JP2009267803A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機器に対する操作者の所定の動作を判定する画像処理装置を提供する。
【解決手段】 所定の機器を操作する操作者を撮像する手段と、前記撮像手段から映像データを取得する手段と、前記機器が所定の操作入力を受付けたタイミングで前記映像データから画像データを抽出して初期設定を行う手段と、前記映像データから逐次画像データを抽出して前記操作者の所定の動作を判定する手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、媒体出力装置に出力媒体を取り忘れたことを判定する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
例えば複写機において、原稿の複写を行った後の原稿あるいは複写物の取り忘れが発生するため、これらの媒体の取り忘れを防止する必要がある。このような媒体取り忘れを防止するために、特許文献1では、媒体取り出しを必要とする媒体出力装置の操作者の位置と動きを操作者位置検知センサで検出し、操作者の立去り動作を判別した際に、媒体が機器内に残留していることを媒体残留センサで検出すると、操作者に所定の警告音声を報知出力する方法が提案されている。
特開2001−202551
特許文献1のように所定の機器の上部から撮影した映像のうち移動する動体を操作者として認識するだけでは、撮像範囲を通り過ぎる人や他の動体なども誤認識してしまうことがあった。したがって、媒体出力装置において残留している媒体があることを操作者に通知する際に、適切に通知できないことがあった。
本発明は上記の問題に鑑みて成されたものであり、媒体出力装置の機器に対する操作者の所定の動作を判定する画像処理装置又は方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る代表的な構成は、媒体出力装置の近傍を撮像する撮像装置から画像データを取得する取得手段と、前記媒体出力装置が前記撮像装置の操作者から所定の操作を受付けた際に、前記撮像装置が撮像した画像データを初期画像として設定する設定手段と、前記取得手段から新たに取得した画像データを前記初期画像と比較することによって、前記操作者の前記媒体出力装置の近傍からの立去りを判定する立去り判定手段と、前記媒体出力装置に媒体が残留しているかを判定する残留判定手段と、前記立去り判定手段および残留判定手段の結果から前記媒体の取り忘れを判定し、前記操作者に警告する警告手段とを有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、媒体出力装置に対する所定の操作を受付けたタイミングで撮像した画像を初期画像として設定し、この初期画像と比較することで、撮影した映像から操作者の立去り動作を精度良く判定でき、媒体取り忘れの警告を精度良く行うことができる。
また本発明の構成によれば、媒体を出力する機器に対しての所定の操作を受付けたタイミングで撮像した画像を初期値として設定し、この初期値と比較することで、撮像した映像から前記機器の操作者の立去り判定を精度良く行える。
また本発明の構成によれば、所定の機器の動作に関連する領域を撮像する撮像手段から得られる映像に対して、前記機器が所定の操作を受付けたタイミングで撮像した画像を初期値として設定し、この初期値と比較することで、前記動作中に前記領域における物体の移動を精度良く判定できる。さらに、警告手段を備えることで、前記動作を妨げる物体の進入を検知し警告したり、前記動作中に操作者が操作領域から退出したことを検知し警告したりできる。
以下図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
(第一の実施形態)
図1に第一の実施形態の概略構成を示す。なお、本実施形態では、複写機操作者の複写物の取り忘れを防止する装置に適用する場合について説明する。
10は複写機、20はビデオカメラ等の撮像手段、80は音声警告手段、100は媒体の取り忘れを判定するための画像処理手段であり、それぞれネットワークにより接続されている。特に、撮像手段20は複写機10の上方に設置され、複写機10の近傍を撮像するように設定されている。また、音声警告手段80は複写機10近傍の操作者に音声が聞こえるように複写機10の近くに、又は、複写機10から立ち去る操作者に聞こえるように所定の指向性を持って設置されている。音声警告手段80の位置は複写機の設置状況にあわせて、装置設置者が調節できるようにしてもよい。
また、画像処理手段100は撮像手段20の映像を画像データとして取得する映像取得手段30(取得手段)、映像取得手段30で得た画像データから背景画像を抽出する背景画像抽出手段40、映像取得手段30で得た画像データと背景画像との差分画像を算出する差分画像算出手段50、差分画像から操作者の立去り動作を判定する立去り判定手段60、差分画像から複写物の残留を判定する媒体残留判定手段70、および画像処理手段100の各構成要素を制御する不図示の制御手段によって構成される。
次に、本実施形態の動作を図2に従って説明する。本実施形態においては、撮像手段20は常に撮像を行い、映像取得手段30に映像データを送信する。映像取得手段30は映像データの各フレームを画像データとして取得する。
まず、複写機10が撮像領域内の操作者によって複写機10の不図示の複写ボタンから複写開始操作を受付ける(ステップS101)と、背景画像抽出手段40は映像取得手段30で取得した画像データから背景画像(初期画像)を抽出する(ステップS102)。すなわち、撮像手段20で撮像した映像データの各フレームに相当する画像データから背景画像を作成する。例えば、映像取得手段30で取得した時間的に連続した所定フレーム数の画像データの同一画素位置における各画素の画素値のメディアンを背景画像の同一画素位置における画素値とする。また、前記方法以外にも、例えば、連続した所定フレーム数の画像データの画素値の平均値を背景画像の画素値としても良いし、統計的な手法により、平均値と分散で背景画像の画素値の時間的な分布を表現するようにしてもよい。なお、ここで画素値とは画像データの輝度成分を表す値でも良いし、RGB等の複数色成分の強度を表す値でも良い。本実施形態のように撮像手段20が複写機10の上方に設置されている場合には、抽出した背景画像は図3に示すように複写機10とその操作者を同一フレーム内に納めた画像となる。図中Cは複写機、Oは操作者を表す。抽出された背景画像データは背景画像抽出手段40内の画像メモリに格納される。
次に、差分画像算出手段50は映像取得手段30で新たに取得した画像データと背景画像抽出手段40内の画像メモリに格納されている背景画像データとの差分画像を計算する(ステップS103)。ここで、2つの画像データの同一画素位置の画素値の差分値を画素ごとに求めて差分画像の同一画素位置の画素値とする。映像取得手段30で取得した画像データは時々刻々と変化するので、その変化成分が差分画像の画素値として反映される。図4に差分画像の例を示す。図中、差分値が小さい領域を白、差分値が大きい領域を黒で模式的に表した。図4aは背景画像を抽出した直後の差分画像の例であり、操作者が背景画像抽出時とほぼ同じ位置にいるので操作者の境界付近などの比較的小さい領域で差分値が大きくなる。一方、図4bは撮影範囲から操作者が立ち去った後の差分画像の例であり、背景画像中の操作者が位置した領域内で差分値が大きくなる。差分画像データは差分画像算出手段50内の画像メモリに格納される。
次に、立去り判定手段60は差分画像算出手段50内の画像メモリに格納されている差分画像データの所定領域内の値から立去り動作の判定を行う(ステップS104)。以下、簡単に立去り動作判定の原理を説明する。例えば、操作者Oが複写操作を行った後に、プリント物Pを取り忘れた画像を図5aとすると、図3に示した背景画像との差分画像は図5bに示したようになる。
操作者が立去り動作を行った際には、図5b中、破線で示した領域R1内の差分画像は図5bに示すように特定のパターンになると想定できるので、この領域R1内の画像パターンにより立去り判定を行う。図6に立去り判定手段60の構成を示す。また、図7に立去り動作判定の処理の流れを示す。以下、図6、図7に従い、立去り動作判定の動作を説明する。
まず、領域設定手段61が差分画像データ中の立去り動作判定に使用する領域の設定を行う(ステップS201)。すなわち、差分画像を図8のように所定サイズ(例えば8×8画素)のブロックに分割したとき、立去り動作判定に使う左上端のブロック(図8のBs)と右下端のブロック(図8のBe)の位置データが設定される。
なお、立去り動作判定に使用する領域を示すブロックの位置データは、撮像手段20を設置した際に、撮像手段20の映像データを表示させ、表示した画像を見て、あらかじめ最適な領域を設定しておく。
次に、ブロック抽出手段62が差分画像の領域内からブロック単位で画像データを順次抽出する(ステップS202)。
そして、オブジェクト領域判定手段63はブロック単位の差分画像データに対して操作者の移動によって画像変化が発生した領域(オブジェクト領域とする)か、それ以外の領域かを判定する(ステップS203)。判定処理は、ブロック単位の差分画像データに対して判定パラメータ記憶手段66に記憶されているオブジェクト判定パラメータとの演算によって行う。
このようなオブジェクト判定パラメータは、サポートベクターマシーン等の機械学習によって求めることができる。ブロック単位の差分画像データの各画素値を一つの特徴量とする画素数分(Nとする)の特徴ベクトルをx(N次元行ベクトル)、サポートベクターマシーンによって求め、判定パラメータ記憶手段66に記憶されたオブジェクト判定パラメータをa(N次元列ベクトル)およびbとするとき、以下の(式1)により判定を行う。
a・x−b (式1)
すなわち、(式1)の値が正の場合は、オブジェクト領域、それ以外はその他の領域と判定する。なお、(式1)は線形サポートベクターマシーンにより学習を行った場合であり、カーネル演算を行う非線形サポートベクターマシーンを用いても良い。また、他の学習方式を用いても良い。
また、学習は、撮像手段20を設置した際に撮像手段20の映像データから予め操作者の移動に対応する差分画像とそれ以外の差分画像のサンプルを複数用意し、オブジェクト判定パラメータを求めるようにする。
そして、ブロック毎のオブジェクト領域判定手段63の判定結果(具体的には(式1)の値の符号を表す2値の値)を判定結果記憶手段64に記憶する(ステップS204)。このステップS202〜S204の処理が領域R1内の全ブロックについて繰り返され、判定結果記憶手段64には全ブロック分のオブジェクト領域判定手段63の判定結果が記憶される。
次に、動作判定手段65は判定結果記憶手段64に記憶されたオブジェクト領域判定結果から立去り動作か否かを判定する(ステップS205)。判定処理は、オブジェクト領域判定結果である符号データ列に対して判定パラメータ記憶手段66に記憶されている立去り動作判定パラメータとの演算によって、ステップS203と同様な方法で行う。
すなわち、オブジェクト領域判定結果である符号データの各値を一つの特徴量とするブロック数分(Mとする)の特徴ベクトルをy(M次元行ベクトル)、サポートベクターマシーンによって求め、判定パラメータ記憶手段66に記憶された立去り動作判定パラメータをc(M次元列ベクトル)およびdとするとき、以下の(式2)により判定を行う。
c・y−d (式2)
(式2)の値が正の場合は、立去り動作、それ以外はその他の変化と判定する。また、学習は、撮像手段20を設置した際に撮像手段20の映像データから予め操作者の立去り動作に対応するオブジェクト領域判定結果とそれ以外のオブジェクト領域判定結果のサンプルを複数用意し、立去り動作判定パラメータを求めるようにする。
以上説明した立去り動作判定手段60の判定結果が立去り動作の場合は次のステップS105の処理を実施する。また、立去り動作判定手段60の判定結果が立去り動作以外の場合はステップS103のステップに処理を戻し、繰返しステップS103〜S104の処理を行うようにする。
次に、図2を用いて、立去り動作の判定以降の動作を説明する。
媒体残留判定手段70は差分画像算出手段50内の画像メモリに格納されている差分画像データのステップS104の処理とは別の所定領域内の値からプリント物残留の判定を行う(ステップS105)。ここでの処理はステップS104における立去り動作判定と同様の処理であるため、簡単に概略のみ説明する。
ステップS104の処理と同様に、操作者Oが複写操作を行った後に、プリント物Pを取り忘れた画像を図5aとすると、図3に示した背景画像との差分画像は図5bに示したようになる。プリント物を取り忘れて残留している場合には、図5b中、破線で示した領域R2内の差分画像は図5bに示すように特定のパターンになると想定できるので、この領域R2内の画像パターンによりプリント物残留の判定を行う。
ステップS105では、まず、差分画像データ中のプリント物残留の判定に使用する領域(媒体出力領域)の設定を行う。そして、差分画像の領域内から順次抽出したブロック単位の画像データに対してプリント物の排出によって画像変化が発生した領域(オブジェクト領域とする)か、それ以外の領域かを判定する。そして、ブロック毎の判定結果を一旦記憶しておき、記憶した全ブロックのオブジェクト領域判定結果からプリント物残留の判定を行う。オブジェクト領域判定やプリント物残留の判定はステップS104と同じ原理で行う。
次に、音声警告手段80は媒体残留判定手段70が残留と判定した場合に警告音を発し、処理を終了する(ステップS106)。また、媒体残留判定手段70が残留でない判定した場合には処理を終了し、複写操作の待機状態になる。
本実施形態においては、背景差分画像データを元にオブジェクト領域の判定を行うようにした。例えば、撮像手段20からJPEG等のDCT変換を利用した符号化処理を行って画像処理手段100に映像データを出力する場合には、背景画像を直接画像のDCT成分から抽出し、背景差分処理を行って、差分画像のDCT成分から直接ブロック毎にオブジェクト領域の判定を行うようにしてもよい。
(第二の実施形態)
図9に本発明の第二の実施形態の概略構成を示す。第一の実施形態と同一機能を有する構成や処理、機能的に変わらないものについてはその説明を省略する。なお、本実施形態においても本発明の第一の実施形態と同様に、複写機操作者の複写物の取り忘れを防止する装置に適用する場合について説明する。
10は複写機、20はビデオカメラ等の撮像手段、80は音声警告手段、200は媒体の取り忘れを判定するための画像処理手段であり、本発明の第一の実施形態と同様にそれぞれネットワークにより接続されている。
また、画像処理手段200は撮像手段20の映像を画像データとして取得する映像取得手段230、映像取得手段230で得た画像データから操作者領域を検出する人物検出手段240、映像取得手段230で得た画像データから操作者領域を逐次的に認識し追跡する追跡手段250、操作者領域の追跡結果から操作者の立去り動作を判定する立去り判定手段260、複写物の残留を判定する媒体残留判定手段270、および画像処理手段200の各構成要素を制御する不図示の制御手段によって構成される。
次に、本実施形態の動作を図10に従って説明する。
まず、複写機10が操作者によって複写機10の不図示の複写ボタンから複写操作を受付ける(ステップS301)と、人物検出手段240は映像取得手段230で取得した画像データから操作者の初期位置を検出する(ステップS302)。操作者が複写ボタンを押した直後の画像は図11のようになるので、本実施形態では図11のR3に示す領域の中から操作者の位置を探索するようにする。また、図11に示すように人物は楕円状の形状をしているので、人物の認識は画像のエッジ成分が楕円上に分布しているかどうかで判定する。以下、具体的な処理方法を図12、図13を参照して説明する。
まず、領域設定手段241が画像データ中の人物探索を行う領域の設定を行う(ステップS401)。図11のR3の領域内で操作者の位置を探索するように設定する。なお、領域を示す位置データは、撮像手段20を設置した際に、撮像手段20の映像データを表示させ、表示した画像を見て、あらかじめ最適な領域を設定しておく。
次に、エッジ抽出手段242が領域内の画像データに対してエッジ抽出を行う(ステップS402)。ここで、エッジ抽出処理はSobelフィルタ等のフィルタ処理を用いる。エッジ抽出処理の結果は領域設定手段241で設定した領域に対応するエッジ強度画像としてエッジ抽出手段242内の画像メモリに記憶される。
そして、楕円領域設定手段243は領域設定手段241で設定した領域内に楕円状の領域を設定する(ステップS403)。楕円領域の例を図14に示す。ここで楕円領域は図14の斜線で示す領域であり、楕円の中心位置Ce、外側の楕円の長径r1、短径r2、内側楕円の長径r3、短径r4で定義される。なお、楕円パラメータ記憶手段247にはこのような楕円を定義するパラメータが予め記憶されており、ステップS403のステップではそのうち楕円パラメータの初期値が設定される。
次に、エッジ強度算出手段244はエッジ抽出手段242のエッジ強度画像から楕円領域設定手段243で設定した図14に示したような楕円領域(図14の斜線部分)のエッジ強度を積算する(ステップS404)。すなわち、図14の外側楕円内で、かつ、内側楕円外に相当する画素のエッジ強度の総和を算出して出力する。
次に、エッジ強度比較手段245はエッジ強度の比較を行い、エッジ強度の強い楕円領域およびそのエッジ強度をエッジ強度比較手段245内のメモリに保存する(ステップS405)。なお、楕円領域の初期設定時には、本ステップの処理はスキップされる。
次に、楕円領域設定手段243は楕円パラメータ記憶手段247の楕円パラメータに従い、領域設定手段241で設定した領域内に楕円領域を更新する(ステップS406)。すなわち、図11のR3の領域内で図14に示した楕円パラメータCe、r1、r2、r3、r4を更新する。なお、更新の範囲は予め楕円パラメータ記憶手段247に記憶されているパラメータに従って行う。
ステップS404〜S406の処理を所定の範囲で繰返し行った後、領域出力手段246は領域設定手段241で設定した領域内からエッジ強度比較手段245で最終的に楕円領域で最もエッジ強度の強い領域を操作者の位置として出力する(ステップS407)。
次に、図10に戻り、人物検出以降の動作を説明する。
追跡手段250は映像取得手段230で得た画像データから操作者の位置(人物領域)を追跡して認識する(ステップS303)。ここでの処理はステップS302における人物検出と同様の処理であるため、簡単に概略のみ説明する。
ステップS302の処理と同様に、楕円領域のエッジ強度をもとに人物領域の追跡を行う。但し、本ステップでは探索する楕円領域の初期領域を前フレームにおける追跡結果(認識結果)、または、人物検出直後の場合は、人物検出手段240における人物検出結果の領域とする。また、探索する範囲は人物の移動する範囲に限定するために、人物検出手段240における図11のR3に示した固定的な探索範囲でなく、楕円領域の初期領域に対して予め定めておいた近傍領域とする。
なお、人物検出手段240および追跡手段250で用いる楕円パラメータは撮像手段20を設置した際に撮像手段20の映像データから予め操作者の形状を考慮し、楕円パラメータ記憶手段247に最適な値を設定するようにする。
次に、立去り判定手段260は操作者領域の追跡結果から操作者の立去り動作を判定する(ステップS304)。以下、本実施形態における立去り動作判定の原理を説明する。例えば、操作者Oが複写操作を行った後に、プリント物Pを取り忘れた画像を図15aとすると、図11からの人物領域の軌跡は図15bに示したようになる。なお、図15bの黒丸は人物位置、矢印は人物の向きを表す。このように操作者が立去り動作を行った場合は、人物追跡の軌跡が特定のパターンになると想定できるので、人物領域の軌跡により立去り判定を行う。図16に立去り判定手段260の構成を示す。また、図17に立去り動作判定の処理の流れを示す。以下、図16、図17に従い、立去り動作判定の動作を説明する。
まず、追跡結果更新手段261は追跡手段250における追跡結果である人物領域の軌跡を更新する(ステップS501)。すなわち、追跡手段250で出力される人物領域の中心位置および方向の値をフレーム毎に追加していく。例えば、第iフレームにおける中心位置を示す位置ベクトルをpi、方向ベクトルをqiとすると、k番目のフレームまでの更新結果は、
{p1,p2,…,pk}および{q1,q2,…,qk} (式3)
となる。追跡結果更新手段261では(式3)に示したデータを立去り動作の判定または媒体取り忘れ判定の処理が終了するまで保持しておく。
次に、追跡結果正規化手段262が追跡結果更新手段261で更新した人物領域の軌跡データを正規化する(ステップS502)。本実施形態では、人物領域の中心位置および方向の夫々に対して多項式近似(例えば3次式)を行い、近似した結果得られたパラメータおよび変数の範囲(人物領域の中心位置の場合は例えば水平方向の画素位置の範囲)を出力するようにする。本ステップの処理は、前述の処理に限らず追跡結果の特徴を失わず、所定の次元数の特徴ベクトルに正規化する処理であれば他の方法でもよい。
次に、動作判定手段263は追跡結果正規化手段262の出力である人物領域の軌跡データから立去り動作か否かを判定する(ステップS503)。判定処理は、人物領域の軌跡データに対して判定パラメータ記憶手段264に記憶されている立去り動作判定パラメータとの演算によって、本発明の第一の実施形態と同様な方法で行う。すなわち、人物領域の軌跡を表す特徴ベクトルをz(L次元行ベクトル)、サポートベクターマシーンによって求め、判定パラメータ記憶手段264に記憶された立去り動作判定パラメータをe(L次元列ベクトル)およびfとするとき、以下の(式4)により判定を行う。
e・z−f (式4)
(式4)の値が正の場合は、立去り動作、それ以外はその他の変化と判定する。また、学習は、撮像手段20を設置した際に撮像手段20の映像データから予め操作者の立去り動作に対応する人物領域の軌跡とそれ以外の人物領域の軌跡のサンプルを複数用意し、立去り動作判定パラメータを求めるようにする。
以上説明した立去り動作判定手段260の判定結果が立去り動作の場合は次のステップS305のステップに処理を移す。また、立去り動作判定手段260の判定結果が立去り動作以外の場合はステップS303のステップに処理を戻し、繰返しステップS303〜S304の処理を行うようにする。
次に、媒体残留判定手段270はプリント物残留の判定を行う(ステップS305)。ここでの処理は本発明の第一の実施形態と同様な方法で行ってもよいし、複写機10のプリント物排出トレーにプリント物を検知するセンサを備えて判定を行うようにしてもよい。
音声警告手段80は媒体残留判定手段70が残留と判定した場合に警告音を発し、処理を終了する(ステップS306)。また、媒体残留判定手段70が残留でない判定した場合には処理を終了し、複写操作の待機状態になる。
前述実施形態のように初期画像が所定の操作をした直後の操作者を撮像する事が好ましいが、初期画像に所定の操作をした操作者を撮像していない場合でも操作者が立ち去る際に必ず通過する領域を撮像するようにしておけば一定の効果は得られる。この場合、通過領域において操作者の特定方向への移動を判断できる事が好ましい。
複写機の操作における複写物の取り忘れを防止する装置に適用する場合について説明したが、本発明は複写原稿の取り忘れを防止する場合も適用できる。例えば、本発明の実施形態における媒体残留判定手段の代わりに原稿の有無を検知するセンサを複写機に備え付け、立去り動作判定で、かつ原稿有判定の場合に警告音を発するように構成したり、警告灯を備えるようにしたりする。
さらに、本発明は複写機に限らず、自動販売機や自動取引装置等の金品の授受を伴う機器の各種媒体を操作者に対して提供あるいは変換する機器などの取り忘れ防止に適用できる。
(その他の実施形態)
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行してもよい。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能を実現してもよい。
例えば図18に示す様にROM230の中に前記実施形態で挙げたフローチャートの処理をCPU210に実現させるプログラムを格納しておき、実行させる際にRAM220に読出しCPU210が処理できるような構成が考えられる。250はバスであり、ROM230、RAM220、CPU210およびHDDのデータをやりとりする。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU(中央処理装置)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明を記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートの処理をコンピュータ(又は中央処理装置)に実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納される。
概略構成を示すブロック図。 概略処理フローを示すフローチャート。 背景画像の例を示す上面図。 背景差分画像の例を示す上面図。 立去り動作判定の原理を示す上面図。 立去り判定手段の構成を示すブロック図。 立去り判定手段の処理フローを示すフローチャート。 立去り判定手段の領域設定方法を説明する上面図。 概略構成を示すブロック図。 概略処理フローを示すフローチャート。 人物検出の原理を説明する上面図。(第2実施形態) 人物検出手段の構成を示すブロック図。(第2実施形態) 人物検出手段の処理フローを示すフローチャート。(第2実施形態) 人物検出手段の楕円領域を示す上面図。(第2実施形態) 立去り動作判定の原理を説明する上面図。(第2実施形態) 立去り判定手段の構成を示すブロック図。(第2実施形態) 立去り判定手段の処理フローを示すフローチャート。(第2実施形態) 画像処理装置の概略構成の一例を示す。
符号の説明
10 複写機
20 撮像手段
30 映像取得手段
40 背景画像抽出手段
50 差分画像算出手段
60 立去り判定手段
70 媒体残留判定手段
80 警告手段

Claims (6)

  1. 媒体出力装置の近傍を撮像する撮像装置から画像データを取得する取得手段と、
    前記媒体出力装置が前記撮像装置の操作者から所定の操作を受付けた際に、前記撮像装置が撮像した画像データを初期画像として設定する設定手段と、
    前記取得手段から新たに取得した画像データを前記初期画像と比較することによって、前記操作者の前記媒体出力装置の近傍からの立去りを判定する立去り判定手段と、
    前記媒体出力装置に媒体が残留しているかを判定する残留判定手段と、
    前記立去り判定手段および残留判定手段の結果から前記媒体の取り忘れを判定し、前記操作者に警告する警告手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記媒体出力装置は複写機であり、前記所定の操作が複写開始操作であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記設定手段が前記所定の操作を受付けた際に画像データの所定の領域から前記操作者の初期位置を抽出し、前記立去り判定手段が前記操作者の位置を逐次的に認識し、当該認識結果に基づいて立去り判定をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像装置は前記媒体出力装置の媒体が出力されるべき媒体出力領域を撮像し、前記残留判定手段が前記撮像装置の画像データに基づいて媒体の残留を判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 媒体出力装置の近傍を撮像する撮像装置から画像データを取得する取得工程と、
    前記媒体出力装置が前記撮像装置の操作者から所定の操作を受付けた際に、前記撮像装置が撮像した画像データを初期画像として設定する設定工程と、
    前記取得手段から新たに取得した画像データを前記初期画像と比較することによって、前記操作者の前記媒体出力装置の近傍からの立去りを判定する立去り判定工程と、
    前記媒体出力装置に媒体が残留しているかを判定する残留判定工程と、
    前記立去り判定工程および残留判定工程の結果から前記媒体の取り忘れを判定し、前記操作者に警告する警告工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像処理装置の中央処理装置に、
    媒体出力装置の近傍を撮像する撮像装置から画像データを取得する取得工程と、
    前記媒体出力装置が前記撮像装置の操作者から所定の操作を受付けた際に、前記撮像装置が撮像した画像データを初期画像として設定する設定工程と、
    前記取得手段から新たに取得した画像データを前記初期画像と比較することによって、前記操作者の前記媒体出力装置の近傍からの立去りを判定する立去り判定工程と、
    前記媒体出力装置に媒体が残留しているかを判定する残留判定工程と、
    前記立去り判定工程および残留判定工程の結果から前記媒体の取り忘れを判定し、前記操作者に警告する警告工程と
    を実行させることを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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