でエンジン音が発生せず静粛性が高いというメリットがある。しかし、この静粛性は反面、車両の周囲の人物または自転車が車両の接近に気付かない、もしくは気づくことが遅れる傾向があり、人物または自転車と車両の接触事故が発生する可能性が高くなるというデメリットにもなる。この対策としてHVやEVには、2018年3月よりガソリン車と同程度の50〜56デシベルの音を発する車両接近警告装置の設置が義務付けられることになっている。
従来の車両接近警告装置は、スピーカ等により前方もしくは後方の広い範囲に音を発するため、車両に接触の可能性がある対象物(例えば、人物または自転車など)の接触事故を防ぐことができるものの、車両近傍ではあるが接触の可能性(危険性)のない人に対しても音が聞こえてしまい、このような人に対して煩わしさ及び/または不快感を与えてしまいかねないという問題がある。
本開示は、車両に接触の可能性がある対象者が車両に接触するのを抑制しつつ、車両に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減することを可能とする車両警告システム、コントローラ及びプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る車両警告システムは、車両に搭載されたカメラと、当該車両のコントローラと、指向性スピーカと、を備え、前記コントローラは、前記カメラによるカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置を決定し、前記カメラによる撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の移動方向及び移動速度を決定し、前記車両のハンドルの舵角と当該車両の速度に基づいて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定し、前記未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、前記対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、前記対象物が前記車両に接触する可能性があるか否か判定し、判定の結果、接触する可能性がある場合、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた前記指向性スピーカもしくは前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに調整した前記指向性スピーカから第1の音を発信させる。
本開示における車両警告システムは、コントローラが、カメラによる撮像画像から対象物(例えば、人物または自転車など)を検知して、車両の進行方向から接触の可能性がある対象物を判別し、その対象物の方向に指向性スピーカから第1の音(例えば、警告音または音声など)を発信させることにより、指向性スピーカの指向性の範囲に位置する対象物は第1の音が聞こえるが、指向性スピーカの指向性の範囲外に位置する人には第1の音が聞こえない。これにより、車両に接触の可能性がある対象物に対して車両の接近を報知して接触事故の発生を抑制し、車両に接触の可能性がない対象物に対しては車両の接近を報知しないことにより、車両に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
[比較例]
まず、本実施形態の課題をよりよく理解するために、まず、比較例に係る車両警告システムについて図6を用いて説明する。図6は、比較例に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。車両警告システム4は車両400、前方スピーカ401、後方スピーカ402、及びECU(Engine Control Unit)403を備える。
まず、本実施形態の課題をよりよく理解するために、まず、比較例に係る車両警告システムについて図6を用いて説明する。図6は、比較例に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。車両警告システム4は車両400、前方スピーカ401、後方スピーカ402、及びECU(Engine Control Unit)403を備える。
車両400が低速で前進する際には、前方スピーカ401から警告音を発することにより周囲の人物や自転車に車両接近を喚起して接触事故を防止する。車両400が低速で後進する際には、後方スピーカ402から警告音を発することにより同様の効果を得る。前方スピーカ401と後方スピーカ402は共に指向性が低いため、音波は約180°に広がる。結果、低速で前進する場合には、車両400の周囲でかつ前方にいるほぼ全ての人物や自転車が警告音を聞くことになる。車両400が直進している場合には、例えば車両400の斜め前の人物や自転車は車両と接触の心配がないにもかかわらず、前方スピーカ401からの警告音が聞こえることになり、HVやEVの静粛性を享受することができない。
[実施の形態]
各実施形態では、車両進行方向にいて、車両に接触の可能性(危険性)のある対象物(例えば、人物または自転車など)に対してのみ、指向性スピーカから第1の音(例えば、警告音または車が接近していることを通知する音声など)を発信させる。これにより、指向性スピーカの指向性の範囲内にいる人だけ第1の音が聞こえるので、車両に接触の可能性のある人物は第1の音が聞こえて接触事故を回避することができる。一方、指向性スピーカの指向性の範囲外にいる人は第1の音が聞こえないので、車両に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減することができ、HVやEVの静粛性を享受することができる。
各実施形態では、車両進行方向にいて、車両に接触の可能性(危険性)のある対象物(例えば、人物または自転車など)に対してのみ、指向性スピーカから第1の音(例えば、警告音または車が接近していることを通知する音声など)を発信させる。これにより、指向性スピーカの指向性の範囲内にいる人だけ第1の音が聞こえるので、車両に接触の可能性のある人物は第1の音が聞こえて接触事故を回避することができる。一方、指向性スピーカの指向性の範囲外にいる人は第1の音が聞こえないので、車両に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減することができ、HVやEVの静粛性を享受することができる。
[1−1.構成]
まず第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る車両警告システム1は、車両100に搭載された第1のカメラと、車両100に搭載された第2のカメラと、ECU(コントローラともいう)103と、車両100の前方に設けられた指向性スピーカ201a〜201eと、車両100の後方に設けられた指向性スピーカ202a〜202eとを備える。
まず第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る車両警告システム1は、車両100に搭載された第1のカメラと、車両100に搭載された第2のカメラと、ECU(コントローラともいう)103と、車両100の前方に設けられた指向性スピーカ201a〜201eと、車両100の後方に設けられた指向性スピーカ202a〜202eとを備える。
第1のカメラ101は、車両100の前方に搭載されたカメラであり、車両100前方の映像を取得する。第2のカメラ102は、車両100の後方に搭載されたカメラであり、であり、車両100後方の映像を取得する。第1のカメラ101及び第2のカメラ102が撮像して得たカメラ映像はECU103に入力される。
本実施形態では一例として、指向性スピーカ201a〜201e及び指向性スピーカ202a〜202eは、超音波スピーカ(パラメトリック・スピーカ)である。超音波スピーカを用いることにより、一般的なスピーカとは異なり、音波に例えば10°〜20°程度の鋭い指向性を持たせることができる。本実施形態では一例として、指向性スピーカ201a〜201e及び指向性スピーカ202a〜202eは、指向性の角度が20°である。これら指向性スピーカ201a〜201eのアレーが、それぞれの指向性スピーカの設置角を20度ずつずらしながら配置されている。これにより100°の角度をカバーすることができる。同様に、これら指向性スピーカ202a〜202eのアレーが、それぞれの指向性スピーカの設置角を20度ずつずらしながら配置されている。これにより100°の角度をカバーすることができる。
図1における車両100の回転軌跡TRLが示すように、通常の普通自動車の最小回転半径は4.5m程度であるので、100°(±50°)あれば、車両100の前後進行領域をほぼカバーすることができる。
ここで例えば、第2のカメラ102について、その動作を考える。第2のカメラ102の画角は例えば180度である。これは指向性スピーカ202a〜202eのアレーがカバーする角度(ここでは一例として100度)より大きい。
指向性スピーカ202a〜202eのそれぞれの音波領域と、第2のカメラ102のカメラ画像(後方カメラ画像ともいう)を事前にキャリブレーションして、各々の指向性スピーカ202a〜202eの音波領域が、後方カメラ画像のどの画像領域に対応するか決定されている。これにより、例えばECU103の後述するメモリ112には、指向性スピーカ202a〜202eを識別する指向性スピーカ識別情報、後方カメラ画像の画像領域とが予め保存されている。
図2は、後方カメラ画像の画像領域について説明する図である。画像領域Ra〜画像領域Reとした部分がそれぞれ指向性スピーカ202a〜202eの音波領域に対応する。すなわち、画像領域Raには、指向性スピーカ202aの音波領域が関連付けられており、画像領域Rbには、指向性スピーカ202bの音波領域が関連付けられており、画像領域Rcには、指向性スピーカ202cの音波領域が関連付けられており、画像領域Rdには、指向性スピーカ202dの音波領域が関連付けられており、画像領域Reには、指向性スピーカ202eの音波領域が関連付けられている。
図2における位置O’、A’、B’はそれぞれ、図1における地点O、A、Bに対応しており、図1において、歩行者10が地点O、A、Bの順で移動する場合、図2の後方カメラ画像内において、歩行者10の画像20は位置O’、A’、B’の順で移動する。
例えば、図1において、歩行者10が地点O、地点A、地点Bへ順に移動しており、車両100がバック直進しているものとする。図1の地点Oは指向性スピーカの音波領域外であるが、車両100後方の第2のカメラ102には写っており、人物として検出している。歩行者10が図1の地点Aへと移動した場合、車両100後方の第2のカメラ102で歩行者10を検出しているため、領域Raに入ったことがわかる。
例えば、図1において、歩行者10が地点O、地点A、地点Bへ順に移動しており、車両100がバック直進しているものとする。図1の地点Oは指向性スピーカの音波領域外であるが、車両100後方の第2のカメラ102には写っており、人物として検出している。歩行者10が図1の地点Aへと移動した場合、車両100後方の第2のカメラ102で歩行者10を検出しているため、領域Raに入ったことがわかる。
仮に、歩行者10が車両100と接触する可能性がある場合、ECU103は、車両100後方の指向性スピーカ202aから警告音を発して選択的に歩行者10へ注意を喚起させる。ECU103は、歩行者10が図1の地点Aのいる時点で気づいて停止した場合には、警告音を停止させる。車両100後方の第2のカメラは引き続き、歩行者10を検出しているため、歩行者10が気づかずに図1の地点Bへと直進して、領域Rbに入った場合には、車両100後方の指向性スピーカ202bから警告音を発して選択的に歩行者10に注意を喚起する。
なお、メモリ112には、カメラ映像内の画像領域毎に指向性スピーカを識別する指向性スピーカ識別情報を関連付けて記憶することに限らず、カメラ映像内の画角毎に、指向性スピーカを識別する指向性スピーカ識別情報を関連付けて記憶されていてもよい。
このように本実施形態では、ECU103は、カメラ映像内の画像領域もしくは画角毎に、指向性スピーカを識別する指向性スピーカ識別情報を関連付けて記憶している。
図3は、第1の実施形態に係る車両警告システムの機能構成を示すブロック図である。図3には、車両警告システム1の接続関係が示されている。図3に示すように、車両警告システム1は、車軸の回転角を読むエンコーダ121と、ハンドル舵角を読むエンコーダ122とを備える。エンコーダ121及びエンコーダ122は、車両配線104を介してECU103に接続されている。これにより、エンコーダ121からECU103へ、車両100の速度を示す車速情報が供給される。ここで、車両配線104は例えば、CAN(Controller Area Network)を利用しており、車両配線104にはCAN情報が流れる。CANは、複数のCANデバイスが互いに通信するための低コストで耐久性の高いネットワークプロトコルである。ここで車速情報は、単位時間あたりの車軸の回転角を表すカウント数であってもよいし、単位時間あたりの車軸の回転角を表すカウント数に、単位カウントあたりの回転角を乗じ更に車両100のタイヤ径を乗じて距離を求め、この距離をその単位時間で割って得られる速度であってもよい。
また、エンコーダ122からECU103へ、車両100のハンドルの舵角を示すハンドル舵角情報が供給される。ここでハンドル舵角情報は、単位時間あたりの積算されたカウント数であってもよいし、単位時間あたりの積算されたカウント数に、単位カウントあたりの舵角を乗じて得られる舵角であってもよい。
図3に示すように、ECU103は、プロセッサ111とメモリ112を有している。ECU103には、第1のカメラ101及び第2のカメラ102からカメラ映像が入力される。
ECU103は、入力されたカメラ映像を例えば画像処理して、カメラ映像から周囲の対象物(例えば、人物または自転車など)を検出し、対象物の車両100を基準とする相対位置、及び対象物の移動方向及び移動速度を決定する。ここで、ECU103ではなく、第1のカメラ101及び/または第2のカメラ102が、カメラ映像から周囲の対象物(例えば、人物または自転車など)を検出してもよい。
ECU103は、入力されたカメラ映像を例えば画像処理して、カメラ映像から周囲の対象物(例えば、人物または自転車など)を検出し、対象物の車両100を基準とする相対位置、及び対象物の移動方向及び移動速度を決定する。ここで、ECU103ではなく、第1のカメラ101及び/または第2のカメラ102が、カメラ映像から周囲の対象物(例えば、人物または自転車など)を検出してもよい。
更に例えば、ECU103のメモリ112には、カメラ映像中の一番から垂直方向に計数した場合のピクセル数と、実際の進行方向の距離とが関連付けられて予め保存されている。更に例えば、このメモリ112には、カメラ映像中の水平方向の位置と、実際の水平距離とが関連付けられて予め保存されている。これにより、ECU103は、メモリ112を参照することにより、対象物の車両100を基準とする相対位置を決定することができる。
また、例えばECU103は、複数の時刻におけるカメラ映像から、対象物の移動方向を決定する。
また、例えばECU103は、複数の時刻におけるカメラ映像から、対象物の移動方向を決定する。
ECU103には車両配線104を介して得られた車速情報とハンドル舵角情報を用いて、接触の可能性(危険性)がある対象物(例えば、人物または自転車など)を決定する。
またECU103は、車両配線104を介して得られた車速情報とハンドル舵角情報を用いて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定する。
またECU103は、車両配線104を介して得られた車速情報とハンドル舵角情報を用いて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定する。
ECU103は、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定する。具体的には例えば、ECU103は、未来の各時刻において、車両の予測位置もしくは予測領域と、対象物の予測位置が重なるか否か判定し、重なる場合には、対象物が車両100に接触する可能性があると判定し、重ならない場合には、対象物が車両100に接触する可能性がないと判定する。
実際には車両100は、機種毎に車幅も決められており、接触する可能性があるか否か判定する際には、車幅も考慮することが望ましい。すなわち、ECU103は、更に車幅も用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定することが好ましい。これにより、対象物が車両100に接触する可能性があるか否かの予測精度を向上させることができる。
ECU103は、判定の結果、接触する可能性がある場合、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに指向性スピーカから第1の音を発信させる。本実施形態ではその一例として、ECU103は例えば、複数の指向性スピーカ202a〜202eから、カメラ映像内の対象物が位置する領域に対応する指向性スピーカを選択し、当該選択した指向性スピーカから第1の音を発信させる。具体的には図2のように、人物が画像領域Raの位置する場合、画像領域Raに対応する指向性スピーカ202aを選択し、この選択した指向性スピーカ202aから第1の音(例えば、警告音または車両が近づいていることを伝える音声)を発信させる。これにより、この人物に車両接近を報知することができるので、当該人物は、車両100の接近を認識することができ、車両100に接触しないように避けることができる。
一方、判定の結果、接触する可能性がない場合、ECU103は、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに指向性スピーカから第1の音とは異なる第2の音を発信させる。これにより、例えば人物または自転車に乗っている人は、車両100の接近を認識することができ車両100の進行方向への急な飛び出し等の車両と衝突する行動を回避することができる。
ここで、対象物が車両100に接触する可能性がないというのは、例えば車両100の進行方向の先端が、対象物を通り過ぎた場合であってもよい。あるいは、対象物が車両100に接触する可能性がないというのは、例えば対象物の未来の各時刻における予測位置がいずれも、未来の各時刻における車両100の予測位置もしくは予測領域に含まれない場合であってもよい。あるいは、対象物が車両100に接触する可能性がないというのは、対象物の移動速度が0を含む予め決められた範囲に収まる場合であってもよい。
ここで、第2の音は、第1の音よりも音が小さい及び/または周波数が低い。これにより、衝突する可能性がある人は、より大きい音または、より周波数が高い音が聞こえるので、緊急度が高いことが分かり、すぐさま衝突を回避する行動を起こすことができる。一方、衝突する可能性がない人は、より小さい音または、より周波数が低い音が聞こえるので煩わしさ及び/または不快感を押さえることができつつ、車両100の接近を認識することができることで車両100の進行方向への急な飛び出し等の車両と衝突する行動を回避することができる。
ECU103は例えば、第1の音の発信した後、対象物が車両100に接触する可能性がないと判定した場合、第1の音の発信を停止するか、もしくは第1の音の音量を低減する。例えば図1において、指向性スピーカ202aが警告音を発している場合歩行者10が気づいて停止した場合には警告音を停止させるので、必要以上に歩行者10に不快感を与えない。また、周囲にいて車両100と接触の危険性がない人物または自転車には、第1の音は聞こえずHV,EVの静粛性を享受できる。
このように、対象物は、第1の音を聞いて接触回避の行動をした人物に対しては、第1の音の発信を停止するか、もしくは第1の音の音量を低減するので、この人物に対する煩わしさ及び/または不快感を抑えることができる。
ECU103は、カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置から、対象物と車両100との相対距離を決定し、当該相対距離が近くなるほど、上記第1の音の音量を増大させることが好ましい。これにより、車両100との相対距離が近くなるほど、大きく注意喚起することができるので、車両100との接触回避を促進することができる。
ECU103は、対象物が車両100に衝突するまでの時間を決定し、決定された衝突するまでの時間が小さくなるほど上記第1の音の音量を増大させることが好ましい。これにより、車両100との相対距離が近くなるほど、大きく注意喚起することができるので、車両100との接触回避を促進することができる。ここで、当該衝突までの時間(Time to Collision、TTCともいう)は、例えば対象物が車両100の進行方向に存在する場合、例えば、対象物と車両100との距離を、進行方向における速度の差(相対速度)で割ることで算出される。
更に、対象物が人物である場合のECU103の処理例について説明する。ECU103は、上記第1の音を発信した後、カメラによるカメラ映像を用いて、人物の顔の向きもしくは視線の向きを検出する。そして、ECU103は、当該検出された人物の顔の向きもしくは視線の向きが、当該対象物から前記車両100への向きに応じた方向範囲に収まる場合、第1の音の発信を停止するか、もしくは第1の音の音量を低減する。
このように、当該人物の顔の向きもしくは視線の向きが、当該人物から車両100への向きに応じた方向範囲に収まる場合には、ECU103は、当該人物が車両100を認識したと判断して、第1の音の発信を停止するか、もしくは第1の音の音量を低減する。これにより、当該人物に必要以上に不快感を与えないようにすることができる。
(車両がハンドルを切って曲がりながらバックする場合)
次に、車両100がハンドルを切って曲がりながらバックする場合について説明する。ECU103は、車両配線104を介して入力されたCAN情報に含まれるハンドル舵角を読み取って、車両100の軌道を計算する。直進バックの場合とは異なり、車両100の軌跡が変化するので、ECU103は、車両100後方の第2のカメラ102から検出した対象物の相対位置、移動方向及び移動速度を用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定する。
次に、車両100がハンドルを切って曲がりながらバックする場合について説明する。ECU103は、車両配線104を介して入力されたCAN情報に含まれるハンドル舵角を読み取って、車両100の軌道を計算する。直進バックの場合とは異なり、車両100の軌跡が変化するので、ECU103は、車両100後方の第2のカメラ102から検出した対象物の相対位置、移動方向及び移動速度を用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定する。
上記と同様に、ECU103は、判定の結果、接触する可能性がある場合、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに指向性スピーカから第1の音を発信させ、接触する可能性がない場合、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに指向性スピーカから第1の音とは異なる第2の音を発信させる。これにより、車両100の進行方向にいて接触する可能性のある人物または自転車などの対象物がいる方向に限局して第1の音を発信させることで接触事故を防止できつつ、その他の方向にいる人物(すなわちそれ以外の安全な領域にいる人物)には第1の音が聞こえないので、HVやEVの静粛性を享受することができる。
以上、第1の実施形態に係る車両警告システム1は、車両100に搭載された第1のカメラ101と、当該車両100のECU103と、指向性スピーカ201a〜201eと、を備える。ECU103は、第1のカメラ101によるカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の車両100を基準とする相対位置を決定する。ECU103は、第1のカメラ101による撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、カメラ映像内の対象物の移動方向及び移動速度を決定し、車両100のハンドルの舵角と当該車両100の速度に基づいて、未来の各時刻における車両100の予測位置もしくは予測領域を決定する。ECU103は、前記未来の各時刻における車両100の予測位置もしくは予測領域と、対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定する。ECU103は、判定の結果、接触する可能性がある場合、カメラ映像内の対象物の位置に応じた指向性スピーカから第1の音を発信させる。
この構成により、ECU103が、カメラによる撮像画像から対象物(例えば、人物または自転車など)を検知して、車両100の進行方向から接触の可能性がある対象物を判別し、その対象物の方向に指向性スピーカから第1の音(例えば、警告音または音声など)を発信させることにより、指向性スピーカの指向性の範囲に位置する対象物は第1の音が聞こえるが、指向性スピーカの指向性の範囲外に位置する人には第1の音が聞こえない。これにより、車両100に接触の可能性がある対象物に対して車両100の接近を報知して接触事故の発生を抑制し、車両100に接触の可能性がない対象物に対しては車両の接近を報知しないことにより、車両100に接触の可能性がない人の煩わしさ及び/または不快感を低減することができる。
<第2の実施形態>
続いて第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。図4に示すように、第2の実施形態に係る車両警告システム2は、図1の第1の実施形態に係る車両警告システム1に比べて、車両100前方に設けられたスピーカ搭載台301a、車両100後方に設けられたスピーカ搭載台302aを備え、前方に設けられた指向性スピーカが指向性スピーカ201aだけに、後方に設けられた指向性スピーカが指向性スピーカ202aだけになった点が異なっている。図4において図1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
続いて第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態に係る車両警告システムの概略構成を示す模式図である。図4に示すように、第2の実施形態に係る車両警告システム2は、図1の第1の実施形態に係る車両警告システム1に比べて、車両100前方に設けられたスピーカ搭載台301a、車両100後方に設けられたスピーカ搭載台302aを備え、前方に設けられた指向性スピーカが指向性スピーカ201aだけに、後方に設けられた指向性スピーカが指向性スピーカ202aだけになった点が異なっている。図4において図1と同じ要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
車両100前方の指向性スピーカ201aはスピーカ搭載台301aに搭載されており、車両100後方の指向性スピーカ202aはスピーカ搭載台302aに搭載されている。スピーカ搭載台301aは、指向性スピーカ201aを回転させることができ、スピーカ搭載台302aは、指向性スピーカ202aを回転させることができる。駆動機303は、スピーカ搭載台301aの向きを変え、駆動機304は、スピーカ搭載台302aの向きを変える。駆動機303、304は例えばモータであり、モータの回転軸による回転に伴ってスピーカ搭載台301a、302aの向きが変わる。
図5は、第2の実施形態に係る車両警告システムの機能構成を示すブロック図である。図5には各構成要素の接続関係が示されている。車両100前方に設けられた第1のカメラ101は車両100前方の映像を取得する。車両100後方に設けられた第2のカメラ102は車両100後方の映像を取得する。
車両100前方の指向性スピーカ102aは、前方の歩行者または自転車などに対して第1の音(例えば、警告音または音声)を発して注意を喚起する。車両100後方の指向性スピーカ202aは後方の歩行者や自転車に対して警告音を発して注意を喚起する。
ECU103には、第1のカメラ101、第2のカメラ102、指向性スピーカ201a、指向性スピーカ202a、スピーカ搭載台301a、スピーカ搭載台302aならびに車両配線104が接続されている。ECU103は、第1のカメラ101ならびに第2のカメラ102からのカメラ映像を画像処理して、対象物(例えば人物や自転車など)を検出し、対象物の車両100を基準とする相対位置、移動方向及び移動速度を算出する。
ECU103は、並行してCAN情報から得られた車速とハンドル舵角情報を用いて、接触の可能性がある人物や自転車を割り出す。具体的にはECU103は、車両100のハンドルの舵角と当該車両の速度に基づいて、未来の各時刻における車両100の予測位置もしくは予測領域を決定する。そして、ECU103は、未来の各時刻における車両100の予測位置もしくは予測領域と、対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、対象物が車両100に接触する可能性があるか否か判定する。
ECU103は、対象物が前記車両に接触する可能性がある場合、駆動機303または304を制御して、指向性スピーカ201aまたは202aの音を発する向きを、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに変更する。すなわち、ECU103は、指向性スピーカの指向性中心軸を、当該対象物に向けるようにスピーカ搭載台301aまたは302aを動かす。その後、ECU103は、指向性スピーカ201aまたは202aから第1の音を発信させる。このように、ECU103は、カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに調整した指向性スピーカ201aまたは202aから第1の音を発信させる。
これにより、指向性スピーカの数量を削減しながら第1の実施形態と同様の効果を得ることができ、第1の実施形態に係る車両警告システムより、コストを低減することができる。
[他の実施の形態]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
例えば、各実施形態では、対象物(人物または自転車など)を検出する手段として、第1のカメラ101、第2のカメラ102を用いたが、これをLIDAR(Light Detection and Ranging)やミリ波レーダーに置き換えても良い。
なお、各実施形態のECU(コントローラ)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、プロセッサが実行することにより、各実施形態のECU(コントローラ)に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
1、2 車両警告システム
100 車両
101 第1のカメラ
102 第2のカメラ
103 ECU
104 車両配線
111 プロセッサ
112 メモリ
121、122 エンコーダ
201a 指向性スピーカ
201b 指向性スピーカ
201c 指向性スピーカ
201d 指向性スピーカ
201e 指向性スピーカ
202a 指向性スピーカ
202b 指向性スピーカ
202c 指向性スピーカ
202d 指向性スピーカ
202e 指向性スピーカ
301a スピーカ搭載台
302a スピーカ搭載台
303 駆動機
304 駆動機
401 前方スピーカ
402 後方スピーカ
403 ECU
100 車両
101 第1のカメラ
102 第2のカメラ
103 ECU
104 車両配線
111 プロセッサ
112 メモリ
121、122 エンコーダ
201a 指向性スピーカ
201b 指向性スピーカ
201c 指向性スピーカ
201d 指向性スピーカ
201e 指向性スピーカ
202a 指向性スピーカ
202b 指向性スピーカ
202c 指向性スピーカ
202d 指向性スピーカ
202e 指向性スピーカ
301a スピーカ搭載台
302a スピーカ搭載台
303 駆動機
304 駆動機
401 前方スピーカ
402 後方スピーカ
403 ECU
Claims (16)
- 車両に搭載されたカメラと、
当該車両のコントローラと、
指向性スピーカと、
を備え、
前記コントローラは、
前記カメラによるカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置を決定し、
前記カメラによる撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の移動方向及び移動速度を決定し、
前記車両のハンドルの舵角と当該車両の速度に基づいて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定し、
前記未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、前記対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、前記対象物が前記車両に接触する可能性があるか否か判定し、判定の結果、接触する可能性がある場合、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた前記指向性スピーカもしくは前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに調整した前記指向性スピーカから第1の音を発信させる
車両警告システム。 - 前記判定の結果、接触する可能性がない場合、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに前記指向性スピーカから前記第1の音とは異なる第2の音を発信させる
請求項1に記載の車両警告システム。 - 前記第2の音は、前記第1の音よりも音が小さい及び/または周波数が低い
請求項2に記載の車両警告システム。 - 前記コントローラは、更に車幅も用いて、前記対象物が前記車両に接触する可能性があるか否か判定する
請求項1から3のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記コントローラは、前記第1の音の発信した後、前記対象物が前記車両に接触する可能性がないと判定した場合、前記第1の音の発信を停止するか、もしくは前記第1の音の音量を低減する
請求項1から4のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記対象物が前記車両に接触する可能性がないというのは、前記車両の進行方向の先端が、前記対象物を通り過ぎた場合である
請求項5に記載の車両警告システム。 - 前記対象物が前記車両に接触する可能性がないというのは、前記対象物の未来の各時刻における予測位置がいずれも、前記未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域に含まれない場合である
請求項5に記載の車両警告システム。 - 前記対象物が前記車両に接触する可能性がないというのは、前記対象物の移動速度が0を含む予め決められた範囲に収まる場合である
請求項5に記載の車両警告システム。 - 前記コントローラは、前記カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置から、前記対象物と前記車両との相対距離を決定し、当該相対距離が近くなるほど、前記第1の音の音量を増大させる
請求項1から8のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記コントローラは、前記対象物が前記車両に衝突するまでの時間を決定し、決定された衝突するまでの時間が小さくなるほど前記第1の音の音量を増大させる
請求項1から9のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記対象物は人物であり、
前記コントローラは、前記第1の音を発信した後、前記カメラによるカメラ映像を用いて、前記人物の顔の向きもしくは視線の向きを検出し、当該検出された人物の顔の向きもしくは視線の向きが、当該人物から前記車両への向きに応じた方向範囲に収まる場合、前記第1の音の発信を停止するか、もしくは前記第1の音の音量を低減する
請求項1から10のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記指向性スピーカとして、指向性中心軸をずらした複数の指向性スピーカを有し、
前記コントローラは、
前記カメラ映像内の画像領域もしくは画角毎に、指向性スピーカを識別する指向性スピーカ識別情報を関連付けて記憶しており、
前記複数の指向性スピーカから、前記カメラ映像内の対象物が位置する領域に対応する前記指向性スピーカを選択し、当該選択した指向性スピーカから第1の音を発信させる
請求項1から11のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記指向性スピーカを搭載するスピーカ搭載台と、
前記スピーカ搭載台の向きを変える駆動機と、
を更に備え、
前記コントローラは、
前記対象物が前記車両に接触する可能性がある場合、前記駆動機を制御して、前記指向性スピーカの音を発する向きを、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに変更し、前記指向性スピーカから第1の音を発信させる
請求項1から11のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 前記指向性スピーカは超音波スピーカである
請求項1から13のいずれか一項に記載の車両警告システム。 - 車両に搭載されたカメラと、指向性スピーカと、を備える車両警告システムで用いられるコントローラであって、
前記カメラによるカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置を決定し、前記カメラによる撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の移動方向及び移動速度を決定し、前記車両のハンドルの舵角と当該車両の速度に基づいて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定し、前記未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、前記対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、前記対象物が前記車両に接触する可能性があるか否か判定し、判定の結果、接触する可能性がある場合、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた前記指向性スピーカもしくは前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに調整した前記指向性スピーカから第1の音を発信させるプロセッサ
を備えるコントローラ。 - 車両に搭載されたカメラと、指向性スピーカと、を備える車両警告システムで用いられるコントローラに、
前記カメラによるカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の前記車両を基準とする相対位置を決定するステップと、
前記カメラによる撮影時刻が異なる複数のカメラ映像を用いて、前記カメラ映像内の対象物の移動方向及び移動速度を決定するステップと、
前記車両のハンドルの舵角と当該車両の速度に基づいて、未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域を決定するステップと、
前記未来の各時刻における車両の予測位置もしくは予測領域と、前記対象物の相対位置、移動方向及び移動速度とを用いて、前記対象物が前記車両に接触する可能性があるか否か判定し、判定の結果、接触する可能性がある場合、前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた前記指向性スピーカもしくは前記カメラ映像内の対象物の位置に応じた向きに調整した前記指向性スピーカから第1の音を発信させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018059105A JP2019171901A (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 車両警告システム、コントローラ及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018059105A JP2019171901A (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 車両警告システム、コントローラ及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=68169165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018059105A Pending JP2019171901A (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 車両警告システム、コントローラ及びプログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2019171901A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113307192A (zh) * | 2020-02-26 | 2021-08-27 | 三菱物捷仕株式会社 | 处理装置、处理方法、通报系统及存储介质 |
CN114312560A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-12 | 海信集团控股股份有限公司 | 车辆及其喇叭控制方法 |
-
2018
- 2018-03-27 JP JP2018059105A patent/JP2019171901A/ja active Pending
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JP2021135694A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | 処理装置、処理方法、報知システム及びプログラム |
JP7267222B2 (ja) | 2020-02-26 | 2023-05-01 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | 処理装置、処理方法、報知システム及びプログラム |
US11802032B2 (en) | 2020-02-26 | 2023-10-31 | Mitsubishi Logisnext Co., LTD. | Processing device, processing method, notification system, and recording medium |
CN113307192B (zh) * | 2020-02-26 | 2024-02-06 | 三菱物捷仕株式会社 | 处理装置、处理方法、通报系统及存储介质 |
CN114312560A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-12 | 海信集团控股股份有限公司 | 车辆及其喇叭控制方法 |
CN114312560B (zh) * | 2022-01-25 | 2024-04-02 | 海信集团控股股份有限公司 | 车辆及其喇叭控制方法 |
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