JP2004252501A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は印刷システムに関し、特に印刷処理の際、ID番号やパスワード等の入力が不要であり、プリンタサーバの導入による費用負担等の不利を解消する印刷システムを提供するものである。
【解決手段】本発明は印刷データを送信するパーソナルコンピュータ2側で顔写真等の認証情報を作成し、印刷データにマージしてプリンタ装置1に送信する。プリンタ装置1側では、印刷データに含まれる認証情報を分離し、プリンタ装置1に配設された認証用カメラ6cで利用者の撮影を行い、パーソナルコンピュータ2から供給された認証情報とプリンタ装置1側で作成した認証情報を照合することによって一致した場合のみ印刷データの印刷処理を行い、例えば親展印刷用データ等の印刷データをユーザのみが確実に印刷出力できる構成である。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は印刷データを送信するパーソナルコンピュータ2側で顔写真等の認証情報を作成し、印刷データにマージしてプリンタ装置1に送信する。プリンタ装置1側では、印刷データに含まれる認証情報を分離し、プリンタ装置1に配設された認証用カメラ6cで利用者の撮影を行い、パーソナルコンピュータ2から供給された認証情報とプリンタ装置1側で作成した認証情報を照合することによって一致した場合のみ印刷データの印刷処理を行い、例えば親展印刷用データ等の印刷データをユーザのみが確実に印刷出力できる構成である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ等の印刷装置を複数のユーザで共有し、共同で使用する印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク回線に印刷装置を接続し、複数のユーザが共同使用する印刷システムが構築されている。しかし、このようなシステムでは、本来の利用者(ユーザ)以外の者が印刷装置を使用する場合がある。また、印刷物を他人が持ち去り、場合によっては親展文書や秘密文書を他人に読まれてしまう危険もある。さらに、ユーザ間でシステムの使用料や記録紙等の消耗品の費用分担が曖昧になることもある。
【0003】
そこで、特許文献1に開示するように、親展印刷物や秘密文書等の印刷にID番号やパスワードを使用する印刷装置が提案されている。
また、プリンタサーバを設け、プリンタサーバにログインできるユーザに対してのみ印刷を可能にするシステムも提案されている。さらに、プリンタサーバのログイン情報からユーザを識別し、ユーザ毎に課金する印刷システムも提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開平11−28850号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の印刷装置や印刷システムでは以下の問題がある。例えば、印刷の際ID番号やパスワードを使用する印刷装置では、ID番号やパスワードの入力操作が必要であり、更にセキュリティーの為パスワード等を変更する必要もあり、処理も煩雑になる。
【0006】
また、プリンタサーバを導入するシステムでは、費用負担、管理負担が増大し、更にプリンタサーバにログインする操作も必要になり、上記と同様、処理も煩雑になる。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、印刷処理の際ID番号やパスワード等の入力が不要であり、プリンタサーバの導入による費用負担等の不利を解消する印刷システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、ホスト機器に配設され、ユーザの認証情報を採取する第1の認証情報採取手段と、該認証情報を印刷データに融合する融合手段と、該融合手段によって融合された印刷データを印刷装置に出力する出力手段と、該印刷データから前記認証情報を分離する分離手段と、該分離手段によって分離された認証情報と、プリンタ装置に配設された第2の認証情報採取手段が採取した認証情報を比較する比較手段と、該比較手段の比較結果から両認証情報が一致する時、前記印刷データの印刷処理を行う印刷制御手段とを備える印刷システムを提供することによって達成できる。
【0008】
ここで、第1、第2の認証情報採取手段は、例えばCCDカメラであり、CCDカメラによってユーザの顔写真を撮影する。また、第1、第2の認証情報採取手段はCCDカメラ等の撮像手段に限らず、人の瞳を検出するデバイスや、更には声紋や指紋等の人の特徴を検出するデバイスで構成してもよい。
【0009】
また、比較手段は、上記第1、第2の認証情報採取手段が採取した認証情報を、例えばパターンマッチングによって比較し、一致する時上記印刷データに基づく印刷処理を行う。
このように構成することにより、ID番号やパスワードを入力することなくユーザ認証を自動的に行うことができ、例えば親展印刷用データや秘密文書であってもセキュリティーを確実に確保しつつ、印刷処理を行うことができる。
【0010】
請求項2の記載は、上記請求項1記載の発明において、前記比較手段の比較結果が出力されるまで、前記印刷データを保持し、前記両認証情報が一致する時、前記印刷制御手段に該印刷データを出力する構成である。
ここで、印刷データの保持はハードディスクやメモリ等の記憶装置であり、このように構成することにより、印刷データを確実に保持し、上記比較手段の比較処理を確実に行うことができる。
【0011】
請求項3の記載は、上記請求項1、又は2の記載において、前記第1、第2の認証情報採取手段が採取する認証情報は、例えば前記ユーザの顔写真の情報である。
このように構成することにより、最も採取し易い認証情報を取得し、迅速な認証処理を行うことができる。
【0012】
請求項4の記載は、上記請求項1、2、又は3の記載において、前記第2の認証情報採取手段によって取得された認証情報を予め記録する記録手段を有し、前記比較手段が比較処理を行う際、該記録手段に記録された認証情報との間で比較処理を行う構成である。
【0013】
このように構成することにより、認証情報は予め記憶装置に登録されており、プリンタサーバ等を導入することなく、効率よく認証処理を行うことができる。
請求項5の記載は、上記請求項1、2、又は3の記載において、前記比較手段による比較結果が両認証情報の一致である時、前記印刷データに基づいて課金情報を取得し、該課金情報を記録し、ユーザ毎の課金処理に利用する構成である。
【0014】
このように構成することにより、ユーザに対する課金処理を効率よく、容易に行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の印刷システムの模式図である。同図において、プリンタ装置1は、ホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)2に接続されている。尚、同図ではプリンタ装置1とパーソナルコンピュータ2は直接1対1で接続されているが、LAN等のネットワーク回線を介して接続されている。したがって、プリンタ装置1はネットワーク回線に接続された不図示のパーソナルコンピュータから出力される印刷データも印刷処理することができる。また、本例のシステムではプリンタサーバは使用しない。
【0016】
プリンタ装置1は、例えばレーザプリンタであり、プリンタ本体3の下部には給紙装置4a、4bが配設され、上部には印刷物の排紙部5が設けられている。また、プリンタ装置1の上面には認証情報採取用デバイス6が配設されている。この認証情報採取用デバイス6は、台座6aによってプリンタ本体3の上面に固設されると共に、台座6aに対して回動可能な回動部6bで構成され、この回動部6bには認証用カメラ6cが取り付けられている。
【0017】
一方、パーソナルコンピュータ2は、内部にCPU、ROM、RAM等の電子回路を搭載し、ディスプレイ7の下方には認証情報採取用デバイス8が設けられている。また、キーボード9も接続されている。
上記認証情報採取用デバイス8の構成も、前述の認証情報採取用デバイス6と同様、台座8aによってパーソナルコンピュータ2に固定されると共に、台座8aに対して回動可能な回動部8bを有し、この回動部8bには認証用カメラ8cが取り付けられている。
【0018】
図2は上記外観構成の印刷システム(プリンタ装置1、及びパーソナルコンピュータ2)の内部システムを説明する図である。先ず、パーソナルコンピュータ2の内部システムは、アプリケーション印刷実行部10、プリンタドライバ印刷処理部11、及びマージ処理部12で構成されている。また、マージ処理部12には前述の認証用カメラ8cで撮影された認証情報も入力する。
【0019】
アプリケーション印刷実行部10は、パーソナルコンピュータ1にインストールされたアプリケーションプログラムに基づいて印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11に出力する。プリンタドライバ印刷処理部11は、供給される印刷データをプリンタ装置1が受信可能な制御コマンド(中間コード)に変換し、マージ処理部12に送信する。
【0020】
マージ処理部12は上記中間コードに変換された印刷データと認証用カメラ8cで撮影された認証情報を融合(マージ)処理する。認証用カメラ8cで撮影される画像は、例えばユーザの顔写真であり、この画像情報を認証情報としてマージ処理部12において、融合(マージ)する。尚、このマージ処理は予め設定されたプログラムに基づいて行われる。
【0021】
一方、プリンタ装置1はデータ受信/分離部13、印刷データ処理部14、印刷データ保存処理部15、認証情報比較処理部16等で構成され、前述の認証用カメラ6cで撮影された認証情報は認証情報比較処理部16に供給される。
データ受信/分離部13はパーソナルコンピュータ2から供給される印刷データと認証情報がマージされた情報を受信し、この情報を印刷データと認証情報に分離する。データ受信/分離部13によって分離された認証情報は、認証情報比較処理部16に送信され、認証用カメラ6cから供給される認証情報と比較処理される。一方、データ受信/分離部13によって分離された印刷データは印刷データ処理部14に出力され、例えば制御コマンドに従った印刷処理が施される。
【0022】
印刷処理が行われた印刷データは印刷データ保存処理部15に出力され、印刷データの保存が行われる。この印刷データは、ハードディスクやメモリ等の記録装置17に一旦記録される。ここで、本例において、上記印刷データは親展印刷用データであり、この親展印刷用データは記録装置17に記録される。
【0023】
親展印刷実行命令部18は、親展印刷を行う際不図示の操作部から供給される親展印刷指示に従って親展印刷実行命令を出力する。また、印刷拒否通知処理部19は、認証情報比較処理部16による認証処理の結果、認証情報が不一致の場合親展印刷実行命令部18に印刷処理の拒否を通知する。一方、印刷部20は認証情報比較処理部16による認証処理の結果、認証情報が一致する場合親展印刷を行う機能を有する。
【0024】
以上の構成において、以下に本例の印刷処理を説明する。
先ず、パーソナルコンピュータ2はアプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11に出力し、印刷データを中間コードに変換する。尚、この時作成される印刷データは親展情報であり、所謂親展印刷用データである。
【0025】
また、パーソナルコンピュータ2に取り付けられた認証情報採取用デバイス8では、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影される。この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0026】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報比較処理部16に送られる。一方、印刷データ(親展印刷用データ)は印刷制御処理が施された後、印刷データ保存処理部15によって記録装置17に記録される。
【0027】
このようにして印刷データ(親展印刷用データ)が記録装置17に記録された後、ユーザは親展印刷用データを印刷する為プリンタ装置1に近づく。そして、不図示の操作部を操作し、親展印刷の指示を行う。この指示により、認証情報比較処理部16は認証用カメラ6cから認証情報を読み出し、認証情報の比較を行う。すなわち、認証用カメラ6cによってプリンタ装置1を操作するユーザの顔写真が撮影され、この顔写真のデータが認証情報として認証情報比較処理部16に供給される。
【0028】
したがって、パーソナルコンピュータ2を操作して顔写真の撮影が行われたユーザと同じユーザがプリンタ装置1を操作したのであれば両認証情報は一致する。尚、この認証処理は両認証情報をパターンマッチングすることによって行う。
ここで、両認証情報が一致すれば、図2に示す判断SがOKとなり、記録装置17から印刷部20に親展印刷用データが出力される。そして、印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。したがって、本例の処理によってユーザは確実に親展印刷物を取得することができ、他人に親展印刷物を見られることもない。また、本例によればID番号やパスワード等を入力することなく、認証用カメラ6c、8cを駆動することによって自動的に認証情報が取得され、ユーザに煩雑な操作を要請することなく親展印刷物の印刷処理を行うことができる。
【0029】
また、前述の両認証情報が不一致の場合には、判断SはNOであり、印刷部20が駆動することはない。したがって、確実にセキュリティーを確保することができる。尚、この場合、不図示の表示部に認証処理が否定された表示を行う構成としてもよい。また、認証処理が否定された旨の印刷出力を行う構成としてもよい。
【0030】
尚、上記認証情報としては認証情報採取用デバイス6及び8によって取得した顔写真の情報を認証情報としたが、認証情報採取用デバイス6及び8を瞳の識別や指紋採取、更には声紋認識可能な装置とすることによって、より広い認証情報を使用することができる。
【0031】
また、上記例ではユーザが印刷実行の指示を行う構成としたが、ユーザが認証用カメラ6cの前に立つだけで自動的に認証処理及び印刷処理を行う構成としてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0032】
前述の第1の実施形態では、印刷処理の実行時に採取した認証情報を親展印刷用データの印刷の可否に利用したが、本例では認証情報を予め登録し、印刷自体の可否に使用する構成である。以下、具体的に説明する。
図3は本例を説明するシステム構成図である。同図において、プリンタ装置1のシステム構成は前述の第1の実施形態と異なり、印刷データ保存処理部15及び記録装置17が削除され、代わってユーザ認証データベース21が配設されている。また、認証情報比較処理部16は認証情報照合処理部22に代わる。尚、パーソナルコンピュータ2のシステム構成は前述の例と同様である。
【0033】
先ず、パーソナルコンピュータ2は前述と同様、アプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11によって中間コードに変換し、マージ処理部12に出力される。この時、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影され、この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0034】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報照合処理部22へ送られる。
ここで、ユーザ認証データベース21には、例えば不図示の操作部と認証用カメラ6cによって予め登録した認証情報が登録されている。したがって、認証情報照合処理部22は供給される認証情報(顔写真のデータ)に従ってユーザ認証データベース21を検索し、登録された認証情報があれば印刷処理OKの指示を行う(SがOK)。従ってこの場合、印刷部20は印刷用データを読み込み、印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。したがって、本例の処理によってもID番号やパスワードを入力する必要がなく、印刷データに基づく印刷処理を容易に行うことができる。
【0035】
一方、パーソナルコンピュータ2から送られた認証情報(顔写真のデータ)がユーザ認証データベース21に登録されていなければ(判断SはNO)、印刷部20は駆動することなく、確実にセキュリティーを確保することができる。
尚、本例の場合も、不図示の表示部に認証処理が否定された表示を行う構成としてもよく、又は認証処理が否定された旨の印刷出力を行う構成としてもよい。
【0036】
また、上記認証情報としては認証情報採取用デバイス6及び8によって取得した顔写真の情報を認証情報としたが、認証情報採取用デバイス6及び8を瞳の識別や指紋採取、更には声紋認識可能な装置とすることによって、より広い認証情報を使用することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0037】
前述の第2の実施形態では、印刷処理の実行時に予め登録した認証情報を利用したが、本例では更に誰がどれだけプリンタ装置1利用したかの履歴情報を作成する構成である。以下、具体的に説明する。
図4は本例の処理を説明するシステム構成図である。同図において、プリンタ装置1のシステム構成は前述の第2の実施形態と更に異なり、印刷部20の前に課金処理部23を設け、課金処理部23によって課金情報を取得する構成である。また、本例においては課金用ユーザデータベース24を設け、課金処理部23から出力される課金情報を記録する構成である。尚、課金用ユーザデータベース24は記録装置であり、前述の第2の実施形態で使用したユーザ認証データベース(21)も含む構成であり、認証情報に基づくユーザ認証も可能である。
【0038】
先ず、パーソナルコンピュータ2は前述と同様、アプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11によって中間コードに変換し、マージ処理部12に出力される。この時、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影され、この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0039】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報照合処理部22へ送られる。
ここで、課金用ユーザデータベース24には、上記のように認証用カメラ6cによって予め登録された認証情報が登録されており、認証情報照合処理部22は供給される認証情報(顔写真のデータ)に従ってユーザ認証データベース21を検索し、登録された認証情報があれば印刷処理OKの指示を行う(判断SがOK)。この場合、印刷部20は印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。ここで、本例の処理においては、課金処理部23によって課金処理が行われる。
【0040】
この課金処理は、印刷枚数や印刷日時等のデータがユーザ名と共に作成され、課金用ユーザデータベース24に記録される。したがって、課金処理の際、この課金用ユーザデータベース24を参照し、ユーザ毎の利用料や消耗品の料金精算に使用することができる。
【0041】
したがって、本例によればプリンタサーバを使用することなく、課金情報を得ることができ、しかもユーザ毎の使用履歴に基づく正確な課金情報を得ることができる。
また、本例ではプリンタ装置内の記憶装置に課金情報を記録したが、共有のファイルサーバ等がある場合には、プリンタ装置にファイルサーバにアクセスする手段を付加し、認証情報と課金情報を一元管理する構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、ID番号やパスワードを入力する必要がなく、印刷処理を容易に行うことができる。また、パスワードの漏洩によって機密情報が漏れることもない。
【0043】
また、プリンタサーバを導入する必要がなく、費用負担、管理負担を軽減することができる。
さらに、課金情報を同時に生成することができ、ユーザ毎の課金処理を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷システムの模式図である。
【図2】第1の実施形態を説明するシステム構成図である。
【図3】第2の実施形態を説明するシステム構成図である。
【図4】第3の実施形態を説明するシステム構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置
2 パーソナルコンピュータ
3 プリンタ本体
4a、4b 給紙装置
5 排紙部
6、8 認証情報採取用デバイス
6a 台座
6b 回動部
6c、8c 認証用カメラ
7 ディスプレイ
9 キーボード
10 アプリケーション印刷実行部
11 プリンタドライバ印刷処理部
12 マージ処理部
13 データ受信/分離部
14 印刷データ処理部
15 印刷データ保存処理部
16 認証情報比較処理部
17 記録装置
18 親展印刷実行命令部
20 印刷部
21 ユーザ認証データベース
22 認証情報照合処理部
23 課金処理部
24 課金用ユーザデータベース
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ等の印刷装置を複数のユーザで共有し、共同で使用する印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク回線に印刷装置を接続し、複数のユーザが共同使用する印刷システムが構築されている。しかし、このようなシステムでは、本来の利用者(ユーザ)以外の者が印刷装置を使用する場合がある。また、印刷物を他人が持ち去り、場合によっては親展文書や秘密文書を他人に読まれてしまう危険もある。さらに、ユーザ間でシステムの使用料や記録紙等の消耗品の費用分担が曖昧になることもある。
【0003】
そこで、特許文献1に開示するように、親展印刷物や秘密文書等の印刷にID番号やパスワードを使用する印刷装置が提案されている。
また、プリンタサーバを設け、プリンタサーバにログインできるユーザに対してのみ印刷を可能にするシステムも提案されている。さらに、プリンタサーバのログイン情報からユーザを識別し、ユーザ毎に課金する印刷システムも提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開平11−28850号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の印刷装置や印刷システムでは以下の問題がある。例えば、印刷の際ID番号やパスワードを使用する印刷装置では、ID番号やパスワードの入力操作が必要であり、更にセキュリティーの為パスワード等を変更する必要もあり、処理も煩雑になる。
【0006】
また、プリンタサーバを導入するシステムでは、費用負担、管理負担が増大し、更にプリンタサーバにログインする操作も必要になり、上記と同様、処理も煩雑になる。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、印刷処理の際ID番号やパスワード等の入力が不要であり、プリンタサーバの導入による費用負担等の不利を解消する印刷システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、ホスト機器に配設され、ユーザの認証情報を採取する第1の認証情報採取手段と、該認証情報を印刷データに融合する融合手段と、該融合手段によって融合された印刷データを印刷装置に出力する出力手段と、該印刷データから前記認証情報を分離する分離手段と、該分離手段によって分離された認証情報と、プリンタ装置に配設された第2の認証情報採取手段が採取した認証情報を比較する比較手段と、該比較手段の比較結果から両認証情報が一致する時、前記印刷データの印刷処理を行う印刷制御手段とを備える印刷システムを提供することによって達成できる。
【0008】
ここで、第1、第2の認証情報採取手段は、例えばCCDカメラであり、CCDカメラによってユーザの顔写真を撮影する。また、第1、第2の認証情報採取手段はCCDカメラ等の撮像手段に限らず、人の瞳を検出するデバイスや、更には声紋や指紋等の人の特徴を検出するデバイスで構成してもよい。
【0009】
また、比較手段は、上記第1、第2の認証情報採取手段が採取した認証情報を、例えばパターンマッチングによって比較し、一致する時上記印刷データに基づく印刷処理を行う。
このように構成することにより、ID番号やパスワードを入力することなくユーザ認証を自動的に行うことができ、例えば親展印刷用データや秘密文書であってもセキュリティーを確実に確保しつつ、印刷処理を行うことができる。
【0010】
請求項2の記載は、上記請求項1記載の発明において、前記比較手段の比較結果が出力されるまで、前記印刷データを保持し、前記両認証情報が一致する時、前記印刷制御手段に該印刷データを出力する構成である。
ここで、印刷データの保持はハードディスクやメモリ等の記憶装置であり、このように構成することにより、印刷データを確実に保持し、上記比較手段の比較処理を確実に行うことができる。
【0011】
請求項3の記載は、上記請求項1、又は2の記載において、前記第1、第2の認証情報採取手段が採取する認証情報は、例えば前記ユーザの顔写真の情報である。
このように構成することにより、最も採取し易い認証情報を取得し、迅速な認証処理を行うことができる。
【0012】
請求項4の記載は、上記請求項1、2、又は3の記載において、前記第2の認証情報採取手段によって取得された認証情報を予め記録する記録手段を有し、前記比較手段が比較処理を行う際、該記録手段に記録された認証情報との間で比較処理を行う構成である。
【0013】
このように構成することにより、認証情報は予め記憶装置に登録されており、プリンタサーバ等を導入することなく、効率よく認証処理を行うことができる。
請求項5の記載は、上記請求項1、2、又は3の記載において、前記比較手段による比較結果が両認証情報の一致である時、前記印刷データに基づいて課金情報を取得し、該課金情報を記録し、ユーザ毎の課金処理に利用する構成である。
【0014】
このように構成することにより、ユーザに対する課金処理を効率よく、容易に行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の印刷システムの模式図である。同図において、プリンタ装置1は、ホスト機器であるパーソナルコンピュータ(PC)2に接続されている。尚、同図ではプリンタ装置1とパーソナルコンピュータ2は直接1対1で接続されているが、LAN等のネットワーク回線を介して接続されている。したがって、プリンタ装置1はネットワーク回線に接続された不図示のパーソナルコンピュータから出力される印刷データも印刷処理することができる。また、本例のシステムではプリンタサーバは使用しない。
【0016】
プリンタ装置1は、例えばレーザプリンタであり、プリンタ本体3の下部には給紙装置4a、4bが配設され、上部には印刷物の排紙部5が設けられている。また、プリンタ装置1の上面には認証情報採取用デバイス6が配設されている。この認証情報採取用デバイス6は、台座6aによってプリンタ本体3の上面に固設されると共に、台座6aに対して回動可能な回動部6bで構成され、この回動部6bには認証用カメラ6cが取り付けられている。
【0017】
一方、パーソナルコンピュータ2は、内部にCPU、ROM、RAM等の電子回路を搭載し、ディスプレイ7の下方には認証情報採取用デバイス8が設けられている。また、キーボード9も接続されている。
上記認証情報採取用デバイス8の構成も、前述の認証情報採取用デバイス6と同様、台座8aによってパーソナルコンピュータ2に固定されると共に、台座8aに対して回動可能な回動部8bを有し、この回動部8bには認証用カメラ8cが取り付けられている。
【0018】
図2は上記外観構成の印刷システム(プリンタ装置1、及びパーソナルコンピュータ2)の内部システムを説明する図である。先ず、パーソナルコンピュータ2の内部システムは、アプリケーション印刷実行部10、プリンタドライバ印刷処理部11、及びマージ処理部12で構成されている。また、マージ処理部12には前述の認証用カメラ8cで撮影された認証情報も入力する。
【0019】
アプリケーション印刷実行部10は、パーソナルコンピュータ1にインストールされたアプリケーションプログラムに基づいて印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11に出力する。プリンタドライバ印刷処理部11は、供給される印刷データをプリンタ装置1が受信可能な制御コマンド(中間コード)に変換し、マージ処理部12に送信する。
【0020】
マージ処理部12は上記中間コードに変換された印刷データと認証用カメラ8cで撮影された認証情報を融合(マージ)処理する。認証用カメラ8cで撮影される画像は、例えばユーザの顔写真であり、この画像情報を認証情報としてマージ処理部12において、融合(マージ)する。尚、このマージ処理は予め設定されたプログラムに基づいて行われる。
【0021】
一方、プリンタ装置1はデータ受信/分離部13、印刷データ処理部14、印刷データ保存処理部15、認証情報比較処理部16等で構成され、前述の認証用カメラ6cで撮影された認証情報は認証情報比較処理部16に供給される。
データ受信/分離部13はパーソナルコンピュータ2から供給される印刷データと認証情報がマージされた情報を受信し、この情報を印刷データと認証情報に分離する。データ受信/分離部13によって分離された認証情報は、認証情報比較処理部16に送信され、認証用カメラ6cから供給される認証情報と比較処理される。一方、データ受信/分離部13によって分離された印刷データは印刷データ処理部14に出力され、例えば制御コマンドに従った印刷処理が施される。
【0022】
印刷処理が行われた印刷データは印刷データ保存処理部15に出力され、印刷データの保存が行われる。この印刷データは、ハードディスクやメモリ等の記録装置17に一旦記録される。ここで、本例において、上記印刷データは親展印刷用データであり、この親展印刷用データは記録装置17に記録される。
【0023】
親展印刷実行命令部18は、親展印刷を行う際不図示の操作部から供給される親展印刷指示に従って親展印刷実行命令を出力する。また、印刷拒否通知処理部19は、認証情報比較処理部16による認証処理の結果、認証情報が不一致の場合親展印刷実行命令部18に印刷処理の拒否を通知する。一方、印刷部20は認証情報比較処理部16による認証処理の結果、認証情報が一致する場合親展印刷を行う機能を有する。
【0024】
以上の構成において、以下に本例の印刷処理を説明する。
先ず、パーソナルコンピュータ2はアプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11に出力し、印刷データを中間コードに変換する。尚、この時作成される印刷データは親展情報であり、所謂親展印刷用データである。
【0025】
また、パーソナルコンピュータ2に取り付けられた認証情報採取用デバイス8では、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影される。この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0026】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報比較処理部16に送られる。一方、印刷データ(親展印刷用データ)は印刷制御処理が施された後、印刷データ保存処理部15によって記録装置17に記録される。
【0027】
このようにして印刷データ(親展印刷用データ)が記録装置17に記録された後、ユーザは親展印刷用データを印刷する為プリンタ装置1に近づく。そして、不図示の操作部を操作し、親展印刷の指示を行う。この指示により、認証情報比較処理部16は認証用カメラ6cから認証情報を読み出し、認証情報の比較を行う。すなわち、認証用カメラ6cによってプリンタ装置1を操作するユーザの顔写真が撮影され、この顔写真のデータが認証情報として認証情報比較処理部16に供給される。
【0028】
したがって、パーソナルコンピュータ2を操作して顔写真の撮影が行われたユーザと同じユーザがプリンタ装置1を操作したのであれば両認証情報は一致する。尚、この認証処理は両認証情報をパターンマッチングすることによって行う。
ここで、両認証情報が一致すれば、図2に示す判断SがOKとなり、記録装置17から印刷部20に親展印刷用データが出力される。そして、印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。したがって、本例の処理によってユーザは確実に親展印刷物を取得することができ、他人に親展印刷物を見られることもない。また、本例によればID番号やパスワード等を入力することなく、認証用カメラ6c、8cを駆動することによって自動的に認証情報が取得され、ユーザに煩雑な操作を要請することなく親展印刷物の印刷処理を行うことができる。
【0029】
また、前述の両認証情報が不一致の場合には、判断SはNOであり、印刷部20が駆動することはない。したがって、確実にセキュリティーを確保することができる。尚、この場合、不図示の表示部に認証処理が否定された表示を行う構成としてもよい。また、認証処理が否定された旨の印刷出力を行う構成としてもよい。
【0030】
尚、上記認証情報としては認証情報採取用デバイス6及び8によって取得した顔写真の情報を認証情報としたが、認証情報採取用デバイス6及び8を瞳の識別や指紋採取、更には声紋認識可能な装置とすることによって、より広い認証情報を使用することができる。
【0031】
また、上記例ではユーザが印刷実行の指示を行う構成としたが、ユーザが認証用カメラ6cの前に立つだけで自動的に認証処理及び印刷処理を行う構成としてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0032】
前述の第1の実施形態では、印刷処理の実行時に採取した認証情報を親展印刷用データの印刷の可否に利用したが、本例では認証情報を予め登録し、印刷自体の可否に使用する構成である。以下、具体的に説明する。
図3は本例を説明するシステム構成図である。同図において、プリンタ装置1のシステム構成は前述の第1の実施形態と異なり、印刷データ保存処理部15及び記録装置17が削除され、代わってユーザ認証データベース21が配設されている。また、認証情報比較処理部16は認証情報照合処理部22に代わる。尚、パーソナルコンピュータ2のシステム構成は前述の例と同様である。
【0033】
先ず、パーソナルコンピュータ2は前述と同様、アプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11によって中間コードに変換し、マージ処理部12に出力される。この時、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影され、この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0034】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報照合処理部22へ送られる。
ここで、ユーザ認証データベース21には、例えば不図示の操作部と認証用カメラ6cによって予め登録した認証情報が登録されている。したがって、認証情報照合処理部22は供給される認証情報(顔写真のデータ)に従ってユーザ認証データベース21を検索し、登録された認証情報があれば印刷処理OKの指示を行う(SがOK)。従ってこの場合、印刷部20は印刷用データを読み込み、印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。したがって、本例の処理によってもID番号やパスワードを入力する必要がなく、印刷データに基づく印刷処理を容易に行うことができる。
【0035】
一方、パーソナルコンピュータ2から送られた認証情報(顔写真のデータ)がユーザ認証データベース21に登録されていなければ(判断SはNO)、印刷部20は駆動することなく、確実にセキュリティーを確保することができる。
尚、本例の場合も、不図示の表示部に認証処理が否定された表示を行う構成としてもよく、又は認証処理が否定された旨の印刷出力を行う構成としてもよい。
【0036】
また、上記認証情報としては認証情報採取用デバイス6及び8によって取得した顔写真の情報を認証情報としたが、認証情報採取用デバイス6及び8を瞳の識別や指紋採取、更には声紋認識可能な装置とすることによって、より広い認証情報を使用することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0037】
前述の第2の実施形態では、印刷処理の実行時に予め登録した認証情報を利用したが、本例では更に誰がどれだけプリンタ装置1利用したかの履歴情報を作成する構成である。以下、具体的に説明する。
図4は本例の処理を説明するシステム構成図である。同図において、プリンタ装置1のシステム構成は前述の第2の実施形態と更に異なり、印刷部20の前に課金処理部23を設け、課金処理部23によって課金情報を取得する構成である。また、本例においては課金用ユーザデータベース24を設け、課金処理部23から出力される課金情報を記録する構成である。尚、課金用ユーザデータベース24は記録装置であり、前述の第2の実施形態で使用したユーザ認証データベース(21)も含む構成であり、認証情報に基づくユーザ認証も可能である。
【0038】
先ず、パーソナルコンピュータ2は前述と同様、アプリケーション印刷実行部10によって印刷データを作成し、プリンタドライバ印刷処理部11によって中間コードに変換し、マージ処理部12に出力される。この時、認証用カメラ8cによってユーザの顔写真が撮影され、この顔写真は認証情報としてマージ処理部12に送られ、マージ処理部12において前述の印刷データにマージされる。
【0039】
このようにして作成された認証情報を含む印刷データはプリンタ装置1のデータ受信/分離部13に送られ、印刷データから認証情報(顔写真の情報)が分離され、認証情報照合処理部22へ送られる。
ここで、課金用ユーザデータベース24には、上記のように認証用カメラ6cによって予め登録された認証情報が登録されており、認証情報照合処理部22は供給される認証情報(顔写真のデータ)に従ってユーザ認証データベース21を検索し、登録された認証情報があれば印刷処理OKの指示を行う(判断SがOK)。この場合、印刷部20は印刷処理を行い、印刷結果を前述の排紙部5に出力する。ここで、本例の処理においては、課金処理部23によって課金処理が行われる。
【0040】
この課金処理は、印刷枚数や印刷日時等のデータがユーザ名と共に作成され、課金用ユーザデータベース24に記録される。したがって、課金処理の際、この課金用ユーザデータベース24を参照し、ユーザ毎の利用料や消耗品の料金精算に使用することができる。
【0041】
したがって、本例によればプリンタサーバを使用することなく、課金情報を得ることができ、しかもユーザ毎の使用履歴に基づく正確な課金情報を得ることができる。
また、本例ではプリンタ装置内の記憶装置に課金情報を記録したが、共有のファイルサーバ等がある場合には、プリンタ装置にファイルサーバにアクセスする手段を付加し、認証情報と課金情報を一元管理する構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、ID番号やパスワードを入力する必要がなく、印刷処理を容易に行うことができる。また、パスワードの漏洩によって機密情報が漏れることもない。
【0043】
また、プリンタサーバを導入する必要がなく、費用負担、管理負担を軽減することができる。
さらに、課金情報を同時に生成することができ、ユーザ毎の課金処理を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷システムの模式図である。
【図2】第1の実施形態を説明するシステム構成図である。
【図3】第2の実施形態を説明するシステム構成図である。
【図4】第3の実施形態を説明するシステム構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置
2 パーソナルコンピュータ
3 プリンタ本体
4a、4b 給紙装置
5 排紙部
6、8 認証情報採取用デバイス
6a 台座
6b 回動部
6c、8c 認証用カメラ
7 ディスプレイ
9 キーボード
10 アプリケーション印刷実行部
11 プリンタドライバ印刷処理部
12 マージ処理部
13 データ受信/分離部
14 印刷データ処理部
15 印刷データ保存処理部
16 認証情報比較処理部
17 記録装置
18 親展印刷実行命令部
20 印刷部
21 ユーザ認証データベース
22 認証情報照合処理部
23 課金処理部
24 課金用ユーザデータベース
Claims (5)
- ホスト機器に配設され、ユーザの認証情報を採取する第1の認証情報採取手段と、
該認証情報を印刷データに融合する融合手段と、
該融合手段によって融合された印刷データを印刷装置に出力する出力手段と、
該印刷データから前記認証情報を分離する分離手段と、
該分離手段によって分離された認証情報と、プリンタ装置に配設された第2の認証情報採取手段が採取した認証情報を比較する比較手段と、
該比較手段の比較結果から両認証情報が一致する時、前記印刷データの印刷処理を行う印刷制御手段と、
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 前記比較手段の比較結果が出力されるまで、前記印刷データを保持し、前記両認証情報が一致する時、前記印刷制御手段に該印刷データを出力することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記第1、第2の認証情報採取手段が採取する認証情報は、前記ユーザの顔写真の情報であることを特徴とする請求項1、又は2記載の印刷システム。
- 前記第2の認証情報採取手段によって取得された認証情報を予め記録する記録手段を有し、前記比較手段が比較処理を行う際、該記録手段に記録された認証情報との間で比較処理を行うことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の印刷システム。
- 前記比較手段による比較結果が両認証情報の一致である時、前記印刷データに基づいて課金情報を取得し、該課金情報を記録し、ユーザ毎の課金処理に利用することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
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- 2003-02-17 JP JP2003038921A patent/JP2004252501A/ja not_active Withdrawn
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