JP2019164115A - 復帰ばね、輪列機構、時計用ムーブメント及び機械式時計 - Google Patents
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Abstract
Description
この場合、例えば揺動車は第1車に対して噛み合った状態で、第2車に対して噛み合う噛合位置と、第2車に対する噛み合いが解除される解除位置と、の間で揺動可能に配置されている。揺動車が噛合位置に位置している場合には、第1車から伝わってきた動力を、揺動車を介して第2車に伝達することが可能となる。これに対して揺動車が解除位置に位置している場合には、第1車から伝わってきた動力を、揺動車を介して第2車に伝達することを防止することが可能となる。
また、揺動レバーを使用して、揺動車を噛合位置と解除位置との間で揺動可能に保持すると共に、噛合位置で揺動車を位置決めする技術も知られている(例えば特許文献2、3参照)。
さらには、押さえばね或いは針座を利用して揺動車をムーブメントの厚さ方向に押さえ込むことで、揺動車を噛合位置と解除位置との間で揺動可能に噛合位置に位置決めする技術も知られている。
そのため、横当てばねの場合には揺動車を付勢するばね力を小さくすることが望まれる。しかしながら、この場合には、横当てばねを長く形成して、ばね長を長く確保する必要があり、横当てばねを設置するための平面スペースを大きく確保する必要があった。ところが多数の時計部品が密集して配置されているムーブメントにおいて、横当てばねを設置するための平面スペースを十分に確保することは難しく、改善の余地があった。
それに加え、押さえばね或いは針座を、揺動車に対してムーブメントの厚さ方向に組み立てる必要があるので、例えば固定ねじ等で本締めする前の仮組みの間、各時計部品が浮き上がり等によってムーブメントの厚さ方向に離れ易い。そのため、組立性が悪く、改善の余地があった。
ばね本体のばね有効長さを十分に確保することができるので、ばね本体が揺動車を付勢する付勢力(弾性復元力を利用したばね力)を小さくすることが可能となり、揺動車にかかる負荷を抑制した状態で揺動車を第2位置側に向けた一方向に付勢することができる。さらに、ばね本体を平面的に小さく形成することができるので、大きな平面スペースを必要とせずに復帰ばねを取り付けることができる。従って、従来の横当てばねよりも小さいスペースで復帰ばねを取り付けることが可能である。
揺動車がばね本体の弾性力(すなわち付勢力)に抗して第2位置側から第1位置側に向けて揺動したときに、ばね本体は、揺動車の揺動に伴って揺動車の中心軸よりも付勢方向とは反対側において対向部同士が互いに接近し、且つ揺動車の中心軸よりも付勢方向側において対向部同士が互いに離間するように弾性変形する。ばね本体は、上述のように揺動車の中心軸よりも付勢方向とは反対側における少なくとも1箇所の間隔が広く形成されているので、その分だけ対向部同士を互いに接触させ難くすることができる。従って、ばね本体における対向部同士の接触を防止しながら、ばね本体をより大きく弾性変形させることができる。従って、ばね本体のばね有効長さをさらに確保することができ、平面的にさらに小さく形成することが可能となる。
さらに、ばね本体における対向部同士の接触を防止しながら、ばね本体をより大きく弾性変形させることができるので、揺動車を第1位置と第2位置との間をより大きなストロークで揺動させることができ、揺動車を有効に利用することができる。
さらに自由端部が環状に形成されているので、例えば自由端部が単なる板片状或いは棒状等に形成されている場合に比べて、復帰ばねの組み込み時に、自由端部が周辺の構造体に対して不意に接触或いは引っ掛かる等の不都合が生じ難いうえ、自由端部を意図せずに押し潰す等して例えば屈曲変形させてしまうような不都合が生じ難い。この点においても、復帰ばねを容易に取り付けることができる。
(12)本発明に係る機械式時計は、上記時計用ムーブメントを備えている。
以下、本発明に係る第1実施形態について図面を参照して説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側(すなわち、文字板のある方の側)をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側(すなわち、文字板と反対の側)をムーブメントの「表側」と称する。
なお本実施形態では、文字板からケース裏蓋に向かう方向を上側、その反対側を下側として説明する。
地板11の裏側には、文字板3が配置されている。輪列受12と地板11との間には、表輪列、表輪列の回転を制御する脱進機、脱進機を調速する調速機が主に設けられていると共に、香箱車13の内部に収容されたぜんまい14を巻き上げる巻上輪列機構15(本発明に係る輪列機構)が設けられている。なお、各図面では、表輪列、脱進機及び調速機の図示を省略している。
なお本実施形態では、手動によって巻真20を回転させてぜんまい14を巻き上げる、いわゆる手動巻きの機械式時計1を例に挙げて説明する。
図2及び図3に示すように、巻上輪列機構15は、巻真20の回転によって回転する丸穴車30と、揺動車32を有し、丸穴車30から角穴車23に動力を伝達する手動巻輪列31と、揺動車32を一方向に付勢する復帰ばね33と、を備えている。
輪列受12には、該輪列受12を上下に貫通するように形成されたねじ孔41が形成されていると共に、下方に向けて円筒状のガイド筒42が突出するように形成されている。ねじ孔41及びガイド筒42は、第2軸線O2と同軸に形成されている。
連結ねじ43は、案内リング40に下方から接触するヘッド部43aと、ねじ孔41に対して螺着されたねじ軸部43bと、を備え、輪列受12との間で案内リング40を挟み込んだ状態で輪列受12に連結されている。
第1伝達車35は、揺動車32の後述する揺動歯車32cに噛み合う第1伝達歯車35cを備えている。これにより、第1伝達車35は、揺動車32の回転に伴って第3軸線O3回りを回転可能とされている。
第2伝達車36は、第1伝達歯車35cに噛み合う第2伝達かな36cと、角穴車23の角穴歯車23aに対して噛み合う第2伝達歯車36dと、を備えている。これにより、第2伝達車36は、第1伝達車35の回転に伴って第4軸線O4回りを回転可能とされていると共に、角穴車23を回転させることが可能とされている。
揺動車32は、丸穴車30と第1伝達車35との間に位置するように、地板11と輪列受12との間に配置され、第5軸線O5回りに回転可能とされている。
揺動車32は、地板11及び輪列受12にそれぞれ形成された平面視長孔状の第1揺動孔50及び第2揺動孔51に沿って、図4に示す解除位置(本発明に係る第1位置)P1と、図2に示す噛合位置(本発明に係る第2位置)P2との間を揺動可能とされている。
従って、揺動車32の車軸及び揺動リング55は、一体となって第1揺動孔50及び第2揺動孔51に沿って揺動方向Lに移動可能とされている。
これにより、揺動車32は、揺動歯車32cが第5軸線O5回りに回転可能な状態で、第1揺動孔50及び第2揺動孔51に沿う揺動方向Lに揺動可能とされている。なお、本実施形態では、第5軸線O5回りの揺動歯車32cの回転を、単に揺動車32の回転という。
ただし、本実施形態では、揺動歯車32cは、図2及び図4に示すように、揺動車32の揺動位置に関係なく丸穴歯車30aに対しては常時噛み合っている。
従って、揺動車32は、噛合位置P2に位置しているときに、丸穴車30側からの動力を第1伝達車35側に伝えることができると共に、解除位置P1に位置しているときに、丸穴車30側から第1伝達車35側への動力伝達経路を切り離して、第1伝達車35側への動力の伝達を遮断することが可能とされている。
なお、揺動車32は、ぜんまい14の巻き上げ時、丸穴車30が第2軸線O2回りを時計方向に回転することで、図2に示す矢印の如く第5軸線O5回りを反時計方向に回転する。
図2、図3及び図5に示すように、復帰ばね33は、地板11に形成された窪み部60の内側に収納された状態で、揺動リング55を介して揺動車32を噛合位置P2側に向けて付勢して、揺動車32を第1伝達車35に対して押し付けている。第1揺動孔50は、窪み部60における底壁に形成されている。
なお、揺動車32の中心軸である第5軸線O5方向から見た平面視において、第5軸線O5に交差する方向を径方向といい、第5軸線O5回りに周回する方向を周方向という。
ばね本体71は、自由端部73から連結端部72に至るまでの間に、径方向に間隔をあけて隣り合う対向部を少なくとも2段以上有する曲線状に形成されている。本実施形態では、ばね本体71は、噛合位置P2に位置する揺動車32の第5軸線O5を中心(原点)とした極座標系においてアルキメデス曲線に沿う渦巻き状に形成されている。これにより、ばね本体71は、径方向に略等間隔で隣り合うように複数の巻き数で巻かれている。
図5に示すように、ばね本体71は、自由端部73を含むと共に径方向の最も内側に位置する最内周ばね部75と、最内周ばね部75を径方向外側から囲む第1中間ばね部76と、第1中間ばね部76を径方向外側から囲む第2中間ばね部77と、連結端部72を含むと共に第2中間ばね部77を径方向外側から囲み、径方向の最も外側に位置する最外周ばね部78と、を備え、これらがアルキメデス曲線に沿って連続して繋がった渦巻き状に形成されている。
さらに連結端部72は、第5軸線O5方向から見た平面視で、第5軸線O5を通り、且つ揺動方向Lに沿って延びる仮想軸線V上から外れた位置に配置されている。これにより、ばね本体71は、連結端部72を基点として全体が揺動方向Lに弾性変形可能に、固定枠部70に連結されている。
固定枠部70には、側壁部61側に向かって僅かに膨らんだ突起部79が、固定枠部70に沿って間隔をあけて複数形成されている。複数の突起部79は、側壁部61に対して例えば密に接触している。これにより、固定枠部70は、複数の突起部79を介して側壁部61の内側に嵌合した状態で窪み部60内に配置されている。
次いで、上述のように構成された復帰ばね33を含む巻上輪列機構15を備えた機械式時計1の作用について説明する。
そして、角穴車23を第3回転方向M3に回転させることで、香箱真を介して香箱車13の内部に収容されているぜんまい14を巻き上げることができる。
これらのことから、揺動車32はぜんまい14の巻き上げ時とは逆の時計方向に第5軸線O5回りを回転しながら、揺動方向Lに沿って噛合位置P2から解除位置P1に向けて揺動する。これより、巻真20からの動力が角穴車23側に伝わってしまうことを防止することができる。
揺動車32が図2及び図5に示す噛合位置P2から、図4及び図6に示す解除位置P1に向けて揺動すると、自由端部73が揺動リング55を介して揺動車32に解除位置P1側から接触した状態で、ばね本体71が揺動車32の揺動に応じて径方向に弾性変形する。このとき、ばね本体71は、間隔をあけて径方向に隣り合う対向部同士(すなわち、最内周ばね部75、第1中間ばね部76、第2中間ばね部77、最外周ばね部78)が、揺動方向Lにおいて互いに接近或いは離間するように弾性変形する。
その結果、揺動車32を噛合位置P2に復帰させることができる。
さらに、ばね本体71を平面的に小さく形成することができるので、大きな平面スペースを必要とせずに復帰ばね33を取り付けることができる。従って、従来の横当てばねよりも小さいスペースで復帰ばね33を取り付けることが可能である。
さらに、固定枠部70が環状に形成されているので、ばね本体71をがたつき少なく安定して片持ち状に支持することができ、ばね本体71を利用した上述の作用効果をより一層適切に奏功することができる。
上記第1実施形態では、図5に示すように、自由端部73を揺動車32よりも解除位置P1側に配置すると共に、揺動リング55を介して揺動車32に解除位置P1側から接触させることで、揺動車32を噛合位置P2側に付勢したが、この場合に限定されるものではない。
例えば図5において、自由端部73を揺動車32よりも噛合位置P2側に配置させ、揺動リング55に対して自由端部73を溶接等によって一体に固着、或いは係合等により一体に連結しても良い。これにより、自由端部73により、揺動リング55を介して揺動車32を噛合位置P2側に引っ張るように付勢することが可能である。従って、この場合であっても、同様の作用効果を奏功することができる。
いずれにしても、揺動車32を噛合位置P2側に付勢できれば、揺動車32に対する自由端部73の相対的な位置関係は適宜変更して構わない。ただし、上記第1実施形態のように構成した場合には、揺動車32に対して自由端部73を解除位置P1側から押し当てるだけの簡便な構成で、揺動車32に対して復帰ばね33を組み合わせることができるので、復帰ばね33を容易に取り付けることが可能である。
例えば、図7に示すように、固定枠部81の形状を、揺動方向Lに長い平面視楕円状に形成した復帰ばね80としても構わない。この場合には、固定枠部81自体のサイズを小さくし易いので、平面的にさらに小さい形状の復帰ばね80とすることができる。なお、固定枠部81の形状を、例えば平面視円形状、角形状に形成しても構わない。
さらには、例えば図8に示すように固定枠部91を環状に形成するのではなく、ばね本体71を径方向外側から部分的に囲むように形成した固定枠部91を有する復帰ばね90としても構わない。
このように、本発明において、固定枠部の形状は特定の形状に限定されるものではなく、例えば地板11の形状、或いは地板11に形成された窪み部60の形状等に応じて適宜変更して構わない。
この場合、最内周ばね部75、第1中間ばね部76、第2中間ばね部77及び最外周ばね部78は、それぞれ湾曲部102及び直線部103が組み合わされることで形成されている。
なお、図11に示す復帰ばね120では、第2中間ばね部77と最外周ばね部78との間に、第3中間ばね部122を備え、ばね本体101の巻き数が1巻分多い復帰ばね120としている。このように構成された復帰ばね120の場合には、固定枠部121を含めた復帰ばね120の全体の形状を渦巻き状に形成することができるので、平面的にさらに小さい形状の復帰ばね120とすることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
ただし揺動歯車32cは、図12及び図14に示すように、揺動車32の揺動位置に関係なく第1伝達歯車35cに対しては常時噛み合っている。
従って、揺動車32は、噛合位置P2に位置しているときに、第1伝達車35を介した丸穴車30側からの動力を第2伝達車36側に伝えることができると共に、解除位置P1に位置しているときに、第1伝達車35を介した丸穴車30側から第2伝達車36側への動力伝達経路を切り離して、第2伝達車36側への動力の伝達を遮断することが可能とされている。
図12、図13及び図15に示すように、復帰ばね140は、地板11に形成されたばね用凹部135の内側に収納されている。そして復帰ばね140は、揺動リング55を介して揺動車32を噛合位置P2側に向けて付勢して、揺動車32を第2伝達車36に対して押し付けている。なお、第1揺動孔50は、ばね用凹部135における底壁に形成されている。
ばね本体142は、自由端部146から連結端部145に至るまでの間に、径方向に間隔をあけて隣り合う対向部を少なくとも2段以上有する曲線状に形成されている。本実施形態では、ばね本体142は、揺動車32を径方向の外側から4段(多段)に囲む渦巻き状に形成されている。
なお、図示の例では、自由端部146が揺動リング55の外周面に隙間なく接触するように図示しているが、自由端部146と揺動リング55との間には僅かな隙間が形成されていても構わない。
具体的には、ばね本体142は、揺動車32の第5軸線O5よりも付勢方向とは反対側(すなわち解除位置P1から噛合位置P2に向かう方向とは反対側)において、互いに隣り合う対向部(最内周ばね部150、第1中間ばね部151、第2中間ばね部152及び最外周ばね部153)同士の間に形成される揺動方向Lに沿った各間隔H1、H2、H3のうちの少なくとも1箇所が、揺動車32の第5軸線O5よりも付勢方向(すなわち解除位置P1から噛合位置P2に向かう方向)側において、互いに隣り合う対向部(最内周ばね部150、第1中間ばね部151、第2中間ばね部152及び最外周ばね部153)同士の間に形成される揺動方向Lに沿った各間隔H4、H5、H6よりも広く形成されている。
第1中間ばね部151と第2中間ばね部152との間の揺動方向Lに沿った間隔のうち、第5軸線O5よりも付勢方向とは反対側に位置する部分の間隔が間隔H2とされ、第5軸線O5よりも付勢方向側に位置する部分の間隔が間隔H5とされている。
第2中間ばね部152と最外周ばね部153との間の揺動方向Lに沿った間隔のうち、第5軸線O5よりも付勢方向とは反対側に位置する部分の間隔が間隔H3とされ、第5軸線O5よりも付勢方向側に位置する部分の間隔が間隔H6とされている。
なお、これらの各間隔の関係は、図16に示すように、ばね本体142に対して揺動車32が組み合わされる前のばね本体142の自然状態の段階から当然に維持されている。なお、ばね本体142は、自然状態において第1揺動孔50よりも付勢方向側に僅かに寄った位置で静止している。そのため、図15に示すようにばね本体142と揺動車32とを組み合わせることで、上記各間隔の関係を維持した状態で、ばね本体142が揺動車32を噛合位置P2に向けて付勢することが可能とされている。
次いで、上述のように構成された復帰ばね140を含む巻上輪列機構130を備えた機械式時計1の場合であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
すなわち、手動によってぜんまい14の巻き上げを行う場合には、第1実施形態と同様に、りゅうず21を介して巻真20を第1回転方向M1に回転操作して、図12に示すように丸穴車30を第2軸線O2回りに時計方向に回転させる。
このように、丸穴車30に伝わった動力を、第1伝達車35及び揺動車32を介して第2伝達車36に伝えることができると共に、さらに第2伝達車36を介して角穴車23に伝えることができる。そして、角穴車23を第3回転方向M3に回転させることで、香箱真を介して香箱車13の内部に収容されているぜんまい14を巻き上げることができる。
これらのことから、揺動車32はぜんまい14の巻き上げ時とは逆の時計方向に第5軸線O5回りを回転しながら、揺動方向Lに沿って噛合位置P2から、図14及び図17に示す解除位置P1に向けて揺動する。これより、巻真20からの動力が角穴車23側に伝わってしまうことを防止することができる。
揺動車32が図12及び図15に示す噛合位置P2から、図14及び図17に示す解除位置P1に向けてばね本体142の弾性力(付勢力)に抗して揺動すると、ばね本体142が揺動車32の揺動に応じて径方向に弾性変形する。このとき、ばね本体142は、間隔をあけて径方向に隣り合う対向部同士(すなわち、最内周ばね部150、第1中間ばね部151、第2中間ばね部152、最外周ばね部153)が、揺動方向Lにおいて互いに接近或いは離間するように弾性変形する。
従って、ばね本体142における対向部(最内周ばね部150、第1中間ばね部151、第2中間ばね部152、最外周ばね部153)同士の接触を防止しながら、ばね本体142をより大きく弾性変形させることができる。従って、ばね本体142のばね有効長さをさらに確保することができ、平面的にさらに小さく形成することが可能となる。
復帰ばねとしては、揺動方向に沿って第1位置と第2位置との間を揺動する揺動車を付勢できれば良く、種々の輪列機構に用いることが可能である。
いずれにしても、ばね本体は、自由端部から連結端部に至るまでの間に、径方向に間隔をあけて隣り合う対向部を少なくとも2段以上有する曲線状に形成されていれば良い。
V…仮想軸線
O5…第5軸線(揺動車の中心軸)
P1…解除位置(第1位置)
P2…噛合位置(第2位置)
1…機械式時計
10…ムーブメント(時計用ムーブメント)
13…香箱車
14…ぜんまい
15、130…巻上輪列機構(輪列機構)
20…巻真
23…角穴車
30…丸穴車
32…揺動車
33、80、90、100、110、120、140…復帰ばね
35…第1伝達車(伝達車)
36…第2伝達車(伝達車)
70、81、91、121、141…固定枠部
71、101、142…ばね本体
72、145…連結端部
73、146…自由端部
75、150…最内周ばね部(ばね本体の対向部)
76、151…第1中間ばね部(ばね本体の対向部)
77、152…第2中間ばね部(ばね本体の対向部)
78、153…最外周ばね部(ばね本体の対向部)
102…湾曲部
103…直線部
Claims (12)
- 揺動方向に沿って第1位置と第2位置との間を揺動可能に配置された揺動車を、第1位置側から第2位置側に向けて付勢する復帰ばねであって、
固定枠部と、
基端部が前記固定枠部に連結された連結端部とされ、且つ先端部が前記揺動車に対して接触可能な自由端部とされた、弾性変形可能な片持ち状のばね本体と、を備え、
前記自由端部は、前記揺動車に対して、前記揺動車を前記第2位置側に向けて付勢した状態で接触可能とされ、
前記ばね本体は、前記自由端部から前記連結端部に至るまでの間に、前記揺動車の軸方向から見て前記揺動車の中心軸に対して交差する径方向に、間隔をあけて隣り合う対向部を少なくとも2段以上有する曲線状に形成されている、復帰ばね。 - 請求項1に記載の復帰ばねにおいて、
前記自由端部は、前記揺動車よりも前記第1位置側に配置されると共に、前記揺動車に対して前記第1位置側から接触可能とされている、復帰ばね。 - 請求項1又は2に記載の復帰ばねにおいて、
前記ばね本体は、前記揺動車を径方向の外側から多段に囲む渦巻き状に形成されている、復帰ばね。 - 請求項3に記載の復帰ばねにおいて、
前記ばね本体は、
前記揺動車の前記中心軸よりも付勢方向とは反対側において、互いに隣り合う前記対向部同士の間に形成される前記揺動方向に沿った各間隔のうちの少なくとも1箇所が、前記揺動車の前記中心軸よりも前記付勢方向側において、互いに隣り合う前記対向部同士の間に形成される前記揺動方向に沿った各間隔よりも広く形成されている、復帰ばね。 - 請求項3又は4に記載の復帰ばねにおいて、
前記ばね本体は、前記揺動車の前記中心軸を中心としたアルキメデス曲線に沿うように湾曲した湾曲部と、前記揺動方向に沿って直線状に延びた直線部と、が前記ばね本体の長手方向に交互に並んだ渦巻き状に形成されている、復帰ばね。 - 請求項3から5のいずれか1項に記載の復帰ばねにおいて、
前記連結端部は、前記揺動車の前記中心軸を通過し、且つ前記揺動方向に沿って延びる仮想軸線上から外れた位置に配置され、
前記ばね本体は、前記連結端部を基点として、全体が前記揺動方向に弾性変位可能とされている、復帰ばね。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の復帰ばねにおいて、
前記自由端部は、前記揺動車の車軸を径方向の外側から囲む環状に形成されている、復帰ばね。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の復帰ばねにおいて、
前記固定枠部は、前記ばね本体を径方向の外側から囲む環状に形成されている、復帰ばね。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の復帰ばねを備えている、輪列機構。
- 請求項9に記載の輪列機構において、
巻真の回転操作により回転する丸穴車と、
回転によって香箱車の内部のぜんまいを巻き上げる角穴車に対して、動力を伝達する伝達車と、
前記丸穴車と前記伝達車との間に配置され、前記丸穴車から前記伝達車に前記動力を伝達すると共に、前記復帰ばねによって付勢された前記揺動車と、を備え、
前記第1位置は、前記伝達車に対する前記揺動車の噛み合いが解除されると共に、前記丸穴車側から前記揺動車を介した前記伝達車側への前記動力の伝達を遮断する解除位置とされ、
前記第2位置は、前記伝達車に対して前記揺動車が噛み合うと共に、前記丸穴車側から前記揺動車を介した前記伝達車側への前記動力の伝達を許容する噛合位置とされ、
前記揺動車は、前記解除位置と前記噛合位置との間を前記揺動方向に沿って揺動可能とされていると共に、前記復帰ばねによって前記噛合位置に向けて付勢されている、輪列機構。 - 請求項9又は10に記載の輪列機構を備えている、時計用ムーブメント。
- 請求項11に記載の時計用ムーブメントを備えている、機械式時計。
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