JP2019166304A - 医療器具 - Google Patents
医療器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019166304A JP2019166304A JP2019007814A JP2019007814A JP2019166304A JP 2019166304 A JP2019166304 A JP 2019166304A JP 2019007814 A JP2019007814 A JP 2019007814A JP 2019007814 A JP2019007814 A JP 2019007814A JP 2019166304 A JP2019166304 A JP 2019166304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spine
- fixing member
- rib
- side fixing
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
Description
また、背骨の両側に設けた一対の背骨ロッドを、溝部と螺子を有する一対の固定部材により連結支持構成も知られている(特許文献2)。
本願は、医療器具の構成を工夫し、背骨と肋骨との二カ所を支点として支持するようにして、背骨の弯曲を良好に支持する医療器具を提供するものである。
請求項2の発明は、肋骨側固定部材1には、肋骨側固定部材1を挟んで上下にそれぞれ突き出でるように固定側把持部7と移動側把持部8とを設けた医療器具としたものである。
請求項3の発明は、肋骨側固定部材1に設けた固定側把持部7と移動側把持部8とは、その先端の当接部を肋骨Rの断面形状に合わせた円弧形状に形成した医療器具としたものである。
請求項4の発明は、背骨側固定部材2と反対側の肋骨側固定部材1には、移動側把持部8の軸棒部14が嵌合する溝部20と、該溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部14を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成した医療器具としたものである。
請求項5の発明は、固定側把持部7と移動側把持部8とは、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか一方が肋骨側固定部材1の上方側に、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか他方が肋骨側固定部材1の下方側にそれぞれ突出するように設けた医療器具としたものである。
請求項6の発明は、肋骨Rの上下両側に係合した状態の固定側把持部7の当接部17の先端と移動側把持部8の当接部15の先端との間には空間を有する構成とした医療器具としたものである。
請求項7の発明は、背骨側固定部材2は背骨S側にネジ3により直接固定される構成とし、背骨側固定部材2にはネジ3が螺合する背骨側雌螺子孔25を設けた医療器具としたものである。
請求項8の発明は、背骨側固定部材2に螺合するネジ3は背骨側固定部材2または背骨用支持部材5に対して屈曲あるいは回転自在に構成した医療器具としたものである。
請求項9の発明は、ネジ3はその上部に背骨用支持部材5が嵌合する嵌合溝28を有するロッド受部29を屈曲あるいは回転自在に設けて構成した医療器具としたものである。
請求項10の発明は、固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部と同径あるいは軸棒部の径よりも幅広形状に形成した医療器具としたものである。
請求項11の発明は、固定側把持部7の当接部は、肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するものを複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具としたものである。
請求項12の発明は、背骨用支持部材5は、直径の相違する複数種類のものを用意し、この直径の相違する背骨用支持部材5に対応するように背骨固定部40の溝部42の大きさを相違させた背骨側固定部材2を複数種類用意し、この背骨側固定部材2に肋骨側固定部材1を適宜選択的に組み合わせて取付可能に構成した医療器具としたものである。
請求項13の発明は、固定側把持部7と移動側把持部8とは、互いに形状の相違するものを複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具としたものである。
請求項14の発明は、背骨用支持部材5は背骨Sの左右何れか一方側または両側に設け、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2により構成した固定具Kを、背骨用支持部材5に一つまたは複数上下に並設して構成した医療器具としたものである。
請求項15の発明は、背骨用支持部材5は背骨の左右両側に設け、各背骨用支持部材5には固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けた医療器具としたものである。
請求項16の発明は、背骨用支持部材5は背骨Sの両側に平行状態に少なくとも左右一対設け、左右の背骨用支持部材5は固定具K’の背骨固定部40を介して互いに連結する構成とし、左右の背骨用支持部材5の何れか一方または両方には背骨用支持部材5の対向方向に対し外向きに固定具Kの背骨側固定部材2を固定状態に取付けた医療器具としたものである。
横向きT型形状に配置した肋骨側固定部材1により背骨Sから横方向に離れた肋骨Rを支持できるので、一層、左右方向の広い部分に背骨Sに掛かる荷重負担を分散させることができ、しかも、背骨側固定部材2と肋骨側固定部材1との支持姿勢を横向きT型形状にするので、強固に安定して支持でき、特に、前屈姿勢の矯正の効果を向上させることができる。
また、肋骨側固定部材1は上下一対の把持部のうちの何れか一方の把持部を移動自在に設けているので、肋骨Rの固定支持を良好に行うことかでき、ひいては、背骨Sの変形や弯曲の矯正を効果的に行うことができる。
請求項2の発明では、肋骨側固定部材1には、肋骨側固定部材1を挟んで上下にそれぞれ突き出でるように固定側把持部7と移動側把持部8とを設けているので、肋骨Rを上下両側の2点のみで支持することができ、しかも、肋骨側固定部材1の本体が肋骨Rの裏側に位置して支持することができ、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にでき、さらに、外科手術自体を容易にすると共に、外科手術の侵襲性を低下させることができ、患者の負担を軽減することができる。
請求項3の発明では、肋骨側固定部材1に設けた固定側把持部7と移動側把持部8とは、その先端の当接部を肋骨Rの断面形状に合わせた円弧形状に形成しているので、肋骨Rの形状に合わせて肋骨Rを固定支持することができ、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
請求項4の発明では、背骨側固定部材2と反対側の肋骨側固定部材1には、移動側把持部8の軸棒部14が嵌合する溝部20と、該溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部14を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成しているので、移動側把持部8の位置合わせおよび固定が容易にでき、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にでき、さらに、外科手術自体を容易にすると共に、外科手術の侵襲性を低下させることができ、患者の負担を軽減することができる。
請求項5の発明では、固定側把持部7と移動側把持部8とは、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか一方が肋骨側固定部材1の上方側に、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか他方が肋骨側固定部材1の下方側にそれぞれ突出するように設けたているので、肋骨Rを上下両側の2点のみで支持することができ、しかも、肋骨側固定部材1の本体が肋骨Rの裏側に位置して支持することができ、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にでき、さらに、外科手術自体を容易にすると共に、外科手術の侵襲性を低下させることができ、患者の負担を軽減することができる。
請求項6の発明では、肋骨Rの上下両側に係合した状態の固定側把持部7の当接部17の先端と移動側把持部8の当接部15の先端との間には空間を有する構成としているので、肋骨Rを上下両側の2点のみで支持することができ、外科手術自体を容易にすると共に、外科手術の侵襲性を低下させることができ、患者の負担を軽減することができる。
請求項7の発明では、背骨側固定部材2は背骨S側にネジ3により直接固定される構成とし、背骨側固定部材2にはネジ3が螺合する背骨側雌螺子孔25を設けているので、背骨側固定部材2を、ネジ3による背骨S側への直接固定と、背骨用支持部材5への固定とを選択して行うことができ、しかも、背骨側固定部材2の背骨S側への固定を容易に行うことができる。
請求項8の発明では、背骨側固定部材2に螺合するネジ3は背骨側固定部材2または背骨用支持部材5に対して屈曲あるいは回転自在に構成しているので、背骨側固定部材2または背骨用支持部材5への固定を容易に行うことができる。
請求項9の発明では、ネジ3はその上部に背骨用支持部材5が嵌合する嵌合溝28を有するロッド受部29を屈曲あるいは回転自在に設けて構成しているので、背骨側固定部材2を、ネジ3による背骨S側への直接固定と、背骨用支持部材5への固定とを選択して行うことができ、肋骨Rおよび背骨Sの全般の支持強度を向上させらることができる。
請求項10の発明では、固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部の径と同径あるいは幅広形状に形成しているので、どの部分の肋骨Rであっても固定支持できて、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
請求項11の発明では、固定側把持部7の当接部は、肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するもの複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成としているので、どの部分の肋骨Rであっても固定支持できて、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
請求項12の発明では、前記背骨用支持部材5は、直径の相違する複数種類のものを用意し、この直径の相違する背骨用支持部材5に対応するように背骨固定部40の溝部42の大きさを相違させた背骨側固定部材2を複数種類用意し、この背骨側固定部材2に肋骨側固定部材1を適宜選択的に組み合わせて取付可能に構成しているので、種々の直径の相違する背骨用支持部材5に肋骨側固定部材1の取付が可能となって、汎用性を向上させることができる。
請求項13の発明では、前記固定側把持部7と移動側把持部8との形状の相違するものを複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成としているので、汎用性を向上させることができる。
請求項14の発明では、背骨用支持部材5は、背骨Sの左右何れか一方側または両側に設け、前記肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2により構成した固定具Kを、背骨用支持部材5に一つまたは複数上下に並設して構成しているので、
種々の背骨Sの椎体および肋骨Rの状態に適合させて本発明の医療器具を装着でき、汎用性を向上させることができる。
請求項15の発明では、背骨用支持部材5は背骨Sの左右両側に設け、各背骨用支持部材5には前記固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けているので、種々の背骨および肋骨の状態であっても、選択して本発明の医療器具を取り付けることができ、汎用性を向上させることができる。
請求項16の発明では、背骨用支持部材5は背骨Sの両側に平行状態に少なくとも左右一対設け、左右の背骨用支持部材5は固定具K’の背骨固定部40を介して互いに連結する構成とし、左右の背骨用支持部材5の何れか一方または両方には背骨用支持部材5の対向方向に対し外向きに固定具Kの背骨側固定部材2を固定状態に取付けているので、種々の背骨Sの椎体および肋骨Rの状態に適合させて本発明の医療器具を装着でき、汎用性を向上させることができる。
背骨側固定部材2は背骨側に固定されればよく、その固定手段は任意であり、例えば、背骨側固定部材2を直接的にスクリューネジ3等により背骨側に固定してもよいが、背骨側にスクリューネジ3等により背骨と平行状態に固定された、縦のロッド状の背骨用支持部材5に固定する構成でもよい。
本実施形態の一対の背骨用支持部材5では、その断面形状が略等しい円柱状とされているが、これに限られるものではない。
図1では、背骨Sの右側に背骨用支持部材5に取付けた固定具Kを示し、背骨Sの左側に背骨用支持部材5を設けていない固定具Kの例を示しているが、固定具Kの数や設置位置は任意であり、これらにより限定されない。
例えば、図1の背骨Sの下部では、後述する背骨固定部40を有する固定具K’を背骨(脊椎・腰椎)S側に固定し、一対の背骨用支持部材5と背骨S側とを連結支持している。
固定側把持部7と移動側把持部8は先端を肋骨の断面形状に合わせた円弧形状に形成し、前記固定側把持部7は肋骨側固定部材1に固定状態に設け、前記移動側把持部8は肋骨側固定部材1に対して上下自在に構成する(図3)。
肋骨側固定部材1は、左右方向に長い長尺状の部材により形成され、肋骨を固定可能な肋骨固定部12と、この肋骨固定部12に連続して背骨方向に延在された肋骨固定基部部13とを備えている。
また、移動側把持部8の移動側軸棒部14の向きを、平面視において、肋骨固定部12に対して、左方・中間・右方の何れかに傾斜させてもよい。
前記固定側把持部7は上下方向の部材で形成され、肋骨側固定部材1の所定位置に固定される直線状の固定側軸棒部16と、肋骨の上下の何れか一方面に当接する先端の固定側当接部17とを備えている。
また、固定側把持部7の固定側当接部17の向きを、平面視において、左方・中間・右方の何れかに傾斜させてもよい。
また、肋骨側固定部材1は、肋骨固定部12の固定側把持部7および移動側把持部8の形状を相違するものを複数種類用意し、選択的に背骨側固定部材2に取付ける構成としてもよい。
また、肋骨側固定部材1は、固定側把持部7の形状と同じ形状の移動側把持部8を肋骨固定部12に取付けるのを基準とするが、固定側把持部7の形状と相違する形状の移動側把持部8を選択的に取り付けてもよい。
背骨側固定部材2は、前記スクリューネジ3が螺合する背骨側雌螺子孔25を備えて構成する(図3)。
具体的には、背骨側固定部材2は、背骨用支持部材5を固定可能な背骨固定部40と、この背骨固定部40に連続して形成された背骨固定基部部41とを備えている。
なお、図5の固定具Kのうち、背骨固定部40を受け用スクリューネジ3Bにより背骨S側に固定する構成を採用してもよい。
すなわち、肋骨固定基部部13と背骨固定基部部41とを前後に重ね、肋骨固定基部部13と背骨固定基部部41とを固定する締結固定部材50を設ける。
この場合、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2は雄螺子部51の軸心を中心として回動自在となり、回動させることにより肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2との位置調節を可能にしている。
しかして、医療器具Tは、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とを有して固定具Kを構成しているが、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とのそれぞれを形状の相違するものを複数種類用意し、これらを選択的に組み合わせてもよい。
例えば、肋骨側固定部材1では肋骨固定部12の固定側把持部7の固定側当接部17および移動側把持部8の移動側当接部15の向き・形状・大きさ等の相違するものを複数種類用意しておき、また、背骨側固定部材2では背骨Sに直接取付ける構成のものと、背骨用支持部材5に取付けるものとを用意し、さらに、直径の相違する複数種類の背骨用支持部材5に対応するように背骨固定部40の溝部42の大きさを相違させた背骨側固定部材2を複数種類用意し、これらの肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とを互いに適宜選択的に組み合わせ可能となるように構成としてもよい。
これにより、種々のメーカー製造の背骨用支持部材5または背骨側固定部材2に、本願の肋骨側固定部材1の取付が可能となって、汎用性を向上させることができる。
本発明は図面及び記述によって詳細に図示されかつ記載されたが、これは単なる図解であり本件発明の特性を制限するものではなく、単に好ましい実施例を示しかつ図示したものにすぎず、本発明の精神に属する全ての変更および改良はこの発明によって保護されるものである。
医療器具Tの固定具Kの取付方法等を説明する。
先ず、肋骨側固定部材1の挿入孔35に背骨側固定部材2の挿入部36が挿通され、この挿入部36を固定螺子37により緩く固定された状態に準備する。
また、肋骨側固定部材1の溝部20に移動側把持部8の移動側軸棒部14を挿入係合させ、移動側軸棒部14を把持部固定用螺子11により緩く固定された状態に準備しておく。
手術台上の患者の背骨Sと肋骨Rの結合部分付近が切開されているものとする。
これにより、肋骨側固定部材1の肋骨固定部12は肋骨R側に固定されることになる。
この一カ所の固定具Kにより医療器具Tを構成している場合は、これにて、医療器具Tの取付は完了し、また、上下左右にそれぞれ固定具Kを取付ける場合は、上記取付作業を反復して、医療器具Tとする。
また、ひとつの固定具Kを、肋骨Rおよび背骨S(背骨用支持部材5)に取付けるか、あるいは、上下に複数並設する場合もあり、適宜の箇所に適宜固定具Kを固定する上記作業を反復して行って、医療器具Tとする。
また、背骨Sの下部の腰椎部分に患部がある場合であっても、肋骨R側に固定具Kを取付けることにより、肋骨Rに取付けた固定具Kが補助的に背骨Sを支持する効果が期待でき、背骨固定の施術範囲をおよび施術効果を高めることができる。
このようにして、医療器具Tにて背骨の一方側例えば右側の肋骨との連結支持結合を完了し、同様の手順にて背骨の他方側例えば左側の肋骨との連結支持結合を完了する。
すなわち、本発明の医療器具Tは、背骨S側に固定されてる背骨側固定部材2および背骨用支持部材5の所定部分を、肋骨R側に固定されている肋骨側固定部材1により支持でき、背骨Sの支持および背骨Sの弯曲矯正を良好にする。
また、医療器具Tの固定具Kの構成は任意であり、各図の構成を適宜取捨選択して組み合わせてもよい。
すなわち、医療器具Tは、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とを有して固定具Kを構成しているが、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とのそれぞれを形状の相違するものを複数種類用意し、これらを選択的に組み合わせてもよい。
例えば、肋骨側固定部材1では肋骨固定部12の固定側把持部7の固定側当接部17および移動側把持部8の移動側当接部15の向き・形状・大きさ等の相違するものを複数種類用意しておき、また、背骨側固定部材2では背骨Sに直接取付ける構成のものと、背骨用支持部材5に取付けるものとを用意し、さらに、直径の相違する複数種類の背骨用支持部材5に対応するように背骨固定部40の溝部42の大きさを相違させた背骨側固定部材2を複数種類用意し、これらの肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2とを互いに適宜選択的に組み合わせ可能となるように構成としているので、種々のメーカー製造の背骨用支持部材5または背骨側固定部材2に、本願の肋骨側固定部材1の取付が可能となって、汎用性を向上させることができる。
Claims (16)
- 背骨S側に固定された縦の所定長さを有する背骨用支持部材5の上下中間所定位置に取付可能な背骨側固定部材2と、背骨側固定部材2に対して横方向に移動自在の肋骨側固定部材1とを横向きT型形状に配置し、肋骨側固定部材1の部位には、背骨側固定部材2に設けた横方向に長い挿入部36を移動自在に挿入しうる横方向に長い挿入孔35と、挿入部36を固定する固定螺子37とを設け、固定螺子37により背骨側固定部材2に対して背骨Sと交差する方向の所定位置にて肋骨側固定部材1を固定しうる構成とし、肋骨側固定部材1には、一部の肋骨Rの上下何れか一方側に当接する把持部および肋骨Rの上下何れか他方側に当接する把持部とを備え、上下一対の把持部のうち少なくとも一方の把持部は肋骨側固定部材1に対して上下位置調節自在に設けた医療器具。
- 請求項1において、肋骨側固定部材1には、肋骨側固定部材1を挟んで上下にそれぞれ突き出でるように固定側把持部7と移動側把持部8とを設けた医療器具。
- 請求項1または請求項2において、肋骨側固定部材1に設けた固定側把持部7と移動側把持部8とは、その先端の当接部を肋骨Rの断面形状に合わせた円弧形状に形成した医療器具。
- 請求項1または請求項2または請求項3において、背骨側固定部材2と反対側の肋骨側固定部材1には、移動側把持部8の軸棒部14が嵌合する溝部20と、該溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部14を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成した医療器具。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、固定側把持部7と移動側把持部8とは、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか一方が肋骨側固定部材1の上方側に、固定側把持部7と移動側把持部8の何れか他方が肋骨側固定部材1の下方側にそれぞれ突出するように設けた医療器具。
- 請求項5において、肋骨Rの上下両側に係合した状態の固定側把持部7の当接部17の先端と移動側把持部8の当接部15の先端との間には空間を有する構成とした医療器具。
- 請求項1〜請求項6の何れか一項において、背骨側固定部材2は背骨S側にネジ3により直接固定される構成とし、背骨側固定部材2にはネジ3が螺合する背骨側雌螺子孔25を設けた
医療器具。 - 請求項7において、背骨側固定部材2に螺合するネジ3は背骨側固定部材2または背骨用支持部材5に対して屈曲あるいは回転自在に構成した医療器具。
- 請求項8において、ネジ3はその上部に背骨用支持部材5が嵌合する嵌合溝28を有するロッド受部29を屈曲あるいは回転自在に設けて構成した医療器具。
- 請求項1〜請求項9の何れか一項において、固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部と同径あるいは軸棒部の径よりも幅広形状に形成した医療器具。
- 請求項1〜請求項10の何れか一項において、固定側把持部7の当接部は、肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するものを複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具。
- 請求項1〜請求項11の何れか一項において、背骨用支持部材5は、直径の相違する複数種類のものを用意し、この直径の相違する背骨用支持部材5に対応するように背骨固定部40の溝部42の大きさを相違させた背骨側固定部材2を複数種類用意し、この背骨側固定部材2に肋骨側固定部材1を適宜選択的に組み合わせて取付可能に構成した医療器具。
- 請求項1〜請求項12の何れか一項において、固定側把持部7と移動側把持部8とは、互いに形状の相違するものを複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具。
- 請求項1〜請求項13の何れか一項において、背骨用支持部材5は背骨Sの左右何れか一方側または両側に設け、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2により構成した固定具Kを、背骨用支持部材5に一つまたは複数上下に並設して構成した医療器具。
- 請求項14において、背骨用支持部材5は背骨の左右両側に設け、各背骨用支持部材5には固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けた医療器具。
- 請求項1〜請求項15の何れか一項において、背骨用支持部材5は背骨Sの両側に平行状態に少なくとも左右一対設け、左右の背骨用支持部材5は固定具K’の背骨固定部40を介して互いに連結する構成とし、左右の背骨用支持部材5の何れか一方または両方には背骨用支持部材5の対向方向に対し外向きに固定具Kの背骨側固定部材2を固定状態に取付けた医療器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019007814A JP7020692B2 (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 医療器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019007814A JP7020692B2 (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 医療器具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018055596A Division JP6472556B1 (ja) | 2018-02-28 | 2018-03-23 | 医療器具 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019166304A true JP2019166304A (ja) | 2019-10-03 |
JP2019166304A5 JP2019166304A5 (ja) | 2021-03-04 |
JP7020692B2 JP7020692B2 (ja) | 2022-02-16 |
Family
ID=68105862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019007814A Active JP7020692B2 (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 医療器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7020692B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000033091A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-02-02 | Solco Surgical Instr Co Ltd | 脊椎固定装置 |
US6077263A (en) * | 1997-08-13 | 2000-06-20 | Aesculap Ag & Co. Kg | Vertebral osteosynthetic system |
US20030032959A1 (en) * | 1999-12-10 | 2003-02-13 | Chung-Chun Yeh | Spinal fixation hook and spinal fixation retrieval device |
JP2012507374A (ja) * | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 調整式ロッド組立体 |
US20150190174A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
US20150190178A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
JP2016512094A (ja) * | 2013-03-13 | 2016-04-25 | ブラックストーン メディカル,インコーポレイテッド | 逆螺旋状の切り込みを有する椎弓根スクリュー及びその方法 |
WO2017056125A1 (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | センチュリーメディカル株式会社 | 脊椎固定用保持具およびそれを備えた脊椎固定システム |
-
2019
- 2019-01-21 JP JP2019007814A patent/JP7020692B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6077263A (en) * | 1997-08-13 | 2000-06-20 | Aesculap Ag & Co. Kg | Vertebral osteosynthetic system |
JP2000033091A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-02-02 | Solco Surgical Instr Co Ltd | 脊椎固定装置 |
US20030032959A1 (en) * | 1999-12-10 | 2003-02-13 | Chung-Chun Yeh | Spinal fixation hook and spinal fixation retrieval device |
JP2012507374A (ja) * | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 調整式ロッド組立体 |
JP2016512094A (ja) * | 2013-03-13 | 2016-04-25 | ブラックストーン メディカル,インコーポレイテッド | 逆螺旋状の切り込みを有する椎弓根スクリュー及びその方法 |
US20150190174A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
US20150190178A1 (en) * | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
WO2017056125A1 (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | センチュリーメディカル株式会社 | 脊椎固定用保持具およびそれを備えた脊椎固定システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7020692B2 (ja) | 2022-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4399554B2 (ja) | 省スペース型多方向適応可能脊椎骨接合装置 | |
KR101000892B1 (ko) | 척추로드 연결용 측방 클릭 커넥터장치 | |
JP3854312B2 (ja) | 背面脊椎骨手術用アンカー装置 | |
KR100324698B1 (ko) | 척추고정장치 | |
US6217578B1 (en) | Spinal cross connector | |
US20210236173A1 (en) | Surgical medical instrument for spinal fixation | |
JP5215553B2 (ja) | 骨または椎骨の動的安定化のための可撓性安定化装置 | |
US20190117488A1 (en) | Medical device | |
JP2009511171A (ja) | 骨接合手術の際に脊椎を固定するための多方向移動装置 | |
JP2009504198A (ja) | 脊椎インスツルメンテーションにおいて構成要素を相互接続するための装置 | |
CN112312851A (zh) | 长度可调的模块化螺钉系统 | |
US9439691B2 (en) | Fixation-based surgery | |
AU2004231542A1 (en) | Spinal fixation sytem and method | |
JP2003517851A (ja) | 後部脊柱骨接合デバイス | |
EP1791481A1 (en) | Bio-flexible spinal fixation apparatus with shape memory alloy | |
JP2002527137A (ja) | 安定性に優れた脊椎骨接合システム | |
JP2012506275A (ja) | 脊椎骨接合システム | |
US20210015523A1 (en) | Rib Fixation Device and Related Methods | |
US20120283778A1 (en) | Device for connecting transverse beam at triangular position of vertebral lamina | |
JP6472556B1 (ja) | 医療器具 | |
JP2019166304A (ja) | 医療器具 | |
JP3929538B2 (ja) | 椎体固定具取付け装置を有する脊椎矯正装置 | |
JP2019146874A (ja) | 医療器具 | |
CN211883991U (zh) | 脊柱内固定金属棒体外调节装置 | |
JPWO2019117251A1 (ja) | 脊椎固定システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7020692 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |