JP2019151752A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1では、カウンターをメラミン樹脂で作製した例が示してある。特許文献2では、手洗器をメラミン樹脂で作製した例が示されている。
特許文献1、特許文献2は、一体成型が行われているが、形状によっては一体成型が出来ず、細かい部品の形で成型され、これらを接着し、目的の物品を得る工法がとられる場合もある。
他の反応型接着剤として、変成シリコーンが挙げられるが、湿気硬化の為硬化スピードが遅く、固着に時間がかかる。
これら問題解決策として、エポキシ系接着剤がしばしば用いられる。
特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10は、硬化スピードが遅く、メラミン樹脂に対する接着強度に改善の余地が有った。
また、式(1)で示す化合物の他に、式(2)で示すような、ビスフェノールAとエピクロロヒドリン、エピクリロロヒドリンの仕込み比が多いようなエポキシ樹脂を用いることもできる。
・・・(1)
・・・(2)
カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、水酸化アルミニウム、珪酸
アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、タルク、ゼオライト、ガラスビーズ、シラスバルーン等の無機系充填材を添加する事が出来る。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリカーボネート等の有機系充填材を添加する事が出来る。
ポリアミンの市販品としては、エボニック・ジャパン社製、商品名:アンカミン2089J、商品名:アンカミン2609、商品名:1769、商品名:アンカミン2422、商品名:アンカマイド260A、商品名:アンカマイド350A、アンカマイド375A、商品名:アンカマイド910、商品名:アンカマイド2050、商品名:アンカマイド2137、商品名:アンカマイド2353、商品名:アンカマイド2396、商品名:アンカマイド2426、商品名:アンカマイド2445、T&K TOKA社製、商品名:トーマイド241、商品名:トーマイド245、商品名:トーマイド252A、商品名:トーマイド255A、商品名:トーマイド280−C、商品名:トーマイド2151、商品名:トーマイド2400、商品名:トーマイド2500、商品名:トーマイド2602、商品名:トーマイドHR11、商品名:トーマイドTXS−435、商品名:トーマイドTXH−447−B、商品名:トーマイドTXE−524、商品名:トーマイドTXE−529、商品名:トーマイドRS−640、商品名:トーマイド292、商品名:トーマイドTXA−445等が挙げられる。
カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、タルク、ゼオライト、ガラスビーズ、シラスバルーン等の無機系充填材を添加する事が出来る。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリカーボネート等の有機系充填材を添加する事が出来る。
ビスフェノールAジグリシジレート:30.7重量部、炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、商品名:ライトンA):19.3重量部を秤取り、均一になるまで攪拌し、主剤1を得た。
表1に示した配合割合で、主剤1の作製と同様の手順で、主剤2〜8を作製した。尚、アデカレジンEP−4000はアデカ社製で、式(2)で示すnとmの合計が2である化合物である。
ハードナーPH−835:12.6重量部、アンカマイド910:9.3重量部、アンカミンK−54:0.9重量部、HyproATBN1300×16:6.2重量部、ライトンA:21重量部を秤取り、均一になるまで攪拌し、硬化剤1を得た。
表1に示した配合比割合で、硬化剤1の作製と同様の手順で、硬化剤2〜8を作製した。尚HyproCTBN1300×8は、CVCThermosetSpecialties社製カルボキシ基末端ニトリル−ブタジエンゴム(CTBN)である。
主剤、硬化剤を重量比1:1に成るように秤取り、泡が入らないようにゆっくりと撹拌し、均一になるまで撹拌した。この混合溶液を用い、初期固着力確認試験片、接着強度測定試験片を作製した。
初期固着力確認は、市販のSPCCを用いて行った。
1.6mm厚のSPCC鋼板に、前述の2液混合物を塗布し、もう一枚のSPCC鋼板を重ね合わせ、接触面積が25mm×12.5mmに成るようにし、クリップ2個を使って圧締し、50℃オーブンに45分間投入、23℃で15分間冷却後、直ちに接着強度測定を行った。尚、せん断試験引っ張り速度は5mm/分、接着強度測定環境温度は、23℃である。
初期固着力は、1MPa以上を(○)、1MPaを下回る場合を(×)とした。
メラミン接着強度確認は、市販のメラミン樹脂平板を用いて行った。
4mm厚のメラミン板に、前述の2液混合物を塗布し、もう一枚のメラミン板を重ね合わせ、接触面積が25mm×12.5mmに成るようにし、クリップ2個を使って圧締し、50℃オーブンに45分間投入、常温で7日間保管後、接着強度測定を行った。尚、せん断試験の引張り速度は5mm/分、接着強度測定環境温度は、23℃である。
メラミン接着強度は、5MPa以上を(○)、5MPaを下回る場合を(×)とした。
環状アミンが添加されていない比較例2も、初期固着力に問題がった。これは、環状アミンではないポリアミンの硬化スピードでは、所望の硬化スピードが得られていない事が示されている。
Claims (2)
- メラミン樹脂接着用エポキシ樹脂であって、
主剤は、ビスフェノール系エポキシ樹脂、
硬化剤は環状アミン、3級アミン、アミノ基末端ニトリル−ブタジエンゴム(:ATBN)、からなるメラミン樹脂接着用エポキシ樹脂組成物。 - 請求項1記載のメラミン樹脂接着用エポキシ樹脂を使用して接着したメラミン樹脂物品。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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