JP2019161780A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電コネクタが充電口にロックされた状態である場合に外部充電を許可する電動車両において、ユーザの利便性を向上させることである。【解決手段】車両インレット90に充電コネクタ410が係合された状態において(S110においてYES)、電動車両のドアが施錠されていない場合であっても(S130においてNO)、ドアを開状態から閉状態にする閉操作が行なわれると(S150においてYES)、ロック装置をロック状態に移行させる(S170)。【選択図】図4

Description

本開示は、電動車両の充電口に接続された充電コネクタをロックするロック装置を備えた電動車両に関する。
近年、車外の電源(以下「外部電源」ともいう)に接続された充電ケーブルから供給される電力を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電が可能な電動車両が普及してきている。電動車両には、充電コネクタと充電口とが接続されている状態を解除されないようにするためのロック装置を備えるものが存在する。ロック装置は、充電コネクタを充電口にロックするロック状態と、充電コネクタを充電口から取り外し可能なアンロック状態とを切り替え可能に構成される。
特開2012−44846号公報(特許文献1)には、電動車両のドアを施錠する操作に連動してアンロック状態からロック状態に切り替わるロック装置を備えた電動車両が開示されている。
特開2012−44846号公報
上述のロック装置を備える電動車両においては、充電口に電圧が印加された状態で、充電口から充電コネクタが離脱して充電口が露出することを防止するために、ロック装置がロック状態である場合に外部充電を許可し、ロック装置がアンロック状態であるときには外部充電を許可しないものが存在する。
このような場合、特許文献1に開示された電動車両では、ユーザが蓄電装置の外部充電を行なうために充電口に充電コネクタを接続した場合において、ユーザのドアの施錠忘れなどによって、ドアが施錠されないことも想定され得る。そうすると、ロック装置がロック状態に移行されずにアンロック状態のままであるため、ユーザの意図に反して外部充電が許可されないことが懸念される。特に、電動車両の外部充電が許可されない状態であることをユーザが認識せずに電動車両を離れたような場合には、その後に外部充電が開始されない。そのため、ユーザが次回に電動車両を使用する際に、蓄電装置のSOC(State Of Charge)が低下したままの状態となるため、ユーザの利便性が著しく低下し得る。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、充電コネクタが充電口にロックされた状態である場合に外部充電を許可する電動車両において、ユーザの利便性を向上させることである。
この開示に係る電動車両は、車外の電源から充電ケーブルを介して供給される電力を受けて車載の蓄電装置を充電できるように構成される。この電動車両は、充電ケーブルの先端に設けられた充電コネクタが接続される充電口と、充電コネクタを充電口にロックするロック状態と、充電コネクタを充電口から取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能なロック装置と、電動車両のドアの開閉状態を検出する第1検出部と、充電コネクタが充電口に接続されたことを検出する第2検出部と、第1検出部および第2検出部から取得した信号を用いてロック装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、ドアが開状態から閉状態に切り替わった際に、充電コネクタが充電口に接続されている場合にはロック装置をアンロック状態からロック状態に切り替える。
上記構成によれば、充電口に充電コネクタが接続されている状態であれば、電動車両のドアが開状態から閉状態にされる操作(以下「閉操作」ともいう)に連動してロック装置がアンロック状態からロック状態に切り替えられる。これによって、たとえば、ユーザがドアの施錠を忘れたためにドアの施錠がなされていない場合であっても、ドアの閉操作に連動してロック装置をロック状態に移行させることができる。それゆえに、ロック装置がロック状態であることを外部充電の実施条件とするような電動車両であっても、充電口に充電コネクタが接続されている状態であれば、ドアの閉操作によって外部充電が許可される状態にすることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
本開示によれば、充電コネクタが充電口にロックされた状態である場合に外部充電を許可する電動車両において、ユーザの利便性を向上させることができる。
本実施の形態に係る電動車両の全体構成を概略的に示す図である。 車両インレットの周辺および充電ケーブルの構造を示す図である。 ロック装置を含むロックシステムの回路の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る電動車両のECUにおいて実行されるロック装置をロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る電動車両のECUにおいて実行されるロック装置をアンロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。 ドアの開閉操作に伴なうロック装置の状態の変化を示すタイミングチャート(その1)である。 変形例1に係る電動車両のECUにおいて実行されるロック装置をロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。 ドアの開閉操作に伴なうロック装置の状態の変化を示すタイミングチャート(その2)である。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態>
図1は、本実施の形態に係る電動車両1の全体構成を概略的に示す図である。電動車両1は、車外の交流電源に接続された充電ケーブルから供給される電力を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電が可能な車両である。電動車両1は、たとえば、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車および燃料電池自動車などの電動車両である。本実施の形態においては、電動車両1は電気自動車である例について説明する。なお、本実施の形態においては、電動車両1の外部充電時に車外の交流電源から電力の供給を受ける例について説明するが、車外の電源は交流電源に限られるものではない。車外の電源は直流電源であってもよい。
電動車両1は、蓄電装置10と、システムメインリレー(System Main Relay)35と、パワーコントロールユニット(以下「PCU(Power Control Unit)」ともいう)40と、動力出力装置50と、駆動輪60と、ドア開閉センサ80と、ドア施錠センサ85と、ECU(Electronic Control Unit)100と、アンテナ150とを備える。
蓄電装置10は、複数の電池が積層されて構成される。電池は、たとえば、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池である。また、電池は、正極と負極との間に液体電解質を有する電池であってもよいし、固体電解質を有する電池(全固体電池)であってもよい。
PCU40は、蓄電装置10から電力を受けて動力出力装置50を駆動するための電力変換装置を総括して示したものである。たとえば、PCU40は、動力出力装置50に含まれるモータを駆動するためのインバータや、蓄電装置10から出力される電力を昇圧してインバータへ供給するコンバータなどを含む。
動力出力装置50は、駆動輪60を駆動するための装置を総括して示したものである。たとえば、動力出力装置50は、駆動輪60を駆動するモータなどを含む。また、動力出力装置50は、駆動輪60を駆動するモータが回生モードで動作することによって、車両の制動時などに発電し、その発電された電力をPCU40へ出力する。以下においては、動力出力装置50および駆動輪60を総称して「駆動部」ともいう。
システムメインリレー35は、一端がPCU40と電気的に接続され、他端が蓄電装置10と電気的に接続される。システムメインリレー35は、ECU100からの制御信号に従ってオンオフ状態が切り替えられる。システムメインリレー35がオフ状態であると蓄電装置10から駆動部への電力の供給が遮断され、システムメインリレー35がオン状態であると蓄電装置10から駆動部への電力の供給が可能となる。
ドア開閉センサ80は、電動車両1の各ドアごとに設けられ、電動車両1のドアの開閉状態を検出する。ドア開閉センサ80は、ドアの開閉の検出結果をECU100に出力する。ドア開閉センサ80の詳細については、後述する。
ドア施錠センサ85は、電動車両1のドアが施錠されているか否かを検出する。ドア施錠センサ85は、ドア施錠の検出結果をECU100に出力する。
ECU100は、いずれも図示しないがCPU(Central Processing Unit)、メモリおよび入出力バッファを含み、センサ等からの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、各機器の制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
ECU100は、電動車両1の電子キー200から送信される指令をアンテナ150を介して取得し、当該指令に従って、電動車両1のドアの開閉状態を制御する。電子キー200には、電動車両1のドアを施錠するための施錠ボタンと、電動車両1のドアを開錠するための開錠ボタンとが設けられている。電子キー200は、ユーザによって施錠ボタンが押されると、電動車両1に施錠信号を送信する。電子キー200は、ユーザによって開錠ボタンが押されると、電動車両1に開錠信号を送信する。
ECU100は、アンテナ150を介して電子キー200から施錠信号を受信すると、ドアを施錠する。ECU100は、アンテナ150を介して電子キー200から開錠信号を受信すると、ドアを開錠する。
さらに、電動車両1は、外部充電を行なうための構成として、充電リレー30と、充電器70と、車両インレット90と、電力線CPL,CNLと、電力線CLとを備える。
車両インレット90は、外部電源の充電ケーブル400の先端部に設けられた充電コネクタ410と接続可能に構成される。車両インレット90は、充電ケーブル400の充電コネクタ410が接続されていない場合には、充電リッド2に覆われている。電動車両1の外部充電が行なわれる場合には、充電リッド2が開かれて車両インレット90に充電ケーブル400の充電コネクタ410が接続される。
充電器70は、電力線CLを介して車両インレット90に接続されるとともに、電力線CPL,CNLを介して充電リレー30の一端に接続される。充電器70は、ECU100からの制御信号によって作動し、充電コネクタ410から車両インレット90を介して受けた交流電力を蓄電装置10に充電可能な電力に変換して蓄電装置10に供給する。これにより、充電コネクタ410から供給される交流電力を用いて蓄電装置10が充電される。
充電リレー30の他端は、蓄電装置10に電気的に接続される。充電リレー30は、ECU100からの制御信号に従ってオンオフ状態が切り替えられる。充電リレー30は、蓄電装置10の外部充電が行なわれる際にオン状態に切り替えられる。
ここで、図2を参照して、外部充電を行なうための構成について詳細に説明する。図2は、車両インレット90の周辺および充電ケーブル400の構造を示す図である。
充電ケーブル400は、充電コネクタ410と、交流電力線440とを備える。充電コネクタ410の先端には接続部413が設けられ、車両インレット90に電気的に導通可能に接続される。充電コネクタ410には、リンク411が設けられている。このリンク411は、軸412の周りに回転自在に取り付けられる。リンク411は、一端に車両インレット90の突起91に係止される凸部が設けられ、他端には押しボタン415が設けられている。
リンク411の凸部が車両インレット90の突起91に係止されると、車両インレット90と充電コネクタ410との接続が容易に解除されないようになる。押しボタン415が押されることによって、リンク411が軸412の周りに回転し、リンク411の凸部と突起91との係止が解除される。
なお、以下においては、車両インレット90と充電コネクタ410とが接続され、かつ、車両インレット90の突起91と充電コネクタ410のリンク411の凸部とが係止されることを「係合」ともいう。
図1に戻り、さらに、電動車両1は、充電コネクタ410と車両インレット90とが係合されている状態が解除されないようにするためのロック装置20を備える。ロック装置20は、充電コネクタ410を車両インレット90にロックするロック状態と、充電コネクタ410を車両インレット90から取り外し可能なアンロック状態とを切替可能に構成される。ロック装置20は、ロックピン22と、アクチュエータ21とを含む。
ロックピン22は、充電コネクタ410を車両インレット90にロックする状態にしたり、充電コネクタ410を車両インレット90から取り外し可能な状態にしたりするための部材である。ロックピン22は、ピン軸方向(図1に示されたAR1の方向)に移動可能に構成される。
アクチュエータ21は、ロックピン22をピン軸方向に移動させるための電動アクチュエータである。アクチュエータ21はロックピン22を予め定められたロック位置まで移動させるロック動作、および、ロックピン22を予め定められたアンロック位置まで移動させるアンロック動作を行なう。
再び図2を参照して、ロックピン22の動作を具体的に説明する。図2には、アンロック位置にあるロックピン22、および、ロック位置にあるロックピン22Aが示されている。
車両インレット90に充電コネクタ410が係合された状態で、ロックピン22がロック位置に移動すると(ロック動作)、ロックピン22の先端がリンク411を押圧する。これによって、ロック装置20が、充電コネクタ410を車両インレット90にロックするロック状態となる。
車両インレット90に充電コネクタ410が係合された状態で、ロックピン22がアンロック位置に移動すると(アンロック動作)、ロックピン22の先端がリンク411から離れる。これによって、ロック装置20が、充電コネクタ410を車両インレット90から取り外し可能なアンロック状態となる。
(ロックシステム5の回路構成)
図3は、ロック装置20を含むロックシステム5の回路の構成の一例を示す図である。この回路には、ロック装置20の回路20Aと、車両インレット90の回路90Aと、充電コネクタ410の回路410Aと、ドア開閉センサ80の回路80Aとが含まれる。
ロック装置20の回路20Aは、電源18からの電力が供給される電源線LBと、第1電線L1と、第1電線L1の一方の端部に接続されたロックリレーRY1と、第2電線L2と、第2電線L2の一方の端部に接続されたアンロックリレーRY2と、スイッチSW1とを含む。
ロックリレーRY1は、ECU100から送信されるロック信号SIG1に従って、第1電線L1の一方の端部の接続先をグランド(基準電位を有する部位)から電源線LBに切り替えるように構成される。具体的には、ロックリレーRY1は、ECU100からのロック信号SIG1によりロックリレーRY1が励磁されて、第1電線L1と電源線LBとを接続する状態に切り替わる。
アンロックリレーRY2は、ECU100から送信されるアンロック信号SIG2に従って、第2電線L2の一方の端部の接続先をグランドから電源線LBに切り替えるように構成される。具体的には、アンロックリレーRY2は、ECU100からのアンロック信号SIG2によりアンロックリレーRY2が励磁されて、第2電線L2と電源線LBとを接続する状態に切り替わる。
アクチュエータ21は、第1電線L1の他方の端部と第2電線L2の他方の端部との間に接続される。ECU100からロック信号SIG1を受けてロックリレーRY1が第1電線L1と電源線LBとを接続する状態に切り替えられると、アクチュエータ21は、ロックピン22をロック位置に移動させてロック動作を行なう。
一方、ECU100からアンロック信号SIG2を受けてアンロックリレーRY2が第2電線L2と電源線LBとを接続する状態に切り替えられると、アクチュエータ21は、ロックピン22をアンロック位置に移動させてアンロック動作を行なう。
スイッチSW1は、ロック装置20のロック状態を検出するためのスイッチである。スイッチSW1は、ECU100に電気的に接続されている。スイッチSW1は、ロック装置20がアンロック状態であるときにはオフ状態となっており、ロック装置20がロック状態になったときにオン状態になるように構成される。具体的には、スイッチSW1は、ロックピン22がロック位置に移動されたときに、ロックピン22によってオフ状態からオン状態に切り替えられるように構成される。一方、スイッチSW1は、ロックピン22がアンロック位置に移動されると、オン状態からオフ状態に切り替わる。スイッチSW1がオン状態となると、検出信号SIG3の電位がローレベルになる。スイッチSW1がオフ状態となると、検出信号SIG3の電位がハイレベルになる。
ECU100は、検出信号SIG3の電位に応じてロック装置20の状態を検出する。具体的には、ECU100は、検出信号SIG3の電位がローレベルであれば、ロック装置20がロック状態であることを検出する。一方、ECU100は、検出信号SIG3の電位がハイレベルであれば、ロック装置20がアンロック状態であることを検出する。
なお、ECU100は、ロック信号SIG1を送信した後に検出信号SIG3の電位がローレベルになったことを検出すると、ロックリレーRY1を非励磁とする。また、ECU100は、アンロック信号SIG2を送信した後に検出信号SIG3の電位がハイレベルになったことを検出すると、アンロックリレーRY2を非励磁とする。
車両インレット90の回路90Aおよび充電コネクタ410の回路410Aは、車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態を検出するための検出回路である。車両インレット90の回路90Aは、抵抗R1を含む。充電コネクタ410の回路410Aは、抵抗R2,R3およびスイッチSW2を含む。スイッチSW2は、車両インレット90と充電コネクタ410とが係止しているときにオン状態となり、車両インレット90と充電コネクタ410とが係止していないときにオフ状態となるように構成される。
車両インレット90は、充電コネクタ410との接続状態を示す接続信号(プロキシメトリディテクション信号)PISWをECU100へ出力する。接続信号PISWは、車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態に応じて電位が変化する信号である。具体的には、接続信号PISWは、車両インレット90と充電コネクタ410とが係合されている第1状態、車両インレット90と充電コネクタ410とが接続されていない第2状態、および、車両インレット90と充電コネクタ410とが接続されているが係止されていない第3状態に従って電位が変化する。
ECU100は、接続信号PISWの電位に応じて、車両インレット90と充電コネクタ410とが上述のいずれの接続状態であるかを判定する。
ECU100は、接続信号PISWが抵抗R1によって定まる電位であった場合、第2状態であると判定する。ECU100は、接続信号PISWが抵抗R1,R2により定まる電位であった場合、第1状態であると判定する。ECU100は、接続信号PISWがR1,R2,R3により定まる電位であった場合、第3状態であると判定する。
ドア開閉センサ80の回路80Aは、スイッチSW3を含む。スイッチSW3は、電動車両1のドアの開閉状態を検出するためのスイッチである。スイッチSW3は、ドアが開状態にされたときにオン状態となり、ドアが閉状態にされたときにオフ状態となる。スイッチSW3がオン状態になると、検出信号SIG4の電位がローレベルになる。スイッチSW3がオフ状態となると、検出信号SIG4の電位がハイレベルになる。
ECU100は、検出信号SIG4の電位に応じてドアの開閉状態を検出する。具体的には、ECU100は、検出信号SIG4の電位がローレベルであれば、ドアが開状態であることを検出する。一方、ECU100は、検出信号SIG4の電位がハイレベルであれば、ドアが閉状態であることを検出する。
(ロック装置のロック状態およびアンロック状態の切り替え)
本実施の形態に係るECU100は、電動車両1のドアの施錠状態、および充電コネクタ410と車両インレット90との接続状態に応じて、ロック装置20をロック状態およびアンロック状態のどちらかの状態に制御する。具体的には、ECU100は、電動車両1が施錠されている場合であり、かつ、充電コネクタ410と車両インレット90とが係合されている状態(第1状態)である場合に、ロック信号SIG1を出力してロック装置20をロック状態にさせる。また、ECU100は、ロック装置20がロック状態である場合において、施錠されている電動車両1を開錠する開錠操作(たとえば、電子キー200の開錠ボタンを押す操作)がされた場合に、アンロック信号SIG2を出力してロック装置20をアンロック状態にさせる。
また、本実施の形態に係るECU100は、車両インレット90に電圧が印加された状態で、車両インレット90から充電コネクタ410が離脱して車両インレット90が露出することを防止するために、ロック装置20がロック状態である場合に外部充電を許可し、ロック装置20がアンロック状態である場合には外部充電を許可しない。
なお、外部充電を許可する場合、ECU100は、充電器70を作動させ、かつ、充電リレー30をオン状態にする。外部充電を許可しない場合、ECU100は、充電器70を停止させ、かつ、充電リレー30をオフ状態にする。
以上のような構成を備えた電動車両1において、たとえば、ユーザは、車両インレット90に充電コネクタ410を係合させた後に、電動車両1を施錠すると、ロック装置20がロック状態に移行される。そして、ロック装置20がロック状態に移行されると、電動車両1の外部充電が許可される。あるいは、ユーザは、電動車両1を施錠した後に車両インレット90に充電コネクタ410を係合する。これにより、ロック装置20がロック状態に移行される。そして、ロック装置20がロック状態に移行されると、外部充電が許可される。
しかしながら、外部充電を行ないたい意図があるにも関わらず、ユーザが電動車両1のドアを施錠し忘れてしまうことも想定される。また、一度は電動車両1を外部充電が許可される状態にした後に、車内の忘れ物などを取り出すために電動車両1の開錠操作がされたような場合には、ロック装置20がアンロック状態に移行される。この後にユーザが電動車両1の施錠を忘れてしまうことも想定される。これらのような場合、ロック装置20がアンロック状態のままであるため、外部充電が許可されない。そのため、ユーザの意図に反して電動車両1の外部充電が行なわれず、ユーザが次回に電動車両1を使用する際に蓄電装置10のSOCが低下したままの状態であるという不利益をユーザに与えてしまう可能性がある。
さらに、ユーザは、外部充電時に車内で待機する場合も想定される。このような場合にも、外部充電が許可される状態にするためには、ドアを施錠することが求められる。そうすると、ユーザが外部充電時に車外に出るためにはドアの開錠操作を行なわなければならず、当該開錠操作に伴なって、ロック装置20がアンロック状態に移行される。その結果、外部充電が許可されない状態となり、外部充電が停止されてしまう。
そこで、本実施の形態においては、ECU100は、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている場合において、ドアが開状態から閉状態に切り替わったことを検出した場合には、ロック装置20をロック状態に移行させる。これによって、外部充電に際して、ユーザがドアを施錠していない場合であっても、ロック装置20をロック状態に移行させることができる。このように、ドアの閉操作に連動させて外部充電が許可される状態にすることによって、ユーザに不利益を与えることを抑制し、ユーザの利便性を向上させることができる。
図4は、本実施の形態に係る電動車両1のECU100において実行されるロック装置20をロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電動車両1の制御のメインルーチンから呼び出され、所定周期ごとに実行される。
図4に示すフローチャートの各ステップは、ECU100によるソフトウェア処理によって実現される場合について説明するが、その一部あるいは全部がECU100内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。図5および図7についても同様である。
ECU100は、接続信号PISWの電位に基づいて車両インレット90に充電コネクタ410が係合されているか否かを判定する(S110)。ECU100は、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されていると判定すると(S110においてYES)、電動車両1のドアが施錠されている状態か否かを判定する(S130)。
ECU100は、電動車両1のドアが施錠されている状態であると判定すると(S130においてYES)、処理をS170に進め、ロック信号SIG1を出力してロック装置20をロック状態に移行させる。これによって、電動車両1の外部充電が許可される。
ECU100は、S130において、電動車両1のドアが施錠されている状態でないと判定すると(S130においてNO)、ドアの閉操作がなされたか否かを判定する(S150)。
ECU100は、ドアの閉操作がなされたと判定すると(S150においてYES)、ロック信号SIG1を出力してロック装置20をロック状態に移行させる(S170)。
ECU100は、S110において車両インレット90に充電コネクタ410が係合されていないと判定した場合(S110においてNO)、および、S150においてドアが閉操作されていないと判定した場合(S150においてNO)のどちらかであると、処理をメインルーチンに戻す。
このように、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている場合に、電動車両1のドアの閉操作に連動して、ロック装置20がロック状態に移行される。これによって、電動車両1の外部充電が許可される。
なお、本実施の形態においては、S130の電動車両1のドアが施錠されているか否かが判定された後に、S150の電動車両1のドアの閉操作がなされたか否かが判定された。しかしながら、電動車両1のドアの閉操作がなされたか否かの判定がされた後に、電動車両1のドアが施錠されているか否かの判定がされてもよい。つまり、S130とS150の順序は任意に設定することが可能である。
図5は、本実施の形態に係る電動車両1のECU100において実行されるロック装置20をアンロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電動車両1の制御のメインルーチンから呼び出され、所定周期ごとに実行される。
ECU100は、ロック装置20がロック状態であるか否かを判定する(S210)。ECU100は、ロック装置20がロック状態でないと判定した場合(S210においてNO)、ロック装置20はすでにアンロック状態となっている。ゆえに、以降のステップは不要であるため、ECU100は、処理をメインルーチンに戻す。
ECU100は、ロック装置20がロック状態であると判定すると(S210においてYES)、電動車両1のドアの開錠操作がなされたか否かを判定する(S230)。
ECU100は、電動車両1のドアの開錠操作がなされたと判定すると(S230においてYES)、アンロック信号SIG2を出力してロック装置20をアンロック状態に移行させる(S250)。これによって、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外しできるようになる。
ECU100は、S230において電動車両1のドアの開錠操作がなされていないと判定すると(S230においてNO)、処理をメインルーチンに戻す。
図6は、ドアの開閉操作に伴なうロック装置20の状態の変化を示すタイミングチャートである。図6には、横軸に「時刻」、縦軸には上から順に「車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態(PISW)」、「ドアの状態(SW3)」、「ロックリレーRY1の状態」、「ロックピンの位置」および「ロック装置20の状態(SW1)」が示されている。また、図6においては、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている状態であることを前提としている。それゆえに、「車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態(PISW)」は第1状態であることが示されている。
図6においては、時刻t0には、車両インレット90に充電コネクタ410が係合された状態において、電動車両1のドアが開状態になっており、かつ、ロック装置20がアンロック状態となっている。そして、時刻t1において、電動車両1のドアを開状態から閉状態にする閉操作が行なわれると、ドアの開閉状態を示すスイッチSW3がオン状態からオフ状態に切り替わる。
ドアの閉操作(スイッチSW3の切り替わり)に連動して、ECU100からロック信号SIG1が出力されてロックリレーRY1が励磁され、第1電線L1の一方の端部の接続先がグランドから電源線LBに切り替えられる(図6における「グランド」から「電源」への切り替わり)。
そうすると、アクチュエータ21が駆動されて、時刻t1から時刻t2にかけてロックピン22がアンロック位置からロック位置に移動される(ロック動作)。このロック動作に伴なって、時刻t2にロックピン22によってスイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられて、ロック装置20がロック状態に移行したことが検出される。これによって、電動車両1の外部充電が許可されるようになる。
なお、スイッチSW1がオン状態になったことが検出されると、ロックリレーRY1は、非励磁とされ、第1電線L1の一方の端部がグランドに接続される。
上記ように、電動車両1のドアの閉操作に連動して、ロック装置20がロック状態に移行されることによって、ユーザが電動車両1のドアを施錠し忘れた場合にも、外部充電が許可されるようにすることができる。これによって、ユーザに外部充電が実行されないという不利益を与えることを抑制し、外部充電におけるユーザの利便性を向上させることができる。
また、外部充電時に車内で待機するような場合に、外部充電が許可される状態にするためにドアを施錠しなくても、ユーザが電動車両1に乗り込んだ際のドアの閉操作によって、ロック装置20がロック状態に移行される。そのため、ユーザは、ドアを施錠しなくても電動車両1を外部充電が許可される状態にすることができる。これによって、電動車両1の施錠を忘れた場合でも、外部充電が許可される状態にすることができる。
さらに、外部充電時に車内で待機するような場合にまでも、外部充電が許可される状態にするためにドアを施錠することが求められると、ユーザが外部充電時に車外に出るためにはドアの開錠操作を行なわなければならない。そうすると、車外に出るための開錠操作に伴なってロック装置20がアンロック状態に移行され、外部充電が許可されない状態となり外部充電が停止されてしまう。このような場合においても、上述のようにドアを施錠しなくても電動車両1を外部充電が許可される状態にすることにより、ユーザは、外部充電を停止させることなく、外部充電時に車外に出ることができる。
<変形例1>
実施の形態においては、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている状態において、電動車両1のドアの閉操作に連動して、即座にロック動作が開始された。
しかしながら、たとえば、外部充電の完了後に、電動車両1を走行させようとユーザが運転席に乗り込んだ際に、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外し忘れていることに気が付くような場合も想定され得る。このような場合、ユーザが電動車両1に乗り込んだ際のドアの閉操作に連動して、即座にロック動作が開始されると、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外せなくなってしまう。そうすると、ユーザは、ロック装置20をアンロック状態に移行させるために、一度ドアを施錠してから開錠するという操作が必要となる。ゆえに、手間がかかり、ユーザの利便性が低下してしまう可能性がある。
そこで、変形例1に係る電動車両1は、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている状態において、ドアの閉操作の後に所定時間の経過を待ってからロック動作が開始される。これによって、ユーザが運転席に乗り込み、ドアの閉操作を行なった後に、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外し忘れていることに気が付いたような場合であっても、ユーザは所定時間の間に車両インレット90から充電コネクタ410を取り外すことができる。このように、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外す時間を確保することができ、ユーザに一度ドアを施錠してから開錠するという操作をするという手間をかけさせることが抑制される。
なお、所定時間は任意に設定される時間であり、たとえば、数十秒から数分程度に設定される。
図7は、変形例1に係る電動車両1のECU100において実行されるロック装置20をロック状態へ移行させる処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電動車両1の制御のメインルーチンから呼び出され、所定周期ごとに実行される。図7に示すフローチャートは、図4のフローチャートに対して、S190が追加されたものとなっている。その他の各ステップについては、図4のフローチャートにおける各ステップと同様であるため、繰り返し説明しない。
ECU100は、電動車両1のドアの閉操作がなされたと判定した場合(S150においてYES)、ドアの閉操作がなされてから所定時間が経過したか否かを判定する(S190)。
ECU100は、ドアの閉操作がなされてから所定時間が経過していないと判定すると(S190においてNO)、処理をS190に戻す。つまり、ECU100は、ドアの閉操作がなされてから所定時間が経過するまで待機する。ECU100は、ドアの閉操作がなされてから所定時間が経過したと判定すると(S190においてYES)、ロック装置20をロック状態に移行させる(S170)。
図8は、ドアの開閉操作に伴なうロック装置20の状態の変化を示すタイミングチャートである。図8には、横軸に「時刻」、縦軸には上から順に「車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態(PISW)」、「ドアの状態(SW3)」、「ロックリレーRY1の状態」、「ロックピンの位置」および「ロック装置20の状態(SW1)」が示されている。また、図8においては、車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている状態であることを前提としている。それゆえに、「車両インレット90と充電コネクタ410との接続状態(PISW)」は第1状態であることが示されている。
図8においては、時刻t3には、車両インレット90に充電コネクタ410が係合された状態において、電動車両1のドアが開状態になっており、かつ、ロック装置20がアンロック状態となっている。そして、時刻t4において、電動車両1のドアを開状態から閉状態にする閉操作が行なわれると、ドアの開閉状態を示すスイッチSW3がオン状態からオフ状態に切り替わる。
そして、ドアの閉操作(スイッチSW3の切り替わり)に伴なって、ドアの閉操作から所定時間の経過(時刻t4から時刻t5の間)を待ってからECU100からロック信号SIG1が出力されてロックリレーRY1が励磁される。これにより、ロックリレーRY1は、第1電線L1の一方の端部の接続先がグランドから電源線LBに切り替えられる(図8における「グランド」から「電源」への切り替わり)。
そうすると、アクチュエータ21が駆動されて、時刻t5から時刻t6にかけてロックピン22がアンロック位置からロック位置に移動される(ロック動作)。このロック動作に伴なって、時刻t6にロックピン22によってスイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられて、ロック装置20がロック状態に移行したことが検出される。これによって、電動車両1の外部充電が許可されるようになる。
これによって、たとえば、ユーザが運転席に乗り込み、ドアの閉操作を行なった後に、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外し忘れていることに気が付いたような場合であっても、ユーザは所定時間の間に車両インレット90から充電コネクタ410を取り外すことができる。このように、車両インレット90から充電コネクタ410を取り外す時間を確保することができ、ユーザに一度ドアを施錠してから開錠するという手間をかけさせることが抑制される。ゆえに、ユーザの利便性が低下されることを抑制することができる。
<変形例2>
実施の形態および変形例1においては、「(1)電動車両1が施錠されている場合であり、かつ、充電コネクタ410と車両インレット90とが係合されている状態(第1状態)である場合」にロック装置20がロック状態に移行される電動車両に対して、さらに、「(2)車両インレット90に充電コネクタ410が係合されている場合において、ドアが開状態から閉状態に切り替わった場合」にもロック装置20がロック状態に移行されるようにした例について説明した。しかしながら、上記(1)の条件が成立した場合にロック装置20がロック状態に移行される電動車両以外であっても、ロック装置20のロック状態への移行の条件に上記(2)の条件を付加することにより、外部充電におけるユーザの利便性を向上させることができる。
変形例2においては、一例として、「(3)充電コネクタ410と車両インレット90とが係合されたとき」にロック装置20がロック状態に移行される電動車両に対して、上記(2)の条件を付加する例について説明する。
上記(3)の条件のみによりロック装置20がロック状態に移行される電動車両においては、以下のような課題が生じ得る。ユーザが、電動車両1の外部充電を行なうために、車両インレット90に充電コネクタ410を係合させると、ロック装置20がロック状態に移行される。その後、たとえば、外部充電時にユーザが車内の忘れ物を取り出すために、電動車両1の開錠操作を行なうと、当該開錠操作に伴なってロック装置20がアンロック状態に移行される。これによって、外部充電が許可されない状態となり、外部充電が停止されてしまう。このような場合にユーザが外部充電を再開させるためには、車両インレット90から充電コネクタ410を一旦取り外してから、再度車両インレット90と充電コネクタ410とを係合させる必要がある。また、開錠操作に伴なって外部充電が停止されたことにユーザが気が付かないような場合には、次回に電動車両1を使用する際に蓄電装置10のSOCが低下したままの状態であるという不利益をユーザに与えてしまう可能性がある。
そこで、上記(2)の条件でロック装置20がロック状態に移行されることにより、上記課題を解決することができる。具体的には、電動車両1の外部充電時にユーザが忘れ物を取り出すために開錠操作を行なったような場合にも、その後のドアの閉操作に連動してロック装置20がロック状態に移行される。これによって、車両インレット90から充電コネクタ410を一旦取り外してから、再度車両インレット90と充電コネクタ410とを係合させるという操作を行なうことなく、ロック装置20をロック状態に移行させて、外部充電を再開させることができる。
このように、上記(2)の条件でロック装置20がロック状態に移行されることによって、ユーザに不利益を与えることを抑制し、ユーザの利便性を向上させることができる。
<変形例3>
実施の形態および変形例1,2においては、ロック装置20のアンロック状態への移行は、「ロック装置20がロック状態である場合において、施錠されている電動車両1を開錠する開錠操作がされた場合」に行なわれた。たとえば、ドアの閉操作に連動してロック装置20をロック状態に移行させたときには、ドアは施錠されていない状態である。そのため、ロック装置20をアンロック状態へ移行させるためには、ユーザは、外部充電が完了した際に一度ドアを施錠する操作をしてから開錠操作をすることになる。これによって、ロック装置20がアンロック状態へ移行し、ユーザが車両インレット90から充電コネクタ410を取り外すことができるようになる。
しかしながら、開錠操作は、電動車両1がすでに開錠されている状態で行われてもよい。具体的に一例を説明すると、ロック装置20がロック状態、かつ、電動車両1が開錠されているという状態において、たとえば、ユーザは、電動車両1の電子キー200に設けられた開錠ボタンを押す。この操作によって、ロック装置20がアンロック状態に移行されてもよい。
これによって、ロック装置20がロック状態、かつ、電動車両1が開錠されているという状態において、ユーザは、外部充電が完了した際に一度ドアを施錠する操作をすることなく、開錠操作することで、ロック装置20をアンロック状態に移行させることができる。ゆえに、ユーザが行なう操作を少なくすることができ、ユーザの利便性が向上される。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電動車両、2 充電リッド、5 ロックシステム、10 蓄電装置、18 電源
20 ロック装置、21 アクチュエータ、22,22A ロックピン、30 充電リレー、35 システムメインリレー、40 PCU、50 動力出力装置、60 駆動輪、70 充電器、80 ドア開閉センサ、85 ドア施錠センサ、90 車両インレット、91 突起、100 ECU、150 アンテナ、200 電子キー、400 充電ケーブル、410 充電コネクタ、411 リンク、412 軸、413 接続部、415 押しボタン、440 交流電力線、CPL,CNL 電力線、CL 電力線、L1 第1電線、L2 第2電線、NL 負極線、PISW 接続信号、PL 正極線、R1,R2,R3 抵抗、RY1 ロックリレー、RY2 アンロックリレー、S1,S2,S3,S4,S5 信号線、SIG1 ロック信号、SIG2 アンロック信号、SIG3 検出信号、SIG4 検出信号、SW1 スイッチ、SW2 スイッチ、SW3 スイッチ。

Claims (1)

  1. 車外の電源から充電ケーブルを介して供給される電力を受けて車載の蓄電装置を充電できるように構成された電動車両であって、
    前記充電ケーブルの先端に設けられた充電コネクタが接続される充電口と、
    前記充電コネクタを前記充電口にロックするロック状態と、前記充電コネクタを前記充電口から取り外し可能なアンロック状態との切り替えが可能なロック装置と、
    前記電動車両のドアの開閉状態を検出する第1検出部と、
    前記充電コネクタが前記充電口に接続されたことを検出する第2検出部と、
    前記第1検出部および前記第2検出部から取得した信号を用いて前記ロック装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ドアが開状態から閉状態に切り替わった際に、前記充電コネクタが前記充電口に接続されている場合には前記ロック装置を前記アンロック状態から前記ロック状態に切り替える、電動車両。
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