JP2019157719A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従動側ストッパ部の金属疲労の発生を抑制して、耐久性の向上を図ることができるバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】保持プレート8に設けられた第1ストッパ凸部45と、第1ストッパ凸部に対して対称位置に設けられた第2ストッパ凸部46と、アダプタ11の外周に有するストッパ片48の周方向の両端部に設けられ、スプロケットに対して一方向あるいは他方向へ相対回転したときに第1ストッパ凸部あるいは第2ストッパ凸部に周方向から当接する第1ストッパ部49及び第2ストッパ部50と、第1ストッパ部は、第1ストッパ面49aに対する垂直方向の投影範囲内に、第2ストッパ部の第2ストッパ面50aが入らず、第2ストッパ面に対する垂直方向の投影範囲内に、第1ストッパ面が入らないように形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
従来の内燃機関のバルブタイミング制御装置としては、以下の特許文献1に記載されたものがある。
このバルブタイミング制御装置は、電動モータによって駆動回転体と従動回転体の相対回転位相を変化させるようになっている。前記駆動回転体は、駆動側ストッパ壁(62a、62r)を有し、前記従動回転体は、ストッパ突起64の両側に従動側ストッパ壁(64a、64r)を有している。
そして、前記従動回転体が、カム軸と連動して回転しつつ前記駆動回転体に対して相対回転することにより、回転位相が変化して、前記駆動回転体に対する相対回転方向(Da、Dr)において、前記従動側ストッパ壁を前記駆動側ストッパ壁に周方向から当接させることにより前記最大相対回転位置を規制するようになっている。
特開2017−190746号公報
しかしながら、前記従来のバルブタイミング制御装置にあっては、前記従動回転体側のストッパ突起が駆動回転体の駆動側ストッパ壁に周方向から交互に繰り返し当接すると、ストッパ突起の根元部に金属疲労が発生して、耐久性が低下するおそれがある。
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、従動側ストッパ部の金属疲労の発生を抑制することができる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することを一つの目的としている。
本発明の一つの態様としては、とりわけ、従動側第1ストッパ部は、駆動側第1ストッパ部に当接する第1当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、従動側第2ストッパ部の前記駆動側第2ストッパ部に当接する第2当接面が入らない一方、前記従動側第2ストッパ部の第2当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、前記従動側第1ストッパ部の第1当接面が入らないことを特徴としている。
本発明の好ましい態様によれば、従動側ストッパ部の金属疲労の発生を抑制して、耐久性の向上を図ることができる。
本発明に係るバルブタイミング制御装置の一実施形態を示す縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施形態に供されるアダプタの正面図である。 図1のB矢視図であって、従動部材が最遅角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 図1のB矢視図であって、従動部材が最進角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 第2実施形態を示す図1のB矢視図であって、従動部材が最遅角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 本実施形態における従動部材が最進角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 第3実施形態を示す図1のB矢視図であって、従動部材が最遅角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 本実施形態における従動部材が最進角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 第4実施形態を示す図1のB矢視図であって、従動部材が最遅角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。 本実施形態における従動部材が最進角側の相対回転位置に規制されている状態を示す作用説明図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、例えば4気筒内燃機関の吸気側に適用されている。
図1は本発明に係るバルブタイミング制御装置の一実施形態を示す縦断面図である。図2は本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。図3は図1のA−A線断面図、図4は本実施形態に供されるアダプタの正面図、図5は図1のB矢視図であって、従動部材が最遅角側の相対回転位置に規制されている状態を示している。図6はスプロケットに対して従動部材が最大一方向(進角方向)で第2ストッパ凸部にアダプタ11の第2ストッパ面50が当接して相対回転位置が規制された状態を示している。
このバルブタイミング制御装置(VTC)は、図1及び図2に示すように、駆動回転体であるタイミングスプロケット1(以下、スプロケット1という。)と、シリンダヘッド01上に軸受ブラケット02を介して回転自在に支持され、スプロケット1から伝達された回転力によって回転するカムシャフト2と、スプロケット1の前方位置に配置されたチェーンケース6に固定されたカバー部材3と、スプロケット1とカムシャフト2の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1、2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。
スプロケット1は、内燃機関のクランクシャフトによってタイミングチェーンを介して回転駆動するようになっている。このスプロケット1は、全体が金属材である鉄系金属によって環状一体に形成され、内周面が段差径状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回された図外のタイミングチェーンを介してクランクシャフトからの回転力を受ける歯車部1bと、スプロケット本体1aの前端側に一体に設けられ、後述する減速機構13の一部を構成する内歯構成部5と、から構成されている。
また、このスプロケット1は、スプロケット本体1aと後述する従動部材9との間に設けられた1つの大径ボールベアリング19によって従動部材9に相対回転自在に支持されている。この大径ボールベアリング19は、スプロケット本体1aの内周に圧入された外輪19aと、従動部材9の固定端部9aの外周に保持された内輪19bと、該両輪19a、19b間に設けられ、ケージによって支持されたボール19cと、から構成されている。
内歯構成部5は、スプロケット本体1aの前端部外周側に一体に設けられている。この内歯構成部5は、位相変更機構4の前方へ延出した円筒状に形成されて、内周には波形状の複数の内歯5aが形成されている。
さらに、スプロケット本体1aの内歯構成部5と反対側の後端部には、保持プレート8が配置固定されている。この保持プレート8は、金属材である例えば鉄系金属の板材によって円環状に形成されている。この保持プレート8は、図2及び図5に示すように、内周部8aの内周縁所定位置に、径方向内側、つまり中心軸方向に向かって突出した駆動側第1ストッパ部である第1ストッパ凸部45と、駆動側第2ストッパ部である第2ストッパ凸部46が一体に設けられている。
この第1、第2ストッパ凸部45,46は、それぞれほぼ台形状に形成されて、保持プレート8の軸線から径方向に延びた径方向線上に設けられている。つまり、第1ストッパ凸部45と第2ストッパ凸部46は、保持プレート8の中心を通る直径線P上の互いに反対側の位置に対向配置されている。
また、第1、第2ストッパ凸部45,46は、それぞれの先端縁45a、46aが後述するアダプタ11の外周に形成された一対の凹溝47a、47bの円弧状内周面に沿った円弧状に形成されている。この各先端縁45a、46aと各凹溝47a、47bの対向面とは、僅かな隙間をもって非接触状態になっている。
スプロケット本体1a(内歯構成部5)及び保持プレート8のそれぞれの外周部には、周方向のほぼ等間隔位置に複数(本実施形態では8つ)のボルト挿通孔1c、8bが貫通形成されている。
また、内歯構成部5の前端側には、後述するモータハウジング14のカムシャフト2側の後端部が対向配置されている。このモータハウジング14の後端部の周壁には、各ボルト挿通孔1c、8bと対応した位置に複数(本実施形態では6つ)の雌ねじ孔14dが形成されている。
したがって、スプロケット1と保持プレート8及びモータハウジング14は、各孔1c、8b、14dに挿通、螺着した6本のボルト7によってモータハウジング14の回転軸方向から共締め固定されている。
なお、スプロケット本体1aと内歯構成部5が、後述する減速機構13のケーシングとして構成されている。
チェーンケース6は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックの前端側にスプロケット1に巻回された図外のチェーンを覆うよう上下方向に沿って配置固定されている。このチェーンケース6は、前端部の外周縁にフランジ部6aが一体に設けられている。また、チェーンケース6は、前端部の内周に円環溝6bが形成されている。この円環溝6bは、チェーンケース6の前端縁から内側軸方向へ延びた軸方向幅がフランジ部6aの肉厚幅よりも大きく形成されている。
カムシャフト2は、外周に図外の吸気弁をそれぞれ開作動させる2つの駆動カムを有している。また、カムシャフト2は、回転軸方向のスプロケット1側の一端部2aの内部軸心方向に沿って雌ねじ2bが形成されている。さらに、カムシャフト2は、後述するアダプタ11を介して従動部材9がカムボルト10によって回転軸方向から結合されている。また、カムシャフト2の一端部2aの先端には、図外の位置決め用のピンが軸方向から圧入固定されている。
カムシャフト2は、一端部2aの内部軸方向に図外のオイルポンプの吐出通路と連通する油通路孔2dが形成されている。
また、カムシャフト2の一端部2aと従動部材9との間には、図5に示すように、円盤状のアダプタ11が設けられている。
従動部材9は、金属材である例えば鉄系金属によって一体に形成され、図1に示すように、後端側(カムシャフト2側)に形成された円板状の固定端部9aと、該固定端部9aの内周前端面から従動部材9の回転軸の軸方向へ突出した円筒部9bと、固定端部9aと円筒部9bの内部に貫通形成されて、カムボルト10の軸部10bが挿入されるボルト挿入孔9cと、から主として構成されている。
固定端部9aは、図1及び図2に示すように、カムシャフト2側の後端面のボルト挿入孔9cの周囲にアダプタ11の後述する固定部11aが嵌め合わされる嵌合溝9dが形成されている。また、この嵌合溝9dの底面には、カムシャフト2の一端部2aの先端面がアダプタ11を介して当接配置されている。
また、固定端部9aのカムシャフト2側の後端面には、アダプタ11と一緒にカムシャフト2の位置決め用のピンが挿入される図外の位置決め用の溝が形成されている。
円筒部9bは、電動モータ12の方向へ延長形成されて、外周面に後述するニードルベアリング35と小径ボールベアリング36が軸方向へ並んで設けられている。
カムボルト10は、頭部10aの端面が小径ボールベアリング36の内輪を軸方向から支持している。このカムボルト10は、軸部10bの外周にカムシャフト2の端部から内部の回転軸心方向に沿って形成された雌ねじ2bに螺着する雄ねじ10cが形成されている。
アダプタ11は、図2及び図4〜図6に示すように、金属材である鉄系金属の板部材をプレス成形によって一体に形成され、全体の外形がほぼ鼓形状に形成されている。このアダプタ11は、中央位置に有する有底円筒状の固定部11aと、該固定部11aの外周に一体に設けられた円板部11bと、を有している。
固定部11aは、プレス成形によって従動部材9方向へ凸状に膨出形成されて、内側に嵌合凹部11cが形成されている。また、固定部11aは、外径が嵌合溝9dの内径よりも僅かに小さく形成されて、前述したように、外周面が嵌合溝9dの内周面に圧入によって嵌合している。また、この固定部11aは、底部中央位置にカムボルト10の軸部10bが挿入可能なボルト挿入孔11dが貫通形成されている。さらに、底部のボルト挿入孔11dの外周側には、後述する油供給孔43が貫通形成されているまた、この該油供給孔43と径方向の反対側の位置には、カムシャフト2の位置決め用のピンが挿通されるピン挿通孔11eが貫通形成されている。
円板部11bは、外周面の径方向の対向位置に、保持プレート8の第1ストッパ凸部45と第2ストッパ凸部46がそれぞれ配置される円弧状の一対の凹溝47a、47bが形成されている。
この一対の凹溝47a、47bは、各ストッパ凸部45,46と同じくアダプタ11の直径方向線上の互いに反対側の位置に形成されている。また、この一対の凹溝47a、47bは、円周方向の長さがほぼ同一に設定されて、この長さ範囲内で第1、第2ストッパ凸部45,46を介してアダプタ11の回動が許容されるようになっている。
また、この一対の凹溝47a、47bの間には、第1ストッパ凸部45と第2ストッパ凸部46に円周方向から選択的に当接可能な円弧状のストッパ片48が設けられている。つまり、このストッパ片48は、円周方向の一端縁に第1ストッパ凸部45の一側面45bと当接可能な従動側の第1ストッパ部49(従動側第1突部)が形成されている。一方、ストッパ片48の円周方向の他端縁には、第2ストッパ凸部46の対向一側面4bと当接可能な従動側の第2ストッパ部50(従動側第2突部)が形成されている。
第1ストッパ部49は、周方向の外側面に第1ストッパ凸部45の一側面45bと当接可能な第1当接面である第1ストッパ面49aが形成されている。一方、第2ストッパ部50は、周方向の外側面に第2ストッパ凸部46の一側面46bと当接可能な第2当接面である第2ストッパ面50aが形成されている。
第1ストッパ面49aは、図5に示すように、この第1ストッパ面49aに対する垂直方向の投影範囲S1(斜線)内に、第2ストッパ面50aが入らないように設定されている。一方、第2ストッパ面50aは、この第2ストッパ面50aに対する垂直方向の投影範囲S2(斜線)内に第1ストッパ面40aが入らないように設定されている。したがって、第1、第2ストッパ部49,50は、互いに独立した形で設けられて、各ストッパ面49a、50aが各ストッパ凸部45,46に周方向から当接しても、この当接時の負荷応力が互いに影響を与えない状態になっている。
そして、ストッパ片48は、全体の周方向の長さLが第1、第2ストッパ凸部45,46の間の円周方向長さL1よりも短く形成されている。すなわち、ストッパ片48は、一対の凹溝47a、47bと第1、第2ストッパ凸部45,46を介してアダプタ11(従動部材9)の保持プレート8(スプロケット1)に対する最大相対回転範囲を決定するものである。つまり、ストッパ片48の第1ストッパ面49aが、第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接して、スプロケット1に対するアダプタ11(従動部材9)の最大遅角側の相対回転位置が規制されるようになっている(図5参照)。一方、ストッパ片48の第2ストッパ面50が、第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接して、スプロケット1に対するアダプタ11(従動部材9)の最大進角側の相対回転位置が規制されるようになっている(図6参照)。
したがって、ストッパ片48は、その全体の周方向長さLが両者9,11の相対回転範囲を決定するための両ストッパ凸部45,46の円周方向長さL1との相対関係で決定されて、この実施形態では、周方向角度で約110°の長さに設定されている。一方、両ストッパ凸部45,46間の円周方向長さL1は、周方向角度で約150°の長さに設定されている。したがって、アダプタ11は、相対回転角度範囲が約40°になっている。
また、ストッパ片48と径方向で反対側の対称位置には、各凹溝47a、47bを介してバランサ突起部である円弧状のバランサ片51が一体に設けられている。このバランサ片51は、周方向の長さがストッパ片48の周方向長さLよりも僅かに短く設定されている。
一対の凹溝47a、47bは、ストッパ片48の各ストッパ面49,50側の各端部に円弧溝47c、47dが形成されている。この各円弧溝47c、47dは、ストッパ片48の各ストッパ面49,50が各ストッパ凸部45、46の一側面45b、46bに当接した際における応力集中を低減するためのものである。
位相変更機構4は、図1〜図3に示すように、従動部材9の円筒部9bの前端側に配置された電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する減速機構13と、から主として構成されている。
電動モータ12は、ブラシ付きのDCモータであって、スプロケット1と一体に回転するモータハウジング14と、該モータハウジング14の内部に回転自在に設けられたモータ出力軸15と、モータハウジング14の内周面に固定された円弧状の4つの永久磁石16と、モータハウジング14の前端部に設けられた封止プレート17と、を備えている。
モータハウジング14は、金属材である例えば鉄系金属材をプレス成形によって有底筒状に形成されたヨークとしてのハウジング本体14aを有している。このハウジング本体14aは、後端側に円板状の仕切壁14bが設けられている。この仕切壁14bは、ほぼ中央に後述する偏心軸部24を挿通する大径な軸部挿通孔14cが形成されている。この軸部挿通孔14cの孔縁には、カムシャフト2の回転軸方向へ突出した円筒状の延出部が一体に設けられている。
モータ出力軸15は、段差円筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、回転軸方向のほぼ中央位置に形成された段差部を介してカムシャフト2側の大径部15aと、封止プレート17側の小径部15bと、から構成されている。大径部15aは、外周に鉄心ロータ18が固定されていると共に、後端側には減速機構13の一部を構成する偏心軸部24が一体に設けられている。小径部15bは、外周に非磁性材の円環部材20が圧入固定されている。この円環部材20の外周面には、コミュテータ21が軸方向から圧入固定されている。
また、小径部15bの内周面には、モータ出力軸15の回転位置を検出する回転検出機構の被検出部22が圧入固定されている。この被検出部22は、合成樹脂材によって有蓋円筒状に形成され、前端壁の前面に3葉状の被検出ロータ22aが固定されている。また、この被検出部22は、外周にモータ出力軸15の内周面との間をシールするオイルシール22bが設けられている。
鉄心ロータ18は、複数の磁極を持つ磁性材によって形成され、外周側がコイル18aのコイル線を巻回させるスロットを有するボビンとして構成されている。
コミュテータ21は、導電材によって円環状に形成されて、鉄心ロータ18の極数と同数に分割された各セグメントにコイル18aの引き出されたコイル線の端末が電気的に接続されている。
各永久磁石16は、微小隙間を介して円周方向に沿って円筒状に並べられている。各永久磁石16は、円周方向に複数の磁極を有し、ハウジング本体14aの回転軸方向の位置が鉄心ロータ18の固定位置よりもカバー部材3方向へオフセット配置されている。
封止プレート17は、全体が円盤状に形成され、中央位置にモータ出力軸15の一端部などが挿通される軸挿通孔17aが貫通形成されている。また、この封止プレート17は、円盤状の非磁性材である樹脂部17bと、該樹脂部17bの内部に埋設された円板状の芯金17cと、を有している。
また、封止プレート17は、樹脂部17bに設けられた複数(本実施形態では4つ)のホルダ23a〜23dと、該各ホルダ23a〜23dの内部に径方向に沿って摺動自在に収容配置されて、コイルスプリングのばね力で各先端面がコミュテータ21の外周面に径方向から弾接する切換用ブラシ(整流子)である4つのブラシ25a〜25dと、樹脂部17bの前端面に、各外端面を露出した状態で埋設固定された内外二重の円環状の給電用スリップリング26a、26bと、各ブラシ25a〜25dと各スリップリング26a、26bを電気的に接続する図外のピグテールハーネスと、を備えている。
また、封止プレート17は、樹脂部17bの外周から露出した芯金17cの外周部がモータハウジング14の前端部内周に形成された凹状段差部にかしめによって位置決め固定されている。
カバー部材3は、図1及び図2に示すように、モータハウジング14の前端部を覆うように配置されている。また、カバー部材3は、樹脂体27と該樹脂体27の内部に埋め込まれた金属プレート28によってほぼ円盤状に一体に形成されている。カバー部材3は、円盤状のカバー本体3aと、該カバー本体3aの開口側の外周縁に一体に形成された円環状の取付フランジ3bと、を有している。
カバー本体3aは、中央に被検出部22の先端部が挿入される挿入用孔3cが貫通形成されている。また、カバー本体3aは、図1に示すように、背面側に回転検出機構の検出部である受信回路や励磁回路を備えた検出回路54や集積回路55などが保持されている。また、カバー本体3aの外側には、検出回路54や集積回路55などを覆い保護する蓋部30が着脱自在に取り付けられている。つまり、カバー本体3aは、図1に示すように、背面側の外周部に環状の固定用溝3fが形成されている。一方、蓋部30は、合成樹脂材によってほぼ矩形状の薄肉一体に形成されて、外周部に固定用溝3fに嵌着する環状の嵌着溝30aが形成されている。
また、カバー部材3は、図1及び図2に示すように、カバー本体3aから下方向へ突出した給電用コネクタ31と、該給電用コネクタ31の側部に配置された信号用コネクタ32と、を一体に有している。
給電用コネクタ31は、一部がカバー本体3aの内部に配設された細長い導電性の一対の端子片を有している(図示せず)。この各端子片は、カバー本体3a内でクランク状に折曲されて、内部の一端部が図外のピグテールハーネスを介して2つの給電用ブラシ33,33に接続されている。一方、各端子片の他端部は、カバー本体3aからコネクタ部で露出して図外のコントロールユニットに別のコネクタを介して電気的に接続されている。
信号用コネクタ32は、図1に示すように、一部がカバー本体3aの内部に配設された細長い導電性の一対の端子片32aを有している。この各端子片32aは、一端部がハーネスを介して集積回路55に電気的に接続され、各他端部32cがコネクタ部内で露出して機関(エンジン)を制御するコントロールユニット(ECU)に接続されている。
なお、集積回路55は、被検出部22から入力された信号を入力する検出回路54から情報信号が入力されるようになっている。
取付フランジ3bは、樹脂材によって円環状に形成されていると共に、外周面のほぼ等間隔位置に複数(本実施形態では4つ)のボス部3dが一体に設けられている。この各ボス部3dには、ボルト挿入孔3eが貫通形成されており、この各ボルト挿入孔3eの内周面に金属製のスリーブがそれぞれ固定されている。
また、この取付フランジ3bは、各ボルト挿入孔3eに挿入される図外の取付ボルトによってチェーンケース6のフランジ部6aに締結固定されるようになっている。
さらに、取付フランジ3bのモータハウジング14側の内端面と、該内端面に対向するチェーンケース6のフランジ部6aの前端面との間には、両者間をシールするゴム製のシールリング52が配置されている。
また、チェーンケース6の円環溝6bの内周面とモータハウジング14の外周面との間には、大径なオイルシール53が介装されている。
カバー本体3aは、カバー部材3の樹脂体27における金属プレート28の一部切り欠かれた箇所で、かつ、各スリップリング26a、26bと対応した位置に、2つのブラシホルダ29、29が固定されている。
この各ブラシホルダ29は、導電材によって角筒状に形成されて、内部にそれぞれ給電用ブラシ33、33を摺動可能に収容するものである。また、各ブラシホルダ29,29は、カバー部材3の樹脂モールド成形時に該カバー部材3に対して一体的に固定されている。
また、各ブラシホルダ29の収容孔内には、各先端面が各スリップリング26a、26bに軸方向からそれぞれ当接する一対の給電用ブラシ33、33が軸方向へ摺動可能に保持されている。この各給電用ブラシ33は、カバー本体3aに形成された各収容溝の内壁面形状に合わせてそれぞれ角柱状に形成されて横断面が長方形状に形成されていると共に、所定の軸方向長さに設定されている。
また、この各給電用ブラシ33は、カバー本体3aの背面側に設けられた付勢部材である一対の捩りコイルばね34、34のばね力によってそれぞれ各スリップリング26a、26b方向へ付勢されている。
また、各給電用ブラシ33は、後端部の一側面に形成された小孔33aにピグテールハーネスの一端部が挿入されて、例えば半田付けなどによって固定されている。この各ピグテールハーネスは、各給電用ブラシ33が各捩りコイルばね34のばね力によって最大に進出した際に、ブラシホルダ29から脱落しないように、その最大摺動位置を規制する長さに設定されている。一方、ピグテールハーネスの各他端部は、給電用コネクタ31の各端子片の他端部に半田付けによって固定されて両者を電気的に接続されている。
モータ出力軸15と偏心軸部24は、カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に設けられた小径ボールベアリング36と、従動部材9の円筒部9bの外周面に設けられたニードルベアリング35とによって回転自在に支持されている。
また、モータ出力軸15(偏心軸部24)の外周面とモータハウジング14の延出部の内周面との間には、減速機構13の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径なオイルシール40が設けられている。
コントロールユニット(ECU)は、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して機関制御を行う。さらに、ECUは、コイル18aに通電してモータ出力軸15の回転制御を行い、減速機構13を介してカムシャフト2のスプロケット1に対する相対回転位相を制御するようになっている。
減速機構13は、図1〜図3に示すように、偏心回転運動を行う偏心軸部24と、偏心軸部24の外周に設けられた中径ボールベアリング37と、中径ボールベアリング37の外周に設けられたローラ38と、固定端部9aの外周部に一体に設けられて、複数のローラ38を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する保持部材である円筒状の保持器39と、該保持器39と一体の従動部材9と、から主として構成されている。
偏心軸部24は、外周面に形成されたカム面24aの軸心Yがモータ出力軸15の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。
中径ボールベアリング37は、ニードルベアリング35の径方向位置で全体がほぼオーバーラップする状態に配置され、内輪37aと外輪37b及び両輪37a、37bとの間にリテーナを介して設けられたボール37cとから構成されている。
内輪37aは、偏心軸部24の外周面に圧入固定されているのに対して、外輪37bは、軸方向で固定されることなくフリーな状態になっている。つまり、この外輪37bは、回転軸方向の一端面がどの部位にも接触せず、また軸方向の他端面がこれに対向する保持器39の基部の内側面との間に微小な第1隙間が形成されてフリーな状態になっている。
また、外輪37bの外周面には、各ローラ38の外周面が転動自在に当接している。この外輪37bの外周側には、円環状の第2隙間が形成されている。この第2隙間によって、中径ボールベアリング37全体が偏心軸部24の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。
各ローラ38は、例えば鉄系金属によって形成され、中径ボールベアリング37の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ外周側が内歯構成部5の内歯5aに噛み合い保持されている。また、各ローラ38は、その全体の数が内歯構成部5の内歯5aの全体の歯数よりも1つ少なくなっている。
さらに、この各ローラ38は、保持器39の後述するローラ保持孔39bの両側に有する各保持片42によって周方向へガイドされつつ径方向に揺動運動させるようになっている。
保持器39は、図1に示すように、固定端部9aの外周部前端から前方へ断面ほぼL字形状に折曲されて、固定端部9aに一体に結合された基部と、基部の外周に一体に有し、円筒部9bと同方向へ突出した筒状部39aと、を有している。
筒状部39aは、雌ねじ孔14dと延出部との間に形成された円環凹状の収容空間を介してモータハウジング14の仕切壁14b方向へ延出している。また、筒状部39aの周方向のほぼ等間隔位置には、複数のローラ38をそれぞれ転動自在に保持するほぼ長方形状の複数(本実施形態では例えば50個)のローラ保持孔39bが周方向の等間隔位置に形成されている。
この各ローラ保持孔39bは、筒状部39aの円周方向に所定間隔をもって該筒状部39aの回転軸方向に沿った細長い長方形状の長孔に形成されている。
また、減速機構13の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、図1に示すように、シリンダヘッド01の内部からカムシャフト2の内部軸方向に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油通路孔2dと、アダプタ11の固定部11aに形成されて、油通路孔2dと連通する油供給孔43と、従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が油供給孔43に開口し、他端がニードルベアリング35と中径ボールベアリング37の付近に開口したオイル孔44と、同じく従動部材9に貫通形成された図外のオイル排出孔と、から構成されている。
〔VTCの作動〕
以下、本実施形態に係るVTCの作動について簡単に説明する。
まず、機関のクランクシャフトの回転駆動に伴いスプロケット1が回転して、その回転力が内歯構成部5を介してモータハウジング14、つまり電動モータ12が同期回転する。一方、内歯構成部5の回転力が、各ローラ38から保持器39及び従動部材9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2の各カムが各吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、コントロールユニットから各給電用ブラシ33、33や各スリップリング26a、26bなどを介して電動モータ12のコイル18aに通電される。これによって、モータ出力軸15が回転駆動され、この回転力が減速機構13を介してカムシャフト2に減速された回転力が伝達される。
すなわち、モータ出力軸15の回転に伴い偏心軸部24が偏心回転すると、各ローラ38がモータ出力軸15の1回転毎に保持器39の各ローラ保持孔39bで径方向へガイドされながら内歯構成部5の一つの内歯5aを乗り越えて隣接する他の内歯5aに転動しながら移動する。各ローラ38は、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ38の転接によってモータ出力軸15の回転が減速されつつ従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、ローラ38の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、従動部材9は、スプロケット1に対して一方向あるいは他方向へ相対回転する。このため、図5、図6に示すように、アダプタ11は、第1ストッパ部49あるいは第2ストッパ部50が保持プレート8の第1ストッパ凸部45の一側面45bあるいは第2ストッパに当接する。これによって、従動部材9の一方向あるいは他方向の最大相対回転位置が規制される。
したがって、カムシャフト2は、スプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、各吸気弁の開閉タイミングが遅角側あるいは進角側へ変換制御される。
そして、本実施形態におけるアダプタ11は、ストッパ片48の周方向の両端部に第1ストッパ部49と第2ストッパ部50が互いに独立した形で設けられている。つまり、第1ストッパ面49aと第2ストッパ面50aが互いに投影範囲内に入いらない状態になっている。
このため、図5に示すように、例えば、アダプタ11(従動部材9)が、反時計方向に相対回転して、第1ストッパ面49aが第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接してそれ以上の相対回転が規制される。そうすると、ストッパ片48の第1ストッパ部49の根元部(円弧溝47c周囲)に作用する負荷応力は、ほぼ引っ張り応力T1のみになる。
一方、図6に示すように、アダプタ11が、時計方向へ相対回転して、第2ストッパ面50aが第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接してそれ以上の相対回転が規制される。そうすると、ストッパ片の第2ストッパ部50の根元部(円弧溝47d周囲)に作用する負荷応力は、同じくほぼ引っ張り応力T2のみになる。
このように、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50の各根元部に作用する応力は、圧縮応力はなく、どちらも引っ張り応力T1、T2のみになる。このため、これらの引っ張り応力が繰り返し作用したとしても金属疲労の発生を十分に抑制することが可能になる。
換言すれば、ストッパ片48は一つではあるが、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50は、周方向に離間して配置されていることから、それぞれ独立した構造になっている。このため、両ストッパ部49,50は、互いに負荷応力の影響、例えば、第1ストッパ部49の根元部に引っ張り応力が作用すると、第2ストッパ部50の根元部での圧縮応力の発生が抑制される。
このため、両ストッパ部49,50は、根元部での金属疲労の発生が抑制されてアダプタ11全体の耐久性の向上が図れる。特に、第1ストッパ面49aが、第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接したときに受ける荷重の方向である第1ストッパ面49aに対して垂直の範囲に第2ストッパ面50aがないため、第2ストッパ面50aへの荷重の伝播が抑制される。
また、第2ストッパ面50aが第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接したときに受ける荷重の方向である第2ストッパ面50aに対して垂直の範囲に第1ストッパ面49aがないため、第1ストッパ面49aへの荷重の伝播も抑制される。
換言すれば、第1ストッパ面49a及び第2ストッパ面50aが当接したときに受ける荷重を径方向外側に解放する構造であるため、両ストッパ部49,50は、根元部での金属疲労の発生が抑制されるのである。
この結果、アダプタ11は、強剛性化が不要になることから、肉厚を十分薄くすることが可能になり、これによって、装置全体の軽量化が図れると共に、軸方向の小型化も図れる。
すなわち、前記従来技術のように、ストッパ部に対して引っ張り応力と圧縮応力の両方が繰り返し作用する場合には、ストッパ部の金属疲労を抑制するために、ストッパ部の肉厚を厚くするとか、熱処理を行って強度を高く必要があった。
しかし、本実施形態のように、各ストッパ部49,50の根元部での金属疲労が十分に抑制できることから、アダプタ11の強剛性化が不要になることから、肉厚を薄くすることが可能になるのである。これによって、装置の軽量化と小型化が図れる。
また、第1、第2ストッパ部49,50の根元部には、円弧溝47c、47dがそれぞれ形成されていることから、引っ張り応力による応力集中の発生を十分に低減できる。これにより、各ストッパ部49,50は、各根元部での亀裂などの発生を抑制できる。
さらに、ストッパ片48の径方向の対称位置には、該ストッパ片48とほぼ同じ形状のバランサ片51が設けられていることから、アダプタ11全体の重量バランスが調整されて円滑な回転が得られる。つまり、アダプタ11の回転軸に対する直角断面において、ストッパ片48とバランサ片51が左右対称形状に形成されている。したがって、アダプタ11の回転重量バランスが良好になる。
この結果、アダプタ11は、回転時(従動部材9の回転時)の振れなどが抑制されてカムシャフト2の円滑な回転が得られる。
しかも、前述のように、アダプタ11は、重量バランスを調整されつつ全体の軽量化が図られている。これによって、アダプタ11の回転時における慣性モーメントが低減することから、バルブタイミング制御装置の進角側あるいは遅角側への切り換え応答性も向上する
〔第2実施形態〕
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示し、基本構造は第1実施形態と同じであるが、保持プレート8の第1ストッパ凸部45と第2ストッパ凸部46の形成位置をストッパ片48側へ互いに僅かに近づけた。つまり、両者45,46間の周方向長さL1が周方向角度で約120°に設定されている。また、アダプタ11のストッパ片48は、周方向の長さLが両ストッパ凸部45,46の距離が短くなったことに伴い短く設定されており、周方向角度が約85°に設定されている。
したがって、アダプタ11(従動部材9)の相対回転範囲は、約35°になっている。
また、アダプタ11の回転軸心を中心としたストッパ片48の対称位置には、バランサ片51が設けられている。このバランサ片51は、その周方向長さがストッパ片48の周方向長さLよりも長く形成されている。
このように、本実施形態では、ストッパ片48の周方向長さLを任意に変更することが可能である。しかし、第1、第2ストッパ部49、50の各ストッパ面49a、50aは、第1実施形態と同じく垂直方向の投影範囲内には互いに入らない長さLに設定されている。
したがって、図7に示すように、機関運転状態によってアダプタ11が反時計方向へ相対回転して、第1ストッパ部49の第1ストッパ面49aが第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大遅角側への相対回転位置に規制される。
一方、図8に示すように、アダプタ11が時計方向へ相対回転して、第2ストッパ部50の第2ストッパ面50aが第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大進角側への相対回転位置に規制される。
このとき、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50のそれぞれの根元部には、引っ張り応力T1、T2のみが作用する。したがって、第2実施形態も第1実施形態と同じ作用効果が得られる。
また、ストッパ片48の周方向の長さLは、各ストッパ部49,50に対して引っ張り応力のみが作用する長さが確保されている。換言すれば、各ストッパ部49、50がそれぞれ独立した形になって応力が互いに影響しない長さであればよい。
〔第3実施形態〕
図9及び図10は第3実施形態を示し、ストッパ片48を、周方向から左右に分割形成したものである。
すなわち、ストッパ片48は、周方向のほぼ中央位置に凹状の溝部48aが形成されて、この溝部48aを中心として左右に第1ストッパ部49と第2ストッパ部50が分離されている。
溝部48aは、ほぼW形状に切欠形成され、底面が固定部11aの周壁の近傍に配置されている。
第1ストッパ部49と第2ストッパ部50は、周方向へ短い長さに設定されてそれぞれが扇形状に形成されている。したがって、両ストッパ部49,50は、互いに独立した構造になっており、各ストッパ面49a、50aは、第1実施形態と同じく垂直方向の投影範囲内に入らないようになっている。
また、ストッパ片48と対称位置には、バランサ片51が設けられている。このバランサ片51は、周方向の長さが溝部48aを含むストッパ片48の周方向全体の長さL1とほぼ同一に設定されている。
したがって、図9に示すように、機関運転状態によってアダプタ11が、反時計方向へ相対回転して、第1ストッパ部49の第1ストッパ面49aが第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大遅角側への相対回転位置に規制される。
一方、図10に示すように、アダプタ11が、時計方向へ相対回転して、第2ストッパ部50の第2ストッパ面50aが第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大進角側への相対回転位置に規制される。
このとき、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50のそれぞれの根元部には、引っ張り応力のみが作用する。特に、本実施形態では、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50が、分離されて互いに独立構造となっていることから、各ストッパ部49,50にそれぞれ作用する引っ張り応力T1、T2などの影響をさらに回避することができる。したがって、第3実施形態も第1実施形態と同じ作用効果が得られる。
バランサ片51は、仮に第1ストッパ部49や第2ストッパ部50が破断してストッパとしての機能を失ったとしても、周方向の両端縁51a、51bが第1、第2ストッパ凸部45、46の各他側面45c、46cに当接してストッパ機能を発揮する。つまり、これによって、バランサ片51によるVTCのセーフティー機能を発揮する。
〔第4実施形態〕
図11及び図12は第4実施形態を示し、第3実施形態の構造を基本として、保持プレート8とアダプタ11の構造を変更したものである。つまり、保持プレート8は、第1、第2ストッパ凸部45,46の周方向の間の位置に、第1突部56と第2突部57が設けられている。一方、アダプタ11は、バランサ片51の周方向のほぼ中央位置に第2溝部51cが切欠形成されて、この第2溝部51cの周方向の左右側に従動側第3、第4突部である第1、第2突出部58、59になっている。
第1突部56と第2突部57は、各ストッパ凸部45,46とほぼ同じ台形状に形成されて、保持プレート8の回転軸心を中心とした対称位置に設けられている。一方、第2溝部51cは、第3実施形態における第1溝部48aとアダプタ11の回転軸心を中心とした径方向の対称位置に形成されており、第1溝部48aと同じW形状に形成されている。
そして、第1、第2ストッパ凸部45、46は、第1、第2凹溝47a、47b内に配置されているが、第1、第2突部56、57は、第1、第2溝部48a、51c内に配置されている。
したがって、この実施形態では、図11に示すように、機関運転状態によってアダプタ11が、反時計方向へ相対回転して、第1ストッパ部49の第1ストッパ面49aが第1ストッパ凸部45の一側面45bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大遅角側への相対回転位置に規制される。
一方、図12に示すように、アダプタ11が、時計方向へ相対回転して、第2ストッパ部50の第2ストッパ面50aが第2ストッパ凸部46の一側面46bに当接する。これによって、従動部材9(カムシャフト2)は、スプロケット1に対して最大進角側への相対回転位置に規制される。
このとき、第1ストッパ部49と第2ストッパ部50のそれぞれの根元部には、引っ張り応力T1,T2のみが作用する。特に、本実施形態では、第3実施形態と同じく第1ストッパ部49と第2ストッパ部50が分離されて互いに独立構造となっている。このため、各ストッパ部49,50にそれぞれ作用する引っ張り応力などの影響をさらに回避することができる。したがって、第4実施形態も第3実施形態と同じ作用効果が得られる。
また、保持プレート8は、第1、2突部56,57の存在によって補強リブとして機能することから剛性が高くなる。また、第1、第2ストッパ凸部、45,46との相対関係で保持プレート8全体の重量バランスが良好になる。
さらに、バランサ片51の第1、第2突出部58、59は、仮に第1ストッパ部49や第2ストッパ部50が破断してストッパとしての機能を失ったとしても、周方向の両端縁58a、59aが第1、第2ストッパ凸部45、46の各他側面45c、46cに当接してストッパ機能を発揮する。つまり、これによって、バランサ片51によるVTCのセーフティー機能を発揮する。
本発明は、各実施形態の構成に限定されるものではなく、アダプタ11の成形法としては、プレス成形以外に切削加工など他の成形法を用いることも可能である。
各実施形態では、駆動回転体としてスプロケット1に適用したものを示したが、タイミングプーリに適用することも可能である。
また、各実施形態では、第1、第2ストッパ凸部45,46が、保持プレート8に設けられているものを示しているが、タイミングスプロケット1に直接設けられているものも含む。
また、各実施形態では、電動モータ12がスプロケット1と一体に構成されているが、電動モータ12は、スプロケット1と別体であって、チェーンケース6に固定されて、モータ出力軸15が減速機構13に連結された構成でも良い。
さらに、本発明を排気弁側に適用することも可能である。
以上説明した実施形態に基づく内燃機関のバルブタイミング制御装置としては、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
その一つの態様において、クランクシャフトからの回転力が伝達される駆動回転体と、カムシャフトに固定されて該カムシャフトと一体に回転する従動回転体と、モータ出力軸の回転駆動によって前記駆動回転体に対して前記従動回転体を相対回転させる電動モータと、前記駆動回転体に設けられた駆動側第1ストッパ部と、前記駆動回転体の前記駆動側第1ストッパ部に対して周方向の異なる位置に設けられた駆動側第2ストッパ部と、前記従動回転体に設けられ、該従動回転体が前記駆動回転体に対して一方向へ相対回転したときに前記駆動側第1ストッパ部に周方向から当接する従動側第1ストッパ部と、前記従動回転体が前記駆動回転体に対して他方向へ相対回転したときに前記駆動側第2ストッパ部に周方向から当接する従動側第2ストッパ部と、を備え、
前記従動側第1ストッパ部は、前記駆動側第1ストッパ部に当接する第1当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、前記従動側第2ストッパ部の前記駆動側第2ストッパ部に当接する第2当接面が入らない一方、
前記従動側第2ストッパ部の第2当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、前記従動側第1ストッパ部の第1当接面が入らないように構成した。
さらに好ましくは、前記駆動側第2ストッパ部は、前記駆動側第1ストッパ部に対して径方向の反対側の位置に設けられている。
さらに好ましくは、前記従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部は、円周方向に沿って連続した円弧状一体に結合され、前記従動回転体の回転軸心から径方向に一定の巾を有する円弧凸状に形成され、
従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部に対して径方向の反対側に、前記駆動側第1、第2ストッパ部に非当接となる円弧状のバランス用突起部が一体に設けられている。
さらに好ましくは、一体に結合された前記従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部の周方向長さは、前記バランス用突起部の周方向長さよりも短く形成されている。
別の好ましい態様としては、クランクシャフトからの回転力が伝達される駆動回転体と、カムシャフトに固定されて該カムシャフトと一体に回転する従動回転体と、モータ出力軸の回転駆動によって前記駆動回転体に対して前記従動回転体を相対回転させる電動モータと、前記駆動回転体に設けられ、径方向内側に突出した駆動側第1ストッパ部と駆動側第2ストッパ部と、前記従動回転体に設けられ、径方向外側に突出して前記従動回転体が前記駆動回転体に対して一方向へ相対回転したときに前記駆動側第1ストッパ部に周方向から当接する従動側第1突部と、該従動側第1突部に対して周方向に間隔を置いて径方向外側に突出し、前記従動回転体が前記駆動回転体に対して他方向へ相対回転したときに前記駆動側第2ストッパ部に周方向から当接する従動側第2突部と、を備えている。
さらに好ましくは、前記駆動回転体は、該駆動回転体の回転周方向の所定位置に、前記従動側第1突部と従動側第2突部の間の位置に径方向内側へ突出し、前記従動側第1突部と従動側第2突部とは非接触となる駆動側第1突起部を有している。
さらに好ましくは、前記従動回転体は、前記従動側第1突部に対して径方向反対側の位置に従動側第3突部を有すると共に、前記従動側第2突部に対して径方向反対側に従動側第4突部を有し、
前記駆動回転体は、前記従動側第3突部と従動側第4突部の間で、径方向内側に突出し、前記従動側第3突部と従動側第4突部と非接触となる駆動側第2突起部を有している。
1…タイミングスプロケット(駆動回転体)、1a…スプロケット本体、2…カムシャフト、4…位相変更機構、5…内歯構成部、5a…内歯、8…保持プレート、9…従動部材(従動回転体)、11…アダプタ、11a…固定部、11b…円板部、11c…嵌合凹部、11d…ボルト挿入孔、12…電動モータ、15…モータ出力軸、45…第1ストッパ凸部(駆動側第1ストッパ部)、46…第2…ストッパ凸部(駆動側第2ストッパ部)、47a、47b…第1、第2凹溝、48…ストッパ片、49…第1ストッパ部(従動側第1ストッパ部)、49a…第1ストッパ面(第1当接面)、50…第2ストッパ部(従動側第2ストッパ部)、50a…第2ストッパ面(第2当接面)、51…バランサ片(バランサ用突起部)、51a、51b…両側縁、58…第1突出部(従動側第3突部)、59…第2突出部(従動側第4突部)、S1…投影範囲、S2…投影範囲、T1、T2…引っ張り応力。

Claims (7)

  1. クランクシャフトからの回転力が伝達される駆動回転体と、
    カムシャフトに固定されて該カムシャフトと一体に回転する従動回転体と、
    モータ出力軸の回転駆動によって前記駆動回転体に対して前記従動回転体を相対回転させる電動モータと、
    前記駆動回転体に設けられた駆動側第1ストッパ部と、
    前記駆動回転体の前記駆動側第1ストッパ部に対して周方向の異なる位置に設けられた駆動側第2ストッパ部と、
    前記従動回転体に設けられ、該従動回転体が前記駆動回転体に対して一方向へ相対回転したときに前記駆動側第1ストッパ部に周方向から当接する従動側第1ストッパ部と、
    前記従動回転体が前記駆動回転体に対して他方向へ相対回転したときに前記駆動側第2ストッパ部に周方向から当接する従動側第2ストッパ部と、
    を備え、
    前記従動側第1ストッパ部は、前記駆動側第1ストッパ部に当接する第1当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、前記従動側第2ストッパ部の前記駆動側第2ストッパ部に当接する第2当接面が入らない一方、
    前記従動側第2ストッパ部の第2当接面に対する垂直方向の投影範囲内に、前記従動側第1ストッパ部の第1当接面が入らないことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動側第2ストッパ部は、前記駆動側第1ストッパ部に対して径方向の反対側の位置に設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部は、円周方向に沿って連続した円弧状一体に結合され、前記従動回転体の回転軸心から径方向に一定の巾を有する円弧凸状に形成され、
    従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部に対して径方向の反対側に、前記駆動側第1、第2ストッパ部に非当接となる円弧状のバランス用突起部が一体に設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    一体に結合された前記従動側第1ストッパ部と従動側第2ストッパ部の周方向長さは、前記バランス用突起部の周方向長さよりも短く形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. クランクシャフトからの回転力が伝達される駆動回転体と、
    カムシャフトに固定されて該カムシャフトと一体に回転する従動回転体と、
    モータ出力軸の回転駆動によって前記駆動回転体に対して前記従動回転体を相対回転させる電動モータと、
    前記駆動回転体に設けられ、径方向内側に突出した駆動側第1ストッパ部と駆動側第2ストッパ部と、
    前記従動回転体に設けられ、径方向外側に突出して前記従動回転体が前記駆動回転体に対して一方向へ相対回転したときに前記駆動側第1ストッパ部に周方向から当接する従動側第1突部と、
    該従動側第1突部に対して周方向に間隔を置いて径方向外側に突出し、前記従動回転体が前記駆動回転体に対して他方向へ相対回転したときに前記駆動側第2ストッパ部に周方向から当接する従動側第2突部と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 請求項5に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動回転体は、該駆動回転体の回転周方向の所定位置に、前記従動側第1突部と従動側第2突部の間の位置に径方向内側へ突出し、前記従動側第1突部と従動側第2突部とは非接触となる駆動側第1突起部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記従動回転体は、前記従動側第1突部に対して径方向反対側の位置に従動側第3突部を有すると共に、前記従動側第2突部に対して径方向反対側に従動側第4突部を有し、
    前記駆動回転体は、前記従動側第3突部と従動側第4突部の間で、径方向内側に突出し、前記従動側第3突部と従動側第4突部と非接触となる駆動側第2突起部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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