JP2019161806A - スイッチング回路 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、MOSFET14は、ドレイン端子D、ゲート端子G、メインソース端子MS、第1センスソース端子SS1、及び、第2センスソース端子SS2を有している。図2は、MOSFET14の内部構造の詳細を示している。図2に示すように、MOSFET14の内部には、3つのMOSFET14M、14S1、14S2が設けられている。3つのMOSFET14M、14S1、14S2は、共通の半導体基板に設けられている。メインMOSFET14Mのサイズは、第1センスMOSFET14S1のサイズ及び第2センスMOSFET14S2のサイズよりも遥かに大きい。第1センスMOSFET14S1のサイズは、第2センスMOSFET14S2のサイズと略等しい。メインMOSFET14Mのソースは、メインソース端子MSに接続されている。第1センスMOSFET14S1のソースは、第1センスソース端子SS1に接続されている。第2センスMOSFET14S2のソースは、第2センスソース端子SS2に接続されている。メインMOSFET14Mのドレイン、第1センスMOSFET14S1のドレイン、及び、第2センスMOSFET14S2のドレインは、共通のドレイン端子Dに接続されている。メインMOSFET14Mのゲート、第1センスMOSFET14S1のゲート、及び、第2センスMOSFET14S2のゲートは、共通のゲート端子Gに接続されている。したがって、メインMOSFET14M、第1センスMOSFET14S1、及び、第2センスMOSFET14S2は、同時にオン‐オフする。メインMOSFET14M、第1センスMOSFET14S1、及び、第2センスMOSFET14S2が同時にオンすると、メインMOSFET14Mにメイン電流IMが流れ、第1センスMOSFET14S1に第1センス電流IS1が流れ、第2センスMOSFET14S2に第2センス電流IS2が流れる。上述したように、メインMOSFET14Mのサイズは、第1センスMOSFET14S1のサイズ及び第2センスMOSFET14S2のサイズよりも遥かに大きい。したがって、メイン電流IMは、第1センス電流IS1、及び、第2センス電流IS2よりも遥かに大きい。メイン電流IMは、メインソース端子MSに流れ、第1センス電流IS1は第1センスソース端子SS1に流れ、第2センス電流IS2は第2センスソース端子SS2に流れる。
図1に示すように、ドレイン端子Dは、上アームのMOSFET12のソースに接続されている。ゲート端子Gは、制御装置36に接続されている。メインソース端子MSは、グランド配線94に直接接続されている。第1センスソース端子SS1は、第1センス抵抗21の一端に接続されている。第1センス抵抗21の他端は、グランド配線94に接続されている。すなわち、第1センスソース端子SS1は、第1センス抵抗21を介してグランド配線94に接続されている。上述したように、第1センスソース端子SS1には、第1センス電流IS1が流れる。第1センス電流IS1は、第1センスソース端子SS1から第1センス抵抗21を通ってグランド配線94へ流れる。したがって、第1センスソース端子SS1の電位VS1は、第1センス電流IS1の大きさに比例した電位となる。より詳細には、第1センス抵抗21の抵抗値をR1としたときに、VS1=R1・IS1となる。第2センスソース端子SS2は、第2センス抵抗22の一端に接続されている。第2センス抵抗22の他端は、グランド配線94に接続されている。すなわち、第2センスソース端子SS2は、第2センス抵抗22を介してグランド配線94に接続されている。上述したように、第2センスソース端子SS2には、第2センス電流IS2が流れる。第2センス電流IS2は、第2センスソース端子SS2から第2センス抵抗22を通ってグランド配線94へ流れる。したがって、第2センスソース端子SS2の電位VS2は、第2センス電流IS2の大きさに比例した電位となる。より詳細には、第2センス抵抗22の抵抗値をR2としたときに、VS2=R2・IS2となる。第2センス抵抗22の抵抗値R2は、第1センス抵抗21の抵抗値R1よりも小さい。
次に、スイッチング回路10の動作について説明する。図3の実線のグラフは、MOSFET14の動作中における第2センス電流IS2の変化を示している。なお、後に詳述するように、第2センス電流IS2は、メイン電流IMに対して略比例する。したがって、メイン電流IMは、図3に示す第2センス電流IS2と略同じ波形で変化する。
図4は、メイン電流IMと、第1センス電流IS1及び第2センス電流IS2との関係を示している。メイン電流IMは、ゲート電圧やドレイン‐ソース間電圧に応じて変化する。第1センス電流IS1と第2センス電流IS2は、メイン電流IMに対して一定の相関を有する。すなわち、メイン電流IMが変化すると、メイン電流IMに応じて第1センス電流IS1と第2センス電流IS2が変化する。図4のグラフAは、第1センス電流IS1とメイン電流IMの相関を示しており、図4のグラフBは、第2センス電流IS2とメイン電流IMの相関を示している。図4において、グラフA2、B2は、平均的な相関を示しており、グラフA1、A3、B1、B3は、諸条件によって相関が変動する範囲を示している。
スイッチング回路10は、通常動作中に、定期的に基準電位Vrefの補正処理を実行する。なお、図3の通常動作中は、図4の低電流領域内でMOSFET14が動作する。補正処理は、通常動作中のMOSFET14がオンしている期間に行われる。基準電位Vrefの補正処理では、まず、補正装置34が、電流センサ82が検出する電流I0と第1センスソース端子SS1の電位VS1を受信する。なお、上述したように、第1センス抵抗21の抵抗値が比較的大きいので、電位VS1は比較的大きい電位となる。このため、通常動作中において、電位VS1はノイズに対して十分に大きい。したがって、補正装置34は、ノイズの影響をほとんど受けることなく、正確に電位VS1を検出することができる。次に、補正装置34は、電位VS1と電流I0の比率VS1/I0を算出する。補正装置34は、比率VS1/I0と基準電位Vrefとを対応付けた補正テーブルを記憶している。補正装置34は、算出した比率VS1/I0と補正テーブルに基づいて、基準電位Vrefを決定する。そして、決定した基準電位Vrefが出力されるように、可変電源32の出力電圧を変更する。このため、図3に示すように、通常動作中に、第2センス電流IS2の上限値Vref/R2が変化する。
次に、スイッチング回路10の強制オフ動作について説明する。スイッチング回路10の動作中に、MOSFET14に流れるメイン電流IMが急激に増加する場合がある。例えば、上アームのMOSFET12と下アームのMOSFET14が同時にオンした場合等である。この場合、MOSFET12とMOSFET14を貫通して電流が流れるので、電流センサ82では、MOSFET14のメイン電流IMを検出できない。このため、スイッチング回路10は、電位VS2に基づいて、メイン電流IMの増加を検出する。メイン電流IMが急激に増加する場合、第1センス電流IS1と第2センス電流IS2も、図4の相関にしたがって増加する。このため、図3に示すように、第2センス電流IS2が、急激に上昇する。第2センス電流IS2が上昇すると、電位VS2が上昇し、その上昇した電位VS2がコンパレータ30で検出される。なお、第2センス抵抗22の抵抗値が小さいので、通常動作時には電位VS2が極めて小さい。このため、通常動作時には、電位VS2にノイズが重畳し、コンパレータ30は電位VS2を正確に検出することができない。しかしながら、第2センス電流IS2が高いときには、電位VS2がノイズに対して十分に高くなるので、コンパレータ30は電位VS2を正確に検出することができる。図3では、タイミングt1において、第2センス電流IS2が、上限値Vref/R2を超えている。このため、タイミングt1において、コンパレータ30が、電位VS2が基準電位Vrefを超えたことを検出する。このため、タイミングt1において、コンパレータ30の出力信号が変化する。すると、制御装置36は、信号電圧Vsigにかかわらず、ゲート端子Gの電位をゲート閾値未満まで低下させて、MOSFET14を強制的にオフする。これによって、メイン電流IMが過度に上昇することが防止される。基準電位Vrefが適切に補正されているので、制御装置36は、メイン電流IMがその上限値に近い値に達したときに、MOSFET14を強制的にオフする。相関の変化を考慮して基準電位Vrefが設定されるので、過度に早期にMOSFET14がオフすることがない。このため、実際に必要なときにのみMOSFET14を強制的にオフすることができる。このため、比較的高い電流領域までMOSFET14を使用することが可能となる。高い電流密度でMOSFET14を使用することが可能となるため、MOSFET14として小型なMOSFETを使用できる。
14 :MOSFET
14M :メインMOSFET
14S1:第1センスMOSFET
14S2:第2センスMOSFET
21 :第1センス抵抗
22 :第2センス抵抗
30 :コンパレータ
32 :可変電源
34 :補正装置
36 :制御装置
41 :第1センス配線
42 :第2センス配線
80 :交流配線
82 :電流センサ
92 :高電位配線
94 :グランド配線
Claims (1)
- 半導体装置を備え、前記半導体装置をスイッチングするスイッチング回路であって、
前記半導体装置が、
高電位端子と低電位メイン端子の間に接続されたメインスイッチング素子と、
前記高電位端子と第1センス端子の間に接続された第1センススイッチング素子と、
前記高電位端子と第2センス端子の間に接続された第2センススイッチング素子と、
前記メインスイッチング素子のゲート、前記第1センススイッチング素子のゲート、及び、前記第2センススイッチング素子のゲートに接続されたゲート端子、
を有しており、
前記スイッチング回路が、
前記低電位メイン端子に接続された低電位配線と、
前記第1センス端子と前記低電位配線の間に接続された第1センス抵抗と、
前記第2センス端子と前記低電位配線の間に接続されており、前記第1センス抵抗よりも小さい抵抗値を有する第2センス抵抗と、
前記高電位端子に接続された配線に流れる電流を検出する電流センサと、
前記ゲート端子の電位を制御することによって前記半導体装置をスイッチングする制御装置であって、前記第2センス端子の電位が基準値を超えたときに前記半導体装置をオフする制御装置と、
前記半導体装置に電流が流れているときに、前記電流センサが検出する電流と前記第1センス端子の電位に基づいて前記基準値を補正する補正装置、
を有するスイッチング回路。
Priority Applications (1)
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JP2018043972A JP7040151B2 (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | スイッチング回路 |
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JP2018043972A JP7040151B2 (ja) | 2018-03-12 | 2018-03-12 | スイッチング回路 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH05275704A (ja) * | 1992-03-27 | 1993-10-22 | Masaya Maruo | 半導体装置 |
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2018
- 2018-03-12 JP JP2018043972A patent/JP7040151B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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