JP2019151350A - 蓋付き容器 - Google Patents
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Abstract
Description
こうした問題に対応するために充填する容器又はその蓋体に、幼児等では容易に取り外しのできない機能、即ち、所謂チャイルドレジスタンス機能を付与することが求められている。このチャイルドレジスタンス機能を有する容器は、例えば、従来技術である容器の蓋体が、ただ単に蓋体と容器本体とを引き離す方向に蓋体を引っ張る操作だけで取り外せるのに対し、ただ蓋体を引っ張る操作だけでは蓋体を取り外せず、蓋体を引っ張る前に又は同時に蓋体を引っ張るのとは別の操作を蓋体等に対して行い、それによって蓋体を取り外すように構成されている。
開口縁部に沿ってフランジが周設された有底筒状の容器本体と、フランジに嵌合する枠体を有すると共に枠体の内側に連設された頂壁に開口部が形成された蓋本体と、頂壁の内縁部に回動自在に設けられて開口部を閉塞する蓋体と、蓋体上に貼着されたシートとを備えた蓋付き容器であって、
シートには枠体上に配置される摘み部が延設され、枠体には摘み部を係止するロック機構が設けられている、と云うものである。
本発明の主たる手段では、蓋体を開閉操作するための摘み部がロック機構によって係止され、幼児等にとって簡単には開けることができない構成とすることができる。
上記手段では、ロック機構を回動させるだけで、摘み部を係止するロック状態及びその係止を解除する非ロック状態に容易に設定することができる。
上記手段では、摘み部の左右両端が第1係止部によって夫々係止される構成であり、開蓋状態にするためには、摘み部の左右両端を係止する第1係止部を夫々外す必要があるため、幼児等にとって簡単には開けることができない構成とすることができる
上記手段では、摘み部の先端が第2係止部によって係止される構成であり、係止された状態では、摘み部の先端を第2係止部の下に隠すことができるため、幼児等にとって簡単には開けることができない構成とすることができる
上記手段では、薄肉部がヒンジとして機能するため、蓋体の回動(開閉)を確実に行うことができる。また蓋体を蓋本体と一体的に形成することができるようになる。
上記手段では、非ロック状態において、摘み部が反り返り形状となるので容易に摘むことが可能となる。またシートと頂壁の内縁部との間が剥離可能に貼着される構成では、ロック状態において密封状態を確保することが可能になると共に、非ロック状態からの開蓋を容易に行うことが可能となる。
本発明では幼児等のいたずらによる蓋体の取り外しを防止するチャイルドレジスタンス機能を実現することができる。
また従来の蓋体の取り外しの容易さを確保することができるため、幼児等以外の者にとっては開けやすい蓋付き容器とすることができる。
図1は本発明の第1実施例を示す蓋付き容器の平面図、図2は蓋付き容器を正面側から示す半断面図、図3乃至5は図1のIII−III線における断面図であり、図3は閉蓋且つ非ロック状態を示す蓋付き容器の断面図、図4は開蓋状態を示す蓋付き容器の断面図、図5は閉蓋且つロック状態を示す蓋付き容器の断面図である。
図2に示すように、この蓋付き容器1は、上方に設けられた開口縁部から略水平に外側方向に延出するフランジ3を備えた有底角筒状から成る容器本体2と、フランジ3に嵌合する断面コの字状からなる枠体11を備えた蓋本体10と、下面側に接着層22を備えるシート20とを有して構成されている。容器本体2及び蓋本体10は、例えば合成樹脂材料を射出成形やサーモフォーム成形等をすることにより形成されている。
尚、図1中の摘み部21内に示された格子柄の領域が接着層22を有しない非接着部23である。
尚、シート20の剥離可能範囲は適宜設定することができ、例えば、摘み部21と反対側に位置する薄肉部14側を剥離しない構成としてもよく、この場合には蓋体15と頂壁12との間を連結するシート20がヒンジとして機能するため、薄肉部14を不要とすることが可能となる。したがって、蓋体15は頂壁12の内縁部12aに連設する構成であってもよいし、連設しない構成あってもよい。
尚、第2及び第3実施例に示す蓋付き容器の基本的な構成及び効果は上記第1実施例と同様であり、ロック機構の構成のみが異なる。このため以下の説明においては、第1実施例と異なる点であるロック機構を中心に、同一部材については同一の符号を付して説明する。
図6A、Bに示すように、第2実施例を示す蓋付き容器1のロック機構30は、上記同様に薄肉部14と逆側に位置する枠体11上に設けられている。このロック機構30は、枠体11上で且つ摘み部21の幅寸法よりも若干広めの所定の間隔を有する位置に左右対称に配置され且つ枠体11の上面を含んだ状態において断面コの字状を形成する一対の第1係止片34によって構成されている。
第2実施例に示すロック機構30では、シート20の凸状の摘み部21を一対の第1係止片34間に挿入させ又は上から押圧して摘み部21を変形させて一対の第1係止片34間に嵌入させると、摘み部21の左右両端を一対の第1係止片34が夫々係止するロック状態に設定される。このロック状態を解除するには、一対の第1係止片34の間から摘み部21を取り出す操作が必要になる。よって、上記同様に幼児等のいたずらによる蓋体15の開蓋を防止するチャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
図7A、Bに示すように、第3実施例を示す蓋付き容器1のロック機構30も上記同様、薄肉部14とは逆側となる枠体11上の位置で且つ枠体11の上面を含んだ状態において断面コの字状を形成する第2係止片35によって形成されている。
第2実施例に示すロック機構30では、凸状の摘み部21の先端を枠体11の上面と第2係止片35との間に挿入し又は上から押圧して摘み部21を変形させて枠体11の上面と第2係止片35との間に嵌入させることにより、摘み部21を第2係止片35が係止するロック状態に設定される。摘み部21の先端は第2係止片35の下隠れた状態にあり、発見し難くなっている。よって、上記同様に幼児等のいたずらによる蓋体15の開蓋を防止するチャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
2 : 容器本体
3 : フランジ
10 : 蓋本体
11 : 枠体
11A: 枠体の内壁
11B: 枠体の外壁
11a: 係止部
12 : 頂壁
12a: 頂壁の内縁部
13 : 開口部
14 : 薄肉部
15 : 蓋体
16 : クリアランス
20 : シート
21 : 摘み部
22 : 接着層
30 : ロック機構
31a: ベース板
31b: アーム部
32 : ヒンジ
33 : 嵌合片
34 : 第1係止片
35 : 第2係止片
Claims (6)
- 開口縁部に沿ってフランジ(3)が周設された有底筒状の容器本体(2)と、前記フランジ(3)に嵌合する枠体(11)を有すると共に該枠体(11)の内側に連設された頂壁(12)に開口部(13)が形成された蓋本体(10)と、前記頂壁(12)の内縁部(12a)に回動自在に設けられて前記開口部(13)を閉塞する蓋体(15)と、前記蓋体(15)上に貼着されたシート(20)とを備えた蓋付き容器であって、
前記シート(20)には前記枠体(11)上に配置される摘み部(21)が延設され、前記枠体(11)には前記摘み部(21)を係止するロック機構(30)が設けられていることを特徴とする蓋付き容器。 - ロック機構(30)が、枠体(11)にヒンジ(32)を介して回動可能に連設されると共に左右一対のアーム(31b)を備えたベース(31a)と、前記アーム(31b)に夫々立設されると共に回動時に前記枠体(11)の内壁に嵌合する左右一対の嵌合片(33)とを有して構成されている請求項1記載の蓋付き容器。
- ロック機構(30)が、薄肉部(14)と逆側に位置する枠体(11)上に所定の間隔を有して左右対称に形成され且つ前記枠体(11)の上面を含んだ状態において断面コの字状を形成する一対の第1係止片(34)により構成されている請求項1記載の蓋付き容器。
- ロック機構(30)が、枠体(11)上の摘み部(21)の先端と対向する位置に形成され且つ前記枠体(11)の上面を含んだ状態において断面コの字状を形成する第2係止片(35)により構成されている請求項1記載の蓋付き容器。
- 頂壁(12)の内縁部(12a)と蓋体(15)との間が薄肉部(14)を介して連結されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
- シート(20)は、摘み部(21)に非接着部(23)が設けられ、且つ前記シート(20)と頂壁(12)の内縁部(12a)との間が剥離可能に貼着されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
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