JP6471555B2 - 蓋開閉機構 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋開閉機構に関するものである。特に、内容物を取り出すために繰り返し開閉される包装容器に用いられ、幼児等が容器内の内容物を誤飲するのを防止するために、単純な動作では開かないようにした蓋開閉機構に関するものである。
家庭用の医薬品などで錠剤やカプセルなどの固形の複数の内容物を収納した包装容器があるが、このような包装容器では、内容物を初回開封時に全て消費することがなく、残りの内容物を再封して保存し、繰り返し開閉して内容物を取り出し使用される。
このような内容物には、医薬品の他、害虫駆除剤や、洗浄剤などがあり、子供が誤って飲むと体に悪影響の出るものが多くある。そのために近年、チャイルドプルーフの概念がもたらされ、単純な動作では開封されることのないようにした包装容器が出てきた。
このようなチャイルドプルーフに対応した容器としては、キャップを下に押しながら、あるいは、横に押しながら廻さないと開けられない容器などがある。このようにチャイルドプルーフに対応したものは、2つの動作を同時にあるいは順次行わなければ開けられないようになっている。
また、ヒンジ蓋形式の容器では、容器本体と蓋とで構成された容器で、容器本体の一端に、開口部を蓋で閉鎖した状態を保持する、蓋の爪に係合する係合部を有する押しボタンを設け、他端には、蓋を回動可能にする揺動軸を設けたヒンジで蓋と結合し、蓋のヒンジ部背面に、蓋の回動をロックするロック部が薄肉部を介して設け、容器本体と蓋との間に、ロック部を収納するロック凹が設けられている容器がある。
この容器は、ロック部をロック凹部に収納すると、ロック部先端が容器本体のロック収納部端部に当り、蓋が容器本体の開口部から開かないようにロックでき、ロック凹部からロック部を外すと蓋が回動可能になるロック機能付き容器である(特許文献1)。
このロック機能付き容器は、蓋の背面に設けたロック部を薄肉部で曲げてロック収納部に嵌め込めば、押しボタンを押すだけで開き、蓋を押せば閉まり、いつでも開閉可能な状態になる。そして、蓋を閉めた状態で、ロック部を蓋背面側のロック凹部に嵌め込めば、ロックが掛かり、押しボタンを押しても開口しなくなる。
上記のロック機能付き容器では、ロックをしておけば、押しボタンを押しても蓋が開くことはないが、ロックをし忘れると幼児等が簡単に開けることができるので、蓋を閉めた状態では常にロックが掛かる容器も用途によっては必要である。
公知文献を以下に示す。
特開2014−105014号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、蓋を閉めた状態では、開けるため
に常に複数の動作が必要で、幼児等が開けることのできず、容器内の内容物を誤飲するのを防止することのできる蓋開閉機構を提供することを課題としている。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、内容物収納部の上端の開口部に設けられた上端構造部と該上端構造部の後部にヒンジ部を介して設けられた蓋部とからなる蓋開閉機構であって、
前記上端構造部は、前方に突き出し下方に折れ曲がった折曲部からなる収納部側係止突起と、前記収納部側係止突起の下方に位置し、内方に押し込むための押圧部を有し、
前記蓋部には、前部に前記収納部側係止突起の折曲部が通過する係止孔が設けられ、
前記上端構造部を前記蓋部で閉じた状態で、前記蓋部を押し上げるように働く弾性構造が設けられ、
前記蓋部が押し上げられ閉じた状態で、前記折曲部が前記係止孔の下端部分に係止され、前記蓋部を押し下げ、前記押圧部を内方に押し込むことにより、前記折曲部が前記係止孔から内方に抜けて前記蓋部を上方に開くことが可能になることを特徴とする蓋開閉機構である。
本発明の蓋開閉機構は、蓋を閉めた状態では、開けるために常に複数の動作が必要で、幼児等が開けることができないので、内容物収納部に収納された内容物を誤飲することが防止できる。
本発明の蓋開閉機構の一例を用いた容器を模式的に示した説明図である。(A)平面図、(B)正面図、(C)右側面図である。 本発明の蓋開閉機構の一例を用いた容器の蓋部が開いた状態を模式的に斜視で示した説明図である。 (A)、(B)、(C)本発明の蓋開閉機構の一例の係止部と蓋部を開く方法を断面で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の蓋開閉機構の一例を用いた容器を模式的に示した説明図、(A)平面図、(B)正面図、(C)右側面図である。図2は、本発明の蓋開閉機構の一例を用いた容器の蓋部が開いた状態を模式的に斜視で示した説明図である。図3(A)、(B)、(C)は、本発明の蓋開閉機構の一例の係止部と蓋部を開く方法を断面で示した説明図である。
本例の蓋開閉機構を用いた容器100は、図1(A)平面図、(B)正面図、(C)右側面図、および、図2の斜視図に示すように、周壁と底面からなりこれらに囲まれた内容物収納部を有する収納部本体1と、その上端の開口部に取り付けられた上端構造部2、および、上端構造部2の後部のヒンジ部3を介して設けられた蓋部4からなる蓋開閉機構とからなっている。
上端構造部2と蓋部4は一体として成型され、他より薄肉に形成されたヒンジ部3を介して接続している。収納部本体1と上端構造部2などは別々に成型され、熱溶着などの接着、あるいは、溝と突起による嵌合などにより一体化されている。これら、収納部本体1と、上端構造部2と、ヒンジ部3と、蓋部4は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用いてインジェクション成型などにより成型されている。
本例においては、容器100は、ヒンジ部3を薄肉で設けたが、上端構造部2と蓋部4を別々に成型し、それぞれに設けた貫通孔と軸受けに軸を挿入したヒンジ部を介して一体化させて形成させてもよい。また、このときは、収納部本体1と上端構造部2とを一体に成型してもよい。
上端構造部2の前面中央の上端には、図2の斜視図のように、蓋部4を押し上げるように働く弾性構造が、上方が湾曲した帯状の2つの帯状突起21、21により設けられている。
本例においては、帯状突起21、21を上端構造部2の前面中央の上端に設けたが、これに限ることなく、上端構造部2の左右の側面の上端にそれぞれ帯状突起を設けてもよいし、また、ヒンジ部を軸と軸受けなどにした場合、弾性構造を上方に湾曲した帯状の2つの帯状突起ではなく、ヒンジ部にスプリングを設けて弾性構造としてもよい。
また、帯状突起21、21の下方前部には、図2や図3に示すように、前方に突き出し下方に折れ曲がった折曲部22aからなる収納部側係止突起22が設けられ、更に、収納部側係止突起22の下方には、収納部側係止突起22を内方に押し込むための押圧部23が設けられている。
そして、蓋部4の前部には、収納部側係止突起22の折曲部22aが通過する係止孔41が設けられ、図3(A)の蓋が閉じた状態では、帯状突起21、21により蓋部4が上に押し上げられ、上端構造部2の折曲部22aが蓋部4の係止孔41の下端部分に係止され、蓋部4が上に持ち上げて開くことができないようになっている。
尚、蓋部4の係止孔41の下方の先端部は前方に曲がって突き出ている。このため、蓋を開ける際に、この突き出た部分の下端に指を当てて蓋部4を持ち上げることができ、指がかかりやすく、痛くないようにしている。
そして、蓋を開くには、蓋部4の前の部分を上から押し下げると、図3(B)のように、蓋部4の係止孔41が上端構造部2の折曲部22aに位置に来るので、続いて押圧部23を容器の内方に押し込むと、上端構造部2の折曲部22aが蓋部4の係止孔41を通り抜けて、図3(C)のように、内方に移動し係止が外れる。
係止が外れると、弾性構造の帯状突起21、21により、蓋部4の前部が浮くように持ち上がる。このようになれば、蓋部4の係止孔41の下方の下端を上に持ち上げて、蓋を開けることができる。これにより、収納部本体1に収納された内容物を取り出すことができる。
再度、蓋をするには、押圧部23を容器の内方に押し込むと、折曲部22aが内方に移動するので、蓋部4を上端構造部2に被せ押し下げながら、押し込んだ押圧部23を戻して、蓋部4の係止孔41に折曲部22aを通す。
そして、蓋部4の押し下げを止めると、帯状突起21、21により蓋部4が上に押し上げられ、上端構造部2の折曲部22aが蓋部4の係止孔41の下端部分に係止され、図3(A)のように、再封される。
尚、図3において、曲線の右側は省略されているが、曲線の右方向では、上端構造部2は、下方に折れ曲がり内周壁が形成されていて、この内周壁が収納部本体1の周壁の上端部分と接着あるいは勘合されて、収納部本体1と上端構造部2が一体化されている。
以上のように、本発明の蓋開閉機構を用いることにより、蓋を開けるために、蓋部を下に押し下げ、その状態で押圧部を容器の内方に押し込むというように、1つの動作を行い、その状態を維持したまま、二つ目の動作を行わなければ、係止が外れないので、蓋を開けることができない。このため、幼児等が開けることができず、容器内の内容物を誤飲するのを防止することができる。
また、大人であれば、片手に容器を持って、他方の手で蓋を押し下げ、その手の指で、または、容器を持った手で押圧部を押せば、係止が外れるので、蓋を押し下げた手を離すと弾性構造で蓋が持ち上がる。そして、その手で蓋部の前部の下端に指を掛けて持ち上げれば、蓋を開けることができるので利便性もよい。
100・・・容器
1・・・収納部本体
2・・・上端構造部
21・・・帯状突起
22・・・収納部側係止突起
22a・・・折曲部
23・・・押圧部
3・・・ヒンジ部
4・・・蓋部
41・・・係止孔

Claims (1)

  1. 内容物収納部の上端の開口部に設けられた上端構造部と該上端構造部の後部にヒンジ部を介して設けられた蓋部とからなる蓋開閉機構であって、
    前記上端構造部は、前方に突き出し下方に折れ曲がった折曲部からなる収納部側係止突起と、前記収納部側係止突起の下方に位置し、内方に押し込むための押圧部を有し、
    前記蓋部には、前部に前記収納部側係止突起の折曲部が通過する係止孔が設けられ、
    前記上端構造部を前記蓋部で閉じた状態で、前記蓋部を押し上げるように働く弾性構造が設けられ、
    前記蓋部が押し上げられ閉じた状態で、前記折曲部が前記係止孔の下端部分に係止され、前記蓋部を押し下げ、前記押圧部を内方に押し込むことにより、前記折曲部が前記係止孔から内方に抜けて前記蓋部を上方に開くことが可能になることを特徴とする蓋開閉機構。
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