JP6492674B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6492674B2
JP6492674B2 JP2015005952A JP2015005952A JP6492674B2 JP 6492674 B2 JP6492674 B2 JP 6492674B2 JP 2015005952 A JP2015005952 A JP 2015005952A JP 2015005952 A JP2015005952 A JP 2015005952A JP 6492674 B2 JP6492674 B2 JP 6492674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
container
edge
frame
operation member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015005952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016132455A (ja
Inventor
林 正保
正保 林
崇義 鶴田
崇義 鶴田
樹子 森島
樹子 森島
恒 相澤
恒 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015005952A priority Critical patent/JP6492674B2/ja
Publication of JP2016132455A publication Critical patent/JP2016132455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6492674B2 publication Critical patent/JP6492674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

この発明は,幼児には蓋を開け難く(チャイルドレジスタント(チャイルドロック)),しかし力の必ずしも強くない高齢者であっても比較的容易に蓋を開けることができる(シニアフレンドリー)蓋付き容器に関する。
医薬品,化粧品,洗剤,タバコ等は幼児が手で触れたり,誤って口に入れたりしないように,幼児の手の届かないところに保管することが大切であるが,これらの物品を入れておく容器そのものにもチャイルドレジスタント(チャイルドロック)機能を持たせておくことも必要なことである。しかし,蓋を開け難くした場合に,上記の物品を必要とする大人,特に握力,把持力,押圧力の弱い高齢者でも容易に開けられないならば本末転倒である。
そこでチャイルドレジスタントでかつ高齢者でも容易に開封できるような(シニアフレンドリー)改良がなされている。たとえば特許文献1,2。
特開2012−131533号公報 特開2012−131534号公報
しかしながらこれらの特許文献に記載のものは液体,粘体などの容器の口部に螺着または冠着して使用するキャップに関するものであって,容器そのものの改良ではない。
この発明は,開閉自在な蓋を備え,この蓋の開閉についてチャイルドレジスタントでかつシニアフレンドリーな容器を提供することを目的とする。
この発明はまた,上記蓋付き容器の一構成要素としての蓋アセンブリを提供するものである。
この発明による蓋付き容器は,容器本体部の開口を塞ぐための蓋体が容器本体部にヒンジにより開閉自在に設けられたものであり,蓋体を閉じた状態に保持するロック機構が,ヒンジが設けられた部分以外の,開いたときに離れる,蓋体の縁部と容器本体部の縁部に設けられ,前記ロック機構は,容器本体部の壁外面から離れた位置で,容器本体部の上端縁の操作部材支持部から少なくとも下方に延びる操作部材と,蓋体に形成された孔とを含み,前記操作部材は,その下端部を含む操作部と,この操作部よりも上部に形成されたロック爪とを備え,前記蓋体が閉じたときに前記ロック爪が前記蓋体の前記孔の係止縁に引っ掛かるものである。
容器本体部にヒンジにより取付けられた蓋体を閉じると,蓋体の前記孔の係止縁が操作部材のロック爪を超えてその下側に行くので,蓋体を開けようとしてもロック爪が係止縁に引っ掛かり,蓋体は閉じた状態に保たれる(ロック状態)。ロックを解除するためには操作部材の下方に延びた操作部を引くか,または押せば(操作すれば),ロック爪と係止縁との係止が外れうる状態となる。操作部を操作したまま蓋体を開く方向に動かせば(蓋を持ち上げれば),ロック爪は係止縁のところを通過してロックが解除される。
操作部材の操作部を操作する動作と蓋を持ち上げる動作という2つの動作をほぼ同時に行なわなければならないので,乳幼児にはロックを解除して蓋をあけることは困難である(チャイルドレジスタント)。この観点からは,ヒンジは単に蓋体を容器本体部に開閉自在に連結するものであれば足り,ロックを解除すればヒンジの弾性により蓋体が起き上るようにしておく必要はない(ヒンジに蓋を起立させるほどの強い弾性(付勢力)は必要ない)。また,学習能力のある成人であれば,たとえ必ずしも力の強くない高齢者であっても,容易にロックを解除しかつ蓋を開けることができる(シニアフレンドリー)。
一実施態様では,容器本体部の上端縁が枠部であり,前記操作部材支持部は前記枠部の一部である。すなわち,操作部材は容器本体部の枠部の外面に支持され,少なくとも下方に,必要に応じて上方にも延びて形成される。特にこの場合には,操作部材を枠部の外面から切り離すために,操作部材の両側の位置にスリットが設けられる。
一実施態様では,前記操作部材は容器本体部の上端縁よりも上方に延びる爪部を有し,この爪部に前記ロック爪が形成されている。係止縁が蓋体の孔の前側の内縁であり,ロック爪が操作部材の前面に突出している構成の場合には,下方に延びる操作部を手前に引けばロックが解除される。係止縁が蓋体の孔の後側の内縁であり,ロック爪が操作部材の後面に突出して形成されている場合には,操作部を後方に押せばロックが解除される。この実施態様においては,蓋体の縁部に下方に延びる蓋取っ手が形成されていれば,蓋取っ手を利用して片手でロックを解除し,かつ蓋をあけることができる。
他の実施態様では,前記ロック爪は前記操作部材の上部に形成されている。この実施態様では,操作部を押せばロックが解除される。そして,蓋体の縁部に外方に延びる指掛けフランジを形成しておけば,片手で操作することが可能となる。
この発明の一実施態様では,蓋付き容器は,蓋アセンブリを備え,前記蓋アセンブリは,枠体と,この枠体にヒンジにより結合した蓋体とから構成され,前記枠体が容器本体の上縁に嵌合されかつ固定されることにより容器本体部が構成される。そして,前記枠体が凸条枠部となる。
上記一実施態様によると,容器本体と蓋アセンブリとを別個に成形することができる。もちろん,容器本体部とヒンジによりこれに連結した蓋体とを一体成形してもよい。いずれにしても容器本体部と蓋体(容器本体と蓋アセンブリ)は合成樹脂により形成される。
ロック機構の個数を設ける位置は任意である。たとえば,前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分とは反対側の縁部に1つ設けられる,前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分とは反対側の縁部に2つ以上設けられる,前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分の側方に位置する縁部に設けられる,などである。
蓋アセンブリは,容器本体の上縁に結合可能な枠体と,この枠体にヒンジにより結合した蓋体とを備え,前記枠体と前記蓋体とにはヒンジの部分以外の箇所においてロック機構が設けられ,前記ロック機構は,前記枠体から少なくとも下方に延びる操作部材と,蓋体に形成された孔とを含み,前記操作部材は,その下端部を含む操作部と,この操作部よりも上部に形成されたロック爪とを備え,蓋体の前記孔の内縁が前記ロック爪と係止する係止縁である。
この発明はさらに蓋付き容器の構成要素の一つである上記の蓋アセンブリを提供している。
一実施例による蓋付き容器の斜視図である。 蓋付き容器の分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。 図1のIV−IV線に沿う拡大断面図である。 図1のV−V線に沿う拡大断面図である。 他の実施例による蓋付き容器の斜視図である。 蓋付き容器の分解斜視図である。
図1はこの発明の実施例による蓋付き容器の全体を示している。図2は図1に示す蓋付き容器の分解斜視図である。
蓋付き容器10は,容器本体20と蓋アセンブリ30とから構成される。蓋アセンブリ30は枠体40と蓋体50とから構成される。蓋体50は枠体40に,後面側または背面側(後述するロック機構60,60Aが設けられている側を前面側または正面側とする)において,複数箇所(図2においては3箇所)でヒンジ49により開閉自在に結合している(図3参照)。蓋アセンブリ30の蓋体50と枠体40とはヒンジ49も含めて一体成形されている。たとえば蓋アセンブリはポリプロピレン(PP)によりインジェクション成形される。容器本体20はポリスチレン(PS)を用いたシート成形により作成される。これらをポリエチレンテレフタレート(PET),その他の合成樹脂により成形することもできる。ヒンジ49の部分は軟らかく,強い弾性は必要ない。たとえば,後述するようにロック機構60によるロックを解除したときに,蓋体50がヒンジ49の弾性で上に開くことがないことが好ましい(操作者が手または指で持ち上げて開くことができればよい)。
まず蓋アセンブリ30,特にその枠体40の容器本体20への取付け(枠体40と容器本体20との強固な結合)について説明する。
容器本体20は有底で上面以外の面(側面,底面)が閉鎖された容器である。この実施例では容器本体20は上面からみてほぼ長方形で四隅に丸味がつけられたものであるが,その形状,高さは任意に設計することができる。容器本体20の上縁には全周にわたって外方に突出したフランジ21が一体に形成されている。
一方,蓋アセンブリ30の枠体40は,容器本体20のフランジ21にぴったり嵌るように,平面からみてフランジ21と同じ形状を有し,上面側が上方に突出し(凸条),下面側に溝が形成されているものである。この凸条または溝は上面部41,外面部(壁部)42および内面部(壁部)43により規定される。そして,外面部42の内面下部に内方に突出する爪部44が複数箇所に設けられている(図3,図4参照)。図2に示す例では前面側4箇所,後面側4箇所に爪部44が設けられている。符号45で示す上面部41に形成された孔は爪部44の肉厚をつくるためにあけられたものである。
蓋アセンブリ30の枠体40の下側に開いた溝に容器本体20のフランジ21を強制的に圧入すると,枠体40の外面部42が外方に変形して爪部44がフランジ21を折り曲げながらその下側に入り込み,フランジ21を枠体40の上面部41と爪部44で挟むので,枠体40は容器本体20のフランジ21に強固に固定される。爪部44がフランジ21の下側に入りやすいように爪部44の下面は内方に向って上方に傾斜する斜面(平面または曲面)になっていることが好ましく,フランジ21から外れ難くするために爪部44の上面はフランジ21下面と平行な平坦面であることが好ましい。
蓋アセンブリ30の蓋体50は上面部51とこの上面部51の縁部の全周にわたって一体的に形成された嵌合枠部(縁部)52とから構成される。嵌合枠部52は枠体40にすっぽり(わずかの隙間をもって)嵌るように,平面からみて枠体40と同じ形状を有し,蓋体50の外周の全周にわたって上面側が上方に突出し(凸条),下面側には枠体40を内部に収めることのできる溝が形成されている。この凸条または溝(すなわち,嵌合枠部52)は上面部53と外面部(壁部)54と内面部(壁部)55とから構成される(図3,図4参照)。ヒンジ49は外面部54に連なっている。
枠体40が容器本体20に結合した状態では容器本体20の上面開口は枠体40の開口として開放している。蓋アセンブリ30の蓋体50を閉じると,その嵌合枠部52が枠体40に重なって嵌合し,その上面部51によって容器本体20の上面開口が塞がれる,すなわち蓋がされる。蓋体50の前面側を持ち上げれば容器本体20の上面開口は開く。
したがって,容器に蓋をするという観点からいえば,枠体40は容器本体20側の構成要素の一部と位置付けられる。そこで,枠体40が結合した状態の容器本体20側の部分を,この明細書では容器本体部と呼び,蓋体50と区別することとする。この場合,枠体40は容器本体部の開口の縁部に設けられた凸条枠部となる。
容器本体と蓋体とをインジェクション成形等により一体的に形成することもできる。この場合には,枠体40に相当する部分は不要となる。すなわち,少なくとも容器本体のフランジ21に相当する部分と枠体の上面部41に相当する部分とが一体化されるであろう。そして,蓋体50に相当する蓋体がヒンジにより直接に容器本体の上縁部分,たとえばフランジ21に相当する部分に開閉自在に設けられる。このような実施態様においても,蓋体に相当する部分(蓋体)を除く容器本体側の部分を容器本体部という。そして,容器本体部の開口の縁部に凸条枠部が一体的に形成される。
さて,蓋体50を容器本体部の開口を閉鎖した状態(閉じた状態)に保持するロック機構60は,容器の前面に,2箇所に設けられている。この実施例では2つのロック機構60が設けられているが,1つのロック機構を容器の前面に設けてもよいし,前面のロック機構に代えて,または加えて,側面に設けてもよい。ヒンジ49が存在する容器の背面側の縁部の部分に設ける意味はないが,開いた蓋体50が容器本体部の縁部から離れる部分であれば,ロック機構をどこに設けてもよいし,その個数に制限はない。
2つのロック機構60は同じ構成であるから図1,図2に加えて図5を参照して,一方のロック機構60について説明する。
ロック機構60は,容器本体部(蓋アセンブリ30の枠体40側)の部材(構造,構成)と,蓋体50側の部材(構造,構成)とを含む。容器本体部において,枠体40(枠部)には,その上面部41から外面部42にかけて,操作部材46となる部分の幅に相当する間隔をあけて上下方向にのびる2つのスリット48が形成されている。スリット48は上面部41の幅の半分程度まで形成されている。操作部材46はこれらのスリット48により枠体40からその両側が分離されている。操作部材46は枠体40の上面部41の2つのスリット48で挟まれた部分(操作部材支持部)の先端部(符号41aで示す)において枠体40に支持され,下方に延びる部分と上方に延びる部分(爪部)とを有している。操作部材46の下方に延びる部分は操作部46Aであり,容器20の前面壁外面から少し離れている。操作部材46の上方に延びる部分にはその外面に前方に突出するロック爪46Bが形成されている。ロック爪46Bの下面は係止するために平坦であるが,上部は滑らかに丸味を帯びて形成されている。操作部材46は枠体40と一体的に形成されている。
蓋体50において,枠部(縁部)52の上面部53に,操作部材46のロック爪46Bに対応し,ロック爪46Bが入る大きさの孔56が形成され,この孔56の前側の内縁が係止縁53aとなっている。蓋体50にはさらに,2つのロック機構60(すなわち2つの孔56)の間の位置において,枠部52の外面部54より下方に延びる蓋取っ手57が一体的に形成されている。
蓋体50が開いた状態から蓋体50の前部を下方に押すと(蓋を閉じると),蓋体50の孔56に,容器本体部の操作部材46のロック爪46Bが入る。すなわち,ロック爪46Bの部分がやや内側に曲げられながら,孔56の係止縁53aが爪46Bの丸味を帯びた上部を滑りながらロック爪46Bが孔56に入り,ロック爪46Bが孔56の内縁の係止縁53aに引っ掛かる(ロック状態)。この状態では蓋50を開けることはできない。
容器の蓋を開けるときには,操作者は2つのロック機構60の操作部46Aを手前に引きながら,蓋取っ手57に指を掛けて蓋を上に持ち上げる。操作部46Aを手前に引くと,図5に鎖線で示すように操作部材46が傾き,ロック爪46Bが係止縁53aから離れる方向に動き,蓋体50を上に持ち上げることでロックが外れる(ロックの解除)。上述したようにヒンジ49の弾性を弱くしておくと,ロック爪46Bと係止縁53aとの係止が外れたときにヒンジ49の弾性により蓋体50が人の力を借りることなく開いてしまうことが防止され,蓋体50は人の力により持ち上げることが必要となる。
ロックの解除は,上述のように操作部材の操作部を手前に引きながら蓋を持ち上げるという2つの動作をほぼ同時に行なわなければならない。乳幼児は同時に2つの異なる動作(指の動き)をすることが難しいとされているので,上記の構成のロック機構は乳幼児には開け難い。これに対して学習能力のある成人であれば,高齢者のように力の弱い人でも,上記の蓋の開放動作は容易である。
上記実施例では操作部材の操作部を手前に引いてロック解除を行う。これに対して,操作部を押してロック解除を行う構成とすることもできる。たとえば,ロック爪46Bを操作部材46の内面側に設け,係止縁を孔56の内側の内縁とすればよい。
図6および図7は操作部を押してロック解除を行う他の実施例を示している。既に述べた構成と同一構成については同一符号を付して重複説明を避け,上記実施例と異なる点について述べる。
蓋付き容器10Aのロック機構60Aは,容器の前面1箇所に設けられている。すなわち,容器本体部において,操作部材47の幅に相当する間隔をあけて,枠体40の前側の外面部42に2つのスリット48が形成されている。スリット48は外面部42の下端に達している。2つのスリット48の間に,枠体40と一体的に形成された操作部材47が設けられ,操作部材47はその上端部において枠体40(縁部,枠部)に連続している。すなわち,枠体40の前側の外面部42の一部(スリット48の上端付近に位置する部分)が操作部材支持部42aである。操作部材47の下方に延びる部分が操作部47Aであり,上部に外方に突出するロック爪47Bが形成されている。ロック爪47Bの下面は平坦で,上部は内方に向けて斜めに形成されている。
蓋体50側においては,その枠部52の前側の外面部54に,ロック爪47Bに対応し,ロック爪47Bが入る大きさの孔58があけられている。孔58の下側の内縁54aが係止縁である。蓋体50にはまた,枠部52の前側の外面部54の下端から,孔58の両側の位置において,2つの指掛けフランジ59が前方に延びて形成されている。
蓋体50が開いた状態から蓋体50の前部を下方に押すと(蓋を閉じる),蓋体50の孔58内に容器本体部の操作部材47のロック爪47Bが入る。すなわち,蓋体50の前側の外面部54の下端がロック爪47Bに当り,この外面部54が外方に押されて,ロック爪47Bが孔58内に入り,その係止縁54aに引っ掛かる(ロック状態)。この状態では蓋50を開くことはできない。
容器の蓋を開けるときには,操作者はロック機構60Aの操作部47Aを押しながら,指掛けフランジ59に指を掛けて蓋を上に持ち上げる。操作部47Aを押すと,図7に鎖線で示すように操作部材47が傾き,ロック爪47Bが係止縁54aから離れる方向に動き,蓋体50を上に持ち上げることでロックが外れる(ロックの解除)。
ロックの解除は,上述のように操作部材の操作部を押しながら蓋を持ち上げるという2つの動作をほぼ同時に行なわなければならない。この実施例のロック機構も,乳幼児には開け難く(チャイルドレジスタント)で,かつ成人(高齢者を含めて)には蓋の開放操作は容易である(シニアフレンドリー)。
なお,ロック機構60Aの両側に2つの指掛けフランジが設けられているのは,右利き,左利きの操作者がそれぞれ片手で開けるときに操作しやすいようにするためである。ロック機構60Aは2つ以上設けてもよいし,指掛けフランジは1つでもよい。
以上のようにして,上記2つの実施例のロック機構は,蓋を閉じると同時にロックする。ロックを外して蓋を開けるためには操作部を手前に引きながら,または押しながら(操作しながら)蓋を持ち上げなければならず,チャイルドレジスタントであるとともにシニアフレンドリーとなっている。
10,10A 蓋付き容器
20 容器本体
30 蓋アセンブリ
40 枠体(凸条枠部)
46,47 操作部材
46A,47A 操作部
46B,47B ロック爪
48 スリット
49 ヒンジ
50 蓋体
53a,54a 係止縁
56,58 孔
57 蓋取っ手
59 指掛けフランジ
60,60A ロック機構

Claims (12)

  1. 容器本体部の開口を塞ぐための蓋体が容器本体部にヒンジにより開閉自在に設けられ,
    蓋体を閉じた状態に保持するロック機構が,ヒンジが設けられた部分以外の,開いたときに離れる,蓋体の縁部と容器本体部の縁部に設けられ,
    前記ロック機構は,容器本体部の壁外面から離れた位置で,容器本体部の上端縁の操作部材支持部から少なくとも下方に延びる操作部材と,蓋体に形成された孔とを含み,
    前記操作部材は,その下端部を含む操作部と,この操作部よりも上部に形成されたロック爪とを備え,前記蓋体が閉じたときに前記ロック爪が前記蓋体の前記孔の係止縁に引っ掛かる,
    蓋付き容器。
  2. 容器本体部の上端縁が枠部であり,前記操作部材支持部は前記枠部の一部である,請求項1に記載の蓋付き容器。
  3. 容器本体部の上端縁と前記操作部材との間にスリットが形成されている,請求項1または2に記載の蓋付き容器。
  4. 前記操作部材は容器本体部の上端縁よりも上方に延びる爪部を有し,この爪部に前記ロック爪が形成されている,請求項1から3のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  5. 蓋体の縁部に下方に延びる蓋取っ手が形成されている,請求項4に記載の蓋付き容器。
  6. 前記ロック爪は前記操作部材の上部に形成されている,請求項1から3のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  7. 蓋体の縁部に外方に延びる指掛けフランジが形成されている,請求項6に記載の蓋付き容器。
  8. 蓋アセンブリを備え,前記蓋アセンブリは,枠体と,この枠体にヒンジにより結合した蓋体とから構成され,
    前記枠体が容器本体の上縁に嵌合されかつ固定されることにより容器本体部が構成される,
    請求項1から7のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  9. 前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分とは反対側の縁部に1つ設けられている,請求項1から8のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  10. 前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分とは反対側の縁部に2つ以上設けられている,請求項1から8のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  11. 前記ロック機構が,ヒンジの設けられた部分の側方に位置する縁部に設けられている,請求項1から8のいずれか一項に記載の蓋付き容器。
  12. 容器本体の上縁に結合可能な枠体と,この枠体にヒンジにより結合した蓋体とを備え,
    前記枠体と前記蓋体とにはヒンジの部分以外の箇所においてロック機構が設けられ,
    前記ロック機構は,前記枠体から少なくとも下方に延びる操作部材と,蓋体に形成された孔とを含み,
    前記操作部材は,その下端部を含む操作部と,この操作部よりも上部に形成されたロック爪とを備え,蓋体の前記孔の内縁が前記ロック爪と係止する係止縁である,
    蓋アセンブリ。
JP2015005952A 2015-01-15 2015-01-15 蓋付き容器 Active JP6492674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015005952A JP6492674B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 蓋付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015005952A JP6492674B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 蓋付き容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016132455A JP2016132455A (ja) 2016-07-25
JP6492674B2 true JP6492674B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=56437331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015005952A Active JP6492674B2 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 蓋付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6492674B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2849527T3 (es) * 2017-11-08 2021-08-19 Procter & Gamble Producto de consumo
US10934064B2 (en) 2017-11-08 2021-03-02 The Procter & Gamble Company Consumer product that includes a container and unit dose articles
JP6976662B2 (ja) * 2018-02-28 2021-12-08 株式会社吉野工業所 蓋付き容器
CN111846604B (zh) * 2020-08-28 2024-09-24 东莞市铁生辉制罐有限公司 储物盒

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4471881A (en) * 1983-06-28 1984-09-18 J. L. Clark Manufacturing Co. Container with metal body and plastic hinge
US5353946A (en) * 1993-07-26 1994-10-11 Church & Dwight Co., Inc. Container with reclosable lid latch
JP3735643B2 (ja) * 1997-03-21 2006-01-18 株式会社吉野工業所 注出キャップ
US5785179A (en) * 1997-06-04 1998-07-28 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Container for wet wipes having an improved closure mechanism
US6772904B1 (en) * 2000-05-26 2004-08-10 Kraft Foods Holdings, Inc. Container for food products
US6832686B2 (en) * 2001-03-20 2004-12-21 Michael Patrick Donegan Child resistant compact case
JP4027626B2 (ja) * 2001-08-30 2007-12-26 株式会社吉野工業所 安全キャップ付き容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016132455A (ja) 2016-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210155404A1 (en) Container for receiving multiple flexible bag assemblies
TWI406655B (zh) 防兒童開啟的容器
JP6492674B2 (ja) 蓋付き容器
DK2630055T3 (en) A child resistant container
EP2738115A1 (en) Child deterrent package
US10954028B1 (en) Child resistant lockable container
JP2016132460A (ja) 蓋付き容器
JP2016132461A (ja) 蓋付き容器
US10435210B1 (en) Scoop dock and use methods
JP6468047B2 (ja) 蓋付き容器
JP6625830B2 (ja) 容器
CN109315903B (zh) 儿童用用餐容器
JP6471555B2 (ja) 蓋開閉機構
US20220315272A1 (en) Latchable package
CN210654402U (zh) 安全储物盒
KR100869636B1 (ko) 안전용기
JP2017013816A (ja) 蓋付き容器
US20060152018A1 (en) Cabinet latch
JP6519380B2 (ja) 容器
JP6746950B2 (ja) 蓋付容器
KR101928323B1 (ko) 어린이용 급식용기
JP2019151334A (ja) 箱型容器
JP6957114B2 (ja) 閉蓋具付き容器
US8684213B1 (en) User-friendly, child-resistant container
CN111556845A (zh) 容器设备、用于打开容器的方法和用于容器设备的拉链构件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6492674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150