JP2019165313A - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アナログデジタル変換器を設けた固体撮像素子において、読出し速度を維持しつつ、画質を向上させる。【解決手段】固体撮像素子は、ランプ信号供給部、比較器およびカウンタを具備する。この固体撮像素子において、ランプ信号供給部は、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給する。また、比較器は、ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する。また、カウンタは、比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数する。【選択図】図4

Description

本技術は、固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。詳しくは、カラムごとにアナログ信号をデジタル信号に変換する固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、アナログ信号をデジタル信号にAD変換するADC(Analog to Digital Converter)が固体撮像装置などにおいて用いられている。例えば、ADCが、アナログの画素信号のリセットレベルおよび信号レベルを画素毎に複数回ずつAD(Analog to Digital)変換し、後段の回路が、それらを加算平均する固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、この固体撮像装置では、コンパレータおよびカウンタを設けたシングルスロープ型ADCが用いられている。このシングルスロープ型ADCでは、傾きを持つランプ信号と画素信号とをコンパレータが比較し、その比較結果が反転するまでの期間に亘ってカウンタが計数値の計数を行う。そして、ランプ信号の周期毎にサンプリングおよびAD変換が実行されるため、ランプ信号の周波数は、サンプリング周波数に一致する。
特開2009−296423号公報
上述の従来技術では、画素毎のAD変換回数を多くするほど、加算平均によりランダムノイズを低減し、SN(Signal to Noise)比を改善して画質を向上させることができる。しかしながら、この従来技術では、読出し速度を変えずに画質を向上させることが困難である。ランプ信号の周波数(すなわち、サンプリング周波数)を変えずに画素毎のAD変換回数を多くすると、SN比が改善する代わりに、読出し速度が遅くなってしまう。一方、サンプリング周波数を高くすると、読出し速度を維持することができるものの、特に高輝度の信号をAD変換するためにランプ信号の傾きを急峻にする必要があり、AD変換の分解能が低くなって、画質が低下するおそれがある。このように、上述の従来技術では、読出し速度を維持しつつ、画質を向上させることが困難であるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、アナログデジタル変換器を設けた固体撮像素子において、読出し速度を維持しつつ、画質を向上させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、上記ランプ信号と上記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、上記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタとを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号と画素信号とが比較されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記ランプ信号供給部は、上記信号レベルが低いほど周波数の低い上記ランプ信号を供給してもよい。これにより、画素信号の信号レベルが低いほど周波数の低いランプ信号と画素信号とが比較されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記ランプ信号供給部は、上記信号レベルが所定の閾値より高いか否かを検出して検出結果を出力する検出器と、上記検出結果に基づいて周波数の異なる複数のランプ信号のいずれかを選択して上記比較器に供給するセレクタとを備えてもよい。これにより、画素信号の信号レベルが所定の閾値より高いか否かに基づいて複数のランプ信号のいずれかが選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記所定の閾値は、1つであり、上記セレクタは、周波数の異なる2つのランプ信号のいずれかを選択し、上記検出器は、上記2つのランプ信号のうち周波数の低い方の周期内において上記所定の閾値に対応する特定のタイミングを経過したときの上記比較結果を保持値として保持するラッチ回路と、上記保持値に基づいて上記検出結果を生成して上記セレクタに出力する論理ゲートとを備えてもよい。これにより、ラッチ回路および論理ゲートにより検出結果が生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記所定の閾値は、異なる2つの閾値を含み、上記セレクタは、周波数の異なる3つのランプ信号のいずれかを選択し、上記検出器は、上記複数のランプ信号のうち周波数の最も低いランプ信号の周期内において上記2つの閾値の一方に対応する第1のタイミングを経過したときの上記比較結果を第1の保持値として保持する第1のラッチ回路と、上記周期内において上記2つの閾値の他方に対応する第2のタイミングを経過したときの上記比較結果を第2の保持値として保持する第2のラッチ回路と、上記第1および第2の保持値に基づいて上記検出結果を生成して上記セレクタに出力する論理ゲートとを備えてもよい。これにより、第1および第2のラッチ回路と論理ゲートとにより検出結果が生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出器は、上記計数値に基づいて上記信号レベルが上記所定の閾値より高いか否かを検出することもできる。これにより、計数値に基づいて検出結果が生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出器は、上記所定の閾値を示すバイアス電圧と上記画素信号とを比較して当該比較結果を上記検出結果として出力することもできる。これにより、バイアス電圧との比較によって検出結果が生成されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記選択されたランプ信号の周波数が高いほど大きな除数により上記計数値を除算する除算回路をさらに具備してもよい。これにより、計数値が平均化されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、遮光された複数の遮光画素のそれぞれからの遮光画素信号のレベルの統計量に基づいて画素毎のサンプリング回数の最大値を設定する設定部をさらに具備し、上記画素信号は、遮光されていない複数の有効画素のそれぞれからの有効画素信号と上記遮光画素信号とを含むものであってもよい。これにより、遮光画素信号のレベルの統計量に基づいて画素毎のサンプリング回数の最大値が設定されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、上記ランプ信号と上記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、上記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタと、上記計数値から生成された画像データを記録する記録部とを具備する撮像装置である。これにより、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号と画素信号との比較結果が反転するまでの計数値から生成された画像データが記録されるという作用をもたらす。
本技術によれば、読出し速度を維持しつつ、画質を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるタイミング制御回路およびAD変換器の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における検出器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるラッチ回路の動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるセレクタの動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における除算回路の動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における信号レベルが高い場合の固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における信号レベルが低い場合の固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における信号レベルが高く、サンプリング回数が最大4回のときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における信号レベルが低く、サンプリング回数が最大4回のときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態におけるサンプリング回数設定部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態におけるサンプリング回数の設定例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における検出器の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態におけるセレクタの動作の一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における除算回路の動作の一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における信号レベルが最も高い場合の固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における信号レベルが中間値の場合の固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における信号レベルが最も低い場合の固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第4の実施の形態におけるAD変換器の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第5の実施の形態におけるAD変換器の一構成例を示すブロック図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給する例)
2.第2の実施の形態(遮光画素信号の統計量に基づいてサンプリング回数の最大値を設定し、レベルに応じた周波数のランプ信号を供給する例)
3.第3の実施の形態(信号レベルに応じて、周波数の異なる3つのランプ信号のいずれかを供給する例)
4.第4の実施の形態(計数値を監視し、信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給する例)
5.第5の実施の形態(バイアス電圧との比較結果に基づいて、信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給する例)
6.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像するものであり、撮像レンズ110、固体撮像素子200、記録部120および撮像制御部130を備える。撮像装置100としては、例えば、スマートフォン、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、車載カメラやIoT(Internet of Things)カメラが想定される。
撮像レンズ110は、入射光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、撮像制御部130の制御に従って画像データを撮像するものである。この固体撮像素子200は、撮像した画像データを記録部120に信号線209を介して供給する。記録部120は、画像データを記録するものである。
撮像制御部130は、固体撮像素子200を制御して画像データを撮像させるものである。この撮像制御部130は、例えば、垂直同期信号VSYNCを含む制御信号を固体撮像素子200に信号線139を介して供給する。この垂直同期信号VSYNCは、画像データの撮像タイミングを示す、一定の周波数(30ヘルツなど)の周期信号である。
なお、撮像装置100は、インターフェースをさらに備え、そのインターフェースにより画像データを外部に送信してもよいし、表示部をさらに備え、表示部に画像データを表示してもよい。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、垂直走査回路210、画素アレイ部220およびDAC(Digital to Analog Converter)230を備える。また、固体撮像素子200は、読出し電流制御部240、タイミング制御回路250、カラム信号処理部300および水平走査回路260を備える。
画素アレイ部220には、複数の画素221が二次元格子状に配列される。以下、水平方向に配列された画素221の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素221の集合を「列」と称する。
垂直走査回路210は、タイミング制御回路250の制御に従って、行を順に駆動し、その行内の画素221のそれぞれにアナログの画素信号を出力させるものである。
DAC230は、タイミング制御回路250からのデジタル信号に対するDA(Digital to Analog)変換により、周波数の異なる複数のランプ信号を生成するものである。ここで、ランプ信号は、のこぎり波状の周期信号であり、このランプ信号の周期が経過するたびに画素信号のサンプリングとAD変換とが実行される。
読出し電流制御部240は、画素221に画素信号の読出用の動作電流を供給するものである。
タイミング制御回路250は、垂直同期信号VSYNCに同期して、垂直走査回路210、DAC230、カラム信号処理部300および水平走査回路260の動作タイミングを制御するものである。
カラム信号処理部300は、列ごとに、画素信号に対して、AD変換処理を含む様々な信号処理を実行するものである。このカラム信号処理部300は、信号処理後の画像データを記録部120に出力する。水平走査回路260は、AD変換後の列ごとの画素信号を順に出力させるものである。
[カラム信号処理部の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部300の一構成例を示すブロック図である。このカラム信号処理部300は、列ごとに、AD変換器310およびメモリ350を備える。列数をM(Mは整数)とすると、AD変換器310およびメモリ350はM個ずつ設けられる。また、カラム信号処理部300は、センスアンプ360、デジタル演算部370およびインターフェース部380を備える。
AD変換器310は、アナログ信号をデジタル信号に変換するものである。AD変換器310には、対応する列からのアナログの画素信号Vinが入力され、AD変換器310は、その画素信号Vinをデジタルの画素データDoutに変換する。そして、AD変換器310は、画素データDoutを対応するメモリ350に保持させる。
メモリ350は、画素データDoutを保持するものである。このメモリ350は、水平走査回路260の制御に従って、保持した画素データDoutをセンスアンプ360に出力する。
センスアンプ360は、画素データDoutを増幅してデジタル演算部370に供給するものである。
デジタル演算部370は、画素データDoutに対して所定の信号処理を実行するものである。このデジタル演算部370は、処理後の画素データをインターフェース部380に供給する。
デジタル演算部370は、HDR(High Dynamic Range)合成処理や像面位相差検出処理を必要に応じて行う。前者のHDR合成処理は、露光時間の異なる複数の画素データを合成してダイナミックレンジを拡大する処理である。後者の像面位相差検出処理は、複数の位相差画素からの画素データに基づいて、2つの像の位相差を求め、焦点を検出する処理である。像面位相差検出処理を行う場合、位相差を検出するための位相差画素と、それ以外の通常画素とが画素アレイ部220内に配置される。そして、位相差画素および通常画素のそれぞれについて、輝度に応じてランプ信号が切り替えられる。
インターフェース部380は、画素データからなる画像データを記録部120に供給するものである。
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるタイミング制御回路250およびAD変換器310の一構成例を示すブロック図である。タイミング制御回路250は、タイミングジェネレータ251およびクロックジェネレータ252を備える。また、AD変換器310は、セレクタ311、比較器312、カウンタ313、除算回路314および検出器320を備える。
タイミングジェネレータ251は、垂直同期信号VSYNCの周期内において、トリガ信号TRGをAD変換のたびに生成して検出器320に供給するものである。例えば、行数がMで、行ごとにリセットレベルおよび信号レベルのそれぞれのAD変換を行う場合、垂直同期信号VSYNCの周期毎に、M×2回、トリガ信号TRGが生成される。
クロックジェネレータ252は、垂直同期信号VSYNCより周波数の高い所定のクロック信号CLKを生成し、AD変換の期間に亘ってカウンタ313に供給するものである。例えば、垂直同期信号VSYNCの逓倍によりクロック信号CLKが生成される。
セレクタ311には、DAC230からのランプ信号RMPHおよびRMPLが入力される。ここで、ランプ信号RMPHは、ランプ信号RMPLよりも周波数が高い信号である。セレクタ311は、検出器320からの検出結果DETに基づいてランプ信号RMPHおよびRMPLのいずれかを選択し、選択した信号をランプ信号RMPSとして比較器312に供給する。
比較器312は、ランプ信号RMPSと画素信号Vinとを比較するものである。この比較器312は、比較結果CMP_OUTをカウンタ313および検出器320に供給する。
カウンタ313は、比較結果CMP_OUTが反転するまでの期間に亘ってクロック信号CLKに同期して計数値を計数するものである。このカウンタ313は、計数値CNTを除算回路314に供給する。
除算回路314は、検出器320からのイネーブル信号CAL_ENに従って計数値CNTを除算するものである。イネーブル信号CAL_ENは、除算を行うか否かを指示する信号であり、例えば、除算を行う場合に「1」が設定され、除算を行わない場合に「0」が設定される。除算回路314は、除算が指示された場合に、選択されたランプ信号の周波数が高いほど大きな除数により信号レベルの計数値CNTを除算し、CDS処理を行って画素データDoutをメモリ350に供給する。一方、除算が指示されていない場合に除算回路314は、信号レベルの計数値CNTを除算せずにCDS処理を行って画素データDoutをメモリ350に供給する。
検出器320は、画素信号Vinのレベルが所定の閾値より高いか否かを検出するものである。ここで、一般に画素221が光電変換により光を電子に変換する場合、輝度が高いほど画素信号Vinのレベルが低くなる。このため、画素信号Vinのレベルが閾値以下の場合、その画素信号に対応する画素221が受光した光の輝度は、閾値に対応する所定輝度以上であることを示す。一方、画素信号Vinのレベルが閾値より高い場合、その画素信号に対応する画素221が受光した光の輝度は、所定輝度より低いことを示す。
検出器320は、画素信号Vinの信号レベルが所定の閾値より高いか否か(言い換えれば、輝度が所定輝度より低いか否か)を示す検出結果DETを生成してセレクタ311に供給する。また、検出器320は、検出結果DETと同じ信号をイネーブル信号CAL_ENとして除算回路314にも供給する。
そして、セレクタ311は、輝度が所定輝度以上であることを検出結果DETが示す場合に周波数の低いランプ信号RMPLを選択し、所定輝度より低いことを検出結果DETが示す場合にランプ信号RMPHを選択する。検出器320およびセレクタ311の動作により、画素信号Vinの信号レベルに応じた周波数のランプ信号が供給される。なお、検出器320およびセレクタ311からなる回路は、特許請求の範囲に記載のランプ信号供給部の一例である。
ランプ信号RMPSが振幅するたびに、画素信号VinのサンプリングとAD変換とが行われる。このため、ランプ信号RMPSの周波数は、サンプリング周波数と同じになる。ここで、ランプ信号の周波数(サンプリング周波数)が高いほど、画素ごとのサンプリング回数が多くなるため、サンプリングした各信号の平均化によりランダムノイズを軽減することができる。一般に、輝度が低いほど、SNR(Signal-Noise Ratio)が悪くなるため(ノイズが大きく見えるため)、高周波数のランプ信号RMPHは、輝度が低い画素の画素信号Vinに対するAD変換に適している。
一方、ランプ信号の周波数(サンプリング周波数)が低いほど、画素ごとのサンプリング回数が少なくなるため、ランダムノイズの低減効果が小さくなる。その代り、サンプリング周波数を低くするほど、振幅が大きくなるため、輝度が高くてもカウンタ313がオーバーフローせずにAD変換することができる。このため、低周波数のランプ信号RMPLは、輝度が高い画素の画素信号Vinに対するAD変換に適している。
上述したようにセレクタ311は、画素の輝度が所定輝度以上の場合に、高輝度に適した低周波数のランプ信号RMPLを選択し、所定輝度より低い場合に、低輝度に適した高周波数のランプ信号RMPHを選択する。このように輝度に適したランプ信号を選択することにより、読出し速度を変えずに画質を向上させることができる。また、HDR合成処理を行う場合、特に、露光時間の短い、低輝度の画素信号のSN比の向上により、合成した画像データの画質を向上させることができる。また、像面位相差検出処理を行う場合、特に、通常画素よりも感度の悪い位相差画素のSN比の向上により、焦点検出精度を向上させることができる。
なお、除算回路314をAD変換器310内に配置しているが、この構成に限定されない。除算回路314をAD変換器310の後段の回路(デジタル演算部370など)に配置することもできる。
なお、サンプリング周波数を変えずに、画素毎のサンプリング回数を多くすることによっても画質を向上させることができる。しかし、この場合には、画質向上の代わりに読出し速度が低下してしまうため、好ましくない。
また、高輝度の場合にランプ信号の傾きを低輝度の場合よりも急峻にすれば、読出し速度を変えずに振幅を大きくして高輝度の信号レベルをオーバーフローせずにAD変換することができる。しかし、この場合には、AD変換の分解能が低下してしまうため、好ましくない。
[検出器の構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における検出器320の一構成例を示す回路図である。この検出器320は、ラッチ回路321およびインバータ322を備える。
ラッチ回路321は、タイミングジェネレータ251からのトリガ信号TRGの示すタイミングにおいて、比較結果CMP_OUTを保持するものである。このラッチ回路321は、保持値をインバータ322に供給する。ラッチ回路321としては、例えば、ゲーティドDラッチが用いられる。ゲーティドDラッチの場合、ラッチ回路321のデータ入力端子Dには、比較結果CMP_OUTが入力され、イネーブル端子Eには、トリガ信号TRGが入力される。出力端子Qは、インバータ322に接続される。
インバータ322は、ラッチ回路321の保持値を反転して、検出結果DETとしてセレクタ311に供給するものである。また、インバータ322は、その反転値をイネーブル信号CAL_ENとして除算回路314にも供給する。なお、インバータ322は、特許請求の範囲に記載の論理ゲートの一例である。
[固体撮像素子の動作例]
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるラッチ回路321の動作の一例を示す図である。イネーブル端子Eがローレベルである場合には、前の保持値Qprevが出力される。
また、データ入力端子Dがローレベルで、イネーブル端子Eがハイレベルである場合には、保持値がリセットされ、「0」の論理値が出力される。データ入力端子Dおよびイネーブル端子Eがハイレベルである場合には、保持値がセットされ、「1」の論理値が出力される。
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるセレクタ311の動作の一例を示す図である。検出結果DETがローレベル、すなわち画素が高輝度である場合にセレクタ311は、高輝度に対応する、低周波数のランプ信号RMPLを選択する。一方、検出結果DETがハイレベル、すなわち、画素が低輝度である場合にセレクタ311は、低輝度に対応する、高周波数のランプ信号RMPHを選択する。
図8は、本技術の第1の実施の形態における除算回路314の動作の一例を示す図である。この除算回路314は、イネーブル信号CAL_ENがローレベル、すなわち画素が高輝度である場合に信号レベルの計数値CNTを除算せずにCDS処理を行って画素データDoutを出力する。一方、イネーブル信号CAL_ENがハイレベル、すなわち、画素が低輝度である場合に除算回路314は、信号レベルの計数値CNTを、画素毎のサンプリング回数により除算し、CDS処理を行って画素データDoutを出力する。
図9は、本技術の第1の実施の形態における信号レベルが高い場合の固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
垂直走査回路210は、タイミングT2乃至T4において、1行目を露光し、タイミングT4乃至T5において、その行を駆動する。このタイミングT4乃至T5において1行目の画素信号が読み出される。また、垂直走査回路210は、タイミングT3乃至T5において、2行目を露光し、タイミングT5乃至T6において、その行を駆動する。このタイミングT5乃至T6において2行目の画素信号が読み出される。3行目以降も同様に、行が順に露光され、読み出される。このように、いわゆるローリングシャッター方式により一行ずつ順に読み出される。
セレクタ311は、初期状態において、例えば、低輝度用の高周波数のランプ信号RMPHを選択し、ランプ信号RMPSとして出力する。このランプ信号RMPS(RMPH)は、タイミングT11乃至T13の期間内に一定の速度で減少して元のレベルに戻り、タイミングT14乃至T16の期間に再度減少する。また、ランプ信号RMPSは、タイミングT17乃至T20の期間内に一定の速度で減少して元のレベルに戻り、タイミングT21乃至T23の期間に再度減少する。
高周波数のランプ信号RMPHの周波数は、1行の読出し時間をt、行数をNとし、リセットレベルおよび信号レベルのそれぞれのサンプリング回数の最大をMult_numとすると、(Mult_num×2)/(t×N)ヘルツとなる。一方、低周波数のランプ信号RMPLは、リセットレベルのサンプリング回数はランプ信号RMPHと同じで、信号レベルのサンプリング回数はランプ信号RMPHより少ない。
垂直走査回路210は、行の露光終了の直前に、その行内の画素221を初期化する。そして、露光終了時に垂直走査回路210は、画素内で電荷を転送させる。初期化の際の画素信号Vinは、前述のリセットレベルに該当し、電荷転送時の画素信号Vinは信号レベルに該当する。同図における一点鎖線は、画素信号Vinの変動を示す。タイミングT4乃至T5の読出し期間のうちタイミングT16までの期間において、リセットレベルが出力され、タイミングT16の直後に信号レベルが出力される。画素の輝度が低い場合には、比較的高い信号レベルが出力される。
比較器312は、リセットレベルと、高周波数のランプ信号RMPSとを比較し、比較結果CMP_OUTを出力する。この比較結果CMP_OUTは、例えば、タイミングT12、15、19および22のそれぞれにおいて反転する。
タイミング制御回路250は、トリガ信号TRGを生成するために、イネーブル信号CMP_ENを内部生成する。イネーブル信号CMP_ENは、例えば、信号レベルの最初のサンプリングの期間であるタイミングT17からT20までの期間に亘ってハイレベルとなる。
タイミング制御回路250は、イネーブル信号CMP_ENが立ち下がるタイミングT20において、トリガ信号TRGを生成して出力する。このタイミングは、低周波数のランプ信号RMPLの周期内の特定のタイミングに該当する。
検出器320は、トリガ信号TRGが出力されたときの比較結果CMP_OUTをラッチする。トリガ信号TRG出力時のランプ信号のレベル(閾値)よりも信号レベルが高い場合には、その時点で比較結果CMP_OUTが反転している。このため、タイミングT20においてローレベルがラッチされ、それを反転したハイレベルの検出結果DETが出力される。
検出結果DETがハイレベルであるため、タイミングT20において、ランプ信号は切り替えられ、高周波数になる。
また、カウンタ313は、比較結果CMP_OUTが反転するまでのタイミングT11乃至T12においてクロック信号CLKに同期して計数値CNTを計数する。これにより、リセットレベルに対する1回目のAD変換が行われる。次に比較結果CMP_OUTが反転するまでのタイミングT14乃至T15においても同様に計数値CNTが計数される。これにより、リセットレベルに対する2回目のAD変換が行われる。同様に、タイミングT17乃至T19と、タイミングT21乃至T22とにおいても、信号レベルに対する1回目および2回目のAD変換が行われる。
リセットレベルおよび信号レベルのそれぞれについてAD変換が2回ずつ行われたため、除算回路314は、リセットレベルおよび信号レベルのそれぞれの計数値CNTを「2」により除算する。
そして、除算回路314は、、除算後のリセットレベルと信号レベルとの差分を求めるCDS処理を実行し、処理後のデータを画素データDoutとして出力する。
上述したように、信号レベルが、トリガ信号TRGのタイミングに対応する閾値よりも高い(すなわち、輝度が低い)場合には、高周波数のランプ信号が選択される。これにより、画素毎のAD変換の回数を多くし、それぞれの計数値CNTの平均化により、ランダムノイズを低減することができる。上述したように、低輝度の場合には、ランダムノイズが大きくなるため、ランダムノイズの低減によりSN比が向上し、画質を向上させることができる。
図10は、本技術の第1の実施の形態における信号レベルが低い場合の固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
セレクタ311は、最初に、低輝度用の高周波数のランプ信号RMPHを選択し、ランプ信号RMPSとして出力する。
タイミング制御回路250は、低周波数のランプ信号RMPLの周期内の特定のタイミングT18においてトリガ信号TRGを出力する。
検出器320は、トリガ信号TRGが出力されたときの比較結果CMP_OUTをラッチする。信号レベルが閾値以下の場合には、トリガ信号TRGの時点で比較結果CMP_OUTが反転しておらず、ハイレベルである。このため、タイミングT18においてハイレベルがラッチされ、それを反転したローレベルの検出結果DETが出力される。
検出結果DETがローレベルであるため、タイミングT19において、ランプ信号は低周波数のランプ信号RMPLのままである。同図の選択されたランプ信号RMPSの波形は、低周波数のランプ信号RMPLと同一となる。同図に例示するように、ランプ信号RMPLは、周波数の切替えが判断されるタイミングT18乃至T19において、一定に維持される。これは、セレクタ311による周波数の切替え完了までに若干の時間を要するためである。
カウンタ313は、比較結果CMP_OUTが反転するまでのタイミングT11乃至T12と、T14乃至T15とにおいて計数値CNTを計数する。これにより、リセットレベルに対するAD変換が2回行われる。また、タイミングT17乃至T20においても同様に計数値CNTが計数される。これにより、信号レベルに対するAD変換が1回のみ行われる。
除算回路314は、信号レベルの計数値CNTを除算せず、CDS処理を行って画素データDoutとして出力する。一方、リセットレベルの計数値CNTは「2」により除算される。
上述したように、信号レベルが閾値以下(すなわち、輝度が高い)場合には、低周波数のランプ信号が選択される。これにより、ランプ信号の振幅を大きくして、高輝度の場合にオーバーフローせずにAD変換することができる。したがって、画質を向上させることができる。なお、画素毎のサンプリング回数が少なくなるものの、高輝度の場合には、ランダムノイズが比較的小さいため、SN比は悪化しない。
なお、低周波数のランプ信号が選択された場合に除算回路314が除算しない構成としているが、このときに除算を行うこともできる。例えば、高輝度の場合に画素毎に2回AD変換し、低輝度の場合に画素毎に4回AD変換する場合を考える。この場合に除算回路314は、高輝度の場合に「2」により除算し、低輝度の場合に「4」により除算すればよい。このように、ランプ信号の周波数に応じた画素毎のAD変換回数が、除数に設定される。
図9および図10に例示したように、AD変換器310が、画素の輝度に応じて適応的にランプ信号を切り替えることにより、読出し速度を維持しつつ、画像データの画質を向上させることができる。
図11は、本技術の第1の実施の形態における信号レベルが高く、サンプリング回数が最大4回のときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図12は、本技術の第1の実施の形態における信号レベルが低く、サンプリング回数が最大4回のときの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図9および図10では、画素毎のサンプリング回数を最大で2回としていたが、サンプリング回数は2回に限定されない。例えば、図11および図12に例示するように、画素毎のサンプリング回数を最大で4回とすることもできる。
図13は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、画像データを撮像するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
垂直走査回路210は、行を選択して駆動する(ステップS901)。AD変換器310内の検出器320は、比較結果CMP_OUTを監視して、画素の輝度が所定輝度以上の高輝度であるか否かを判断する(ステップS902)。
高輝度の場合に(ステップS902:Yes)、セレクタ311は、高輝度用の低周波数のランプ信号を選択し、AD変換器310は、画素毎に信号レベルに対するAD変換を1回行う(ステップS903)。一方、所定輝度より低い低輝度の場合に(ステップS902:No)、セレクタ311は、低輝度用の高周波数のランプ信号を選択し、AD変換器310は、画素毎に信号レベルに対するAD変換を2回行う(ステップS904)。そして、AD変換器310は、信号レベルの計数値を除算する(ステップS905)。
ステップS903またはS905の後に、垂直走査回路210は、全行を選択したか否かを判断する(ステップS906)。全行を選択していない場合に(ステップS906:No)、垂直走査回路210は、ステップS901以降を繰り返し実行する。一方、全行を選択した場合に(ステップS906:Yes)、画像データの撮像のための動作を終了する。複数枚の画像データを連続して撮像する場合には、ステップS901乃至S906の処理が、垂直同期信号VSYNCに同期して繰り返し実行される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、セレクタ311が、画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を選択して供給するため、AD変換器310は、画素毎に、その画素の輝度に応じた回数のAD変換を行うことができる。例えば、画素の輝度が低いほど、AD変換の回数を多くしてランダムノイズを低減することができる。これにより、読出し速度を維持しつつ、画質を向上させることができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、画素毎のサンプリング(すなわち、AD変換)回数の最大値を2回などに固定していたが、ノイズレベルが想定より大きな場合には、設定したサンプリング回数では不足し、SN比が悪化するおそれがある。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、OPB(OPtical Black)画素の画素信号に基づいてサンプリング回数の最大値を変更する点において第1の実施の形態と異なる。
図14は、本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、サンプリング回数設定部270をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。また、画素アレイ部220に、複数のOPB画素222と複数の通常画素223とが二次元格子状配置される点において第1の実施の形態と異なる。
OPB画素222は、遮光された画素であり、通常画素223は遮光されてない画素である。以下、OPB画素222からの画素信号を「遮光画素信号」と称し、通常画素223からの画素信号を「通常画素信号」と称する。なお、OPB画素222は、特許請求の範囲に記載の遮光画素の一例である。
サンプリング回数設定部270は、OPB画素222からの遮光画素信号に基づいて画素毎のサンプリング回数の最大値を設定するものである。このサンプリング回数設定部270は、設定した値をタイミング制御回路250に供給する。タイミング制御回路250は、サンプリング回数の設定値に対応する周波数のランプ信号RMPHをDAC230に供給させる。なお、サンプリング回数設定部270は、特許請求の範囲に記載の設定部の一例である。
図15は、本技術の第2の実施の形態におけるサンプリング回数設定部270の一構成例を示すブロック図である。このサンプリング回数設定部270は、OPB分散演算部271、OPB平均演算部272、重み係数取得部273、サンプリング回数決定部274、閾値演算部275、上限回数取得部276およびレジスタ277を備える。
OPB平均演算部272は、複数のOPB画素222のそれぞれの遮光画素信号PIX_OPBの平均Pix_aveを演算するものである。この平均Pix_aveは、例えば、次の式により演算される。OPB平均演算部272は、演算結果をOPB分散演算部271および重み係数取得部273に供給する。
Figure 2019165313
上式において、Nは、OPB画素222の画素数である。
OPB分散演算部271は、複数のOPB画素222のそれぞれの遮光画素信号PIX_OPBの分散Pix_devを演算するものである。この分散Pix_devは、例えば、次の式により演算される。OPB分散演算部271は、重み係数取得部273に供給する。
Figure 2019165313
レジスタ277は、サンプリング回数の演算に要する各種の設定値を保持するものである。例えば、レジスタ277には、平均最大閾値Th_ave_max、平均最小閾値Th_ave_min、分散最大閾値Th_dev_max、および、分散最小閾値Th_dev_minが保持される。ここで、平均最大閾値Th_ave_maxは、平均Pix_aveと比較する閾値の最大値である。平均最小閾値Th_ave_minは、平均Pix_aveと比較する閾値の最小値である。分散最大閾値Th_dev_maxは、分散Pix_devと比較する閾値の最大値である。分散最小閾値Th_dev_minは、分散Pix_devと比較する閾値の最小値である。平均や分散と比較する閾値には、画素信号に対するゲインPix_gainに比例した値が設定される。このため、ゲインが最大の場合に最大の閾値が設定され、ゲインが最小の場合に最小の閾値が設定される。
また、レジスタ277には、画素信号をAD変換する際のサンプリング回数上限値Mult_max_numが量子化ビット数ごとに保持される。例えば、量子化ビット数が12ビットの場合のサンプリング回数上限値Mult_max_12と、量子化ビット数が10ビットの場合のサンプリング回数上限値Mult_max_10とが保持される。例えば、量子化ビット数が大きいほど、大きな上限値が設定される。
上限回数取得部276は、撮像制御部130により指定された量子化ビット数Mult_bit_numに対応するサンプリング回数上限値Mult_max_numをレジスタ277から読み出すものである。この上限回数取得部276は、読み出したサンプリング回数上限値Mult_max_numをサンプリング回数決定部274に供給する。
閾値演算部275は、撮像制御部130により指定されたゲインPix_gainに応じた閾値を演算するものである。例えば、閾値演算部275は、レジスタ277から平均最大閾値Th_ave_maxおよび平均最小閾値Th_ave_minを読み出し、線形補間により、ゲインPix_gainに対応する平均閾値Th_aveを演算する。また、閾値演算部275は、レジスタ277から分散最大閾値Th_dev_max、および、分散最小閾値Th_dev_minを読み出し、線形補間により、ゲインPix_gainに対応する分散閾値Th_devを演算する。そして、閾値演算部275は、演算した平均閾値Th_aveおよび分散閾値Th_devを重み係数取得部273に供給する。
重み係数取得部273は、平均Pix_aveおよび分散Pix_devと、平均閾値Th_aveおよび分散閾値Th_devとに基づいて重み係数Mult_wegihtを求めるものである。
例えば、重み係数取得部273は、次の式が成立するか否かを判断する。
Pix_ave>Th_ave ・・・式1
Pix_dev>Th_dev ・・・式2
式1および式2の一方のみが成立する場合に重み係数取得部273は、重み係数Mult_wegihtに「1」を設定する。一方、式1および式2の両方が成立する場合に重み係数取得部273は、重み係数Mult_weightに「2」を設定する。そして、重み係数取得部273は、求めた重み係数Mult_weightをサンプリング回数決定部274に供給する。
サンプリング回数決定部274は、サンプリング回数上限値Mult_max_numと重み係数Mult_weightとに基づいて、サンプリング回数Mult_numを決定するものである。このサンプリング回数決定部274は、例えば、次の式が成立するか否かを判断する。
(Mult_weight)>Mult_max_num ・・・式3
式3が成立する場合にサンプリング回数決定部274は、サンプリング回数上限値Mult_max_numを、サンプリング回数Mult_numとする。一方、式3が成立しない場合にサンプリング回数決定部274は、重み係数Mult_weightの二乗をサンプリング回数Mult_numとする。サンプリング回数決定部274は、求めたサンプリング回数Mult_numを、サンプリング回数の最大値としてタイミング制御回路250に供給する。タイミング制御回路250は、そのサンプリング回数Mult_numに応じた周波数のランプ信号を、周波数の高い方のランプ信号RMPHとしてDAC230に生成させる。
図16は、本技術の第2の実施の形態におけるサンプリング回数の設定例を示す図である。例えば、サンプリング回数上限値Mult_max_numが「4」、重み係数Mult_weightが「0」の場合、サンプリング回数Mult_numとして「1」が設定される。また、サンプリング回数上限値Mult_max_numが「4」、重み係数Mult_weightが「1」の場合、サンプリング回数Mult_numとして「2」が設定される。
このように、本技術の第2の実施の形態では、固体撮像素子200が遮光画素信号の統計量に基づいてサンプリング回数の最大値を変更するため、OPB画素から推定されるノイズレベルに応じた回数でサンプリングを行うことができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、画素信号の信号レベルが、閾値より高いか否かによりセレクタ311がランプ信号の周波数を2段階で切り替えていた。しかしながら、画素毎の信号レベルの変動の大きな画像データなどにおいては、切り替えた周波数が高すぎる場合や低すぎる場合があり、2段階の切り替えでは画質が十分に向上しないおそれがある。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、セレクタ311がランプ信号の周波数を3段階で切り替える点において第1の実施の形態と異なる。
図17は、本技術の第3の実施の形態における検出器320の一構成例を示すブロック図である。この第3の実施の形態の検出器320は、AND(論理積)ゲート323、ラッチ回路324およびインバータ325をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
第3の実施の形態のタイミングジェネレータ251は、異なるタイミングを指定するトリガ信号TRG1およびTRG2を生成する。そして、タイミングジェネレータ251は、トリガ信号TRG1をラッチ回路321に供給し、トリガ信号TRG2をANDゲート323に供給する。
ANDゲート323は、トリガ信号TRG2と比較結果CMP_OUTとの論理積の信号を生成し、ラッチ回路324のイネーブル端子Eに供給するものである。
ラッチ回路324は、ANDゲート323からの信号の示すタイミングにおいて、比較結果CMP_OUTを保持するものである。このラッチ回路324は、保持値をインバータ325に供給する。ラッチ回路324としては、例えば、ゲーティドDラッチが用いられる。ゲーティドDラッチの場合、ラッチ回路324のデータ入力端子には、比較結果CMP_OUTが入力され、出力端子Qは、インバータ325に接続される。
インバータ325は、ラッチ回路324の保持値を反転して、検出結果DET2としてセレクタ311に供給するものである。また、第3の実施の形態のインバータ322は、検出結果DET1をセレクタ311に出力する。これらの反転値は、イネーブル信号CAL_EN1およびCAL_EN2として除算回路314にも供給される。なお、インバータ322および325は、特許請求の範囲に記載の論理ゲートの一例である。
図18は、本技術の第3の実施の形態におけるセレクタ311の動作の一例を示す図である。セレクタ311には、ランプ信号RMPHおよびRMPLの中間の周波数のランプ信号RMPMがさらに入力される。
検出結果DET1およびDET2の両方がローレベル、すなわち画素が高輝度である場合にセレクタ311は、検出結果DET2の出力時において低周波数のランプ信号RMPLを選択する。一方、検出結果DET1およびDET2の両方がハイレベル、すなわち、画素が低輝度である場合にセレクタ311は、高周波数のランプ信号RMPHを選択する。
また、検出結果DET1がローレベルで、検出結果DET2がハイレベルである場合、画素の輝度が、トリガ信号TRG1に対応する輝度とトリガ信号TRG2に対応する輝度との中間の輝度であることを示す。この場合にセレクタ311は、検出結果DET1の出力時において、周波数が、ランプ信号RMPHおよびRMPLの中間の周波数であるランプ信号RMPMを選択する。
このように、第3の実施の形態のセレクタ311は、画素の輝度に応じてランプ信号の周波数を3段階で切り替える。
図19は、本技術の第1の実施の形態における除算回路314の動作の一例を示す図である。この除算回路314は、イネーブル信号CAL_EN1およびCAL_EN2の両方がローレベル、すなわち画素が高輝度である場合に信号レベルの計数値CNTを除算せずにCDS処理を行って画素データDoutを出力する。一方、イネーブル信号CAL_EN1およびCAL_EN2の両方がハイレベル、すなわち、画素が低輝度である場合に除算回路314は、信号レベルの計数値CNTを、画素毎のサンプリング回数(4回など)により除算し、CDS処理を行って画素データDoutを出力する。
また、イネーブル信号CAL_EN1およびCAL_EN2の一方がハイレベルで他方がローレベルの場合は、画素の輝度が中間の輝度であることを示す。この場合に除算回路314は、高輝度の場合より少ない所定のサンプリング回数(2回など)により信号レベルの計数値CNTを除算し、CDS処理を行って画素データDoutを出力する。
図20は、本技術の第3の実施の形態における信号レベルが最も高い場合の固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
タイミング制御回路250は、トリガ信号TRG1およびTRG2を生成するために、イネーブル信号CMP_EN1およびCMP_EN2を内部生成する。そして、タイミング制御回路250は、イネーブル信号CMP_EN1が立ち下がるタイミングT15においてトリガ信号TRG1を生成する。また、タイミング制御回路250は、イネーブル信号CMP_EN2が立ち下がるタイミングT16においてトリガ信号TRG2を生成する。これらのトリガ信号TRG1およびTRG2は、最も周波数の低いランプ信号RMPLの周期内のタイミングであり、それらの信号は、互いに異なる閾値を示す。すなわち、信号レベルについて、異なる2つの閾値が用いられる。以下、信号レベルに関する2つの閾値のうち高い方をThHとし、低い方をThLとする。
検出器320は、トリガ信号TRG1およびTRG2のそれぞれが出力されたときの比較結果CMP_OUTをラッチする。信号レベルが低い方の閾値ThL以下の場合には、トリガ信号TRG1およびTRG2の両方の時点で比較結果CMP_OUTが反転しており、ローレベルである。このため、タイミングT15においてローレベルがラッチされ、それを反転したハイレベルの検出結果DET1が出力される。タイミングT16においても、ローレベルがラッチされ、それを反転したハイレベルの検出結果DET2が出力される。
検出結果DET1およびDET2の両方がハイレベルであるため、タイミングT15およびT16において、ランプ信号は低周波数に切り替えられる。同図の選択されたランプ信号RMPSの波形は、低周波数のランプ信号RMPLと同一となる。このランプ信号に基づいて、画素毎に、例えば画素毎に信号レベルに対して4回のAD変換が実行される。
図21は、本技術の第3の実施の形態における信号レベルが中間値の固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
信号レベルは、閾値ThLより高く、閾値ThH以下の中間値であったものとする。この場合には、タイミングT15においてローレベルの検出結果DET1が出力され、タイミングT16においてハイレベルの検出結果DET2が出力される。検出結果DET1がローレベルであるため、タイミングT15において、中間の周波数のランプ信号RMPMが選択される。そして、タイミングT16においては、検出結果DET2がハイレベルであるため、ランプ信号RMPMの選択が維持される。このランプ信号に基づいて、画素毎に、例えば画素毎に信号レベルに対して2回のAD変換が実行される。
図22は、本技術の第3の実施の形態における信号レベルが最も低い場合の固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。
信号レベルは、閾値ThHより高いものとする。この場合には、タイミングT15およびタイミングT16においてローレベルの検出結果DET2が出力される。検出結果DET1がローレベルであるため、タイミングT15において、中間の周波数のランプ信号RMPMが選択される。そして、タイミングT16において、検出結果DET2がローレベルであるため、最も周波数の低いランプ信号RMPLが選択される。このランプ信号に基づいて、画素毎に、例えば画素毎に信号レベルに対して1回のAD変換が実行される。
なお、セレクタ311は、2つの閾値との比較結果に基づいてランプ信号の周波数を3段階で切り替えているが、3つ以上の閾値との比較結果に基づいて、周波数を4段階以上で切り替えることもできる。この場合においても、同様に、画素信号の信号レベルが低い(すなわち、輝度が高い)ほど、周波数の低いランプ信号が選択される。
また、第3の実施の形態において、第2の実施の形態のように、遮光画素信号の統計量に基づいてサンプリング回数の最大値を設定することもできる。
このように、本技術の第3の実施の形態では、画素信号と2つの閾値との比較結果に基づいて、セレクタ311がランプ信号の周波数を3段階で切り替えるため、2段階で切り替える場合よりも細かく周波数を制御することができる。これにより、画像データの画質をさらに向上させることができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、比較結果CMP_OUTを検出器320が監視して、画素信号のレベルが閾値より高いか否かを検出していたが、比較結果CMP_OUTの代わりに計数値CNTを監視することもできる。この第4の実施の形態の検出器は、計数値CNTに基づいて画素信号の信号レベルが閾値より高いか否かを検出する点において第1の実施の形態と異なる。
図23は、本技術の第4の実施の形態におけるAD変換器310の一構成例を示すブロック図である。この第4の実施の形態のAD変換器310は、検出器320の代わりに検出器330を備える点において第1の実施の形態と異なる。また、第4の実施の形態のカウンタ313は、計数値CNTを除算回路314に加えて検出器330にさらに出力する。
検出器330は、アナログの閾値をAD変換した際のデジタル値と、計数値CNTとを比較する。そして、検出器330は、その比較結果に基づいて検出結果DETおよびイネーブル信号CAL_ENを生成する。
なお、第4の実施の形態において、第2の実施の形態のように、遮光画素信号の統計量に基づいてサンプリング回数を設定することもできる。また、第3の実施の形態のように周波数を3段階で切り替えることもできる。
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、検出器330が、計数値CNTに基づいて画素信号の信号レベルが閾値より高いか否かを検出するため、比較結果CMP_OUTを用いずに検出結果DETを生成することができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、比較結果CMP_OUTを検出器320がラッチ回路321およびインバータ322を用いて検出結果DETを生成していたが、ラッチ回路321等を用いずに検出結果DETを生成することもできる。この第5の実施の形態の検出器は、ラッチ回路321の代わりに比較器により検出結果DETを生成する点において第1の実施の形態と異なる。
図24は、本技術の第4の実施の形態におけるAD変換器310の一構成例を示すブロック図である。この第4の実施の形態のAD変換器310は、検出器320の代わりに検出器340を備える点において第1の実施の形態と異なる。
検出器340には、比較器341が配置される。比較器341は、閾値を示すバイアス電圧Vbiasと画素信号Vinとを比較するものである。この比較器341は、比較結果を検出結果DETおよびイネーブル信号CAL_ENとして出力する。
なお、第4の実施の形態において、第2の実施の形態のように、遮光画素信号の統計量に基づいてサンプリング回数の最大値を設定することもできる。また、第3の実施の形態のように周波数を3段階で切り替えることもできる。
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、検出器340が、閾値を示すバイアス電圧と画素信号とを比較して検出結果DETを生成するため、ラッチ回路321およびインバータ322を用いずに検出結果DETを生成することができる。
<6.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図25は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図26に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図25の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図26は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図26では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図27には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、例えば、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、
前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、
前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタと
を具備する固体撮像素子。
(2)前記ランプ信号供給部は、前記信号レベルが低いほど周波数の低い前記ランプ信号を供給する
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記ランプ信号供給部は、
前記信号レベルが所定の閾値より高いか否かを検出して検出結果を出力する検出器と、
前記検出結果に基づいて周波数の異なる複数のランプ信号のいずれかを選択して前記比較器に供給するセレクタと
を備える
前記(1)または(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記所定の閾値は、1つであり、
前記セレクタは、周波数の異なる2つのランプ信号のいずれかを選択し、
前記検出器は、
前記2つのランプ信号のうち周波数の低い方の周期内において前記所定の閾値に対応する特定のタイミングを経過したときの前記比較結果を保持値として保持するラッチ回路と、
前記保持値に基づいて前記検出結果を生成して前記セレクタに出力する論理ゲートと
を備える
前記(3)記載の固体撮像素子。
(5)前記所定の閾値は、異なる2つの閾値を含み、
前記セレクタは、周波数の異なる3つのランプ信号のいずれかを選択し、
前記検出器は、
前記複数のランプ信号のうち周波数の最も低いランプ信号の周期内において前記2つの閾値の一方に対応する第1のタイミングを経過したときの前記比較結果を第1の保持値として保持する第1のラッチ回路と、
前記周期内において前記2つの閾値の他方に対応する第2のタイミングを経過したときの前記比較結果を第2の保持値として保持する第2のラッチ回路と、
前記第1および第2の保持値に基づいて前記検出結果を生成して前記セレクタに出力する論理ゲートと
を備える
前記(3)記載の固体撮像素子。
(6)前記検出器は、前記計数値に基づいて前記信号レベルが前記所定の閾値より高いか否かを検出する
前記(3)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記検出器は、前記所定の閾値を示すバイアス電圧と前記画素信号とを比較して当該比較結果を前記検出結果として出力する
前記(3)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)前記選択されたランプ信号の周波数が高いほど大きな除数により前記計数値を除算する除算回路をさらに具備する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)遮光された複数の遮光画素のそれぞれからの遮光画素信号のレベルの統計量に基づいて画素毎のサンプリング回数の最大値を設定する設定部をさらに具備し、
前記画素信号は、遮光されていない複数の有効画素のそれぞれからの有効画素信号と前記遮光画素信号とを含む
前記(1)から(8)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、
前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、
前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタと、
前記計数値から生成された画像データを記録する記録部と
を具備する撮像装置。
(11)画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給手順と、
前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較手順と、
前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数する計数手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 記録部
130 撮像制御部
200 固体撮像素子
210 垂直走査回路
220 画素アレイ部
221 画素
222 OPB画素
223 通常画素
230 DAC
240 読出し電流制御部
250 タイミング制御回路
251 タイミングジェネレータ
252 クロックジェネレータ
260 水平走査回路
270 サンプリング回数設定部
271 OPB分散演算部
272 OPB平均演算部
273 重み係数取得部
274 サンプリング回数決定部
275 閾値演算部
276 上限回数取得部
277 レジスタ
300 カラム信号処理部
310 AD変換器
311 セレクタ
312、341 比較器
313 カウンタ
314 除算回路
320、330、340 検出器
321、324 ラッチ回路
322、325 インバータ
323 AND(論理積)ゲート
350 メモリ
360 センスアンプ
370 デジタル演算部
380 インターフェース部
12031 撮像部

Claims (11)

  1. 画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、
    前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、
    前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタと
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記ランプ信号供給部は、前記信号レベルが低いほど周波数の低い前記ランプ信号を供給する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記ランプ信号供給部は、
    前記信号レベルが所定の閾値より高いか否かを検出して検出結果を出力する検出器と、
    前記検出結果に基づいて周波数の異なる複数のランプ信号のいずれかを選択して前記比較器に供給するセレクタと
    を備える
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記所定の閾値は、1つであり、
    前記セレクタは、周波数の異なる2つのランプ信号のいずれかを選択し、
    前記検出器は、
    前記2つのランプ信号のうち周波数の低い方の周期内において前記所定の閾値に対応する特定のタイミングを経過したときの前記比較結果を保持値として保持するラッチ回路と、
    前記保持値に基づいて前記検出結果を生成して前記セレクタに出力する論理ゲートと
    を備える
    請求項3記載の固体撮像素子。
  5. 前記所定の閾値は、異なる2つの閾値を含み、
    前記セレクタは、周波数の異なる3つのランプ信号のいずれかを選択し、
    前記検出器は、
    前記複数のランプ信号のうち周波数の最も低いランプ信号の周期内において前記2つの閾値の一方に対応する第1のタイミングを経過したときの前記比較結果を第1の保持値として保持する第1のラッチ回路と、
    前記周期内において前記2つの閾値の他方に対応する第2のタイミングを経過したときの前記比較結果を第2の保持値として保持する第2のラッチ回路と、
    前記第1および第2の保持値に基づいて前記検出結果を生成して前記セレクタに出力する論理ゲートと
    を備える
    請求項3記載の固体撮像素子。
  6. 前記検出器は、前記計数値に基づいて前記信号レベルが前記所定の閾値より高いか否かを検出する
    請求項3記載の固体撮像素子。
  7. 前記検出器は、前記所定の閾値を示すバイアス電圧と前記画素信号とを比較して当該比較結果を前記検出結果として出力する
    請求項3記載の固体撮像素子。
  8. 前記選択されたランプ信号の周波数が高いほど大きな除数により前記計数値を除算する除算回路をさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  9. 遮光された複数の遮光画素のそれぞれからの遮光画素信号のレベルの統計量に基づいて画素毎のサンプリング回数の最大値を設定する設定部をさらに具備し、
    前記画素信号は、遮光されていない複数の有効画素のそれぞれからの有効画素信号と前記遮光画素信号とを含む
    請求項1記載の固体撮像素子。
  10. 画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給部と、
    前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較器と、
    前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数するカウンタと、
    前記計数値から生成された画像データを記録する記録部と
    を具備する撮像装置。
  11. 画素信号の信号レベルに応じた周波数のランプ信号を供給するランプ信号供給手順と、
    前記ランプ信号と前記画素信号とを比較して比較結果を出力する比較手順と、
    前記比較結果が反転するまでの期間に亘って計数値を計数する計数手順と
    を具備する固体撮像素子の制御方法。
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