JP2019171306A - 構造物のアスベスト含有表層部除去システム - Google Patents

構造物のアスベスト含有表層部除去システム Download PDF

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Abstract

【課題】高圧水の噴射により剥離したアスベスト含有表層部の剥離物と噴射した水とからなる混濁水を濾過材で濾過してできた一次濾過水を該一次濾過水から更に微細な剥離物を多量に除去した後、濾過フィルターへ送給する。しかも送給されなかった一次濾過水中の剥離物の処理作業を極めて簡単に殆ど手間をかけずに行う。【解決手段】剥離物Aと噴射水とからなる混濁水W1を水処理装置3へ引き取って濾過すると共に中和して排出する。水処理装置3は、濾過槽5と、濾過槽5の内部を負圧にする減圧装置6と、混濁水W1を剥離装置2から、濾過槽5に収容した濾過材4の内側へ導く回収用管路7と、一次濾過水W2を溜める凝集槽8と、一次濾過水W2を凝集槽8へ送給する一次濾過水送給部9と、凝集槽8の底部に沈殿した剥離物Aを一次濾過水W2と一緒に濾過材4の内側へ導く帰還管路10と、帰還管路10の遮断部11とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばコンクリート製の構造物からアスベストを含有した塗膜を除去する、構造物のアスベスト含有表層部除去システムに関する。
アスベストは、耐熱性、吸音性、保温性等に優れ、かつては建築や土木によるコンクリート製の構造物の表面に塗装されていた。しかし近年、アスベストは発癌性物質といわれており、アスベスト吸引による疾病患者が多く見られるようになった。現在、飛散しやすい状態で使用されているアスベストについては、一般環境から適切に隔離処理する必要がある。
従来、構造物からアスベストを含有した塗膜を、飛散しないように隔離して除去するシステムとしては、例えば下記特許文献1に開示されているように、高圧水供給装置から供給される高圧水を剥離装置から構造物のアスベスト含有表層部に噴射することにより該アスベスト含有表層部を前記構造物から剥離し、その剥離物と前記噴射された水とからなる混濁水を、減圧装置により内部を負圧状態にした濾過槽に引き取って合成繊維製の袋状の濾過材により濾過し、その濾過から滲出した一次濾過水を排出装置で濾過フィルターに送り、その濾過フィルターにより更に微細な不純物を除去し、その水をタンクに導き、その水をタンク内で中和装置により環境基準に適合する水に変化させた後、排出するものがある。
特開2017−144384号公報
ところが、前述のシステムでは、一次濾過水を排出装置で直接的に濾過フィルターに送るため、濾過フィルターが詰まり易く、頻繁に濾過フィルターを交換する必要が生じる。そして濾過フィルターの交換作業に手間を要し、濾過フィルターの消耗量も多くなり、混濁水を処理する能率を大きく低下させると共に、濾過フィルターの交換費用が嵩むという問題を生じる。
この原因は、混濁水を濾過槽内の合成繊維製の袋状の濾過材により濾過すると、構造物から剥離したアスベスト含有塗膜、コンクリート粒等からなる剥離物のうち比較的粒の大きいものは、合成繊維製の袋状の濾過材に収容されるが、濾過材から滲出した一次濾過水は、更に微細な剥離物を多量に含んでいるからである。
そこで、一次濾過水中の微細な剥離物を極力多く除去した後、その水を濾過フィルターに供給するようにすればよく、そのために濾過槽で濾過された水を貯めて凝集させる凝集槽を設けるとよい。しかし、凝集槽を設けて更に微細な剥離物を凝集槽内で凝集させるようにしたとしても、結局、凝集した剥離物を凝集槽から取り出して処理することが必要になるので、剥離物の凝集槽での処理作業にも多くの手間がかり、混濁水処理の能率を低下させる原因になる。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、高圧水の噴射により構造物から剥離したアスベスト含有表層部の剥離物と噴射された水とからなる混濁水を濾過材で濾過し、その濾過材から滲出した一次濾過水から更に微細な剥離物を能率的に多量に除去して濾過フィルター装置へ送給できるようにし、しかも、濾過フィルター装置へ送給されずに残った一次濾過水中の剥離物の処理作業を、極めて簡単に殆ど手間をかけずに行うことができるようにすることにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係るシステムによれば、高圧水供給装置より供給される高圧水を剥離装置から構造物のアスベスト含有表層部に噴射することにより該アスベスト含有表層部を前記構造物から剥離し、その剥離物と前記噴射された水とからなる混濁水を前記剥離装置から水処理装置へ引き取って濾過すると共に中和して排出する、構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、前記水処理装置は、前記混濁水を濾過するための濾過材を搬出可能に収容する濾過槽と、前記濾過槽の内部を負圧にする減圧装置と、前記混濁水を前記剥離装置から、前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く回収用管路と、前記濾過材から滲出した一次濾過水を溜めると共に該一次濾過水に含まれる前記剥離物を凝集させるための凝集槽と、前記一次濾過水を前記濾過槽から凝集槽へ送給する一次濾過水送給部と、前記凝集槽の底部に沈殿した前記剥離物を前記一次濾過水と一緒に前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く帰還管路と、前記帰還管路を遮断することができる遮断部と、を備えるように構成することができる。
前記構成により、凝集槽において、濾過フィルター装置の目詰まりの原因となる一次濾過水に含む微細な剥離物を凝集沈降させて多量に除去することができる。しかも、凝集槽で凝集して底部に沈殿している剥離物は、帰還管路を通じて一次濾過水と一緒に濾過槽内の濾過材の内側へ帰還し、再び濾過材によって濾過される。そのため、凝集槽に沈殿した剥離物の除去は、帰還管路の遮断部を操作するだけの極めて簡単な作業により行うことができ、水処理装置において濾過後に残る剥離物の搬出作業は濾過槽のみで行えばよくなる。したがって、本発明によれば、一次濾過水から微細な剥離物を能率的に多量に除去して濾過フィルター装置へ送給することで、濾過フィルター装置の寿命を大幅に延ばすことができ、濾過フィルター装置の交換頻度を大幅に低減することができる。しかも、濾過フィルター装置へ送給されずに残った一次濾過水中の剥離物の処理作業を、極めて簡単に殆ど手間をかけずに行うことができる。
本発明の第2の側面に係るシステムによれば、前記凝集槽は独立した複数の槽を有しており、前記一次濾過水送給部は、前記一次濾過水を前記複数の槽へ選択的に送給することができ、前記帰還管路は前記槽に夫々接続しており、前記遮断部は前記槽毎に前記帰還管路を遮断可能であるように構成することができる。
前記構成により、凝集槽では、複数ある槽のうちの少なくとも一つの槽で一次濾過水中の剥離物の凝集を行いながら、他の槽に一次濾過水を供給して溜めたり、他の槽の底部に沈殿した剥離物を除去したりすることができるので、水と剥離物の分離を能率良く行うことができる。
本発明の第3の側面に係るシステムによれば、前記凝集槽で生ずる、前記一次濾過水の上澄みを溜めるための上澄み貯留槽と、前記一次濾過水の上澄みを、前記凝集槽の深さの異なる複数箇所から前記上澄み貯留槽に導く上澄み導入管路と、前記凝集槽の深さの異なる複数箇所で前記上澄み導入管路を遮断可能な上澄み導入管路遮断部と、を備えるように構成することができる。
前記構成によれば、構造物のアスベスト含有表層部の組成や状態の違いにより一次濾過水中の剥離物の凝集速度や沈降速度等に違いが生じ、その違いに起因して上澄みの採取可能な深さに違いが生じたとしても、それに応じて上澄み導入管路遮断部を操作することにより、凝集槽の適正な深さから上澄み貯留槽へ上澄み導入管路を通じて一次濾過水の上澄みを送給することができる。しかも上澄みを、重力を利用して送給するので、水中ポンプ等を用いる場合のように、その水中ポンプにより凝集槽内が撹拌され、それが凝集槽における剥離物の沈降に悪影響を及ぼすということもない。
本発明の第4の側面に係るシステムによれば、前記上澄みを更に濾過する濾過フィルター装置と、前記上澄み貯留槽から前記濾過フィルター装置に前記上澄みを送給する上澄み送給部と、前記濾過フィルター装置によって濾過された二次濾過水を、その液性が中性になるように中和する中和処理装置と、を備えるように構成することができる。
前記構成によれば、一次濾過水の上澄みにアスベスト等の微細な剥離物が残っていたとしても、その剥離物がフィルターにより確実に除去することができる。もしも一次濾過水の上澄みを直接的に中和処理装置に導入する場合、一次濾過水中に剥離物が一定量以上含まれていると、その剥離物が中和処理装置内の化学反応に悪影響を及ぼし、中和処理装置での効率的な中和処理を阻害することになるが、前記構成によれば、このような不具合の発生を防止することができる。
本発明の一実施例に係る構造物のアスベスト含有表層部除去システムの説明図である。 本発明の一実施例に係るアスベスト含有表層部除去システムにおける処理の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施例における高圧水供給部、剥離装置、及び濾過槽の説明図である。 本発明の他の実施例における凝集槽及び上澄み貯留槽の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための構造物のアスベスト含有表層部除去システムを例示するものであって、本発明はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(アスベスト含有表層部除去システム)
図1に示す構造物のアスベスト含有表層部除去システムは、高圧水供給装置1から供給される高圧水を剥離装置2から構造物のアスベスト含有表層部に噴射することにより該アスベスト含有表層部を構造物から剥離し、その剥離物Aと、噴射された水とからなる混濁水W1を剥離装置2から水処理装置3に引き取って濾過すると共に中和して処理水Wとして排出するものである。
(高圧水供給装置1)
高圧水供給装置1は、水道水を水源1aとし、その水道水をポンプ1bにより所定の圧力に高めて高圧水とし、この高圧水を導管1c、アンローダ弁からなる安全装置1d及び可撓性を有する導管1eを経て剥離装置2に供給する。この実施例の場合、吐出圧力245メガパスカルの超高圧ポンプを使用している。
(剥離装置2)
剥離装置2は、高圧水の噴射部周辺を覆う覆い2aを有し、噴射された高圧水や剥離物Aが周辺へ飛散するのを抑制することができるように構成されており、この実施例では、例えば前記特許文献1に開示されているような公知のものである。
(水処理装置3)
水処理装置3は、混濁水W1を濾過すると共に、混濁水W1から漉し取った剥離物Aの処理を能率的に行うことを可能にするために、混濁水W1を濾過するための濾過材4を搬出可能に収容する濾過槽5と、この濾過槽5の内部を負圧にする減圧装置6と、混濁水W1を剥離装置2から、濾過槽5に収容した濾過材4の内側へ導く回収用管路7と、濾過材4から滲出した一次濾過水W2を溜めると共に該一次濾過水W2に含む剥離物Aを凝集させるための凝集槽8と、一次濾過水W2を濾過槽5から凝集槽8へ送給する一次濾過水送給部9と、凝集槽8の底部に沈殿した剥離物Aを一次濾過水W2と一緒に濾過槽5に収容した濾過材4の内側へ導く帰還管路10と、帰還管路10を遮断することができる遮断部11とを備える。
また、水処理装置3は、一次濾過水W2の凝集槽8で生じる上澄みW3を処理するために、上澄みW3を溜めるための上澄み貯留槽12と、凝集槽8に溜まっている上澄みW3を、凝集槽8の深さの異なる複数箇所から上澄み貯留槽12に個別に導く上澄み導入管路13と、凝集槽8の深さの異なる複数箇所で上澄み導入管路13を遮断可能な上澄み導入管路遮断部14とを備える。
更に、水処理装置3は、上澄み貯留槽12に溜まった上澄みW3から更に微細な剥離物Aを除去するための濾過フィルター装置15と、上澄み貯留槽12から濾過フィルター装置15に上澄みW3を送給する上澄み送給部16と、濾過フィルター装置15によって濾過された二次濾過水W4を、その液性が中性になるように中和する中和処理装置17とを備える。
(濾過材4)
濾過材4は、混濁水W1から剥離物Aを漉し取るためのもので、この実施例では、網目素材でできており、上面が開口した直方体状の袋に形成されている。また濾過槽からの搬出を容易にするために、図示しない吊り上げ用のベルトを有している。この濾過材4として、例えば網目の太さが0.2ミリメートルのフレキシブルコンテナバッグを用いることができる。
(濾過槽5)
濾過槽5は、その内部に濾過材4の支持部5aを有している。支持部5aは、濾過材4を支持することができ、濾過材4から滲み出た一次濾過水W2が濾過槽5の底部へ流れることができるように網目状部材でできている。また濾過槽5は、その内部に濾過材4を搬入したり、その内側に溜まった剥離物Aと共に搬出したりすることができるようにするための開口5bと、開口5bを塞ぐための開閉蓋5cとを有している。開閉蓋5cを閉じると濾過槽5は密閉されるようになっている。
(減圧装置6)
減圧装置6は、濾過槽5内の空気を、図示しない真空ポンプにより導管6aを経て吸い出すことにより、濾過槽5の内部を負圧状態にすることができる。この実施例では減圧装置として約50キロパスカルの負圧を生じさせることができるものを用いている。
(回収用管路7)
回収用管路7は、剥離装置2に接続するホース7aと、濾過槽5の開閉蓋5cに設けた、ホース7aに接続する導管7bとからなり、導管7bはバルブ7cを有している。複数の剥離装置2を使用することができるように、開閉蓋5cには複数の導管7bが設けてあり、使用しない導管7bのバルブ7cは閉じておく。
(凝集槽8)
凝集槽8は、一次濾過水W2を溜めるための独立した複数の槽8aを有しており、各槽8aの下部は夫々漏斗状に形成されている。各槽8aの容量はこの実施例では夫々1000リットルである。
(一次濾過水送給部9)
一次濾過水送給部9は、ダイアフラム式のポンプ9aと、このポンプ9aの入力側と濾過槽5の下部とを接続する導管9bと、ポンプ9aの出力側に一端を接続した導管9cと、夫々導管9cの他端に接続すると共に凝集槽8の槽8aの上部に接続した各槽8a毎の導管9dと、各導管9dに設けたバルブ9eとからなり、各バルブ9eの開閉状態を変えることにより、一次濾過水W2を複数の槽8aへ選択的に送給することができる。
(帰還管路10)
帰還管路10は、凝集槽8の槽8aの下部に設けた槽8a毎の導管10aと、各導管10aに一端を接続すると共に、濾過槽5の開閉蓋5cに設けた導管10bに他端を接続した導管10cとからなる。
(遮断部11)
遮断部11は、槽8a毎の導管10a、導管10aに夫々設けたバルブ11aからなる。槽8a毎のバルブ11aを開閉することにより、帰還管路10は、各槽8aに対して個々に導通したり導通を遮断したりすることができる。それゆえ凝集槽8の複数の槽8aの中から所要の槽8aを選択して、その槽8aに対応するバルブ11aを開き、他の槽8aに対応するバルブ11aを閉じることにより、帰還管路10は、所要の槽8aの底部に溜まった剥離物Aを一次濾過水W2と共に濾過槽5へ導くことが可能になる。
(上澄み貯留槽12)
上澄み貯留槽12は、設置面積を小さくすると共に凝集槽8からの上澄みW3の導入経路を簡素化するために、上澄みW3を凝集槽8の槽8aの側壁に沿って溜めると共に、凝集槽8の各槽8aの漏斗状の壁の下側に溜めることができるように、側壁12a及び凝集槽8の下側に延びた底部12bとを有している。
(上澄み導入管路13)
上澄み導入管路13は、凝集槽8の側壁の深さの異なる複数個所毎に設けた導管13aと、各導管13aと上澄み貯留槽12とを接続する導管13bとからなり、上澄み導入管路遮断部14は、導管13aに夫々設けたバルブ14aからなる。
(濾過フィルター装置15)
濾過フィルター装置15は、直列に接続された3個の濾過フィルター15aからなり、3個の濾過フィルター15aの濾過精度は下流方向に順次高くしてある。濾過フィルター15aは、容器内の水の通路に例えば糸巻フィルターのようなフィルターを設けたものである。
(上澄み送給部16)
上澄み送給部16は、水中ポンプ16aと水中ポンプ16aの吐出口と濾過フィルター装置15の最初の濾過フィルター15aとを接続する導管16bとからなる。
(中和処理装置17)
中和処理装置17は、二次濾過水W4を溜めるタンク17aと、二次濾過水W4を濾過フィルター装置15からタンク17aに導入する導管17bと、アルカリ性になっている二次濾過水W4を環境基準に適合するよう水槽17a中で中和する中和装置18とからなる。中和装置18は、炭酸ガスをボンベ18aから導管18bを経て、水中ポンプ18cの吐出側の導管18dに供給し、導管18d内で二次濾過水W4と混合して噴出装置18eから水槽内の二次濾過水W4中に噴出させるものであり、タンク17a内に設けたpHセンサ18fにより二次濾過水W4の液性を検出し、その検出値と予め設定した液性の目標値とを比較して得た動作信号に基づき、導管18bに設けたバルブ18hを操作することにより、二次濾過水W4の液性が設定値になるよう炭酸ガスの供給量を自動的に調節することができるようになっている。
(アスベスト含有表層部除去システムの動作)
次に、図2に示すフローチャートに基づいて、上述のように構成された構造物のアスベスト含有表層部除去システムの動作について説明する。このシステムにより構造物のアスベスト含有表層部を除去するには、予め水処理装置3の濾過槽5の内部に濾過材4を装着しておく。
(アスベスト等の剥離処理S1)
先ず、高圧水供給装置1と水処理装置3の減圧装置6を作動させ、構造物のアスベスト含有表層部を剥離装置2で覆うと共に剥離装置2から高圧水を噴射する。それによって構造物の表層部が剥離し、剥離したアスベストを含む塗膜やコンクリート粒やゴミ等からなる剥離物Aが生ずる。なお剥離装置2は、水処理装置3の濾過槽5に濾過材4が装着されており、減圧装置6が作動中であれば随時に作動させることができる。
(濾過槽5による濾過処理S2)
噴射された高圧水は、その後、圧力を失って略大気圧の水に戻る。そしてその水と剥離物Aとが剥離装置2内で混ざることで混濁水W1となる。その混濁水W1は、濾過槽5の内部が減圧装置6により負圧になっているので、回収用管路7を通じて濾過槽5の内部へ吸引され、濾過材4の内側に導入される。
濾過材4の内側に導入された混濁水W1は、濾過材4によって濾過され、混濁水W1中の、濾過材4のメッシュより大きい剥離物Aは濾過材4の内側に残り、それより小さな剥離物Aは水と共に濾過材4を通過して一次濾過水W2となり、濾過槽5の底部に溜まる。
一次濾過水W2が濾過槽5に所定の高さまで溜まると、一次濾過水送給部9によって一次濾過水W2を濾過槽5から凝集槽8へ送給する。
(凝集槽8による凝集処理S3)
凝集槽8は一次濾過水を溜めるための槽8aを複数有しているので、予め一次濾過水送給部9が一次濾過水W2を送給する凝集槽8の槽8aを決めておく。つまり凝集槽8の複数の槽8aのうち凝集中でない槽8aを選んで、その槽8aに対応するバルブ9eのみを開いておく。そして一次濾過水送給部9により送給された一次濾過水W2で槽8aが満杯になると、その槽8aへの一次濾過水W2の送給を停止する。
凝集槽8の槽8aが満杯になると、その槽8aに凝集剤を投入して一次濾過水W2中の微細な剥離物Aを凝集させる。なお、凝集槽8への凝集剤の投入は手作業で行ってもよいし、公知の投入装置を用いて行うようにしてもよい。凝集剤投入後、所要の時間が経過すると、凝集した剥離物Aが沈降し、凝集槽8の槽8aの下部に溜まる。そして槽8aの上部には一次濾過水W2の上澄みW3が残る。
また、一次濾過水W2で一つの槽8aが満杯になると、一次濾過水送給部9による一次濾過水W2の送給先を、凝集槽8が有している複数の槽8aのうちの、満杯でなく、かつ凝集中でない別の槽8aに変える。したがって、凝集槽8において一次濾過水W2を凝集しながら、凝集槽8への一次濾過水W2の供給を継続することができる。一次濾過水送給部9により一次濾過水W2を目的の槽8aに送給するには、この実施例では、目的の槽8aに対応する導管9dのバルブ9eのみを開く。
凝集槽8での剥離物Aの凝集が終わると、上澄みW3を凝集槽8から上澄み貯留槽12に移し、その後、凝集槽8に残っている剥離物Aを除去する。
(上澄みW3の凝集槽8から上澄み貯留槽12への導入処理S4)
上澄みW3を凝集槽8から上澄み貯留槽12に移すには、上澄み導入管路遮断部14を操作して、凝集槽8と上澄み貯留槽12とが上澄み導入管路13により上澄みW3の導通が可能になるようにする。
その際、凝集槽8の槽8aの、剥離物Aの凝集速度や沈降速度に関する性状に応じた深さとなる箇所と上澄み貯留槽12とが上澄み導入管路13によって導通するよう上澄み導入管路遮断部14を操作する。つまり剥離物Aの性状に応じた深さの箇所に対応するバルブ14aを開く。そうすると、上澄みW3が重力により凝集槽8の槽8aから上澄み貯留槽12へ上澄み導入管路13を通じて流入し、上澄みW3は上澄み貯留槽12に溜まる。
(濾過槽5及び凝集槽8による再度の濾過処理S5)
凝集槽8から剥離物Aを除去するには、剥離物Aを除去したい槽8aの底部と濾過槽5とが帰還管路10によって導通するように遮断部11を操作する。このように遮断部11を操作するには、剥離物Aを除去したい槽8aに対応するバルブ11aを開く。そうすると、濾過槽5は負圧になっているので、凝集して凝集槽8の槽8aの底部に溜まった剥離物Aは、一次濾過水W2と共に帰還管路10を通じて濾過槽5に吸引され、濾過槽5の内部に収容した濾過材4の内側に搬送され、再び濾過材4によって濾過される。そして帰還管路10を経て濾過槽5へ帰還した剥離物Aの多くは、凝集槽8で凝集して微細な粒から大きい粒になっているため、濾過材4を通過できず濾過材4の内側に溜まる。そして帰還した剥離物Aのうち濾過材4を通過したものは、再び一次濾過水W2となり濾過槽5の底部に貯まる。このとき、凝集された剥離物Aは、濾過材4の内側に溜まることで濾過材4の網目を小さくする働きをするため、濾過材4の網目が比較的大きくても、その網目より小さい剥離物Aを漉し取ることができるようになる。したがって、網目の細かい濾過材4を用いなくても一次濾過水W2に含まれる剥離物Aが比較的短時間で一層小さい粒になるので都合がよい。
(濾過フィルター装置15による上澄みW3の濾過処理S6)
凝集槽8から上澄み貯留槽12に上澄みW3が移されると、その上澄みW3を上澄み送給部16により上澄み貯留槽12から濾過フィルター装置15に供給する。この供給された上澄みW3は濾過フィルター装置15を通過する際に濾過されて二次濾過水W4となる。濾過フィルター装置15はアスベスト繊維より十分小さなメッシュの濾過フィルターを用いており、上澄みW3にアスベストが含まれていたとしても、そのアスベストを漉し取ることができるので、濾過フィルター装置15を通過した二次濾過水W4中にはアスベストは含まれていない。
(二次濾過水W4の中和処理S7)
二次濾過水W4は、更に、上澄み送給部16から受ける圧力により濾過フィルター装置15から中和処理装置17のタンク17aに供給される。タンク17aに二次濾過水W4が溜まると、中和装置18により環境基準に適合するように中和する。中和された水Wはタンク17aから導管17cを経て自然環境に排出される。
(濾過材4の交換処理S8)
濾過材4の内側に溜まる剥離物Aが所定量に達すると、その濾過材4を剥離物Aと共に濾過槽5から搬出し、代わりに新しい濾過材4を濾過槽5の内部に装着する。
濾過材4の濾過槽5への搬入搬出時には、剥離装置2による高圧水の噴射を停止すると共に、減圧装置6による吸引も停止した後、濾過槽5の開閉蓋5cを開き、濾過材4を剥離物Aと共に開口5bを経て濾過槽5から搬出し、代わりに新たな濾過材4を濾過槽5内の支持部5a上に装着する。
(他の実施例)
図3及び図4は本発明の他の実施例を示す。図3に示すように構造物のアスベスト含有表層部除去システムは、3つの剥離装置2を備えている。図3の最も右側の剥離装置2は、鉄砲形をしており、高圧水を先端から噴射することができる。また先端部に覆い2aを備えている。高圧水供給部1は、導管1e毎に安全装置1dを備えている。濾過槽5の蓋5cには回収用管路7毎に開閉用のバルブ7cが直接取り付けてあり、そのバルブ7cにホース7aが接続されている。また蓋5cには帰還管路10の開閉用バルブ10dが直接取り付けてあり、このバルブ10dには導管10cが接続されている。また濾過槽5の側壁には一次濾過水供給部9の管路開閉用のバルブ9fが取り付けてある。バルブ9fを閉じることにより、ダイアフラム式ポンプ9aや導管9bを濾過槽5から取り外したとき、一次濾過水W2を漏れないようにすることができる。更に濾過槽5には減圧装置6への導管6aを開閉することができるように、バルブ6bが取り付けてある。濾過槽5の内側上部にはフック5dが設けてあり、濾過材4として合成繊維濾過袋を用いており、この濾過袋に設けた吊帯4aをフック5dに掛けることにより、濾過材4を濾過槽5内に保持することができる。したがって濾過槽5は図1に示す実施例のような支持部を有していない。
図4において、上澄み貯留槽12は、凝集槽8の側面8bと底面8cに沿って設けてあり、凝集槽8の底面8cと自身の底面12bとの間に大量の上澄みW3を溜めることができるようになっている。帰還管路10は、剥離物Aを、底面8cから取り出すための導管10aだけでなく、ホッパーの途中から取り出すための導管10aを備えている。また一次濾過水供給部9は切替弁9gを備え、この切替弁9gにより凝集槽8の二つの槽8aへの一次濾過水W2の供給先を切り替えることができるようになっている。図3における導管9c、10cは図4における導管9c、10cに接続されている。
なお、本発明は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、必要に応じて、図1に示す実施例における帰還管路10の遮断部11や上澄み導入管路遮断部14を個別のバルブ11a、14aの代わりに切替弁等を用いて構成してもよい。またバルブ9e、11a、14a、前記切替弁を遠隔操作可能なものに変えてもよい。また図1の実施例では凝集槽8の槽8aを二つしか示していないが、凝集槽8は槽8aを一つ又は三つ以上有するものでもよい。また一次濾過水送給部9は、濾過槽5内の一次濾過水W2の水位に応じてポンプ9aが自動的に作動し、また凝集槽8の槽8aが一次濾過水で満杯になると自動的に停止するようにしたものでもよいし、ポンプ9aを作業者が随時起動、停止するようにしたものでもよい。また上澄み送給部16も、上澄み貯留槽12内の上澄みW3の水位に応じて自動的に水中ポンプ16aが作動するようにしたものでもよいし、水中ポンプ16aを作業者が随時起動、停止させるようにしたものでもよい。また凝集槽8で一次濾過水W2中の剥離物Aの凝集沈殿がある程度進んだ時点、或いは上澄みW3の上澄み貯留槽12への導入と並行して、遮断部11の操作により帰還管路10を導通させるようにすることもあり得る。
本発明のアスベスト含有表層部除去システムは、例えばコンクリート製の構造物からアスベストを含有した塗膜を除去する用途に適用できる。
A…剥離物
W1…混濁水
W2…一次濾過水
W3…一次濾過水の上澄み
W4…二次濾過水
W…処理水
1…高圧水供給部
1a…水源
1b…ポンプ
1c…導管
1d…安全装置
1e…導管
2…剥離装置
2a…覆い
3…水処理装置
4…濾過材
5…濾過槽
5a…支持部
5b…開口
5c…開閉蓋
6…減圧装置
6a…導管
7…回収用管路
7a…ホース
7b…導管
7c…バルブ
8…凝集槽
8a…槽
9…一次濾過水送給部
9a…ポンプ
9b…導管
9c…導管
9d…導管
9e…バルブ
10…帰還管路
10a…導管
10b…導管
10c…導管
11…遮断部
11a…バルブ
12…上澄み貯留槽
13…上澄み導入管路
13a…導管
13b…導管
14…上澄み導入管路遮断部
14a…バルブ
15…濾過フィルター装置
16…上澄み送給部
16a…水中ポンプ
16b…導管
17…中和処理装置
17a…タンク
17b…導管
17c…導管
18…中和装置
18a…ボンベ
18b…導管
18c…水中ポンプ
18d…導管
18e…噴出装置
18f…pHセンサ
18g…制御装置
本発明の第1の側面に係るシステムによれば、高圧水供給装置より供給される高圧水を剥離装置から構造物のアスベスト含有表層部に噴射することにより該アスベスト含有表層部を前記構造物から剥離し、その剥離物と前記噴射された水とからなる混濁水を前記剥離装置から水処理装置へ引き取って濾過すると共に中和して排出する、構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、前記水処理装置は、前記混濁水を濾過するための、上側が開口した袋に形成されている濾過材を搬出可能に収容する濾過槽と、前記濾過槽の内部を負圧にする減圧装置と、前記混濁水を前記剥離装置から、前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く回収用管路と、前記濾過材から滲出した一次濾過水を溜めると共に該一次濾過水に含まれる前記剥離物を凝集させるための凝集槽と、前記一次濾過水を前記濾過槽から凝集槽へ送給する一次濾過水送給部と、前記凝集槽の底部に沈殿した前記剥離物を前記一次濾過水と一緒に前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く帰還管路と、前記帰還管路を遮断することができる遮断部と、を備えるように構成することができる。

Claims (4)

  1. 高圧水供給装置より供給される高圧水を剥離装置から構造物のアスベスト含有表層部に噴射することにより該アスベスト含有表層部を前記構造物から剥離し、その剥離物と前記噴射された水とからなる混濁水を前記剥離装置から水処理装置へ引き取って濾過すると共に中和して排出する、構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、
    前記水処理装置は、
    前記混濁水を濾過するための濾過材を搬出可能に収容する濾過槽と、
    前記濾過槽の内部を負圧にする減圧装置と、
    前記混濁水を前記剥離装置から、前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く回収用管路と、
    前記濾過材から滲出した一次濾過水を溜めると共に該一次濾過水に含まれる前記剥離物を凝集させるための凝集槽と、
    前記一次濾過水を前記濾過槽から凝集槽へ送給する一次濾過水送給部と、
    前記凝集槽の底部に沈殿した前記剥離物を前記一次濾過水と一緒に前記濾過槽に収容した前記濾過材の内側へ導く帰還管路と、
    前記帰還管路を遮断することができる遮断部と、
    を備えることを特徴とする構造物のアスベスト含有表層部除去システム。
  2. 請求項1に記載の構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、
    前記凝集槽は独立した複数の槽を有しており、
    前記一次濾過水送給部は、前記一次濾過水を前記複数の槽へ選択的に送給することができ、
    前記帰還管路は前記槽に夫々接続しており、
    前記遮断部は前記槽毎に前記帰還管路を遮断可能である
    ことを特徴とするアスベスト含有表層部除去システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、更に、
    前記凝集槽で生ずる、前記一次濾過水の上澄みを溜めるための上澄み貯留槽と、
    前記一次濾過水の上澄みを、前記凝集槽の深さの異なる複数箇所から前記上澄み貯留槽に導く上澄み導入管路と、
    前記凝集槽の深さの異なる複数箇所で前記上澄み導入管路を遮断可能な上澄み導入管路遮断部と、
    を備えることを特徴とするアスベスト含有表層部除去システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載の構造物のアスベスト含有表層部除去システムにおいて、更に、
    前記上澄みを更に濾過する濾過フィルター装置と、
    前記上澄み貯留槽から前記濾過フィルター装置に前記上澄みを送給する上澄み送給部と、
    前記濾過フィルター装置によって濾過された二次濾過水を、その液性が中性になるように中和する中和処理装置と、
    を備えることを特徴とするアスベスト含有表層部除去システム。
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