JP2019151334A - 箱型容器 - Google Patents
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Abstract
Description
こうした問題に対応するために充填する容器又はその蓋体に、対象者では容易に取り外しのできない機能、即ち、所謂チャイルドレジスタンス機能を付与することが求められている。このチャイルドレジスタンス機能を有する容器は、例えば、従来技術である容器の蓋体が、ただ単に蓋体と容器本体とを引き離す方向に蓋体を引っ張る操作だけで取り外せるのに対し、ただ蓋体を引っ張る操作だけでは蓋体を取り外せず、蓋体を引っ張る前に又は同時に蓋体を引っ張るのとは別の操作を蓋体等に対して行い、それによって蓋体を取り外すように構成されている。
内容物を収容する有底筒状の容器本体と、容器本体の開口縁部に配設される内枠部と、内枠部に嵌合可能な外枠部を有して容器本体を閉塞する蓋部とを有し、内枠部と外枠部との間がヒンジを介して連結された箱型容器であって、
内枠部及び外枠部には外側に向けて突出する第1係止部及び第2係止部が夫々形成されており、
ヒンジを中心に蓋部を回動させて容器本体を閉塞させた閉蓋状態において、第1係止部と第2の係止部とが重なり合った状態で係合可能であることを特徴とする、と云うものである。
上記手段では、複数のロック機能のすべてをロック状態にすることにより、チャイルドレジスタンス機能の有効性を高めることができる。また非対象者が使用する場合には、一部のロック機構のみをロック状態とし、残りのロック機構については非ロック状態のままで使用することが可能であるため、使い勝手の良い箱型容器とすることができる。
上記手段では、距離的に離れた両角部にロック機能を配置することにより、対象者がロック機構を解除するには、両手を使用して解除する必要が生じることから、器用に操作することが苦手な対象者に対して高度なチャイルドレジスタンス機能とすることが可能となる。
上記手段では、第1係止部の先端部と第2の係止部の先端部とを指先で摘まみながら捻るという操作を行うことにより、容易にロック状態又は非ロック状態に設定することができる。
上記手段では、例えばサーモフォーミング成形法の使用が可能となるため、箱型容器を容易に形成することが可能となり、結果として製造コストを低減することができる。
本発明では対象者による蓋体の取り外しを防止するチャイルドレジスタンス機能を実現することができる。
また従来の蓋体の取り外しの容易さを確保することができるため、非対象者にとっては操作性に優れた箱型容器とすることができる。
まず本発明の第1実施例について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
図1乃至3に示すように、第1実施例に示す箱型容器は、例えば合成樹脂材料を射出成形等することによって形成された容器本体1及び蓋体10を有して構成されている。
容器本体1は、上方の開口端部2に沿ってフランジ3が周設された有底角筒状の容器であり、内部に内容物を収容することが可能となっている。
蓋体10は、断面コの字状に形成されてフランジ3に嵌合により配設される内枠部11と、同じく断面コの字状に形成されて内枠部11に嵌合可能な外枠部12及びこの外枠部12の内側に陥没設された頂壁13を有する蓋部10Aと、内枠部11と外枠部12との間を連結する薄肉状のヒンジ14とを有して形成され、蓋部10Aはヒンジ14を中心に外枠部12に対して回動可能(開閉可能)に構成されている。
また図1に示すように、内枠部11の、ヒンジ14と対向する逆側の位置で且つ幅方向の中心線Owの近傍の位置には第1係止部15として機能する係止片15aが外側に向けて形成されている。係止片15aは薄肉状に形成されて先端部が厚み方向に弾性変形可能に構成されている。
これに対し、非対象者においては、指先を使用して摘みながら捻るという操作は苦にならないため、上記の操作を行うことによりロック状態及び非ロック状態に容易に設定することが可能であり、優れた操作性を維持することができる。
第2及実施例に示す箱型容器の基本的な構成及び効果は上記第1実施例と同様であり、ロック機構の構成のみが異なる。このため以下の説明においては、第1実施例と異なる点であるロック機構を中心に、同一部材については同一の符号を付して説明する。
これに対し、非対象者においては、両手を同時に使用して両ロック機構を操作することは容易であり、また複数のロック機構を有する場合であっても一つずつ操作することが可能であるため、ロック状態及び非ロック状態に容易に設定することが可能であり、優れた操作性を維持することができる。
第3実施例に示す箱型容器の基本的な構成及び効果も上記第1実施例と同様であり、ロック機構の構成のみが異なるため。以下の説明においては、第1実施例と異なる点であるロック機構を中心に、同一部材については同一の符号を付して説明する。
図6に示すように、第3実施例に示す箱型容器では、内枠部11については、ヒンジ14と対向する逆側の内枠部11上で、幅方向の中央の位置に第1係止部15として機能する係止片15aが外側に向けて配置され、同じく両角部の位置に第1係止部15として機能する係止片15bが夫々外側に向けて配置されている。同様に、外枠部12についても、ヒンジ14と対向する逆側の外枠部12上で、幅方向の中央の位置に第2係止部16として機能する係止片16aが外側に向けて配置され、同じく両角部の位置に第2係止部15として機能する係止片16bが夫々外側に向けて配置されている。中央の位置に設けたロック機構は上記第1実施例同様の構成であり、両角部の位置に設けたロック機構は上記第2実施例同様の構成である。
すなわち、第3実施例の箱型容器は、対象者と非対象者とで異なる使用方法に対応することが可能となっている。
第4実施例に示す箱型容器は、容器本体1と蓋部10Aとが薄肉状に形成されたヒンジ14を介し一体に連結される構成であり、例えば合成樹脂製のシート(原反)を加熱軟化させ、金型とシートの隙間を真空とし、シートを金型に密着冷却して絞り加工するサーモフォーミング成形法(シート成形法)により一体に形成されたものである。
蓋部10Aは、容器本体1側の内枠部11に嵌合可能な外枠部12を有し、この外枠部12の内側の下端には陥没設された頂壁13が連設されている。そして、上記第2実施例同様にヒンジ14と対向する逆側の外枠部12の両角部にはロック機構を構成する係止片16b(第2係止部15)が夫々外側に向けて形成されている。
そして、図11に示すように、上記第2実施例同様に、両角部の位置において、ロック機構を構成する係止片16b(第2係止部15)の先端部と係止片15b(第1係止部15)の先端部とを夫々係合させることによって蓋部10Aの開蓋を阻止するロック状態に設定することができる。
2 : 開口縁部
3 : フランジ
10 : 蓋体
10A: 蓋部
11 : 内枠部
11a: 嵌合片
12 : 外枠部
13 : 頂壁
14 : ヒンジ
15 : 第1係止部
15a : 係止片
15b : 係止片
16 : 第2係止部
16a : 係止片
16b : 係止片
Claims (4)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体(1)と、前記容器本体(1)の開口縁部(2)に配設される内枠部(11)と、前記内枠部(11)に嵌合可能な外枠部(12)を有して前記容器本体(1)を閉塞する蓋部(10A)とを有し、前記内枠部(11)と前記外枠部(12)との間がヒンジ(14)を介して連結された箱型容器であって、
前記内枠部(11)及び前記外枠部(12)には外側に向けて突出する第1係止部(15)及び第2係止部(16)が夫々形成されており、
前記ヒンジ(14)を中心に前記蓋部(10A)を回動させて前記容器本体(1)を閉塞させた閉蓋状態において、前記第1係止部(15)と前記第2の係止部(16)とが重なり合った状態で係合可能であることを特徴とする箱型容器。 - ロック機構が複数設けられている請求項1記載の箱型容器。
- 複数のロック機構のうちの少なくとも2つのロック機構が、ヒンジ(14)とは逆側に位置する内枠部(11)及び外枠部(12)の両角部の位置に夫々設けられている請求項2記載の箱型容器。
- 容器本体(1)、内枠部(11)及び外枠部(12)を有する蓋部(10A)のすべてが一体に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の箱型容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7421891B2 (ja) | 2019-09-26 | 2024-01-25 | 大日本除蟲菊株式会社 | 薬剤揮散体 |
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-
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- 2018-02-28 JP JP2018035391A patent/JP7009035B2/ja active Active
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