JP2019160773A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】3つ以上の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合に、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1において、第1端子3Aの一端部31A、複数の第2端子3Bの一端部31B及び複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を第2方向D2の両側から挟み込んでいる。第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとは、第3方向D3に向けて係止される形状に形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、端子を覆う複数の中子樹脂部と、複数の中子樹脂部を覆う外側樹脂部とを有するコネクタに関する。
コネクタは、種々の制御部品を制御装置に電気配線する際に用いられる。コネクタは、電気接続される複数の端子を有する。そして、複数の端子が複数段に配列される場合には、樹脂材料のインサート成形を行う際の端子の配列を容易にするために、インサート成形を段階的に行うことがある。この場合、一次成形として、各段の端子が別々に内部に配置された複数の中子樹脂部のインサート成形をそれぞれ行う。次いで、二次成形として、複数の中子樹脂部が内部に配置された外側樹脂部のインサート成形を行う。こうして、外側樹脂部内に複数の中子樹脂部が配置されたコネクタが成形される。このようなコネクタとしては、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特開2016−154072号公報
ところで、二次成形として、複数の中子樹脂部を内部に配置して外側樹脂部のインサート成形を行う際には、外側樹脂部を構成する樹脂材料が充填される部位に、成形型を設ける必要がある。そこで、この成形型の構成を簡単にするために、端子の一端部を突出させる、複数の中子樹脂部の一端部を、外側樹脂部によって覆わずにコネクタの表面に露出させることが考えられる。この場合には、複数の中子樹脂部の一端部は、成形型の外部に配置され、成形型の構成を簡単にすることができる。
しかしながら、この場合には、成形型内に外側樹脂部を成形し、成形型内から成形品を取り出した後に、複数の中子樹脂部の一端部を拘束するものがなくなる。そのため、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷されて収縮するときには、複数の中子樹脂部の一端部に、複数の中子樹脂部の一端部同士が互いに離れようとする方向に応力が作用することがある。このとき、複数の中子樹脂部の一端部から突出する複数の端子の一端部の位置にばらつきが生じ、複数の端子の電気接続に不具合が生じるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、3つ以上の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができるコネクタを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、第1端子と、
前記第1端子の両端部を除く中間部を覆う第1中子樹脂部と、
第2端子と、
前記第2端子の両端部を除く中間部を覆う第2中子樹脂部と、
第3端子と、
前記第3端子の両端部を除く中間部を覆う第3中子樹脂部と、
互いに重なった状態の前記第1中子樹脂部、前記第2中子樹脂部及び前記第3中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
前記第1端子の一端部、前記第2端子の一端部及び前記第3端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
前記第1端子の一端部を突出させる前記第1中子樹脂部の一端部と、前記第2端子の一端部を突出させる前記第2中子樹脂部の一端部と、前記第3端子の一端部を突出させる前記第3中子樹脂部の一端部とは、互いに重なって前記外側樹脂部の外部に配置されており、
前記第1中子樹脂部の一端部と前記第2中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向に互いに対面しており、
前記第3中子樹脂部の一端部は、前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部の少なくとも一部を前記第2方向の両側から挟み込んでおり、
前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部と、前記第3中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向に向けて係止される形状に形成されている、コネクタにある。
前記一態様のコネクタにおいては、3つ以上の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合に、この3つ以上の中子樹脂部の一端部が互いに離れないようにする工夫をしている。
具体的には、第3中子樹脂部の一端部は、第2方向において互いに対面する第1中子樹脂部の一端部及び第2中子樹脂部の一端部の少なくとも一部を、第2方向の両側から挟み込んでいる。これにより、各中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部の一端部に作用した場合でも、第1中子樹脂部の一端部と第2中子樹脂部の一端部とが第2方向へ互いに離れることを防止することができる。
また、第1中子樹脂部の一端部及び第2中子樹脂部の一端部と、第3中子樹脂部の一端部とは、第3方向に向けて係止される形状に形成されている。これにより、各中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部の一端部に作用した場合でも、第1中子樹脂部の一端部及び第2中子樹脂部の一端部と、第3中子樹脂部の一端部とが第3方向へ互いに離れることを防止することができる。
このように、前記一態様のコネクタにおいては、各中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部の外部に配置された各中子樹脂部の一端部同士が互いに離れないようにして、各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、前記一態様のコネクタによれば、3つ以上の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
実施形態1にかかる、コネクタを示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX1矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX2矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX3矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図2のV−V断面図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける第1及び第2中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す説明図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す、図9のX−X断面図。 実施形態3にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す説明図。 実施形態3にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す、図11のXII−XII断面図。 実施形態4にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態4にかかる、コネクタにおける第1及び第2中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態4にかかる、コネクタにおける第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態4にかかる、コネクタにおける第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す説明図。
前述したコネクタにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態のコネクタ1は、図1〜図4に示すように、複数の第1端子3A、第1中子樹脂部2A、複数の第2端子3B、第2中子樹脂部2B、複数の第3端子3C、第3中子樹脂部2C及び外側樹脂部4を備える。第1中子樹脂部2Aは、複数の第1端子3Aの両端部31A,32Aを除く中間部33を覆っている。第2中子樹脂部2Bは、複数の第2端子3Bの両端部31B,32Bを除く中間部33を覆っている。第3中子樹脂部2Cは、複数の第3端子3Cの両端部31C,32Cを除く中間部33を覆っている。外側樹脂部4は、互いに重なった状態の第1中子樹脂部2A、第2中子樹脂部2B及び第3中子樹脂部2Cを部分的に覆っている。
図5及び図6に示すように、複数の第1端子3Aの一端部31A、複数の第2端子3Bの一端部31B及び複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。複数の第1端子3Aの一端部31Aを突出させる第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと、複数の第2端子3Bの一端部31Bを突出させる第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと、複数の第3端子3Cの一端部31Cを突出させる第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとは、互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置されている。
図6〜図8に示すように、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとは、第1方向D1に直交する第2方向D2に互いに対面している。第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を第2方向D2の両側から挟み込んでいる。第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとは、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3に向けて係止される形状に形成されている。
以下に、本形態のコネクタ1について詳説する。
(コネクタ1)
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、種々の制御部品5を制御装置に電気配線する際に、電気配線を中継する中継コネクタとして使用される。コネクタ1は、導体ピンとなる各端子3A,3B,3Cが設けられた雄コネクタを構成する。各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cは、制御装置の制御基板6に接続され、各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cは、雌コネクタの雌端子に接続される。
図2〜図5に示すように、各端子3A,3B,3Cは、制御用又は電源用のいずれの用途に用いてもよい。本形態の複数の第1端子3A及び複数の第2端子3Bは制御用の端子を構成し、本形態の複数の第3端子3Cは電源用の端子を構成する。第3端子3Cの他端部32Cは、一端部31Cと別の端部34Cとに分岐している。
各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の第1端子3Aと複数の第2端子3Bとは、2段に重なる状態で配置されている。また、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の第3端子3Cは、第1端子3A及び第2端子3Bの側方に重なる状態で配置されている。なお、各中子樹脂部2A,2B,2Cの本体部とは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cを除く部位のことをいう。
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、コネクタベース部11と、コネクタベース部11から突出するコネクタ突出部12と、コネクタベース部11から突出するコネクタ装着部13とを有する。コネクタベース部11は、制御基板6に対向して配置されるコネクタ1の本体部を構成する。コネクタベース部11は、第1中子樹脂部2Aの本体部、第2中子樹脂部2Bの本体部及び第3中子樹脂部2Cの本体部の多くが、外側樹脂部4によって覆われて形成された部位である。
コネクタ突出部12は、コネクタベース部11から垂直に屈曲している。コネクタ突出部12は、外側樹脂部4の外部に配置された、第1中子樹脂部2Aの一端部20A、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cを含んで形成された部位である。コネクタ突出部12には、各中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4が配置されている。コネクタ装着部13は、各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cが、外側樹脂部4による筒形状部41によって覆われて形成された部位である。コネクタ装着部13は、雌コネクタに装着される。
図1〜図5に示すように、コネクタ突出部12において、第1中子樹脂部2Aの一端部20A、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの基端側に隣接する位置には、外側樹脂部4が配置されている。各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの表面は、外側樹脂部4の表面に隣接して、コネクタ突出部12の外表面を形成している。各端子3A,3B,3Cの中間部33には、各中子樹脂部2A,2B,2Cによって覆われず、各中子樹脂部2A,2B,2Cの外部に露出する露出部35が形成されている。そして、露出部35は、外側樹脂部4によって覆われている。
各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの基端側に外側樹脂部4が隣接して配置されていることにより、外側樹脂部4を構成する樹脂材料を成形する際に生じる収縮力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用しやすくなっている。
図1及び図3に示すように、各端子3A,3B,3Cは、コネクタベース部11、コネクタ突出部12及びコネクタ装着部13の形状に応じて、クランク状に屈曲して形成されている。各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cは、コネクタベース部11から一方側に突出して配置されている。各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cは、コネクタベース部11から他方側に突出して配置される。
(各中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4)
各中子樹脂部2A,2B,2Cは、各端子3A,3B,3Cを内部に配置したインサート成形を行うことによって形成されている。また、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cのそれぞれは、別々に成形される。第1中子樹脂部2Aは、複数の第1端子3Aを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。第2中子樹脂部2Bは、複数の第2端子3Bを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。第3中子樹脂部2Cは、複数の第3端子3Cを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。このように、各中子樹脂部2A,2B,2Cは、各端子3A,3B,3Cをインサートした一次成形品として形成される。
コネクタ1は、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cを成形型内に配置し、成形型内に外側樹脂部4を構成する樹脂材料をインサート成形することによって形成される。外側樹脂部4は、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートした二次成形品として形成される。
(各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31C及び各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの構成)
図1及び図6に示すように、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31C及び各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cにおける方向を示すために便宜的に用いる。第1方向D1は、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cが延びる方向を示し、各端子3A,3B,3Cの本体部が配置されたコネクタ1のコネクタベース部11に垂直な方向として設定されている。第2方向D2及び第3方向D3は、コネクタ1のコネクタベース部11に平行な方向として設定されている。また、第1方向D1において、各中子樹脂部2A,2B,2Cから各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cが突出する側を先端側とし、第1方向D1において、先端側とは反対側を基端側とする。
図6及び図7に示すように、複数の第1端子3Aの一端部31A及び複数の第2端子3Bの一端部31Bは、それぞれ第3方向D3に沿って複数本が整列して並んで、1段の状態で配置されている。本形態においては、第1端子3A及び第2端子3Bは3本ずつ並んでいる。そして、複数の第1端子3Aと複数の第2端子3Bとは、第2方向D2に向き合っており、第2方向D2において2段に重なって配置されている。
また、図6及び図8に示すように、複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1端子3Aの一端部31A及び第2端子3Bの一端部31Bの第3方向D3に隣接して、第2方向D2に沿って複数本が整列して配置されている。言い換えれば、複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第2方向D2に並んで配置されているとともに、第1端子3A及び第2端子3Bとともに第3方向D3に並んで配置されている。本形態においては、2本の第3端子3Cが、2段に重なる第1端子3A及び第2端子3Bの配列に合わせて配列されている。
複数の第1端子3Aを覆う第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと、複数の第2端子3Bを覆う第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとは第2方向D2に並んで合わさっている。また、複数の第3端子3Cを覆う第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに対して第3方向D3に並んで合わさっている。
図6及び図8に示すように、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける、第2方向D2の中心部分であって第3端子3C同士の間には、第1方向D1の基端側へ凹む凹部21Cが形成されている。第3中子樹脂部2Cの一端部20Cには、凹部21Cの形成によって、第1方向D1の先端側に向かって二股に分かれた二股部23Cが形成されている。
第1中子樹脂部2Aの一端部20Aには、第3方向D3へ突出して凹部21Cに配置された第1突出部21Aが形成されている。第2中子樹脂部2Bの一端部20Bには、第3方向D3へ突出して凹部21Cに配置された第2突出部21Bが形成されている。第1突出部21A及び第2突出部21Bは、二股部23Cによって第2方向D2に挟み込まれている。本形態の凹部21Cは、第1突出部21A及び第2突出部21Bの第2方向D2の厚みをできるだけ大きくするために、第3端子3Cの側面の位置まで形成されている。
図6〜図8に示すように、第1突出部21Aの一部及び第2突出部21Bの一部と、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける凹部21Cを形成する部位とは、第3方向D3に位置ずれしないよう、第3方向D3に向けて係止される形状に形成されている。より具体的には、第1突出部21Aの端部及び第2突出部21Bの端部には、第1方向D1の基端側へ突出する係止部22A,22Bが形成されている。
第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける凹部21Cの底面を形成する部位には、各係止部22A,22Bと第3方向D3において対面する被係止部22Cが形成されている。凹部21Cの底面は、被係止部22Cを形成するために、第3方向D3において段差形状を有する。第1突出部21A及び第2突出部21Bは、各係止部22A,22Bを形成するために、第3方向D3において鉤形状に形成されている。
第1〜第3端子3A,3B,3Cは、導電性に優れた金属材料から構成されている。第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4は、射出成形等の成形性に優れた熱可塑性樹脂から構成されている。
(組付方法)
作業者等は、第1中子樹脂部2A、第2中子樹脂部2B及び第3中子樹脂部2Cの3つを組み合わせるときには、まず、図7に示すように、第1中子樹脂部2Aと第2中子樹脂部2Bとを組み合わせる。このとき、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが、第2方向D2において対面する。次いで、図7及び図8に示すように、作業者等は、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに対して、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cを、第1方向D1の先端側へ相対的にスライドさせる。このとき、図6に示すように、第3中子樹脂部2Cの凹部21C内に、第1中子樹脂部2Aの第1突出部21A及び第2中子樹脂部2Bの第2突出部21Bが挿入される。
(作用効果)
本形態のコネクタ1においては、3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合に、この3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに離れないようにする工夫をしている。
本形態においては、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける二股部23Cは、第2方向D2において互いに対面する、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの第1突出部21A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの第2突出部21Bを、第2方向D2の両側から挟み込んでいる。これにより、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが第2方向D2へ互いに離れることができなくなる。
そして、各中子樹脂部2A,2B,2Cを成形型内にインサートして、成形型内に外側樹脂部4をインサート成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが第2方向D2へ互いに離れることができなくなる。特に、成形後のコネクタ1を成形型内から取り出した後において、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの間の第2方向D2の位置関係が維持される。
また、第1突出部21Aの係止部22A及び第2突出部21Bの係止部22Bは、第3中子樹脂部2Cの凹部21Cの底面を形成する被係止部22Cによって、第3方向D3において係止される。これにより、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとは、第3方向D3へ互いに離れることができなくなる。
そして、各中子樹脂部2A,2B,2Cを成形型内にインサートして、成形型内に外側樹脂部4をインサート成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとが第3方向D3へ互いに離れることができなくなる。特に、成形後のコネクタ1を成形型内から取り出した後において、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの間の第3方向D3の位置関係が維持される。
このように、本形態のコネクタ1においては、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4の外部に配置された各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C同士が離れないようにして、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、本形態のコネクタ1によれば、3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cから突出する各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
<実施形態2>
本形態においては、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの組み合わさり方が実施形態1に示したコネクタ1と異なる場合について示す。図9及び図10に示すように、本形態の第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける、第2方向D2の外側部分には、第1方向D1の基端側へ凹む凹部25A,25Bがそれぞれ形成されている。また、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける、第2方向D2の両側部分には、第3方向D3へ突出して各凹部25A,25Bに配置された第3突出部25Cが一対に形成されている。
第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける、第2方向D2の中心側部分には、一対の第3突出部25Cによって第2方向に挟み込まれる凸部27A,27Bが形成されている。第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける各凹部25A,25Bを形成する部位と、第3突出部25Cの一部とは、第3方向D3に向けて係止される形状に形成されている。より具体的には、一対の第3突出部25Cの端部には、第1方向D1の基端側へ突出する係止部26Cが形成されている。
第1中子樹脂部2Aの一端部20Aにおける凹部25Aの底面を形成する部位には、係止部26Cと第3方向D3において対面する被係止部26Aが形成されている。第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける凹部25Bの底面を形成する部位には、係止部26Cと第3方向D3において対面する被係止部26Bが形成されている。各凹部25A,25Bの底面は、被係止部26A,26Bを形成するために、第3方向D3において段差形状を有する。第3突出部25Cは、係止部26Cを形成するために、第3方向D3において鉤形状に形成されている。
本形態のコネクタ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態3>
本形態においても、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの組み合わさり方が実施形態1、2に示したコネクタ1と異なる場合について示す。図11及び図12に示すように、本形態の第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの第2方向D2の両側部分に形成された一対の第3突出部25Cは、係止部26Cによって繋がれて、環状に形成されている。本形態の第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bには、第1方向D1の基端側へ凹む凹部25A,25Bと、凹部25A,25Bにおいて第1方向D1の先端側へ突出し、係止部26Cによって係止される凸部としての被係止部26A,26Bと、が形成されている。
一対の第3突出部25C及び係止部26Cは凹部25A,25B内に配置されている。また、凸部としての被係止部26A,26Bは、一端部20C、一対の第3突出部25C及び係止部26Cに囲まれた穴部28C内に配置されている。
本形態のコネクタ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態4>
本形態においても、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの組み合わさり方が実施形態1、2に示したコネクタ1と異なる場合について示す。
図13に示すように、本形態の第1端子3Aの一端部31A及び第2端子3Bの一端部31Bも、第3方向D3に沿って複数本が整列して配置されている。また、本形態の第3端子3Cの一端部31Cも、第1端子3Aの一端部31A及び第2端子3Bの一端部31Bの第3方向D3に隣接して、第2方向D2に沿って複数本が整列して配置されている。
本形態においては、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bには、第1方向D1の先端側から第3中子樹脂部2Cの一端部20Cに重なる重なり部201が、第3方向D3に突出してそれぞれ形成されている。重なり部201は、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおいて、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cによって第2方向D2及び第3方向D3に係止される部分である。第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの各重なり部201に第1方向D1から係合する形状を有する。
図14に示すように、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの各重なり部201には、第1方向D1に貫通するよう第2方向D2の外側の側端面203から切り欠かれた切欠き溝29A,29Bが形成されている。切欠き溝29A,29Bは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが第2方向D2において合わさる対向面202と反対側に位置する側端面203に形成されている。
図13及び図15に示すように、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cには、第1方向D1の先端側へ突出して、切欠き溝29A,29Bに嵌合された嵌合部29Cが形成されている。嵌合部29Cは、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける第2方向D2の両側に並んで一対に形成されている。本形態の嵌合部29Cは、円柱状に形成されている。嵌合部29Cは、切欠き溝29A,29B又は貫通孔の形状に応じて種々の形状に形成することができる。嵌合部29Cは、例えば、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける第2方向D2の両側端面203を含む位置から形成されていてもよい。
切欠き溝29A,29Bは、嵌合部29Cが第1方向D1に摺動して嵌合されるよう、第1方向D1に直交する断面の形状が第1方向D1に向けて一定である。切欠き溝29A,29Bは、第1方向D1に平行に形成されており、切欠き溝29A,29Bを構成する壁面は、第1方向D1に平行である。
なお、切欠き溝29A,29B及び嵌合部29Cは、第1方向D1の先端側に行くに連れて幅が縮小するテーパ状の壁面によって形成することもできる。この場合には、切欠き溝29A,29Bへの嵌合部29Cの嵌合が容易になる。
第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける嵌合部29Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aにおける切欠き溝29Aに嵌合されるものと、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける切欠き溝29Bに嵌合されるものとが一対に形成されている。本形態の嵌合部29Cは、第2方向D2に沿って並ぶ状態で一対に形成されている。
本形態の第3端子3Cは、第3中子樹脂部2Cの嵌合部29Cを第1方向D1に貫通する状態で形成されている。換言すれば、嵌合部29Cは、第3端子3Cを中心に配置して、第3端子3Cを囲む状態で形成されている。なお、嵌合部29Cは、第3端子3Cが配置されない位置に形成することもできる。この場合、重なり部201には、第3端子3Cが挿通される挿通孔を形成することができる。
図13に示すように、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの各重なり部201に対して第1方向D1の基端側から合わさる。そして、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの嵌合部29Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける各重なり部201の切欠き溝29A,29Bに対して第1方向D1の基端側から嵌合される。
第1中子樹脂部2Aの一端部20Aにおける切欠き溝29Aに第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける嵌合部29Cが嵌合されると、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cに対して第1中子樹脂部2Aの一端部20Aが第2方向D2及び第3方向D3に位置ずれすることができなくなる。また、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける切欠き溝29Bに第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける嵌合部29Cが嵌合されると、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cに対して第2中子樹脂部2Bの一端部20Bが第2方向D2及び第3方向D3に位置ずれすることができなくなる。
第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bは、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの嵌合部29Cによって第2方向D2に挟み込まれる。これにより、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが第2方向D2へ互いに離れることを防止することができる。
また、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bは、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの嵌合部29Cによって第3方向D3に係止される。これにより、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとが第3方向D3へ互いに離れることを防止することができる。
本形態のコネクタ1においても、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして成形された外側樹脂部4が収縮する際に、外側樹脂部4の外部に配置された各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C同士が互いに離れないようにして、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
また、図16に示すように、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの各重なり部201には、切欠き溝29A,29Bに代えて、第1方向D1に貫通する貫通孔290A,290Bを形成することもできる。この場合にも、切欠き溝29A,29Bを形成する場合と同様の作用効果を得ることができる。
本形態のコネクタ1におけるその他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cは、各一端部20A,20B,20Cが互いに対面する種々の形状に形成することができる。また、コネクタ1は、2つ又は4つ以上の中子樹脂部を外側樹脂部4によって覆う構成としてもよい。
1 コネクタ
2A 第1中子樹脂部
2B 第2中子樹脂部
2C 第3中子樹脂部
20A,20B,20C 一端部
21A 第1突出部
21B 第2突出部
21C,25A,25B 凹部
25C 第3突出部
3A 第1端子
3B 第2端子
3C 第3端子
31A,31B,31C 一端部
4 外側樹脂部

Claims (7)

  1. 第1端子と、
    前記第1端子の両端部を除く中間部を覆う第1中子樹脂部と、
    第2端子と、
    前記第2端子の両端部を除く中間部を覆う第2中子樹脂部と、
    第3端子と、
    前記第3端子の両端部を除く中間部を覆う第3中子樹脂部と、
    互いに重なった状態の前記第1中子樹脂部、前記第2中子樹脂部及び前記第3中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
    前記第1端子の一端部、前記第2端子の一端部及び前記第3端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
    前記第1端子の一端部を突出させる前記第1中子樹脂部の一端部と、前記第2端子の一端部を突出させる前記第2中子樹脂部の一端部と、前記第3端子の一端部を突出させる前記第3中子樹脂部の一端部とは、互いに重なって前記外側樹脂部の外部に配置されており、
    前記第1中子樹脂部の一端部と前記第2中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向に互いに対面しており、
    前記第3中子樹脂部の一端部は、前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部の少なくとも一部を前記第2方向の両側から挟み込んでおり、
    前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部と、前記第3中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向に向けて係止される形状に形成されている、コネクタ。
  2. 前記第1中子樹脂部の一端部、前記第2中子樹脂部の一端部及び前記第3中子樹脂部の一端部の基端側に隣接する位置には、前記外側樹脂部が配置されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コネクタは、
    前記第1中子樹脂部の中間部、前記第2中子樹脂部の中間部及び前記第3中子樹脂部の中間部が、前記外側樹脂部によって覆われたコネクタベース部と、
    前記コネクタベース部から屈曲して、前記外側樹脂部の外部に配置された、前記第1中子樹脂部の一端部、前記第2中子樹脂部の一端部及び前記第3中子樹脂部の一端部を含むコネクタ突出部と、を有する、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、前記第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第3端子の一端部は、前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部の前記第3方向に隣接して、前記第2方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第3中子樹脂部の一端部における、前記第2方向の中心部分には、前記第1方向の基端側へ凹む凹部が形成されており、
    前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部には、前記第3方向へ突出して前記凹部に配置された第1突出部及び第2突出部が形成されており、
    前記第1突出部の一部及び前記第2突出部の一部と、前記第3中子樹脂部の一端部における前記凹部を形成する部位とは、前記第3方向に向けて係止される形状に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、前記第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第3端子の一端部は、前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部の前記第3方向に隣接して、前記第2方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部における、前記第2方向の外側部分には、前記第1方向の基端側へ凹む凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第3中子樹脂部の一端部における、前記第2方向の両側部分には、前記第3方向へ突出して前記各凹部に配置された第3突出部が一対に形成されており、
    前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部における前記各凹部を形成する部位と、前記第3突出部の一部とは、前記第3方向に向けて係止される形状に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、前記第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第3端子の一端部は、前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部の前記第3方向に隣接して、前記第2方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部には、前記第1方向の先端側から前記第3中子樹脂部の一端部に重なる重なり部が、前記第3方向に突出してそれぞれ形成されており、
    前記重なり部には、前記第1方向に貫通する貫通孔、又は前記第1方向に貫通するよう前記第2方向の外側の側端面から切り欠かれた切欠き溝が形成されており、
    前記第3中子樹脂部の一端部には、前記第1方向の先端側へ突出して、前記貫通孔又は前記切欠き溝に嵌合された嵌合部が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 前記第3端子は、前記嵌合部を貫通する状態で形成されている、請求項6に記載のコネクタ。
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