JP2019171287A - タール含有ガス改質用触媒、タール含有ガス改質用触媒の製造方法、及び、タール含有ガス改質用触媒を用いたタール含有ガス改質方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば非特許文献1においては、メタンの部分酸化触媒として、ニッケルと、マグネシウムと、アルミニウムと、ランタンとを含む溶液からの沈殿物を用いて製造される触媒が提案されている。
即ち、これら公知の触媒に関しては、タール含有ガスにおいて硫黄分が高濃度に含まれるガス雰囲気下、タール等重質炭化水素を改質することへの検討は全く行われていなかった。
1)ニッケル及びマグネシウムの少なくともいずれかと、セリウムとを構成元素とし、
2)酸化セリウムにニッケル及びマグネシウムの少なくともいずれかが固溶した金属酸化物を触媒として用いると、
硫化水素を高濃度で含み、且つ縮合多環芳香族炭化水素等を主成分とするタールを多く含む粗COGや精製COGを改質しても、触媒の硫黄被毒による活性低下や炭素析出が生じ難いことを見出した。この触媒は、硫黄被毒による活性低下や炭素析出が生じ難いため、経時劣化が少なく安定的に粗ガス中のタールを改質することができ、一酸化炭素や水素等の軽質化学物質へ変換できることが判った。
このような製造方法による触媒は、タール含有ガスの改質活性が高く且つ長時間に亘って改質することができる。
本発明の要旨は、下記の通りである。
a、b、及び、cはモル比を表し、a+b+c=1、0≦a≦0.5、0≦b≦0.5、かつ、0.4≦c≦0.9を満たし、NiとMgの少なくともいずれかが、CeO2の結晶に固溶していることを特徴とする(1)に記載のタール含有ガスの改質用触媒。
a、b、及び、cはモル比を表し、a+b+c=1、0≦a≦0.5、0≦b≦0.5、かつ、0.4≦c≦0.9を満たし、
ニッケル化合物とマグネシウム化合物の少なくともいずれかと、セリウム化合物とを含む混合溶液に、有機酸水溶液を混合してゲルを生成するゲル化工程と、
前記生成したゲルを乾燥、焼成して前記化学組成を有する触媒とする触媒化工程と、
を備えることを特徴とするタール含有ガス改質用触媒の製造方法。
本発明の第一の実施形態に係るタール含有ガス改質用触媒は、ニッケル、マグネシウム、及びセリウムを含む酸化物であり、CeO2の結晶層に、ニッケルとマグネシウムが固溶した酸化物である。従来、ニッケルはMgOの結晶層に固溶した固溶体となることがわかっているが、本発明の触媒は、さらにNiMgO固溶体がCeO2の結晶層に固溶して、NiMgCeO2固溶体となる。
酸化セリウムは、一般的に酸素吸蔵・放出能を持つ物質として知られているが、触媒上でタールが分解して生じる炭素種への酸素供給を促進することによって、一酸化炭素への変換を促進することができる。
具体的には、粉末状態の試料をホルダーにセットし、Rigaku製SmartLabを用い、40kV、30mAの出力でCuKα線を発生させ、受光スリットを0.15mmとして、サンプリング幅0.02deg、スキャン速度を2deg/minの条件で測定し、ピーク位置、強度により結晶構造を評価できる。そこで得られた測定プロファイルの中で、本発明の触媒では、CeO2(111)のピーク2θが約28.5deg付近に、MgO(200)のピークが約42.8deg付近に、NiMgO(200)のピークが約43.0deg付近に現れる。ニッケルやマグネシウムが酸化セリウムに固溶すると、NiO、MgO、NiMgOの各ピーク強度が小さくなることから、固溶の有無を判断できる。MgO(200)、またはNiMgO(200)、またはNiO(200)の各ピーク強度と、CeO2(111)のピーク強度の比(IMgO/ICeO2)、またはINiO/ICeO2)、またはINiMgO/ICeO2)で判断することもでき、この値が0.1以下であれば固溶していると考えられ、INiMgO/ICeO2<0.1であることが好ましい。また、INiMgO/ICeO2<0.08であることが、CeO2中にニッケルやマグネシウムがより均一に固溶できているため、より好ましい。ただし、上記強度の閾値は、表1に示すように、Ni及びMgとCeとのモル比によって異なる。
上記触媒を製造するに当たっては、ニッケル化合物、マグネシウム化合物、セリウム化合物を含む混合溶液から有機酸法によりゲルを生成するゲル化工程と、前記ゲルを乾燥及び焼成する触媒化工程によって、上記能力を有するタール含有ガス改質用触媒を製造できる。以下に、有機酸法が好ましい理由について詳細に説明する。
(1)焼成温度の上昇速度を、クエン酸の分解が完了する600℃以下の温度までは3℃/分以下とすることや、
(2)300℃、500℃、600℃などの温度で段階的に分解を進めること、
を実施することで、こうした過剰な速度での燃焼分解を防ぐことができる。
また、含浸担持法でも、担体上で金属の凝集等が起こり、不均一になりやすい。
従って、有機酸法で調製すると、活性成分のニッケルや助触媒となるマグネシウムをCeO2の結晶中に固溶させることができる。その結果、タール含有ガスの改質活性が高く、且つ炭素析出を抑え、長期間に亘り安定した活性を維持することができる。
上述した水素、二酸化炭素、水蒸気に関しては、タール含有ガスに任意に含まれる水素、二酸化炭素、水蒸気であってもよいし、外部から適宜に加えられる水蒸気であってもよい。
CnHm+nCO2 → 2nCO+m/2H2 (式2)
2CnHm+2nH2O → 2nCO+(m+2n)H2 (式3)
CO+H2O → CO2+H2 (式4)
具体的には、タール類を溶かすことができるジクロロメタン等の有機溶剤をガス吸収瓶に充填し、ポンプでタール含有ガスを吸引サンプリングして、有機溶剤にバブリングさせ、タール類を吸収させる。タールの捕集効率を上げるためには、吸収瓶は複数本を直列に接続することが望ましい。また同時に、サンプリングしたガス吸引量を湿式ガスメーター等で測定する。サンプリング停止後、有機溶剤を粘度が上がらない程度に蒸発、濃縮させた液を、ガスクロマトグラフ−質量分析計で分析することで、含有しているタール成分の定量分析が可能である。また、濃縮させた液を、風袋重量を測ったアルミカップ等に移し、60℃程度に加温して、減圧乾燥させて残った固体の質量を測定して、タール重量とする。ここで得たタール重量を、ガス吸引量で除することで、タール濃度を求めることができる。
具体的には、水分吸着能が高い塩化カルシウム等の吸収材をシェフィールド型吸湿瓶に充填し、ポンプでタール含有ガスを吸引サンプリングして、吸収材に通ガスし、水分を吸収させる。水分の捕集効率を上げるためには、吸湿瓶は複数本を直列に接続することが望ましい。また同時に、サンプリングしたガス吸引量を湿式ガスメーター等で測定する。吸収材には、高温で気化しているタール類も吸収されるため、吸収材の重量増加分から上記で算出したタール分の重量を差し引いた、水分による吸収材の重量増加分をガス吸引量で除することで、水分濃度を求めることができる。
したがって、タール含有ガス及びタール含有水蒸気混合ガス中のS/Cは、0.5〜2.0が好ましい。
具体的な触媒性能として、各S/C条件での基準は、例えば以下のように考える。
・S/C=0.8のとき:H2増幅率>1.6、且つ、炭素析出量<5質量%、
・S/C=2のとき :H2増幅率>1.8、且つ、炭素析出量<0.5質量%、
・S/C=3のとき :H2増幅率>2.0、且つ、炭素析出量<0.2質量%。
現在のコークス炉では、炉内に原料の石炭を充填後、加熱・乾留してコークスを製造するが、付随して発生するCOGは炉頂部の上昇管と呼ばれる部分から安水(アンモニア水)を噴霧して冷却後、集気管であるドライメーンに集められる。しかしながら、ガス成分はコークス炉の上昇管で800℃程度の顕熱を保有しているにもかかわらず、安水の噴霧後には100℃以下まで急冷されてしまい、その顕熱を有効に利用できていない。このため、このガス顕熱を有効に利用し且つタール等重質炭化水素成分を水素、メタン等軽質炭化水素などの燃料成分に変換できれば、エネルギー増幅に繋がるばかりでなく、そこで生成される還元性ガス体積が大幅に増幅される。
すなわち、例えば、鉄鉱石に適用して還元鉄を製造するプロセスが可能となれば、現在鉄鉱石をコークスにより還元する高炉プロセスで発生する二酸化炭素排出量を大幅に削減できる可能性がある。
硝酸ニッケル・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸マグネシウム・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸セリウム(III )・6水和物(関東化学、純度>99.5%)の各金属元素のモル比が0.1:0.1:0.8になるように精秤して、純水50mlに溶解させた。得られた水溶液に、クエン酸・1水和物(和光純薬、純度>99.5%)を、ニッケル+マグネシウム+セリウムとクエン酸のモル比が1/2となるように秤量し、更に溶解させ、マグネチックスターラーで15分間攪拌した。溶液が透明となり、溶け残りがないことを確認したうえで、アンモニア水(和光純薬、濃度28質量%)を滴下し、pH=7.0とした。更に1時間攪拌し、得られた溶液をロータリーエバポレーターにかけ、溶液の容積を減らしたうえで、アルミナるつぼへと移した。ホットプレート上で100℃に加熱し、更に2時間かけて水分を蒸発させ、乾固させた。得られた固形物を、メノウ乳鉢上で潰し、粉状としたうえで、アルミナるつぼに戻した。試料を、アルミナるつぼごと電気炉に入れ、空気雰囲気下で焼成処理を行った。室温から30分かけて110℃まで昇温して5時間乾燥させ、3時間かけて950℃まで昇温し、950℃にて5時間焼成処理を行った。その後、室温まで冷却し、Ni0.1Mg0.1Ce0.8O2触媒(触媒1)を得た。得られた触媒を、圧縮成形器を用いて直径20mmの錠剤状にプレス成型後粉砕して、1.0〜2.8mmの篩にかけて、粒度調整した触媒を得た。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.013で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
改質反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で800℃まで昇温した。その後、COGの模擬ガスとして水素:窒素=1:1、H2Sを2,000ppm、S/C=0.8となるよう、純水を精密ポンプで0.014g/minの流量で反応管へ導入した。また、石炭乾留時発生タールの模擬物質として、タール中にも実際に含まれ、且つ常温で粘度の低い液体物質である1−メチルナフタレンを代表物質として用い、精密ポンプで0.0125g/minの流量で反応管へ導入した。トータルで79.2mL/minになるよう各ガス及びポンプを調整して導入し、空間速度(SV)=500h−1、常圧下、800℃で6h反応評価した。出口から排出された生成ガスを室温トラップ、氷温トラップを経由させて、未反応メチルナフタレンや生成した水分を除去した後、ガスクロマトグラフ(Agilent製7890A)に注入してTCD、FID分析を行った。改質反応の活性(メチルナフタレンの分解率)は、水素増幅率、メタン選択率、CO選択率、CO2選択率、触媒上に析出した炭素析出率で判断し、水素増幅率、メタン選択率、CO選択率、CO2選択率は、6h平均値を用いた。それらは出口ガス中の各成分濃度より、以下の(式4)〜(式7)で算出した。また、炭素析出率(質量%)は、6h反応後触媒を空気流通下で昇温する熱重量分析法により、触媒の重量変化から(式8)により算出した。
CH4選択率(%)=(CH4の体積量)/(供給された1−メチルナフタレンのC供給量)×100 (式5)
CO選択率(%)=(COの体積量)/(供給された1−メチルナフタレンのC供給量)×100 (式6)
CO2選択率(%)=(CO2の体積量)/(供給された1−メチルナフタレンのC供給量)×100 (式7)
炭素析出率(質量%)=(分析後触媒重量減少分)/(分析前触媒重量)×100 (式8)
実施例1において、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.2:0.7になるようにして調製した、Ni0.1Mg0.2Ce0.7O2触媒(触媒2)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表3の結果より、触媒2の組成では、水素増幅率が1.72へ向上し、かつ、炭素析出率も2.1%と低い値となることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.013で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.2:0.1:0.7になるようにして調製した、Ni0.2Mg0.1Ce0.7O2触媒(触媒3)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表3の結果より、触媒3の組成では、水素増幅率が1.65、かつ、炭素析出率も3.8%と、低い値となることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.023で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素で、セリウムのモル比を0.6とし、ニッケルとマグネシウムのモル比が0.1〜0.3で変化させて調製した(表2内触媒No.4〜6)触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表4の結果より、いずれも水素増幅率が高く、炭素析出率も抑えられるが、特に触媒5は、水素増幅率1.82に向上し、炭素析出率も2.2%にできることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.023〜0.047で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素で、セリウムのモル比を0.5とし、ニッケルとマグネシウムのモル比が0.1〜0.4で変化させて調製した(表2内触媒No.7〜10)触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表5の結果より、いずれも水素増幅率が高く、炭素析出率も抑えられるが、特に触媒9は、水素増幅率1.91に向上し、炭素析出率も0.6%と非常に低くできることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.029〜0.070で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素で、セリウムのモル比を0.4とし、ニッケルとマグネシウムのモル比が0.1〜0.5で変化させて調製した(表2内触媒No.11〜15)触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表6の結果より、いずれも水素増幅率が高く、炭素析出率も抑えられるが、特に触媒14や15は、水素増幅率1.65〜1.69に向上し、炭素析出率も1.2%や0%と非常に低くできることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiMgO/ICeO2=0.036〜0.1で、NiとMgは、ほぼ固溶していることを確認した。
特許文献10で開示されている、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.8:0.1で、表7の触媒Aの組成になるように、Ce0.1Ni0.1Mg0.8O触媒を調製した。本組成では、ニッケルは酸化マグネシウムの結晶に固溶したNiMgO固溶体となり、CeO2の量が少ないため、NiMgOの表面にCeO2が担持された構造となり、CeO2と接触しているNiMgOの一部がCeO2に固溶している。本触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表8の結果より、クエン酸法で触媒Aの組成では、水素増幅率が1.45、かつ、炭素析出率も8.5%と、水素増幅率は低く、炭素析出率も高いことわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。XRD測定の結果から、NiMgOのピークとCeO2のピークが確認された。本発明のCeO2を触媒の主体として、NiやMgが固溶していることが重要であるとわかる。
特許文献10で開示されている共沈法により、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.8:0.1で、表7の触媒Aの組成になるように、Ce0.1Ni0.1Mg0.8O触媒を調製した。具体的には、以下のように調製した。硝酸ニッケル・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸マグネシウム・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸セリウム(III )・6水和物(関東化学、純度>99.5%)の各金属元素のモル比(セリウム:ニッケル:マグネシウム)が0.1:0.1:0.8になるように精秤して、60℃に加温した純水500mlに溶解させ、混合水溶液を調製した。炭酸カリウム(関東化学、純度>99.5%)を、ニッケル+マグネシウム+セリウムとカリウムのモル比が1/1となるように秤量し、60℃に加温した純粋250mLに溶解させ、炭酸カリウム水溶液を調製し、これを混合水溶液に加えた。これにより、ニッケル、マグネシウム、及び、セリウムを水酸化物として共沈させ、スターラーで十分に攪拌した。水溶液の温度はアルコール温度計を水溶液中に挿入して計測した。その後、60℃に保持したまま一定時間攪拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で十分に洗浄を行った。洗浄後に得られた沈殿物を蒸発皿に移して空気雰囲気温度120℃で乾燥、空気雰囲気中950℃で焼成を行い、Ce0.1Ni0.1Mg0.8O触媒を調製した。本組成でも、ニッケルは酸化マグネシウムの結晶に固溶したNiMgO固溶体となり、CeO2の量が少ないため、NiMgOの表面にCeO2が担持された構造となり、CeO2と接触しているNiMgOの一部がCeO2に固溶している。本触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表8の結果より、共沈法で調製した触媒Aの組成では、水素増幅率が1.44、かつ、炭素析出率も9.1%と、水素増幅率は低く、炭素析出率も高いことわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。XRD測定の結果から、NiMgOのピークとCeO2のピークが確認された。本発明のCeO2を触媒の主体として、NiやMgが固溶していることが重要であるとわかる。
比較例2における共沈法により、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.1:0.8になる、表1の触媒1の組成になるように、Ni0.1Mg0.1Ce0.8O2触媒を調製した。本触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表9の結果より、共沈法で調製した触媒1の組成は、水素増幅率が1.49、かつ、炭素析出率も5.1%と、水素増幅率は低く、炭素析出率も高いことわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。しかし、XRD測定の結果から、CeO2のピークに加え、NiMgOのピークが確認され、INiMgO/ICeO2=0.12で、NiとMgのCeO2への固溶度が悪いことがわかった。共沈法で調製した触媒は、クエン酸法よりも均一性が悪く、NiとMgがCeO2に完全に固溶していないからであると考えられる。
比較例2における共沈法により、ニッケル、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.4:0.5になる、表1の触媒7の組成になるように、Ni0.1Mg0.4Ce0.5O2触媒を調製した。本触媒を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表9の結果より、共沈法で調製した触媒1の組成は、水素増幅率が1.48、かつ、炭素析出率も5.3%と、水素増幅率は低く、炭素析出率も高いことわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。しかし、XRD測定の結果から、CeO2のピークに加え、NiMgOのピークが確認され、INiMgO/ICeO2=0.15で、NiとMgのCeO2への固溶度が悪いことがわかった。共沈法で調製した触媒は、クエン酸法よりも均一性が悪く、NiとMgがCeO2に完全に固溶していないからであると考えられる。
実施例1において、ニッケル、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.9になるようにして調製した、Ni0.1Ce0.9O2触媒(触媒16)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表10の結果より、触媒16の組成では、水素増幅率が1.72へ向上し、かつ、炭素析出率も0.2%と低い値となることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiO/ICeO2=0.009で、Niは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、ニッケル、セリウムの各金属元素のモル比が0.2:0.8になるようにして調製した、Ni0.2Ce0.8O2触媒(触媒17)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表10の結果より、触媒17の組成では、水素増幅率が1.83へ向上し、かつ、炭素析出率も0%と低い値となることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、INiO/ICeO2=0.017で、Niは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.1:0.9になるようにして調製した、Mg0.1Ce0.9O2触媒(触媒18)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表10の結果より、触媒18の組成では、水素増幅率が1.83へ向上し、かつ、炭素析出率も1.8%と低い値となることがわかった。マグネシウムは塩基性で、マグネシウム上で炭酸化が進行しやすいため、ニッケルがない本触媒では、実施例7のマグネシウムがない触媒16と比べると、COの選択率が下がり、CO2の選択率が上がることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、IMgO/ICeO2=0.002で、Mgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において、マグネシウム、セリウムの各金属元素のモル比が0.2:0.8になるようにして調製した、Mg0.2Ce0.8O2触媒(触媒19)を用いること以外は、実施例1と同様にして、同一の改質反応を行った。表10の結果より、触媒19の組成では、水素増幅率が1.64、かつ、炭素析出率も1.6%となることがわかった。また、得られた触媒成分を蛍光X線分析で確認した結果、所望の成分であることを確認した。さらに、XRD測定の結果から、IMgO/ICeO2=0.005で、Mgは、ほぼ固溶していることを確認した。
実施例1において調製した触媒を用いて、改質反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で800℃まで昇温した。その後、COGの模擬ガスとして水素:窒素=1:1、H2Sを2,000ppm、S/C=1.2となるよう、純水を精密ポンプで0.0189g/minの流量で反応管へ導入した。また、石炭乾留時発生タールの模擬物質として、タール中にも実際に含まれ、且つ常温で粘度の低い液体物質である1−メチルナフタレンを代表物質として用い、精密ポンプで0.0113g/minの流量で反応管へ導入した。トータルで79.2mL/minになるよう各ガス及びポンプを調整して導入し、空間速度(SV)=500h−1、常圧下、800℃で6h反応評価した。表11の結果より、実施例1よりもS/Cを大きくした方が、水素増幅率が向上し、炭素析出を抑えられることがわかった。
実施例1において調製した触媒を用いて、改質反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で800℃まで昇温した。その後、COGの模擬ガスとして水素:窒素=1:1、H2Sを2,000ppm、S/C=1.6となるよう、純水を精密ポンプで0.023g/minの流量で反応管へ導入した。また、石炭乾留時発生タールの模擬物質として、タール中にも実際に含まれ且つ常温で粘度の低い液体物質である1−メチルナフタレンを代表物質として用い、精密ポンプで0.0104g/minの流量で反応管へ導入した。トータルで79.2mL/minになるよう各ガス及びポンプを調整して導入し、空間速度(SV)=500h−1、常圧下、800℃で6h反応評価した。表11の結果より、実施例10よりもS/Cを大きくした方が、さらに水素増幅率が向上し、炭素析出も抑えられることがわかった。
実施例1において調製した触媒を用いて、改質反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で800℃まで昇温した。その後、COGの模擬ガスとして水素:窒素=1:1、H2Sを2,000ppm、S/C=2.0となるよう、純水を精密ポンプで0.026g/minの流量で反応管へ導入した。また、石炭乾留時発生タールの模擬物質として、タール中にも実際に含まれ且つ常温で粘度の低い液体物質である1−メチルナフタレンを代表物質として用い、精密ポンプで0.0095g/minの流量で反応管へ導入した。トータルで79.2mL/minになるよう各ガス及びポンプを調整して導入し、空間速度(SV)=500h−1、常圧下、800℃で6h反応評価した。表11の結果より、実施例11と同程度に水素増幅率が向上し、炭素析出を抑えられることがわかった。
実施例1で調製した触媒1と同じ組成となるように、硝酸ニッケル・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸マグネシウム・6水和物(関東化学、純度>99.5%)、硝酸セリウム(III )・6水和物(関東化学、純度>99.5%)の各金属元素のモル比が0.1:0.1:0.8になるように精秤して、純水に溶解させた。得られた水溶液に、クエン酸・1水和物(和光純薬、純度>99.5%)を、ニッケル+マグネシウム+セリウムとクエン酸のモル比が1/2となるように秤量し、更に溶解させ、15分間攪拌した。溶液が透明となり、溶け残りがないことを確認したうえで、アンモニア水(和光純薬、濃度28質量%)を滴下し、pH=7.0とした。更に1時間攪拌し、得られた溶液をロータリーエバポレーターにかけ、溶液の容積を減らしたうえで、アルミナるつぼへと移した。ホットプレート上で100℃に加熱し、更に2時間かけて水分を蒸発させ、乾固させた。得られた固形物を、粉状に粉砕し、得られた粉末を打錠成形器を用いて直径15mm、内径5mm、高さ15mmのリング状に成型し、成型体を得た。その成型体を空気中950℃で焼成を行い、試料を、アルミナるつぼごと電気炉に入れ、空気雰囲気下で焼成処理を行った。室温から30分かけて110℃まで昇温して5時間乾燥させ、3時間かけて950℃まで昇温し、950℃にて5時間焼成処理を行った。その後、室温まで冷却し、Ni0.1Mg0.1Ce0.8O2リング触媒を得た。
タール分解率(%)=(1−(触媒出口タール濃度)/(触媒入口タール濃度))
×100 (式9)
比較例2に示した共沈法による同じ組成の触媒を調製する上で、洗浄後に得られた沈殿物を蒸発皿に移して、空気雰囲気温度120℃で乾燥、600℃でか焼後、粉末を打錠成形器を用いて直径15mm、内径5mm、高さ15mmのリング状に成型し、成型体を得た。空気雰囲気中950℃で焼成を行い、調製したCe0.1Ni0.1Mg0.8Oリング触媒を用いて、実施例14と同じ条件で反応させた。その結果、表12に示すように、タール分解率、水素増幅率は、実施例14よりも低く、炭素析出率も大きな値となった。
Claims (8)
- NiaMgbCecO2で表される化学組成を有し、
a、b、及び、cはモル比を表し、a+b+c=1、0≦a≦0.5、0≦b≦0.5、かつ、0.4≦c≦0.9を満たし、
NiとMgの少なくともいずれかが、CeO2の結晶に固溶していることを特徴とするタール含有ガスの改質用触媒。 - 0.05≦a≦0.5、0.05≦b≦0.5、かつ、0.4≦c≦0.9を満たし、
Ni及びMgがCeO2の結晶に固溶していることを特徴とする請求項1に記載のタール含有ガスの改質用触媒。 - NiaMgbCecO2で表される化学組成を有するタール含有ガスの改質用触媒の製造方法であって、
a、b、及び、cはモル比を表し、a+b+c=1、0≦a≦0.5、0≦b≦0.5、かつ、0.4≦c≦0.9を満たし、
ニッケル化合物とマグネシウム化合物の少なくともいずれかと、セリウム化合物とを含む混合溶液に、有機酸水溶液を混合してゲルを生成するゲル化工程と、
前記生成したゲルを乾燥、焼成して前記化学組成を有する触媒とする触媒化工程と、
を備えることを特徴とするタール含有ガス改質用触媒の製造方法。 - 請求項1または2に記載のタール含有ガス改質用触媒を用いたタール含有ガス改質方法であって、
炭素質原料を熱分解した際に発生するタール含有ガスを、前記タール含有ガス改質用触媒に接触させて、前記タール含有ガス中の二酸化炭素、水蒸気の少なくともいずれかにより、前記タール含有ガスを改質して、水素及び一酸化炭素に変換することを特徴とするタール含有ガスの改質方法。 - 請求項1または2に記載のタール含有ガス改質用触媒を用いたタール含有ガス改質方法であって、
炭素質原料を熱分解した際に発生するタール含有ガスに、外部から水蒸気を導入して混合ガス化し、前記混合ガスを前記タール含有ガス改質用触媒に接触させて、前記混合ガス中の二酸化炭素、水蒸気の少なくともいずれかにより、前記混合ガスを改質して、水素及び一酸化炭素に変換することを特徴とするタール含有ガスの改質方法。 - 前記タール含有ガス、又は、前記混合ガスにおける水蒸気/炭素のモル比率(S/C)が、0.5〜2.0であることを特徴とする請求項4又は5に記載のタール含有ガスの改質方法。
- 前記タール含有ガスが、コークス炉から排出されるコークス炉ガスであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のタール含有ガスの改質方法。
- 前記タール含有ガスが、木質系バイオマス、食品廃棄物系バイオマスの少なくともいずれかを乾留したときに発生する乾留ガスであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のタール含有ガスの改質方法。
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