JP2019161662A - 画像形成装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】置き忘れた原稿の持ち主から当該原稿が第三者に渡るリスクを効果的に抑止することによって、セキュリティ強化を図ることが可能な画像形成装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラムを提供する【解決手段】操作者によって画像形成装置201の原稿台に原稿が置かれたことを検知した後、その操作者が当該画像形成装置201から離れたことをネットワークカメラ202によって検知すると、原稿台に当該原稿が置かれたままの状態であれば、当該原稿が置き忘れている旨を通知する。【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークカメラを用いた監視システムに関する発明であり、特に、画像形成装置に置かれた原稿の置き忘れを抑止する発明に関する。
近年、ネットワークカメラ(以下、監視カメラ)を利用した監視システムの利用により、セキュリティを強化する動きが進んでいる。ただし今後、より細かい監視のニーズに対応するためには監視カメラと他のハードウェア間での連携が重要になってくる。
例えば、画像形成装置(複合機など)を使用する際の機密文書の置き忘れという、操作者のヒューマンエラーに起因するセキュリティリスクについて、画像形成装置と監視カメラとの連携によって、より効果的な防止・リスク軽減策を提供することが可能となる。
具体的には、監視カメラの映像や動体検知などのインテリジェント機能と、原稿設置などの画像形成装置の状態変化を関連付けたうえで、セキュリティログとして記録し利用するようなシステムである。
そこで先行技術として、特許文献1には画像形成装置で使用した原稿画像と操作者画像を連携させた、原稿の持ち主検索システムが記載されている。
特開2009−89250号公報
しかしながら、特許文献1に記載の先行技術では、印刷画像(原稿)と操作者を記録するカメラ映像を紐づけて管理しているが、これは原稿設置など逐次変化する状態を監視するものではなく、読み取った原稿の画像データと紐づけて操作者の顔画像の情報などを管理するというものである
この原稿の画像データと紐づけて管理された操作者の顔画像の情報から、置き忘れた原稿を読み取り、当該原稿の持ち主を検索するためのものであり、原稿の置き忘れ防止、持ち去りなどのセキュリティリスクに、未然に対応するものではない。
つまり、特許文献1に記載の画像形成装置(複合機など)の機能では、「原稿の置き忘れ」を効果的に防止できず、それにより置き忘れ原稿の持ち去りなどのセキュリティリスクが生じることになり、更に、特許文献1に記載の技術では、置き忘れ原稿を「持ち去った」人物の特定が困難である。
そこで、本発明では、置き忘れた原稿の持ち主から当該原稿が第三者に渡るリスクを効果的に抑止することによって、セキュリティ強化を図ることが可能な画像形成装置、画像形成システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第一の発明は、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムであって、前記ネットワークカメラは、前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知手段、を備え、前記画像形成装置は、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知手段によって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第二の発明は、画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置であって、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第三の発明は、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムの制御方法であって、前記ネットワークカメラは、前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知ステップ、を実行し、前記画像形成装置は、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知ステップと、前記原稿検知ステップによって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知ステップによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知ステップと、を実行することを特徴とする。
上記課題を解決するための第四の発明は、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムで読取実行可能なプログラムあって、前記ネットワークカメラを、前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知手段、として機能させ、前記画像形成装置を、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知手段によって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、して機能させることを特徴とする。
上記課題を解決するための第五の発明は、画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置は、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知ステップと、前記原稿検知ステップによって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知ステップと、を実行することを特徴とする。
上記課題を解決するための第六の発明は、画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置で読取実行可能なプログラムあって、前記画像形成装置を、前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明により、画像形成装置へ原稿の置忘れに関する通知を画像形成装置付近のユーザへ通知することによって、置き忘れた原稿の持ち主から当該原稿が第三者に渡るリスクを効果的に抑止することによって、セキュリティ強化を図ることができる、という効果を奏する。
原稿置き忘れについての現存の課題を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す構成図である。 本発明の実施形態に係るデータストア用サーバのハードウェア構成を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける機能構成を示す機能構成図である。 本発明における原稿置き忘れ通知機能の概要を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける原稿置き忘れ通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける操作者離隔検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明のおける原稿置き忘れ操作者表示機能の概要を説明するための説明図である 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける原稿置き忘れ操作者表示処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける操作者接近検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明における原稿拾得者表示機能の概要を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムにおける原稿拾得者表示処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、原稿置き忘れ操作者表示画面の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態において、原稿拾得者表示画面の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムで実行される処理で用いるデータを記憶するためのテーブルの構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の解決すべき課題の概要を図示したものである。
まず、操作者Aが、画像形成装置に原稿をセットし、コピー機能などを利用したものとする。そして、操作者Aは、原稿を画像形成装置へセットしたまま、画像形成装置から離れると、原稿は置いたままの状態となり、当該原稿が第三者へ渡った際に、原稿に含まれる機密情報や個人情報の流出につながる(課題(1))。
また、操作者Aが原稿をセットしたまま、画像形成装置から離れ、操作者Bが画像形成装置へ近づいた場合、操作者Bは、画像形成装置にセットされた原稿を見つけると、当該原稿の持ち主(操作者A)を特定し、持ち主に当該原稿を渡すことが想定される。特に原稿に機密情報等が含まれていた場合は、当該原稿を渡す必要がある。
更に、操作者Aは、原稿をセットしたまま、画像形成装置から離れた後、操作者Aが、画像形成装置に戻った際には、当該原稿が画像形成装置に残っていない場合、つまり、第三者が持ち去る場合が生じ得る。この場合、持ち去った第三者を特定し、当該原稿の返却を求めることが必要とされる。
[第1の実施形態]
図2は、本発明の画像形成システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図2は、画像形成システム200は、1又は複数の画像形成装置201、1又は複数のネットワークカメラ(監視カメラ)202、および1又は複数のデータストア用サーバ204がローカルエリアネットワーク(LAN)203を介して接続される構成となっている。
画像形成装置201は、原稿の読み込みや印刷、原稿台に置かれた原稿の有無などの状態監視、備え付けのモニターでの情報表示などを行うことができる。またネットワーク203を介して、ネットワークカメラ202と接続され、ネットワークカメラ202と画像形成装置201の間で各種情報をやり取りすることが可能である。
ネットワークカメラ202は、単体での映像記録に加えて、ネットワーク203を介して他のデバイスへの映像配信などを行うことができる。さらに動体検知および通過検知等のインテリジェント機能や顔識別機能などを有している。
また、ネットワーク203を介して他のデバイスと各種情報をやり取りすることが可能であり、遠隔操作によりネットワークカメラ202の移動/ズームなどを行うことができる。
データストア用サーバ204は、ファイルサーバやデータベースサーバなどの機能を有しており、ネットワークカメラ202の映像や画像など、本発明における各種情報を永続的なデータとして保持する。
また、本実施形態の画像形成システム200は、上述した構成の1又は複数の画像形成装置201、1又は複数のネットワークカメラ202、1又は複数のデータストア用サーバ204がLAN203を介して接続される構成の1又は複数のWANを介して接続される構成であってもよい。
図3は、図2に示した画像形成装置201のハードウェア構成を示す構成図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク203)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)203に接続する。
また、無線通信も可能な構成となっており、赤外線やBluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)を用いた通信にて他の装置と接続し、データの入出力を行う。
306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。
そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。
原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。
また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
尚、表示部は画像形成装置によって表示性能が異なり、タッチパネルを介して操作をできる画像形成装置、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけの画像形成装置によって本発明は構成されている。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(ICチップとして携帯端末内に備えられていてもよい)に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
また、カードリーダ319はNFCの通信規格に対応しており、ICカードや携帯端末のICチップへの読み書きを行うことが可能な構成となっている。なお、NFC規格対応のカードリーダに、NFC規格対応の携帯端末をかざすと、認証を行い、携帯端末と画像形成装置(複合機)とのペアリングを行う。
そして、かざされた携帯端末と画像形成装置(複合機)で通信(P2P)を確立してデータの通信を行うことが可能である。その他、高速通信規格である、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)に通信を引き継ぎ(ハンドオーバー)、携帯端末と画像形成装置(複合機)間で通信を行わせることも可能である。
例えば、携帯端末をカードリーダにかざすことで、携帯端末に記憶されている画像を画像形成装置(複合機)へ送信することが可能となる。なお、NFCの通信規格の詳細は、従来技術であるため、説明を省略するものとする。
上述した画像形成装置201では、画像形成装置201を制御するためのプラットフォームが存在し、このプラットフォーム上で、認証サーバ(不図示)と通信するための認証アプリケーションが動作している。
認証アプリケーションはHDD304に記憶されている。プラットフォームが管理する、ログイン時にユーザ情報を格納するログインコンテキストや、各種設定情報は、HDD304上に領域が確保されている。
また、プラットフォーム上には、画像形成装置201の本体機能を拡張したアプリケーションがインストールされ、動作している。これらアプリケーションは、プラットフォームのAPIを用いて実行される。
このプラットフォームを介して、画像形成装置の各機能を制御することが可能な構成となっている。
また、画像形成装置201には、Webブラウザも記憶されており、Webシステムと連携することも可能である。この場合、Webアプリケーションサーバから受信した画面を、Webブラウザを用いて表示する。
Webブラウザ上で指示した命令は、Webアプリケーションサーバへ要求がなされ、Webアプリケーションサーバからの命令を受け付けることによって、画像形成装置201により動作(スキャンやプリント処理)を実行することが可能である。
以上のような構成によって、画像形成装置201は、スキャナ314から読み込んだ画像データをネットワーク203上に送信したり、ネットワーク203から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
以下、図4を用いて、図2に示したデータストア用サーバ204に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図4において、401はCPUで、システムバス404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM402あるいは外部メモリ411には、CPU401の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
403はRAMで、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU401は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM402あるいは外部メモリ411からRAM403にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、405は入力コントローラで、キーボード(KB)409や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)410等の表示器への表示を制御する。
なお、図4では、CRT410と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
407はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ411へのアクセスを制御する。
408は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク203)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU401は、例えばRAM403内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT410上での表示を可能としている。また、CPU401は、CRT410上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ411に記録されており、必要に応じてRAM403にロードされることによりCPU401によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ411に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図5は、本発明の画像形成システムの構成の一例を示すプログラム構成を示す機能ブロック図である。
図4の例では、本システムは画像形成装置201とデータストア用サーバ204とネットワークカメラ(監視カメラ)203で構成される。
画像形成装置201には、原稿の有無などの状態を検知する状態管理機能を有する装置状態検知部501、付属のモニターなど(表示部)で情報を表示する画像表示部502、ネットワークカメラ202から取得した操作者を撮影して得られた画像(操作者画像)やデータストア用サーバ204上に存在する操作者画像データなどを管理する監視画像管理部503、ネットワークカメラ202がインテリジェント機能により検知した情報を元に、操作者の接近、離隔などの移動を判定する操作者移動判定部504を備える。
データストア用サーバ204には、画像データなどの任意の情報を永続的なデータとして管理、保存する画像データ管理・保存部505を備える。
ネットワークカメラ(監視カメラ)203には、監視映像の取得や録画、配信を行う映像取得部506、動体検知、通過検知等のインテリジェント機能を実現するインテリジェント機能部507を備える。
次に、図6を参照して本実施形態の画像形成システムにおける原稿置き忘れ通知機能の概要を説明する。
図6においては、画像形成装置201とそれを監視するネットワークカメラ202およびそれらがネットワーク203を介して接続されている状態である。
ここで原稿置き忘れ通知機能とは、まず操作者Aが画像形成装置201でコピーなどの操作(1)を行った後に、印刷物のみ取得し原稿を置き忘れたまま画像形成装置201から離れた場合(2)を想定する。
その場合、ネットワークカメラ202のインテリジェント機能により操作者Aが画像形成装置201から離れたこと及び画像形成装置201の状態管理機能により原稿の置き忘れがあることを検知(3)したら、画像形成装置201からビープ音や画面上での警告によって通知(4)する機能である。
図7では原稿置き忘れ通知処理について、フローチャートを用いて説明する。本処理は画像形成装置201で実施される。
ステップS701では、操作者によって印刷原稿が原稿台へ設置されたことを画像形成装置201の状態管理機能により検知する。
ステップS702では、原稿を設置した操作者が画像形成装置201から離れたことを、ネットワークカメラ202のインテリジェント機能を利用して検知する。操作者離隔検知処理の詳細については、図8を参照し別途記述する。
ステップS703では、原稿台に原稿が残っているかをチェックするため、原稿台の状態を取得する。
ステップS704では、操作者が離隔したにもかかわらず、まだ原稿が原稿台に設置状態にあるかを判定し、原稿が原稿台に設置状態にない場合は、本フローを終了し、原稿が原稿台に設置状態にある場合は、置き忘れと判断し、ステップS705に進む。
ステップS705では、置き忘れ原稿があることをビープ音または操作部308に表示された画面において警告を表示することにより、原稿の置き忘れに操作者が気付くよう通知を行い、処理を終了する。
図8では、図7に示すフローチャートを用いて、操作者離隔検知処理について説明する。当処理は画像形成装置201およびネットワークカメラ202において実施される。
ステップS801では、画像形成装置201において、ネットワークカメラ202からのステップS802による動体検知のイベントを一定間隔で繰り返し取得し、ステップS803において動体検知や通過検知等の各種イベントが検出されなくなることを判断するまでステップS802〜803の処理を繰り返す。ここでネットワークカメラ202には、監視対象とする画像形成装置201周辺の動体検知について、検知範囲や精度などの設定があらかじめ行われているものとする。
ステップS803では、画像形成装置201において、動体検知なしと判定した時点で、ステップS804に処理が移り、ステップS804では、操作者が離隔した(画像形成装置201から離れた)ことを当処理の呼び出し元の処理に対して、処理結果として通知し処理を終了する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態において原稿の置き忘れが防止できず、実際に原稿が置き忘れられた場合を想定して説明する。
尚、第2の実施形態は、第1の実施形態を基に構成されているものであるため、第1の実施形態と重複する構成や処理内容については、同一の符号を用いて、説明は省略する。
図9は、本実施形態の画像形成システム200における原稿置き忘れ操作者表示機能の概要のイメージ図である。
図9において、原稿置き忘れ操作者表示機能とは、まず操作者Aによる原稿の置き忘れ(1、2)があった場合に、操作者Aとは別の操作者Bが画像形成装置201に接近してきた際(3)、置き忘れ原稿がある旨と置き忘れた操作者の画像を画面に表示する(4)機能である。
尚、操作者AおよびBが別人であることは、ネットワークカメラ202の顔認識機能によって自動的に判断することが可能である。
図10において、原稿置き忘れ操作者表示処理に関して、フローチャートを用いて説明する。当処理は画像形成装置201、ネットワークカメラ202、及びデータストア用サーバ204にて実施される。
ステップS1001では、画像形成装置201において、監視領域から操作者が離隔したことを、図8を用いて先に説明した操作者離隔検知処理にて検知する。
ステップS1002では、画像形成装置201からのネットワーク203を介した命令に従い、ネットワークカメラ202において離隔した操作者の画像を取得し、画像形成装置201にその画像を配信する。
ステップS1003では、画像形成装置201において、原稿が原稿台に設置された状態のままかを、状態監視機能を使用して判定し、原稿が原稿台に設置された状態のままと判定した場合、置き忘れがあると判定し、ステップS1004へ処理を進め、原稿が原稿台に設置された状態のままと判定しない場合、原稿の置き忘れはないと判定して、当処理を終了する。
ステップS1004では、データストア用サーバ204において、画像形成装置201から送られてきた原稿を置き忘れた操作者の画像および、その画像の取得時間に関するデータを記憶する。
データは、データストア用サーバ204内においてデータベース上またはファイルとして記憶する。当情報を保管する際のデータテーブルの例については、図16を用いて説明する。
図16では、置き忘れ原稿の持ち主、その原稿の拾得者の情報を関連付けて保持する際のデータベーステーブルの一例を説明する。
当テーブルは、データを一意に識別するID1601、置き忘れ操作者の画像データを示す置き忘れ操作者画像データ1602、当該置き忘れ操作者の画像データを取得した時間(ネットワークカメラ202で撮影したときの時間、あるいは、画像形成装置201で取得した時間の何れでも良い)を示す置き忘れ操作者画像取得時間1603、置き忘れ原稿を拾得した拾得者の画像データを示す拾得者画像データ1604、当該拾得者の画像データを取得した時間(時間の取得タイミングは、置き忘れ操作者画像取得時間に準じる)を示す拾得者画像取得時間1605をそれぞれ一つのデータとして保持する。
ここで、拾得者画像データは必ずしも必須ではなく、置き忘れ操作者画像データのみで構成される状態もありうる。
また、画像データはファイルとして保持し、置き忘れ操作者画像データ1602、拾得者画像データ1604の代わりにいそのファイルへのリンク(ファイルパス等)を保持して操作者画像を参照することも可能である。
つまり、本ステップでは、ID1601を他のIDに対して一意となるように発番し、置き忘れ操作者画像データ1602、置き忘れ操作者画像取得時間1603にそれぞれのデータを記憶する。
ステップS1005では、再び画像形成装置201に、操作者が接近してきたことをネットワークカメラ202のインテリジェント機能を使用して検出する。操作者接近検知処理については、図11を参照し別途後述する。
ステップS1006では、画像形成装置201に接近してきた操作者の画像をネットワークカメラ202により取得する。ネットワークカメラ202は取得した画像を画像形成装置201に配信し、画像形成装置201は、その画像を受信して、ステップS1007に進む。
ステップS1007では、画像形成装置201において、ステップS1006で取得した操作者画像と、ステップS1002で取得した操作者画像とを突き合わせて、顔認識技術などの既存技術を適用することで、操作者の特徴から同一人物か検出する処理を行い、その結果をもとにステップS1008において置き忘れ操作者と同一人物であるか判定を行う。
ステップS1008では、同一人物であると判定した場合は、置き忘れた原稿を取りに来たものと判断し、当処理を終了し、一方、別人であると判定した場合は、ステップS1009に処理を進める。
ステップS1009では、データストア用サーバ204において、ステップS1004においてデータストア用サーバ204に記憶された、原稿を置き忘れた操作者の画像を取得し画像形成装置201に送信する。あるいは、ステップS1002において取得した画像を取得する。
ステップS1010では、画像形成装置201において、データストア用サーバ204から受信(あるいは、ステップS1002において取得した画像)した原稿置き忘れ操作者の画像を、図14のように操作部308に表示された画面に表示し、置き忘れ原稿がある旨をステップS1005で検知した別の操作者に通知する。そして、通知画面においてOKボタンが押下されたら、通知画面を閉じ一連のフローを終了する。
図14では、原稿置き忘れ操作者の通知画面1400を説明する。当通知画面1400は、置き忘れ原稿が存在する場合に、置き忘れた操作者とは異なる人物が画像形成装置201に接近した際に表示する画面の一例であり、警告メッセージ1401と、原稿を置き忘れた操作者の画像1402、および画像取得日時1403、当画面を閉じるためのOKボタン1404から構成される。
次に、図11を参照し、図10のフローチャートにおける操作者離隔検知処理について説明する。当処理は画像形成装置201およびネットワークカメラ202において実施される。
ステップS1101では、画像形成装置201において、ネットワークカメラ202からステップS1102による動体検知のイベントを一定間隔で繰り返し取得し、ステップS1103においてネットワークカメラ202により動体検知や通過検知等の各種イベントが検出されるようになるまでステップS1102〜1103の処理を繰り返す。
ここでネットワークカメラ202には、監視対象とする画像形成装置201周辺の動体検知について、検知範囲や精度などの設定があらかじめ行われているものとする。
ステップS1103では、画像形成装置201において、動体検知ありと判定した時点で、ステップS1104に処理が移り、ステップS1104では、画像形成装置201において、操作者が接近した(画像形成装置201の近くに現れた)ことを当処理の呼び出し元の処理に対して、処理結果として通知し処理を終了する。
本実施形態では、ステップS1008において、原稿の置忘れをした操作者と画像形成装置201に近づいた操作者とが、同一人物であるときは、処理を終了しているが、この態様に留まらず、本ステップにおいて、同一人物であると判定したときは、置き忘れた原稿がある旨を示す通知を行っても良い。その一例として、その旨を示す図示の画面を操作部308(表示部)へ表示する態様を取っても良い。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、第1の実施形態の後置き忘れ操作者とは別の操作者により、置き忘れ原稿が持ち去られた場合を想定する。尚、第1及び第2の実施形態の構成を基にして、第3の実施形態は構成されており、同一の構成及び処理について、重複する内容については同一符号を用いるが、説明は省略する。
図12は、本実施形態の画像形成システム200における原稿拾得者表示機能の概要のイメージ図である。
図12において、原稿拾得者表示機能とは、まず、操作者Aによる原稿の置き忘れ(1、2)があった場合で、操作者Aとは別の操作者Bが、画像形成装置201に置き忘れられた原稿を持ち去った場合(3)を想定し、その状態で置き忘れた原稿を探しに、改めて操作者Aが画像形成装置201に接近してきた際(4)、操作者Aが、置き忘れた原稿を拾得した操作者Bの画像を画面に表示する(5)機能である。操作者AおよびBが別人であることは、ネットワークカメラ202の顔認識機能によって自動的に判断することが可能である。
以下、本実施形態における画像形成システム200における原稿拾得者表示処理の流れを、図13に示すフローチャートを参照して説明する。尚、当処理の説明は、処理開始時に置き忘れ原稿がすでに存在し、原稿を置き忘れた操作者とは別の人物が画像形成装置201に接近していることを前提として行う。当処理は画像形成装置201、ネットワークカメラ202、データストア用サーバ204にて実施される。
ステップS1301では、画像形成装置201の監視領域から操作者が離隔したことを、図8を用いて先に説明した操作者離隔検知処理にて検知する。離隔した操作者は、原稿を置き忘れた操作者とは別人であることを想定している。
ステップS1302では、画像形成装置201から離隔した操作者の画像をネットワークカメラ202により取得する。ネットワークカメラ202は、取得した画像を画像形成装置201に配信し、画像形成装置201は、その画像を受信して、ステップS1303に処理を進める。
ステップS1303では、画像形成装置201において、原稿の存在有無を画像形成装置201の状態監視機能によって検出する。原稿が原稿台に設置された状態であると判定した場合は、特に持ち去りなどは行われていないと判定し、当処理を終了し、原稿が原稿台に設置された状態でないと判定した場合は、離隔した操作者によって原稿が持ち去られたと判定し、ステップS1304に進む。
ステップS1304では、画像形成装置201において、持ち去られた原稿の持ち主の画像と、持ち去った拾得者画像の関連付けを行い、持ち主または拾得者を紐づけることで後の検索などを行えるようにしておく。
ステップS1305では、データストア用サーバ204において、原稿を置き忘れた操作者画像と、拾得者の関連付け情報をデータストア用サーバ204に記憶する。また、拾得者画像の取得日時を同時に記憶する。
置き忘れ操作者のデータはすでに保持されているので、それに追加する形で拾得者情報について保持する。当情報が記憶されたデータテーブルの例について、図16に示す。
本ステップでは、置き忘れ原稿を拾得した拾得者の画像データを示す拾得者画像データ1604、当該拾得者の画像データを取得した時間(時間の取得タイミングは、置き忘れ操作者画像取得時間に準じる)を示す拾得者画像取得時間1605を記憶することになるが、原稿を置き忘れた操作者画像と、拾得者の関連付けとしては、例えば、原稿を置き忘れた操作者画像のファイル名として、ID1601を含むような構成としておく。
そして、データテーブルに記憶する際に、操作者画像のファイル名に含まれるID1601と、データテーブルのID1601に記憶されたIDとを比較し、一致したレコードに対して、拾得者画像データ1604及び拾得者画像取得時間1605を記憶する。
ステップS1306では、画像形成装置201において、図11を用いて先述した操作者接近検知処理により画像形成装置201に操作者が接近してきたことを検出する。
ステップS1307では、ネットワークカメラ202により画像形成装置201に接近してきた操作者の画像を取得し、画像形成装置201に配信する。画像形成装置201が、ネットワークカメラ202の画像を取得できたらステップS1308へ処理を進める。
ステップS1308では、画像形成装置201において、ネットワークカメラ202から取得した操作者の画像から、その操作者が置き忘れた原稿を拾得した人物の画像を検索する。
この際、接近してきた操作者が実際に過去に原稿を置き忘れた操作者かどうかは考慮しないが、そもそも拾得者画像のデータは原稿の置き忘れが発生しないと記録されないため、その点は検索に合致するデータが存在するかどうかで判定可能である。つまり、データが存在しない場合は、原稿を置き忘れた操作者ではないと判定する。
ステップS1309では、画像形成装置201において、ステップS1308における検索結果をもとに拾得者の画像が存在するかを判定し、存在していると判定した場合は、ステップS1310に処理を進め、存在しないと判定した場合は、当処理を終了する。
ステップS1310では、データストア用サーバ204において、ステップS1305において、データストア用サーバ204に記憶された、原稿の拾得者の画像を取得し画像形成装置201に送信する。この際、操作者の画像と、データテーブルの置き忘れ操作者画像データ1602とから、同一あるいは類似する画像判定したレコードの拾得者画像データ1604を送信する。
ステップS1311では、データストア用サーバ204から取得した原稿置き忘れ操作者の画像を図15のように操作部308(表示部)に表示された画面に表示し、置き忘れ原稿がある旨をステップS1306で検知した操作者に通知する。通知画面においてOKボタンが押下されたら、通知画面を閉じステップS1312へ進む。
図15では、置き忘れ原稿の拾得者の情報を通知する拾得者表示画面1500を説明する。当拾得者表示画面1500は、置き忘れ原稿を持ち去った人物を、その原稿の持ち主が画像形成装置201に接近した際に通知する画面の一例であり、警告メッセージ1501と、置き忘れ原稿を拾得した操作者の画像1502、および拾得者画像の取得日時1503、今後当画面を表示させないためのチェックボックス1504、および当画面を閉じるためのOKボタン1505から構成される。
ステップS1312では、画像形成装置201において、拾得者表示画面1500をこれ以降表示しないことを選択するチェックボックスがチェックされているかを判定し、チェックされたと判定した場合は、ステップS1313に処理を進め、チェックされていないと判定した場合は、そのまま当該処理を終了する。
ステップS1313では、データストア用サーバ204において、今後、拾得者情報は通知させないために、データストア用サーバ204で記憶していた置き忘れ操作者および拾得者の情報を削除する。当データの削除完了と共に一連の処理を終了する。
以上、本発明によれば、画像形成装置へ原稿の置忘れに関する通知を画像形成装置付近のユーザへ通知することによって、置き忘れた原稿の持ち主から当該原稿が第三者に渡るリスクを効果的に抑止することによって、セキュリティ強化を図ることができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
200 画像形成システム
201 画像形成装置
202 ネットワークカメラ
203 ネットワーク
204 データストア用サーバ
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 ハードディスクドライブ
305 ネットワークインタフェース
306 モデム
307 操作部インタフェース
308 操作部
309 システムバス
310 ラスタイメージプロセッサ
311 プリンタインタフェース
312 プリンタ部
313 スキャナインタフェース
314 スキャナ部
315 画像バス
316 コントローラユニット
317 画像処理部
318 外部インタフェース
319 カードリーダ
320 イメージバスインタフェース
401 CPU
402 ROM
403 RAM
404 システムバス
405 入力コントローラ
406 ビデオコントローラ
407 メモリコントローラ
408 通信I/Fコントローラ
409 KB
410 CRT
411 外部メモリ

Claims (10)

  1. 操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムであって、
    前記ネットワークカメラは、
    前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知手段、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知手段によって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記ネットワークカメラは、
    前記画像形成装置から前記操作者が近づいたことを検知する接近検知手段と、
    前記画像形成装置の周辺を撮影する撮影手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記離隔検知手段によって、操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知した場合、前記撮影手段によって撮影された操作者を撮影した画像データを取得する元操作者画像取得手段と、
    前記接近検知手段によって、操作者が前記画像形成装置に近づいたことを検知した場合、前記撮影手段によって撮影された操作者を撮影した画像データを取得する後操作者画像取得手段と、
    元操作者画像取得手段によって取得した画像データと前記後操作者画像取得手段によって取得した画像データとを比較する比較手段と、
    を備え、
    前記通知手段は、前記比較手段の結果を通知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記比較手段は、原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知した場合、前記元操作者画像取得手段によって取得した画像データと前記後操作者画像取得手段によって取得した画像データとを比較することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記通知手段は、前記比較手段によって、元操作者画像取得手段によって取得した画像データと前記後操作者画像取得手段によって取得した画像データとが一致しない場合、元操作者画像取得手段によって取得した画像データを用いて通知を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記通知手段は、前記元操作者画像取得手段によって画像データを取得した後、原稿検知手段によって原稿が置かれていない状態で、前記比較手段によって、元操作者画像取得手段によって取得した画像データと前記後操作者画像取得手段によって取得した画像データとが一致しない場合、元操作者画像取得手段によって取得した画像データを用いて通知を行うことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像形成システム。
  6. 画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置であって、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムの制御方法であって、
    前記ネットワークカメラは、
    前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知ステップ、
    を実行し、
    前記画像形成装置は、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知ステップと、
    前記原稿検知ステップによって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知ステップによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知ステップと、
    を実行することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  8. 操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置と、ネットワークを介して、ネットワークカメラとが接続された画像形成システムで読取実行可能なプログラムあって、
    前記ネットワークカメラを、
    前記画像形成装置から前記操作者が離れたことを検知する離隔検知手段、
    として機能させ、
    前記画像形成装置を、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラの離隔検知手段によって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知ステップと、
    前記原稿検知ステップによって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知ステップと、
    を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 画像形成装置から操作者が離れたことを検知するネットワークカメラと、ネットワークを介して接続された、操作者により置かれた原稿を用いて原稿データを生成する画像形成装置で読取実行可能なプログラムあって、
    前記画像形成装置を、
    前記原稿が置かれていることを検知する原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段によって原稿が置かれたままの状態を検知しているとき、前記ネットワークカメラによって、前記操作者が前記画像形成装置から離れたことを検知すると、原稿が置かれたままの状態であることを通知する通知手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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