JP2019159238A - 回転機構、回転機構を備えた表示装置、及び回転方法 - Google Patents

回転機構、回転機構を備えた表示装置、及び回転方法 Download PDF

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清治 松井
友彦 澁田
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友彦 澁田
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Abstract

【課題】本発明は、回転範囲を360°以上とすることが可能な回転機構、回転機構を備えた表示装置、回転方法を提供する。【解決手段】ベースとなるテーブル1と、該テーブル1に対して回転軸A1を中心として相対回転自在に設けられた回転ユニット2と、テーブル1及び回転ユニット2のいずれか一方に設けられたレール3と、テーブル1及び回転ユニット2のいずれか他方に設けられた可動ストッパ4と、を具備し、レール3は、周方向に少なくとも1周配置されるとともに、末端に位置する一対のレール端3Aが半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間する位置関係に配置され、可動ストッパ4は、レール3に沿うように移動しかつ半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動可能に設けられることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルの台座などに適用される回転機構、回転機構を備えた表示装置、及び回転方法に関する。
この種の回転機構として特許文献1が知られている。
特許文献1に示されるスイベルユニットは、スイベルレールを含むスイベルユニットがスイベルベースの上面に回転摺動自在に設けられる構成である。
このスイベルユニットでは、スイベルレールの下面側及びスイベルベースの上面側であり、かつスイベルベースの中央部を回転中心とする同一円周上に、ストッパ部材が1組ずつ配置されている。これら各ストッパ部材により、スイベルベースに対するスイベルレールの左右方向の回転角度が規制される。
特開2001-16753号公報
ところで、特許文献1に示される回転機構では、回転体であるスイベルレールがスイベルベースの上面に左右方向に回転摺動自在に設けられている。
このスイベルレールでは、可能な限り大きな回転範囲を設定することが要求されている。しかしながら、回転範囲内の同一円周上に2つのストッパ部材が配置される構造上、該ストッパ部材の大きさ分だけ、回転範囲が小さくなる(具体的には360°よりも小さくなる)、という問題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、回転範囲を360°以上とすることが可能な回転機構、回転機構を備えた表示装置、及び回転方法を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様に示す回転機構では、ベースとなるテーブルと、該テーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に設けられた回転ユニットと、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方に設けられたレールと、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか他方に設けられた可動ストッパと、を具備し、前記レールは、周方向に少なくとも1周配置されるとともに、末端に位置する一対のレール端が半径方向に対して互いに離間する位置関係に配置され、前記可動ストッパは、前記レールに沿うように移動しかつ半径方向に揺動可能に設けられることを特徴とする。
本発明の第2態様に示す表示装置では、ベースとなるテーブル、該テーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に設けられた回転ユニット、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方に設けられたレール、及び、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか他方に設けられた可動ストッパからなる回転機構と、該回転機構の前記回転ユニット上に設置された表示パネルと、を具備し、前記レールは、周方向に少なくとも1周配置されるとともに末端に位置する一対のレール端が半径方向に対して互いに離間するように配置され、前記可動ストッパは、前記レールに沿うように移動しかつ半径方向に揺動可能に設けられることを特徴とする。
本発明の第3態様に示す回転方法では、ベースとなるテーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に回転ユニットを配置し、さらに前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方にレールを設けるとともに、いずれか他方に可動ストッパを設け、前記レールを周方向に少なくとも1周配置するとともに、前記レールの末端に位置する一対のレール端を半径方向に対して互いに離間するように配置し、さらに、前記レールに沿うように移動自在にかつ半径方向に揺動自在に可動ストッパを配置することを特徴とする。
本発明によれば、半径方向に対して互いに離間する一対のレール端が、可動ストッパの可動範囲を決定する規制部材の役割を果たすことで、従来のようなストッパ部材が不要となる。その結果、当該ストッパ部材の配置に影響されることなく、回転ユニットの回転範囲を360°以上とすることができる。
本発明に係る回転機構を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る回転機構の外観を示す斜視図である。 図3の分解斜視図である。 (A)は可動ストッパ、(B)は回転ユニットのベースシャーシ、(C)はテーブルをそれぞれ示す斜視図である。 レールと可動ストッパとの位置関係を示す平面図である。 回転ユニットを反時計回り(左回り)に回転させた場合の平面図である。 回転ユニットを時計回り(右回り)に回転させた場合の平面図である。
はじめに、図1を参照して、本発明に係る回転機構100について説明する。
この回転機構100は、テーブル1、回転ユニット2、レール3及び可動ストッパ4を備える。
回転ユニット2は、ベースとなるテーブル1に対して回転軸A1を中心として相対回転自在に設けられている。
レール3は、テーブル1及び回転ユニット2のいずれか一方に設けられる。
可動ストッパ4は、テーブル1及び回転ユニット2のいずれか他方に設けられる。
レール3は、周方向に少なくとも360°配置(すなわち、1周配置)される。レール3は、末端に位置する一対のレール端3Aが半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間する位置関係に配置される。
可動ストッパ4は、レール3に沿うように移動し、かつ半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動可能に設けられる。
以上のように構成された回転機構100によれば、レール3に沿って可動ストッパ4が移動することで、テーブル1に対して回転ユニット2が相対回転する。
ここで、周方向に沿うようにレール3が少なくとも360°配置(1周配置)されている。このため、レール3に沿って回転ユニット2を1回転以上(360°以上)回転させることができる。したがって、回転ユニット2に設置される表示パネル等の搭載物を左右いずれの方向にも向けることができる。
また、上記回転機構100では、レール3の末端に位置する一対のレール端3Aが半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間するように設けられる。さらに、レール3に沿って移動する可動ストッパ4が半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動可能に設けられている。
これにより、上記回転機構100では、回転ユニット2が回転した場合に、可動ストッパ4とレール3との間に歪が生じることなく、可動ストッパ4がレール3に沿って円滑に移動できる。また、可動ストッパ4がレール端3Aに当接することで、回転ユニット2が設定可動範囲以上に回転することを規制できる。
すなわち、上記回転機構100では、半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間する一対のレール端3Aが、可動ストッパ4の可動範囲を決定する規制部材の役割を果たす。これにより、従来のようなストッパ部材が不要となり、当該ストッパ部材の配置に影響されることなく、回転ユニット2の回転範囲を360°以上とすることができる。
また、本発明では、ベースとなるテーブル1に対して回転軸A1を中心として相対回転自在に回転ユニット2を配置し、さらにこれらテーブル1及び回転ユニット2のいずれか一方にレール3を設けるとともに、いずれか他方に可動ストッパ4を設けた後、レール3を周方向に少なくとも1周配置するとともに、末端に位置する一対のレール端3Aを半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間するように配置し、さらに、レール3に沿うように移動自在にかつ半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動自在に可動ストッパ4を配置する、という回転方法が適用されている。
(実施形態)
次に、図2〜図7を参照して、本発明の実施形態に係る回転機構101、及び回転機構101を備えた表示装置200について説明する。
回転機構101は、図2及び図3に示すように、テーブル11、回転ユニット12、レール13及び可動ストッパ14を備える。
テーブル11は、ベースとなるものである。
レール13は、テーブル11の上面に設けられる。レール13は、図3、図4(C)及び図5に示すように、回転軸A1を中心として周方向に少なくとも360°配置(すなわち、1周配置)される。レール13は、末端に位置する一対のレール端T1,T2が半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間する位置関係に配置されている。すなわち、レール13は回転軸A1を中心として全体が螺旋をなすように形成されている。
また、レール13の一対のレール端T1,T2は、図3に示すように、テーブル11上の半径方向(矢印B1−B2方向)に沿う一領域15内にて間隔をおいて配置されている。一領域15は、テーブル11上の周方向における一部の領域(図3において二つの破線で挟まれた扇状の領域)である。
回転ユニット12は、図3に示すように、テーブル11の中央部に設置された軸部材16(図3参照)を中心として回転自在に支持される。これにより、回転ユニット12は、該テーブル11に対して回転自在に設けられている。回転ユニット12は、テーブル11上(テーブル11の上面上)に配される。
具体的には、回転ユニット12は、可動ストッパ14が配置されるベースシャーシ20と、該ベースシャーシ20に固定されたベースカバー21とから構成される。
ベースシャーシ20は、図4(B)に示すように、テーブル11に対して相対回転自在に設けられた回転板22と、該回転板22に半径方向(矢印B1−B2方向)に沿うように形成されたスロット孔23とを有する。スロット孔23は、回転板22を貫通して形成されている。
可動ストッパ14は、図4(A)に示す形状に形成されている。可動ストッパ14は、図3に示すように、回転板22のスロット孔23に配置され、かつ該スロット孔23に沿うように半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動可能に設けられている。
また、ベースシャーシ20の回転板22上には、該回転板22をベースカバー21に密着させるための凸状部22Aが設けられている。ベースカバー21がベースシャーシ20上に配されることで、スロット孔23やこれに配置された可動ストッパ14をベースカバー21によって保護できる。
また、ベースカバー21の上面には、パネル支持部材30を介して表示パネル31が設けられている。そして、上述した回転機構101に、パネル支持部材30及び表示パネル31が組み合わされることで、表示装置200が構成される。
以上のように構成された回転機構101によれば、レール13に沿って可動ストッパ14が移動することで、テーブル11に対して回転ユニット12が相対回転する。
ここで、上記回転機構101では、レール13が周方向に沿うように少なくとも360°配置(1周配置)されている。このため、図6及び図7に示すように該レール13に沿って回転ユニット12を1回転させることができる。したがって、回転ユニット12上の表示パネル31を左右いずれの方向にも向けることができる。
また、上記回転機構101では、レール13の末端に位置する一対のレール端T1,T2が半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間するように設けられる。さらに、レール13に沿って移動する可動ストッパ14が半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動可能に設けられている。
なお、図6は、回転ユニット12を反時計回り(左回り)に回転させることで、可動ストッパ14がスロット孔23の内方側(矢印B2側)に揺動した場合の例を示している。また、図7は、回転ユニット12を時計回り(右回り)に回転させることで、可動ストッパ14がスロット孔23の外方側(矢印B1側)に揺動した場合の例を示している。
これにより、上記回転機構101では、図6及び図7に示すように、回転ユニット12が左右いずれの方向に回転しても、可動ストッパ14が半径方向(矢印B1−B2方向)に揺動することで、該可動ストッパ14とレール13との間に歪が生じることがない。その結果、可動ストッパ14がレール13に沿って円滑に移動できる。また、可動ストッパ14がレール端T1,T2に当接することで、回転ユニット12が設定した可動範囲以上に回転することを規制できる。
すなわち、上記回転機構101では、半径方向(矢印B1−B2方向)に対して互いに離間する一対のレール端T1,T2が、可動ストッパ14の可動範囲を決定する規制部材の役割を果たす。これにより、従来のようなストッパ部材が不要となり、当該ストッパ部材の配置に影響されることなく、回転ユニット12の回転範囲を360°とすることができる。
本実施形態では、テーブル11上にレール13を配置し、かつ回転ユニット12に可動ストッパ14を配置したが、例えば逆であっても良い。すなわち、テーブル11上に可動ストッパ14を配置し、かつ回転ユニット12にレール13を配置することで、テーブル11上に回転ユニット12を相対回転自在に設けても良い。
本実施形態では、レール13の一対のレール端T1,T2を、テーブル11上の半径方向に沿う一領域15内に配したが、これに限ることはない。一対のレール端T1,T2は、例えば、テーブル11上の周方向において互いに異なる領域に配されてもよい。この場合には、回転ユニット12の回転範囲を360°よりも大きくすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、表示パネルの台座に適用される回転機構、回転機構を備えた表示装置、及び回転方法に関する。
1 テーブル
2 回転ユニット
3 レール
3A レール端
4 可動ストッパ
11 テーブル
12 回転ユニット
13 レール
14 可動ストッパ
15 一領域
16 軸部材
20 ベースシャーシ
21 ベースカバー
22 回転板
23 スロット孔
30 パネル支持部材
31 表示パネル
100 回転機構
101 回転機構
200 表示装置
T1 レール端
T2 レール端
A1 回転軸
B1-B2 半径方向

Claims (8)

  1. ベースとなるテーブルと、該テーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に設けられた回転ユニットと、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方に設けられたレールと、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか他方に設けられた可動ストッパと、を具備し、
    前記レールは、周方向に少なくとも1周配置されるとともに、末端に位置する一対のレール端が半径方向に対して互いに離間する位置関係に配置され、
    前記可動ストッパは、前記レールに沿うように移動しかつ半径方向に揺動可能に設けられることを特徴とする回転機構。
  2. 前記レールは前記テーブル上に配置され、前記可動ストッパは前記回転ユニットに配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転機構。
  3. 前記周方向に沿うように配置された前記レールの一対のレール端は、前記テーブル上の半径方向に沿う一領域内にて間隔をおいて配置されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の回転機構。
  4. 前記テーブルの中央部には前記回転ユニットを回転自在に支持するための軸部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転機構。
  5. 前記回転ユニットは、前記可動ストッパが配置されるベースシャーシと、該ベースシャーシに固定されたベースカバーとから構成され、
    前記ベースシャーシは、前記テーブルに対して相対回転自在に設けられた回転板と、該回転板に半径方向に沿うように形成されたスロット孔とを有し、
    前記可動ストッパは、前記回転板に形成された前記スロット孔内に配置され、かつ該スロット孔に沿って揺動自在に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転機構。
  6. 前記回転ユニットのべースカバー上には、被回転物である表示パネルが設けられることを特徴とする請求項5に記載の回転機構。
  7. ベースとなるテーブル、該テーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に設けられた回転ユニット、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方に設けられたレール、及び、前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか他方に設けられた可動ストッパからなる回転機構と、
    該回転機構の前記回転ユニット上に設置された表示パネルと、を具備し、
    前記レールは、周方向に少なくとも1周配置されるとともに末端に位置する一対のレール端が半径方向に対して互いに離間するように配置され、
    前記可動ストッパは、前記レールに沿うように移動しかつ半径方向に揺動可能に設けられることを特徴とする回転機構を備えた表示装置。
  8. ベースとなるテーブルに対して回転軸を中心として相対回転自在に回転ユニットを配置し、さらに前記テーブル及び前記回転ユニットのいずれか一方にレールを設けるとともに、いずれか他方に可動ストッパを設け、
    前記レールを周方向に少なくとも1周配置するとともに、前記レールの末端に位置する一対のレール端を半径方向に対して互いに離間するように配置し、
    さらに、前記レールに沿うように移動自在にかつ半径方向に揺動自在に可動ストッパを配置することを特徴とする回転方法。
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