JP5009671B2 - センタリングユニット - Google Patents

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Description

この発明は、センタリングユニットに関し、特にたとえば、ローラコンベアなどで搬送されてきた搬送物を所定の位置に固定し、さらに固定した搬送物の位置を調整することができる位置決め装置などとして使用されるセンタリングユニットに関する。
たとえば、ローラコンベアなどで搬送されてきた搬送物を所定の位置に固定する場合、図17に示すように、複数のセンタリングユニット1で搬送物を持ち上げることにより、搬送物2が固定される。ここで、搬送物2の位置を調整するために、センタリングユニット1の天板3が、所定の範囲で水平方向に移動可能に形成されている。
センタリングユニット1は、図18および図19に示すように、ケーシング4を含み、ケーシング4内に下板5が配置される。下板5上には、複数のボール収納穴が形成された円板状のリテーナ6が配置される。リテーナ6のボール収納穴には、ボール7が収納されている。さらに、ボール7上に上板8aが載置され、上板8aの中央部に軸部8bが形成される。軸部8bの上端はケーシング4の外部に突き出すように形成され、その端部に天板3が取り付けられる。また、リテーナ6には3方向に延びる溝が形成され、これらの溝を通るようにして、軸部8bの下端とケーシング4との間にスプリング9が取り付けられる。
このセンタリングユニット1は、位置決めステージの水平なステージベースに取り付けられ、ステージベースを上昇させることによって、搬送物2が持ち上げられる。このセンタリングユニット1では、ボール7を介して、上板8aが下板5に対してスライドするように移動可能である。それに対応して、天板3も水平面内で移動可能となる。なお、軸部8bは、3つのスプリング9によってケーシング4に引っ張られているため、軸部8bの基本位置は、ケーシング4の中央部である。
このような構成とすることにより、図17の矢印に示すように、センタリングユニット1の天板3は、軸部8bの可動範囲内で基本位置の周囲に変位可能である。したがって、センタリングユニット1上に搬送物2が載置された状態で、たとえばエアシリンダなどで搬送物2を押すことにより、軸部8bの可動範囲内で搬送物2の位置を調整することができる(特許文献1参照)。
特開2005−109443号公報
近年、このようなセンタリングユニットにおいて、天板に載置された搬送物の調整範囲を大きくすることが要求されている。しかしながら、このような従来のセンタリングユニットでは、天板に載置された搬送物の最大移動間隔だけ、ケーシング内部において上板や軸部が移動できる空間が必要である。たとえば、搬送物を前後左右に最大100mm位置調整可能にしようとすれば、軸部の周囲に100mmの空間が必要となる。つまり、ケーシングには、直径200mmの穴が形成されていなければならない。上板は、ケーシングの穴よりも大きくなければならないため、上板の直径は200mm以上の大きさとなる。さらに、上板も前後左右に最大100mm移動できなければならないため、上板の周囲に100mmの空間が形成される必要がある。つまり、1つの向きでみると、上板の両側に合計200mmの空間が形成されなければならない。
また、スプリングも最大で100mm収縮できる長さが必要であり、軸部とケーシングとの間にそのような長さのスプリングが取り付けられるだけの空間が必要である。これらのことを考えると、搬送物を前後左右に最大100mm位置調整可能なセンタリングユニットにするためには、ケーシングの大きさが400mmでは足りず、相当大きなものとなる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型であっても広い範囲で位置調整可能なセンタリングユニットを提供することである。
この発明は、平面を有するベースプレートと、ベースプレートの平面の周辺部において回動可能に支持される複数の長尺状のセンターブレードと、ベースプレートの平面の周辺部に配置され、センターブレードの支持部と異なる位置におけるセンターブレードの動きに連動して回動するリング状のドライブリングと、センターブレードの先端側がベースプレートの平面の内側に向かうようにベースプレートとドライブリングとの間に付勢力を与えるための付勢部材とを含む、センタリングユニットである。
複数のセンターブレードがベースプレートの平面の周辺部において回動可能に支持され、センターブレードの動きに連動して回動するドライブリングが形成されることにより、センターブレードが支持部に対して回動したとき、ドライブリングが回動する。複数のセンターブレードが同様に構成されているため、1つのセンターブレードが支持部を中心として回動すると、ドライブリングを介して、全てのセンターブレードがそれぞれの支持部を中心として回動する。
ここで、センターブレードの先端側がベースプレートの平面の内側に向かうように付勢されることにより、センターブレードの先端側が開くような力が加わったときに、それに抗してセンターブレードの先端側が閉じるような付勢力が働く。したがって、複数のセンターブレードの内側に配置された物は、常にベースプレートの平面の中心に向かうように、センターブレードによって付勢される。このような付勢力を与えるために、ベースプレートとドライブリングとの間で、ドライブリングの周方向に付勢力が加わるようにすることができる。
このようなセンタリングユニットにおいて、センターブレードはベースプレートの平面上において2段に形成され、異なる段に形成されたセンターブレードの動きに連動して互いに連結された異なるドライブリングが同時に回動するとともに、異なる段に形成されたセンターブレードはベースプレートの平面上の異なる位置でベースプレート上に支持される構成とすることができる。
センターブレードを2段にしてベースプレート上の異なる位置で支持することにより、多数のセンターブレードの先端側がベースプレートの平面の内側に向かうようにすることができる。それにより、センターブレードの内側に配置された物は、正確にベースプレートの平面の中心に向かうように、センターブレードによって付勢される。
また、センターブレードはベースプレートに形成された支柱に支持され、ベースプレートとセンターブレードおよびドライブリングとの間に付勢部材が形成されることが好ましい。
ベースプレートに形成された支柱にセンターブレードを支持することにより、ベースプレートとセンターブレードおよびドライブリングとの間に空間が形成される。したがって、この空間に付勢部材を形成することができ、全体をコンパクトにすることができる。
さらに、センターブレードは、両端間の中間部がベースプレートの平面の中心部に対して外側に湾曲する円弧状に形成されることが好ましい。
センターブレードを円弧状に形成し、平面の中心部に対して外側に湾曲するようにセンターブレードを配置することにより、センターブレードの内側に配置された物の側面には、湾曲したセンターブレードの内側の側面が接触する。そのため、複数の湾曲したセンターブレードの内側で包まれる状態となり、安定したセンタリングが可能となる。また、センターブレードが開いたとき、センターブレードをドライブリングに沿って配置させることができ、センターブレードの内側に置いた物の移動範囲を大きくすることができる。
また、センターブレードが付勢部材に抗して最大限変位したとき、センターブレードとドライブリングとが重なる位置に配置されることが好ましい。
センターブレードが最大限変位したとき、センターブレードとドライブリングとが重なる位置に配置される場合、ドライブリングの内側全体を移動範囲として、ドライブリングの内側に置いた物を移動させることができる。
また、ベースプレートの平面上で移動可能に配置されるとともに、その側面がセンターブレードの側面に接触する位置決め部材を含めることができる。
ベースプレートの平面上で移動可能な位置決め部材を形成することにより、位置決め部材がベースプレートの平面の中心部に向かってセンタリングされる。したがって、位置決め部材に搬送物などを載置することにより、搬送物の位置調整やセンタリングを行うことができる。
この発明によれば、センターブレードの回動に連動してドライブリングが回動するため、ドライブリングの周方向に付勢力を与えることができる。また、センターブレードの内側に配置された物の動きが、センターブレードの回転運動およびドライブリングの回転運動に変換されることにより、センターブレードの内側に配置された物の変位量に比べて、ドライブリングの回転量を小さくすることができる。そのため、小さい付勢部材で、センターブレードに付勢力を与えることができる。また、センターブレードの回動およびドライブリングの回動によってセンタリングを行うことにより、センタリングユニット全体に対するセンターブレードの内側の物の移動範囲を大きくすることができる。そのため、同じ調整範囲を有するセンタリングユニットを比べれば、この発明のセンタリングユニットは他のセンタリングユニットに比べて小型化が可能である。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明のセンタリングユニットの内部構造の一例を示す図解図であり、図2はその平面図である。センタリングユニット10は、ベースプレート12を含む。ベースプレート12は、図3(A)(B)に示すように、たとえばアルミニウムなどを用いて円板状に形成され、その中央部に円形の凹部14が形成される。凹部14の周囲において、ベースプレート12には、複数のスプリングケース取付け孔16が形成される。スプリングケース取付け孔16は、たとえば凹部14の周囲に6箇所形成される。そして、それぞれの場所において、ベースプレート12の内側と外側に並ぶように、2つのスプリングケース取付け孔16が形成される。
また、凹部14の周囲において、ベースプレート12には、支柱取付け孔18a,18bが形成される。支柱取付け孔18a,18bは、スプリングケース取付け孔16の間に形成され、支柱取付け孔18aと支柱取付け孔18bとは、ベースプレート12の周方向において交互に形成される。さらに、スプリングケース取付け孔16および支柱取付け孔18a,18bの外周側には、複数の固定用孔20が形成される。固定用孔20は、ベースプレート12を基台などに固定するために用いられる。
ベースプレート12の凹部14には、当て板22が嵌め込まれる。当て板22は、図4(A)(B)に示すように、ステンレス鋼などによって円板状に形成される。当て板22上には、後述の位置決め部材が載置され、当て板22上を位置決め部材が移動する。
また、ベースプレート12のスプリングケース取付け孔16には、スプリングケース24が取り付けられる。スプリングケース24は、図5(A)(B)に示すように、直方体状に形成される。そして、スプリングケース24の一面には、円形のスプリング保持穴24aが形成される。さらに、スプリング保持穴24aが形成された面に隣接する面には、スプリング保持穴24aの底面に沿って、2つのネジ孔24bが形成される。これらのネジ孔24bをベースプレート12のスプリングケース取付け孔16に合わせて、ボルト26をネジ孔24bにねじ込むことにより、スプリングケース24がベースプレート12に取り付けられる。スプリングケース取付け孔16は、ベースプレート12の内側と外側に並んで形成されているため、スプリングケース24のスプリングケース保持穴24aは、ベースプレート12の周方向に向かって開口するように配置される。このとき、スプリングケース保持穴24aの開口部は、ベースプレート12の周方向において、一定の周回方向に向かって開口するように配置される。スプリングケース保持穴24aには、コイル状のスプリング28が保持される。
また、ベースプレート12の支柱取付け孔18aには、第1の支柱30が取り付けられる。第1の支柱30は、図6に示すように、円柱状に形成され、その両端側にネジ孔30a,30bが形成される。一方のネジ孔30aには、ベースプレート12の支柱取付け孔18aを介してボルト32が通され、第1の支柱30がベースプレート12に取り付けられる。
第1の支柱30の他方のネジ孔30b側には、カラー34が取り付けられる。カラー34は、図7に示すように、細軸部34aと鍔状部34bとが形成されるとともに、貫通孔34cが形成される。鍔状部34bの直径は、第1の支柱30の外径とほぼ同じとなるように形成される。そして、鍔状部34bが外側となるようにカラー34が第1の支柱30のネジ孔30b側に配置され、貫通孔34cを介してボルト36をネジ孔30bにねじ込むことにより、カラー34が第1の支柱30に取り付けられる。
第1の支柱30に取り付けられたカラー34の細軸部34aには、センターブレード38が取り付けられる。センターブレード38は、図8(A)(B)に示すように、たとえば圧延鋼材などによって、板状でかつ長尺状に形成され、全体として円弧状に形成される。センターブレード38の一端側においては、外側の湾曲部から内側の湾曲部に向かって傾斜部38aが形成される。そして、センターブレード38の傾斜部38aにおける外側の湾曲部側の隅部に、貫通孔40aが形成される。また、貫通孔40aに並んで、センターブレード38の内側の湾曲部の近傍に貫通孔40bが形成される。さらに、センターブレード38の外側の湾曲部には、2つの凹部38bが形成され、他端側には傾斜部38cが形成される。
このセンターブレード38の貫通孔40aが、第1の支柱30に取り付けられたカラー34の細軸部34aに嵌め込まれる。したがって、センターブレード38は、ベースプレート12の平面の中心部に対して外側に湾曲するようにして、第1の支柱30上に、カラー34の細軸部34aを中心として回動可能に取り付けられる。
また、ベースプレート12の支柱取付け孔18bには、第2の支柱42が取り付けられる。第2の支柱42は、図9に示すように、第1の支柱30より長い円柱状に形成され、その両端にネジ孔42a,42bが形成される。一方のネジ孔42aには、ベースプレート12の支柱取付け孔18bを介してボルト44が通され、第2の支柱42がベースプレート12に取り付けられる。
第2の支柱42の他方のネジ孔42b側には、ボルト46でカラー34が取り付けられ、カラー34の細軸部34aにセンターブレード38が取り付けられる。ここで、センターブレード38の外側の湾曲部近傍に形成された貫通孔40aが、カラー34の細軸部34aに嵌め込まれる。それにより、センターブレード38は、ベースプレート12の平面の中心部に対して外側に湾曲するようにして、第2の支柱42上に、カラー34の細軸部34aを中心として回動可能に取り付けられる。
このように、長さの異なる第1の支柱30と第2の支柱42を用いてセンターブレード38を支持することにより、センターブレード38は2段に配置される。さらに、このセンタリングユニット10では、3つの支柱取付け孔18aと3つの支柱取付け孔18bとがベースプレート12の周方向において交互に形成されているため、上段に配置された3つのセンターブレード38と下段に配置された3つのセンターブレード38とが、ベースプレート12の周方向において交互に配置される。
下段に配置されたセンターブレード38には、第1のドライブリング48が取り付けられる。第1のドライブリング48は、図10に示すように、圧延鋼材などでリング状に形成される。第1のドライブリング48の外周側端部には、6つの切り欠き部48aが等間隔で形成される。また、第1のドライブリング48の内周側端部には、3つのピン保持用凹部48bが形成される。ピン保持用凹部48bは、1つおきの切り欠き部48aに対応した位置に形成される。
さらに、第1のドライブリング48の切り欠き部48aの間には、ネジ孔50およびスプリングストッパ取付け孔52が形成される。ネジ孔50は、隣接する切り欠き部48aのほぼ中間部に形成される。また、スプリングストッパ取付け孔52は、それぞれの位置において2つずつ形成され、第1のドライブリング48の外側および内側に並んで形成される。スプリングストッパ取付け孔52は、第1のドライブリング48を所定の位置に取り付けたときに、ベースプレート12に形成されたスプリングケース取付け孔16に周方向で対向する位置に形成される。
第1のドライブリング48は、第1の支柱30に取り付けられたセンターブレード38の下面に配置される。このとき、センターブレード38の内側の湾曲部に近い貫通孔40bに対応して、ピン保持用凹部48bが配置されるように、第1のドライブリング48が配置される。なお、第1のドライブリング48の切り欠き部48aは、第1の支柱30および第2の支柱42に対応した位置に配置される。
センターブレード38の貫通孔40bには、ドライブピン54が嵌め込まれる。ドライブピン54は、図11に示すように、貫通孔40bの内径にほぼ等しい外径を有する円柱状に形成される。また、ドライブピン54は、センターブレード38の厚みより長く形成される。ドライブピン54は、センターブレード38の下面に突出するように貫通孔40bに嵌め込まれ、溶接などによってセンターブレード38に固定される。センターブレード38の下面に突出したドライブピン54は、第1のドライブリング48のピン保持用凹部48bに嵌合される。
さらに、第1のドライブリング48の下面には、スプリングストッパ56が取り付けられる。スプリングストッパ56は、図12(A)(B)に示すように、直方体状に形成され、2つのネジ孔56aが形成される。これらのネジ孔56aを第1のドライブリング48のスプリングストッパ取付け孔52に合わせ、第1のドライブリング48側から皿ネジ58をネジ孔56aにねじ込むことにより、スプリングストッパ56が第1のドライブリング48に取り付けられる。
スプリングストッパ56には、スプリングケース24のスプリング保持穴24aに嵌め込まれたスプリング28が当接される。それにより、第1のドライブリング48には、周方向に付勢力が与えられる。これらのスプリングケース24、スプリング28およびスプリングストッパ56などによって、付勢部材が構成される。このように、この付勢部材は、ベースプレート12とセンターブレード38および第1のドライブリング48との間の空間に形成される。
また、第2の支柱42に取り付けられたセンターブレード38の上面には、第2のドライブリング60が取り付けられる。第2のドライブリング60は、図13に示すように、圧延鋼材などによってリング状に形成される。第2のドライブリング60の外周側端部には、6つの切り欠き部60aが等間隔で形成される。また、第2のドライブリング60の内周側端部には、3つのピン保持用凹部60bが形成される。ピン保持用凹部60bは、1つおきの切り欠き部60aに対応した位置に形成される。さらに、第2のドライブリング60の切り欠き部60aの間には、貫通孔62が形成される。貫通孔62は、隣接する切り欠き部60aのほぼ中間部に形成される。
第2のドライブリング60は、第2の支柱42に取り付けられたセンターブレード38の上面に配置される。このとき、センターブレード38の内側の湾曲部に近い貫通孔40bに対応して、ピン保持用凹部60bが配置されるように、第2のドライブリング60が配置される。なお、第2のドライブリング60の切り欠き部60aは、第1の支柱30および第2の支柱42に対応した位置に配置される。
センターブレード38の貫通孔40bには、ドライブピン54が嵌め込まれる。ドライブピン54は、センターブレード38の上面に突出するように貫通孔40bに嵌め込まれ、溶接などによってセンターブレード38に固定される。センターブレード38の上面に突出したドライブピン54は、第2のドライブリング60のピン保持用凹部60bに嵌合される。
さらに、第1のドライブリング48と第2のドライブリング60とは、ドライブリング間座64を介して固定される。ドライブリング間座64は、図14に示すように、円筒状に形成される。このドライブリング間座64が、2つのドライブリング48,60間において、第1のドライブリング48のネジ孔50および第2のドライブリング60の貫通孔62が形成された部分に配置される。そして、第2のドライブリング60の貫通孔62からドライブリング間座64にボルト66を通し、第1のドライブリング48のネジ孔50にねじ込むことにより、第1のドライブリング48と第2のドライブリング60とが間隔を隔てて固定される。
複数のセンターブレード38の内側には、位置決め部材68が配置される。位置決め部材68は、たとえば図15に示すように、円柱状の本体70を含む。本体70の側周面には、凹溝70aが形成される。また、本体70の一方面の中央部には、ネジ孔72が形成される。さらに、本体70の他方面には、その円形端部に沿って、複数のネジ孔74が形成される。
本体70に形成された複数のネジ孔74には、たとえばねじ込み式のボールユニット76がねじ込まれる。ボールユニット76は、全方向に回転可能なボールの一部が露出し、ボールの露出部の反対側に雄ネジ部が形成されたものである。したがって、ボールユニット76のボールを下向きに配置することにより、位置決め部材68は自由に移動可能となる。さらに、ベースプレート12、第1のドライブリング48、センターブレード38および第2のドライブリング60などの側面を覆うようにして、カバー部材78が形成される。
位置決め部材68は、複数のセンターブレード38の内側に配置される。このとき、スプリング28によって、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60には、周方向に付勢力が働いている。第1のドライブリング48のピン保持用凹部48bおよび第2のドライブリング60のピン保持用凹部60bには、センターブレード38の貫通孔40bに嵌め込まれたドライブピン54が嵌合されているため、第1の支柱30および第2の支柱42に回動可能に支持されたセンターブレード38にも付勢力が働く。センターブレード38に働く付勢力は、図2に示すように、センターブレード38の先端側がベースプレート12の中央部側に向かって回転するように働く。それにより、センターブレード38の側面部分が、位置決め部材68の凹溝70aの側面に常に接触することになる。センターブレード38の側面部分が位置決め部材68の凹溝70aの側面に接触することにより、センターブレード38が位置決め部材68から外れにくくなる。
このセンタリングユニット10を使用する際に、位置決め部材68上には、位置決めされる搬送物などが載置される。そのため、たとえば図17に示すように、4つのセンタリングユニット10を並べて、その上に載置台などを固定し、この載置台上に搬送物などを載置することができる。このとき、載置台などを固定するために、位置決め部材68の本体70に形成されたネジ孔72が用いられる。
位置決め部材68上に載置された搬送物などに力が加わると、図16に示すように、位置決め部材68が中心位置から外側に向かって変位する。それにより、センターブレード38は、支柱30,42における支持部を回動中心として外側に向かって開くように変位するが、センターブレード38が円弧状に形成されているため、最大限変位したとき、センターブレード38とドライブリング48,60とが重なるように配置される。このとき、センターブレード38には、凹部38bおよび傾斜部38cが形成されていることにより、第1の支柱30、第2の支柱42およびボルト66などによって、センターブレード38の変位が阻害されることが防止される。
位置決め部材68の変位により、センターブレード38は、第1の支柱30および第2の支柱42における支持部を中心として回転する。それにより、センターブレード38に取り付けられたドライブピン54が変位し、ドライブピン54が嵌合された第1のドライブリング48および第2のドライブリング60が同時に回転する。全てのセンターブレード38は、第1のドライブリング48または第2のドライブリング60のいずれかに連動しているため、1つのセンターブレード38が変位すると、他の全てのセンターブレード38が同様に変位する。
したがって、図16に示すように、位置決め部材68に力が加わって変位すると、センターブレード38は中心部から離れて開くように変位する。それにより、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60が回転し、第1のドライブリング48に取り付けられたスプリングストッパ56がスプリング28側に向かって変位する。そのため、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60を介して、センターブレード38には、その先端側が中心部に向かうような力が働く。それにより、位置決め部材68に加わる力がなくなったとき、位置決め部材68はセンタリングユニット10の中心部に戻される。
このように、このセンタリングユニット10を用いることにより、位置決め部材68上の搬送物などをセンターブレード38の可動範囲内で変位させることができ、かつセンタリングユニット10の中心部に戻すことができる。ここで、センターブレード38によって位置決め部材68が付勢されているため、位置決め部材68の変位が、センターブレード38の回転運動に変換され、さらに第1のドライブリング48および第2のドライブリング60の回転運動に変換される。そのため、位置決め部材68の変位量に比べて、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60の変位量を小さくすることができる。
また、位置決め部材68の可動範囲の周囲において、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60が回動する構成であるため、センタリングユニット10全体の大きさに対して、位置決め部材68の可動範囲を大きくすることができる。特に、センターブレード38が最大限変位したとき、ドライブリング48,60に重なるような構成としておくことにより、ドライブリング48,60の内側全体を位置決め部材68の可動範囲とすることができる。したがって、同じ変位量を有するセンタリングユニットを比べた場合、この発明のセンタリングユニット10は小型化が可能である。
また、このセンタリングユニット10では、第1のドライブリング48および第2のドライブリング60の変位量を小さくすることができるため、スプリングケース24、スプリング28およびスプリングストッパ56などからなる付勢部材を小さくすることができる。しかも、この付勢部材は、ベースプレート12とセンターブレード38および第1のドライブリング48との間の空間に配置することができ、センタリングユニット10の小型化が可能である。
さらに、長さの異なる第1の支柱30および第2の支柱42を用いて、センターブレード38を2段に配置することにより、多数のセンターブレード38で位置決め部材68に付勢力を与えることができる。そのため、位置決め部材68を安定してベースプレート12の中心方向に誘導することができる。また、センターブレード38を円弧状に形成することにより、その内側の側面を位置決め部材68に当接させることができる。それにより、位置決め部材68を安定してベースプレート12の中心方向に誘導することができる。さらに、センターブレード38を円弧状に形成することにより、センターブレード38が開いたとき、第1のドライブリング48や第2のドライブリング60に沿って配置させることができ、センターブレード38の内側の位置決め部材68の移動範囲を大きくすることができる。
この発明のセンタリングユニットの内部構造の一例を示す図解図である。 図1に示すセンタリングユニットの平面図である。 (A)は図1に示すセンタリングユニットに用いられるベースプレートを示す平面図であり、(B)はその断面図解図である。 (A)は図3に示すベースプレートに嵌め込まれる当て板を示す平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)は図1に示すセンタリングユニットに用いられるスプリングケースを示す平面図であり、(B)はその側面図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられる第1の支柱を示す断面図解図である。 図1に示す第1の支柱に取り付けられるカラーを示す断面図解図である。 (A)は図1に示すセンタリングユニットに用いられるセンターブレードを示す平面図であり、(B)はその側面図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられる第2の支柱を示す断面図解図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられる第1のドライブリングを示す平面図である。 図8に示すセンターブレードに固定されるドライブピンを示す平面図である。 (A)は図1に示すセンタリングユニットに用いられるスプリングストッパを示す平面図であり、(B)はその側面図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられる第2のドライブリングを示す平面図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられるドライブリング間座を示す断面図解図である。 図1に示すセンタリングユニットに用いられる位置決め部材の本体を示す断面図解図である。 図2に示すセンタリングユニットの位置決め部材が変位したときの状態を示す平面図である。 センタリングユニットを用いて搬送物を位置決めした状態を示す図解図である。 従来のセンタリングユニットの一例を示す図解図である。 図18に示す従来のセンタリングユニットの内部を示す平面図である。
符号の説明
10 センタリングユニット
12 ベースプレート
24 スプリングケース
28 スプリング
30 第1の支柱
34 カラー
38 センターブレード
42 第2の支柱
48 第1のドライブリング
54 ドライブピン
56 スプリングストッパ
60 第2のドライブリング
64 ドライブリング間座
68 位置決め部材

Claims (6)

  1. 平面を有するベースプレート、
    前記ベースプレートの前記平面の周辺部において回動可能に支持される複数の長尺状のセンターブレード、
    前記ベースプレートの前記平面の周辺部に配置され、前記センターブレードの支持部と異なる位置における前記センターブレードの動きに連動して回動するリング状のドライブリング、および
    前記センターブレードの先端側が前記ベースプレートの前記平面の内側に向かうように前記ベースプレートと前記ドライブリングとの間に付勢力を与えるための付勢部材を含む、センタリングユニット。
  2. 前記センターブレードは前記ベースプレートの前記平面上において2段に形成され、異なる段に形成された前記センターブレードの動きに連動して連結された異なるドライブリングが同時に回動するとともに、異なる段に形成された前記センターブレードは前記ベースプレートの前記平面上の異なる位置で前記ベースプレート上に支持される、請求項1に記載のセンタリングユニット。
  3. 前記センターブレードは前記ベースプレートに形成された支柱に支持され、前記ベースプレートと前記センターブレードおよび前記ドライブリングとの間に前記付勢部材が形成される、請求項1または請求項2に記載のセンタリングユニット。
  4. 前記センターブレードは、両端間の中間部が前記ベースプレートの前記平面の中心部に対して外側に湾曲する円弧状に形成される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のセンタリングユニット。
  5. 前記センターブレードが前記付勢部材に抗して最大限変位したとき、前記センターブレードと前記ドライブリングとが重なる位置に配置される、請求項4に記載のセンタリングユニット。
  6. 前記ベースプレートの前記平面上で移動可能に配置されるとともに、その側面が前記センターブレードの側面に接触する位置決め部材を含む、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のセンタリングユニット。
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