JP7473617B1 - 資金管理サーバ - Google Patents
資金管理サーバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7473617B1 JP7473617B1 JP2022185587A JP2022185587A JP7473617B1 JP 7473617 B1 JP7473617 B1 JP 7473617B1 JP 2022185587 A JP2022185587 A JP 2022185587A JP 2022185587 A JP2022185587 A JP 2022185587A JP 7473617 B1 JP7473617 B1 JP 7473617B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- savings
- user
- information
- unit
- specific
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 208
- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims abstract description 70
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 512
- 241001071864 Lethrinus laticaudis Species 0.000 description 76
- 230000004044 response Effects 0.000 description 76
- 238000000034 method Methods 0.000 description 57
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 56
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 47
- 230000008569 process Effects 0.000 description 46
- 230000006870 function Effects 0.000 description 28
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 27
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 15
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 6
- 102220502369 Golgin subfamily A member 1_E11A_mutation Human genes 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 102220214799 rs963501454 Human genes 0.000 description 4
- 102220625006 2-(3-amino-3-carboxypropyl)histidine synthase subunit 1_E10A_mutation Human genes 0.000 description 3
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 102220502366 Golgin subfamily A member 1_E12A_mutation Human genes 0.000 description 2
- 230000002079 cooperative effect Effects 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000008450 motivation Effects 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000012552 review Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
Description
例えば特許文献1は、ユーザの第1口座と、当該第1口座とは異なる第2口座との間で資金を移動させる支援サーバを備え、支援サーバが第2口座の残高に基づき目的別預金を管理する技術を開示する。加えて、特許文献1は、商品及びサービスに関する記事の中から関心のある記事をユーザがタップ操作した場合に、目的別預金の作成工程にユーザを誘導し、目標金額及び月次貯蓄額などを入力させる技術を開示する。
一方、金融商品への投資を用いた資産運用の技術分野において、資産運用の運用結果をシミュレーションする技術も知られている。
この場合において、資産運用のシミュレーション結果の提示が、例えば特許文献1における、目的別預金の作成工程時に限定されている場合には、当該シミュレーションに要する負荷は比較的抑えられる。
しかしながら、銀行システムが目的別預金についての資産運用のシミュレーション結果をユーザにプッシュ通知する場合、処理負荷が増大する、という問題がある。
以下、図面を参照しつつ、第1実施形態について説明する。
図1は、支援サービスシステム1の構成の一例を示すブロック図である。
支援サービスシステム1は、目的別貯金支援と資産運用支援とを含む支援サービスをユーザUに提供するシステムである。
目的別貯金支援は、ユーザUが金融機関に開設した金融口座の残高の一部又は全部の範囲内で、当該ユーザUが所望する複数の目的別(資金使途別)の貯金を支援するサービスである。本開示において、金融機関は銀行であり、金融口座は銀行口座ABである。また、以下では、目的別の貯金を「目的別貯金」と言う。なお、ユーザUの目的(資金使途)は必ずしも明確でなくてもよく、漠然とした内容(例えば「蓄えるため」など)でもよい。
資産運用支援は、ユーザUが銀行口座ABの残高の一部又は全部を原資とした資産運用を支援するサービスである。以下、資産運用による貯金を「運用貯金」と言う。本開示において、資産運用は、ユーザUが一任した投資一任事業者4によって行われる。
また、本開示において、資産運用支援の原資には銀行口座ABの残高が用いられる。したがって、銀行口座ABに目的も無く貯蓄されている預金、すなわち短期的、及び中期的には使用の予定がない預金を、資産運用支援によって資産運用にスムーズに誘導でき、ユーザUに資産運用を体験させることができる。また、資産運用は投資一任事業者4によって遂行される。このため、資産運用に興味はあるものの、資産運用の経験又は知識が乏しい、或は、資産運用に供する時間的な余裕が無いという理由で資産運用を躊躇するユーザUに対して好適な支援が提供される。
「金融商品」は、取引市場において売買される商品であり、需要と供給とによって価値(価格又は金利など)が変動する換金性を有した商品を意味する。金融商品の例には、預貯金、株式、投資信託、公社債、外国為替、金、プラチナ、暗号資産、及び金融派生商品などが挙げられる。
「資産運用」は、ユーザUの資産を原資に金融商品に投資すること、すなわち当該金融商品を売買することを意味する。
「投資一任事業者4」は、ユーザUに投資一任サービスを提供する業者を意味する。投資一任サービスは、ユーザUが投資一任事業者4との間で投資一任契約を締結し、投資一任事業者4が当該投資一任契約に基づいて資産運用を行うサービスである。投資一任契約は、ユーザUが同意した運用方針に基づく投資判断や投資行動の一切を、投資一任事業者4に委託する契約である。投資一任事業者4と成り得る事業者は、例えば投信委託会社、投資顧問会社、証券会社、及び信託銀行などの金融機関が挙げられる。運用方針は、投資対象とする金融商品の選定指標となる情報であり、発生し得るリスク(損失)の大きさが互いに異なる複数の運用方針の中からユーザUによって選択される。
支援サービスシステム1は、図1に示される通り、銀行システム20と、証券会社システム30と、投資一任事業者システム40と、ユーザ端末50、資金管理システム60と、を備え、それぞれがネットワークNWにアクセスする。銀行システム20、証券会社システム30、投資一任事業者システム40、及び資金管理システム60はいずれも、1又は複数のコンピュータを少なくとも含むコンピュータシステムである。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)などの1又は複数のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などのメモリデバイス(主記憶装置とも呼ばれる)と、HDD(hard disk drive)又はSSD(Solid State Drive)などのストレージ装置(副記憶装置とも呼ばれる)と、例えば通信装置などの周辺装置を接続するためのインターフェース回路と、を含む装置である。プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータは、コンピュータプログラムに応じた各種の機能を実現する。
銀行システム20は、銀行口座ABの入出金を管理する機能、及び、資金管理システム60との間でネットワークNWを介して通信し当該資金管理システム60の要求に応答する機能を少なくとも備えている。具体的には、銀行システム20は、図2に示される通り、勘定系システム200と、銀行サーバ210とを備え、これらは銀行2が管理する施設に設置されている。
勘定系システム200は、銀行口座ABを管理するコンピュータシステムであり、銀行口座情報記憶部202を含む。銀行口座情報記憶部202は、電子情報を記憶する記憶装置を備え、銀行口座情報データベース203を記憶する。銀行口座情報データベース203は、個々の銀行口座ABに係る銀行口座情報204を管理するデータベースである。本開示において、銀行口座情報204は、個々の銀行口座ABを一意に識別する銀行口座識別子、暗証番号、口座名義人、残高、及び、入出金履歴などに関する情報を含む。なお、銀行口座ABは、普通預金口座、定期預金口座、貯蓄預金口座及び当座預金口座などが例に挙げられる。
証券会社システム30は、ユーザUが証券会社3(図1)に開設した証券口座AT(図1)を管理する機能、投資一任事業者4の指図に基づき市場を通じて金融商品を売買する機能、及び、ネットワークNWを介して投資一任事業者システム40との間で通信し、当該投資一任事業者システム40の要求に応答する機能を少なくとも備える。具体的には、証券会社システム30は、図3に示される通り、基幹システム300と、証券会社サーバ310とを備え、これらは証券会社3が管理する施設に設置される。
基幹システム300は、証券口座ATの管理、及び金融商品の売買の機能を実現するコンピュータシステムであり、証券口座情報記憶部302と、売買処理部304と、を含む。
証券口座情報記憶部302は、電子情報を記憶する記憶装置を備え、証券口座データベース305を記憶する。証券口座データベース305は、証券口座ATに係る証券口座情報306を管理するデータベースである。本開示において、証券口座情報306は、証券口座ATを一意に識別する証券口座識別子、暗証番号、口座名義人、残高、入出金履歴、及び金融商品の取引履歴などに関する情報を含む。売買処理部304は、プロセッサによって実現される機能部であり、投資一任事業者システム40が発した注文指示にしたがって金融商品の売買処理を実行し、売買の約定結果に基づいて証券口座情報306に取引履歴を記録する。
なお、証券会社システム30の構成は図3に示された構成に限定されない。例えば、証券口座ATを管理する基幹システム300の機能の一部又は全部を証券会社サーバ310が備えてもよい。
また、証券会社サーバ310は、投資一任事業者システム40に加えて資金管理システム60と通信してもよい。
投資一任事業者システム40は、少なくとも次の第1の機能から第3の機能を有する。第1の機能は、ユーザUと投資一任事業者4との間で締結された投資一任契約に基づき、ユーザUが同意した運用方針にしたがって資産運用を遂行する機能である。第2の機能は、当該資産運用を管理する機能である。第3の機能は、資金管理システム60との間でネットワークNWを介して通信し、当該資金管理システム60の要求に応答する機能である。
投資一任事業者システム40は、第1の機能から第3の機能を実現するために、図4に示される通り、資産運用管理サーバ400を備え、この資産運用管理サーバ400は、例えば投資一任事業者4が管理する施設に設置される。資産運用管理サーバ400は、一任契約ユーザ情報記憶部402と、金融商品記憶部404と、運用情報記憶部406と、第3通信部408と、資産運用管理API部410として機能するサーバコンピュータである。
金融商品記憶部404は金融商品データベース423を記憶する。金融商品データベース423は、資産運用に用いられる金融商品に関する金融商品情報424を管理するデータベースである。本開示において、金融商品情報424は、例えば金融商品のID、予想利回、及びリスクなどの情報を含む。
運用情報記憶部406は、運用情報データベース425を記憶する。運用情報データベース425は、ユーザUごとの資産運用に関する運用情報426を管理するデータベースである。本開示において、運用情報426は、ユーザID、運用ID、運用開始日、運用開始日からの経過期間、運用額、運用損益、投資中の金融商品、自動積立設定などの情報を含む。運用IDは、1人のユーザUが投資一任事業者4に一任した複数の資産運用(例えば、複数のラップ口座など)のそれぞれを識別する情報である。自動積立設定は、1回の積立額、及び積立間隔(例えば1ヶ月おき、6ヶ月おき)などの情報を含む。
第3通信部408は、ネットワークNWにアクセスする通信装置を含み、当該ネットワークNWを通じて資金管理システム60、及び証券会社システム30とデータを送受信する。
資産運用管理API部410は、資金管理システム60と資産運用管理サーバ400との間のデータの送受信を補助するAPIを実現する機能部である。
なお、投資一任事業者システム40、及び資産運用管理サーバ400の構成は図4に示された構成に限定されない。
ユーザ端末50は、ユーザUが支援サービスの利用のために用いる装置である。ユーザ端末50は、例えば、スマートフォン及びラップトップコンピュータなどの可搬型の情報処理装置、又は、デスクトップコンピュータなどの据置型の情報処理装置である。情報処理装置は、上記コンピュータを含む装置である。ユーザ端末50は、図5に示されるように、第1通信装置500と、表示装置510と、操作入力装置520と、第1記憶装置530と、第1処理装置540と、を備え、これらがバスに接続されている。
第1通信制御部550は、資金管理システム60との間でデータを送受するために第1通信装置500を制御する機能部である。アプリ画面表示制御部552は、資金管理アプリMAにおける画面の表示、遷移、及び更新などのために、表示装置510を制御する機能部である。アプリ操作受付部554は、資金管理アプリMAに対するユーザUの操作を受け付けるために操作入力装置520を制御する機能部である。
資金管理システム60は、次の3つの機能を少なくとも備える。すなわち、第1の機能は、目的別貯金支援、及び資産運用支援を少なくとも含む支援サービスをユーザUに提供する機能である。第2の機能は、ユーザUの目的別貯金を銀行システム20の勘定系システム200から独立して管理する機能である。第3の機能は、ユーザ端末50、銀行システム20、及び投資一任事業者システム40のそれぞれとの間でネットワークNWを介して通信する機能である。資金管理システム60は、図6に示されるように、これらの機能を実現する資金管理サーバ600を備える。資金管理サーバ600は、支援サービスを提供するサービス提供業者によって管理される施設に設置される。
資金管理プログラム621は、資金管理システム60が有する上記の第1の機能から第3の機能を少なくとも実現するためのコンピュータプログラムである。ユーザ基本データベース622は、支援サービスを利用するユーザUに関するユーザ基本情報625を管理するデータベースである。目的別貯金データベース623は、目的別貯金に関する目的別貯金情報626を管理するデータベースである。運用貯金データベース624は、運用貯金に関する運用貯金情報627を管理するデータベースである。ユーザ基本情報625、目的別貯金情報626、及び運用貯金情報627の具体的な内容については後述する。
入出金予定データベース690は、各ユーザUの銀行口座ABに対する入金の予定を示す第1予定情報691、及び、当該銀行口座ABからの出金の予定を示す第2予定情報692を管理するデータベースである。
目的別貯金ID626Bは、ユーザUの目的別貯金を一意に特定する情報である。
資金使途626Cは、ユーザUが資金を貯める目的に係る情報であり、ユーザUから取得される情報である。資金使途626Cには、ユーザUのライフプランに応じて、例えば、「結婚資金」、「子供の大学進学用資金」、「車の買換資金」又は「使途未定」といった情報が設定される。
仮想貯金開始日付626Gは、目的別貯金を開始した日付に関する情報である。
目標貯金額626Hは、ユーザUが目標に定める目的別貯金の額を示す情報であり、ユーザUによって決定される情報である。
仮想貯金優先度626Iは、複数の目的別貯金における貯蓄の優先度を示す情報であり、ユーザUによって決定される情報である。
なお、目的別貯金情報626に目標貯金額626Hが既に設定されている場合、適正貯金額推定部671は、当該目標貯金額626Hを適正貯金額としてもよい。
本開示において、上記余剰金管理部652は、第1予定情報691、及び第2予定情報692を用いて、将来における余剰金の額を推定する機能を備える。
[第1画面:貯金状況の表示画面]
図8は、資金管理アプリMAにおける第1画面C1の一例を示す図である。
第1画面C1は、資金管理アプリMAにおいて、目的別貯金及び運用貯金の貯金状況を表示する画面である。本開示において、第1画面C1は、図8に示されるように、第1A表示領域E1A、第1B表示領域E1B、及び第1C表示領域E1Cを含んでいる。
第1B表示領域E1Bは、運用貯金の貯金状況、すなわち投資一任事業者4による資産運用の運用状況と、資金使途627Cとを対応付けて表示する領域である。第1B表示領域E1Bには、運用額、運用収益、自動貯金設定、及び資金使途627Cとが対応付けて表示される。
第1C表示領域E1Cは、目手別貯金と運用貯金とを合算した金額(貯金総額)を表示する領域である。
ユーザUは、支援サービスの提供を受けている間、この第1画面C1によって目的別貯金及び運用貯金の貯金状況を確認できる。
図9は、資金管理アプリMAにおける第2画面C2の一例を示す図である。
第2画面C2は、ユーザUの銀行口座ABに連動した情報を表示する画面であり、図9に示されるように、第2A表示領域E2Aと、第2B表示領域E2Bと、含んでいる。
第2A表示領域E2Aは、ユーザUの銀行口座ABの入出金履歴(いわゆる、取引明細)を表示する領域である。具体的には、第2A表示領域E2Aには、銀行口座ABの入金取引及び出金取引ごとに、取引の日付、金額、及び摘要が表示される。
第2B表示領域E2Bは、ユーザUの銀行口座ABの残高から全ての「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dを控除した額、すなわち上記余剰金を表示する領域である。
第2画面C2において、「おサイフ残高」が銀行口座ABの残高に代えて表示されることで、ユーザUは、仮想的に貯金された金額を控除後の余剰金を容易かつ正確に把握でき、銀行口座ABの残高の使いすぎを防止できる。
図10は、資金管理アプリMAにおける第3画面C3の一例を示す図である。
第3画面C3は、ユーザUの資産総額を表示する画面である。資産総額は、ユーザUの銀行口座ABの残高と、投資一任事業者4によって運用されている資産運用の運用額(すなわち、「はたらく貯金箱」の残高)との合計額である。図10に示される通り、第3画面C3は、第2画面C2において、第2B表示領域E2Bを第3A表示領域E3Aに置き換えた画面に相当し、この第3A表示領域E3Aに資産総額が表示される。また、この第3A表示領域E3Aには、第3A画面C3Aを表示させるための詳細表示ボタンE3A1が含まれる。第3A画面C3Aは、資産総額の内訳を表示する画面である。本開示において、第3A画面C3Aには、銀行口座ABの残高と、「おサイフ残高」と、全ての「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dと、「はたらく貯金箱」の残高が表示される。なお、資産運用に用いられている金融商品が第3A画面C3Aに更に表示されてもよい。
この第3A画面C3Aは、第3画面C3に重ねて表示されるポップアップ画面である。第3A画面C3Aの下端には閉じるボタンE3A1Aが含まれており、閉じるボタンE3A1Aが操作されることで第3A画面C3Aが閉じられる。
支援サービスシステム1の動作を説明する。
ユーザUは、支援サービスシステム1によって提供される支援サービスの利用を開始する場合、ユーザ端末50において資金管理アプリMAを起動し、資金管理アプリMAを通じて利用開始登録を行う。この利用開始登録において、ユーザUのアカウント登録、及び、資金管理サーバ600が銀行システム20へアクセスするための銀行口座アクセス情報の登録が行われる。
ユーザUがユーザ端末50において資金管理アプリMAを起動すると(ステップSa1)、ユーザ端末50のアプリ画面表示制御部552が第4画面C4を表示装置510に表示させる(ステップSa2)。第4画面C4は、ユーザUが資金管理システム60にログインするための画面であり、この第4画面C4には、ユーザID及びパスワードを入力するための領域と、ログインボタンと、新規登録ボタンとが含まれている。ユーザUは、支援サービスの利用を新規に開始する場合、新規登録ボタンを操作する。アプリ操作受付部554は、新規登録ボタンの操作を受け付けた場合(ステップSa3:新規登録ボタン)、アプリ画面表示制御部552が第5画面C5を表示装置510に表示させる(ステップSa4)。
第6画面C6は、ユーザUが銀行2の情報を資金管理サーバ600に登録するための画面であり、第6画面C6には、銀行口座アクセス情報の入力領域及び登録ボタンが設けられている。銀行口座アクセス情報の入力領域は、資金管理サーバ600が銀行システム20へアクセスするために必要な情報をユーザUが入力するための領域であり、例えば、銀行名、支店名、口座番号、名義人、認証情報などの入力欄を備える。ユーザUが銀行口座アクセス情報の入力領域に情報を入力し、登録ボタンを操作すると、アプリ操作受付部554が登録ボタンの操作を受け付け(ステップSa12)、第1通信制御部550が第2要求F2を、銀行口座アクセス情報の入力領域に入力された情報とともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSa13)。第2要求F2は、ユーザUの銀行口座ABに関する情報の登録を資金管理サーバ600に要求するメッセージである。
ユーザUは、利用開始登録を済ませた後、目的別貯金又は運用貯金を開始する場合、資金管理アプリMAを操作して、「目的別貯金箱」、又は、「はたらく貯金箱」を新規作成する。
第7画面C7は、「貯金箱」の新規作成をユーザUに案内する画面であり、資金管理アプリMAに対するユーザUの操作によって表示される。なお、「貯金箱」は、上記の通り、「目的別貯金箱」及び「はたらく貯金箱」の総称である。本開示において、第7画面C7には、図12に示される通り、第1新規作成ボタンE7Aと、第2新規作成ボタンE7Bと、が設けられている。第1新規作成ボタンE7Aは、「目的別貯金箱」の新規作成をユーザUが指示する操作ボタンである。第2新規作成ボタンE7Bは、「はたらく貯金箱」の新規作成をユーザUが指示する選択ボタンである。
なお、第7画面C7において、「目的別貯金箱」についての説明文を第1新規作成ボタンE7Aに関連付けて表示し、また、「はたらく貯金箱」についての説明文を第2新規作成ボタンE7Bに関連付けて表示してもよい。
図13は、第1新規作成処理の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ操作受付部554が上記第7画面C7の第1新規作成ボタンE7Aに対する操作を受け付けると、アプリ画面表示制御部552が第8画面C8を表示装置510に表示させる(ステップSb1)。第8画面C8は、「目的別貯金箱」の新規作成画面であり、上記目的別貯金情報626(図7)に関する情報をユーザUが入力するための入力領域と、登録ボタンと、を含んでいる。本開示において、入力領域には、目的別貯金情報626に含まれる情報のうち、資金使途626C、自動仮想貯金設定626E、目標貯金額626H、及び仮想貯金優先度626Iが入力される。入力領域には、「目的別貯金箱」への入金額が入力される。
一方、「目的別貯金箱」への入金額が「おサイフ残高」以下である場合(ステップSb3:Yes)、第1通信制御部550が第3要求F3を、第8画面C8に入力された情報、及び、当該ユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSb5)。第3要求F3は、「目的別貯金箱」の新規作成を資金管理サーバ600に要求するメッセージである。
なお、ステップSb3の判定は、アプリ画面表示制御部552が行ってもよいし、第1処理装置540が資金管理アプリMAの実行によって実現する他の機能部が行ってもよい。また、ステップSb3において、「おサイフ残高」は、資金管理サーバ600への問合せによって取得される。
具体的には、目的別貯金管理部650は、第3要求F3に付された情報に基づいて目的別貯金情報626を生成し、当該目的別貯金情報626を第2記憶装置620に記憶させる(ステップSb7:目的別貯金情報新規登録)。なお、このステップSb7において、目的別貯金管理部650は、「目的別貯金箱」への入金額を仮想貯金額626Dに設定する。
そして、第2通信制御部641が第3応答G3を第2通信装置610によってユーザ端末50へ送信する(ステップSb9)。第3応答G3は、資金管理サーバ600にのいて「目的別貯金箱」の新規作成に係る処理が完了したことを通知するメッセージである。
本開示において、第2新規作成処理では、先ず、投資一任事業者システム40における投資一任サービスの利用登録が行われ、次に運用方針の決定が行われる。
図14は、支援サービスシステム1における投資一任サービスの利用登録時の動作の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ操作受付部554が上記第7画面C7の第1新規作成ボタンE7Aに対する操作を受け付けると、第1通信制御部550が第4要求F4を資金管理サーバ600に送信する(ステップSc1)。第4要求F4は、「はたらく貯金箱」の新規作成を資金管理サーバ600に要求するメッセージデータである。
具体的には、運用貯金管理部660が第5要求F5を、投資一任事業者システム40の資産運用管理サーバ400に送信する(Sc3)。第5要求F5は、ユーザUによる投資一任サービスの利用開始の登録を資産運用管理サーバ400に要求するメッセージデータである。
ユーザ端末50において、第1通信制御部550が第6要求F6を第1通信装置500によって受信すると(ステップSc8)、アプリ画面表示制御部552が上記第9画面C9を表示装置510に表示させる(ステップSc9)。
図15に示されるように、第9画面C9には、第9A領域E9Aと、第9B領域E9Bと、第9C領域E9Cと、第9D領域E9Dと、登録ボタンE9Eと、が設けられている。
第9A領域E9Aは、ユーザUが投資一任事業者4との間で締結する投資一任契約の内容を表示する領域である。第9B領域E9Bは、当該投資一任契約に同意する旨をユーザUが入力する領域である。この第9B領域E9Bへのユーザ入力によって投資一任契約が締結される。第9C領域E9Cは、ユーザUのリスク許容度に関するリスク許容度情報を入力する領域である。リスク許容度情報は、例えば、運用目的、運用期間、目標額、及び金融商品の価格下落に対するユーザUの許容度などの情報を含でいる。第9D領域E9Dは、資産運用管理サーバ400がユーザUの証券口座ATにアクセスし、金融商品の売買取引を実行するために必要な情報(証券口座アクセス情報)を入力する領域である。証券口座アクセス情報は、例えば、証券口座ATの口座番号、名義人、及び認証情報などを含む。
資産運用管理サーバ400において、資産運用管理API部410が第3通信部408を通じて第6応答G6を受信すると(ステップSc14)、資産運用管理API部410は、第6応答G6のリスク許容度情報に基づいて、複数の既定の運用方針の中から、ユーザUのリスク許容度にマッチした1又は複数の運用方針の候補を抽出する(ステップSc15)。そして、資産運用管理API部410は、第7要求F7を資金管理サーバ600に送信する(ステップSc16)。第7要求F7は、運用方針の候補の中から1つをユーザUに選択させるための画面をユーザ端末50の表示装置510に表示させることを要求するメッセージデータである。
ユーザ端末50において、第1通信制御部550が第7要求F7を第1通信装置500によって受信すると(ステップSc19)、アプリ画面表示制御部552が表示装置510に、運用方針の候補の中から1つをユーザUに選択させる画面(図示せず)を表示させる。そして、ユーザUが運用方針を選択操作すると、アプリ操作受付部554が当該選択操作を受け付け(ステップSc20)、第1通信制御部550が第7応答G7を第1通信装置500によって資金管理サーバ600へ送信する(ステップSc21)。第7応答G7は、第7要求F7に対応する応答メッセージデータであって、ユーザUが選択した運用方針を含むデータである。
資産運用管理サーバ400において、資産運用管理API部410が第3通信部408を通じて第7応答G7を受信すると(ステップSc24)、資産運用管理API部410は、一任契約ユーザ情報422を生成し、当該一任契約ユーザ情報422を一任契約ユーザ情報記憶部402に記憶させる(ステップSc25:一任契約ユーザ情報新規登録)。その後、資産運用管理API部410は、第5応答G5を資金管理サーバ600に送信する(ステップSc26)。第5応答G5は、上記第5要求F5に対する応答であって、投資一任サービスの利用登録が完了したことを通知するメッセージデータである。
その後、第2通信制御部641が第4応答G4をユーザ端末50に第2通信装置610から送信する(ステップSc29)。第4応答G4は、上記第4要求F4に応答するメッセージであり、「はたらく貯金箱」の新規作成が完了したことを通知するメッセージである。
ユーザ端末50において、第1通信制御部550が第4応答G4を第1通信装置500によって受信することで(ステップSc30)、「はたらく貯金箱」の新規作成に関する一連の処理が終了する。
本開示において、「目的別貯金箱」及び「はたらく貯金箱」への入金が行われるタイミング(貯金が増えるタイミング)には、少なくとも次の2つのタイミングがある。第1の入金タイミングは、入金をユーザUが指示したタイミングである。第2の入金タイミングは、「目的別貯金箱」の自動仮想貯金設定626E、及び、「はたらく貯金箱」の自動積立設定(図4)のいずれかの自動貯金条件が成立したタイミングである。以下の説明において、第1のタイミングで行われる入金を「手動入金」と言い、第2のタイミングで行われる入金を「自動入金」と言う。
手動入金は、ユーザUが資金管理アプリMAの第2画面C2を操作することで行われる。
具体的には、図9に示される通り、第2画面C2には、第1貯金ボタンE2B2及び第2貯金ボタンE2A1が設けられている。第1貯金ボタンE2B2及び第2貯金ボタンE2A1は、「貯金箱」への入金をユーザUが指示する操作ボタンである。
一方、第2貯金ボタンE2A1は、銀行口座ABの入出金履歴のうち、入金の取引(図示例では、「給料の入金」)に対応付けて設けられる。入金の取引に対応付けて第2貯金ボタンE2A1が存在することで、銀行口座ABへの入金取引ごとに、「貯金箱」への入金がユーザUに対して効果的に促される。
図16に示される通り、第10画面C10には、第10A表示領域E10Aと、第10B表示領域E10Bと、第10C表示領域E10Cと、入金実行ボタンE10Dと、が設けられている。
第10A表示領域E10Aは、作成済みの「貯金箱」の中から入金対象の「貯金箱」をユーザUが択一的に選択可能に表示する領域である。第10B表示領域E10Bは、「おサイフ残高」を表示する領域である。第10C表示領域E10Cは、「貯金箱」に入金する金額のユーザ入力を受け付ける領域である。入金実行ボタンE10Dは、ユーザUが「貯金箱」への入金を指示する操作ボタンである。
図17は、「目的別貯金箱」への入金がユーザUによって指示された場合における、支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ操作受付部554が入金実行ボタンE10Dのユーザ操作によって、「目的別貯金箱」への入金操作を受け付けた場合に(ステップSd1)、「目的別貯金箱」への入金額が「おサイフ残高」を超えているときには(ステップSd2:No)、「おサイフ残高」の不足、及び、入金額の修正を促すエラーメッセージを、アプリ画面表示制御部552が第10画面C10に表示する(ステップSd3)。一方、「目的別貯金箱」への入金額が「おサイフ残高」以下である場合(ステップSd2:Yes)、第1通信制御部550が第10要求F10を、入金対象の「目的別貯金箱」、入金額、及び、当該ユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSd4)。第10要求F10は、「目的別貯金箱」への入金を資金管理サーバ600に要求するメッセージデータである。
図18は、「はたらく貯金箱」への入金がユーザUによって指示された場合における、支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ操作受付部554が入金実行ボタンE10Dのユーザ操作によって、「はたらく貯金箱」への入金操作を受け付けた場合(ステップSe1)、「はたらく貯金箱」への入金額が「おサイフ残高」を超えているときには(ステップSe2:No)、「おサイフ残高」の不足、及び、入金額の修正を促すエラーメッセージを、アプリ画面表示制御部552が第10画面C10に表示する(ステップSe3)。一方、「はたらく貯金箱」への入金額が「おサイフ残高」以下である場合(ステップSe2:Yes)、第1通信制御部550が第11要求F11を、入金対象の「はたらく貯金箱」、当該「はたらく貯金箱」への入金額、及び、当該ユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSe4)。第11要求F11は、「はたらく貯金箱」への入金を資金管理サーバ600に要求するメッセージデータである。
なお、ステップSe2及びステップSe3は、図17のステップSd2及びステップSd3に相当する処理である。ステップSe2及びステップSe3の変形の態様についても、ステップSd2及びステップSd3と同様である。
なお、今回の「はたらく貯金箱」への入金が初回であった場合、すなわち、ステップSe10において、資産運用管理サーバ400が運用情報426を新規に生成している場合、ステップSe13の前に、「はたらく貯金箱」に対応する運用貯金情報627の資産運用紐付情報627Kを運用貯金管理部660が更新する。この更新により、資金管理サーバ600が管理する「はたらく貯金箱」と、資産運用管理サーバ400が新規に生成した運用情報426とが対応付けられる。
自動入金は、上記の通り、「目的別貯金箱」の自動仮想貯金設定626E、及び「はたらく貯金箱」の自動積立設定(図4)のいずれかの自動貯金条件が成立したタイミングで自動的に行われる。なお、「目的別貯金箱」についての自動貯金条件の成否判断は、資金管理サーバ600によって行われる。また、「はたらく貯金箱」についての自動貯金条件の成否判断は、資産運用管理サーバ400によって行われる。
図19は、「目的別貯金箱」への自動入金時における資金管理サーバ600の動作の一例を示す図である。
「おサイフ残高」が「目的別貯金箱」への入金額以上の場合(ステップSf1:Yes)、目的別貯金管理部650は、入金対象の「目的別貯金箱」に対応する目的別貯金情報626の仮想貯金額626Dに入金額を加算する(ステップSf2)。一方、「おサイフ残高」が「目的別貯金箱」への入金額よりも少ない場合(ステップSf1:No)、目的別貯金管理部650は、「おサイフ残高」の不足分を各「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dの調整によって賄う処理を実行する。
図20は、「はたらく貯金箱」への自動入金時における支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。なお、同図において、図18に示した処理については同一の符号を付す。
本開示において、「はたらく貯金箱」への自動入金は、資産運用管理サーバ400が運用情報426の自動積立設定にしたがって、資産運用の運用資金を増額することに相当する。そして、資産運用の運用資金を増額は、図20に示される通り、資産運用管理サーバ400において、資産運用管理API部410が、図18に示したステップSe8からステップSe10までの処理を実行することで行われる。
上記の通り、ユーザUは、資金管理アプリMAの第1画面C1(図8)を表示させることで、「貯金箱」の貯金状況を確認する。
図21は、第1画面C1の表示時における支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ画面表示制御部552が第1画面C1を表示装置510に表示させる場合、先ず、第1通信制御部550が第20要求F20をユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSh1)。第20要求F20は、「貯金箱」の貯金状況の送信を資金管理サーバ600に要求するメッセージデータである。
具体的には、目的別貯金管理部650は、ユーザUのユーザIDに紐付く各目的別貯金情報626を目的別貯金データベース623から読み出し、各目的別貯金情報626から「目的別貯金箱」の貯金状況を取得する(ステップSh3)。本開示において、「目的別貯金箱」の貯金状況は、仮想貯金額626D、及び自動仮想貯金設定626Eの情報を少なくとも含む。
次に、運用貯金管理部660が、資産運用管理サーバ400との間で、ユーザUの各「はたらく貯金箱」(運用貯金)に対応する運用情報426を照会する処理を行う(ステップSh4)。この照会によって、運用貯金管理部660は、各「はたらく貯金箱」について、少なくとも運用額、及び、自動積立設定を貯金状況として運用情報426から取得する。
上記の通り、資金管理アプリMAの第2画面C2(図9)には、銀行口座ABの取引履歴と、「おサイフ残高」とが表示される。
図22は、第2画面C2の表示時における支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。
ユーザ端末50において、アプリ画面表示制御部552が第2画面C2を表示装置510に表示させる場合、先ず、第1通信制御部550が第21要求F21をユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSi1)。第21要求F21は、「おサイフ残高」(余剰金)、及び、銀行口座ABの取引履歴の送信を資金管理サーバ600に要求するメッセージデータである。
次いで、余剰金管理部652は、銀行口座ABの残高から全ての「目的別貯金箱」(目的別貯金情報626)の仮想貯金額626Dの合算額を控除することで、余剰金(「おサイフ残高」)を算出する(ステップSi4)。そして、第2通信制御部641が第21応答G21を第2通信装置610からユーザ端末50に送信する(ステップSi5)。第21応答G21は、第21要求F21に対応する応答メッセージであり、「おサイフ残高」(余剰金)、及び、銀行口座ABの取引履歴を通知するメッセージデータである。
上記の通り、資金管理アプリMAの第3画面C3(図10)には、資産総額が表示される。資産総額は、ユーザUの銀行口座ABの残高と、投資一任事業者4によって運用されている資産運用の運用額との合計額である。
第3画面C3(図10)の表示の際には、資金管理サーバ600が、図22に示したステップSi3と同様の処理によって銀行口座ABの残高を銀行サーバ210から取得し、また、図21に示したステップSh4と同様の処理によって資産運用の運用額を資産運用管理サーバ400から取得する。次いで、資金管理サーバ600は、銀行口座ABの残高、及び、資産運用の運用額をユーザ端末50に送信する。そして、ユーザ端末50において、アプリ画面表示制御部552が、銀行口座ABの残高、及び、資産運用の運用額に基づいて、第3画面C3を表示装置510に表示する。
図23は、資金管理サーバ600における資産運用シミュレーションのプッシュ通知処理を示す図である。なお、図23に示す処理は、資金管理サーバ600によって定期的、又は不定期、或は、所定条件が成立するごとに繰り返し実行される処理である。
資産運用管理サーバ400において、資産運用管理API部410が、この要求を受信すると、当該資産運用管理API部410が資産運用に用いる1又は複数の金融商品を特定する。具体的には、資産運用管理API部410は、リスクが適正リスク許容度以下であり、かつ、運用額が所定の期間内で適正貯金額に達し得る金融商品、又は、金融商品の組合わせを、金融商品情報424(図4)に基づいて特定する。
そして、資産運用管理API部410は、特定した金融商品、又は、金融商品の組合せを用いて資産運用した場合の運用額の推移をシミュレーションし、かかる資産運用のシミュレーションの結果を資金管理サーバ600へ送信する。
第11画面C11は、資産運用のシミュレーション結果を表示する画面であり、図24に示される通り、第11A表示領域E11Aと、第11B表示領域E11Bと、切替実行ボタンE11Cと、含んでいる。
第11A表示領域E11Aは、シミュレーション対象となった「目的別貯金箱」を表示する領域である。なお、第11A表示領域E11Aに、この「目的別貯金箱」について推定された適正貯金額、及び適正リスク許容度などの情報も表示されてもよい。また、第11A表示領域E11Aに、「目的別貯金箱」による貯金を継続した場合に、貯金額が適正貯金額に達すると予想される達成予想時期が表示されてもよい。この達成予想時期の算出は、貯金額の増加速度に基づき、資金管理サーバ600の達成判定部672又は他の機能部によって行われる。
第11B表示領域E11Bは、資産運用のシミュレーションに関する情報を表示する領域である。本開示において、第11B表示領域E11Bには、上記所定の期間における運用額の推移を示すグラフが表示される。なお、第11B表示領域E11Bには、資産運用に用いられる金融商品が表示されてもよい。また、第11B表示領域E11Bには、上記達成予想時期と上記所定の期間との差の期間、すなわち貯金額が適正貯金額に達成する期間の短縮期間が表示されてもよい。また、運用額の推移を示すグラフの表示態様は任意である。例えば、当該グラフは、上記適正リスク許容度の範囲において、複数のリスクごとに運用額の推移を示すものでもよい。
切替実行ボタンE11Cは、第11A表示領域E11Aに表示されている「目的別貯金箱」(目的別貯金)を、第11B表示領域E11Bに表示されているシミュレーションの資産運用(運用貯金)に切り替える指示をユーザUが行うための操作ボタンである。
図25は、「目的別貯金箱」から「はたらく貯金箱」への切替時における支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。なお、本動作説明において、投資一任事業者システム40における投資一任サービスの利用登録(図14)は既に完了しているものとする。また、図25において、図18に示した処理については同一の符号を付す。
ユーザ端末50において、アプリ操作受付部554が第11画面C11の切替実行ボタンE11Cのユーザ操作によって、「目的別貯金箱」を「はたらく貯金箱」に切替える指示を受け付けた場合(ステップSk1)、第1通信制御部550が第22要求F22を、切替対象の「目的別貯金箱」、及び、ユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSk2)。第22要求F22は、ユーザUの「目的別貯金箱」を「はたらく貯金箱」へ切り替えることを資金管理サーバ600に指示するメッセージデータである。
その後、第2通信制御部641が第22応答G22をユーザ端末50に送信する(ステップSk10)。第22応答G22は、第22要求F22に対応する応答メッセージであって、資金管理サーバ600において、「目的別貯金箱」から「はたらく貯金箱」への切替が完了したことを通知するメッセージデータである。
本開示の資金管理サーバ600は、ユーザUの銀行口座ABに対する入出金の予定に基づき、将来における「おサイフ残高」(余剰金)の推移を管理する。そして、将来において「おサイフ残高」がマイナスになる場合、資金管理サーバ600は、「おサイフ残高」がマイナスになる旨の第1警告をユーザUに事前に通知する。また、銀行口座ABの残高からの出金に起因して、「おサイフ残高」が実際にマイナスになった場合、資金管理サーバ600は「おサイフ残高」の不足を解消する処理も行う。以下、これらの動作について詳述する。
図26は、第1警告通知時における支援サービスシステム1の動作の一例を示す図である。
資金管理サーバ600において、入出金予定取得部680は、第2通信装置610を介して上記第1端末71から第1予定情報691を取得し、また、第2通信装置610を介して第2端末72から第2予定情報692を取得する(ステップSm1)。上記の通り、第1予定情報691は、銀行口座ABに対する入金予定日時、及び入金額を情報である。第2予定情報692は、当該銀行口座ABからの引き落し予定日時、及び引き落し金額を含む情報である。
本開示において、ステップSm1の処理は、第1端末71が資金管理サーバ600に第1予定情報691を送信するごと、及び、第2端末72が資金管理サーバ600に第2予定情報692を送信するごとに実行される。また、入出金予定取得部680は、取得した第1予定情報691及び第2予定情報692を入出金予定データベース690にユーザUの銀行口座ABと対応付けて登録する。
ユーザ端末50において、第1通信制御部550が第31要求F31を第1通信装置500によって受信すると(ステップSm9)、アプリ画面表示制御部552が第1警告を表示装置510に表示することでユーザUに通知する(ステップSm10)。
図27は、「おサイフ残高」不足解消時における資金管理サーバ600の動作の一例を示す図である。なお、図27に示す処理は、資金管理サーバ600によって定期的、又は不定期、或は、所定条件が成立するごとに繰り返し実行される処理である。
本開示の資金管理サーバ600は、ユーザUの銀行口座ABに対する入出金の予定に基づき、将来における銀行口座ABの残高の推移を管理する。そして、将来において銀行口座ABの残高がマイナスになる場合、資金管理サーバ600は、銀行口座ABの残高がマイナスになる要因となる引き落し金額を、ローンによって返済するときの返済計画のシミュレーション結果をユーザUに事前に通知する。以下、この動作について詳述する。
資金管理サーバ600において、入出金予定取得部680が第1予定情報691及び第2予定情報692を取得する(ステップSo1)。次いで、資金管理サーバ600は、銀行口座ABの残高を照会するために、銀行サーバ210との間でステップSo2からステップSo5の処理を実行する。これらステップSo1からステップSo5までの処理は、図26に示したステップSm1からステップSm5の処理と同様である。
第3判定が肯定である場合(ステップSo6:Yes)、返済シミュレーション部682がシミュレーションを実行する(ステップSo7)。このシミュレーションは、銀行口座ABの残高がマイナスになる要因となる引き落し金額を借入金としたローンの返済計画についてのシミュレーションである。
ユーザ端末50において、第1通信制御部550が第32要求F32を第1通信装置500によって受信すると(ステップSo9)、アプリ画面表示制御部552が第2警告、及び、返済計画のシミュレーション結果を表示装置510に表示することでユーザUに通知する(ステップSo10)。
以上の説明において、資金管理サーバ600は、第2通信装置610と、目的別貯金管理部650と、第2通信制御部641と、を備える。
第2通信装置610は、通信装置の一例であり、ユーザUの銀行口座ABを管理する銀行システム20、及び、ユーザUが使用するユーザ端末50と通信する。目的別貯金管理部650は、銀行システム20から第2通信装置610を介して取得された銀行口座ABの残高の一部又は全部を、ユーザUが所望する複数の資金使途に1対1に対応する複数の目的別貯金の仮想貯金額626Dに分けて管理する。第2通信制御部641は、複数の目的別貯金のそれぞれの仮想貯金額626Dをユーザ端末50に表示させるデータ(第20応答G20)を、第2通信装置610を介して送信する。
なお、銀行口座AB、及び銀行システム20はそれぞれ、金融口座、及び金融機関システムの一例である。
したがって、資金管理サーバ600は、目的別貯金に加え、資産運用の支援サービスをユーザUに提供できる。
したがって、ユーザUは、資金使途626C、627Cごとの貯金額及び運用額を把握できる。
したがって、ユーザUは、資産運用のシミュレーションの結果を確認した後に、「目的別貯金箱」による貯金と、資産運用による貯金とのどちらを利用して貯金を継続するかを、合理的に判断して選択できる。
したがって、資金使途626Cに対する仮想貯金額626Dが将来において不十分に成り得る目的別貯金をユーザUが把握でき、また、ユーザUは資産運用による貯金を検討できる。
したがって、資金使途626Cについての適正貯金額を達成する確実性が高い資産運用をユーザUに提示できる。
したがって、資金使途626Cに対して適正なリスクの資産運用をユーザUに提示できる。
したがって、ユーザUは、銀行2における銀行口座ABからの出金と、投資一任事業者4に対する運用開始の指示とのそれぞれを個別に行う必要がないため、ユーザUの利便性が向上する。
この資金管理サーバ600の構成によれば、複数の目的別貯金のそれぞれの仮想貯金額626D、及び余剰金はいずれも、銀行システム20とは独立して資金管理サーバ600により管理されており、銀行口座ABの残高は、仮想貯金額626D、及び余剰金の影響を受けない。したがって、余剰金よりも多くの引き落し金額が銀行口座ABにおいて予定されている場合でも、銀行口座ABに他の金融口座から入金するなどの資金移動により残高不足を回避する必要がなく、銀行システム20におけるトランザクションの増大を招くことがない。
第1警告がユーザUに通知されることで、手持ちの現金を銀行口座ABに入金するといった貯金行動をユーザUに促すことができ、また、目的別貯金、及び、運用貯金の自動積立設定の見直しをユーザUに促すことができる。
したがって、余剰金のマイナスが継続する期間が第1期間よりも短い場合には、第1警告がユーザUに通知されないため、第1警告の過度な通知が抑えられる。
したがって、余剰金がマイナスの状態が継続することを防止でき、また、仮想貯金優先度626Iが高い目的別貯金については仮想貯金額626Dの取り崩しが抑えられる。
したがって、余剰金がマイナスである期間が第1期間よりも短い場合には、目的別貯金の取り崩しが行われないため、余剰金不足に起因した目的別貯金の取り崩しの頻度を抑えることができる。
したがって、ユーザUは、銀行口座ABからの引き落しが残高不足により不能に成り得ることを第2警告によって事前に把握でき、対策を講じることができる。
したがって、ユーザUは、返済計画のシミュレーション結果に基づき、銀行口座ABの残高不足の対策にローンを利用するか否かを合理的に判断できる。
以下、第2実施形態について説明する。
本実施形態の資金管理サーバ600は、資金使途が共通する目的別貯金の貯金額と資産運用による運用貯金の運用額とを互いに対応付けてユーザ端末50に表示させる点で第1実施形態の資金管理サーバ600と相違する。
第12画面C12は、資金管理アプリMAにおいて、目的別貯金及び運用貯金の貯金状況を表示する画面であり、第1実施形態の第1画面C1(図8)に対応する画面である。本開示において、第12画面C12は、図29に示されるように、第12A表示領域E12Aと、1又は複数の第12B表示領域E12Bと、を含んでいる。
第12B表示領域E12Bは、1つの資金使途についての貯金額を表示する領域であり、資金使途を共通にする「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dと、「はたらく貯金箱」の運用額とを対応付けて表示する。また、本開示において、1つの第12B表示領域E12Bには、切替ボタンE12B1が設けられている。切替ボタンE12B1は、「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dの一部又は全部を、当該「目的別貯金箱」と資金使途が共通する「はたらく貯金箱」の資産運用に切り替えることをユーザUが指示するボタンである。なお、図示を省略するが、第12B表示領域E12Bには、「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dの範囲において、「はたらく貯金箱」に切り替える金額(以下、「切替額」という)をユーザUが入力する入力欄が設けられている。
図30に示されるように、ユーザ端末50において、第12画面C12の切替ボタンE12B1に対するユーザ操作が行われると(ステップSp1)、第1通信制御部550が第40要求F40を、切替対象の「目的別貯金箱」、切替額、及び、ユーザUのIDとともに資金管理サーバ600に送信する(ステップSp2)。第40要求F40は、「目的別貯金箱」の仮想貯金額626Dのうちの上記切替額を、「はたらく貯金箱」へ切り替えることを資金管理サーバ600に指示するメッセージデータである。
したがって、ユーザUは、共通する資金使途626C、627Cごとに、「目的別貯金箱」及び「はたらく貯金箱」による貯金状況を把握できる。
したがって、ユーザUは、銀行2における銀行口座ABからの出金と、投資一任事業者4に対する運用開始の指示とのそれぞれを個別に行うことなく、資金使途626C、627Cが共通する目的別貯金、及び資産運用(運用貯金)の間で、目的別貯金の仮想貯金額626Dを資産運用の運用資金に簡単に移行させることができる。
本開示は、以上に例示した実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
上述した資金管理サーバ600において、目的別貯金管理部650は、余剰金がマイナスになった場合、複数の目的別貯金のうち1以上の目的別貯金の貯金額を、目的別貯金のそれぞれに対してユーザUが設定した仮想貯金優先度626Iが低い順に減額している(図19:ステップSf4、及び図27:ステップSn4)。しかしながら、目的別貯金管理部650は、目的別貯金のそれぞれの資金使途626Cの実現時期が遠い順に減額してもよい。この結果、資金使途626Cの実現時期が近い目的別貯金の取り崩しが防止される。
なお、目的別貯金管理部650は、余剰金がマイナスになった場合に代えて、将来において余剰金がマイナスになると推定される場合(図26のステップSm6:Yes)に、目的別貯金を事前に減額し、将来における余剰金をゼロ以上にしてもよい。
上述した支援サービスシステム1において、銀行システム20は1つに限らない。例えば、銀行システム20は、互いに異なる第1銀行システム、及び、第2銀行システムを含んでもよい。この場合、資金管理サーバ600において、目的別貯金管理部650は、第1銀行システムによって管理されている銀行口座ABの残高と、第2銀行システムによって管理されている銀行口座ABの残高とを合計した額の一部又は全部を、複数の目的別貯金に分けて管理する。
上述した支援サービスシステム1において、投資一任事業者システム40は1つに限らない。例えば、投資一任事業者システム40は、第1投資一任事業者システムと、第2投資一任事業者システムと、を含んでもよい。この場合、第1投資一任事業者システムは、ユーザUと第1投資一任事業者との間で締結された第1投資一任契約に基づき、ユーザUの資産運用を管理するシステムである。第2投資一任事業者システムは、第1投資一任事業者と異なる第2投資一任事業者との間で締結された第2投資一任契約に基づきユーザUの資産運用を管理するシステムである。また、資金管理サーバ600において、第2通信装置610は、第1投資一任事業者システム、及び、第2投資一任事業者システムのそれぞれと通信し、第2通信制御部641は、第1投資一任事業者システム、及び、第2投資一任事業者システムのそれぞれから第2通信装置610を介して取得された資産運用に関する運用情報426を、ユーザ端末50に第2通信装置610を介して送信する。
上述した資金管理サーバ600において、第2通信制御部641は、証券会社システム30から第2通信装置610を介して取得された証券口座ATにおける資産運用の運用額を、ユーザ端末50に第2通信装置610を介して送信してもよい。
本変形例の資金管理サーバ600の構成により、投資一任事業者システム40を介さずに、資金管理サーバ600は、資産運用の運用額を取得し、当該運用額をユーザ端末50に送信できる。
上述した支援サービスシステム1において、資金管理システム60が投資一任事業者システム40を包含し、又は、投資一任事業者システム40の資産運用管理サーバ400を資金管理システム60が備えてもよい。この場合、資金管理サーバ600が資産運用管理サーバ400の機能の一部又は全部を備えてもよい。
上述した支援サービスシステム1において、ユーザ端末50の第1処理装置540が資金管理アプリMA実行することで、第1画面C1などの各種の画面を表示装置510に表示する。しかしながら、資金管理サーバ600が資金管理アプリMAに相当するWebアプリを実行し、ユーザ端末50は、このWebアプリにWebブラウザを通じてアクセスし、各種の画面を表示装置510に表示してもよい。
(1)上述した実施形態において、第1記憶装置530、及び第2記憶装置620は、ROM及びRAMなどでもよい。また、第1記憶装置530、及び第2記憶装置620は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体でもよい。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。また、プログラムは、電気通信回線を介して通信網から送信されてもよい。
Claims (4)
- ユーザの銀行口座を管理する銀行システム、及び、前記ユーザが使用するユーザ端末と通信する通信装置と、
前記銀行システムから前記通信装置を介して取得された前記銀行口座の残高の一部又は全部を、前記ユーザが所望する複数の資金使途に1対1に対応する複数の目的別貯金に分けて管理する目的別貯金管理部と、
前記複数の目的別貯金の少なくとも1つについて、当該目的別貯金の貯金額を資産運用した場合のシミュレーションを実行する資産運用シミュレーション部と、
前記資産運用のシミュレーションの結果を前記ユーザ端末に表示させるデータを、前記通信装置を介して送信する通信制御部と、
前記目的別貯金の資金使途についての適正貯金額を前記ユーザに関するユーザ属性に基づいて推定する適正貯金額推定部と、
前記複数の目的別貯金のそれぞれについて、貯金額の増加速度、及び前記適正貯金額に基づき、所定の期間内に前記貯金額が前記適正貯金額に達するか否かを判定する達成判定部と、
を備え、
前記資産運用シミュレーション部は、
前記達成判定部の判定結果が否定である場合に、前記資産運用のシミュレーションを実行する
資金管理サーバ。 - 前記資産運用シミュレーション部は、
運用額が前記所定の期間内に前記適正貯金額に達し得る金融商品、又は、金融商品の組み合わせを特定し、特定された前記金融商品、又は、前記金融商品の組み合わせを用いた前記資産運用のシミュレーションを実行する
請求項1に記載の資金管理サーバ。 - 前記資金使途に応じた適正なリスク許容度である適正リスク許容度を推定する適正リスク許容度推定部を備え、
前記資産運用シミュレーション部は、
リスクが前記適正リスク許容度以下であり、かつ、運用額が前記所定の期間内に前記適正貯金額に達し得る金融商品、又は、金融商品の組み合わせを特定し、特定された前記金融商品、又は、前記金融商品の組み合わせを用いた前記資産運用のシミュレーションを実行する
請求項1に記載の資金管理サーバ。 - 前記複数の目的別貯金のいずれかを前記資産運用に切り替える切替指示を、前記通信装置を介して前記ユーザ端末から受け付ける切替指示受付部を備え、
前記通信装置は、
前記ユーザと投資一任事業者との間で締結された投資一任契約に基づき、前記ユーザの資産運用を管理する投資一任事業者システムと通信し、
前記通信制御部は、
前記切替指示が前記切替指示受付部によって受け付けられた場合、前記切替指示によって指示された目的別貯金の貯金額に相当する資金を前記ユーザの銀行口座から出金し、当該資金を原資に前記資産運用のシミュレーションに基づく前記資産運用を開始する指示を、前記投資一任事業者システムに前記通信装置を介して送信する
請求項3に記載の資金管理サーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022185587A JP7473617B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | 資金管理サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022185587A JP7473617B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | 資金管理サーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7473617B1 true JP7473617B1 (ja) | 2024-04-23 |
JP2024074450A JP2024074450A (ja) | 2024-05-31 |
Family
ID=90735701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022185587A Active JP7473617B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | 資金管理サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7473617B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003030449A (ja) | 2001-05-09 | 2003-01-31 | Sony Corp | 預貯金表示装置、預貯金表示方法、預貯金表示プログラム、預貯金情報提供サーバ装置、預貯金情報提供方法、預貯金情報提供プログラム、記憶媒体、資産管理装置、資産管理方法、資産管理プログラム、及び資産管理サーバ装置 |
JP2017188111A (ja) | 2016-04-05 | 2017-10-12 | 株式会社野村総合研究所 | 資産運用・債務返済シミュレーション生成装置、プログラム及び方法 |
JP2019153185A (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 富士通株式会社 | シミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置 |
JP2019168926A (ja) | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 株式会社日本総合研究所 | 貯蓄支援装置、貯蓄支援方法および貯蓄支援プログラム |
JP2020187803A (ja) | 2020-08-24 | 2020-11-19 | 株式会社野村総合研究所 | 情報処理システム、プログラム及び方法 |
-
2022
- 2022-11-21 JP JP2022185587A patent/JP7473617B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003030449A (ja) | 2001-05-09 | 2003-01-31 | Sony Corp | 預貯金表示装置、預貯金表示方法、預貯金表示プログラム、預貯金情報提供サーバ装置、預貯金情報提供方法、預貯金情報提供プログラム、記憶媒体、資産管理装置、資産管理方法、資産管理プログラム、及び資産管理サーバ装置 |
JP2017188111A (ja) | 2016-04-05 | 2017-10-12 | 株式会社野村総合研究所 | 資産運用・債務返済シミュレーション生成装置、プログラム及び方法 |
JP2019153185A (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 富士通株式会社 | シミュレーション支援プログラム、シミュレーション支援方法及びシミュレーション装置 |
JP2019168926A (ja) | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 株式会社日本総合研究所 | 貯蓄支援装置、貯蓄支援方法および貯蓄支援プログラム |
JP2020187803A (ja) | 2020-08-24 | 2020-11-19 | 株式会社野村総合研究所 | 情報処理システム、プログラム及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2024074450A (ja) | 2024-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5242369B2 (ja) | 情報処理装置、資産管理方法及びプログラム | |
US7606764B1 (en) | Installment purchase card and related systems and methods for making informed consumer purchases | |
US20120166332A1 (en) | Bill splitting system | |
US20030093369A1 (en) | Transaction intermediate service providing method and system | |
JP6852025B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム | |
JP2019074983A (ja) | 情報処理システム | |
JP5103488B2 (ja) | 有価証券売買取引システムおよびその方法、並びにプログラム | |
JP7473617B1 (ja) | 資金管理サーバ | |
JP7473618B1 (ja) | 資金管理サーバ | |
JP7156934B2 (ja) | 情報処理方法、プログラムおよび情報処理装置 | |
JP7160969B2 (ja) | 金融商品取引システム、プログラム及び金融商品取引方法 | |
JP4481754B2 (ja) | 有価証券売買取引システムおよびその方法、並びにプログラム | |
KR101931081B1 (ko) | 금융기관대출 실행을 위한 제3자담보 제공시스템, 방법 및 프로그램 | |
JP5608513B2 (ja) | 情報処理端末を活用した送金システム | |
JP6353177B1 (ja) | 情報処理装置 | |
KR101931080B1 (ko) | 금융기관대출 실행을 위한 제3자담보 제공시스템, 방법 및 프로그램 | |
JP5214928B2 (ja) | 情報処理装置および融資処理方法 | |
JP7356611B1 (ja) | 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法 | |
JP7387042B1 (ja) | 管理装置、管理方法、およびプログラム | |
JP7278068B2 (ja) | 情報処理方法、プログラムおよび情報処理装置 | |
JP7271165B2 (ja) | 情報処理方法、プログラムおよび情報処理装置 | |
KR102485489B1 (ko) | 선불식 장기상품의 거래 플랫폼 서비스 제공 방법, 장치 및 시스템 | |
KR101699106B1 (ko) | 대출금 상환 방법, 이를 실행하는 서버 및 이를 실행하는 시스템 | |
KR20170110466A (ko) | 전자 결제 시스템, 장치 및 방법 | |
KR20040019619A (ko) | 대출이 가능한 전자화폐를 이용한 전자 상거래 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231114 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7473617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |