JP2019167492A - 前処理インク及び繊維の前処理方法 - Google Patents

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悠太 萩原
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久満 荒川
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基宏 関
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Akitsu Hanasato
秋津 花里
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Abstract

【課題】前処理インクを付与した痕跡が残りにくく、着色剤の裏抜けを生じず、さらに、白色インクで設置した下地の白色度が高い前処理インクの提供。【解決手段】下記式(1)で表される構造単位を含有するカチオンポリマーと、アニオン性樹脂とを含有する前処理インクにより、前記の課題を解決できた。【化1】[式中、R1及びR2は、それぞれ独立して、アルキル基等を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、nは1以上の整数を表わす。]【選択図】なし

Description

本発明は、前処理インク、特に繊維に対して使用する前処理インク、及びそれを用いる繊維の前処理方法に関する。
従来、繊維の捺染方法においては、手描きやスクリーン印刷が主流であった。しかし、最近ではインクジェットプリンタを用いる捺染(インクジェット捺染)方法を利用することが多くなっている。
インクジェット捺染に用いる着色剤として、水溶性の染料が挙げられる。そのような染料は、色相が鮮明で、再現できる色域も広い。その反面、水溶性の染料は耐光性が低く、繊維に染料を付着させた後の定着、及び水洗等の工程、さらには水洗等により生じる染料廃液の処理等が煩雑という欠点を有する。このため、水溶性の染料の代わりに、水不溶性の着色剤の使用が注目されている。
水不溶性の着色剤を用いるインクジェット捺染では、布帛上での「にじみ」が問題とされてきた。この問題については、布帛に対して前処理を行うことが提案されてきた。例えば、下記の特許文献1及び2等には、そのような処理液が提案されている。
一方、白色を含む淡い色の布帛、又は、生地の薄い布帛等の片面に捺染を行うと、その布帛の捺染を行っていない反対側の面にまで着色剤が浸透してしまう「裏抜け」が生じることがあり、これが大きな問題の1つとなっている。
また、この裏抜けを防止する目的で、布帛に前処理を行うことも提案されている。しかし、裏抜けの防止を重視するあまり、前処理インクが付与された部分の布帛に、そのインクを付与した「痕跡」が残ってしまう問題も生じ、これも問題の1つとなっている。「痕跡」とは、例えば黒色等の濃い色の布帛においては、白っぽく見える状態として観察される。一方、例えば水色等の薄い色の布帛においては、水に濡れたように色が濃く見える状態として観察される。そのような痕跡が残ると、捺染物の見た目が著しく悪化する。このため、捺染物の商品としての価値の低下、又は消失にもつながるため、裏抜けの防止と共に、「痕跡」が残らない前処理インクが強く望まれている。
さらに、一般には白色以外の布帛にフルカラーの捺染を行うときは、白色インクで下地を設置し、その下地に対してカラーインクによる捺染が行われる。この下地の白色度は、高い方が望ましい。しかし、前処理インクの種類によっては、この白色度が低下してしまうことが知られている。このため、白色インクで設置した下地の白色度が低下しない前処理インクも強く望まれている。
特開平07−119047号公報 特開2000−226781号公報
本発明の課題は、前処理インクを付与した痕跡が残りにくく、着色剤の裏抜けを生じず、さらに、白色インクで設置した下地の白色度が高い前処理インクを提供することである。
本発明者等は鋭意検討の結果、特定の式(1)で表される構造単位を含有するカチオンポリマーと、アニオン性樹脂とを含有する前処理インクにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下の1)〜12)に関する。
1)
下記式(1)で表される構造単位を含有するカチオンポリマーと、アニオン性樹脂とを含有する前処理インク。
Figure 2019167492
[式(1)中、
及びRは、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、及びヘテロアリール基よりなる群から選択される基を表わし、
Xはハロゲン原子を表わし、
nは1以上の整数を表わす。
2)
上記の前処理インクの総質量に対する、カチオンポリマーの含有量が3〜25質量%である、上記1)に記載の前処理インク。
3)
上記アニオン性樹脂が、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、シアノアクリレート、アクリルアミド、オレフィン、スチレン、ウレタン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルアルコール、ビニルエーテル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール、ビニルイミダゾール、及び塩化ビニリデンから選択される1種類以上のモノマーの重合体;フッ素樹脂;及び天然樹脂から選択される樹脂である、上記1)に記載の前処理インク。
4)
上記アニオン性樹脂が、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル−ウレタン樹脂、及びウレタン樹脂から選択される樹脂である上記1)に記載の前処理インク。
5)
さらに界面活性剤を含有する、上記1)〜4)のいずれか一項に記載の前処理インク。
6)
界面活性剤が、アセチレングリコール及びポリアルキレングリコールから選択される界面活性剤である上記1)〜5)のいずれか一項に記載の前処理インク。
7)
上記の界面活性剤が、ポリアルキレングリコールである上記6)に記載の前処理インク。
8)
上記の前処理インクの総質量に対する、アニオン性樹脂の含有量が1〜5質量%である、上記1)に記載の前処理インク。
9)
上記の前処理インクが、繊維に対する前処理インクである上記1)〜8)のいずれか一項に記載の前処理インク。
10)
上記1)〜9)のいずれか一項に記載の前処理インクを、繊維に付着させる工程を有する繊維の前処理方法。
11)
上記の前処理インクを、繊維に付着させる工程が、インクジェットプリンタにより行われる工程である、上記10)に記載の繊維の前処理方法。
12)
上記1)〜9)のいずれか一項に記載の前処理インクが付着した繊維。
本発明により、前処理インクを付与した痕跡が残りにくく、着色剤の裏抜けを生じず、さらに、白色インクで設置した下地の白色度が高い前処理インクを提供できた。
本明細書においては、特に断りの無い限り、実施例等を含めて「部」及び「%」は、いずれも質量基準で記載する。
[カチオンポリマー]
前記カチオンポリマーは、前記式(1)で表される構造単位を、分子内に含有する。カチオンポリマーは、例えば、特開平6−92012の記載のように、「RNH」で表される2級アミンと、エピハロヒドリンとを反応させることにより得ることができる。
式(1)中、R及びRにおけるアルキル基としては、直鎖、分岐鎖、又は環状アルキル基が挙げられる。これらの中では直鎖、又は分岐鎖アルキル基が好ましく、直鎖アルキル基がより好ましい。アルキル基の炭素数の範囲は特に制限されないが通常C1−C18、好ましくはC1−C8、より好ましくはC1−C4、さらに好ましくはC1−C3、特に好ましくはC1又はC2である。
その具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル等の分岐鎖アルキル基;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル等の環状アルキル基等が挙げられる。
及びRにおけるアリール基としては、炭素数の範囲が通常C6−C14、好ましくはC6−C10、より好ましくはフェニルが挙げられる。その具体例としては、フェニル、、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。
及びRは、結合して環を形成し、環構成原子として窒素原子を有する、5又は6員環のヘテロ環基となることができる。このヘテロ環基は、酸素原子、及び硫黄原子から選択される原子を、環構成原子として、さらに1つ有することができる。その具体例としては、ピペリジン、ピロリジン、ピロール、モルホリン、チオモルホリン等が挙げられる。
また、前記ヘテロ環基は、隣接する2つの炭素原子に加え、さらにC4−C8の炭素原子と共に縮環構造を有することができる。その具体例としては、インドール、インドリン、カルバゾール、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン等が挙げられる。
上記のうち、R及びRとしては、アルキル基が好ましい。
式(1)中、Xにおけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子等が挙げられる。これらの中では塩素原子が好ましい。
nは、R及びRの種類により変動するため、一概に決定するのは困難である。その目安としては通常1以上の整数、好ましくは3〜85、より好ましくは5〜80程度である。
上記カチオンポリマーの重量平均分子量は、前処理インクが含有する他の成分との混和性、前処理後の布帛の耐水性、及び洗濯堅牢性等を考慮すると通常500〜30000、好ましくは750〜20000、より好ましくは1000〜10000程度が好ましい。
前処理インクの総質量に対する、カチオンポリマーの含有量は、通常3〜25%、好ましくは5〜20%、より好ましくは5〜15%である。この含有量とすることにより、裏抜け、及び白色度が良好になる傾向がある。
[アニオン性樹脂]
アニオン性樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、シアノアクリレート、アクリルアミド、オレフィン、スチレン、ウレタン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルアルコール、ビニルエーテル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール、ビニルイミダゾール、及び塩化ビニリデンから選択される1種類以上のモノマーの重合体;フッ素樹脂;及び天然樹脂が挙げられる。
上記の重合体としては、共重合体は、ランダム共重合体、ブロック共重合体、交互共重合体、及びグラフト共重合体等の、公知の重合体が挙げられる。
本明細書において、(メタ)アクリル酸とはアクリル酸とメタクリル酸の両方を、また、(メタ)アクリル酸エステルとはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの両方を、それぞれ意味する。
上記のうち、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル−ウレタン樹脂、及びウレタン樹脂から選択される樹脂が好ましく;(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、及びウレタン樹脂より選択される樹脂がより好ましい。これらのアニオン性樹脂を用いることにより、白色インクにより設置される下地の色ムラを抑制し、捺染後の耐擦性、及び洗濯堅牢性が良好になる傾向がある。
上記のウレタン樹脂としては、例えば、ポリエーテルウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、及びポリカーボネートウレタン樹脂等が挙げられる。
前処理インクの総質量に対する、アニオン性樹脂の含有量は通常1〜5%、好ましくは1.5〜5質量%である。このような含有量とすることにより、白色インクを印捺するときの色ムラの防止と、前処理インクの痕跡の低減を図ることができる。
アニオン性樹脂は、公知の材料及び製造方法により得ることができる。また、樹脂エマルジョン等として、購入することもできる。
上記の(メタ)アクリル樹脂、及びスチレン−(メタ)アクリル樹脂の市販品としては、例えば、日本合成化学株式会社製のモビニール 952A(Tg=−38℃、固形分45%)、710A(Tg=9℃、固形分41%、粘度200〜700mPa・s、MFT=0℃;(メタ)アクリル樹脂)、718A(Tg=−6℃、固形分45%、粘度500mPa・s以下、MFT=0℃;(メタ)アクリル樹脂)、6960(Tg=−23℃、固形分45%、粘度100〜1200mPa・s、MFT=0℃;スチレン−(メタ)アクリル樹脂)、7320(Tg=−20℃、固形分45%、粘度100mPa・s以下、MFT=0℃;(メタ)アクリル樹脂)、7400(Tg=−41℃、固形分50%、粘度100〜2500mPa・s、MFT=0℃;(メタ)アクリル樹脂)、7420(Tg=−26℃、固形分50%、粘度100〜2500mPa・s、MFT=0℃;(メタ)アクリル樹脂)、966A(Tg=−32℃、固形分45%、粘度300mPa・s以下、MFT=0℃;スチレン−(メタ)アクリル樹脂);日本ペイント株式会社製のマイクロジェル E−1002、E−5002;DIC株式会社製のボンコート 4001、5454;日本ゼオン株式会社製のSAE 1014;サイデン化学株式会社製のサイビノール SK−200;BASF社製のジョンクリル 7100、390、711、511、7001、632、741、450、840、74J、HRC−1645J、734、852、7600、775、537J、1535、PDX−7630A、352J、352D、PDX−7145、538J、7640、7641、631、790、780、7610;新中村化学株式会社製のNKバインダー R−5HN(固形分44%)等が挙げられる。
上記(メタ)アクリル−ウレタン樹脂の市販品としては、例えば、日本合成化学工業社製のモビニール 6910、サイデン化学株式会社製のハイブリッドエマルション X−216−854E−1、X−216−854E−2等が挙げられる。
上記ウレタン樹脂の市販品としては、例えば、日本ルーブリゾール社製のサンキュアー2710;三洋化成工業株式会社製のパーマリン UA−150(;第一工業製薬株式会社製のスーパーフレックス 460、470、610、700;楠本化成株式会社製のNeoRez R−9660、R−9637、R−940;株式会社ADEKA製のアデカボンタイター HUX−380、290K;三井化学株式会社製のタケラック W−605、W−635、WS−6021;大成ファインケミカル株式会社製のポリエーテル(Tg=20℃)等が挙げられる。
前処理後の布帛の質感、例えば肌触り等を良好とする目的としては、アニオン性樹脂のガラス転移温度(Tg)は通常10℃以下、好ましくは−10℃以下である。Tgの下限については特に限定されないが、−40℃以上が好ましい。
また、布帛に対して捺染した画像の破断、ひび割れ、洗濯堅牢性、及び耐擦性を良好とする目的としては、アニオン性樹脂の破断点伸度は200〜500%、弾性率は20〜400MPa程度が好ましい。
破断点伸度は、公知の方法を用いアニオン性樹脂により約60μmの厚さの膜を作成し、引張試験ゲージ長20mm及び引っ張り速度100mm/分の条件下で測定して得られた値とする。
また、弾性率は、同様にアニオン性樹脂により約60μmの厚さの膜を作成し、平行部幅10mm及び長さ40mmの引張試験ダンベルに成形し、JIS K7161:1994に準拠して引張試験を行って求められる引っ張り弾性率とする。
アニオン性樹脂のD50は通常30〜300nm、好ましくは80〜300nmである。このようなD50とすることにより、前処理インク中におけるアニオン性樹脂の分散性を良好にすることができる。
さらに、布帛に捺染した後の着色画像の耐擦性を良好にする目的としては、D50の下限値を100nm程度にするのが好ましい。
[界面活性剤]
上記の前処理インクは、界面活性剤をさらに含有するのが好ましい。界面活性剤の種類は特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール、及びポリアルキレングリコールから選択される界面活性剤が好ましい。界面活性剤を含有することにより、前処理インクの粘度の増加、成分の凝集等が抑制され、保存安定性が良好となる。
上記のうち、ポリアルキレングリコール界面活性剤を使用すると、白色度と裏抜けが良好になる傾向が有る。
アセチレングリコール界面活性剤としては、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、2,4−ジメチル−5−デシン−4−オール、及び2,4−ジメチル−5−デシン−4−オール又はこれらのアルキレンオキサイド付加物から選択される界面活性剤が好ましい。上記アルキレンオキサイドとしては、C2−C4の直鎖、分岐鎖、及び環状のアルキレンオキサイドが挙げられる。これらの中では直鎖、又は分岐鎖アルキレンオキサイドが好ましい。
そのような界面活性剤としては、エアープロダグツ社製のオルフィン シリーズ(104、E1010等)、日信化学工業株式会社製のサーフィノール シリーズ(440、465、61等)が挙げられる。
ポリエチレングリコール界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸エチレンオキシド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキシド付加物、及びポリオキシアルキレンポリオキシアルキレングリコールから選択される界面活性剤が好ましい。これらの中では、ポリオキシアルキレンポリオキシアルキレングリコールが好ましく、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールがより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシアルキレン分岐デシルエーテル、ポリオキシアルキレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンイソデシルエーテル、ポリオキシアルキレンラウリルエーテル、などが挙げられる。
その市販品の例としては、例えば、第一工業製薬株式会社製のノイゲン XL−40、50、60、70、80、100、140、160、ノイゲン TDS−30、50、70、80、90、100、120等が挙げられる。
脂肪酸エチレンオキシド付加物としては、ステアリン酸エチレンオキシド付加物、ポリエチレングリコールラウリン酸エステル等が挙げられる。その市販品の例としては、例えば、花王株式会社製のエマノーン 1112、3199V、3299V、3299VR、3201M−V等が挙げられる。
高級アルキルアミンエチレンオキシド付加物の市販品の例としては、例えば、花王株式会社製のアミート 102、105、105A、302、320等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンポリオキシアルキレングリコールの市販品の例としては、例えば、花王株式会社製のエマルゲン PP−290(ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールが160/30のコポリマー);三洋化成工業株式会社製のニューポール PE−61、PE−62、PE−64、PE−68、PE−71、PE−74、PE−75、PE−78、PE−108(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン ブロックポリマー);第一工業製薬株式会社製のエパン 410、420、450、485、680、710、720、740、750、785、U−103、U−105、U−108(ポリプロピレングリコールの重量平均分子量が約950〜4000、ポリオキシエチレンの含有量が5〜95%程度のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール)等が挙げられる。
前処理インクの総質量に対する、界面活性剤の含有量は通常0.05〜5%、好ましくは0.05〜3%、より好ましくは0.05〜1%、さらに好ましくは0.1〜0.5%程度である。このような含有量とすることにより、捺染された繊維の洗濯堅牢性、及び耐擦性が優れる傾向にある。また、前処理インクの保存安定性が優れる傾向にある。
[糊剤]
上記の前処理インクは、必要に応じて、さらに糊剤を含有してもよい。糊剤としては、例えば、トウモロコシ及び小麦などのデンプン;カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロース等のセルロース化合物;アルギン酸ナトリウム、アラビヤゴム、ローカストビーンガム、トラントガム、グアーガム、及びタマリンド種子等の多糖類、ゼラチン及びカゼイン等のタンパク質;タンニン及びリグニン等の天然水溶性高分子;及びポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、アクリル酸、及び無水マレイン酸等を含有する、合成の水溶性高分子化合物等が挙げられる。
糊剤の含有量は、前処理インクの総質量に対して、通常20%以下程度である。
上記の前処理インクは、繊維に対する前処理インクとして用いるのが好ましい。繊維としては特に限定されない。その一例としては、例えば、絹、綿、羊毛、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の天然繊維、及び合成繊維よりなる群から選択される繊維、若しくはこれらの混紡繊維が挙げられる。これらの中では、綿、及び綿を含有する混紡繊維が好ましい。
[前処理方法]
上記の前処理方法は、上記の前処理インクを、繊維に付着させる工程を有する前処理方法である。前処理インクを繊維に付着させる工程は、特に制限されない。その一例としては、例えば、前処理インク中に繊維を浸積する工程;及び前処理インクを繊維に塗布又は噴霧する工程等が挙げられる。
前処理インクを繊維に付着させる工程は、インクジェットプリンタにより行われる工程であるのが好ましい。
繊維に前処理インクを付着させた後、必要に応じて、繊維を乾燥することができる。繊維の乾燥は通常110〜200℃、好ましくは120〜180℃程度で数分間行うことができる。加熱温度を110℃以上とすることにより、繊維に対する前処理インクが含有する成分の定着性が良好となる。また、加熱温度を200℃以下とすることにより、繊維及び前処理インクが含有する成分の熱による劣化を防止できる。
上記した全ての成分等は、そのうちの1種類を単独で使用することができる。また、2種類以上を併用することもできる。
また、上記した全ての事項について、好ましいもの同士の組み合わせはより好ましく、より好ましいもの同士の組み合わせはさらに好ましい。好ましいものとより好ましいもの等との組み合わせについても同様である。
上記の前処理インクで繊維の前処理をすることにより、繊維の毛羽立ちを抑制することができる。このため、前処理された繊維に画像を捺染したときに、鮮明性が優れた画像が得られる。また、前処理をした部分に捺染された画像の定着性が向上することにより、画像の耐擦性、及び洗濯堅牢性を良好にすることができる。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例中の合成反応、晶析等の各操作は、特に断りの無い限り、いずれも攪拌下に行った。また、反応等の温度は、反応液等の内部温度を記載した。
また、実施例中で使用した「水」は、特に断りの無い限り、「イオン交換水」を意味する。
また、液の固形分含有量を測定するときは、株式会社エイ・アンド・デイ社製のMS−70を用い、乾燥重量法により求めた。
[合成例1]:カチオンポリマー1(CP1)の合成。
ジメチルアミンの50%水溶液99.2gに水172.6gを加えて溶液とした。この溶液に、エピクロルヒドリン101.8gを約3時間で滴下して液を得た。得られた液を80℃に加熱し、その温度で6時間反応をすることにより、目的とするカチオンポリマー1の水溶液373.6gを得た。得られた水溶液中のカチオンポリマー1の含有量は40%だった。
[合成例2]:カチオンポリマー2(CP2)の合成。
ジメチルアミンの50%水溶液90.2gに、25重量%アンモニア水6.8gと水172.6gを加えて溶液とした。得られた溶液にエピクロルヒドリン101.8gを約3時間で滴下して液を得た。得られた液を80℃に加熱し、その温度で6時間反応をすることにより、目的とするカチオンポリマー2の水溶液371.4gを得た。得られた水溶液中のカチオンポリマー2の含有量は40%だった。
[前処理インクの調製]
下記表1及び表2に記載の各成分、及び水を加えて総量を100部とした後、十分に撹拌して混合することにより、実施例1〜14、及び、比較例1〜4の、各前処理インクを得た。
下記表1及び表2中の数値は「部」を意味し、固形分換算値である。
下記表1中の略号等は、以下の意味を有する。
CP1:合成例1のカチオンポリマー1。
CP2:合成例2のカチオンポリマー2。
CP3:センカ株式会社製のカチオンポリマー、ユニセンス FCA100L(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合体、固形分27%)。
CP4:ニットーボーメディカル株式会社製のカチオンポリマー、PAS−M−1L(メチルジアリルアミン塩酸塩重合体、重量平均分子量5000、固形分25%)。
AR1:日本合成化学株式会社製のアニオン性樹脂、モビニール 6960(スチレン/アクリル系樹脂エマルジョン、固形分45%、Tg=−23℃)。
AR2:日本合成化学株式会社製のアニオン性樹脂、モビニール 7320(アクリル系樹脂エマルジョン、固形分40%、Tg=−20℃)。
AR3:日本合成化学株式会社製のアニオン性樹脂、モビニール 966A(スチレン/アクリル系樹脂エマルジョン、固形分45%、Tg=−38℃)。
AR4:日本合成化学株式会社製のアニオン性樹脂、モビニール 710A(アクリル系樹脂エマルジョン、固形分41%、Tg=9℃)。
AR5:三洋化成工業株式会社製のアニオン性樹脂、ユーコート UX−320(ウレタン樹脂エマルジョン、固形分40%、Tg=−25℃)。
U103:エパン U−103。
SF440:サーフィノール 440。
Figure 2019167492
Figure 2019167492
[白色インクの調製]
下記表3に記載の成分を十分に撹拌して混合し、白色インクを得た。得られた白色インクを孔径5μmの金属フィルターでろ過した後、真空ポンプを用いて脱気処理することにより、試験用の白色インクWI−1〜3を得た。
下記表3中の数値は「部」を意味し、固形分換算値である。
下記表3中の略号等は、以下の意味を有する。
TiO:TF−5760 WHITE(D2B)、大日精化工業株式会社製の酸化チタンスラリー、酸化チタン固形分濃度60%、平均粒子径300nm。
UR:ユーコート UX−320、三洋化成工業株式会社製のアニオン性ウレタン樹脂、固形分40%。
GL:グリセリン。
PG:プロピレングリコール。
SF420:サーフィノール 420、日信化学株式会社製の界面活性剤。
SF104PG50:サーフィノール 104PG50、エアープロダクツ社製の界面活性剤。
GXL(s):プロクセル GXL(s)、アーチケミカル社製の防腐剤。
Figure 2019167492
[前処理された繊維の調製]
繊維としては、綿100%のTシャツ(トムス社製のヘビーウェイト、黒色生地)を用いた。この繊維に、上記の実施例、及び比較例で調製した各前処理インクの付着量が、A4サイズ当たり18〜20gになるように、ローラーを用いて均一に塗布して前処理された繊維を得た。得られた繊維に対して、ヒートプレス機で160℃、1分間の加熱処理を行い、前処理された繊維を得た。
得られた前処理された繊維を使用し、下記する「痕跡の評価」、「裏抜けの評価」、及び「白色度の評価」の3種類の評価試験を実施した。
[白色のベタパターン画像を有する繊維の調製]
前処理された各繊維の前処理された部分に対して、産業用インクジェット評価装置(拡張型塗布装置EV2500:リコー株式会社製)を用い、白色のベタパターン画像をインクジェット記録した。得られた白色のベタパターン画像を有する繊維に対して、ヒートプレス機で160℃、1分間の加熱処理を行い、評価用の各繊維を得た。前処理された繊維、及び白色インクの組み合わせを、下記表4及び5に示す。
表4中の一例で説明すると、実施例1の前処理インクで前処理された繊維に、WI1の白インクで白色のベタパターン画像をインクジェット記録した画像は、下記する痕跡の評価が「B」、毛羽立ちの評価が「A」、裏抜けの評価が「A」、白色度の評価が「93」であったことを示す。
白色のベタパターン画像は、600dpi×1200dpiの解像度のベタパターン画像を10層重ね塗りすることにより調製した。
[痕跡の評価]
上記の前処理を行う前と、前処理された繊維の両方について、X−Rite社製の測色機、Gretag Macbeth Spectrolinoを用いたCIE/L*a*b*表色系でのΔEを測色した。観測光源はD65、観測視野は2°、濃度はANSI Tの条件測定を行なった。前処理前後のΔEの変化を、下記3段階の評価基準で評価した。評価結果を下記表4及び5に示す。
A:ΔEが1以上2未満。
B:ΔEが2以上3未満。
C:ΔEが3以上。
[毛羽立ちの評価]
上記のようにして得た白色のベタパターン画像を有する繊維について、その画像表面を目視で観察した。その表面の状態を、下記3段階の評価基準で評価した。評価結果を下記表4及び5に示す。
A:画像の表面には、毛羽立ちによる画像ムラが全く認められない。
B:画像の表面には、毛羽立ちによる画像ムラが1〜5箇所認められた。
C:画像の表面には、毛羽立ちによる画像ムラが6箇所以上認められた。
[裏抜けの評価]
上記のようにして得た白色のベタパターン画像を有する繊維について、その画像を裏面から目視で観察した。その裏面の状態を、下記3段階の評価基準で評価した。評価結果を下記表4及び5に示す。
A:画像の裏面には、白色インクによる着色部分が全く認められない。
B:画像の裏面には、白色インクによる着色部分が1〜5箇所認められた。
C:画像の裏面には、白色インクによる着色部分がはっきりと認められ、6箇所以上であった。
[白色度の評価]
印捺後の布帛に対して、市販の測色機(X−Rite社製のGretag Macbeth Spectrolino)を用いて、CIE/L*a*b*表色系における、L*値を測色した。観測光源はD65、観測視野は2°、濃度はANSI Tの条件測定を行なった。測色結果を下記表4及び5に示す。
Figure 2019167492
Figure 2019167492
上記表4及び表5の結果より、各実施例の前処理インクを使用した繊維は、各比較例の前処理インクと比較して、前処理インクの痕跡については同等程度であった。しかし、白色インクの裏抜け、及び白色度については、各実施例の前処理インクが極めて優れることが分かった。
また、アニオン性樹脂を含有しない比較例1の前処理インクは、繊維の毛羽立ちを抑制できないことが分かった。
本発明の前処理インクは、インクを繊維に付与した痕跡が残りにくく、前処理した繊維に付着させた着色剤の裏抜けを生じず、さらに、白色インクで設置した下地の白色度が高い繊維を与えるため、繊維用の前処理インクとして極めて有用である。

Claims (12)

  1. 下記式(1)で表される構造単位を含有するカチオンポリマーと、アニオン性樹脂とを含有する前処理インク。
    Figure 2019167492
    [式(1)中、
    及びRは、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、及びヘテロアリール基よりなる群から選択される基を表わし、
    Xはハロゲン原子を表わし、
    nは1以上の整数を表わす。
  2. 上記の前処理インクの総質量に対する、カチオンポリマーの含有量が3〜25質量%である、請求項1に記載の前処理インク。
  3. 上記アニオン性樹脂が、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、シアノアクリレート、アクリルアミド、オレフィン、スチレン、ウレタン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルアルコール、ビニルエーテル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール、ビニルイミダゾール、及び塩化ビニリデンから選択される1種類以上のモノマーの重合体;フッ素樹脂;及び天然樹脂から選択される樹脂である、請求項1に記載の前処理インク。
  4. 上記アニオン性樹脂が、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル−ウレタン樹脂、及びウレタン樹脂から選択される樹脂である請求項1に記載の前処理インク。
  5. さらに界面活性剤を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の前処理インク。
  6. 界面活性剤が、アセチレングリコール及びポリアルキレングリコールから選択される界面活性剤である請求項1〜5のいずれか一項に記載の前処理インク。
  7. 上記の界面活性剤が、ポリアルキレングリコールである請求項6に記載の前処理インク。
  8. 上記の前処理インクの総質量に対する、アニオン性樹脂の含有量が1〜5質量%である、請求項1に記載の前処理インク。
  9. 上記の前処理インクが、繊維に対する前処理インクである請求項1〜8のいずれか一項に記載の前処理インク。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の前処理インクを、繊維に付着させる工程を有する繊維の前処理方法。
  11. 上記の前処理インクを、繊維に付着させる工程が、インクジェットプリンタにより行われる工程である、請求項10に記載の繊維の前処理方法。
  12. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の前処理インクが付着した繊維。
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