JP2015219983A - シャットダウン機能層を有する電極材の塗工システム - Google Patents

シャットダウン機能層を有する電極材の塗工システム Download PDF

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Abstract

【課題】シャットダウン機能層を有する電極材を、適切かつ効率的に乾燥できるようにする塗工システムを提供する。
【解決手段】搬送される電極材50に熱可塑性樹脂の微粒子で構成された多孔質なシャットダウン機能層53を塗工する塗工システム1である。電極材50に懸濁液を塗布する塗工装置5,6と、懸濁液を乾燥させる乾燥装置8とを備える。乾燥装置8は、高温の熱風を吹き付ける高温乾燥ゾーン82と、低温の温風を吹き付ける低温乾燥ゾーン83とを有している。電極材50は、未乾燥の状態で高温乾燥ゾーン82を通過する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シャットダウン機能層を有する電極材の塗工システムに関する。詳しくは、シート状の電極材をロールツーロール方式で搬送しながら、熱可塑性微粒子の懸濁液を連続的に塗工して乾燥させることにより、多孔質なシャットダウン機能層を形成する塗工システムに関する。
シャットダウン機能層を有する電極材は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、捲回式のリチウムイオン二次電池が開示されている。そこでの二次電池の負極材は、銅箔の上に、活物質粒子で構成された負極活物質層が形成されていて、更にその上に、ポリエチレン粒子で構成された樹脂微粒子層(シャットダウン機能層に相当)が形成されている。
負極活物質層及び樹脂微粒子層は、いずれも多孔質構造となっていて、これらの空隙には電解液が満たされる。リチウムイオンは、この電解液を介して負極の活物質粒子と接触する。
温度異常により、二次電池の内部温度が100℃程度まで昇温すると、ポリエチレン粒子が軟化し、その形状が失われて流動化する。それにより、ポリエチレンが負極活物質層の空隙に流入し、活物質粒子の表面がポリエチレンによって覆われる。
その結果、リチウムイオンは活物質粒子に接触できなくなって二次電池の電流が遮断される。
本発明に関し、乾燥能力を高めるために、塗工した電極材を熱風で乾燥させる乾燥装置に、赤外線ヒータを併用することは開示されている(特許文献2)。ただし、特許文献2では、熱風乾燥による乾燥と赤外線ヒータによる加熱とを同時に行う場合に生じる不具合の解消を目的としている。
特開2013−218982号公報 特開2012−13383号公報
特許文献1の樹脂微粒子層は、塗布されたポリエチレン粒子の懸濁液を乾燥することによって形成しているが、量産性を考慮した場合、その形成は容易ではない。
すなわち、ポリエチレン粒子の温度が100℃を超えてしまうと、樹脂微粒子層の流動化が発生して、二次電池本来の性能が損なわれるおそれがある。そのため、安易に乾燥温度を高くすることはできない。
100℃より低温で乾燥すればよいが、乾燥し難くなるため、乾燥時間が長くなる。その結果、乾燥距離の長い乾燥装置が必要になるし電極材の安定した搬送が困難になる。
そこで、本発明の目的は、シャットダウン機能層を有する電極材を、適切かつ効率的に乾燥させることができ、量産性に優れた塗工システムを提供することにある。
開示する塗工システムは、ロールツーロール方式で搬送される電極材に、熱可塑性樹脂の微粒子で構成された多孔質なシャットダウン機能層を塗工する。
この塗工システムは、前記電極材に、前記微粒子を含む懸濁液を塗布する塗工装置と、前記塗工装置の下流側に配置され、前記懸濁液を乾燥させる乾燥装置と、を備える。
前記乾燥装置は、前記微粒子の変形が始まる変形開始温度よりも高温の熱風を前記電極材に吹き付ける高温乾燥ゾーンと、前記高温乾燥ゾーンの下流側に位置し、前記変形開始温度よりも低温の温風を前記電極材に吹き付ける低温乾燥ゾーンと、を有している。そして、前記電極材が、未乾燥の状態で前記高温乾燥ゾーンを通過するように設定されている。
すなわち、この塗工システムでは、熱可塑性樹脂の微粒子を含む懸濁液を電極材に塗布して乾燥させることにより、多孔質なシャットダウン機能層を塗工する。変形開始温度よりも高温の熱風を吹き付ける場合、懸濁液が完全に乾燥してしまうと、一気に温度が上昇するため、熱可塑性樹脂の微粒子が変形して適切なシャットダウン機能層が得られなくなってしまう。
それに対し、この塗工システムでは、変形開始温度よりも高温の熱風を吹き付ける高温乾燥ゾーンを、電極材が、未乾燥の状態で通過して、変形開始温度よりも低温の温風を吹き付ける低温乾燥ゾーンに入るように設定されている。
懸濁液が未乾燥、つまり液分が残存している状態であれば、急激な温度上昇を回避できるので、熱風による乾燥であっても熱可塑性樹脂の微粒子の変形を効果的に防ぐことができる。特に、変形開始温度よりも低温で高温乾燥ゾーンを通過させれば、高品質なシャットダウン機能層を確実性をもって形成することができる。
そして、高温乾燥ゾーンの通過後は、変形開始温度よりも低温の温風を吹き付ける低温乾燥ゾーンで乾燥されるため、懸濁液が完全に乾燥しても、その雰囲気温度は、変形開始温度よりも低温であるため、熱可塑性樹脂の微粒子が変形することはない。
従って、この塗工システムによれば、熱変形し易いシャットダウン機能層を有する電極材を適切かつ効率的に乾燥させることができるので、高品質な電極材を容易に量産できるようになる。
前記乾燥装置は、更に、前記高温乾燥ゾーンの上流側に、前記電極材に塗布された前記懸濁液を赤外線ヒータで加熱する乾燥促進ゾーンを有するようにするのが好ましい。
赤外線ヒータで加熱すれば、懸濁液を効率よく内部から加熱することができる。従って、部位による温度のばらつきを効果的に抑制しながら変形開始温度の近くまで懸濁液の全体を効率よく昇温させることができる。その結果、高温乾燥ゾーンでは、より高温の熱風で乾燥できるようになるため、より効率的に乾燥できる。
また、前記電極材は、当該電極材の両縁部の各々に、前記懸濁液が塗布されない未塗工領域を有し、前記高温乾燥ゾーンでは、前記未塗工領域の間の塗工領域のうち、当該未塗工領域に隣接する両縁部を避けて、前記電極材に熱風が吹き付けられるようにするとよい。
塗工領域の中でも、未塗工領域に隣接する両縁部は高温になり易い傾向がある。従って、これら両縁部を避けて熱風を吹き付けるようにすることで、よりいっそう部位による温度のばらつきが抑制でき、よりいっそう効率的に乾燥できるようになる。
本発明によれば、シャットダウン機能層を有する電極材を適切かつ効率的に乾燥させることができるので、量産性に優れた塗工システムを実現できる。
本実施形態の塗工システムで塗工処理される電極材の構成を示す概略断面図である。 シャットダウン機能が作用した時の電極材の状態を示す概略図である。 本実施形態の塗工システムを示す概略図である。 高温乾燥ゾーンの内部構造を示す概略横断面図である。 各ゾーンでの電極材近傍の雰囲気温度を模式的に表す図である。 各ゾーンにおける樹脂粒子温度の変化を模式的に表す図である。 各ゾーンにおける懸濁液の液分の変化を模式的に表す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
(電極材)
図1に、本実施形態の塗工システム1で塗工処理された後の電極材50’を示す。
電極材50’は、捲回式の二次電池の負極材として用いられるものであり、帯状の金属薄膜(本実施形態では銅箔)からなるシート材51と、その両面の各々に積層して形成された活物質層52と、これら活物質層52の全体を覆うように、各活物質層52の上に積層して形成されたシャットダウン機能層53とで構成されている。
活物質層52は、負極の活物質粒子(本実施形態では黒鉛粒子)が積み重なって構成された多孔質な薄膜構造となっており、その内部には、互いに連通する無数の空隙が存在している。すなわち、活物質層52には、液体を透過させる液透過性が備わっている。
各活物質層52の幅はシート材51の幅よりも小さく形成されており、電極材の両縁部の各々には、同程度の幅で活物質層52からシート材51が露出した縁部(露出縁部50a)を有している。
シャットダウン機能層53は、熱可塑性樹脂の微粒子(本実施形態ではポリエチレンの微粒子、PE粒子53a)が積み重なって構成されており、活物質層52と同様に、多孔質構造となっている。従って、シャットダウン機能層53もまた、液体を透過させる液透過性が備わっている。
熱可塑性樹脂の微粒子は、温度が上昇して特定の温度(変形開始温度)に至ると軟化し、変形し始める。例えば、PE粒子53aの場合であれば、変形開始温度は100℃程度である。変形開始温度は、樹脂の種類や組成を選択することによって設定できる。二次電池の場合、電解液の蒸発を考慮すると、100〜130℃程度で変形開始温度を設定するのが好ましい。
熱可塑性樹脂の微粒子は、更に温度が上昇すると、その粒子形状は失われ、ゲル状ないし液状に変化して一体化し、流動するようになる。
熱可塑性樹脂が流動するようになると、図2に示すように、シャットダウン機能層53の多孔質構造は崩れ去り、熱可塑性樹脂53bは活物質層52の空隙にも入り込む。その結果、活物質層52は熱可塑性樹脂53bによって密閉された状態となり、活物質層52の液透過性が失われる(シャットダウン機能)。
正常な二次電池では、活物質層52及びシャットダウン機能層53の空隙は電解液で満たされており、この電解液を介して負極を構成するシート材51と正極との間で電子の授受が行われ、それによって放電や充電が行われる。
シャットダウン機能層53を備えた二次電池では、充電時に温度異常が発生した場合、シャットダウン機能層53の流動化によって電子の授受が阻害されるため、二次電池の異常な温度上昇を阻止することができる。なお、シャットダウン機能層53は熱可塑性であるため、その後に温度が低下してもシャットダウン機能層53の構造が元に戻ることはない。
(塗工システム)
このシャットダウン機能層53は、本実施形態の塗工システム1において、シート材51と、その両面の活物質層52とで構成された電極材50に塗工することによって形成される。電極材50は、図3に示すように、芯材にロール状に巻かれた状態で塗工システム1にセットされる。
塗工システム1は、長尺の電極材50をロールツーロール方式で搬送する両面塗工システム1であり、電極材50の両面に塗工液を塗布して乾燥させる一連の処理が、連続して行えるように構成されている。
なお、ここでいう「ロールツーロール方式」とは、ロール状に巻かれた電極材50を巻き出して間欠的又は連続的に搬送し、再度、電極材50をロール状に巻き取る方式である。その搬送過程において、その電極材50の表面にシャットダウン機能層53を形成する塗工が施される。
塗工システム1は、巻出し装置2、巻取り装置3、複数のガイドローラ4a,4b,4c、第1塗工装置5、第2塗工装置6、制御ローラ7、フローティングドライヤー8(乾燥装置)、コントローラ9などで構成されている。
コントローラ9は、制御プログラムなどの各種ソフトウェアと、これらソフトウェアを実装したコンピュータとで構成されており、塗工システム1の全体を総合的に制御している。
巻出し装置2は、ロール状の電極材50を巻き出す支持台2aと、電極材50を所定の速度で送り出す上流側のローラ対2bとを有している。巻取り装置3は、電極材50’をロール状に巻き取る支持台3aと、電極材50’を引き込む下流側のローラ対3bとを有している。なお、巻出し装置2には、搬送される電極材50をその幅方向に変位させて、電極材50の搬送状態を制御する機能も備えられている。
上流側及び下流側のローラ対2b,3bの各々は、電極材50(50’)を挟み込んでその搬送速度を制御する2つの送りローラで構成されている。上流側のローラ対2bは、下流側のローラ対3bと連動するように制御される。
上流側のローラ対2bの下流側には、塗工ゾーンが設けられている。この塗工ゾーンに、第1ガイドローラ4a、第2ガイドローラ4b、第1塗工装置5、第2塗工装置6が設置されている。
第1ガイドローラ4a及び第2ガイドローラ4bは、電極材50の一方の面(第2塗工面)に接する状態で互いに間隔をあけて配置されている。電極材50は、第1ガイドローラ4a及び第2ガイドローラ4bに接することにより、張力が作用した緊張状態で鉛直方向を上向きに誘導されている。
そして、第2ガイドローラ4bに巻き掛けられることにより、電極材50は、緊張状態のまま略水平方向に搬送方向が変更されている。
(塗工装置)
第1塗工装置5及び第2塗工装置6は、いずれもグラビアキス塗工方式の塗工装置からなる。
第1塗工装置5は、第1ガイドローラ4aと第2ガイドローラ4bの間を走行する電極材50の他方の面(第1塗工面)と接するように設置されており、電極材50の第1塗工面に塗工液を塗布する。
第2塗工装置6は、略水平方向に延びる電極材50の第2塗工面に下方から接するように設置されており、電極材50の第2塗工面に塗工液を塗布する。
塗工液は、PE粒子53aを分散させた水系の懸濁液からなる。PE粒子53aは、平均粒径が数μm程度の球状粒子である。この種の塗工材料は、タイプ別に市販されており、塗工液の素材は、それらの中から仕様に応じて適宜選択して用いることができる。通常、塗工液は、その塗工材料を所定濃度に調整して用いられる。
図4に示すように、塗工液(53’で示す)は、活物質層52の全体を覆うように塗布される。すなわち、塗工液53’は、活物質層52の表面だけでなく活物質層52の端部も覆うように、活物質層52からはみ出して、活物質層52の端部に隣接する露出端部50aの部位まで塗布される。
従って、電極材50には、塗工液が塗布された領域(塗工領域S1)と、塗工液が塗布されない領域(未塗工領域S2)とが存在し、未塗工領域S2は露出端部50aの各々に形成されている。
塗工ゾーンの下流側には、制御ローラ対7が設置されている。制御ローラ対7は、電極材50の左右両側に設置されていて、左右の露出端部50a,50aが、左右の制御ローラ対7,7により挟み込まれて支持される。
制御ローラ対7は、搬送される電極材50をその幅方向に変位させて、電極材50の搬送状態を制御する。制御ローラ対7により、この塗工システム1では、フローティングドライヤー8の内部で電極材50のバタツキが抑制され、乾燥の安定化が図られるとともに、巻出し装置2との協働により、塗工ゾーンで電極材50の蛇行が抑制され、塗工の安定化が図られる。
(フローティングドライヤー)
塗布した塗工液を乾燥させるために、塗工ゾーンの下流側にフローティングドライヤー8が配置されている。フローティングドライヤー8は、塗工液が両面に塗布された電極材50を、浮遊した状態で搬送しながら乾燥する。
制御ローラ対7は、フローティングドライヤー8に電極材50を搬入する搬入口8aの外側近傍に配置されている。そして、塗工液が乾燥した電極材50(電極材50’)を搬出するフローティングドライヤー8の搬出口8bの外側近傍には、方向を変えて巻取り装置3へと電極材50’を誘導する第3ガイドローラ4cが配置されている。
これら制御ローラ対7及び第3ガイドローラ4cにより、フローティングドライヤー8の内部を通過する電極材50は支持されている。
本実施形態のフローティングドライヤー8では、シャットダウン機能層53を構成する塗工液を、適切かつ効率的に乾燥できるように工夫されている。
すなわち、フローティングドライヤー8は、乾燥促進ゾーン81、高温乾燥ゾーン82、低温乾燥ゾーン83からなる3つの区画領域で構成されている。なお、図3では、各ゾーン81,82,83は略密閉された空間のように示してあるが、内部の雰囲気が飽和するのを防ぐために、各ゾーン81,82,83には、空気の入れ換えを行う換気装置が設置されている。
(乾燥促進ゾーン)
乾燥促進ゾーン81は、乾燥を促進させるためにフローティングドライヤー8の前段に設けられている。乾燥促進ゾーン81の内部には、複数の赤外線ヒータ81aが設置されている。これら赤外線ヒータ81aは、細長い管状のヒータからなり、塗工液が塗布されて搬送される電極材50の各面に沿って略平行に並ぶように配置されている。
赤外線ヒータ81aには、中波長赤外線ヒータや短波長赤外線ヒータ等があるが、この塗工システム1では、特に、短波長赤外線ヒータが設置されている。
乾燥促進ゾーン81は、塗工液を乾燥させるのではなく、塗工液を内部から加熱して、塗工液の全体を均等に昇温させることを目的としており、短波長の方がこの目的に適しているからである。具体的には、波長が1〜3μmの範囲の赤外線ヒータが好ましい。
図5に示すように、乾燥促進ゾーン81では、内部から塗工液が加熱されるため、電極材50の近傍の雰囲気温度を、変形開始温度よりも低い温度に保持した状態で、図6に示すように、部位による温度のばらつきを効果的に抑制しながら塗工液の全体を昇温させることができる。電極材50の場合、銅箔であるシート材51が赤外線を吸収し難いため、塗工液を効率的に加熱することができる。
乾燥促進ゾーン81では、塗工液の温度が変形開始温度の近傍に達するまで加熱するのが好ましい。ただし、塗工液で最も昇温が速い部位においても変形開始温度以上にならないように設定する必要がある。
この塗工システム1では、図6に示すように、PE粒子53aは、乾燥促進ゾーン81で80℃近くまで加熱される。図7に示すように、乾燥促進ゾーン81では、熱エネルギーのほとんどが昇温に用いられ、塗工液中の液分の減少は僅かである。
乾燥促進ゾーン81は、第1中継通路84を介して高温乾燥ゾーン82と連通している。乾燥促進ゾーン81で加熱された電極材50は、その第1中継通路84を通じて高温乾燥ゾーン82に移送される。
(高温乾燥ゾーン)
高温乾燥ゾーン82は、効率よく塗工液を乾燥させるためにフローティングドライヤー8の中段に設けられている。高温乾燥ゾーン82の内部には、電極材50に向けて高温の熱風を吹き付ける送風機82aが、搬送方向に沿って上下互い違いに設置されている。
これら送風機82aで、搬送される電極材50に上下から熱風を吹き付けることで、電極材50を浮遊させた状態で搬送させることができ、塗工液を加熱しながら吹き飛ばして、塗工液を効率よく乾燥させることができる。
送風機82aから吹き出される熱風の温度は、変形開始温度よりも十分高い温度に設定されている。このフローティングドライヤー8では、図5に示すように、150℃に設定されている。
ただし、PE粒子53aの温度が、変形開始温度である100℃以上になると、PE粒子53aの変形が始まるため、150℃の熱風を吹き付ける高温乾燥ゾーン82であっても、PE粒子53aの温度は100℃より低温に保持する必要がある。
そこで、この乾燥装置では、電極材50が、未乾燥の状態で高温乾燥ゾーン82を通過するように設定されている。
塗工液の液分が残存している状態では、熱風による熱エネルギーは、その気化熱に利用されるが、塗工液が完全に乾燥してしまうと、気化熱への利用が無くなって一気に温度が上昇し、PE粒子53aが塑性変形してしまう。
従って、塗工液の液分が残存している未乾燥の状態で、電極材50が高温乾燥ゾーン82を通過するようにすることで、変形開始温度よりも高温の熱風乾燥であっても、PE粒子53aの変形を抑制しながら効率よく乾燥させることができる。
この塗工システム1では、図6に示すように、PE粒子53aは、高温乾燥ゾーン82で100℃近くまで加熱される。図7に示すように、高温乾燥ゾーン82では、塗工液の液分が一気に減少し、短時間で効率よく乾燥することができる。
乾燥促進ゾーン81の通過により、塗工液の全体が均等に変形開始温度近くまで昇温しているため、高温乾燥ゾーン82においても、部位による温度のばらつきを効果的に抑制することができる。
高温乾燥ゾーン82では、最も昇温が速い部位を基準に熱風の温度が設定されるため、温度のばらつきが小さくなれば、それだけ熱風を高温にできる。従って、高温乾燥ゾーン82で塗工液をより減少させることができ、より効率的に乾燥できる。
更に、部位による温度のばらつきが抑制できるように、送風機82aにも工夫されている。
図4は、電極材50の搬送方向から見た、高温乾燥ゾーン82における要部の横断面図を示している。高温乾燥ゾーン82では、塗工領域S1のうち、未塗工領域S2に隣接する両縁部L1,L1を避けて熱風が吹き付けられるように構成されている。
送風機82aは、電極材50の幅方向に延びて塗工領域S1と対向する横長な吹出口82bを有しており、この吹出口82bから一様に、電極材50に向けて熱風が吹き出すように構成されている。
塗工領域S1の両側に位置する未塗工領域S2,S2には、熱伝導性に優れた露出端部50aがあるため、熱風加熱が行われる高温乾燥ゾーン82では、塗工領域S1の中でも特に、その未塗工領域S2に隣接する両縁部が高温になり易い。
そこで、この塗工システム1では、高温乾燥ゾーン82に設置されている送風機82aの吹出口82bの幅を、塗工領域S1の幅よりも小さくし、塗工領域S1の両縁部に、吹出口82bと対向しない領域L1,L1を設けている。
それにより、高温乾燥ゾーン82での塗工液の昇温の部位によるばらつきを、よりいっそう抑制することができるので、乾燥効率が向上する。
なお、高温乾燥ゾーン82の熱風の温度や通過時間等は、シャットダウン機能層53の厚みや素材等に応じて適宜調整することができる。
高温乾燥ゾーン82は、第2中継通路85を介して低温乾燥ゾーン83と連通している。電極材50は、その第2中継通路85を通じて、塗工液が未乾燥の状態で、高温乾燥ゾーン82から低温乾燥ゾーン83に移送される。
(低温乾燥ゾーン)
低温乾燥ゾーン83は、塗工液を完全に乾燥させるためにフローティングドライヤー8の後段に設けられている。低温乾燥ゾーン83の内部には、高温乾燥ゾーン82と同様に、送風機83aが、搬送方向に沿って上下互い違いに設置されている。低温乾燥ゾーン83では、これら送風機83aから電極材50に向けて温風が吹き付けられる。
低温乾燥ゾーン83では、温風の吹き付けにより、塗工液を加熱しながら吹き飛ばして乾燥させる。温風の温度は、変形開始温度よりも低温に設定されている。このフローティングドライヤー8では、図5に示すように、80℃に設定されている。
温風の温度が、変形開始温度よりも低温に設定されているため、図6に示すように、PE粒子53aの温度は、変形開始温度よりも低温に保持される。塗工液は、図7に示すように、低温乾燥ゾーン83を通過する間に完全に乾燥する。
塗工液が完全に乾燥しても、低温乾燥ゾーン83の雰囲気温度は、変形開始温度よりも低温であるため、PE粒子53aが変形することはない。
従って、この塗工システム1によれば、シャットダウン機能層53を構成する塗工液を、適切かつ効率的に乾燥できるので、スペースが小さくても設置することが可能になり、高品質な電極材50’を容易に量産できるようになる。
(その他)
本発明にかかる塗工システムは、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、過充電時には、先に負極材が昇温することから、電極材は、負極材が好ましいが、正極材であってもよい。乾燥装置のうち、乾燥促進ゾーン81は、乾燥を促進できるため設置するのが好ましいが必須ではない。
塗工システム1は両面塗工であったため、乾燥装置にフローティングドライヤー8が用いられたが、塗工システムが片面塗工の場合には、電極材をロールで支持しながら乾燥するロールサポートタイプの乾燥装置であってもよい。
1 塗工システム
5 第1塗工装置
6 第2塗工装置
8 フローティングドライヤー(乾燥装置)
50 電極材(未塗工)
50’ 電極材(既塗工)
53 シャットダウン機能層
53a PE粒子(熱可塑性の微粒子)
81 乾燥促進ゾーン
81a 赤外線ヒータ
82 高温乾燥ゾーン
82a 送風機
83 低温乾燥ゾーン
83a 送風機

Claims (3)

  1. ロールツーロール方式で搬送される電極材に、熱可塑性樹脂の微粒子で構成された多孔質なシャットダウン機能層を塗工する塗工システムであって、
    前記電極材に、前記微粒子を含む懸濁液を塗布する塗工装置と、
    前記塗工装置の下流側に配置され、前記懸濁液を乾燥させる乾燥装置と、
    を備え、
    前記乾燥装置は、
    前記微粒子の変形が始まる変形開始温度よりも高温の熱風を前記電極材に吹き付ける高温乾燥ゾーンと、
    前記高温乾燥ゾーンの下流側に位置し、前記変形開始温度よりも低温の温風を前記電極材に吹き付ける低温乾燥ゾーンと、
    を有し、
    前記電極材が、未乾燥の状態で前記高温乾燥ゾーンを通過するように設定されている塗工システム。
  2. 請求項1に記載の塗工システムにおいて、
    前記乾燥装置が、更に、前記高温乾燥ゾーンの上流側に、前記電極材に塗布された前記懸濁液を赤外線ヒータで加熱する乾燥促進ゾーンを有する塗工システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の塗工システムにおいて、
    前記電極材は、当該電極材の両縁部の各々に、前記懸濁液が塗布されない未塗工領域を有し、
    前記高温乾燥ゾーンでは、前記未塗工領域の間の塗工領域のうち、当該未塗工領域に隣接する両縁部を避けて、前記電極材に熱風が吹き付けられる塗工システム。
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