JP2017188111A - 資産運用・債務返済シミュレーション生成装置、プログラム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画をシミュレーションの形で生成する。【解決手段】入力情報に基づいて、顧客が設定した資産運用及び債務返済の目標を達成するためのシミュレーション情報を生成する投資運用支援サーバ10が、資産運用の目標となる貯蓄金額及び運用期間を含む所定の資産運用情報を入力可能に表示する資産運用情報入力表示手段13と、債務返済の目標となる借入金額及び返済期間を含む所定の債務返済情報を入力可能に表示する債務返済情報入力表示手段14と、入力操作に応じて入力された資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、顧客端末30において視認可能に表示させるシミュレーション情報生成表示手段15を備え、シミュレーション情報生成表示手段15が、入力された資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成する構成としてある。【選択図】図1

Description

本発明は、金融商品に対する投資・運用等を支援する技術に関し、特に、金融機関等が顧客に対して投資や融資に係るアドバイスや提案を行う業務を支援する投資運用提案システムに適用して有効な資産運用・債務返済シミュレーション生成装置と、それに用いられるプログラム及び方法に関する。
一般に、銀行や証券会社などの金融機関等においては、個人投資家等の顧客(ユーザ)に対して投資や資産運用,融資等に係るアドバイスや提案などを業務として行っており、このような業務を情報処理システムにより支援する仕組みも提案されている。
また近年では、このような投資や運用の支援、ポートフォリオ管理等を自動的に行う「ロボ・アドバイザー」と呼ばれる資産管理サービスが欧米を中心に広がってきている。
「ロボ・アドバイザー」サービスとしては、例えば米国Hedgeable社が提供するサービス(https://www.hedgeable.com/)が知られている。
このような「ロボ・アドバイザー」サービスでは、顧客がWeb上のアプリケーション画面を介して投資目的や運用方針、資産状況等に関するいくつかの質問に答えていくことで、その回答内容等に応じてその顧客に好適なものとして推奨されるポートフォリオが提示されるようになっている。そして、顧客がそのポートフォリオによって資産運用することを選択すると、当該ポートフォリオに沿って資産が自動運用される。
また、推奨するポートフォリオの提案や、ポートフォリオに沿った自動運用に関連する技術としては、例えば特許文献1には、予め定めた運用期間に対して複数の金融商品を組み合わせてポートフォリオを提示する方法が開示されている。
この特許文献1記載の方法では、商品に関わる市場価格の変動シナリオを前もって系統的に複数設定し、変動シナリオを表すパラメータと市場の特性を表すパラメータとを用いて、複数の変動シナリオのそれぞれに対して将来における損益シミュレーションを行い、絞り込まれたポートフォリオの集合から最適ポートフォリオを構成して提示するようになっている。
また、例えば特許文献2には、資産運用と住宅ローンを組み合わせる発想に基づき、顧客に「資産運用をサービスとして付帯した住宅」を販売することにより、資産運用の平均運用益と住宅ローンの返済金額の均衡を図る資金計画を提案する住宅ローン支援システムが開示されている。
この特許文献2のシステムによれば、資産運用の運用成績が良好な場合は、住宅の実質取得価格が無料となる効果が期待できることで、顧客の購買意欲を高め、集客、営業、契約を有利に展開し、販売を促進することができるというものである。
特開2000−293569号公報 特表2014−525062号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来の推奨ポートフォリオを提案するシステムは、単に金融商品の組み合わせや推奨のポートフォリオが提示されるだけに過ぎず、例えば、積立や貯蓄と住宅ローンとを組み合わせたトータルの資産形成をシミュレーションして顧客に提示するようなことはできなかった。
投資や資産運用を行おうとする場合、特に個人の投資家が行う投資・資産運用は、単に漠然とした利殖を目的とする場合もあるが、より具体的な目標・ゴールを想定して投資を検討することも少なくない。
例えば、ライフステージに合わせて、将来的に不動産を購入するために数年後を目標に頭金として一定の金額を貯め、あるいは、高級自動車を購入するための頭金を数年以内に貯め、一定の金額が貯まった時点で、残りはローンを組んで住宅や車を早期に購入する、というように、資産運用とローン返済を組み合わせた具体的な目標を想定した資産形成を検討することがある。
そして、そのような場合には、目標達成のために総額でどれくらいの資金が必要となり、そのうちのいくらを資産運用によって調達し、いくらをローン返済で対応すれば良いのか、その場合に、月々の積立額や返済額、積立期間や返済期間はどうなるのかといった、資産運用と債務返済のトータルの計画が一つのシミュレーションとして示されることが望ましい。
また、その場合に、提示されたシミュレーション中で、積立や返済の金額や期間等を任意に変更・再設定して、複数のシミュレーション結果を生成して、比較・対照できることがより望ましい。
ところが、上述した特許文献1に開示されている技術では、単に漠然とした金融商品の組み合わせや推奨のポートフォリオが提示されるだけに過ぎず、上記のような個人ユーザ等が想定する、資産運用とローン返済を組み合わせた具体的な目標達成のための資産運用・債務返済をトータルの資産形成計画としてシミュレーションするようなことはできなかった。
すなわち、これまでは、資産運用は資産運用で、債務返済は債務返済で、それぞれ分離・独立した資産運用計画や債務返済計画が用意されるだけで、例えばマンション購入という一つの目標に対して、資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画として、その投資や返済の計画を一つのシミュレーションとして提示できるような技術は存在していなかった。
また、特許文献2に開示されているのは、住宅業者が顧客に資産運用を目的とした金融商品を付帯した住宅を販売することを提案するもので、上述のように住宅等の購入を目標とするユーザに対して、資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画のシミュレーションを提示するようなことはできなかった。
すなわち、引用文献2は、単に新たな金融商品の一種をアイディアとして提案するものに過ぎず、ユーザが設定した任意の目標に対する資産運用や債務返済のためのシミュレーションを行うようなことは全く想定されていなかった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであり、ユーザが設定した任意の目標に対して、資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画をシミュレーションとして生成・提示することができ、また、資産運用と債務返済の条件を任意に設定・変更することで、同一目標に対して複数のシミュレーションを簡単に生成・表示させることができる、個人投資家向けの投資運用提案システム等に好適な、資産運用・債務返済シミュレーション生成装置とそれに用いられるプログラム及び方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置は、入力情報に基づいて、顧客が設定した資産運用及び債務返済の目標を達成するためのシミュレーション情報を生成する情報処理装置であって、前記資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を入力可能に表示する資産運用情報入力表示手段と、前記債務返済の目標となる、借入金額及び返済期間を少なくとも含む所定の債務返済情報を入力可能に表示する債務返済情報入力表示手段と、入力操作に応じて入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、所定の表示手段において視認可能に表示させるシミュレーション情報生成表示手段と、を備え、前記シミュレーション情報生成表示手段が、入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成する構成としてある。
また、本発明は、上記のような本発明に資産運用・債務返済シミュレーション生成装置で実行される資産運用・債務返済シミュレーション生成プログラムとして構成することができる。
さらに、本発明は、上記のような本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置及びプログラムによって実施可能な資産運用・債務返済シミュレーション生成方法として構成することもできる。
本発明によれば、ユーザが設定した任意の目標に対して、資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画をシミュレーションとして生成・提示することができる。
また、資産運用と債務返済の条件を任意に設定・変更することで、同一目標に対して複数のシミュレーションを簡単に生成・表示させることができる。
これによって、投資家の多様なニーズ等に柔軟に対応した、特に個人投資家向けの投資運用提案システム等を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を備えたシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置におけるシミュレーション生成の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置においてシミュレーション生成に際して生成・表示される表示画面の一例であり、ユーザに資産運用・債務返済の具体的な目標となるゴールリストを選択可能に提示する画面である。 図3に引き続いて、ゴールリストから選択されたカテゴリー(不動産)に属するより具体的なゴールリストを選択可能に提示する画面である。 図4に引き続いて、ユーザが選択したゴールに対する目標金額と目標達成予定・借入金額と返済期間を入力させる画面である。 図5に引き続いて、入力された目標金額と目標達成予定・借入金額と返済期間を確認可能に表示するとともに、目標の追加・削除を選択可能に提示する画面である。 図6に引き続いて、ユーザに対してヒアリング情報を入力させる表示画面であり、ユーザの年齢と性別を回答させる画面である。 図7に引き続いて、ユーザに対してヒアリング情報を入力させる表示画面であり、初期投資する資金額を回答させる画面である。 図8に引き続いて、ユーザに対してヒアリング情報を入力させる表示画面であり、毎月積立投資する金額を回答させる画面である。 図9に引き続いて、ユーザに対してヒアリング情報を入力させる表示画面であり、資金運用する期間を回答させる画面である。 図10に引き続いて、ユーザに対してヒアリング情報を入力させる表示画面であり、保有する金融資産に対する投資額の割合を回答させる画面である。 図11に引き続いて、ユーザに資産運用のリスク許容度を選択させる画面である。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置においてシミュレーション生成に際して生成・表示される表示画面の一例であり、ユーザが入力した目標情報及びヒアリング情報に基づいて生成した投資・返済計画のシミュレーションを提示する画面である。 図13で提示されたシミュレーションの投資計画に対応するポートフォリオを提示する画面である。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を変更することにより、債務返済の返済期間を変えずに借入金額を変更する場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を変更することにより、債務返済の借入金額と返済期間の双方を変更する場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を複数設定し、借入金額を前倒し返済した場合に、債務返済の返済期間を変えずに借入金額を変更した場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を複数設定し、借入金額を前倒し返済した場合に、債務返済の借入金額と返済期間の双方を変更した場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、図15のシミュレーション中に、債務返済の借入金額及び返済期間に対応する不動産価値のシミュレーションを重ねて生成する場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、図19のシミュレーションにおいて、不動産を売却して借入金額の残金を全額返済した場合のシミュレーションを示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、図15のシミュレーションにおいて、債務返済の返済期間の開始を変更した場合を示している。 本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置においてシミュレーション生成に際して生成・表示される表示画面の一例であり、本発明に係る顧客端末がスマートフォンの場合の一例を示している。 図22に示す顧客端末がスマートフォンの場合の表示画面の一例であり、ユーザが入力した目標情報及びヒアリング情報に基づいて生成した投資・返済計画のシミュレーションを提示する画面である。 図23の表示画面において、運用・返済期間を変更することにより、それに連動して自己資金と借入金額が変更される場合を示している。 図23の表示画面において、目標貯蓄額を変更することにより、それに連動して自己資金が変更される場合を示している。 図23の表示画面において、運用・返済期間と目標貯蓄額を変更することにより、それに連動して自己資金と借入金額が変更される場合を示している。 図24の表示画面において表示・設定された投資・返済計画のシミュレーションに基づいて、ローン商品の選択・条件設定を行う場合の画面遷移を示している。 図27から引き続いて表示された投資・返済計画のシミュレーションの表示画面において、ローン返済期間を変更することにより、それに連動して月々返済額が変更される場合を示している。
以下、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
ここで、以下に示す本発明の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示す本発明に係る所定の処理や機能等を行わせることができる。すなわち、本発明における各処理や手段,機能は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。また、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置は、単一の情報処理装置(例えば1台のパーソナルコンピュータ等)で構成することもでき、複数の情報処理装置(例えば複数台のサーバコンピュータ群等)で構成することもできる。
[システム構成]
図1に、本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を備えたシステム構成を示す。
同図に示す本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を備えたシステムは、投資運用支援サーバ10と、金融機関20に備えられる投資運用アプリ21・金融機関システム22と、顧客端末30と、販売会社40に備えられる販社装置41,金融機関基幹システム50を備えた投資運用提案システム1として構成されている。
これら投資運用提案システム1を構成する投資運用支援サーバ10,金融機関20(投資運用アプリ21・金融機関システム22),顧客端末30,販売会社40(販社装置41),金融機関基幹システム50は、例えばインターネット等の所定のネットワークを介して、相互にデータ通信可能に接続される。
[投資運用支援サーバ10]
投資運用支援サーバ10は、入力情報に基づいて顧客が設定した目標達成のための資産運用・債務返済のプランを提案するシミュレーション情報を生成する本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置となる情報処理装置によって構成されている。
具体的には、投資運用支援サーバ10は、例えば1又は2以上のサーバコンピュータや、クラウドコンピューティングサービス上に構築された1又は2以上の仮想サーバからなるサーバシステム等によって構成することができる。
この投資運用支援サーバ10には、図示しないOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System)などが備えられ、サーバコンピュータとして運用されるようになっている。
そして、投資運用支援サーバ10には、Webサーバプログラムなどのミドルウェア上で稼働するソフトウェアとして実装される投資運用API11が備えられている。
投資運用API11は、1又は2以上の金融機関20(20a,20b・・・20n)に対して、インターネット等のネットワークを介して、API(Application Programming Interface)という形で利用可能なアプリケーションを公開、提供する。
これにより、各金融機関20では、投資家や顧客(以下「ユーザ」という)に対して資産運用の提案,アドバイス等のサービスを提供するために運用するアプリケーションプログラムである投資運用アプリ21(21a,21b・・・21n)を介して投資運用API11を呼び出すことにより、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置の機能を実行させることができる。
また、投資運用支援サーバ10には、データベース等として実装される投資運用支援データウェアハウス(DWH)12が備えられている。
投資運用支援DWH12は、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置の運用に必要となる所定の情報を取得・蓄積する記憶手段である。
具体的には、投資運用支援DWH12は、各種の情報リソースとして、各金融機関20が販売する投資商品の情報や、住宅ローン等の融資商品の情報、当該金融機関20のユーザの属性情報、口座取引の履歴情報、アクセス履歴の情報などが記憶されている。
また、投資運用支援DWH12には、後述するシミュレーション情報に基づいて取得・形成された資産(例えば不動産,自動車など)についての、資産価値(図19,20参照)を査定・算出するための資産価値査定情報なども記憶されるようになっている。
また、投資運用支援DWH12には、上述した投資運用API11の実装・運用に必要となる所定の情報が格納され、投資運用API11の実行に伴って随時必要な情報が読み出され、記憶・更新される。
具体的には、金融機関20側で資産運用のために用意されたリスク水準に応じたポートフォリオや資産シミュレーションについての情報が、投資運用支援DWH12に金融機関別の情報として記憶・保持される。
また、金融機関20側で例えば住宅ローンや自動車ローンなどの融資商品として用意された債務返済についての情報(例えば金利や融資限度額,返済期間,返済方法,ローンシミュレータ等)が、投資運用支援DWH12に金融機関別の情報として記憶・保持される。
なお、このように投資運用支援DWH12に蓄積される情報は、例えば金融機関20が有する勘定系・情報系の情報処理システムとなる自前の金融機関システム22や、複数の金融機関20に対して勘定系・情報系の情報処理システムを提供する金融機関基幹システム50から、日次処理等により定期的に抽出して、投資運用支援DWH12で取得、蓄積することができる(図1参照)。
また、金融機関20が連携できる自前の情報処理システムや外部の基幹システム等を有していない場合には、例えば手動で各種情報を投資運用支援DWH12に登録・蓄積することもできる。また、例えば外部のデータソース等から銘柄毎の過去の値動きや格付け等の実績情報、公定歩合や貸出金利の変動情報等を取得して蓄積することもできる。
さらに、投資運用支援DWH12に蓄積された情報は、投資運用API11を介して、他のプログラム(例えば金融機関20の投資運用アプリ21)において取得・参照することができる。
そして、以上のような投資運用支援サーバ10に備えられる投資運用API11は、具体的には、図1に示すように、資産運用情報入力表示手段13,債務返済情報入力表示手段14,シミュレーション情報生成表示手段15,顧客情報送信手段16として機能するように構成されている。
資産運用情報入力表示手段13は、ユーザの資産運用の目標情報やヒアリング情報となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を、ユーザ側の顧客端末30において入力可能に表示する手段である。
債務返済情報入力表示手段14は、ユーザの債務返済の目標情報やヒアリング情報となる、借入金額及び返済期間を少なくとも含む所定の債務返済情報を、ユーザ側の顧客端末30において入力可能に表示する手段である。
シミュレーション情報生成表示手段15は、顧客端末30においてユーザの入力操作に応じて入力された上記の資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、ユーザ側の表示手段において視認可能に表示させる手段である。
具体的には、シミュレーション情報生成表示手段15は、顧客が設定した目標金額を目標期間内に貯蓄するための資産運用計画を生成する資産シミュレータとして機能するとともに、顧客が設定した借入金額を返済期間内に完済するための債務返済計画を生成するローンシミュレータとして機能するものである。
そして、シミュレーション情報生成表示手段15は、ユーザ等によって入力された一又は二以上の資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、資産運用計画と債務返済計画とを一体的に構築した単一のシミュレーション情報を生成するようになっている。
ここで、本発明に係る「シミュレーション情報」とは、ユーザの資産運用に対して提示する資産運用と債務返済の予定・計画を示す情報であり、例えば資産運用の目標金額を目標達成予定日までに到達させるための投資計画を示すグラフや表・ポートフォリオ、債務返済の返済金額を返済期限までに完済させるための返済計画を示すグラフや表、資産を複数の金融商品に分散して投資する場合の各金融商品の組み合わせやその比率を示すグラフや表などをいう(図13〜21等参照)。
そして、本発明に係るシミュレーション情報は、上記のとおり、一又は二以上の資産運用及び債務返済の計画が、単一のグラフ等に一体的に組み込まれた一つのシミュレーション情報として生成されることを特徴とするものである。
本実施形態に係るシミュレーション情報の詳細については、図13〜21を参照しつつ後述する。
顧客情報送信手段16は、上記のシミュレーション情報生成表示手段15で生成されたシミュレーション情報に含まれる複数の目標情報の少なくとも一つに関連する外部装置として、後述する販売会社40の販社装置41に対して、生成されたシミュレーション情報に係るユーザ等に関する所定情報を送信する手段である。
以上のような本実施形態に係る投資運用API11で実現される各手段の具体的な機能・動作については、顧客端末30に出力・表示される表示画面例を参照しつつ後述する(図2〜21参照)。
[金融機関20・金融機関基幹システム50]
金融機関20は、例えば銀行や証券会社などの金融機関・投資法人等であって、投資運用支援サーバ10とデータ通信可能に接続される情報処理装置が備えられ、その情報処理装置において投資運用アプリ21が実装・運用されるようになっている。
図1に示す例では、複数の金融機関20a,20b・・・20nにおいて、それぞれ、投資運用アプリ21a,21b・・・21nが運用できるようになっている。
各金融機関20では、それぞれ投資運用アプリ21を介して、上述した投資運用支援サーバ10の投資運用API11から提供されるアプリケーションを実行できるようなっている。これにより、各金融機関20では、それぞれ自己のユーザに対して資産運用や住宅ローンなどの提案,アドバイス等のサービスを提供するためのアプリケーションプログラムとして投資運用アプリ21(21a,21b・・・21n)を介して投資運用API11を呼び出して、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置の機能を実行させることができる。
また、各金融機関20は、自前の金融機関システム22を備えるか、あるいは、外部の金融機関基幹システム50によって、各金融機関20が販売する投資商品や融資商品の情報や、当該金融機関20のユーザの属性情報、口座取引の履歴情報、アクセス履歴の情報などが記憶・管理されている。
図1に示す例では、金融機関A20a及び金融機関B20bは、それぞれ自前の金融機関システムA22a及び金融機関システムB22bが備えられ、金融機関N20nについては外部の金融機関基幹システム50が備えられている。
これら金融機関システム22・金融機関基幹システム50は、対応する金融機関20が有する勘定系・情報系の情報処理システムとして構成されている。
また、金融機関基幹システム50は、例えば1又は2以上の金融機関の外部委託に応じて当該金融機関のデータシステムの運用を業務として請け負う、所謂システム・インテグレーターと呼ばれる情報システム企業が所有する巨大なサーバシステム群によって構成・運用される。このような金融機関基幹システム50としては、例えば株式会社野村総合研究所が運用する、証券基幹系システム(STAR(登録商標))、銀行の金融商品仲介システム(BESTWAY(登録商標))などが知られている。
[顧客端末30]
顧客端末30は、上述した金融機関20のユーザ(顧客・投資家)が利用可能な情報処理装置であり、例えばユーザが自己所有するPCや携帯端末,スマートフォン(図31参照)や、金融機関20に設置されるPCや専用端末装置などで構成される。
この顧客端末30をユーザが操作して、各金融機関20(20a,20b・・・20n)が提供する投資運用アプリ21(21a,21b・・・21n)にアクセス・起動することで、投資運用アプリ21を介して投資運用支援サーバ10の投資運用API11を呼び出すことができ、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置で提供される機能・サービスを実行・利用することができる。
このように、本実施形態に係るユーザは、顧客端末30を使用して、インターネット等を介して自身が利用する金融機関20が提供するWebアプリケーション等からなる投資運用アプリ21にアクセスし、シミュレーションの生成・運用のサービスを利用することができる。
但し、このような本実施形態の構成に限られず、例えば、投資運用アプリ21を顧客端末30に導入し、この投資運用アプリ21に対応する投資運用サーバを各金融機関に導入する構成であってもよく、この場合、顧客端末30の投資運用アプリ21から各金融機関の投資運用サーバを介して投資運用支援サーバ10にアクセスすることになる。
また、例えば、ユーザが自身で所有するPC等の情報処理端末に投資運用アプリ21に相当するアプリケーションを導入し、投資運用支援サーバ10に金融機関20を介さずに直接アクセスして、シミュレーションの生成等のサービスを利用できるようにすることも可能である。
[販売会社40]
販売会社40は、例えば不動産会社や輸入自動車ディーラー,マンションデベロッパーなど、資産運用や債務返済の目標・ゴールとなる商品やサービス等を提供・販売する企業などであって、投資運用支援サーバ10とデータ通信可能に接続される情報処理装置として販社装置が41備えられている。
図1に示す例では、複数の販売会社40a,40b・・・40nに、それぞれ、販社装置41a,41b・・・41nが備えられている。
そして、各販売会社40に対しては、それぞれ投資運用支援サーバ10から、投資運用API11のシミュレーション情報生成表示手段15で生成されたシミュレーション情報に含まれる複数の目標情報に関連する販売会社40の販社装置41に対して、生成されたシミュレーション情報に係るユーザ等に関する所定情報が送信されるようになっている。
例えば、将来的に不動産や輸入自動車の購入を目標としているユーザが、投資運用支援サーバ10に対してその目標達成のための資産運用・債務返済のシミュレーション生成等を行うと、当該ユーザの情報が、対応する不動産会社や自動車ディーラーである販売会社40の販社装置41に対して送信・通知され、例えばユーザの氏名や住所,電話番号,メールアドレス、対象製品、対象金額、対象目標金額等の情報が提供されることなる。
その結果、そのようなユーザ情報を受信した販売会社40は、そのユーザに対して宣伝広告等のプロモーション活動を行うことができるようになる。
なお、このような販売会社40に対するユーザ情報の送信・提供は、事前に当該ユーザの許諾・承認を得た上で実行されるものである。
また、販売会社40に提供されるユーザの情報は、ユーザの選択・設定等によって、特定情報(例えばメールアドレス)のみを提供可能とし、住所や電話番号などの重要な情報は提供されないようにすることできるものである。
さらに、金融機関20自身も、販売会社40として動作することもでき、例えば住宅ローンに関するプロモーション活動を行ってもよい。この場合、販売会社40として動作することもできるし、金融機関20の中に販売会社40の販売装置の機能を有している構成とすることもできる。
[動作]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を備える投資運用提案システム1の具体的な動作(資産運用・債務返済シミュレーション生成方法)について、図2及び図3〜21を参照しつつ説明する。
図2は、本実施形態における資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を備えるシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下に示す動作は、顧客端末30から投資運用アプリ21を介して読み出される投資運用API11(資産運用情報入力表示手段13,債務返済情報入力表示手段14,シミュレーション情報生成表示手段15,顧客情報送信手段16)及び投資運用支援DWHによって実行・運用される。
まず、ユーザは、顧客端末30を操作して、自己が取引を行う金融機関20(20a,20b・・・20n)が提供する投資運用アプリ21(21a,21b・・・21n)にアクセスする。この場合、ユーザは、自己に割り当てられたユーザIDやパスワードを入力することにより、投資運用アプリ21にログインすることができる。
そして、ログインした投資運用アプリ21を介して投資運用支援サーバ10の投資運用API11が呼び出され、以下のようにして本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置で提供される機能・サービスを利用することができる。
投資運用アプリ21にログインした顧客端末30には、図3に示すように、資産運用の目的・目標となる目標情報としてゴールリストが表示される(ステップ01)。
このゴールリストとしては、例えば図3に示すような表示画面が提示される。
同図に示す例では、ユーザが顧客端末30に対する入力操作によって選択可能な目標情報として、不動産・自動車・旅行・ホビー・ライフイベント・リタイアメント・貯蓄の7項目が表示されるようになっている。したがって、ユーザは自己の資産運用の目標・目的に応じたゴールとして、いずれかの目標情報を選択することできる(ステップ02)。
ユーザの入力操作に応じていずれかのゴール(目標情報)が選択されると、図4に示すように、選択されたカテゴリーに属する、より具体的なゴールリストが選択可能に提示される。
図4に示す例では、ユーザが図3のゴールリストから「不動産」を選択した場合に、より具体的な不動産として、価格や所在地などに応じたマンション・一戸建て・別荘の8項目が表示されるようなっている。したがって、ユーザは自己の資産運用のより具体的な目標・ゴールとして、いずれかの不動産情報を選択することできる(ステップ02)。
ユーザの入力操作に応じて具体的なゴール(不動産)が選択されると、次に、図5に示すように、選択されたゴールに対する数値目標を設定するための画面が表示される(ステップ03)。
図5に示す例では、ユーザが図4の画面から「マンション・都内・3000万円」のゴールを選択した場合に、その選択されたゴールの内容が表示されるとともに、そのゴール(マンション)に対する資産運用(貯蓄)の目標金額と目標達成予定と、債務返済(ローン)の借入金額と返済期間を入力させる画面が表示される(本発明に係る資産運用情報入力表示手段・債務返済情報入力表示手段)。
ここでは、ユーザが、貯蓄の「目標金額:1000万円」、「目標達成予定:10年0ヶ月」、ローンの「借入金額:2000万円」、「返済期間:20年0ヶ月」と入力した例を示している。
また、表示画面の下欄には「目標を追加する」、「決定」という選択ボタン(アイコン)が表示され、ユーザの入力操作に応じて後続の処理が実行されるようになっている。
ユーザが目標金額・目標達成予定の項目を入力して「決定」を選択操作すると、図6に示すように、入力された目標金額・目標達成予定と借入金額・返済期間を確認可能に表示するとともに、目標の追加・削除を選択可能に提示する画面が表示される。
具体的には、表示された目標金額・目標達成予定の右端欄には「削除」の選択ボタン(アイコン)が表示され、ユーザの入力操作に応じて、既に入力されている目標情報を削除することができる。
また、表示画面の下欄に「目標を追加する」、「この目標で投資計画に進む」という選択ボタン(アイコン)が表示され、ユーザの入力操作に応じて後続の処理が実行されるようになっている。したがって、ユーザは、自己の選択・判断で、任意に目標を追加して、資産運用・債務返済の金額と期間を一又は二以上設定することができる。すなわち、本発明に係る資産運用情報入力表示手段13は、資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を複数入力可能に表示し、一又は二以上の資産運用情報を入力・設定できるようなっている。
そして、目標の設定が終われば、後続の投資計画の作成処理に進むことができる。
ここでは、ユーザが「この目標で投資計画に進む」を選択した場合について説明する。
ユーザが「この目標で投資計画に進む」を選択すると、既に入力・設定された一又は二以上の目標情報(上記の例では「不動産」)が、単一・共通のゴールとして登録される(ステップ04)。
この登録情報は、顧客端末30・投資運用アプリ21を介して、投資運用支援サーバ10の投資運用支援DWH12において、ユーザ別の情報として記憶・保持される。
したがって、目標情報を登録したユーザは、その後も任意のタイミングで、自己が設定・登録した一又は二以上の目標情報を読み出して、参照したり加工・変更することができる。
なお、ユーザは、目標情報のゴール登録だけを行うこともできる(ステップ04)。その場合には、上述した図3に示したステップ01(図2)に戻り、以下に示す投資計画等を示すシミュレーション情報の生成や、そのためのヒアリング情報の入力・回答(図7〜12参照)を行う必要がなくなる。
また、その場合に、後日に投資計画等のシミュレーション情報を生成するために、過去に登録した目標情報を読み出して使用することができる。
目標情報が登録され(ステップ04)、さらに、後続のシミュレーション情報の生成処理に進む場合には、顧客端末30には、本発明に係るヒアリング情報として、ユーザが入力操作によって回答可能な複数の表示画面が表示される。
この表示画面に従ってユーザが入力操作によって回答を行うことで、資産運用・債務返済のためのヒアリングが行われることになる(ステップ05)。
ユーザに回答させるヒアリング情報としては、例えばユーザの年齢,性別,初期投資額,毎月積立投資額,リスク許容度などの個人属性情報であり、それらの情報が複数の質問が行われることで、回答・収集されることになる。
具体的には、本実施形態では、ヒアリング情報の表示画面として、例えば図7〜12に示すような表示画面が提示される。これら複数の画面は、先行する画面のヒアリング情報の回答が入力・完了すると、後続の画面に遷移するようになっており、また、ユーザの「前の質問に戻る」の操作によって、既に回答した画面に戻ることができるようになっている。
まず、図7に示す画面では、ユーザの年齢と性別を回答させる画面が表示される。
図7の画面の回答が行われて「次へ」が選択されると、図8に示す画面では、初期投資する資金額を回答させる画面が表示される。
図8の画面の回答が行われて「次へ」が選択されると、図9に示す画面では、毎月積立投資する金額を回答させる画面が表示される。
図9の画面の回答が行われて「次へ」が選択されると、図10に示す画面では、資金運用する期間を回答させる画面が表示される。
図10の画面の回答が行われて「次へ」が選択されると、図11に示す画面では、保有する金融資産に対する投資額の割合を回答させる画面が表示される。
図11に示す例では、ユーザが想定している投資額が、当該ユーザが保有する金融資産の10%以下・30%以下・50%以下・50%超・100%の5つの中からいずれかを選択できるようになっている。
すなわち、本実施形態では、本システムを用いて試算・運用する投資資金が、そのユーザが保有する金融資産の50%なのか10%なのか、あるいは100%なのかを回答させるようになっている。これを回答させることで、後述するリスク許容度を変えることができ、例えば「100%」ならそのユーザの全金融資産となるため、あまり冒険はしない方がよく、リスク許容度を低めに設定し、一方、「10%」なら、多少冒険してもよいと考えられ、リスク許容度を高めに設定する、という判定を行うことができる。
また、このような回答を行わせることで、そのユーザが他に金融資産をどれ位もっているかを推定・把握することができ、例えば「10%」と回答したユーザに対しては、さらに投資金額の増額を促すなどのサービス・提案を行うことが可能となる。
図11の画面の回答が行われて「次へ」が選択されると、図12に示す画面では、ユーザに資産運用のリスク許容度を選択させる画面が表示される。
図12に示す例では、ユーザが許容できるリスク水準(許容度)として、A〜Eの5つのリスク水準を提示して、いずれか一つを選択できるようになっている。
この例では、100万円を1年間運用した場合の運用損益の上限と下限が各リスク水準A〜Eについて示されており、Aが最もローリスク・ローリターンの場合であり、Eが最もハイリスク・ハイリターンの場合である。
そして、このA〜Eのリスク水準に対応して、それぞれ異なるポートフォリオが適用されるようなる。
すなわち、本実施形態では、リスク水準に合わせて複数のポートフォリオが用意されるようになっている。また、リスク水準(ポートフォリオ)は、例えば5段階,10段階,20段階等と任意に設定することができ、金融機関20ごとに用意したり変更することができる。
好ましくは、リスク水準にあった複数のポートフォリオは、各金融機関20で個別に用意し、その情報を金融機関システム22や金融機関基幹システム50を介して、投資運用支援サーバ10の投資運用支援DWHに記憶・保持するようにする。
なお、ポートフォリオは、1つのファンドでもよいし、ファンドラップのように複数のファンドで構成されていてもよい。また、ビットコンや不動産などリスクに見合ったリターンがあるものであれば他のものであってもよい。
そして、以上のようにして選定された推奨ポートフォリオに基づく投資計画・ポートフォリオと、ローンシミュレータに基づく返済計画のシミュレーションが生成され(本発明に係るシミュレーション生成表示手段)、当該ユーザに提案する投資&返済プランとして表示される(ステップ06)。
資産運用の投資計画・ポートフォリオ、債務返済のローン返済計画を含むシミュレーション情報の生成は、投資運用API11のシミュレーション情報生成表示手段15によって実行される。
図13は、ユーザが入力した目標情報及びヒアリング情報に基づいて生成された資産運用及び債務返済の計画をシミュレーションとして提示する画面であり、上述した図3〜6に対応して、マンション:3000万円の目標に対して、貯蓄の目標金額:1000万円、目標達成予定:10年0ヶ月後の2016年2月、ローンの借入金額:2000万円、返済期間:20年0ヶ月、初期投資額:300万円、毎月積立投資金額:5万円、リスク水準:3のユーザに対して推奨・提案された内容となっている。
この図13から明らかなように、本実施形態で生成・提示されるシミュレーション情報となる資産運用・債務返済計画は、一又は二以上の目標(例えば不動産)に対して、資産運用と債務返済とが単一の資産形成計画として生成されるようになっている。
具体的には、図13の例では、運用開始から10年間で貯蓄の目標金額である1000万円の資産が形成され、その時点で、その貯蓄を頭金とした2000万円の借入が行われ、返済期間である20年でローンが完済される、という計画が示されている。
このように、自己が設定した具体的な一又は二以上の目標・ゴールについて、資産運用と債務返済が一体となった単一(共通)の一つの資産形成計画がシミュレーション情報として生成・提示されることで、ユーザは目標に向かった貯蓄とローン返済の計画が分り易いシンプルな形で理解・把握でき、投資・資産運用や債務返済に対するインセンティブが高められることなる。
また、図13で示される資産運用の投資計画に対応するポートフォリオを表示することができる(ステップ07)。
具体的には、図13に示す投資計画の表示画面の右下欄の「ポートフォリオ」という選択ボタン(アイコン)を選択操作することで、例えば図14に示すように、資産運用計画を実現するための複数の金融商品の分散投資比率等を示すポートフォリオが表示される。これによって、ユーザは、投資計画で提示された資産運用について、具体的な投資配分比率等を容易かつ分り易い形で表示・確認することができるようになる。
そして、以上のようにして提示された資産運用・債務返済計画のシミュレーションに基づいて、実際の金融商品の買付指示を行うことができ、また、実際の買付指示は行わずに、シミュレーションのみを行うこともできる(ステップ08)。
買付指示は、投資運用支援サーバ10から、金融機関20の金融機関システム22や金融機関基幹システム50(上述した証券基幹系システム、銀行の金融商品仲介システムなど)に、システム上のメッセージを送信することによって買付指示を行うことができる。
また、シミュレーションは、生成された資産運用の投資計画・ポートフォリオに基づいて、実際にお金をかけずに、すなわち、上記の買付指示を行わずに、仮想的に投資運用を行うものである。
なお、シミュレーションと実際に投資運用を行っている設定内容(シナリオ)は、投資運用支援サーバ10の投資運用支援DWHに登録保存することができる。したがって、シミュレーションで運用していたものを実際に投資運用に切り替えることができ、また、実際に投資運用しているものとシミュレーションで運用しているものを交換することもできる。
さらに、既に生成されたシミュレーション情報として登録保存されているシナリオを複製して、別の資産運用・債務返済計画のシミュレーション情報の生成に利用することができる。例えば、複製したシナリオをユーザが適宜内容を修正し、例えばリスク許容度のみを変更したり、資産運用の目標達成期間を変更したりといったプラン変更等を行うことができる。
[シミュレーション情報の詳細]
以上のようにして生成・表示されるシミュレーション情報の詳細について、図15〜21を参照して説明する。
図15は、本発明の一実施形態に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置において生成・表示されるシミュレーション情報の一例であり、上述した図13に対応する資産運用・債務返済のシミュレーション部分のみを示している。
同図に示す例では、資産運用の目標(ゴール)として設定された不動産(マンション):3000万円の頭金の貯蓄として、目標金額:1000万円、投資期間:10、初期投資:300万円、月々投資額:5万円、リスク水準:3で、総投資額900万円の資産運用計画となっている。
また、貯蓄の目標金額(1000万円)が達成されたタイミングで、その貯蓄を頭金として、借入金額:2000万円、返済期間20年、金利1.3%、総ローン支払額22,714,587円となる債務返済計画が示されている。
なお、資産運用計画では、投資で運用成績が標準の場合の予測が実線で示され、投資で運用成績が上振れ(下振れ)した場合の予測が破線で示されている。
その結果、資産運用・債務返済のトータルの総支払額(総投資額+総ローン支払額):31,714,587円となることが示される。
[目標金額・投資期間の変更]
そして、本実施形態のシミュレーション情報としては、図15に示すように、資産運用計画の貯蓄の目標金額の達成時点がポインタ(図15の丸印)で表示され、このポインタをマウス等の入力デバイスやタップ操作等で上下左右に移動することができる。
これによって、ユーザの入力操作によって設定・入力された投資の目標金額や投資期間などの情報が自動的に変更・更新されるようになり、それに連動して、債務返済計画で示されるローンの借入金額や返済期間、月々の返済額、総ローン支払額などの情報が、ローンシミュレータによって自動的に再計算されて、変更後の内容が表示されるようになる。
図15では、資産運用に係る貯蓄金額や運用期間を変更することにより、債務返済の返済期間を変えずに借入金額を変更する場合を示しており、ローン完済日を固定して同じにした場合に、投資の目標金額を増減変更させると、ローンで借り入れる金額が変動して幅が生じ、月々返済額にも幅が生まれることがシミュレーションとして示されている。
一方、図16では、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を変更することにより、債務返済の借入金額と返済期間の双方を変更する場合を示しており、ローンの借入額とローンの返済期間の双方が変動して、ローンの完済日にも幅が生まれることがシミュレーションとして示されている。
なお、図15,16では、債務返済計画で変更され得る振れ幅を破線で示している。
このように、本実施形態に係るシミュレーション情報生成表示手段15は、生成されたシミュレーション情報中に表示される、資産運用情報の目標達成時点の貯蓄金額及び運用期間の少なくともいずれかを、入力操作に応じて変更可能に表示するとともに、入力操作に応じて貯蓄金額及び運用期間の少なくともいずれかが変更されると、当該シミュレーション情報中に表示される、債務返済情報の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを自動的に変更して表示するようになっている。
これによって、ユーザは、マウス等を操作して、資産運用計画や債務返済計画を任意に変更・調整することができるようになる。
例えば、最初に表示されたシミュレーション情報を変更・調整して表示される変更・調整後のシミュレーション情報を、変更・調整前のシミュレーション情報と重ねて表示させることもでき、線の種類や線の色等で識別可能なようにそれぞれのシミュレーション情報を顕示することもできる。ここで、変更・調整後のシミュレーション情報は一つに限らず、いくつでも作成することができ、変更・調整前のシミュレーション情報も含め、3以上のシミュレーション情報を重ねて表示することもできる。また、同じウィンドウ内に3以上のシミュレーション情報を重ねて表示する他、シミュレーション情報を表示させるウィンドウを複数準備し、複数シミュレーション情報のそれぞれをそれぞれのウィンドウに表示させることもできる。各シミュレーション情報は適宜保存することができ、適宜読みだして表示することもできる。
したがって、ユーザは、一度設定した目標について、例えば貯蓄の目標金額や投資期間、あるいはローンの借入金額や返済期間などを任意に変更することによって、同一目標につていのシミュレーション情報を、内容を変更して複数生成することができ、それらを比較・検討することで、プランの見直し等を図ることができるようになる。
なお、表示されているシミュレーション情報のうち、金利についてはデフォルト値(金利1%、全期間固定)をそのまま利用する他、設定画面で金利設定することもでき、例えば、金利1%、当初5年固定、当初5年以降は2%に設定することもでき、また、変動金利を金利タイプとして選択することもできる。
また、住宅ローンの借り入れの中には、住宅ローンを借り入れる際に必要となる必要手数料を含むこともでき、別に、ユーザに設定する画面を設けてもよい。
[資産運用目標の複数設定・前倒し返済]
また、本実施形態のシミュレーション情報としては、例えば資産運用に係る貯蓄目標を複数設定して、ローン返済計画を含めた単一のシミュレーションとして生成・出力することができる。
例えば、図17,18では、資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を複数設定し、借入金額を前倒し返済した場合に、債務返済の返済期間を変えずに借入金額を変更した場合を示している。
具体的には、同図に示す例では、図15で示したシミュレーションに対して、二つ目の資産運用(貯蓄)として、一つ目の資産運用の目標(1000万円)が達成された時点から、目標金額:300万円、投資期間:10、初期投資:0万円、月々投資額:2万円、リスク水準:3、総投資額240万円の資産運用計画が設定されている。
そして、一つ目の資産運用の目標金額(1000万円)が達成されたタイミングで、図15の場合と同様に、その貯蓄を頭金として借入金額:2000万円、返済期間20年、金利1.3%のローン返済が開始される債務返済計画に対して、2つ目の資産運用の目標金額(300万円)が達成された時点で、その達成された貯蓄分(300万円)が、返済開始から10年が経過している債務に対して前倒し返済が行われる場合のシミュレーションが示されている。
その結果、図15の場合と比較して、返済期間が20年から17年4ヶ月に、総ローン支払額が22,714,587円から20,122,525円に、総支払額(総投資額+総ローン支払額)が31,714,587円から29,122,525円に、それぞれ変更された債務返済計画が生成される。
この場合に、図17では、1つ目又は2つ目の資産運用に係る貯蓄金額や運用期間の少なくともいずれかについて、債務返済の返済期間を変えずに、投資の目標金額を増減変更させる場合のシミュレーションが示されている。この場合には、上述した図15の場合と同様に、ローンで借り入れる金額が変動して幅が生じ、月々返済額にも幅が生まれることがシミュレーションとして示される。
一方、図18では、1つ目又は2つ目の少なくともいずれかの資産運用に係る貯蓄金額・運用期間を変更することにより、債務返済の借入金額と返済期間の双方を変更する場合のシミュレーショが示されている。この場合には、上述した図16の場合と同様に、ローンの借入額とローンの返済期間の双方が変動して、ローンの完済日にも幅が生まれることがシミュレーションとして示される。
このような変更も、図15の場合と同様に、マウス等の入力操作によって行うことができる。
このように、本実施形態では、資産運用情報入力表示手段13が、資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を複数入力可能に表示するとともに、シミュレーション情報生成表示手段15が、入力された複数の資産運用情報と、債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成するようになっている。
これによって、ユーザは、債務返済計画に対して、任意に複数の資産運用計画を組み込んで、より効率的に、より早期に、債務返済を完了させるためのシミュレーション情報を生成させることができ、ユーザの資産状況や返済能力等に応じた柔軟な資産形成計画をシミュレーションすることが可能となる。
[資産価値査定の表示]
また、本実施形態のシミュレーション情報としては、例えば資産運用・債務返済計画により形成・取得される資産価値を査定・算出して、シミュレーション情報中に重ねて表示されるように生成・出力することができる。
例えば図19に示す例では、図15で示したシミュレーション情報中に、貯蓄及び借入金によって取得された不動産(マンション:3000万円で購入)について、不動産価値を査定により算出し、シミュレーション中の債務返済の借入金額及び返済期間に対応する不動産価値を示すシミュレーションを重ねて生成する場合を示している。
同図に示す例では、資産運用開始から10年目(債務返済開始の時点)で取得された3000万円のマンションが、ローン完済時点では1500万円の資産価値を有していることが、シミュレーション情報として視認・把握できるようになる。
また、図20に示す例では、図19に示したシミュレーション情報において、資産運用開始から20年目(債務返済開始から10年目)において、不動産(マンション:3000万円で購入)を売却して、その売却金(2300万円)によって借入金額の残金を全額返済した場合のシミュレーションを示している。この場合、図15の場合と比較して、総支払額が31,714,587円から30,357,587円に減少することが示される。
なお、上記のような不動産価値の査定は、投資運用支援サーバ10の投資運用支援DWH12に備えられる、資産価値を査定・算出するための資産価値査定情報に基づいて、シミュレーション情報生成表示手段15によって、該当時点における実勢時価などが算出されるようになっている。
このように、本実施形態に係るシミュレーション情報生成表示手段15は、生成されたシミュレーション情報中に表示される、債務返済情報の目標達成時点の借入金額及び返済期間に対応する所定の資産価値を示すシミュレーション情報を生成し、当該借入金額及び返済期間のシミュレーション情報に重ねて表示することができる。
これによって、ユーザは、シミュレーション情報によって示される資産運用・債務返済計画によって、どれ程の資産が形成・保有できるのかを、シミュレーション結果によって視覚を通じて直感的に認識・把握することができ、また、ローンの一括返済等によりメリット・デメリットなども、具体的かつ分り易く理解できるようになり、より積極的・効率的な資産運用や債務返済の計画を選択できるようになる。
[借入金額・返済期間の変更]
さらに、本実施形態のシミュレーション情報としては、既に生成・出力されたシミュレーション情報について、例えば資産運用計画をそのままにして、債務返済計画のみを変更したシミュレーションを生成・出力することができる。
例えば、図21では、図15のシミュレーションにおいて、債務返済の返済期間の開始を変更した場合を示している。
具体的には、図21の例では、図15のシミュレーション情報に従って資産運用が開始されて5年が経過した時点が現在であるとして、その現在の時点で、マンション購入(債務返済の開始)の時期を現時点に変更した場合のシミュレーションとなっている。
この場合、当初は資産運用の目標金額が達成された時点(資産運用開始から10年目)で、借入金額2000万円、返済期間20年、金利1.3%でローン返済を開始する債務返済計画(図15参照)を、返済開始を5年早めることにより、借入金額2300万円、返済期間25年、金利1.0%となる場合のシミュレーションが生成される。このような変更も、図15の場合と同様に、マウス等の入力操作によって行うことができる。
その結果、図15の場合と比較して、総支払額(総投資額+総ローン支払額)が31,714,587円から31,991,708円となり、ローン金利は1.3%から1.0%と低くなるが、総額としては+277,120円の増額となり、現時点でマンションを購入すると、当初の計画(図15)よりも総支払額が多くなってしまうことがわかる。
このように、本実施形態に係るシミュレーション情報生成表示手段15は、生成されたシミュレーション情報中に表示される、債務返済情報の目標達成時点の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを、入力操作に応じて変更可能に表示することができる。
そして、入力操作に応じて借入金額及び返済期間の少なくともいずれかが変更されると、当該シミュレーション情報中に表示される、資産運用情報の目標達成時点の貯蓄金額及び運用期間を変更することなく、債務返済情報の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを自動的に変更して表示することができる。
これにより、金利の変動や不動産等の価格の変動など、市況や相場等の現状や動向に応じて、現在の運用内容を随時確認・修正することができ、例えば昨今の低金利や金融機関からのキャンペーン金利などが出た場合など、当初の計画(10年後)まで待たずに目的のマンションを購入したらどうなるかを知りたいような場合にも、シミュレーション情報を変更・生成して、ユーザにニーズに対応することができる。
その結果、プランの変更や見直し等も容易に行え、より機動的で柔軟な資産運用・債務返済計画の提供・提案が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置を構成する投資運用支援サーバ10で運用される投資運用API11が、金融機関20の投資運用アプリ21を介してユーザ側の顧客端末30において表示・利用可能に提供される。
そして、ユーザは、顧客端末30に表示される投資運用アプリ21の表示内容に従って、順次必要な情報を入力・回答することにより、ユーザが選択・設定した任意の目標に対して、資産運用と債務返済を組み合わせたトータルの資産形成計画をシミュレーションとして生成・出力させることができる。
これによって、具体的な目標等のない抽象的な資産運用プランや債務返済プランとは異なり、自己が実現を望む具体的なゴールに向かって、資産運用と債務返済とが一体として構築された資産形成のためのシミュレーションが提示され、将来への夢や楽しみが大きく膨らみ、投資意欲や返済意欲もかき立てられ、更なる投資や資産運用に対するインセンティブが高められることなる。
また、資産運用と債務返済の条件を任意に設定・変更することで、同一目標に対して複数のシミュレーションを簡単に生成・表示させることができ、それらを容易に比較・対照等して検討することができる。
したがって、例えば現在運用中・返済中の資産形成についても、最新の分析データ等に基づいてプランの見直し等を図ることも可能であり、ユーザにとって利便性や有用性の高い投資運用・債務返済の提案システムとして提供することができる。
このようにして、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置の一実施形態によれば、様々な投資家の多様なニーズにも柔軟に対応することが可能となり、特にライフステージ等に応じた具体的・計画的な資産運用や債務返済を望んでいる個人投資家等に好適な投資運用の提案を行うことができるフィンテック(Fin Tech)として実現が可能である。
なお、以上説明した本実施形態では、顧客端末30側に出力・表示される表示画面(図3〜21)の例として、PCのディスプレイのように、比較的大きな画面の表示手段に表示される場合を示している。
但し、本発明で生成・表示される表示画面は、例えば携帯電話機やスマートフォンの表示手段のように、比較的小さな画面の表示手段に表示することも勿論可能である。
図22に、顧客端末30がスマートフォンの場合の表示画面の一例を示す。
このように、小型の携帯端末等においても、本発明に係る資産運用・債務返済シミュレーション生成装置で運用される機能を、いつでも、どこにいても利用することが可能となり、ユーザにとってより利便性や有用性の高い資産形成サービスを提供することが可能となる。
以下、図23〜28に、顧客端末30がスマートフォンの場合の表示画面の具体例を示す。
これらの図に示す表示画面は、上述した図15〜21に示したシミュレーション情報と対応するものであり、ユーザ端末30を介して入力される所定のヒアリング情報(図7〜11参照)に基づいて、それに応じた資産運用(貯蓄)・債務返済(ローン返済)のシミュレーション情報(図13参照)が生成され、スマートフォンからなる顧客端末30において出力・表示されるようになっている。
まず、図23は、ユーザが入力した目標情報及びヒアリング情報に基づいて、投資・返済計画のシミュレーションが生成・表示される画面である。
同図の例では、目標貯蓄額:300万円、月々貯蓄額1万円、期間25年、自己資金:300万円、借入金額:0円の条件でシミュレーション情報が設定・表示されている。
そして、この画面から、ユーザ端末30に表示されている「ローン」のボタン(アイコン)が選択されることで、ローン併用シミュレーションが生成・表示されるようになる。
図24は、図23(c)の表示画面において、ローン併用が設定・入力される場合の表示例であり、ユーザ端末30の表示画面が指・マウス等で入力操作されることで、シミュレーション表示の「期間」を示す縦線(縦軸)が左右方向に移動・変更されることにより、それに連動して自己資金と借入金額が変更される場合を示している。
同図の例では、「期間」を示す縦線が左に移動されて当初設定された期間:25年→10年に変更され、それに伴って、自己資金:300万円→120万円、借入金額:0円→180万円の条件に、それぞれ連動してシミュレーション情報が変更される場合となっている(図24(c)参照)。
図25は、図24の場合と同様に、図23(c)の表示画面において、ユーザ端末30の表示画面が指・マウス等で入力操作されることで、シミュレーション表示の「目標貯蓄額」を示す横線(横軸)が上下方向に移動・変更されることにより、それに連動して自己資金と借入金額が変更される場合を示している。
同図の例では、「目標貯蓄額」を示す横線が下に移動されて当初設定された目標貯蓄額:300万円→150万円に変更され、それに伴って、自己資金:300万円→150万円、借入金額:変更なしの条件に、それぞれ連動してシミュレーション情報が変更される場合となっている(図25(c)参照)。
図26は、図24及び図25に示した、縦線の上下方向と横線の左右方向の移動・変更の双方が行われた場合を示している。
同図の例では、「期間」を示す縦線が左に移動され、また、「目標貯蓄額」を示す横線が下に移動されることにより、当初設定された期間:25年→10年に、目標貯蓄額:300万円→150万円に変更され、それに伴って、自己資金:300万円→120万円、借入金額:0円→30万円の条件に、それぞれ連動してシミュレーション情報が変更される場合となっている(図26(c)参照)。
図27及び図28は、図24(c)の表示画面において表示・設定された投資・返済計画のシミュレーションに基づいて、ローン商品の選択・設定を行う場合の画面遷移を示している。
まず、図27では、図24(c)で生成・表示されたシミュレーション情報の画面から、ユーザ端末30に表示されている「ローン」のボタン(アイコン)が選択されることで、ローン商品(ローン名称)の選択(図27(b))と、選択したローン商品の具体的な条件設定(借入金額・月々返済額・ボーナス時返済額等)を選択・設定できるようなっている(図27(c))。
そして、図27(c)に示す画面から「試算」のボタン(アイコン)が入力操作されると、図28に示すような、選択・設定されたローン商品・条件に基づく、ローン併用シミュレーション情報が生成・表示されるようになる。
同図に示す例では、目標貯蓄額:300万円、月々貯蓄額1万円、期間25年、自己資金:120万円(期間10年)、借入金額:180円(期間15年)の条件でシミュレーション情報が設定・表示されている(図28(a)参照)。
また、このシミュレーション画面においても、上述した図24〜26の場合と同様に、
シミュレーション表示の縦線(期間)及び横線(目標貯蓄額)を左右・上下に移動・変更させることにより、それに連動して期間や自己資金・借入金額が変更されるようになる(図28(b)参照)。
同図の例では、「期間」を示す縦線が左に移動されて当初設定された期間:25年→20年に変更され、それに伴って、月々返済額:10,000円→15,000円の条件に、連動してシミュレーション情報が変更される場合となっている(図28(c)参照)。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、シミュレーション生成の入口となる目標・ゴールの表示選択項目において、不動産・自動車・旅行・ホビー・ライフイベント・リタイアメント・貯蓄の7項目を表示・提供するようにしていたが、これはあくまでも例示であり、目標情報は、これら以外にも変更・追加・減少することができる。また、それに応じて販売会社も同様に変更・追加・減少等することができる。
同様に、ユーザが回答するヒアリング情報についても、上述した実施形態に限定されるものではなく、必要なヒアリング情報は任意に設定・変更することができる。
また、上記実施形態で示した顧客端末で表示・閲覧可能な表示画面は一例であり、画面の構成や内容は任意に設定・変更できることは言うまでもない。
さらに、上記実施形態において、図15乃至図28で示したような生成・出力されたシュミレーショングラフは、例えばユーザの指示を受けて適宜保存することができ、本シミュレーションに沿って運用を開始した後に、保存したシミュレーションを再描画等する機能を追加することもできる。この場合、シミュレーションを保存した時点から再描画するまでの運用実績を再描画時に反映して表示してもよく、グラフ内の運用実績の線は点線とし、他の線と線種を変えて顕示してもよい。そうすることで、運用実績の線を踏まえて再描画以降のシミュレーションの線を変更させる操作を行うことができる。
本発明は、金融機関等が投資家に対して投資に係るアドバイスや提案を行う業務を支援する投資運用提案システムに利用可能である。
10 投資運用支援サーバ
11 投資運用API
12 投資運用支援DWH
13 資産運用情報入力表示手段
14 債務返済情報入力表示手段
15 シミュレーション情報生成表示手段
16 顧客情報送信手段
20 金融機関
21 投資運用アプリ
22 金融機関システム
30 顧客端末
40 販売会社
41 販社装置
50 金融機関基幹システム

Claims (7)

  1. 入力情報に基づいて、顧客が設定した資産運用及び債務返済の目標を達成するためのシミュレーション情報を生成する情報処理装置であって、
    前記資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を入力可能に表示する資産運用情報入力表示手段と、
    前記債務返済の目標となる、借入金額及び返済期間を少なくとも含む所定の債務返済情報を入力可能に表示する債務返済情報入力表示手段と、
    入力操作に応じて入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、所定の表示手段において視認可能に表示させるシミュレーション情報生成表示手段と、を備え、
    前記シミュレーション情報生成表示手段が、
    入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成する
    ことを特徴とする資産運用・債務返済シミュレーション生成装置。
  2. 前記シミュレーション情報生成表示手段が、
    生成された前記シミュレーション情報中に表示される、前記資産運用情報の目標達成時点の貯蓄金額及び運用期間の少なくともいずれかを、入力操作に応じて変更可能に表示し、
    入力操作に応じて前記貯蓄金額及び運用期間の少なくともいずれかが変更されると、
    当該シミュレーション情報中に表示される、前記債務返済情報の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを自動的に変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置。
  3. 前記資産運用情報入力表示手段が、前記資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を複数入力可能とし、
    前記シミュレーション情報生成表示手段が、
    入力された複数の前記資産運用情報及び前記債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置。
  4. 前記シミュレーション情報生成表示手段が、
    生成された前記シミュレーション情報中に表示される、前記債務返済情報の目標達成時点の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを、入力操作に応じて変更可能に表示し、
    入力操作に応じて前記借入金額及び返済期間の少なくともいずれかが変更されると、
    当該シミュレーション情報中に表示される、前記資産運用情報の目標達成時点の貯蓄金額及び運用期間を変更することなく、前記債務返済情報の借入金額及び返済期間の少なくともいずれかを自動的に変更して表示する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置。
  5. 前記シミュレーション情報生成表示手段が、
    生成された前記シミュレーション情報中に表示される、前記債務返済情報の目標達成時点の借入金額及び返済期間に対応する所定の資産価値を示すシミュレーション情報を生成し、当該借入金額及び返済期間のシミュレーション情報に重ねて表示する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の資産運用・債務返済シミュレーション生成装置。
  6. 入力情報に基づいて、顧客が設定した資産運用及び債務返済の目標を達成するためのシミュレーション情報を生成する情報処理装置を構成するコンピュータを、
    前記資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を入力可能に表示する資産運用情報入力表示手段、
    前記債務返済の目標となる、借入金額及び返済期間を少なくとも含む所定の債務返済情報を入力可能に表示する債務返済情報入力表示手段、
    入力操作に応じて入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、所定の表示手段において視認可能に表示させるシミュレーション情報生成表示手段、として機能させ、
    前記シミュレーション情報生成表示手段に、
    入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成させる
    ことを特徴とする資産運用・債務返済シミュレーション生成プログラム。
  7. 入力情報に基づいて、顧客が設定した資産運用及び債務返済の目標を達成するためのシミュレーション情報を生成する情報処理装置を構成するコンピュータを用いて、
    前記資産運用の目標となる、貯蓄金額及び運用期間を少なくとも含む所定の資産運用情報を入力可能に表示する資産運用情報入力表示手順、
    前記債務返済の目標となる、借入金額及び返済期間を少なくとも含む所定の債務返済情報を入力可能に表示する債務返済情報入力表示手順、
    入力操作に応じて入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、所定のシミュレーション情報を生成し、所定の表示手段において視認可能に表示させるシミュレーション情報生成表示手順、を実行し、
    前記シミュレーション情報生成表示手順において、
    入力された前記資産運用情報及び債務返済情報に基づいて、単一のシミュレーション情報を生成する
    ことを特徴とする資産運用・債務返済シミュレーション生成方法。
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