JP2019154025A - 高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置 - Google Patents

高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置 Download PDF

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崇行 篠崎
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Shusuke Obiya
秀典 帯屋
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Abstract

【課題】キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサによる挿入損失を抑制可能な高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置を提供する。【解決手段】マルチプレクサ3は、アンテナ端子2と電気的に接続可能である。第1パワーアンプ4は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能である。第2パワーアンプ5は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能である。スイッチ回路6は、マルチプレクサ3を経由する第1経路と、マルチプレクサ3を経由しない第2経路とを切り替える。高周波フロントエンド回路1では、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路が形成され、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5の一方を利用するシングルモードのときは第2経路が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置に関し、より詳細には、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)に対応可能な高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置に関する。
従来、キャリアアグリゲーションを用いる電子システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の図2Cには、1つのアンテナと、1つのダイプレクサと、2つの電力増幅器(第1パワーアンプ及び第2パワーアンプ)と、を含む電子システムが記載されている。
上記の電子システムでは、ダイプレクサがアンテナと接続されている。また、上記の電子システムでは、2つの電力増幅器の各々が、送信/受信スイッチ及びフィルタを介してダイプレクサと接続されている。
特開2017−17691号公報
高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置に関して、少なくとも2以上のアップリンク(Uplink)のキャリアアグリゲーションモードの動作とシングルモードの動作とを行うことが要求される場合があった。しかしながら、特許文献1に記載された電子システムでは、キャリアアグリゲーションモードの動作を行う場合だけでなく、シングルモードの動作を行う場合にも信号がダイプレクサ等を含むマルチプレクサを経由するので、シングルモードの動作を行うときにマルチプレクサでの挿入損失が大きいという問題があった。
本発明の目的は、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサによる挿入損失を抑制可能な高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る高周波フロントエンド回路は、アンテナ端子と、マルチプレクサと、第1パワーアンプと、第2パワーアンプと、スイッチ回路と、を備える。前記マルチプレクサは、前記アンテナ端子と電気的に接続可能である。前記第1パワーアンプは、前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1送信信号を増幅する。前記第2パワーアンプは、前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2送信信号を増幅する。前記スイッチ回路は、前記マルチプレクサを経由する第1経路と、前記マルチプレクサを経由しない第2経路とを切り替える。前記高周波フロントエンド回路では、前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは前記第1経路が形成され、前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプの一方を利用するシングルモードのときは前記第2経路が形成される。
本発明の一態様に係る高周波フロントエンド回路は、アンテナ端子と、マルチプレクサと、第1ローノイズアンプと、第2ローノイズアンプと、スイッチ回路と、を備える。前記マルチプレクサは、前記アンテナ端子と電気的に接続可能である。前記第1ローノイズアンプは、前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する。前記第2ローノイズアンプは、前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する。前記スイッチ回路は、前記マルチプレクサを経由する第1経路と、前記マルチプレクサを経由しない第2経路とを切り替える。前記高周波フロントエンド回路では、前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは前記第1経路が形成され、前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプの一方を利用するシングルモードのときは前記第2経路が形成される。
本発明の一態様に係る通信装置は、前記高周波フロントエンド回路と、前記高周波フロントエンド回路の前記スイッチ回路を制御する制御回路と、を備える。
本発明の一態様に係る高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置は、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサによる挿入損失を抑制可能となる。
図1は、本発明の実施形態1に係る高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置の回路構成図である。 図2は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図3は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図4は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図5は、同上の高周波フロントエンド回路におけるマルチプレクサの周波数特性図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置の回路構成図である。 図7は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図8は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図9は、同上の高周波フロントエンド回路の動作説明図である。 図10は、本発明の実施形態3に係る高周波フロントエンド回路及びそれを備える通信装置の回路構成図である。
(実施形態1)
以下、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1及びそれを備える通信装置100について、図1〜5を参照して説明する。
(1)高周波フロントエンド回路及び通信装置の全体構成
高周波フロントエンド回路1は、例えば、マルチモード/マルチバンド対応及びキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)対応の携帯電話等のフロントエンド部に配置される。高周波フロントエンド回路1は、アップリンクで複数(実施形態1では2つ)の周波数帯域を同時に用いるアップリンク・キャリアアグリゲーションに対応可能である。また、高周波フロントエンド回路1は、ダウンリンク(Downlink)で複数(実施形態1では2つ)の周波数帯域を同時に用いるダウンリンク・キャリアアグリゲーションに対応可能である。高周波フロントエンド回路1は、信号処理回路101から入力された送信信号を増幅してアンテナに出力できるように構成されている。また、高周波フロントエンド回路1は、アンテナから入力された受信信号を増幅して信号処理回路101に出力できるように構成されている。
高周波フロントエンド回路1は、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能な回路である。高周波フロントエンド回路1は、アンテナ端子2と、マルチプレクサ3と、第1パワーアンプ4と、第2パワーアンプ5と、スイッチ回路6と、を備える。アンテナ端子2は、アンテナに電気的に接続される。マルチプレクサ3は、アンテナ端子2と電気的に接続可能である。第1パワーアンプ4は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能である。第1パワーアンプ4は、第1周波数帯域の送信信号(第1送信信号)を増幅する。第2パワーアンプ5は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能である。第2パワーアンプ5は、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の送信信号(第2送信信号)を増幅する。ここにおいて、第1周波数帯域と第2周波数帯域とは重複しない。スイッチ回路6は、アンテナ端子2とマルチプレクサ3との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2とマルチプレクサ3との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的にアンテナ端子2とマルチプレクサ3との間に設けられていることを意味する。スイッチ回路6は、マルチプレクサ3を経由する第1経路r1(図2参照)と、第2経路r2(図3及び4参照)とを切り替える。高周波フロントエンド回路1では、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路r1が形成され、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5の一方を利用するシングルモードのときは第2経路r2が形成される。第1経路r1は、主経路m1(図2参照)を含む。主経路m1は、アンテナ端子2とマルチプレクサ3とを電気的に接続する経路である。第2経路r2は、第1バイパス経路b1(図3参照)と、第2バイパス経路b2(図4参照)と、を含む。第1バイパス経路b1は、アンテナ端子2と第1パワーアンプ4とをマルチプレクサ3を経由せずに電気的に接続する経路である。第2バイパス経路b2は、アンテナ端子2と第2パワーアンプ5とをマルチプレクサ3を経由せずに電気的に接続する経路である。スイッチ回路6は、主経路m1と第1バイパス経路b1と第2バイパス経路b2とを択一的に切り替えることで信号経路を切り替える。
また、高周波フロントエンド回路1は、第1ローノイズアンプ9と、第2ローノイズアンプ10と、第1フィルタ7と、第2フィルタ8と、を更に備える。第1ローノイズアンプ9は、第1周波数帯域の受信信号(第1受信信号)を増幅する。第2ローノイズアンプは、第2周波数帯域の受信信号(第2受信信号)を増幅する。第1フィルタ7は、アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられていることを意味する。第1フィルタ7は、第1通過帯域の信号(第1送信信号、第1受信信号)を通過させる。第2フィルタ8は、アンテナ端子2と第2パワーアンプ5及び第2ローノイズアンプ10との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第2パワーアンプ5及び第2ローノイズアンプ10との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第2パワーアンプ5及び第2ローノイズアンプ10との間に設けられていることを意味する。第2フィルタ8は、第1通過帯域とは異なる第2通過帯域の信号(第2送信信号、第2受信信号)を通過させる。
また、高周波フロントエンド回路1は、第1スイッチ11と、第2スイッチ12と、を更に備える。第1スイッチ11は、第1フィルタ7と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との接続関係を切り替える。第2スイッチ12は、第2フィルタ8と第2パワーアンプ5及び第2ローノイズアンプ10との接続関係を切り替える。
高周波フロントエンド回路1は、第1フィルタ7と第1スイッチ11と第1パワーアンプ4と第1ローノイズアンプ9とを含む第1送信/受信回路21と、第2フィルタ8と第2スイッチ12と第2パワーアンプ5と第2ローノイズアンプ10とを含む第2送信/受信回路22と、を備える。
第1送信/受信回路21は、第1周波数帯域の第1送信信号を送信する。第1送信信号は、例えば、5G(Fifth Generation)の通信用(第5世代移動通信システム)の送信信号である。また、第1送信/受信回路21は、第1周波数帯域の第1受信信号を受信する。第1受信信号は、例えば、5Gの通信用の受信信号である。
第2送信/受信回路22は、第1周波数帯域よりも高い第2周波数帯域の第2送信信号の送信を行う。第2送信信号は、例えば、5Gの通信用の送信信号である。また、第2送信/受信回路22は、第2周波数帯域の第2受信信号を受信する。第2受信信号は、例えば、5Gの通信用の受信信号である。
また、高周波フロントエンド回路1は、第1入力端子13と、第2入力端子14と、第1出力端子15と、第2出力端子16と、を更に備える。第1入力端子13及び第2入力端子14は、例えば、高周波フロントエンド回路1の外部の信号処理回路101に電気的に接続され、信号処理回路101からの高周波信号(送信信号)を受け取るための端子である。第1出力端子15及び第2出力端子16は、例えば、信号処理回路101に電気的に接続され、第1受信信号及び第2受信信号それぞれを信号処理回路101に出力するための端子である。高周波フロントエンド回路1は、MIMO(Multi Input Multi Output)対応の高周波フロントエンド回路である。信号処理回路101は、高周波フロントエンド回路1の構成要素ではない。
通信装置100は、高周波フロントエンド回路1と、信号処理回路101と、を備える。通信装置100では、信号処理回路101が、高周波フロントエンド回路1のスイッチ回路6を制御する制御回路を構成している。
信号処理回路101は、例えば、RF信号処理回路102と、ベースバンド信号処理回路103と、を含む。RF信号処理回路102は、例えばRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)であり、高周波信号に対する信号処理を行う。RF信号処理回路102は、例えば、ベースバンド信号処理回路103から出力された高周波信号(送信信号)に対してアップコンバート等の信号処理を行い、信号処理が行われた高周波信号を第1入力端子13へ出力する。ベースバンド信号処理回路103は、例えばBBIC(Baseband Integrated Circuit)であり、信号処理回路101の外部からの送信信号に対する所定の信号処理を行う。
(2)高周波フロントエンド回路の詳細
次に、高周波フロントエンド回路1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
第1送信/受信回路21は、第1パワーアンプ4と、第1フィルタ7と、第1ローノイズアンプ9と、第1スイッチ11と、を含む。ここにおいて、第1スイッチ11は、第1送信/受信回路21において、第1パワーアンプ4を第1フィルタ7に電気的に接続する状態と、第1ローノイズアンプ9を第1フィルタ7に電気的に接続する状態と、を切り替えるためのスイッチである。第1スイッチ11は、1つの共通端子110と、2つの選択端子111、112と、を有する。
第1パワーアンプ4は、入力された第1周波数帯域の第1送信信号を増幅し、増幅された第1送信信号を出力する。より詳細には、第1パワーアンプ4は、例えば、信号処理回路101から第1入力端子13を介して入力端に入力された第1周波数帯域の第1送信信号を増幅し、増幅された第1送信信号を出力端から出力する。つまり、第1パワーアンプ4は、第1周波数帯域の高周波信号(第1送信信号)を増幅することができるパワーアンプである。第1周波数帯域は、例えば、5G規格におけるNRバンド(NR operating band)のn77/n78を含む。n77のアップリンク周波数帯域(Uplink frequency range)及びダウンリンク周波数帯域(Downlink frequency range)の各々は、3300MHz−4200MHzである。n78のアップリンク周波数帯域及びダウンリンク周波数帯域の各々は、3300MHz−3800MHzである。n77/78を使用する場合、第1送信信号と第1受信信号との同時送受信を実現する方式(Duplex Mode)は、TDD(Time Division Duplex)である。また、第1周波数帯域は、3GPP LTE(Long Term Evolution)規格のバンド42(B42)/バンド43(B43)を含んでいる。バンド42のダウンリンク周波数帯域は、3400MHz−3600MHzである。バンド43のダウンリンク周波数帯域は、3600MHz−3800MHzである。
第1パワーアンプ4の入力端は、第1入力端子13と電気的に接続されている。また、第1パワーアンプ4の出力端は、第1スイッチ11の2つの選択端子111、112のうちの1つの選択端子111と電気的に接続されている。これにより、第1パワーアンプ4の出力端は、第1スイッチ11、第1フィルタ7、マルチプレクサ3、スイッチ回路6等を介してアンテナ端子2に電気的に接続可能となっている。
第1ローノイズアンプ9は、入力された第1周波数帯域の第1受信信号を増幅し、増幅された第1受信信号を出力する。より詳細には、第1ローノイズアンプ9は、例えば、アンテナ端子2と第1フィルタ7と第1スイッチ11とを介して入力端に入力された第1周波数帯域の第1受信信号を増幅し、増幅された第1受信信号を出力端から出力する。つまり、第1ローノイズアンプ9は、第1周波数帯域の高周波信号(第1受信信号)を増幅することができるローノイズアンプである。
第1ローノイズアンプ9の入力端は、第1スイッチ11の2つの選択端子111、112のうち1つの選択端子112と電気的に接続されている。これにより、第1ローノイズアンプ9の入力端は、第1スイッチ11、第1フィルタ7、マルチプレクサ3、スイッチ回路6等を介してアンテナ端子2に電気的に接続可能となっている。また、第1ローノイズアンプ9の出力端は、第1出力端子15と電気的に接続されている。
第1フィルタ7は、アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられていることを意味する。第1フィルタ7は、第1通過帯域の信号(第1送信信号、第1受信信号)を通過させるバンドパスフィルタである。より詳細には、第1フィルタ7は、マルチプレクサ3と第1パワーアンプ4及び第1ローノイズアンプ9との間に設けられ、第1周波数帯域を通過帯域するバンドパスフィルタである。第1フィルタ7は、第1フィルタ7の通過帯域の信号(第1送信信号及び第1受信信号)を通過させ、通過帯域以外の信号を減衰させる。第1フィルタ7は、例えば、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタである。
第1フィルタ7は、2つの入出力端を有している。第1送信/受信回路21では、第1フィルタ7の一方の入出力端が、第1スイッチ11の共通端子110と電気的に接続され、第1フィルタ7の他方の入出力端が、マルチプレクサ3及びスイッチ回路6と電気的に接続されている。
第1スイッチ11は、第1フィルタ7と第1パワーアンプ4とを電気的に接続する状態と、第1フィルタ7と第1ローノイズアンプ9とを電気的に接続する状態と、を切り替える。第1スイッチ11は、例えば、SPDT(Single Pole Double Throw)型のスイッチによって構成される。第1スイッチ11は、例えば、信号処理回路101によって制御される。第1スイッチ11は、信号処理回路101のRF信号処理回路102からの制御信号にしたがって、共通端子110と2つの選択端子111、112のいずれか一方とを電気的に接続する。第1スイッチ11は、スイッチICによって構成されてもよい。
第2送信/受信回路22は、第2パワーアンプ5と、第2フィルタ8と、第2ローノイズアンプ10と、第2スイッチ12と、を含む。ここにおいて、第2スイッチ12は、第2送信/受信回路22において、第2パワーアンプ5を第2フィルタ8に電気的に接続する状態と、第2ローノイズアンプ10を第2フィルタ8に電気的に接続する状態と、を切り替えるためのスイッチである。第2スイッチ12は、1つの共通端子120と、2つの選択端子121、122と、を有する。
第2パワーアンプ5は、入力された第2周波数帯域の第2送信信号を増幅し、増幅された第2送信信号を出力する。より詳細には、第2パワーアンプ5は、例えば、信号処理回路101から第2入力端子14を介して入力端に入力された第2周波数帯域の第2送信信号を増幅し、増幅された第2送信信号を出力端から出力する。つまり、第2パワーアンプ5は、第2周波数帯域の高周波信号(第2送信信号)を増幅することができるパワーアンプである。第2周波数帯域は、第1周波数帯域よりも高周波数側にある。第2周波数帯域は、例えば、5G規格におけるNRバンドのn79を含む。n79のアップリンク周波数帯域及びダウンリンク周波数帯域の各々は、4400MHz−5000MHzである。
第2パワーアンプ5の入力端は、第2入力端子14と電気的に接続されている。また、第2パワーアンプ5の出力端は、第2スイッチ12の2つの選択端子121、122のうちの1つの選択端子122と電気的に接続されている。これにより、第2パワーアンプ5の出力端は、第2スイッチ12、第2フィルタ8、マルチプレクサ3、スイッチ回路6等を介してアンテナ端子2に電気的に接続可能となっている。
第2ローノイズアンプ10は、入力された第2周波数帯域の第2受信信号を増幅し、増幅された第2受信信号を出力する。より詳細には、第2ローノイズアンプ10は、例えば、アンテナ端子2と第2フィルタ8と第2スイッチ12とを介して入力端に入力された第2周波数帯域の第2受信信号を増幅し、増幅された第2受信信号を出力端から出力する。つまり、第2ローノイズアンプ10は、第2周波数帯域の高周波信号(第2受信信号)を増幅することができるローノイズアンプである。
第2ローノイズアンプ10の入力端は、第2スイッチ12の2つの選択端子121、122のうち1つの選択端子121と電気的に接続されている。これにより、第2ローノイズアンプ10の入力端は、第2スイッチ12、第2フィルタ8、マルチプレクサ3、スイッチ回路6等を介してアンテナ端子2に電気的に接続可能となっている。また、第2ローノイズアンプ10の出力端は、第2出力端子16と電気的に接続されている。
第2フィルタ8は、アンテナ端子2と第2パワーアンプ5との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第2パワーアンプ5との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第2パワーアンプ5との間に設けられていることを意味する。第2フィルタ8は、第2通過帯域の信号(第2送信信号、第2受信信号)を通過させるバンドパスフィルタである。より詳細には、第2フィルタ8は、マルチプレクサ3と第2パワーアンプ5との間に設けられ、第2周波数帯域を通過帯域するバンドパスフィルタである。第2通過帯域は、第1通過帯域とは異なる。第2通過帯域は、第1通過帯域とは重複しない。
第2フィルタ8は、2つの入出力端を有している。第2送信/受信回路22では、第2フィルタ8の一方の入出力端が、第2スイッチ12の共通端子120と電気的に接続され、第2フィルタ8の他方の入出力端が、マルチプレクサ3及びスイッチ回路6と電気的に接続されている。第2フィルタ8は、第2フィルタ8の通過帯域の信号(第2送信信号及び第2受信信号)を通過させ、通過帯域以外の信号を減衰させる。第2フィルタ8は、例えば、SAWフィルタである。
第2スイッチ12は、第2フィルタ8と第2パワーアンプ5とを電気的に接続する状態と、第2フィルタ8と第2ローノイズアンプ10とを電気的に接続する状態と、を切り替える。第2スイッチ12は、例えば、SPDT型のスイッチによって構成される。第2スイッチ12は、例えば、信号処理回路101によって制御される。第2スイッチ12は、信号処理回路101のRF信号処理回路102からの制御信号にしたがって、共通端子120と2つの選択端子121、122のいずれか一方とを電気的に接続する。第2スイッチ12は、スイッチICによって構成されてもよい。
マルチプレクサ3は、アンテナ端子2に入力された受信信号を周波数帯域ごとに分波する機能と、複数の送信信号を合波する機能と、を有する分波/合波回路である。実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、マルチプレクサ3は、ダイプレクサであり、ローパスフィルタ31と、ハイパスフィルタ32と、を含む。ローパスフィルタ31は、第1周波数帯域の信号(第1送信信号、第1受信信号)を通過し、第2周波数帯域の信号(第2送信信号、第2受信信号)を減衰させるフィルタ特性を有する。ハイパスフィルタ32は、第2周波数帯域の信号(第2送信信号、第2受信信号)を通過し、第1周波数帯域の信号(第1送信信号、第1受信信号)を減衰させるフィルタ特性を有する。
ローパスフィルタ31及びハイパスフィルタ32は、それぞれ複数の弾性波共振子を有している。各弾性波共振子は、圧電体層と、IDT電極と、高音速部材と、を含んでいる。IDT電極は、圧電体層上に形成されており、複数の電極指を有する。高音速部材は、圧電体層を挟んでIDT電極とは反対側に位置している。高音速部材では、圧電体層を伝搬する弾性波の音速よりも伝搬するバルク波の音速が高速である。圧電体層の厚さが、IDT電極の電極指周期で定まる弾性波の波長をλとしたときに、3.5λ以下である。マルチプレクサ3において第1周波数帯域の信号の挿入損失は、例えば、2.2dB程度である。図5は、マルチプレクサ3の一例の周波数特性図である。図5の横軸は周波数である。図5の縦軸はSパラメータである。図5において、破線で示したS(3,2)は、ローパスフィルタ31の周波数特性である。図5において、実線で示したS(3,1)は、ハイパスフィルタ32の周波数特性である。
スイッチ回路6は、高周波信号の信号経路の切り替えに用いるRF(Radio Frequency)スイッチであり、3つのスイッチ61、62及び63を含んでいる。スイッチ回路6を構成するRFスイッチは、例えば、スイッチICである。ここにおいて、3つのスイッチ61、62及び63の各々は、例えば、半導体スイッチである。各半導体スイッチは、例えば、FET(Field Effect Transistor)である。各スイッチ61、62及び63の挿入損失は、マルチプレクサ3の挿入損失よりも小さい。各スイッチ61、62及び63の挿入損失は、一例として、0.2dB程度である。
スイッチ回路6のスイッチ61は、マルチプレクサ3を経由せずにアンテナ端子2と第1フィルタ7との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第1フィルタ7との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第1フィルタ7との間に設けられていることを意味する。したがって、高周波フロントエンド回路1では、図3に示すようにスイッチ61がオンしている場合、第1入力端子13−第1パワーアンプ4−第1スイッチ11−第1フィルタ7−スイッチ回路6のスイッチ61−アンテナ端子2の経路(信号経路)と、アンテナ端子2−スイッチ回路6のスイッチ61−第1フィルタ7−第1スイッチ11−第1ローノイズアンプ9−第1出力端子15の経路(信号経路)と、を択一的に形成することができる。つまり、高周波フロントエンド回路1では、スイッチ61がオンしている場合、第1バイパス経路b1を含む第2経路r2を形成することができる。
スイッチ回路6のスイッチ62は、アンテナ端子2とマルチプレクサ3との間に設けられている。したがって、高周波フロントエンド回路1では、図2に示すようにスイッチ62がオンしている場合、第1入力端子13−第1パワーアンプ4−第1スイッチ11−第1フィルタ7−マルチプレクサ3(のローパスフィルタ31)−スイッチ回路6のスイッチ62−アンテナ端子2の経路(信号経路)と、第2入力端子14−第2パワーアンプ5−第2スイッチ12−第2フィルタ8−マルチプレクサ3(のハイパスフィルタ32)−スイッチ回路6のスイッチ62−アンテナ端子2の経路(信号経路)と、を同時に形成することができる。つまり、高周波フロントエンド回路1では、2つのアップリンクのキャリアアグリゲーションが可能となる。また、高周波フロントエンド回路1では、スイッチ62がオンしている場合、アンテナ端子2−スイッチ62−マルチプレクサ3(のローパスフィルタ31)−第1スイッチ11−第1ローノイズアンプ−第1出力端子15の経路(信号経路)と、アンテナ端子2−スイッチ62−マルチプレクサ3(のハイパスフィルタ32)−第2スイッチ12−第2ローノイズアンプ10−第2出力端子16の経路(信号経路)と、を同時に形成することができる。つまり、高周波フロントエンド回路1では、2つのダウンリンクのキャリアアグリゲーションが可能となる。高周波フロントエンド回路1では、スイッチ62がオンしている場合、主経路m1を含む第1経路r1を形成することができる。
スイッチ回路6のスイッチ63は、マルチプレクサ3を経由せずにアンテナ端子2と第2フィルタ8との間に設けられている。ここにおいて、「アンテナ端子2と第2フィルタ8との間に設けられている」とは、図1に示すように、電気回路的に、アンテナ端子2と第2フィルタ8との間に設けられていることを意味する。したがって、高周波フロントエンド回路1では、図4に示すようにスイッチ63がオンしている場合、第2入力端子14−第2パワーアンプ5−第2スイッチ12−第2フィルタ8−スイッチ回路6のスイッチ63−アンテナ端子2の経路(信号経路)と、アンテナ端子2−スイッチ回路6のスイッチ63−第2フィルタ8−第2スイッチ12−第2ローノイズアンプ10−第2出力端子16の経路(信号経路)と、を択一的に形成することができる。つまり、高周波フロントエンド回路1では、スイッチ63がオンしている場合、第2バイパス経路b2を含む第2経路r2を形成することができる。
スイッチ回路6は、信号処理回路101(のRF信号処理回路102)によって制御される。スイッチ回路6は、3つのスイッチ61、62及び63が択一的にオンとなるように信号処理回路101によって制御される。
(3)高周波フロントエンド回路の動作
次に、高周波フロントエンド回路1の動作について、図2〜4を参照して説明する。
高周波フロントエンド回路1の動作としては、キャリアアグリゲーションモードの動作と、シングルモードの動作と、がある。高周波フロントエンド回路1の動作は、信号処理回路101からの制御信号によって制御される。
(3.1)キャリアアグリゲーションモードでの動作
高周波フロントエンド回路1では、キャリアアグリゲーションモードで動作を行う場合、図2に示すように、スイッチ回路6のスイッチ61がオフ、スイッチ62がオン、スイッチ63がオフとなる。
高周波フロントエンド回路1は、第1送信/受信回路21において、TDDにより、第1送信信号と第1受信信号との同時送受信を擬似的に実現することができる。ここにおいて、疑似的に実現するとは、第1送信信号の送信と第1受信信号の受信とが同時ではないが、同時と見なせる程度の短期間で行われることを意味する。高周波フロントエンド回路1は、第1スイッチ11の共通端子110に選択端子111が接続された状態と、共通端子110に選択端子112が接続された状態と、が短時間で切り替えられることによって、第1送信信号と第1受信信号との同時送受信が擬似的に実現される。同様に、高周波フロントエンド回路1は、第2送信/受信回路22において、TDDにより、第2送信信号と第2受信信号との同時送受信を擬似的に実現することができる。
高周波フロントエンド回路1では、第1スイッチ11の共通端子110に選択端子111が電気的に接続された状態のときに、第1入力端子13に入力された第1送信信号が第1パワーアンプ4で増幅され、第1スイッチ11、第1フィルタ7、マルチプレクサ3、スイッチ回路6のスイッチ62及びアンテナ端子2を介してアンテナへ出力される。
また、高周波フロントエンド回路1では、第1スイッチ11の共通端子110に選択端子112が電気的に接続された状態のときに、アンテナ端子2に入力された第1受信信号がマルチプレクサ3のローパスフィルタ31、第1フィルタ7、第1スイッチ11を介して第1ローノイズアンプ9に入力され、増幅された第1受信信号が第1出力端子15から信号処理回路101へ出力される。
また、高周波フロントエンド回路1では、第2スイッチ12の共通端子120に選択端子122が電気的に接続された状態のときに、第2入力端子14に入力された第2送信信号が第2パワーアンプ5で増幅され、第2スイッチ12、第2フィルタ8、マルチプレクサ3、スイッチ回路6のスイッチ62及びアンテナ端子2を介してアンテナへ出力される。
また、高周波フロントエンド回路1では、第2スイッチ12の共通端子120に選択端子121が電気的に接続された状態のときに、アンテナ端子2に入力された第2受信信号がスイッチ回路6のスイッチ62、第2フィルタ8、第2スイッチ12を介して第2ローノイズアンプ10に入力され、増幅された第2受信信号が第2出力端子16から信号処理回路101へ出力される。
(3.2)シングルモードでの動作
高周波フロントエンド回路1では、シングルモード動作を行う場合、図3に示すように、スイッチ回路6のスイッチ61がオン、スイッチ62がオフ、スイッチ63がオフとなるか、あるいは、図4に示すように、スイッチ回路6のスイッチ61がオフ、スイッチ62がオフ、スイッチ63がオンとなる。
図3のようにスイッチ回路6のスイッチ61がオンの場合、高周波フロントエンド回路1では、第1スイッチ11の共通端子110に選択端子111が電気的に接続された状態のときに、第1入力端子13に入力された第1送信信号が第1パワーアンプ4で増幅され、増幅された第1送信信号が、第1スイッチ11、第1フィルタ7、スイッチ回路6のスイッチ61及びアンテナ端子2を介してアンテナへ出力される。
また、高周波フロントエンド回路1では、第1スイッチ11の共通端子110に選択端子112が電気的に接続された状態のときに、アンテナ端子2に入力された第1受信信号が、第1フィルタ7、第1スイッチ11を介して第1ローノイズアンプ9に入力され、増幅された第1受信信号が第1出力端子15から信号処理回路101へ出力される。
図4のようにスイッチ回路6のスイッチ63がオンの場合、高周波フロントエンド回路1では、第2スイッチ12の共通端子120に選択端子122が電気的に接続された状態のときに、第2入力端子14に入力された第2送信信号が第2パワーアンプ5で増幅され、増幅された第2送信信号が、第2スイッチ12、第2フィルタ8、スイッチ回路6のスイッチ63及びアンテナ端子2を介してアンテナへ出力される。
また、高周波フロントエンド回路1では、第2スイッチ12の共通端子120に選択端子121が電気的に接続された状態のときに、アンテナ端子2に入力された第2受信信号が、第2フィルタ8、第2スイッチ12を介して第2ローノイズアンプ10に入力され、増幅された第2受信信号が第2出力端子16から信号処理回路101へ出力される。
(4)効果
実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1は、アンテナ端子2と、マルチプレクサ3と、第1パワーアンプ4と、第2パワーアンプ5と、スイッチ回路6と、を備える。マルチプレクサ3は、アンテナ端子2と電気的に接続可能である。第1パワーアンプ4は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1送信信号を増幅する。第2パワーアンプ5は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2送信信号を増幅する。スイッチ回路6は、マルチプレクサ3を経由する第1経路r1と、マルチプレクサ3を経由しない第2経路r2とを切り替える。高周波フロントエンド回路1では、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路r1が形成され、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5の一方を利用するシングルモードのときは第2経路r2が形成される。
実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサ3による挿入損失を抑制可能となる。ここにおいて、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作する場合には、第1送信信号又は第2信号がマルチプレクサ3を経由せず、マルチプレクサ3よりも挿入損失の小さなスイッチ61又は63を経由する。したがって、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作するときに第1送信信号及び第2送信信号それぞれがマルチプレクサを経由するように構成されている比較例と比べて、第1送信信号及び第2送信信号それぞれの信号経路の挿入損失を小さくできる。つまり、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作するときに、マルチプレクサ3の挿入損失による送信特性の劣化が発生しない。
また、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1は、アンテナ端子2と、マルチプレクサ3と、第1ローノイズアンプ9と、第2ローノイズアンプ10と、スイッチ回路6と、を備える。マルチプレクサ3は、アンテナ端子2と電気的に接続可能である。第1ローノイズアンプ9は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する。第2ローノイズアンプ10は、マルチプレクサ3と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する。スイッチ回路6は、マルチプレクサ3を経由する第1経路r1と、マルチプレクサ3を経由しない第2経路r2とを切り替える。高周波フロントエンド回路1では、第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路r1が形成され、第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10の一方を利用するシングルモードのときは第2経路r2が形成される。
これにより、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサ3による挿入損失を抑制可能となる。ここにおいて、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作する場合には、第1受信信号又は第2受信信号がマルチプレクサ3を経由せず、マルチプレクサ3よりも挿入損失の小さなスイッチ61又は63を経由する。したがって、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作するときに第1受信信号及び第2受信信号それぞれがマルチプレクサを経由するように構成されている比較例と比べて、第1受信信号及び第2受信信号それぞれの信号経路の挿入損失を小さくできる。つまり、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1では、シングルモードで動作するときに、マルチプレクサ3の挿入損失による受信特性の劣化が発生しない。
(5)通信装置
通信装置100は、高周波フロントエンド回路1と、信号処理回路101と、を備える。信号処理回路101は、RF信号処理回路102と、ベースバンド信号処理回路103と、を備える。RF信号処理回路は、高周波フロントエンド回路1のアンテナ端子2に電気的に接続されているアンテナで受信される高周波信号を処理する。高周波フロントエンド回路1は、アンテナと信号処理回路101のRF信号処理回路102との間で高周波信号(受信信号、送信信号)を伝達する。通信装置100では、ベースバンド信号処理回路103は必須の構成要素ではない。
RF信号処理回路102は、例えばRFICであり、高周波信号(受信信号)に対する信号処理を行う。例えば、RF信号処理回路102は、アンテナから高周波フロントエンド回路1を介して入力された高周波信号(受信信号)に対してダウンコンバート等の信号処理を行い、当該信号処理により生成された受信信号をベースバンド信号処理回路103へ出力する。ベースバンド信号処理回路103は、例えばBBICである。ベースバンド信号処理回路103で処理された受信信号は、例えば、画像信号として画像表示のために、又は、音声信号として通話のために使用される。
また、RF信号処理回路102は、例えば、ベースバンド信号処理回路103から出力された高周波信号(送信信号)に対してアップコンバート等の信号処理を行い、信号処理が行われた高周波信号を高周波フロントエンド回路1へ出力する。ベースバンド信号処理回路103は、例えば、通信装置100の外部からの送信信号に対する所定の信号処理を行う。
(実施形態2)
以下、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1a及びそれを備える通信装置100aについて、図6〜9を参照して説明する。実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1a及び通信装置100aに関し、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1及び通信装置100それぞれと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aは、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1のスイッチ回路6の代わりに、スイッチ回路6aを備えている点で、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1と相違する。
また、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aは、第1絶縁用スイッチS1及び第2絶縁用スイッチS2を備えている点で、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1と相違する。
また、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aでは、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1の第1入力端子13及び第1出力端子15の代わりに、2つの第1入力端子131、132及び2つの第1出力端子151、152を備えている点で、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1と相違する。
また、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aは、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1の第1送信/受信回路21の代わりに、第1送信/受信回路21aを備えている。第1送信/受信回路21aは、スイッチ17及びスイッチ18を更に備えている点で、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1の第1送信/受信回路21と相違する。
スイッチ17は、SPDT型のスイッチであり、1つの共通端子170と、2つの選択端子171、172と、を含んでいる。共通端子170は、第1パワーアンプ4の入力端と電気的に接続されている。スイッチ17では、2つの選択端子171、172のうち一方の選択端子171が、2つの第1入力端子131、132のうち一方の第1入力端子131と電気的に接続され、他方の選択端子172が他方の第1入力端子132と電気的に接続されている。
スイッチ18は、SPDT型のスイッチであり、1つの共通端子180と、2つの選択端子181、182と、を含んでいる。共通端子180は、第1ローノイズアンプ9の出力端と電気的に接続されている。スイッチ18では、2つの選択端子181、182のうち一方の選択端子181が、2つの第1出力端子151、152のうち一方の第1出力端子151と電気的に接続され、他方の選択端子182が他方の第1出力端子152と電気的に接続されている。
第1入力端子131には、例えば、RF信号処理回路102から、5G規格におけるNRバンドのn77/n78の第1送信信号が入力される。第1入力端子132には、例えば、RF信号処理回路102から、LTE規格のバンド42/バンド43/バンド48の第1送信信号が入力される。第1出力端子151からは、例えば、RF信号処理回路102へ、5G規格におけるNRバンドのn77/n78の第1受信信号が出力される。第1出力端子152からは、例えば、RF信号処理回路102へ、LTE規格のバンド42/バンド43/バンド48の第1受信信号が出力される。
スイッチ回路6aは、SP3T型のスイッチであり、1つの共通端子610と、3つの選択端子611、612、613と、を含んでいる。
高周波フロントエンド回路1aでは、キャリアアグリゲーションモードでの動作を行う場合、スイッチ回路6aの共通端子610が、3つの選択端子611、612、613のうち選択端子612に電気的に接続される(図7参照)。
高周波フロントエンド回路1aでは、シングルモードでの動作を行う場合、スイッチ回路6aの共通端子610が、3つの選択端子611、612、613のうち選択端子611又は613に電気的に接続される(図8又は9参照)。
第1絶縁用スイッチS1は、第1フィルタ7とマルチプレクサ3との間に設けられている。第1絶縁用スイッチS1は、例えば、SPST型のスイッチである。
第2絶縁用スイッチS2は、第2フィルタ8とマルチプレクサ3との間に設けられている。第2絶縁用スイッチS2は、例えば、SPST型のスイッチである。
高周波フロントエンド回路1aでは、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5を同時利用するキャリアアグリゲーションモード又は第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは、第1絶縁用スイッチS1及び第2絶縁用スイッチS2の両方がオンに切り替えられることで、第1経路r1が形成される(図7参照)。高周波フロントエンド回路1aでは、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5を同時利用するキャリアアグリゲーションモードで動作する場合、第1スイッチ11の共通端子110が2つの選択端子111、112のうちの1つの選択端子111と電気的に接続され、第2スイッチ12の共通端子120が2つの選択端子121、122のうちの1つの選択端子122と電気的に接続される。また、高周波フロントエンド回路1aでは、第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10を同時利用するキャリアアグリゲーションモードで動作する場合、第1スイッチ11の共通端子110が2つの選択端子111、112のうちの1つの選択端子112と電気的に接続され、第2スイッチ12の共通端子120が2つの選択端子121、122のうちの1つの選択端子121と電気的に接続される。
高周波フロントエンド回路1aでは、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5の一方を利用するシングルモード又は第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10の一方を利用するシングルモードのときは、第1絶縁用スイッチS1及び第2絶縁用スイッチS2の両方がオフに切り替えられることで、第2経路r2が形成される(図8又は9参照)。高周波フロントエンド回路1aでは、第1パワーアンプ4を利用するシングルモードで動作する場合、第1スイッチ11の共通端子110が2つの選択端子111、112のうちの1つの選択端子111と電気的に接続される。高周波フロントエンド回路1aでは、第2パワーアンプ5を利用するシングルモードで動作する場合、第2スイッチ12の共通端子120が2つの選択端子121、122のうちの1つの選択端子122と電気的に接続される。高周波フロントエンド回路1aでは、第1ローノイズアンプ9を利用するシングルモードで動作する場合、第1スイッチ11の共通端子110が2つの選択端子111、112のうちの1つの選択端子112と電気的に接続される。高周波フロントエンド回路1aでは、第2ローノイズアンプ10を利用するシングルモードで動作する場合、第2スイッチ12の共通端子120が2つの選択端子121、122のうちの1つの選択端子121と電気的に接続される。
実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aでは、実施形態1に係る高周波フロントエンド回路1と比べて、シングルモードの動作のときにマルチプレクサ3のインピーダンスが第1フィルタ7及び第2フィルタ8のインピーダンスに影響を与えるのを抑制することができる。
(実施形態3)
以下、実施形態3に係る高周波フロントエンド回路1b及びそれを備える通信装置100bについて、図10を参照して説明する。実施形態3に係る高周波フロントエンド回路1b及び通信装置100bに関し、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1a及び通信装置100aそれぞれと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係る高周波フロントエンド回路1bは、実施形態2に係る高周波フロントエンド回路1aの第1送信/受信回路21aの代わりに、第1送信/受信回路21bを備えている。第1送信/受信回路21bは、第1送信/受信回路21aにおけるスイッチ18の代わりに、第1ローノイズアンプ9の出力端に電気的に接続されたスプリッタ19を備えている。これにより、実施形態3に係る高周波フロントエンド回路1bでは、Dual connectivityに対応可能となる。
実施形態3に係る高周波フロントエンド回路1bでは、第1フィルタ7の第1通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn77/n78と、3GPP LTE規格のバンド42/バンド43/バンド48を含み、第2フィルタ8の第2通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn79を含む。
上記の実施形態1〜3は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1〜3は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、送信信号と受信信号との同時送受信を実現する方式(Duplex Mode)は、TDDに限らず、周波数帯域を送信帯域と受信帯域とに分けて同時送受信を行うFDD(Frequency Division Duplex)であってもよい。
また、第1送信/受信回路21及び第2送信/受信回路22は、送信と受信との両方に対応した構成に限らず、少なくとも送信に対応していればよい。すなわち、第1送信/受信回路21及び第2送信/受信回路22において、第1パワーアンプ4及び第2パワーアンプ5は必須の構成要素であるが、第1ローノイズアンプ9及び第2ローノイズアンプ10それぞれは必須の構成要素ではない。
また、高周波フロントエンド回路1は、少なくとも2つのアップリンクに対応可能な構成であればよく、例えば、3つのアップリンクに対応可能な構成でもよい。この場合、マルチプレクサ3は、ダイプレクサではなく、トリプレクサである。また、高周波フロントエンド回路1a及び高周波フロントエンド回路1bについても、マルチプレクサ3は、ダイプレクサに限定されず、例えば、トリプレクサであってもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)は、アンテナ端子(2)と、マルチプレクサ(3)と、第1パワーアンプ(4)と、第2パワーアンプ(5)と、スイッチ回路(6;6a)と、を備える。マルチプレクサ(3)は、アンテナ端子(2)と電気的に接続可能である。第1パワーアンプ(4)は、マルチプレクサ(3)と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1送信信号を増幅する。第2パワーアンプ(5)は、マルチプレクサ(3)と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2送信信号を増幅する。スイッチ回路(6;6a)は、マルチプレクサ(3)を経由する第1経路(r1)と、マルチプレクサ(3)を経由しない第2経路(r2)とを切り替える。第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、第1パワーアンプ(4)及び第2パワーアンプ(5)を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路(r1)が形成され、第1パワーアンプ(4)及び第2パワーアンプ(5)の一方を利用するシングルモードのときは第2経路(r2)が形成される。
第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサ(3)による挿入損失を抑制可能となる。ここにおいて、第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで動作する場合には、第1送信信号又は第2送信信号がマルチプレクサ(3)を経由せず、マルチプレクサ(3)よりも挿入損失の小さなスイッチ回路(6;6a)を経由する。したがって、第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1)では、シングルモードで動作するときに第1送信信号又は第2送信信号がマルチプレクサを経由するように構成されている比較例と比べて、第1送信信号及び第2送信信号それぞれの信号経路の挿入損失を小さくできる。つまり、第1の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで動作するときに、マルチプレクサ(3)の挿入損失による送信特性の劣化が発生しない。
第2の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、第1の態様において、第1経路(r1)は、アンテナ端子(2)とマルチプレクサ(3)とを電気的に接続する経路である主経路(m1)を含む。第2経路(r2)は、アンテナ端子(2)と第1パワーアンプ(4)とをマルチプレクサ(3)を経由せずに電気的に接続する経路である第1バイパス経路(b1)と、アンテナ端子(2)と第2パワーアンプ(5)とをマルチプレクサ(3)を経由せずに電気的に接続する経路である第2バイパス経路(b2)と、を含む。スイッチ回路(6;6a)は、主経路(m1)と第1バイパス経路(b1)と第2バイパス経路(b2)とを択一的に切り替える。
第2の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで第1パワーアンプ(4)を経由して第1送信信号を送信する場合、及びシングルモードで第2パワーアンプ(5)を経由して第2送信信号を送信する場合に、マルチプレクサ(3)を経由しないので、マルチプレクサ(3)を経由する場合と比べて挿入損失を低減することができる。
第3の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)は、第1又は2の態様において、第1ローノイズアンプ(9)と、第2ローノイズアンプ(10)と、第1フィルタ(7)と、第2フィルタ(8)と、を更に備える。第1ローノイズアンプ(9)は、第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する。第2ローノイズアンプ(10)は、第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する。第1フィルタ(7)は、アンテナ端子(2)と第1パワーアンプ(4)及び第1ローノイズアンプ(9)との間に設けられ、第1送信信号及び第1受信信号を通過させる。第2フィルタ(8)は、アンテナ端子(2)と第2パワーアンプ(5)及び第2ローノイズアンプ(10)との間に設けられ、第2送信信号及び第2受信信号を通過させる。
第3の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、アップリンクとダウンリンクとの少なくとも一方においてキャリアアグリゲーションが可能となる。
第4の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)は、第3の態様において、第1スイッチ(11)と、第2スイッチ(12)と、を更に備える。第1スイッチ(11)は、第1フィルタ(7)と第1パワーアンプ(4)及び第1ローノイズアンプ(9)との接続関係を切り替える。第2スイッチ(12)は、第2フィルタ(8)と第2パワーアンプ(5)及び第2ローノイズアンプ(10)との接続関係を切り替える。
第4の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、TDD(TimeDivision Duplex)通信によるキャリアアグリゲーションが可能となる。
第5の態様に係る高周波フロントエンド回路(1a;1b)では、第3又は4の態様において、第1フィルタ(7)は、マルチプレクサ(3)と第1パワーアンプ(4)及び第1ローノイズアンプ(9)との間に設けられている。第2フィルタ(8)は、マルチプレクサ(3)と第2パワーアンプ(5)及び第2ローノイズアンプ(10)との間に設けられている。高周波フロントエンド回路(1a;1b)は、第1絶縁用スイッチ(S1)と、第2絶縁用スイッチ(S2)と、を更に備える。第1絶縁用スイッチ(S1)は、第1フィルタ(7)とマルチプレクサ(3)との間に設けられている。第2絶縁用スイッチ(S2)は、第2フィルタ(8)とマルチプレクサ(3)との間に設けられている。高周波フロントエンド回路(1a;1b)では、第1パワーアンプ(4)及び第2パワーアンプ(5)を同時利用するキャリアアグリゲーションモード又は第1ローノイズアンプ(9)及び第2ローノイズアンプ(10)を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは、第1絶縁用スイッチ(S1)及び第2絶縁用スイッチ(S2)の両方がオンに切り替えられることで、第1経路(r1)が形成される。高周波フロントエンド回路(1a;1b)では、第1パワーアンプ(4)及び第2パワーアンプ(5)の一方を利用するシングルモード又は第1ローノイズアンプ(9)及び第2ローノイズアンプ(10)の一方を利用するシングルモードのときは、第1絶縁用スイッチ(S1)及び第2絶縁用スイッチ(S2)の両方がオフに切り替えられることで、第2経路(r2)が形成される。
第5の態様に係る高周波フロントエンド回路(1a;1b)では、シングルモードの動作のときにマルチプレクサ(3)のインピーダンスが第1フィルタ(7)及び第2フィルタ(8)のインピーダンスに影響を与えるのを抑制することができる。
第6の態様に係る高周波フロントエンド回路(1b)は、第5の態様において、第1ローノイズアンプ(9)の出力端に接続されたスプリッタ(19)を更に備える。
第6の態様に係る高周波フロントエンド回路(1b)では、Dual connectivityに対応可能となる。
第7の態様に係る高周波フロントエンド回路(1b)では、第6の態様において、第1フィルタ(7)の第1通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn77/n78と、3GPP LTE規格のバンド42/バンド43/バンド48を含み、第2フィルタ(8)の第2通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn79を含む。
第8の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、第4又は5の態様において、第1フィルタ(7)の第1通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn77/n78を含む。第2フィルタ(8)の第2通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn79を含む。
第8の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、5G規格におけるNRバンドのn77/n78とn79とのキャリアアグリゲーションに対応することが可能となる。
第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)は、アンテナ端子(2)と、マルチプレクサ(3)と、第1ローノイズアンプ(9)と、第2ローノイズアンプ(10)と、スイッチ回路(6;6a)と、を備える。マルチプレクサ(3)は、アンテナ端子(2)と電気的に接続可能である。第1ローノイズアンプ(9)は、マルチプレクサ(3)と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する。第2ローノイズアンプ(10)は、マルチプレクサ(3)と電気的に接続可能であって、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する。スイッチ回路(6;6a)は、マルチプレクサ(3)を経由する第1経路(r1)と、マルチプレクサ(3)を経由しない第2経路(r2)とを切り替える。第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、第1ローノイズアンプ(9)及び第2ローノイズアンプ(10)を同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは第1経路(r1)が形成され、第1ローノイズアンプ(9)及び第2ローノイズアンプ(10)の一方を利用するシングルモードのときは第2経路(r2)が形成される。
第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサ(3)による挿入損失を抑制可能となる。ここにおいて、第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで動作する場合には、第1受信信号又は第2受信信号がマルチプレクサ(3)を経由せず、マルチプレクサ(3)よりも挿入損失の小さなスイッチ回路(6;6a)を経由する。したがって、第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで動作するときに第1受信信号又は第2受信信号がマルチプレクサを経由するように構成されている比較例と比べて、第1受信信号及び第2受信信号それぞれの信号経路の挿入損失を小さくできる。つまり、第9の態様に係る高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)では、シングルモードで動作するときに、マルチプレクサ(3)の挿入損失による受信特性の劣化が発生しない。
第10の態様に係る通信装置(100;100a;100b)は、第1〜9の態様のいずれか一つの高周波フロントエンド回路(1;1a;1b)と、スイッチ回路(6;6a)を制御する制御回路(信号処理回路101)と、を備える。
第10の態様に係る通信装置(100;100a;100b)では、キャリアアグリゲーションモード及びシングルモードそれぞれでの動作が可能であり、かつシングルモードで動作するときのマルチプレクサ(3)による挿入損失を抑制可能となる。
1、1a、1b 高周波フロントエンド回路
2 アンテナ端子
3 マルチプレクサ
31 ローパスフィルタ
32 ハイパスフィルタ
4 第1パワーアンプ
5 第2パワーアンプ
6、6a スイッチ回路
61 スイッチ
62 スイッチ
63 スイッチ
610 共通端子
611、612、613 選択端子
7 第1フィルタ
8 第2フィルタ
9 第1ローノイズアンプ
10 第2ローノイズアンプ
11 第1スイッチ
110 共通端子
111、112 選択端子
12 第2スイッチ
120 共通端子
121、122 選択端子
13 第1入力端子
131 第1入力端子
132 第1入力端子
14 第2入力端子
15 第1出力端子
151 第1出力端子
152 第1出力端子
16 第2出力端子
17 スイッチ
170 共通端子
171、172 選択端子
18 スイッチ
180 共通端子
181、182 選択端子
19 スプリッタ
21、21a、21b 第1送信/受信回路
22 第2送信/受信回路
100、100a、100b 通信装置
101 信号処理回路(制御回路)
102 RF信号処理回路
103 ベースバンド信号処理回路
b1 第1バイパス経路
b2 第2バイパス経路
m1 主経路
r1 第1経路
r2 第2経路
S1 第1絶縁用スイッチ
S2 第2絶縁用スイッチ

Claims (10)

  1. アンテナ端子と、
    前記アンテナ端子と電気的に接続可能なマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1送信信号を増幅する第1パワーアンプと、
    前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2送信信号を増幅する第2パワーアンプと、
    前記マルチプレクサを経由する第1経路と、前記マルチプレクサを経由しない第2経路とを切り替えるスイッチ回路と、を備え、
    前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは前記第1経路が形成され、前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプの一方を利用するシングルモードのときは前記第2経路が形成される、
    高周波フロントエンド回路。
  2. 前記第1経路は、前記アンテナ端子と前記マルチプレクサとを電気的に接続する経路である主経路を含み、
    前記第2経路は、
    前記アンテナ端子と前記第1パワーアンプとを前記マルチプレクサを経由せずに電気的に接続する経路である第1バイパス経路と、
    前記アンテナ端子と前記第2パワーアンプとを前記マルチプレクサを経由せずに電気的に接続する経路である第2バイパス経路と、を含み、
    前記スイッチ回路は、前記主経路と前記第1バイパス経路と前記第2バイパス経路とを択一的に切り替える、
    請求項1に記載の高周波フロントエンド回路。
  3. 前記第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する第1ローノイズアンプと、
    前記第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する第2ローノイズアンプと、
    前記アンテナ端子と前記第1パワーアンプ及び前記第1ローノイズアンプとの間に設けられ、前記第1送信信号及び前記第1受信信号を通過させる第1フィルタと、
    前記アンテナ端子と前記第2パワーアンプ及び前記第2ローノイズアンプとの間に設けられ、前記第2送信信号及び前記第2受信信号を通過させる第2フィルタと、を更に備える、
    請求項1又は2に記載の高周波フロントエンド回路。
  4. 前記第1フィルタと前記第1パワーアンプ及び前記第1ローノイズアンプとの接続関係を切り替える第1スイッチと、
    前記第2フィルタと前記第2パワーアンプ及び前記第2ローノイズアンプとの接続関係を切り替える第2スイッチと、を更に備える、
    請求項3に記載の高周波フロントエンド回路。
  5. 前記第1フィルタは、前記マルチプレクサと前記第1パワーアンプ及び前記第1ローノイズアンプとの間に設けられており、
    前記第2フィルタは、前記マルチプレクサと前記第2パワーアンプ及び前記第2ローノイズアンプとの間に設けられており、
    前記第1フィルタと前記マルチプレクサとの間に設けられている第1絶縁用スイッチと、
    前記第2フィルタと前記マルチプレクサとの間に設けられている第2絶縁用スイッチと、を更に備え、
    前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモード又は前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは、前記第1絶縁用スイッチ及び前記第2絶縁用スイッチの両方がオンに切り替えられることで、前記第1経路が形成され、
    前記第1パワーアンプ及び前記第2パワーアンプの一方を利用するシングルモード又は前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプの一方を利用するシングルモードのときは、前記第1絶縁用スイッチ及び前記第2絶縁用スイッチの両方がオフに切り替えられることで、前記第2経路が形成される、
    請求項3又は4に記載の高周波フロントエンド回路。
  6. 前記第1ローノイズアンプの出力端に接続されたスプリッタを更に備える、
    請求項5に記載の高周波フロントエンド回路。
  7. 前記第1フィルタの第1通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn77/n78と、3GPP LTE規格のバンド42/バンド43/バンド48を含み、
    前記第2フィルタの第2通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn79を含む、
    請求項6に記載の高周波フロントエンド回路。
  8. 前記第1フィルタの第1通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn77/n78を含み、
    前記第2フィルタの第2通過帯域は、5G規格におけるNRバンドのn79を含む、
    請求項4又は5に記載の高周波フロントエンド回路。
  9. アンテナ端子と、
    前記アンテナ端子と電気的に接続可能なマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、第1周波数帯域の第1受信信号を増幅する第1ローノイズアンプと、
    前記マルチプレクサと電気的に接続可能であって、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2受信信号を増幅する第2ローノイズアンプと、
    前記マルチプレクサを経由する第1経路と、前記マルチプレクサを経由しない第2経路とを切り替えるスイッチ回路と、を備え、
    前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプを同時利用するキャリアアグリゲーションモードのときは前記第1経路が形成され、前記第1ローノイズアンプ及び前記第2ローノイズアンプの一方を利用するシングルモードのときは前記第2経路が形成される、
    高周波フロントエンド回路。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の高周波フロントエンド回路と、
    前記スイッチ回路を制御する制御回路と、を備える、
    通信装置。
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