JP2019153185A - シミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザによるシミュレーション条件の入力を省略する。【解決手段】実施形態のシミュレーション装置は、ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する。シミュレーション装置は、第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は、シミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置に関する。
従来、ユーザの端末を使った金融取引に関する技術が知られている。例えば、ユーザの端末を用いてローンの設定を行う技術が知られている。また、例えば、ホームページを介してサービスの内容の見積もり及びローンに関する情報を提示する技術が知られている。また、例えば、携帯端末を使った与信申し込みの際に、推奨与信枠を提示する技術が知られている。
特開2004−078293号公報 特開2004−139346号公報 特開2014−225253号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザによるシミュレーション条件の入力を省略することが困難な場合があるという問題がある。
1つの側面では、ユーザによるシミュレーション条件の入力を省略することを目的とする。
第1の案では、シミュレーション支援プログラムは、ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報の中に、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する処理をコンピュータに実行させる。第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する処理をコンピュータに実行させる。
本発明の1実施態様によれば、ユーザによるシミュレーション条件の入力を省略することができる。
図1は、実施形態にかかる金融取引管理システムを説明する説明図である。 図2は、実施形態にかかるユーザ端末の機能構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態にかかる金融取引管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図4は、貯金箱情報を説明する説明図である。 図5は、口座を開設する処理の一例を示すシーケンス図である。 図6は、貯金箱選択画面の一例を示す図である。 図7は、貯金箱設定画面の一例を示す図である。 図8は、ポータル画面の一例を示す図である。 図9は、口座情報を提供する処理の一例を示すシーケンス図である。 図10は、ポータル画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態にかかるシミュレーションシステムを説明する説明図である。 図12は、実施形態にかかるシミュレーション装置の機能構成例を示すブロック図である。 図13は、貯金箱情報を説明する説明図である。 図14は、住宅情報表示画面の一例を示す図である。 図15は、チャット画面の一例を示す図である。 図16は、チャット画面の一例を示す図である。 図17は、シミュレーションを実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、残高を頭金として取得する処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、車両情報を説明する説明図である。 図20は、車両情報表示画面の一例を示す図である。 図21は、車両情報表示画面の一例を示す図である。 図22は、車両情報表示画面の一例を示す図である。 図23は、シミュレーションを実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図24は、AR表示を実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、実施形態にかかる金融取引管理装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる口座開設支援プログラム、口座情報の提供プログラム、口座開設支援方法、口座情報の提供方法及び金融取引管理装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する口座開設支援プログラム、口座情報の提供プログラム、口座開設支援方法、口座情報の提供方法及び金融取引管理装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
実施形態にかかる金融取引管理システムは、複数ユーザの口座を一括して管理する。実施形態にかかる金融取引管理システムは、例えば、金融機関への処理依頼、及びユーザへの口座情報の提供を行う。
図1は、実施形態にかかる金融取引管理システムを説明する説明図である。図1に示すように、金融取引管理システム1は、ユーザ端末10a、ユーザ端末10b、及び各ユーザ端末と接続された金融取引管理装置20を有する。また、金融取引管理装置20は、金融システム30と接続されている。金融取引管理システム1において、ユーザ端末10a、ユーザ端末10b、金融取引管理装置20及び金融システム30は、インターネット、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
具体的には、ユーザ端末10a及びユーザ端末10bは、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末などを適用できる。また、金融取引管理装置20は、クラウド上のサーバ装置を適用できる。また、金融システム30は、銀行の勘定系ホスト機能を有するサーバ装置を適用できる。なお、以降の説明で、ユーザ端末10a及びユーザ端末10bについて、それぞれを区別しない場合、単にユーザ端末10と呼ぶ。
図1を用いて、ユーザ端末10aを利用するユーザ(Aさん)、及びユーザ端末10bを利用するユーザ(Bさん)が、金融取引管理システム1を利用して、資金を出し合って結婚資金のために貯金をする場合の例について説明する。この場合、金融取引管理システム1を利用することで、Aさん及びBさんは、金融機関への処理依頼及び情報の共有を効率的に行うことができる。
図1に示すように、まず、ユーザ端末10aは、Aさんによって入力された各項目の内容を金融取引管理装置20に送信するとともに、取引の実行を要求する。このとき、ユーザ端末10aには、Aさんの口座情報、Bさんの口座情報、貯金の目的、月の貯金目標額、最終的な貯金の目標額などが入力されている。また、口座情報には、店番及び口座番号などが含まれる。
次に、金融取引管理装置20は、送信された各口座情報にかかる口座が存在するか否かの照会を、金融システム30に依頼する。そして、金融システム30は、依頼された口座が存在するかをチェックし、チェックした結果を金融取引管理装置20に通知する。ここで、金融取引管理装置20は、口座が存在している旨の通知を受けると、各口座情報に対する貯蓄口座の開設を金融システム30に依頼する。
そして、金融システム30は、各口座情報にかかる普通口座に紐付く貯蓄口座を開設する処理を行う。このとき、金融システム30は、口座の開設に伴い、Aさんの普通口座情報に紐付くAさんの貯蓄口座情報、及びBさんの普通口座情報に紐付くBさんの貯蓄口座情報を作成する。
なお、ここでは、普通口座及び貯蓄口座とは、それぞれ既存の口座及び当該既存の口座に紐付く新たに作成される口座を指すものであり、金融機関における口座の種別を限定するものではない。例えば、普通口座及び貯蓄口座は、いずれも、普通預金、定期預金及び外貨定期といった任意の種別の口座とすることができる。
次に、金融取引管理装置20は、金融システム30から取得したAさんの貯蓄口座情報及びBさんの貯蓄口座情報を紐付けた貯金箱情報を作成する。ここで、貯金箱情報には、貯金の目的、月の貯金目標額、最終的な貯金の目標額に加え、現在の貯金額が含まれる。現在の貯金額は、例えば、Aさんの貯蓄口座情報及びBさんの貯蓄口座情報に含まれる残高の合計である。また、金融取引管理装置20は、所定のタイミングで金融システム30から各貯蓄口座情報を取得し、取得した情報に基づいて貯金箱情報を更新する。
また、金融取引管理装置20は、貯金箱情報をユーザ端末10に提供する。そして、Aさん及びBさんは、ユーザ端末10に備えられた専用のアプリケーションやWebブラウザなどを用いて貯金箱情報を閲覧する。
図2は、実施形態にかかるユーザ端末の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ユーザ端末10は、入力部11、表示部12、通信部13、記憶部14及び制御部15を有する。
入力部11は、入力装置などからのユーザの操作入力を受け付けるUI(ユーザ・インタフェース)である。また、表示部12は、モニタなどへの画面表示を行う。また、通信部13は、ネットワークを介して、他の外部装置とデータ通信を実行する装置である。記憶部14は、例えば半導体メモリなどであり、各種情報を記憶する。制御部15は、ユーザ端末10における各種動作を制御する。
制御部15は、要求部151を有する。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって実現できる。また、制御部15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
要求部151は、金融取引管理装置20に、ユーザの認証処理を実行することを要求する。このとき、要求部151は、ユーザ識別情報を金融取引管理装置20に送信する。ユーザ識別情報は、例えば、ユーザID及びパスワードである。また、ユーザ識別情報は、ユーザによって入力されてもよいし、記憶部14に記憶されていてもよい。
また、要求部151は、金融取引管理装置20に、口座の開設及び金融取引の開始を依頼する処理を実行することを要求する。このとき、要求部151は、口座開設及び金融取引に関する情報を金融取引管理装置20に送信する。口座開設及び金融取引に関する情報には、例えば、普通預金の口座番号、貯金の目的、目標額、引き落とし額、引き落としタイミング及び共有情報が含まれる。共有情報には、貯金に関する情報を共有するユーザのお普通預金の口座番号、引き落とし額及び引き落としタイミングが含まれる。また、口座開設に関する情報及び金融取引に関する情報は、ユーザによって入力されてもよいし、記憶部14に記憶されていてもよい。
図3は、実施形態にかかる金融取引管理装置の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、金融取引管理装置20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を有する。
通信部21は、ネットワークを介して、他の外部装置とデータ通信を実行する装置である。記憶部22は、例えば半導体メモリなどであり、認証情報221及び貯金箱情報222などの各種情報を記憶する。認証情報221は、ユーザID及びユーザIDに対応づけられたパスワードとを含む。また、貯金箱情報222は、複数ユーザの貯蓄口座情報を対応づけた情報である。なお、貯金箱情報222は、1人のユーザの貯蓄口座情報であってもよい。
図4は、貯金箱情報を説明する説明図である。図4に示すように、貯金箱情報222には、貯金箱IDごとに、ユーザID、普通口座、貯蓄口座、貯金目的、目標額、現在額、引き落とし額、引き落としタイミングなどが格納されている。図4に示すように、貯金箱情報222には、例えば、口座番号が「001−1111111」である貯蓄口座の情報と、口座番号が「002−2222222」である貯蓄口座の情報と、が貯金箱ID「A001」によって対応づけられている。このように、記憶部22は、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを対応づけて記憶する。
制御部23は、金融取引管理装置20における各種動作を制御する。制御部23は、認証部231、依頼部232、受付部233、通知部234、取得部235及び提供部236を有する。制御部23は、CPUやMPUなどによって実現できる。また、制御部23は、ASICやFPGAなどのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
認証部231は、ユーザ端末から送信されたユーザ識別情報を基に、ユーザの認証を行う。認証部231は、ユーザ識別情報に含まれるユーザID及びパスワードの組み合わせが、認証情報221に対応づけられて格納されているか否かを判定することで認証を行う。
依頼部232は、複数ユーザの口座開設の要求に応じて、複数ユーザに含まれる第1のユーザについて第1の口座の開設を金融システム30に依頼する。このとき、依頼部232は、複数ユーザに含まれる第2のユーザについて第2の口座の開設を金融システム30又は他の金融システムに依頼する。なお、複数ユーザの口座開設の要求は、複数のユーザのそれぞれがユーザ端末10を操作することによって行われるものであってもよいし、複数のユーザを代表するユーザがユーザ端末10を操作することによって行われるものであってもよい。また、金融システム30は、第1の金融システムの一例である。また、他の金融システムは、第2の金融システムの一例である。
受付部233は、ユーザ端末10から送信された情報を基に、貯金箱情報222を作成するための設定を受け付ける。受付部233は、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した額についての目標額の設定を受け付ける。また、受付部233は、第1の口座及び第2の口座についての、紐付けられる普通口座の口座番号、貯金目的、引き落とし額、引き落としタイミング等の設定を受け付ける。
通知部234は、認証部231による認証の結果をユーザ端末10に通知する。また、通知部234は、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した額が、設定された目標額に到達したことの検出に応じて、第1のユーザ及び/又は第2のユーザに対応する通知先に通知する。
取得部235は、要求に応じて、の金融システム30で管理される第1のユーザの口座と、金融システム30又は他の金融システムで管理される第2のユーザの口座との関連づけ情報を記憶する記憶部22を参照して、金融システム30から第1のユーザの口座に関する情報を取得するとともに、金融システム30又は他の金融システムから第2のユーザの口座に関する情報を取得する。
提供部236は、要求に応じて、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを統合した情報を提供する。また、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを統合した情報は、例えば、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した情報である。また、提供部236によって提供される第1の口座の情報と第2の口座の情報とを統合した情報は、第1のユーザ及び第2のユーザのいずれであっても閲覧することができる。
提供部236は、取得部235が取得した第1のユーザの口座に関する情報と第2のユーザの口座に関する情報とを要求元に提供する、又は、取得した第1のユーザの口座に関する情報と第2のユーザの口座に関する情報とを統合した情報を要求元に提供する。このように、提供部236は、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを、統合されていない状態で提供してもよい。
図5は、口座を開設する処理の一例を示すシーケンス図である。図5は、金融取引管理装置20を利用して、AさんとBさんが資金を出し合って特定の目的のために貯金をする場合の例を示している。
図5に示すように、ユーザ端末10aは、Aさんによるユーザ識別情報の入力を受け付ける(S101)。ユーザ識別情報にはAさんのユーザID及びパスワードが含まれる。Aさんは、第1のユーザの一例である。次に、ユーザ端末10aの要求部151は、金融取引管理装置20にユーザ識別情報を送信するとともに、認証を要求する(S102)。
ここで、金融取引管理装置20の認証部231は、ユーザ端末10aから認証の要求を受けると、ユーザ識別情報に含まれるユーザID及びパスワードを用いて認証を行う(S103)。そして、通知部234は、認証部231による認証結果をユーザ端末10aに通知する(S104)。
ここで、認証部231により認証がされなかったことが通知部234により通知された場合(S105:No)、ユーザ端末10aは、以降の処理を行わず、ユーザ識別情報が再入力されるまで待機する。一方、認証部231により認証がされたことが通知部234により通知された場合(S105:Yes)、表示部12は、各設定項目を入力する画面を表示する。
ここで、表示部12は、認証がされた場合、まずポータル画面やメニュー画面等を表示しておき、ユーザによって所定の操作が行われた場合に各設定項目を入力する画面を表示するようにしてもよい。なお、ここでは、入力部11及び表示部12は、タブレット端末のタッチパネルであることとする。
表示部12は、まず貯金箱選択画面を表示する。図6は、貯金箱選択画面の一例を示す図である。図6に示すように、表示部12は、貯金箱選択画面に、アイコン121a、121b、121c及び121dを表示する。アイコン121a、121b及び121cは、作成済みの貯金箱情報222に対応している。アイコン121a、121b及び121cがタップされた場合、表示部12は、タップされたアイコンに対応した貯金箱情報222の各設定項目を表示する表示画面やメンテナンス画面等を表示する。
一方、アイコン121dがタップされた場合、表示部12は、各設定項目を入力する画面、すなわち貯金箱設定画面を表示する。図7は、貯金箱設定画面の一例を示す図である。図7に示すように、表示部12は、貯金箱設定画面を、貯金箱選択画面上にポップアップで表示してもよい。また、貯金箱設定画面では、「貯金目的」、「Goal」、「貯め方」、「貯金額」、「リピート」、「シェア」等の設定項目の入力を受け付ける。
ユーザ端末10aは、貯金箱設定画面から貯金目的の入力を受け付ける(S106)。貯金目的は、貯金箱設定画面の項目「貯金目的」に入力される。貯金目的は、貯金箱情報222の貯金目的に対応する。このとき、金融取引管理装置20は、入力された貯金目的に対応する貯蓄モデルをオープンデータ等から取得し、貯蓄モデルに基づく貯金額等の推奨設定をユーザに提示するようにしてもよい。
また、ユーザ端末10aは、貯金箱設定画面から金額情報の入力を受け付ける(S107)。金額情報は、貯金箱設定画面の項目「Goal」及び「貯金額」に入力される。また、条件は、貯金箱情報222の目標額及び引き落とし額に対応する。
また、ユーザ端末10aは、貯金箱設定画面から条件の入力を受け付ける(S108)。条件は、貯金箱設定画面の項目「リピート」に入力される。また、条件は、貯金箱情報222の引き落としタイミングに対応する。
また、ユーザ端末10aは、貯金箱設定画面から共有情報の入力を受け付ける(S109)。共有情報には、貯金箱情報222を共有するユーザのお普通預金の口座番号、引き落とし額及び引き落としタイミングが含まれる。ここでは、貯金箱情報222を共有するユーザとして、BさんのユーザIDが入力されたこととする。Bさんは、第2のユーザの一例である。
ここで、金融取引管理装置20の受付部233が、ユーザ端末10aに入力された共有情報を受け付けると、通知部234は、ユーザ端末10bに、Aさんにより共有ユーザとして決定された旨を通知し、共有の可否を確認する(S110)。このとき、ユーザ端末10bは、例えば共有を許可するか否かを入力可能な画面を表示し、当該画面へのBさんの入力を受け付ける。そして、ユーザ端末10bは、共有の可否を金融取引管理装置20に通知する(S111)。また、金融取引管理装置20の通知部234は、ユーザ端末10bから通知された共有の可否をユーザ端末10aに通知する(S112)。
共有が許可されなかったことが通知部234により通知された場合(S113:No)、ユーザ端末10aは、共有情報が再入力されるまで待機する。一方、共有が許可されたことが通知部234により通知された場合(S113:Yes)、ユーザ端末10aの要求部151は、金融取引管理装置20に、各設定項目の入力内容を通知するとともに取引の実行を要求する(S114)。
ユーザ端末10aから取引の実行が要求されると、金融取引管理装置20の依頼部232は、Aさんの普通口座の口座情報が存在するか否かの照会を金融システム30に依頼する(S115)。また、Aさんの普通口座の口座情報は、ユーザ端末10aに入力されるようにしてもよいし、金融取引管理装置20にユーザIDと紐づけられて予め記憶されていてもよい。
金融システム30は、口座情報が存在するか否かを照会し(S116)、照会結果を金融取引管理装置20に通知する(S117)。口座情報が存在しないことが通知された場合(S118:No)、金融取引管理装置20は以降の処理を行わない。一方、口座情報が存在することが通知された場合(S118:Yes)、金融取引管理装置20の依頼部232は、金融システム30に、貯蓄口座の開設を依頼する(S119)。このとき、依頼部232は、金融システム30に、ユーザ端末10aから通知された、設定項目の入力内容に基づき、普通口座と貯蓄口座との間の金融取引に必要な情報を通知する。例えば、依頼部232は、金融システム30に、普通口座から貯蓄口座への引き落としタイミング及び引き落とし額を通知する。
金融システム30は、口座の開設を依頼されると、貯蓄口座を開設し(S120)、開設した貯蓄口座の口座情報を金融取引管理装置20に通知する(S121)。ここで、金融取引管理装置20は、金融システム30から通知された貯蓄口座の口座情報に基づき、貯金箱情報222の更新を行う(S122)。以降、金融システム30は、金融取引管理装置20から通知された情報に基づき、普通口座と貯蓄口座との間の金融取引を行う(S123)。
このとき、図4に示すように、貯金箱情報222には、Aさんの口座に関する情報と、Bさんの口座に関する情報とが関連づけられて記憶される。貯金箱情報222の貯金箱IDは、関連づけ情報の一例である。例えば、貯金箱ID「A001」はユーザIDが「abc001」であるAさんの口座情報と、ユーザIDが「abc002」であるBさんの口座情報とを関連づける。
表示部12は、ユーザ端末10aの現在位置に基づいたポータル画面を表示するようにしてもよい。図8は、ポータル画面の一例を示す図である。図8に示すように、例えば、ユーザ端末10aの現在位置が住宅展示場等の特定のイベントに関する場所である場合、表示部12は、当該イベントの情報を表示するとともに、貯金箱選択画面を表示するためのアイコン122を表示してもよい。この場合、アイコン122がタップされると、表示部12は、貯金箱選択画面を表示する。
図9は、口座情報を提供する処理の一例を示すシーケンス図である。図9に示すように、まず、ユーザ端末10aの要求部151は、金融取引管理装置20に情報の取得を要求する(S201)。なお、要求部151は、Aさんの特定の操作に応じて情報の取得を要求してもよいし、金融取引管理装置20への認証要求と同時に情報の取得を要求してもよい。
次に、金融取引管理装置20の依頼部232は、貯金箱情報222を参照し(S202)、金融システム30に、口座情報の通知を依頼する(S203)。そして、金融システム30は、金融取引管理装置20に口座情報を通知する(S204)。金融取引管理装置20は、金融システム30から通知された貯蓄口座の口座情報に基づき、貯金箱情報222の更新を行う(S205)。このとき、例えば、金融取引管理装置20は、貯金箱情報222の現在額を、貯蓄口座の残高に更新する。
そして、提供部236は、貯金箱情報222をユーザ端末10aに提供する(S206)。次に、ユーザ端末10aの表示部12は、提供部236から提供された貯金箱情報222をポータル画面に表示する(S207)。
図10は、ポータル画面の一例を示す図である。図10に示すように、例えば、ポータル画面にはアイコン123が表示される。また、アイコン123がタップされると、表示部12は、貯金箱選択画面を表示する。また、アイコン123の近傍の領域には、貯金箱情報222の目標金額「¥500,000」、それぞれのユーザの現在額「¥100,000」及び「¥300,000」が表示される。また、現在額は、図10のようにユーザごとに表示してもよいし、合算した額を表示してもよい。
また、ユーザ端末10からの要求がない場合であっても、金融取引管理装置20は、所定のタイミングで金融システム30に、口座情報の通知を依頼する(S251)。そして、金融システム30は、金融取引管理装置20に口座情報を通知する(S252)。このとき、金融取引管理装置20の提供部236は、貯金箱情報222の目標額と、貯蓄口座の残高を合算した額とを比較する。そして、貯蓄口座の残高を合算した額が設定された目標額に到達したことが検出できた場合(S253:Yes)、提供部236は、ユーザ端末10a及びユーザ端末10bに貯金額が目標額に到達した旨の情報を提供する(S254)。一方、貯蓄口座の残高を合算した額が設定された目標額に到達したことが検出できなかった場合(S253:No)、提供部236は、ユーザ端末10への情報を行わない。
以上のように、金融取引管理装置20は、複数ユーザの口座開設の要求に応じて、複数ユーザに含まれる第1のユーザについて第1の口座の開設を金融システム30に依頼する。また、金融取引管理装置20は、複数ユーザに含まれる第2のユーザについて第2の口座の開設を金融システム30又は他の金融システムに依頼する。このため、金融取引管理装置20は、複数ユーザの口座を一括して管理することができる。
また、金融取引管理装置20は、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを対応づけて記憶部22に記憶することができる。このとき、金融取引管理装置20は、要求に応じて、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを統合した情報を提供する。このため、金融取引管理装置20は、複数の口座を1つの仮想口座として管理することができる。
また、第1の口座の情報と第2の口座の情報とを統合した情報は、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した情報とすることができる。このため、金融取引管理装置20は、複数のユーザが共有する仮想口座の管理を行うことができる。
また、金融取引管理装置20は、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した額についての目標額の設定を受け付けることができる。このとき、金融取引管理装置20は、第1の口座の残高と第2の口座の残高とを合算した額が、設定された目標額に到達したことの検出に応じて、第1のユーザ及び/又は第2のユーザに対応する通知先に通知する。このため、金融取引管理装置20は、複数のユーザが共有する仮想口座を使って貯金を行う場合に、仮想口座の管理を行うことができる。
また、金融取引管理装置20は、要求に応じて、第1の金融システムで管理される第1のユーザの口座と、第1の金融システム又は第2の金融システムで管理される第2のユーザの口座との関連づけ情報を記憶する記憶部22を参照することができる。そして、金融取引管理装置20は、第1の金融システムから第1のユーザの口座に関する情報を取得するとともに、第1の金融システム又は第2の金融システムから第2のユーザの口座に関する情報を取得することができる。このとき、金融取引管理装置20は、取得した第1のユーザの口座に関する情報と第2のユーザの口座に関する情報とを要求元に提供する、又は、取得した第1のユーザの口座に関する情報と第2のユーザの口座に関する情報とを統合した情報を要求元に提供する。このため、金融取引管理装置20は、資金を出し合って貯金を行う複数のユーザに、効率良く口座に関する情報の提供を行うことができる。このため、金融取引管理装置20は、複数ユーザの口座を一括して管理することができる。
[シミュレーションシステムの実施形態]
ここで、金融取引管理装置20に記憶された情報は、支払いのシミュレーションに利用可能である。以下、図面を参照して、実施形態にかかるシミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するシミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
実施形態にかかるシミュレーションシステムは、ユーザに関する情報及び設定された条件に基づいて、ローンに関する計算を行うことができる。例えば、実施形態にかかるシミュレーションシステムは、ユーザが住宅ローンを借りる場合の借入可能額及び金利を計算する。
図11は、実施形態にかかるシミュレーションシステムを説明する説明図である。図11に示すように、シミュレーションシステム2は、ユーザ端末10、シミュレーション装置40及び金融取引管理装置20を有する。
シミュレーションシステム2において、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10及び金融取引管理装置20とインターネット、LANなどの通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。また、金融取引管理装置20は、金融システム30と接続され、口座情報が同期されているものとする。また、ユーザ端末10、金融取引管理装置20及び金融システム30の基本的な構成は、これまで説明したものと同様である。
図11を用いて、シミュレーションシステム2を利用してローンの頭金を設定する場合の例について説明する。図11に示すように、シミュレーション装置40は、商品の情報を商品情報421として記憶しておく。例えば、商品が住宅である場合、シミュレーション装置40は、住宅ごとの立地、間取り及び価格等を記憶する。
図11に示すように、まず、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10に商品情報421から取得した商品の情報を提供する。そして、ユーザ端末10は、シミュレーション装置40に対し、シミュレーション開始を要求する。
このとき、シミュレーション装置40は、金融取引管理装置20の貯金箱情報222を参照し、頭金に設定可能な残高の有無を確認する。ここで、頭金に設定可能な残高とは、ユーザ端末10を利用しているユーザの貯金箱情報222であって、情報を提供している商品の購入を貯金目的とする貯金箱情報222の現在額であってよい。そして、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10に対し、貯金箱情報222の残高を頭金として設定してよいか否かを確認する。
ユーザ端末10は、残高の頭金への設定可否を入力する。そして、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10からの入力に基づいて頭金を表示する。例えば、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10から残高を頭金として設定することを許可することが入力された場合、貯金箱情報222の残高を頭金として表示する。一方、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10から、残高を頭金として設定することを許可しないことが入力された場合、貯金箱情報222の残高を頭金として表示せず、手動で入力された金額等を頭金として表示する。
図12は、実施形態にかかるシミュレーション装置の機能構成例を示すブロック図である。図12に示すように、シミュレーション装置40は、通信部41、記憶部42及び制御部43を有する。
通信部41は、ネットワークを介して、他の外部装置とデータ通信を実行する装置である。記憶部42は、例えば半導体メモリなどであり、商品情報421などの各種情報を記憶する。商品情報421は、商品の名称、価格等である。例えば、商品が住宅である場合、商品情報421は、住宅ごとの立地、間取り及び価格等である。
制御部43は、シミュレーション装置40における各種動作を制御する。制御部43は、判定部431、受付部432、設定部433、表示制御部434及び計算部435を有する。制御部43は、CPUやMPUなどによって実現できる。また、制御部43は、ASICやFPGAなどのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
判定部431は、ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部22を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する。例えば、口座情報は、貯金箱情報222を記憶する記憶部22から取得されるユーザの口座に関する情報である。また、例えば、第1の目的は、貯金箱情報222の貯金目的である。
また、判定部431は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定することができる。例えば、Aさんという1人のユーザに対応づけられた口座情報が存在しない場合であっても、Aさん及びBさんの2人のユーザに対応づけられた共有の口座情報が存在する場合、判定部431は、当該口座情報を第1の口座情報として判定することができる。
受付部432は、第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける。例えば、受付部432は、チャット欄に入力されたユーザのメッセージを介して入力を受け付けることができる。
設定部433は、判定部431が第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。例えば、第1の残高は、貯金箱情報222の現在額である。
さらに、設定部433は、適用された金利に応じて算出した利息の合計額を設定することができる。このとき、設定部433は、判定部431が第1の口座情報に含まれる第1の残高及び適用された金利に応じて算出した利息の合計額を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。
なお、設定部433は、金融システム30又は金融取引管理装置20に予め記憶されたユーザごとの金利を取得してもよい。また、設定部433は、入力された条件を基に所定の計算式を用いて金利を計算してもよい。
設定部433は、第1の口座情報が存在する場合であっても、ユーザの許可がない場合は第1の残高を頭金に設定しないようにしてもよい。この場合、設定部433は、受付部432が第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、記憶部22から取得した第1の残高を、シミュレーションの頭金に設定する。
また、第1の口座情報が存在しない場合、又はユーザによって第1の残高を頭金に設定することが許可されなかった場合、設定部433は、インタフェースに入力された金額をシミュレーションの頭金に設定する。
第1の口座情報は、複数ユーザによって共有されているものであってもよい。この場合、設定部433は、第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。
表示制御部434は、判定部431によって第1の口座情報が存在しないと判定された場合は、金額を入力可能なインタフェースをユーザ端末10の表示部12に表示させる。
また、表示制御部434は、受付部432によって第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースをユーザ端末10の表示部12に表示させる。なお、インタフェースは、ドラムロール及びテキストボックス等である。
計算部435は、設定された条件及び頭金を基に計算を行い、シミュレーションを実行する。例えば、計算部435は、設定された条件をパラメータとする所定の計算式を用いて借入限度額及び金利の計算を行うことができる。また、計算部435は、頭金、借入限度額及び金利を基に複利計算を行い、月々の支払い金額を計算することができる。
ここで、シミュレーションシステム2で用いられる貯金箱情報222について説明する。図13は、貯金箱情報を説明する説明図である。図13に示すように、貯金箱情報222には、例えば、ユーザ「abc001」と、貯金目的「My Home」と、口座番号が「003−1111111」である貯蓄口座の現在額「¥1,000,000」が対応づけられている。
また、貯金箱情報222には、ユーザ「abc002」及びユーザ「abc003」と、貯金目的「My Home」と、口座番号が「003−2222222」である貯蓄口座及び口座番号が「003−3333333」の現在額「¥4,000,000」が対応づけられている。
ここで、一例として、シミュレーションシステム2が住宅ローンのシミュレーションを行う場合の例について説明する。まず、商品情報を提供するため、表示制御部434は、ユーザ端末10の表示部12に住宅情報表示画面を表示させる。図14を用いて、住宅情報表示画面について説明する。図14は、住宅情報表示画面の一例を示す図である。
図14に示すように、住宅情報表示画面には、住宅の写真、類似する住宅の写真、立地、名称、間取り及び価格等が表示される。また、住宅情報表示画面には、詳細情報表示、価格相場、周辺環境といった追加の情報を表示する画面への遷移を行うためのボタンが表示される。また、住宅情報表示画面には、シミュレーション開始ボタン126が表示される。シミュレーション開始ボタン126がタップされると、表示制御部434は、表示部12にチャット画面を表示させる。
図15及び16を用いて、チャット画面について説明する。図15及び16は、チャット画面の一例を示す図である。図15に示すように、ユーザは、表示部12を介してチャット形式でメッセージを入力することにより、チャットボットからの質問に回答することができる。これにより、シミュレーション装置40は、ユーザが入力したメッセージを取得し、条件等を設定する。
チャット画面が表示された場合、まず、判定部431は、貯金箱情報222を参照し、ユーザの住宅購入を目的とした口座情報が存在するか否かを判定する。ここで、ユーザのユーザIDを「abc001」とすると、判定部431は、図13に示す貯金箱情報222を参照し、ユーザ「abc001」の、貯金目的が「My Home」である口座情報が存在することを確認する。
そして、判定部431によって口座情報が存在すると判定された場合、表示制御部434は、当該口座情報の残高を頭金に設定するか否かを確認するメッセージ127aを表示させる。さらに、メッセージ127aに対し、ユーザが肯定的なメッセージ127bを入力した場合、表示制御部434は、頭金として設定される残高の金額を示すメッセージ127cを表示させる。
さらに、図15に示すように、表示制御部434は、希望する月々の返済額、ボーナスの返済額及び金利タイプの入力をユーザに促すメッセージを表示させる。さらに、図16に示すように、表示制御部434は、ユーザの年齢、年収、勤務先、雇用形態、勤続年数、扶養家族の人数及び他社からの借り入れの有無といった情報の入力をユーザに促すメッセージを表示させる。
ここで、計算部435は、ユーザが入力したメッセージからシミュレーションのための条件を取得し、シミュレーションを実行する。計算部435が計算を実行している間、表示制御部434は、シミュレーションが実行中である旨のメッセージ127dを表示させる。そして、表示制御部434は、計算部435による計算が完了すると、シミュレーション結果を示すメッセージ127eを表示させる。
図17は、シミュレーションを実行する処理の一例を示すフローチャートである。図17に示すように、まず、判定部431は、目的にあった口座情報が存在するか否かを判定する(S301)。ここで、目的に合った口座情報が存在しない場合(S302:No)、受付部432は、インタフェースから頭金に設定する金額の入力を受け付ける(S303)。
目的に合った口座情報が存在する場合(S302:Yes)、さらに、受付部432は、口座情報の残高の頭金への設定を許可するか否かを受け付ける(S304)。ここで、残高を頭金への設定を許可しない入力を受け付けた場合(S305:No)、受付部432は、インタフェースから頭金に設定する金額の入力を受け付ける(S303)。
残高を頭金への設定を許可する入力を受け付けた場合(S305:Yes)、設定部433は、第1の口座情報に含まれる第1の残高又は第1の残高及び適用された金利に応じて算出した利息の合計額を頭金として取得し表示させる(S306)。そして、計算部435は、頭金を設定してシミュレーションを実行する(S307)。その後、ユーザ端末10の表示部12にシミュレーション結果を表示する(S308)。
図18は、残高を頭金として取得する処理の一例を示すフローチャートである。設定部433は、まず、頭金を0等に初期化する(S401)。次に、設定部433は、目的にあった口座のうち、残高を未取得の口座が存在する場合(S402:Yes)、当該未取得の口座の残高又は口座の残高及び適用された金利に応じて算出した利息の合計額を取得し頭金に加算する(S403)。残高を未取得の口座が存在しなくなった場合(S402:No)、設定部433は次の処理へ進む。
ここで、設定部433は、同じ目的の未取得の共有口座が存在している場合(S404:Yes)、当該未取得の共有口座の残高取得し頭金に加算する(S405)。残高を未取得の共有口座が存在しなくなった場合(S404:No)、設定部433は処理を終了する。なお、共有口座は、図13の「A012」に示すような、複数のユーザによって共有された口座情報である。
また、シミュレーション装置40は、優遇金利を設定することができる。ローン返済シミュレーション処理を実行する前に、シミュレーション対象ローン種別と同一目的の貯金箱預金が存在するかを判定部431がチェックする。存在する場合、判定部が優遇金利適用と判定し、計算部が標準金利からの一定的なマイナス処理(割引処理)を行い、優遇金利でのローン返済シミュレーション処理を実行する。
(変形例)
ここまで、シミュレーションシステム2が住宅ローンのシミュレーションを行う場合の例について説明した。変形例として、シミュレーションシステム2が中古車を購入するためのローンのシミュレーションを行う場合の例について説明する。
この場合、シミュレーション装置40の記憶部42は、商品情報421として車両情報を記憶する。図19は、車両情報を説明する説明図である。図19に示すように、車両情報には、車両IDごとに、車種、車両本体価格、年式、走行距離、車検、修復履歴、キズ・へこみ及びオプションがなどが格納されている。図19に示すように、車両情報には、車両IDが「V001」である車両の車種が「コンパクトA」、車両本体価格が「¥2,940,000」、年式が「2016年」、車検が「2020/3」、修復履歴が「なし」であることが格納されている。
さらに、車両情報には、車両IDが「V001」である車両のキズ・へこみとして、「左側ドア:線キズ、約3cm」等が格納されている。また、車両情報には、車両IDが「V001」である車両のオプションとして、「ルーフ:サンルーフ」等が格納されている。
住宅ローンの場合と同様に、シミュレーション装置40は、ユーザ端末10の表示部12に各種画面を表示させることで商品情報の提供及びシミュレーション結果の表示を行う。
判定部431は、ユーザ端末10の表示部12を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、第1の目的を所定のジャンルの商品の購入として、第1の口座情報が存在するか否かを判定する。例えば、中古車を購入するためのローンのシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、判定部431は、「My Car」を貯金目的とする口座情報が存在するか否かを判定する。
表示制御部434は、所定のジャンルの商品に関する情報をユーザ端末10の表示部12に表示させる。例えば、表示制御部434は、中古車に関する情報を表示させる。さらに、表示制御部434は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、ユーザ端末10の表示部12に、画像及び商品に関する情報を表示させる。また、表示制御部434は、商品の状態又はオプションに関する情報を画像に重畳させて表示させる。このため、表示制御部434は、車両の情報をAR(Augmented Reality)を使って車両の画像に重畳表示させることができる。
ここで、表示制御部434は、ユーザ端末10のカメラ機能等を介して入力された画像に、所定の中古車が含まれていることを認識した場合、当該中古車の車両情報を重畳表示させる。さらに、このとき、表示制御部434は、口座情報から取得した残高情報及び所定のメッセージを表示させることができる。
図20は、車両情報表示画面の一例を示す図である。図20に示すように、表示制御部434は、表示部12に車両情報表示画面を表示させる。車両情報表示画面には、車両の画像に重畳して、残高「¥3,000,000」及び車両本体価格「¥2,940,000」が表示される。さらに、残高が車両本体価格を上回っている場合、車両情報表示画面には、一括購入が可能であることを示すメッセージ「あなたはこの車に乗れますね!」が表示される。
さらに、表示制御部434は、車両情報表示画面に、車両情報の一覧、又は各車両情報の詳細を表示させることができる。図21は、車両情報表示画面の一例を示す図である。図21に示すように、車両情報表示画面には、車両情報の一覧が表示される。
また、例えば、車両情報のうち、キズ・へこみについて、表示制御部434は、該当する箇所を囲むように図形を重畳表示させることができる。例えば、「左側ドア:線キズ、約3cm」というキズ・へこみ情報について、表示制御部434は、左ドア近傍を囲む図形を表示させ、さらにキズのある箇所を強調表示させることができる。また、同様に、表示制御部434は、オプションに該当する箇所を表示させることができる。
さらに、図22に示すように、表示制御部434は、車両の画像とともにシミュレーション結果を表示させることができる。図22は、車両情報表示画面の一例を示す図である。
例えば、シミュレーション装置40は、車両情報表示画面の貯金箱のアイコンがスワイプされた場合に、口座情報の残高を頭金に設定してシミュレーションを開始することができる。そして、表示制御部434は、シミュレーション結果として、ローン元金、月々のお支払い金額、ローンお支払い額合計等を表示する。また、頭金が手動で入力された場合、シミュレーション装置40は、入力された頭金を設定し、再度シミュレーションを実行し、シミュレーション結果を更新する。
図23は、シミュレーションを実行する処理の一例を示すフローチャートである。図23に示すように、まず、判定部431は、目的にあった口座情報の残高を取得し(S501)、残高が購入金額を上回っているか否かを判定する(S502)。残高が購入金額を上回っている場合(S502:Yes)、表示制御部434は、購入可能である旨のメッセージを表示させる(S503)。
一方、残高が購入金額を上回っていない場合、表示制御部434は、購入金額等のシミュレーション情報を取得し(S504)、表示させる(S505)。ここで、目的にあった口座情報が存在しない場合(S506:No)、シミュレーション装置40は、頭金の入力を待機する(S511)。
一方、目的にあった口座情報が存在する場合、受付部432は所定の操作を受け付ける(S507)。このとき、受付部432が受け付ける操作は、アイコンのスワイプ及びボタンのクリック等であり、ユーザが残高を頭金に設定することを許可することを示す操作である。
計算部435は、受付部432によって操作が受け付けられると、残高を頭金に設定し(S508)、シミュレーションを実行する(S509)。表示制御部434は、シミュレーション結果を表示させる(S510)。ここで、頭金の入力が行われた場合(S511:Yes)、計算部435は、入力された頭金を用いてシミュレーションを実行する。
図24は、AR表示を実行する処理の一例を示すフローチャートである。まず、シミュレーション装置40は、対象物体を撮像して得た画像、または位置情報、もしくはその両方を用いて、表示情報を検索する(S601)。例えば、表示制御部434は、ユーザ端末10のカメラ機能等から車両を認識し、該当する車両情報がある場合、当該車両の車両情報を検索する。
表示する情報がない場合(S602:No)、シミュレーション装置40は処理を終了する。一方、表示する情報がある場合(S602:Yes)、表示制御部434は、重畳画像及び表示位置を取得し(S603)、重畳画像を対象画像に重畳して表示させる(S604)。例えば、表示制御部434は、キズのある箇所を囲む画像及びキズの位置を取得し、当該画像を車両の画像に重畳表示させる。
以上のように、シミュレーション装置40は、ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する。シミュレーション装置40は、第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。これにより、シミュレーション装置40は、ユーザによるシミュレーション条件の入力を省略することができる。
シミュレーション装置40は、第1の残高を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける。シミュレーション装置40は、第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、記憶部から取得した第1の残高を、シミュレーションの頭金に設定する。これにより、シミュレーション装置40は、ユーザの要望に応じて頭金を設定することができる。
シミュレーション装置40は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する。シミュレーション装置40は、第1の口座情報が存在すると判定した場合、第1の口座情報に含まれる複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する。これにより、シミュレーション装置40は、複数ユーザによる共同購入のシミュレーションを行う場合であっても、頭金の入力を省略することができる。
シミュレーション装置40は、第1の口座情報が存在しないと判定された場合は、金額を入力可能なインタフェースをユーザ端末10の表示部12に表示させる。シミュレーション装置40は、第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースをユーザ端末10の表示部12に表示させる。シミュレーション装置40は、インタフェースに入力された金額をシミュレーションの頭金に設定する。これにより、シミュレーション装置40は、頭金を手動で設定することができる。
シミュレーション装置40は、ユーザ端末10の表示部12を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、第1の目的を所定のジャンルの商品の購入として、第1の口座情報が存在するか否かを判定する。これにより、シミュレーション装置40は、複数のジャンルに対応したシミュレーションを行うことができる。
シミュレーション装置40は、所定のジャンルの商品に関する情報をユーザ端末10の表示部12に表示させる。シミュレーション装置40は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、ユーザ端末10の表示部12に、画像及び商品に関する情報を表示させる。シミュレーション装置40は、商品の状態又はオプションに関する情報を画像に重畳させて表示させる。これにより、シミュレーション装置40は、商品情報をARを使って直感的に表示させることができる。
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
また、金融取引管理装置20及びシミュレーション装置40で行われる各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。また、金融取引管理装置20及びシミュレーション装置40で行われる各種処理機能は、クラウドコンピューティングにより、複数のコンピュータが協働して実行してもよい。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図25は、実施形態にかかる金融取引管理装置20のハードウエア構成例を示すブロック図である。なお、シミュレーション装置40のハードウエア構成例についても、図25と同様のものとすることができる。
図25に示すように、金融取引管理装置20は、各種演算処理を実行するCPU501と、データ入力を受け付ける入力装置502と、モニタ503と、スピーカ504とを有する。また、金融取引管理装置20は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置505と、各種装置と接続するためのインタフェース装置506と、有線又は無線により外部機器と通信接続するための通信装置507とを有する。また、金融取引管理装置20は、各種情報を一時記憶するRAM508と、ハードディスク装置509とを有する。また、金融取引管理装置20内の各部(501〜509)は、バス510に接続される。
ハードディスク装置509には、上記の実施形態で説明した認証部231、依頼部232、受付部233、通知部234、取得部235及び提供部236を実行するためのプログラム511が記憶される。また、ハードディスク装置509には、プログラム511が参照する各種データ512(認証情報221及び貯金箱情報222など)が記憶される。入力装置502は、例えば、金融取引管理装置20の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ503は、例えば、操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置506は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置507は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU501は、ハードディスク装置509に記憶されたプログラム511を読み出して、RAM508に展開して実行することで、各種の処理を行う。なお、プログラム511は、ハードディスク装置509に記憶されていなくてもよい。例えば、金融取引管理装置20が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム511を読み出して実行するようにしてもよい。金融取引管理装置20が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラム511を記憶させておき、金融取引管理装置20がこれらからプログラム511を読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数ユーザの口座開設の要求に応じて、
前記複数ユーザに含まれる第1のユーザについて第1の口座の開設を金融システムに依頼するとともに、前記複数ユーザに含まれる第2のユーザについて第2の口座の開設を前記金融システム又は他の金融システムに依頼する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする口座開設支援プログラム。
(付記2)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを対応づけて記憶部に記憶し、
要求に応じて、前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報を提供する、
ことを特徴とする付記1記載の口座開設支援プログラム。
(付記3)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報は、前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した情報である、
ことを特徴とする付記1記載の口座開設支援プログラム。
(付記4)前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額についての目標額の設定を受け付け、
前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額が、設定された前記目標額に到達したことの検出に応じて、前記第1のユーザ及び/又は前記第2のユーザに対応する通知先に通知する、
ことを特徴とする付記1記載の口座開設支援プログラム。
(付記5)要求に応じて、第1の金融システムで管理される第1のユーザの口座と、前記第1の金融システム又は第2の金融システムで管理される第2のユーザの口座との関連づけ情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1の金融システムから前記第1のユーザの口座に関する情報を取得するとともに、前記第1の金融システム又は前記第2の金融システムから第2のユーザの口座に関する情報を取得し、
取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを要求元に提供する、又は、取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを統合した情報を要求元に提供する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする口座情報の提供プログラム。
(付記6)複数ユーザの口座開設の要求に応じて、
前記複数ユーザに含まれる第1のユーザについて第1の口座の開設を金融システムに依頼するとともに、前記複数ユーザに含まれる第2のユーザについて第2の口座の開設を前記金融システム又は他の金融システムに依頼する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする口座開設支援方法。
(付記7)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを対応づけて記憶部に記憶し、
要求に応じて、前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報を提供する、
ことを特徴とする付記6記載の口座開設支援方法。
(付記8)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報は、前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した情報である、
ことを特徴とする付記6記載の口座開設支援方法。
(付記9)前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額についての目標額の設定を受け付け、
前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額が、設定された前記目標額に到達したことの検出に応じて、前記第1のユーザ及び/又は前記第2のユーザに対応する通知先に通知する、
ことを特徴とする付記6記載の口座開設支援方法。
(付記10)要求に応じて、第1の金融システムで管理される第1のユーザの口座と、前記第1の金融システム又は第2の金融システムで管理される第2のユーザの口座との関連づけ情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1の金融システムから前記第1のユーザの口座に関する情報を取得するとともに、前記第1の金融システム又は前記第2の金融システムから第2のユーザの口座に関する情報を取得し、
取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを要求元に提供する、又は、取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを統合した情報を要求元に提供する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする口座情報の提供方法。
(付記11)複数ユーザの口座開設の要求に応じて、
前記複数ユーザに含まれる第1のユーザについて第1の口座の開設を金融システムに依頼するとともに、前記複数ユーザに含まれる第2のユーザについて第2の口座の開設を前記金融システム又は他の金融システムに依頼する依頼部を有することを特徴とする金融取引管理装置。
(付記12)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを対応づけて記憶する記憶部と、
要求に応じて、前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報を提供する提供部と、
をさらに有することを特徴とする付記11記載の金融取引管理装置。
(付記13)前記第1の口座の情報と前記第2の口座の情報とを統合した情報は、前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した情報である、
ことを特徴とする付記11記載の金融取引管理装置。
(付記14)前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額についての目標額の設定を受け付ける受付部と、
前記第1の口座の残高と前記第2の口座の残高とを合算した額が、設定された前記目標額に到達したことの検出に応じて、前記第1のユーザ及び/又は前記第2のユーザに対応する通知先に通知する通知部と、
をさらに有することを特徴とする付記11記載の金融取引管理装置。
(付記15)要求に応じて、第1の金融システムで管理される第1のユーザの口座と、前記第1の金融システム又は第2の金融システムで管理される第2のユーザの口座との関連づけ情報を記憶する記憶部を参照して、前記第1の金融システムから前記第1のユーザの口座に関する情報を取得するとともに、前記第1の金融システム又は前記第2の金融システムから第2のユーザの口座に関する情報を取得する取得部と、
取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを要求元に提供する、又は、取得した前記第1のユーザの口座に関する情報と前記第2のユーザの口座に関する情報とを統合した情報を要求元に提供する提供部と、
を有することを特徴とする金融取引管理装置。
(付記16)ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーション支援プログラム。
(付記17)前記第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける処理をさらに実行させ、
前記設定する処理は、前記第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、前記記憶部から取得した前記第1の残高を、前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記16に記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記18)前記判定する処理によって前記第1の口座情報が存在しないと判定された場合、又は前記受け付ける処理によって前記第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースを表示部に表示させ、
前記設定する処理は、前記インタフェースに入力された金額を前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記17に記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記19)前記判定する処理は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
前記設定する処理は、前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる前記複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記16に記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記20)所定のジャンルの商品に関する情報を表示部に表示させ、
前記表示部を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、前記判定する処理は、前記第1の目的を前記所定のジャンルの商品の購入として、前記第1の口座情報が存在するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記16から19のいずれか1つに記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記21)前記情報を表示させる処理は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、前記表示部に、前記画像及び前記商品に関する情報を表示させる、ことを特徴とする付記20に記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記22)前記情報を表示させる処理は、前記商品の状態又はオプションに関する情報を前記画像に重畳させて表示させる、
ことを特徴とする付記21に記載のシミュレーション支援プログラム。
(付記23)ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするシミュレーション支援方法。
(付記24)前記第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける処理をさらに実行し、
前記設定する処理は、前記第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、前記記憶部から取得した前記第1の残高を、前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記23に記載のシミュレーション支援方法。
(付記25)前記判定する処理によって前記第1の口座情報が存在しないと判定された場合、又は前記受け付ける処理によって前記第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースを表示部に表示させ、
前記設定する処理は、前記インタフェースに入力された金額を前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記24に記載のシミュレーション支援方法。
(付記26)前記判定する処理は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
前記設定する処理は、前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる前記複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記23に記載のシミュレーション支援方法。
(付記27)所定のジャンルの商品に関する情報を表示部に表示させ、
前記表示部を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、前記判定する処理は、前記第1の目的を前記所定のジャンルの商品の購入として、前記第1の口座情報が存在するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記23から26のいずれか1つに記載のシミュレーション支援方法。
(付記28)前記情報を表示させる処理は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、前記表示部に、前記画像及び前記商品に関する情報を表示させる、ことを特徴とする付記27に記載のシミュレーション支援方法。
(付記29)前記情報を表示させる処理は、前記商品の状態又はオプションに関する情報を前記画像に重畳させて表示させる、
ことを特徴とする付記28に記載のシミュレーション支援方法。
(付記30)ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する判定部と、
前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する設定部と、
を有することを特徴とするシミュレーション装置。
(付記31)前記第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける受付部をさらに有し、
前記設定部は、前記受付部が前記第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、前記記憶部から取得した前記第1の残高を、前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記30に記載のシミュレーション装置。
(付記32)前記判定部によって前記第1の口座情報が存在しないと判定された場合、又は前記受付部によって前記第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースを表示部に表示させる表示制御部をさらに有し、
前記設定部は、前記インタフェースに入力された金額を前記シミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記31に記載のシミュレーション装置。
(付記33)前記判定部は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
前記設定部は、前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる前記複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
ことを特徴とする付記30に記載のシミュレーション装置。
(付記34)前記表示制御部は、所定のジャンルの商品に関する情報を表示部に表示させ、
前記表示部を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、前記判定部は、前記第1の目的を前記所定のジャンルの商品の購入として、前記第1の口座情報が存在するか否かを判定する、
ことを特徴とする付記30から33のいずれか1つに記載のシミュレーション装置。
(付記35)前記表示制御部は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、前記表示部に、前記画像及び前記商品に関する情報を表示させる、
ことを特徴とする付記34に記載のシミュレーション装置。
(付記36)前記表示制御部は、前記商品の状態又はオプションに関する情報を前記画像に重畳させて表示させる、
ことを特徴とする付記35に記載のシミュレーション装置。
1…金融取引管理システム
2…シミュレーションシステム
10、10a、10b…ユーザ端末
11…入力部
12…表示部
13、21、41…通信部
14、22、42…記憶部
15、23、43…制御部
20…金融取引管理装置
30…金融システム
40…シミュレーション装置
151…要求部
221…認証情報
222…貯金箱情報
231…認証部
232…依頼部
233、432…受付部
234…通知部
235…取得部
236…提供部
421…商品情報
431…判定部
433…設定部
434…表示制御部
435…計算部

Claims (9)

  1. ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
    前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーション支援プログラム。
  2. 前記第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定することを許可するか否かの入力を受け付ける処理をさらに実行させ、
    前記設定する処理は、前記第1の残高を頭金に設定することを許可する入力を受け付けた場合、前記記憶部から取得した前記第1の残高を、前記シミュレーションの頭金に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション支援プログラム。
  3. 前記判定する処理によって前記第1の口座情報が存在しないと判定された場合、又は前記受け付ける処理によって前記第1の残高を頭金に設定することを許可しない入力が受け付けられた場合は、金額を入力可能なインタフェースを表示部に表示させ、
    前記設定する処理は、前記インタフェースに入力された金額を前記シミュレーションの頭金に設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシミュレーション支援プログラム。
  4. 前記判定する処理は、複数のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
    前記設定する処理は、前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる前記複数のユーザそれぞれの口座の残高の合計を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション支援プログラム。
  5. 所定のジャンルの商品に関する情報を表示部に表示させ、
    前記表示部を介してシミュレーションを開始する操作を受け付けた場合、前記判定する処理は、前記第1の目的を前記所定のジャンルの商品の購入として、前記第1の口座情報が存在するか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシミュレーション支援プログラム。
  6. 前記情報を表示させる処理は、入力された画像に所定の商品が含まれていることを認識した場合、前記表示部に、前記画像及び前記商品に関する情報を表示させる、ことを特徴とする請求項5に記載のシミュレーション支援プログラム。
  7. 前記情報を表示させる処理は、前記商品の状態又はオプションに関する情報を前記画像に重畳させて表示させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシミュレーション支援プログラム。
  8. ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定し、
    前記第1の口座情報が存在すると判定した場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするシミュレーション支援方法。
  9. ユーザと口座の残高と貯金の目的とが対応づけられた口座情報を記憶する記憶部を参照し、第1のユーザ及び第1の目的に対応づけられた第1の口座情報が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記第1の口座情報が存在すると判定された場合、前記第1の口座情報に含まれる第1の残高を前記第1の目的の支払いシミュレーションの頭金に設定する設定部と、
    を有することを特徴とするシミュレーション装置。
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