JP2019163903A - 乾燥装置、塗工膜形成装置、および乾燥方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗工膜の幅方向の乾燥ムラを抑制できる乾燥装置、塗工膜形成装置、および乾燥方法を提供する。【解決手段】この乾燥装置は、シート状の基材9を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部と、搬送経路上の基材9に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥部と、塗工液の乾燥の程度を測定する測定部と、各部を制御する制御部とを備える。乾燥部は、基材9の幅方向に配列され、乾燥強度を調整可能な複数の加熱ユニット60を有する加熱部510を含む。測定部は、加熱部510の上流側において測定を行う。制御部は、測定部の測定結果に基づいて、幅方向の位置毎に、加熱ユニット60の乾燥強度を変更するこれにより、塗工膜の幅方向の乾燥ムラを抑制できる。【選択図】図4
Description
本発明は、シート状の基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥装置、当該乾燥装置を備えた塗工膜形成装置、およびシート状の基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥方法に関する。
従来、リチウムイオン二次電池等の化学電池の製造工程では、シート状の基材(例えば金属箔)の表面に、電極膜となる塗工膜を形成する処理が行われる。当該処理においては、例えば、長尺帯状の基材をいわゆるロールトゥロール方式で搬送しつつ、基材の表面に電極材料を含む塗工液を塗布する。その後、基材をさらに搬送しつつ、基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる。基材の表面に塗布された塗工膜を乾燥させる従来の乾燥装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1の乾燥装置は、基材が通過する乾燥炉と、乾燥炉内に熱風を吹き出す機構とにより、塗工膜を乾燥させる。
このような乾燥装置において、塗工膜に対して均一に熱風を吹き付けると、塗工膜の端部から乾燥が進行する。端部と、その他の部分との乾燥の程度が異なると、乾燥の進行に伴い、塗工膜にひび割れ等の不良が生じる虞がある。特に、長尺帯状の基材においては、搬送方向には張力が掛かっているが、搬送方向に直交する幅方向には張力がかかっていない。このため、塗工膜の幅方向の端部に不良が生じやすい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、塗工膜の幅方向の乾燥ムラを抑制できる乾燥装置、塗工膜形成装置、および乾燥方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、シート状の基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥装置であって、前記基材を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送経路上の前記基材に塗布された前記塗工液を乾燥させる乾燥部と、前記塗工液の乾燥の程度の幅方向の分布を測定する測定部と、各部を制御する制御部と、を備え、前記乾燥部は、前記基材の幅方向に配列され、乾燥強度を調整可能な複数の加熱ユニットを有する加熱部を含み、前記測定部は、前記加熱部の上流側において測定を行い、前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づいて、幅方向の位置毎に、前記加熱ユニットの前記乾燥強度を変更する。
本願の第2発明は、第1発明の乾燥装置であって、前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づいて、前記塗工液の幅方向端部が幅方向中央よりも乾燥の程度が大きいと判断した場合、幅方向端部における乾燥の程度と、幅方向中央における乾燥の程度との差が大きい程、幅方向端部に配置された前記加熱ユニットの乾燥強度を低下させる。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の乾燥装置であって、前記測定部は、前記塗工液の画像を取得する画像取得部を含む。
本願の第4発明は、第1発明または第2発明の乾燥装置であって、前記測定部は、前記塗工液の温度分布を測定する。
本願の第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれかの乾燥装置であって、前記加熱ユニットはそれぞれ、前記基材の表面に対して熱風を供給する熱風供給機構である。
本願の第6発明は、第1発明ないし第4発明のいずれかの乾燥装置であって、前記加熱ユニットはそれぞれ、前記基材の表面に対して赤外線を照射する赤外線照射機構である。
本願の第7発明は、第1発明ないし第6発明のいずれかの乾燥装置であって、搬送方向に配列された複数の前記乾燥部と、前記乾燥部のそれぞれに対応する複数の前記測定部と、を備える。
本願の第8発明は、長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成装置であって、第1発明ないし第7発明のいずれかの乾燥装置と、前記乾燥部よりも上流側において、前記基材の表面に前記塗工液を塗布する塗工部と、を備える。
本願の第9発明は、シート状の基材を所定の搬送経路に沿って搬送しつつ、前記基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥方法であって、a)前記塗工液の乾燥の程度を測定する測定工程と、b)前記工程a)の測定結果に基づいて、幅方向に配列された複数の加熱ユニットのそれぞれについて、乾燥強度を決定する乾燥強度決定工程と、c)前記工程b)の決定に基づいて、前記加熱ユニットを駆動させ、前記塗工液の乾燥処理を行う乾燥工程と、を有する。
本願の第1発明〜第9発明によれば、測定部の測定した塗工液の乾燥の程度の幅方向の分布に基づいて、加熱部による乾燥強度の幅方向の分布を調整可能である。これにより、塗工膜の幅方向の乾燥ムラを抑制できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.塗工膜形成装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る塗工膜形成装置1の構成を示した図である。この塗工膜形成装置1は、長尺帯状の基材9を長手方向に搬送しつつ、基材9の表面に、塗工液を塗布し、その後に塗工液を乾燥させて塗工膜を形成する装置である。本実施形態の塗工膜形成装置1は、電極材料である活物質を含む塗工液を塗工して塗工膜を形成することにより、リチウムイオン二次電池の電極を製造する装置である。基材9には、例えば、銅箔やアルミニウム箔などの金属箔が用いられる。図1に示すように、塗工膜形成装置1は、搬送部10、塗工部20、3つの乾燥部30、3つの測定部40および制御部90を有する。
図1は、本発明の一実施形態に係る塗工膜形成装置1の構成を示した図である。この塗工膜形成装置1は、長尺帯状の基材9を長手方向に搬送しつつ、基材9の表面に、塗工液を塗布し、その後に塗工液を乾燥させて塗工膜を形成する装置である。本実施形態の塗工膜形成装置1は、電極材料である活物質を含む塗工液を塗工して塗工膜を形成することにより、リチウムイオン二次電池の電極を製造する装置である。基材9には、例えば、銅箔やアルミニウム箔などの金属箔が用いられる。図1に示すように、塗工膜形成装置1は、搬送部10、塗工部20、3つの乾燥部30、3つの測定部40および制御部90を有する。
搬送部10は、基材9を所定の搬送経路に沿って搬送する機構である。本実施形態の搬送部10は、基材9の長手方向が搬送方向となるように、基材9を搬送する。搬送部10は、巻き出しローラ11、複数の搬送ローラ12、および巻き取りローラ13を有する。基材9は、巻き出しローラ11から送り出され、複数の搬送ローラ12により規定される搬送経路に沿って搬送される。各搬送ローラ12は、水平軸を中心として回転することによって、基材9を搬送経路の下流側へ案内する。また、複数の搬送ローラ12に基材9が接触することで、基材9に搬送方向の張力が付与される。これにより、搬送中における基材9の弛みや皺が抑制される。搬送後の基材9は、巻き取りローラ13へ回収される。なお、搬送ローラ12の位置や数は、必ずしも図1の通りでなくてもよい。
搬送部10は、さらに、乾燥部30よりも搬送経路の上流側に配置されたバックアップローラ14を有する。バックアップローラ14は、円柱形状のローラであり、基材9の裏面に接触しつつ、水平軸を中心として回転する。これにより、バックアップローラ14は、基材9の裏面を支持するとともに、搬送ローラの役割も兼ねる。
塗工部20は、搬送部10により搬送される基材9の表面に、塗工液を塗布する機構である。塗工部20は、塗工ノズル21、給液配管22、塗工液供給源23および開閉弁24を有する。
塗工ノズル21は、バックアップローラ14に支持された基材9の表面に対向する。塗工ノズル21には、例えば、幅方向(基材9の長手方向に直交する水平方向)に沿って延びるスリット状の吐出口を有する、いわゆるスリットノズルが用いられる。
塗工ノズル21は、給液配管22を介して、塗工液供給源23に接続されている。また、給液配管22には、開閉弁24が介挿されている。このため、開閉弁24を開放すると、塗工液供給源23から給液配管22を通って塗工ノズル21に塗工液が供給され、塗工ノズル21の吐出口から、バックアップローラ14に支持された基材9の表面へ向けて、塗工液が吐出される。これにより、基材9の表面に塗工液が塗布される。
なお、塗工ノズル21は、必ずしもバックアップローラ14に支持された基材9の表面に対して、塗工液を吐出するものでなくてもよい。例えば、隣り合うローラの間に掛け渡された基材9の表面に対して、塗工液を吐出するものであってもよい。
3つの乾燥部30は、塗工部20よりも搬送経路の下流側に配置されている。乾燥部30はそれぞれ、搬送経路上の基材9に塗布された塗工液を乾燥させる。具体的には、各乾燥部30は、搬送部10により搬送される基材9を、乾燥炉50内において加熱する。これにより、基材9の表面に塗布された塗工液中の溶剤が気化する。その結果、塗工液が乾燥して、塗工膜が形成される。
3つの測定部40は、それぞれ、3つの乾燥部30の複数の後述する加熱部510,520の上流側に配置される。すなわち、3つの測定部40は、3つの乾燥部30のそれぞれに対応する。測定部40はそれぞれ、基材9上の塗工液の乾燥の程度の幅方向の分布を測定する。
本実施形態の測定部40は、基材9の表面に塗工された塗工液の画像を取得する画像取得部である。測定部40には、CCDカメラ等の撮像装置が用いられる。また、測定部40は、乾燥部30の乾燥炉50の内部に配置される。しかしながら、測定部40は、他の位置に配置されてもよい。例えば、測定部40は、乾燥炉50の上流側に配置されてもよいし、乾燥炉50の外部から透明な窓を介して乾燥炉50内を搬送される基材9上の塗工液の画像を取得してもよい。
制御部90は、塗工膜形成装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部90は、CPU等の演算処理部901、RAM等のメモリ902、およびハードディスクドライブ等の記憶部903を有するコンピュータにより構成されている。図2は、塗工膜形成装置1内の制御系統を示したブロック図である。図2に示すように、制御部90は、搬送部10と、塗工部20の開閉弁24と、乾燥部30の後述する第1給気ブロワ513、第1ヒータ514、第2給気ブロワ523、第2ヒータ524、第1排気ブロワ533、および第2排気ブロワ543と、測定部40と、それぞれ電気的に接続されている。
制御部90は、記憶部903に記憶されたコンピュータプログラムやデータを、メモリ902に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムおよびデータに基づいて、演算処理部901が演算処理を行うことにより、塗工膜形成装置1内の各部を動作制御する。これにより、塗工膜形成装置1における塗工・乾燥処理が進行する。
図2に示すように、制御部90は、演算処理部901によるプログラム処理によってソフトウェア的に実現される機能処理部として、後述する加熱ユニット60毎の乾燥強度を決定する乾燥強度決定部91を有する。
乾燥強度決定部91は、測定部40の測定結果に基づいて、複数の乾燥部30の各加熱ユニット60の乾燥強度を決定する。本実施形態では、乾燥強度決定部91は、測定部40の取得した画像に基づいて、塗工液の色の分布から塗工液の乾燥の程度を判断する。例えば、活物質のバインダとしてスチレン−ブタジエン共重合体(SBR)を用いる場合、乾燥前は黒色であるのに対し、乾燥後は薄い灰色となる。このため、乾燥強度決定部91は、測定部40の取得した画像から、塗工液の各部分の色を解析することによって、その乾燥の程度を判断することができる。
ここで、3つの乾燥部30を上流側から順に第1乾燥部31、第2乾燥部32および第3乾燥部33と称する。また、3つの測定部40を上流側から順に第1測定部41、第2測定部42および第3測定部43と称する。乾燥強度決定部91は、第1測定部41の測定結果(取得画像)に基づいて、第1乾燥部31に含まれる各加熱ユニット60の乾燥強度を決定する。乾燥強度決定部91は、第2測定部42の測定結果に基づいて、第2乾燥部32に含まれる各加熱ユニット60の乾燥強度を決定する。また、乾燥強度決定部91は、第3測定部43の測定結果に基づいて、第3乾燥部33に含まれる各加熱ユニット60の乾燥強度を決定する。
<2.乾燥部の構成>
続いて、乾燥部30のより詳細な構成について説明する。3つの乾燥部30はそれぞれ同等の構成である。本実施形態では、3つの乾燥部30と、上記の搬送部10および制御部90によって本発明の乾燥装置が構成される。
続いて、乾燥部30のより詳細な構成について説明する。3つの乾燥部30はそれぞれ同等の構成である。本実施形態では、3つの乾燥部30と、上記の搬送部10および制御部90によって本発明の乾燥装置が構成される。
図3は、乾燥部30の構成を示した図である。図3に示すように、乾燥部30は、乾燥炉50、第1熱風供給機構51、第2熱風供給機構52、第1排気機構53、および第2排気機構54を有する。
乾燥炉50は、塗工液を乾燥させるための処理空間を内部に有する筐体である。乾燥炉50の一方の端面には、基材9の搬入口501が設けられている。また、乾燥炉50の他方の端面には、基材9の搬出口502が設けられている。搬送部10により搬送される基材9は、搬入口501から乾燥炉50の内部へ搬入され、乾燥炉50の内部において乾燥処理を受けた後、搬出口502から乾燥炉50の外部へ搬出される。すなわち、乾燥炉50の内部には、基材9の搬送経路の一部分が配置されている。
本実施形態では、乾燥炉50の内部において、基材9は、塗工液が塗布された処理面を上側に向けた状態で、水平に搬送される。ただし、乾燥炉50内における基材9の姿勢は、必ずしも水平でなくてもよい。
乾燥炉50の内部には、複数の第1加熱部510、複数の第2加熱部520、複数の第1排気部530、および、複数の排気部540が設けられている。第1加熱部510および第1排気部530は、乾燥炉50内の基材9の搬送経路よりも上側の空間に配置される。また、第1加熱部510および第1排気部530は、基材9の上面に対向して配置される。第2加熱部520および第2排気部540は、乾燥炉50内の基材9の搬送経路よりも下側の空間に配置される。また、第2加熱部520および第2排気部540は、基材9の下面に対向して配置される。
乾燥部30の稼働時には、図2中の白抜き矢印のように、複数の第1加熱部510および複数の第2加熱部520から基材9へ向けて、熱風が吐出される。また、図2中のハッチング付きの矢印のように、乾燥炉50内の気体が、複数の第1排気部530および複数の第2排気部540へ吸い込まれる。乾燥炉50内の基材9は、これらの給排気により生じる圧力によって、所定の高さに浮上した状態で搬送される。
第1熱風供給機構51は、複数の第1加熱部510を介して、乾燥炉50の内部へ熱風を供給する。図3に示すように、第1熱風供給機構51は、第1共通配管511、複数の第1分岐配管512、第1給気ブロワ513、第1ヒータ514、および複数の第1加熱部510を有する。
第1共通配管511の上流側の端部は、第1給気ブロワ513に接続される。第1共通配管511の下流側の端部と、複数の第1分岐配管512の上流側の端部とは、互いに接続される。また、各第1分岐配管512の下流側の端部は、それぞれ第1加熱部510と接続される。第1共通配管511には、第1共通配管511内の気体を加熱するヒータ514が介挿される。第1加熱部510は、第1共通配管511および第1分岐配管512を介して供給された熱風を基材9へ向かって吐出する給気口である。
第1給気ブロワ513および第1ヒータ514を動作させると、第1給気ブロワ513から第1共通配管511内に空気が送り込まれ、当該空気が第1ヒータ514において加熱されて、熱風となる。その後、熱風は各第1分岐配管512へ分岐して流れ、複数の第1加熱部510から基材9の上面に向けて、熱風が吐出される。
第2熱風供給機構52は、複数の第2加熱部520を介して、乾燥炉50の内部へ熱風を供給する。第2熱風供給機構52は、第2共通配管521、複数の第2分岐配管522、第2給気ブロワ523、第2ヒータ524、および複数の第2加熱部520を有する。
第2共通配管521の上流側の端部は、第2給気ブロワ523に接続される。第2共通配管521の下流側の端部と、複数の第2分岐配管522の上流側の端部とは、互いに接続される。また、各第2分岐配管522の下流側の端部は、それぞれ第2加熱部520と接続される。第2共通配管521には、第2共通配管521内の気体を加熱するヒータ524が介挿される。第2加熱部520は、第2共通配管521および第2分岐配管522を介して供給された熱風を基材9へ向かって吐出する給気口である。
第2給気ブロワ523および第2ヒータ524を動作させると、第2給気ブロワ523から第2共通配管521内に空気が送り込まれ、当該空気が第2ヒータ524において加熱されて、熱風となる。その後、熱風は各第2分岐配管522へ分岐して流れ、複数の第2加熱部520から基材9の下面に向けて、熱風が吐出される。
第1排気機構53は、乾燥炉50の内部から、複数の第1排気部530を介して気体を排出する。第1排気機構53は、第1集合配管531、複数の第1個別配管532、第1排気ブロワ533、および複数の第1排気部530を有する。
第1集合配管531の下流側の端部は、第1排気ブロワ533に接続される。第1集合配管531の上流側の端部と、複数の第1個別配管532の下流側の端部とは、互いに接続される。また、各第1個別配管532の上流側の端部は、それぞれ第1排気部530と接続される。第1排気部530は、第1個別配管532および第1集合配管531を介して乾燥炉50内の気体を外部へと排出するための排気口である。
第1排気ブロワ533を動作させると、第1集合配管531および複数の第1個別配管532の内部に負圧が生じる。これにより、乾燥炉50内の気体が、複数の第1排気部530を介して複数の第1個別配管532へと吸い込まれる。そして、複数の第1個別配管532内の気体は、下流側へ流れて、第1集合配管531へ合流する。その後、第1集合配管531内の気体は、第1排気ブロワ533によって、塗工膜形成装置1の設置された工場内の排気ラインへ排出される。
第2排気機構54は、乾燥炉50の内部から、複数の第2排気部540を介して気体を排出する。第2排気機構54は、第2集合配管541、複数の第2個別配管542、第2排気ブロワ543、および複数の第2排気部540を有する。
第2集合配管541の下流側の端部は、第2排気ブロワ543に接続される。第2集合配管541の上流側の端部と、複数の第2個別配管542の下流側の端部とは、互いに接続される。また、各第2個別配管542の上流側の端部は、それぞれ第2排気部540と接続される。第2排気部540は、第2個別配管542および第2集合配管541を介して乾燥炉50内の気体を外部へと排出するための排気口である。
第2排気ブロワ543を動作させると、第2集合配管541および複数の第2個別配管542の内部に負圧が生じる。これにより、乾燥炉50内の気体が、複数の第2排気部540を介して複数の第2個別配管542へと吸い込まれる。そして、複数の第2個別配管542内の気体は、下流側へ流れて、第2集合配管541へ合流する。その後、第2集合配管541内の気体は、第2排気ブロワ543によって、工場内の排気ラインへ排出される。
乾燥部30において乾燥処理を行う際には、第1熱風供給機構51、第2熱風供給機構52、第1排気機構53および第2排気機構54を同時に動作させる。これにより、第1加熱部510および第2加熱部520から乾燥炉50内に熱風が供給されるとともに、乾燥炉50内の気体が第1排気部530および第2排気部540を介して排出される。これにより、基材9上に塗布された塗工液を熱風乾燥させるとともに、乾燥炉50内の圧力が上昇するのが抑制される。
なお、本実施形態では、基材9の搬送経路の上方において、3つの第1加熱部510と1つの第1排気部530とが、搬送方向に沿って交互に配置されている。また、基材9の搬送経路の下方において、複数の第2加熱部520は、搬送方向に沿って間隔を空けて配列され、その上流側および下流側の端部付近に、それぞれ第2排気部540が配置されている。ただし、複数の第1加熱部510、複数の第2加熱部520、複数の第1排気部530、および複数の第2排気部540は、乾燥炉50内の他の位置に配置されていてもよい。例えば、第1加熱部510と第1排気部530とが、搬送方向に沿って1つずつ交互に配置されていてもよい。
続いて、第1加熱部510の詳細な構成について説明する。図4は、搬送方向から見た第1加熱部510および第2加熱部520の構成を示した図である。
図4に示すように、第1加熱部510はそれぞれ、複数の加熱ユニット60を有する。図4の例では、第1加熱部510は、7つの加熱ユニット60を有する。1つの第1加熱部510に含まれる複数の加熱ユニット60は、搬送経路に直交する方向(基材9の幅方向)に配列される。
本実施形態では、第1分岐配管512は、主配管71および7つの末端配管72とにより構成される。主配管71の上流側の端部は、第1共通配管511の下流側の端部と接続される。主配管71の下流側の端部は、7つの末端配管72の上流側の端部と接続される。各末端配管72の下流側の端部は、それぞれ加熱ユニット60に接続される。末端配管72のそれぞれには、風量調整ダンパ73が介挿される。風量調整ダンパ73は、制御部90からの指令に従って、末端配管72内を通過する熱風の風量を調整可能である。これにより、各加熱ユニット60から吐出する熱風の風量を調整可能である。すなわち、各加熱ユニット60は、個々に、その乾燥強度を調整可能である。
<3.塗工膜形成処理の流れについて>
続いて、塗工膜形成装置1における乾燥処理を含む塗工膜形成処理の流れについて、図5を参照しつつ説明する。図5は、塗工膜形成装置1における塗工膜形成処理の流れを示したフローチャートである。
続いて、塗工膜形成装置1における乾燥処理を含む塗工膜形成処理の流れについて、図5を参照しつつ説明する。図5は、塗工膜形成装置1における塗工膜形成処理の流れを示したフローチャートである。
図5に示すように、塗工膜形成装置1において、塗工処理および乾燥処理を含む塗工膜形成処理を開始すると、搬送部10による基材9の搬送が開始される(ステップS1)。また、基材9の搬送開始の前後において、各乾燥部30において、予熱動作が開始される。
巻き出しローラ11から送り出された基材9がバックアップローラ14に達すると、塗工ノズル21によって塗工液が塗布される(ステップS2)。
続いて、塗工液が塗布された基材9が乾燥部30へと達し、乾燥部30による乾燥工程が開始される(ステップS3)。乾燥工程では、まず、各乾燥部30へと達した基材9は、測定部40によってその画像が撮影される。すなわち、測定部40によって、塗工液の乾燥の程度が測定される(ステップS4)。
そして、取得された当該画像に基づいて、制御部90の乾燥強度決定部91が、各乾燥部30における加熱ユニット60毎の乾燥強度を決定する(ステップS5)。具体的には、第1乾燥部31における各加熱ユニット60の乾燥強度は、第1測定部41の取得した画像に基づいて決定される。第2乾燥部32における各加熱ユニット60の乾燥強度は、第2測定部42の取得した画像に基づいて決定される。また、第3乾燥部33における各加熱ユニット60の乾燥強度は、第3測定部43の取得した画像に基づいて決定される。
その後、乾燥強度決定部91は、各乾燥部30の各加熱ユニット60の乾燥強度を、ステップS5において決定した乾燥強度に変更する(ステップS6)。具体的には、制御部90が、各乾燥部30の各風量調整ダンパ73の開口度を変更する。
続いて、制御部90は、乾燥処理が終了したか否かを判断する(ステップS7)。具体的には、基材9のうち、塗工液が塗布された部分が全ての乾燥部30を通過したか否かが判断される。ステップS7において乾燥処理が終了していないと判断すると、制御部90は、ステップS4へと戻る。本実施形態では、各乾燥部30における乾燥程度の測定(ステップS4)、乾燥強度の決定(ステップS5)および乾燥強度の変更(ステップS6)は、定期的(例えば10秒毎)に行われる。
ステップS7において乾燥処理が終了したと判断すると、制御部90は、乾燥処理を終了する(ステップS8)。
上記の乾燥処理において、各測定部40は、例えば、各加熱ユニット60の幅方向の位置に対応する領域毎に乾燥の程度を測定する。本実施形態の場合、測定部40は、幅方向に配列された7つの加熱ユニット60に対応する7つの幅方向の領域毎に、取得した画像の色レベルを、複数段階(例えば5段階)に振り分ける。そして、全ての領域の色レベルが同一段階の場合、塗工液の乾燥の程度が一様であると判断する。
各測定部40の測定した塗工液の乾燥の程度が、幅方向において一様である場合、上述のように、その後乾燥部30において幅方向に一様の乾燥強度で乾燥処理を行うと、幅方向両端部において、幅方向中央に比べて乾燥が進みやすい。そこで、乾燥強度決定部91は、幅方向両端部に配置される加熱ユニット60から吐出される熱風の風量が、幅方向中央に配置される加熱ユニット60から吐出される熱風の風量よりも小さい状態を基本の乾燥強度として設定しておく。例えば、乾燥強度決定部91は、幅方向両端部に配置される加熱ユニット60から吐出される熱風の風量が、幅方向中央に配置される加熱ユニット60から吐出される熱風の風量の約30〜90%となるように調整する。この際、具体的には、乾燥強度決定部91は、幅方向両端部に配置される加熱ユニット60に対応する風量調整ダンパ73の開口度を、幅方向中央に配置される加熱ユニット60に対応する風量調整ダンパ73の開口度よりも小さくする。
具体例として、基本の乾燥強度は、例えば、7つの加熱ユニット60から吐出される熱風の風量が、幅方向の一端から他端まで順に80%、80%、100%、100%、100%、80%、80%となるように設定する。このように、乾燥強度決定部91は、乾燥部30において、測定部40によって計測された塗工液の乾燥の程度が一様であった場合でも、幅方向両端部に配置される加熱ユニット60の乾燥強度を、幅方向中央に配置される加熱ユニット60の乾燥強度よりも小さくすることが好ましい。
そして、乾燥強度決定部91は、幅方向中央の領域に比べて乾燥が進んでいる領域がある場合、当該領域、もしくは当該領域およびその隣接領域の乾燥強度を低下させる。例えば、幅方向両端部の領域が幅方向中央の領域よりも1段階乾燥が進んでいると判断すると、7つの加熱ユニット60から吐出される熱風の風量が、幅方向の一端から他端まで順に70%、80%、100%、100%、100%、80%、70%となるように設定する。さらに、幅方向両端部の領域が幅方向中央の領域よりも2段階乾燥が進んでいると判断すると、例えば、7つの加熱ユニット60から吐出される熱風の風量が、幅方向の一端から他端まで順に60%、70%、100%、100%、100%、70%、60%となるように設定する。
このように、乾燥光度決定部91は、測定部40の測定結果に基づいて幅方向両端部が幅方向中央よりも乾燥の程度が大きいと判断した場合、幅方向端部における乾燥の程度と、幅方向中央における乾燥の程度との差が大きい程、乾燥部30の幅方向端部に配置された加熱ユニット60の乾燥強度を低下させる。すなわち、幅方向中央よりも乾燥が進んでいる領域がある場合、当該領域と幅方向中央の領域との乾燥の程度の差が大きい程、当該領域における乾燥強度を低下させる。一方で、幅方向中央よりも乾燥が遅れている領域がある場合、当該領域と幅方向中央の領域との乾燥の程度の差が大きい程、当該領域における乾燥強度を上昇させる。
なお、上記の乾燥処理において、基材9上の塗工液が第1乾燥部31へ達した時点では、まだ塗工液に対して積極的な乾燥処理は行われていない。このため、ステップS3における測定結果として、塗工液の乾燥の程度が、幅方向において一様である可能性が高い。このため、最も上流側の乾燥部30である第1乾燥部31においては、第1測定部41によるフィードバック制御を省略してもよい。また、第1乾燥部31において、第1測定部41は複数の第1加熱部510の上流側ではなく、複数の第1加熱部510の搬送方向の略中央に配置してもよい。このようにすれば、第1測定部41が、ある程度乾燥処理が施された塗工液の乾燥の程度を測定できる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、基材9上の塗工液の乾燥の程度の幅方向の分布を測定する測定部40として、画像を取得する撮像装置が用いられていたが、本発明はこれに限られない。測定部は、基材9上の塗工液の幅方向の温度分布を測定するものであってもよい。このような測定部として、例えば、サーモグラフィーカメラや、放射温度計等の他の装置が用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、複数の第1加熱部510、複数の第2加熱部520、複数の第1排気部530、および複数の第2排気部540が、全て基材9の上面または下面に対向していた。しかしながら、本発明の乾燥部30は、基材9に対向していない加熱部510,520または排気部530,540を有していてもよい。
また、上記の実施形態では、基材9の上面を加熱する第1加熱部510は、幅方向の乾燥強度の分布を変更可能であった。一方、基材9の下面を加熱する第2加熱部520については、その乾燥強度が幅方向において均一であった。しかしながら、本発明はこの限りではない。基材9の下面を加熱する第2加熱部520についても、第1加熱部510と同様に、幅方向の乾燥強度の分布を変更可能であってもよい。
また、上記の実施形態では、乾燥炉50内に熱風として加熱された空気を供給していた。しかしながら、熱風として空気以外の気体を用いてもよい。例えば、基材または塗工膜の酸化を防止する必要性が高い場合には、窒素ガスやアルゴンガス等のいわゆる不活性ガスを加熱して、乾燥炉50内に供給してもよい。
また、上記の実施形態では、乾燥部30ごとに乾燥炉50が設けられていたが、本発明はこれに限られない。複数の乾燥部30が、共通の乾燥炉50を有していてもよい。
また、上記の実施形態では、乾燥部30の各加熱ユニット60は、基材9の表面に対して熱風を吐出する熱風供給機構であったが、本発明はこれに限られない。乾燥部の各加熱ユニットは、例えば、基材の表面に対して赤外線を照射する赤外線照射機構であってもよい。この場合、測定部の測定結果に基づいて、幅方向の位置毎に、赤外線照射機構から照射される赤外線の強度を変更すればよい。
また、上記の実施形態の塗工膜形成装置1は、長尺帯状の基材9に対して塗工・乾燥処理を行う装置であった。しかしながら、本発明の塗工膜形成装置は、所定の大きさに切り離されたシート状の基材に対して塗工・乾燥処理を行う、枚様式の塗工膜形成装置であってもよい。
また、上記の実施形態の塗工膜形成装置1は、基材9の一方の面のみに塗工・乾燥処理を行う装置であった。しかしながら、本発明の塗工膜形成装置は、基材の両面に対して塗工・乾燥処理を行うものであってもよい。また、本発明の乾燥部は、基材の両面に対して乾燥処理を行うものであってもよい。
また、上記の実施形態の塗工膜形成装置1は、リチウムイオン二次電池の電極を製造する装置であった。しかしながら、本発明の塗工膜形成装置は、リチウムイオン二次電池以外の各種電池の製造工程に用いられるものであってもよい。例えば、燃料電池の製造工程において、基材である電解質膜を搬送しながら、電解質膜の表面に触媒インクを塗布し、当該触媒インクを乾燥させる装置であってもよい。また、本発明の塗工膜形成装置は、半導体、液晶表示装置、太陽電池パネル、フレキシブルデバイスなどに用いられる各種フレキシブル基材の表面に、レジスト膜等の塗工膜を形成するものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 塗工膜形成装置
9 基材
10 搬送部
20 塗工部
30 乾燥部
40 測定部
60 加熱ユニット
90 制御部
91 乾燥強度決定部
510 第1加熱部
9 基材
10 搬送部
20 塗工部
30 乾燥部
40 測定部
60 加熱ユニット
90 制御部
91 乾燥強度決定部
510 第1加熱部
Claims (9)
- シート状の基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥装置であって、
前記基材を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送経路上の前記基材に塗布された前記塗工液を乾燥させる乾燥部と、
前記塗工液の乾燥の程度の幅方向の分布を測定する測定部と、
各部を制御する制御部と、
を備え、
前記乾燥部は、前記基材の幅方向に配列され、乾燥強度を調整可能な複数の加熱ユニットを有する加熱部を含み、
前記測定部は、前記加熱部の上流側において測定を行い、
前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づいて、幅方向の位置毎に、前記加熱ユニットの前記乾燥強度を変更する、乾燥装置。 - 請求項1に記載の乾燥装置であって、
前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づいて、前記塗工液の幅方向端部が幅方向中央よりも乾燥の程度が大きいと判断した場合、幅方向端部における乾燥の程度と、幅方向中央における乾燥の程度との差が大きい程、幅方向端部に配置された前記加熱ユニットの乾燥強度を低下させる、乾燥装置。 - 請求項1または請求項2に記載の乾燥装置であって、
前記測定部は、前記塗工液の画像を取得する画像取得部を含む、乾燥装置。 - 請求項1または請求項2に記載の乾燥装置であって、
前記測定部は、前記塗工液の温度分布を測定する、乾燥装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の乾燥装置であって、
前記加熱ユニットはそれぞれ、前記基材の表面に対して熱風を供給する熱風供給機構である、乾燥装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の乾燥装置であって、
前記加熱ユニットはそれぞれ、前記基材の表面に対して赤外線を照射する赤外線照射機構である、乾燥装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の乾燥装置であって、
搬送方向に配列された複数の前記乾燥部と、
前記乾燥部のそれぞれに対応する複数の前記測定部と、
を備える、乾燥装置。 - 長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成装置であって、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の乾燥装置と、
前記乾燥部よりも上流側において、前記基材の表面に前記塗工液を塗布する塗工部と、
を備える、塗工膜形成装置。 - シート状の基材を所定の搬送経路に沿って搬送しつつ、前記基材の表面に塗布された塗工液を乾燥させる乾燥方法であって、
a)前記塗工液の乾燥の程度を測定する測定工程と、
b)前記工程a)の測定結果に基づいて、幅方向に配列された複数の加熱ユニットのそれぞれについて、乾燥強度を決定する乾燥強度決定工程と、
c)前記工程b)の決定に基づいて、前記加熱ユニットを駆動させ、前記塗工液の乾燥処理を行う乾燥工程と、
を有する、乾燥方法。
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JP2018051891A JP2019163903A (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | 乾燥装置、塗工膜形成装置、および乾燥方法 |
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Cited By (4)
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WO2022114797A1 (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극 건조 시스템 및 전극 건조 방법 |
WO2023007988A1 (ja) * | 2021-07-29 | 2023-02-02 | 東レエンジニアリング株式会社 | 基材加熱装置、基材加熱方法、塗工装置および塗工方法 |
EP4106041A4 (en) * | 2020-12-03 | 2023-10-18 | LG Energy Solution, Ltd. | ELECTRODE DRYING SYSTEM AND ELECTRODE DRYING METHOD |
WO2024187468A1 (zh) * | 2023-03-16 | 2024-09-19 | 宁德时代未来能源(上海)研究院有限公司 | 一种干燥设备以及干燥设备的干燥方法 |
-
2018
- 2018-03-20 JP JP2018051891A patent/JP2019163903A/ja active Pending
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