JP2019151155A - 車両制御システム、車両制御装置 - Google Patents

車両制御システム、車両制御装置 Download PDF

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雄生 徳山
Takeo Tokuyama
雄生 徳山
洋輔 富田
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洋輔 富田
弘樹 坂本
Hiroki Sakamoto
弘樹 坂本
康之 高田
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康之 高田
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Abstract

【課題】車両の予約制御が設定されていることを、利用者が車両に接近したときに報知する。【解決手段】車両制御システム100は、車両1に搭載された車両制御装置10と、車両1の利用者に携帯され、車両制御装置10と無線で通信するスマートフォン30と、車両1の予約制御を設定する予約設定部4、33aと、予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行する予約報知部5、33bとを備える。予約制御の実行を許可する所定の許可条件が成立すると、車両制御装置10が予約制御を実行する。さらに、予約制御が設定されている状態下で、車両制御装置10とスマートフォン30との間で所定の通信条件が成立すると、予約報知部5、33bが上記報知動作を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車両制御装置と、車両の利用者が携帯する携帯機との間で行われる無線通信に基づいて、車両の予約制御を実行する車両制御システムに関する。
車両に搭載された車両制御装置と、車両の利用者が携帯する携帯機との間で行われる無線通信に基づいて、利用者によって予約された所定の制御(予約制御)が実行される車両制御システムが知られている。たとえば、特許文献1〜5には、このような予約制御の機能を備えた車両制御システムが開示されている。車両制御装置は、一般にECU(電子制御装置)から成り、携帯機は、たとえば電子キーや他の携帯端末装置から成る
車両または電子キーには、スイッチなどから成る予約設定部が設けられている。利用者が予約設定部で所定の操作を行うことにより、たとえば車両のドアの開閉や施解錠などのような予約制御が入力され、車両制御装置と電子キーとの通信や車両状態に基づいて、該予約制御が車両制御装置に設定(記憶)される。そして、車両制御装置が、予め設定された予約制御の実行を許可する許可条件の成立を検出すると、予約制御を実行する。許可条件は、たとえば、車両制御装置と電子キーとの通信、電子キーの認証、車両に対する利用者の接近・遠ざかり、ドアの開閉、またはその他の車両状態などに関して設定される。
予約設定部により予約制御が設定されたことは、車両に設けられたブザー、ホーン、LED(発光ダイオード)、ランプ、スピーカ、またはディスプレイなどから成る予約報知部により利用者に報知される。また、車両制御装置と電子キーとの通信や車両状態などに基づいて、予約制御が拒絶、解除、実行中断、または実行完了されたことが予約報知部により利用者に報知される。特許文献5には、予約制御の内容が車両制御装置に記憶されている間、その旨を予約報知部により報知し続けることが開示されている。
特許第5582309号公報 特開2011−256675号公報 特開2012−167467号公報 特開2011−214341号公報 特開2016−37792号公報
利用者が時間の経過などにより、車両の予約制御が設定されていることを忘れてしまった場合、その後利用者が電子キーを携帯した状態で車両に接近したときに、意図せず車両の予約制御が実行されて、利用者に戸惑いを与え、場合によっては危険を伴うおそれがある。たとえば、車両の予約制御としてドアの開動作が設定されている場合には、利用者が意図しないのにドアが開くと、該ドアが人や物に衝突するなどの危険が生じる。また、車両の予約制御が設定されている間、該予約制御の報知を予約報知部により継続して行った場合、消費電力が増えるとともに、周囲の人に迷惑をかけるおそれがある。
本発明の課題は、車両の予約制御が設定されていることを、利用者が車両に接近したときに報知することができる車両制御システムおよび車両制御装置を提供することである。
本発明による車両制御システムは、車両に搭載された車両制御装置と、車両の利用者に携帯され、車両制御装置と無線で通信する携帯機と、車両の予約制御を設定する予約設定部と、予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行する予約報知部とを備える。予約制御の実行を許可する所定の許可条件が成立すると、車両制御装置が予約制御を実行する。さらに、予約制御が設定されている状態下で、車両制御装置と携帯機との間で所定の通信条件が成立すると、予約報知部が前記報知動作を実行する。
また、本発明による車両制御装置は、車両に搭載され、該車両の利用者に携帯される携帯機と無線で通信する車両制御装置であって、車両の予約制御が設定されると、該予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行し、予約制御の実行を許可する所定の許可条件が成立すると、予約制御を実行する。さらに、車両制御装置は、予約制御が設定されている状態下で、携帯機との間で所定の通信条件が成立すると、前記報知動作を実行する。
上記によると、利用者が設定されている車両の予約制御を時間の経過などにより忘れてしまっても、その後利用者が携帯機を携帯した状態で車両に接近して、車両制御装置と携帯機との間で通信条件が成立することで、予約制御が設定されていることが利用者に報知される。つまり、車両の予約制御が設定されていることを、利用者が車両に接近したときに報知することができる。このため、車両の予約制御が設定されていることを利用者に気付かせた後、該予約制御を実行することで、利用者に戸惑いを与えないようにしたり、利用者に危険を回避する行動をさせたりすることが可能となる。また、報知動作は携帯機が車両に接近したときに実行され、それまでは実行されないので、予約報知部での消費電力を抑制できるとともに、周囲の人に迷惑をかけるのを回避することが可能となる。
本発明では、車両の利用者に携帯され、車両制御装置と無線で通信する電子キーをさらに備えてもよい。この場合、車両制御装置が電子キーと通信して、電子キーの認証が成功すると、許可条件が成立する。電子キーの認証の成否や許可条件の成否は、車両制御装置が判断してもよい。予約報知部は、車両制御装置が予約制御を実行する前に、前記報知動作を実行する。
また、本発明では、通信条件が、予約設定部により予約制御が設定された後、一旦車両制御装置と携帯機との通信が切断されて、再度車両制御装置と携帯機との通信が接続されたこと、または車両制御装置と携帯機との通信が接続されている状態が所定時間継続したことを含んでいてもよい。また、車両制御装置が、上記の通信条件の成否を判断し、上記の通信条件が成立したと判断すると、予約報知部により前記報知動作を実行してもよい。
さらに、本発明では、予約設定部および予約報知部は、携帯機または車両に設けられていてもよい。また、車両制御装置が、予約設定部の所定操作により入力された予約制御の内容を携帯機または車両から取得して、内蔵する記憶部に記憶させてもよい。
本発明によれば、車両の予約制御が設定されていることを、利用者が車両に接近したときに報知することができる車両制御システムおよび車両制御装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態による車両制御システムの構成図である。 図1の車両制御システムの通信エリアを示した図である。 図1の車両制御システムの予約制御設定動作を示したフローチャートである。 図1の車両制御システムの予約制御実行動作を示したフローチャートである。 図1の車両制御システムの予約制御報知動作を示したフローチャートである。 図1の車両に対するスマートフォンの移動状態の一例を示した図である。 本発明の他の実施形態による予約制御実行・報知動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、実施形態の車両制御システム100の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、車両制御システム100の構成図である。車両制御システム100には、車両制御装置10、電子キー20、およびスマートフォン30が備わっている。車両制御装置10は、ECU(電子制御装置)であって、自動四輪車から成る車両1に搭載されている。
電子キー20およびスマートフォン30は、車両制御装置10に登録されたデバイスであって、車両1の利用者により携帯される。電子キー20は、FOBから成り、車両1の専用品である。これに対して、スマートフォン30は汎用品である。スマートフォン30は、本発明の「携帯機」の一例である。
車両制御装置10には、制御部11、記憶部12、LF(Low Frequency)送信部13、UHF(Ultra High Frequency)受信部14、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)送受信部15、および車内通信部16が備わっている。
制御部11は、マイクロコンピュータから成り、車両制御装置10の各部の動作を制御する。記憶部12は、情報の読み出しが可能なメモリや、情報の書き換えが可能なメモリなどから成る。記憶部12には、制御部11が各部の動作を制御するための情報などが記憶されている。
LF送信部13は、電子キー20へLF信号を送信するための回路とアンテナから成る。LF送信部13のアンテナは、車両1の車室外に複数設けられ、車室内にも設けられている(詳細図示省略)。UHF受信部14は、電子キー20からUHF信号を受信するための回路とアンテナから成る。制御部11は、LF送信部13とUHF受信部14により、電子キー20に対してLF信号やUHF信号を無線で送受信する。
図2は、車両制御システム100の通信エリアを示した図である。車両1の周囲の1点鎖線で囲った範囲内は、車両制御装置10のLF送信部13により送信されたLF信号が及ぶLF通信エリアA1である。このLF通信エリアA1内に電子キー20が有ると、LF送信部13から送信されたLF信号が電子キー20で受信される。
LF送信部13が電子キー20へ送信するLF信号には、電子キー20の応答を要求するLFリクエスト信号が含まれる。UHF受信部14が電子キー20から受信するUHF信号には、LFリクエスト信号に応答するUHFアンサ信号が含まれる。このUHFアンサ信号には、電子キー20のID(識別情報)などの所定の情報が含まれる。
車両制御装置10の制御部11は、LF送信部13によりLFリクエスト信号を所定周期で間欠的に送信してポーリングを行い、電子キー20からのUHFアンサ信号をUHF受信部14で受信することにより、電子キー20を探索する。つまり、制御部11は、LF送信部13とUHF受信部14により、電子キー20が図2のLF通信エリアA1内に有るか否かを検出する。このように、電子キー20を探索するのは、車両1の利用者が電子キー20を携帯した状態で、車両1に接近して来ることを想定しているためである。
LF送信部13によりLFリクエスト信号のポーリングを行って、電子キー20からのUHFアンサ信号をUHF受信部14により受信すれば、制御部11は、電子キー20との通信が接続状態であることを検出する。また、LFリクエスト信号のポーリングに対して、電子キー20からのUHFアンサ信号をUHF受信部14により受信しなければ、制御部11は、電子キー20との通信が切断状態であることを検出する。さらに、制御部11は、上記のような電子キー20との通信の接続・切断状態を常に監視する。
BLE送受信部15は、近距離通信規格であるBLEに基づいたBLE信号を、BLE対応デバイスに対して無線で送受信するための回路とアンテナから成る。本例では、BLE対応デバイスとして、車両制御装置10とスマートフォン30が設けられている。制御部11は、BLE送受信部15により、スマートフォン30に対してBLE信号を無線で送受信する。このBLE信号には、所定の情報が含まれる。
図2の車両1の周囲の2点鎖線で囲った範囲内は、車両制御装置10のBLE送受信部15により送信されたBLE信号が及ぶBLE通信エリアA2である。BLE信号は、LF信号より周波数が高くて到達距離が長いので、BLE通信エリアA2は、LF通信エリアA1より車両1の周囲の広い範囲に及んでいる。また、BLE通信エリアA2は、LF通信エリアA1を包含している。BLE通信エリアA2内にスマートフォン30が存在していれば、BLE送受信部15から送信されたBLE信号がスマートフォン30で受信され、スマートフォン30から送信されたBLE信号がBLE送受信部15で受信される。
BLE送受信部15がスマートフォン30へ送信するBLE信号には、スマートフォン30の応答を要求するBLEリクエスト信号が含まれる。スマートフォン30からBLE送受信部15が受信するBLE信号には、BLEリクエスト信号に応答するBLEアンサ信号が含まれる。
制御部11は、BLE送受信部15によりBLEリクエスト信号を所定周期で間欠的に送信してポーリングを行い、スマートフォン30からのBLEアンサ信号をBLE送受信部15で受信することにより、スマートフォン30を探索する。つまり、制御部11は、BLE送受信部15により、スマートフォン30が図2のBLE通信エリアA2内に有るか否かを検出する。このように、スマートフォン30を探索するのは、車両1の利用者が電子キー20とともにスマートフォン30を携帯した状態で、車両1に接近して来ることを想定しているためである。
BLE送受信部15によりLFリクエスト信号のポーリングを行って、スマートフォン30からのBLEアンサ信号をBLE送受信部15により受信すれば、制御部11は、スマートフォン30との通信が接続状態にあることを検出する。また、BLEリクエスト信号のポーリングに対して、BLE送受信部15によりスマートフォン30からのBLEアンサ信号を受信しなければ、制御部11は、スマートフォン30との通信が切断状態にあることを検出する。さらに、制御部11は、上記のようなスマートフォン30との通信の接続・切断状態を常に監視する。
車内通信部16は、CAN(Controller Area Network )などの車内通信用のバス2を介して、車両1に搭載された他の装置と通信するための回路から成る。他の装置には、車両制御装置10以外のECU3、予約設定部4、予約報知部5、およびスイッチ(図示省略)やセンサ類(図示省略)などが含まれている。
ECU3は、図1では便宜上1つのブロックで示しているが、実際には車両1に複数設けられている。ECU3には、たとえば、車両1のエンジンやドアなどの車載機器を制御するECU、ボディコントロール用のECU、およびセキュリティ用のECUなどがある。
予約設定部4は、車両1に設置されたスイッチまたはディスプレイ装置などから成る。利用者が予約設定部4で所定の操作を行うことで、車両1の所定の予約制御の内容が入力される。そして、予約設定部4が、入力された予約制御の内容を示した予約情報を、バス2を介して車両制御装置10へ送信する。車両制御装置10では、予約設定部4からの予約情報を車内通信部16により受信すると、制御部11が該予約情報に基づいて、予約制御の内容を記憶部12に記憶させる。これにより、車両1の予約制御が車両制御装置10に設定される。
予約設定部4により設定可能な予約内容は、利用者が車両1に乗車する際に(または乗車してから)利用したい車載機器の動作に関する予約である。具体的には、車両1の予約制御として、たとえば、車両1のドアの開閉、ドアの施解錠、窓の開閉、エンジンなどの走行駆動源の始動・停止、照明類の点灯・消灯、またはその他の車載機器の駆動・停止などがある。
予約報知部5は、車両1に搭載された照明類、ホーン、スピーカ、またはディスプレイ装置などから成る。予約報知部5と予約設定部4は、同一のディスプレイ装置に設けられていてもよい。車両制御装置10の制御部11は、車両1の予約制御に関する報知指令を、車内通信部16から予約報知部5に送信する。予約報知部5は、車両制御装置10から受信した報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることなどを利用者に報知する報知動作を実行する。
また、制御部11は、電子キー20からUHF受信部14により受信したUHFアンサ信号に含まれる電子キー20のIDに基づいて、電子キー20の認証を行う。具体的には、制御部11は、UHFアンサ信号に含まれる電子キー20のIDと、予め記憶部12に記憶されたIDとを照合する。そして、両IDが一致すれば、電子キー20の認証が成功したと判断し、両IDが一致しなければ、電子キー20の認証が成功しなかったと判断する。そして、制御部11は、電子キー20の認証に成功すると、記憶部12に記憶(設定)された車両1の予約制御を実行する。
電子キー20には、制御部21、LF受信部23、UHF送信部24、および操作部25が備わっている。制御部21は、マイクロコンピュータから成り、電子キー20の各部の動作を制御する。制御部21の内部メモリには、電子キー20のID(識別情報)などが記憶されている。操作部25は、利用者が操作するスイッチやボタンなどから構成されている。
LF受信部23は、車両制御装置10からLF信号を受信するための回路とアンテナから成る。UHF送信部24は、車両制御装置10へUHF信号を送信するための回路とアンテナから成る。制御部21は、UHF送信部24とLF受信部23により、車両制御装置10に対してUHF信号やLF信号を無線で送受信する。
車両制御装置10からLF受信部23が受信するLF信号には、前述のLFリクエスト信号が含まれる。UHF送信部24が車両制御装置10へ送信するUHF信号には、LFリクエスト信号に応答するUHFアンサ信号が含まれる。
スマートフォン30には、制御部31、記憶部32、表示操作部33、BLE送受信部35、および公衆通信部36が備わっている。制御部31は、マイクロコンピュータから成り、スマートフォン30の各部の動作を制御する。記憶部32は、情報の読み出しが可能なメモリや、情報の書き換えが可能なメモリなどから成る。記憶部32には、制御部31が各部の動作を制御するための情報などが記憶されている。
BLE送受信部35は、BLE信号をBLE対応デバイスに対して無線で送受信するための回路とアンテナから成る。制御部31は、BLE送受信部35により、車両制御装置10に対してBLE信号を無線で送受信する。車両制御装置10からBLE送受信部35が受信するBLE信号には、前述のBLEリクエスト信号が含まれる。BLE送受信部35が車両制御装置10へ送信するBLE信号には、BLEリクエスト信号に応答するBLEアンサ信号が含まれる。また、後述する車両1の予約制御の内容を示した予約情報、予約完了報知指令、および予約報知指令も、BLE送受信部35が車両制御装置10に対して送受信するBLE信号に含まれる。
表示操作部33には、予約設定部33aと予約報知部33bとが含まれている。予約設定部33aは、タッチパネルまたはマイクなどから成る。予約報知部33bは、タッチパネル、スピーカ、およびバイブレータなどから成る。
利用者が予約設定部33aのタッチパネルやマイクなどで所定の操作を行うことにより、所定の予約制御の内容が入力され、該予約制御の内容を示す予約情報が、BLE送受信部35により車両制御装置10へ送信される。車両制御装置10では、スマートフォン30からの予約情報をBLE送受信部15により受信すると、制御部11が該予約情報に基づいて、車両1の予約制御の内容を記憶部12に記憶させる。これによっても、車両1の予約制御が車両制御装置10に設定される。
スマートフォン30の予約設定部33aにより設定可能な予約内容は、車両1の予約設定部4により設定可能な予約内容と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
車両制御装置10の制御部11は、車両1の予約制御に関する報知指令を、BLE送受信部15によりスマートフォン30に送信する。スマートフォン30では、車両制御装置10からの報知指令をBLE送受信部35により受信すると、制御部31が報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることなどを利用者に報知する報知動作を、予約報知部33bにより実行する。
公衆通信部36は、基地局を介して公衆電話網やインターネットに接続され、他の電話装置(携帯電話や固定電話)や情報処理装置(パーソナルコンピュータやサーバ)などと通信するための回路から成る。
次に、車両制御システム100の各部の動作について、図3〜図6を参照しながら説明する。
図3は、車両制御システム100の予約制御設定動作を示したフローチャートである。
利用者が車両1の予約設定部4で所定の操作を行うことで、車両1の予約制御の内容(ドア開、エンジン始動、照明点灯など)が入力される(図3のステップS1:YES)。この場合、予約設定部4は、入力された予約制御の内容を示した予約情報を車両制御装置10へ送信する(図3のステップS2)。
また、利用者がスマートフォン30の予約設定部33aで所定の操作を行うことで、車両1の予約制御の内容が入力される(図3のステップS3:YES)。この場合、制御部31は、入力された予約制御の内容を示した予約情報(BLE信号)を、BLE送受信部35により車両制御装置10へ所定周期で間欠的に送信する(図3のステップS4)。
予約設定部4から送信された予約情報は、バス2を介して車両制御装置10の車内通信部16で受信される(図3のステップS5:YES)。一方、スマートフォン30から送信された予約情報は、たとえば、利用者がスマートフォン30を携帯して、図2のBLE通信エリアA2へ進入することにより、車両制御装置10のBLE送受信部15で受信される(図3のステップS5:YES)。
上記のように車両制御装置10で予約情報が受信されると、制御部11が該予約情報に基づいて、車両1の予約制御の内容を記憶部12に記憶させて、該予約制御を設定(有効化)する(図3のステップS6)。そして、制御部11は、予約完了報知指令を車内通信部16から車両1の予約報知部5に送信し(図3のステップS7)、予約完了報知指令(BLE信号)をBLE送受信部15からスマートフォン30へ送信する(図3のステップS8)。予約完了報知指令には、設定された車両1の予約制御の内容を示す予約情報が含まれる。
なお、予約設定部4が車両1に設けられたディスプレイ装置から成る場合は、車両1の予約制御の設定が完了したことを示す予約完了通知などを、車両制御装置10から予約設定部4へ送信してもよい。これにより、予約設定部4において予約制御の設定動作を完了することができる。
予約報知部5は、車両制御装置10からの予約完了報知指令を受信すると(図3のステップS9:YES)、該予約完了報知指令に基づいて、車両1の予約制御の設定が完了したことを利用者に報知する報知動作を実行する(図3のステップS10)。このとき、たとえば車両1の予約制御の設定が完了したことを、予約報知部5のディスプレイ装置にメッセージにより表示したり、ホーンやスピーカから効果音や音声により出力したり、照明類の点灯・点滅により表示したりしてもよい。また、設定された車両1の予約制御の内容を、ディスプレイ装置にメッセージにより表示してもよい。これらの予約報知部5の報知動作は、一時的なものであり、一定時間実行された後、自動的に停止される。
図2のBLE通信エリアA2内にスマートフォン30が存在していれば、車両制御装置10からの予約完了報知指令がBLE送受信部35により受信される(図3のステップS11:YES)。このとき、ステップS4のBLE送受信部35による予約情報の間欠的な送信動作が実行中であれば(図3のステップS12:YES)、制御部31が、該予約情報の送信動作を停止する(図3のステップS13)。
また、制御部31は、車両制御装置10から受信した予約完了報知指令に基づいて、車両1の予約制御の設定が完了したことを利用者に報知する報知動作を予約報知部33bにより実行する(図3のステップS14)。このとき、たとえば車両1の予約制御の設定が完了したことと、該予約制御の内容とを、予約報知部33bのタッチパネルにメッセージにより表示したり、スピーカから音声で出力したりしてもよい。また同時に、これらの報知動作を利用者に気付かせ易くするため、予約報知部33bのスピーカから効果音を出力したり、バイブレータを振動させたりしてもよい。これらの予約報知部33bの報知動作は、一時的なものであり、一定時間実行された後、自動的に停止される。
図4は、車両制御システム100の予約制御実行動作を示したフローチャートである。
まず、車両制御装置10の制御部11が、記憶部12の記憶内容を参照して、車両1の予約制御が設定されているか否かを確認する。車両1の予約制御が設定されていれば(図4のステップS21:YES)、制御部11は、LF送信部13によりLFリクエスト信号のポーリングを実行する(図4のステップS22)。
利用者が電子キー20を携帯して、図2のLF通信エリアA1へ進入すると、車両制御装置10からのLFリクエスト信号が電子キー20のLF受信部23により受信される(図4のステップS23:YES)。すると、電子キー20の制御部21が、UHF送信部24からUHFアンサ信号を車両制御装置10へ送信する(図4のステップS24)。
電子キー20からのUHFアンサ信号がUHF受信部14により受信されると(図4のステップS25:YES)、車両制御装置10の制御部11が、電子キー20との通信が接続されたことを検出する(図4のステップS26)。そして、制御部11は、受信したUHFアンサ信号に含まれる電子キー20のIDに基づいて、電子キー20の認証を行う。
電子キー20の認証が成功しなければ(図4のステップS27:NO)、制御部11は、再びUHFアンサ信号の受信を待つ。対して、電子キー20の認証が成功すると(図4のステップS27:YES)、制御部11は、車両1の制御予約の実行を許可する許可条件が成立したと判断する(図4のステップS28)。そして、制御部11は、設定されている車両1の予約制御を実行する(図4のステップS29)。すなわち、制御部11は、設定された車両1の予約制御の内容に基づいて、所定のECU3に対して車内通信部16から制御指令を送信し、該ECU3により所定の車載機器を作動させる。
図5は、車両制御システム100の予約制御報知動作を示したフローチャートである。
まず、車両制御装置10の制御部11が、車両1の予約制御が設定されているか否かを確認する。このとき、車両1の予約制御が設定されていれば(図5のステップS31:YES)、制御部11は、BLE送受信部15によりBLEリクエスト信号のポーリングを実行する(図5のステップS32)。
図6は、車両1に対する利用者とスマートフォン30の移動状態の一例を示した図である。たとえば、前述したようにスマートフォン30により車両1の予約制御を設定するなどのため、利用者がスマートフォン30を携帯した状態で車両1に接近して、図6(a)の矢印Y1のように、BLE通信エリアA2内に進入したとする。これにより、車両制御装置10からのBLEリクエスト信号がスマートフォン30のBLE送受信部35で受信される。そして、スマートフォン30の制御部31が、BLE送受信部35からBLEアンサ信号を車両制御装置10へ送信する。このBLEアンサ信号が、車両制御装置10のBLE送受信部15で受信されると、制御部11は、車両制御装置10とスマートフォン30との通信が接続されたことを検出する。
その後、利用者がスマートフォン30を携帯したまま、図6(a)の矢印Y2のように、BLE通信エリアA2から離脱したとする。すると、車両制御装置10からのBLEリクエスト信号がスマートフォン30で受信されず、スマートフォン30からBLEアンサ信号が送信されなくなって、車両制御装置10はBLEアンサ信号を受信しなくなる。このため、制御部11は、車両制御装置10とスマートフォン30との通信が切断されたことを検出する。
さらにその後、利用者がスマートフォン30を携帯して、図6(a)の矢印Y3のように、BLE通信エリアA2へ再度進入したとする。すると、スマートフォン30では、車両制御装置10からのBLEリクエスト信号がBLE送受信部35で受信される(図5のステップS33:YES)。そして、制御部31が、BLE送受信部35からBLEアンサ信号を車両制御装置10へ送信する(図5のステップS34)。
スマートフォン30からのBLEアンサ信号が、車両制御装置10のBLE送受信部15で受信されると(図5のステップS35:YES)、制御部11は、車両制御装置10とスマートフォン30との通信が、切断状態から再度接続状態に変化したことを検出する(図5のステップS36:YES)。これにより、制御部11は、車両制御装置10とスマートフォン30との間で通信条件が成立したと判断する(図5のステップS38)。
また、車両1の予約制御が設定された後、利用者がスマートフォン30を携帯した状態で、図6(b)に示すように、BLE通信エリアA2内に停滞しているとする。この場合、上述した車両制御装置10とスマートフォン30によるBLEリクエスト信号とBLEアンサ信号の送受信が繰り返されるので、制御部11は、スマートフォン30との通信の接続状態が継続していることを検出する。そして、制御部11は、内蔵するタイマなどにより、車両制御装置10とスマートフォン30との通信の接続状態が所定時間継続したことを検出すると(図5のステップS37:YES)、車両制御装置10とスマートフォン30との間で通信条件が成立したと判断する(図5のステップS38)。
上述のように通信条件が成立すると、制御部11は、予約報知指令を車内通信部16から車両1の予約報知部5に送信する(図5のステップS39)。また、制御部11は、予約報知指令(BLE信号)をBLE送受信部15からスマートフォン30へ送信する(図5のステップS40)。予約報知指令には、車両制御装置10に設定されている車両1の予約制御の内容を示す予約情報が含まれている。
予約報知部5は、車両制御装置10からの予約報知指令を受信すると(図5のステップS41:YES)、該予約報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行する(図5のステップS42)。このとき、たとえば車両1の予約制御が設定されていることを、予約報知部5のディスプレイ装置にメッセージにより表示したり、ホーンやスピーカから効果音や音声により出力したり、照明類の点灯・点滅により表示したりしてもよい。また、設定されている予約制御の内容を、ディスプレイ装置にメッセージにより表示してもよい。これらの予約報知部5の報知動作は、一時的なものであり、一定時間実行された後、自動的に停止される。
スマートフォン30では、車両制御装置10からの予約報知指令をBLE送受信部35により受信すると(図5のステップS43:YES)、制御部31が、該予約報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を予約報知部33bにより実行する(図5のステップS44)。このとき、たとえば車両1の予約制御が設定されていることと、該予約制御の内容とを、予約報知部33bのタッチパネルにメッセージにより表示したり、スピーカから音声で出力したりしてもよい。また同時に、これらの報知動作を利用者に気付かせ易くするため、予約報知部33bのスピーカから効果音を出力したり、バイブレータを振動させたりしてもよい。これらの予約報知部33bの報知動作は、一時的なものであり、一定時間実行された後、自動的に停止される。
以上の実施形態によると、利用者が車両1の予約制御を設定した後、時間の経過などにより該予約制御を忘れてしまっても、その後利用者がスマートフォン30を携帯した状態で車両1に接近することで、車両制御装置10とスマートフォン30との間で通信条件が成立する。そして、車両1の予約制御が設定されていることが、車両1の予約報知部5とスマートフォン30の予約報知部33bにより利用者に報知される。つまり、車両1の予約制御が設定されていることを、利用者が車両1に接近したときに予約報知部5、33bにより報知することができる。
そのため、車両1の予約制御が設定されていることを利用者に気付かせた後、該予約制御を実行することで、利用者に戸惑いを与えないようにしたり、利用者に危険を回避する行動をさせたりすることが可能となる。たとえば、車両1の予約制御としてドアの開動作が設定されている場合には、利用者がスマートフォン30を携帯した状態で車両に接近したときに、該ドアの開動作の予約が設定されていることが予約報知部5、33bにより報知される。このため、利用者が車両のドアの開動作を予測して、ドアが人や物に衝突するなどの危険を回避するように適切に行動をすることが可能となる。また、予約報知部5、33bによる報知動作は、スマートフォン30が車両1に接近したときに実行され、それまでは実行されないので、予約報知部5、33bでの消費電力を抑制できるとともに、周囲の人に迷惑をかけるのを回避することが可能となる。
また、以上の実施形態では、利用者が電子キー20を携帯した状態で車両1に接近して、車両制御装置10が電子キー20の認証に成功することで、車両1の予約制御を実行させることができる。また、図2からわかるように、車両1の周辺において、車両制御装置10とスマートフォン30とが通信可能なBLE通信エリアA2が、車両制御装置10と電子キー20とが通信可能なLF通信エリアA1より広くて、該LF通信エリアA1を包含している。このため、車両制御装置10による電子キー20の認証が成功して、車両1の予約制御が実行される前に、車両制御装置10とスマートフォン30との間で通信条件が成立して、予約制御が設定されていることを予約報知部5、33bにより利用者に確実に報知することができる。
また、以上の実施形態では、車両1の予約設定部4またはスマートフォン30の予約設定部33aにより車両1の予約制御が設定された後、車両制御装置10が、一旦スマートフォン30との通信が切断されて、再度スマートフォン30との通信が接続されたこと、またはスマートフォン30との通信が接続されている状態が所定時間継続したことを検出する。そして、車両制御装置10が、いずれかの状態を検出したときに、通信条件が成立したと判断して、予約報知部5、33bにより予約制御の報知動作を実行する。このため、利用者がスマートフォン30を携帯した状態で、一旦車両1から離れて再度に車両1に接近したり、車両1の近傍に所定時間停滞したりしたときに、車両1の予約制御が設定されていることを忘れていても、通信条件が成立するため、予約制御が設定されていることを予約報知部5、33bにより利用者に報知することができる。
また、以上の実施形態では、利用者が、車両1またはスマートフォン30に設けられた予約設定部4、33aで所定の操作を行うことにより、車両1の予約制御を入力することができる。そして、この入力された予約制御の内容を示した予約情報を、車両制御装置10が予約設定部4またはスマートフォン30から取得して、内蔵する記憶部12に記憶させるので、該予約制御を車両制御装置10に確実に設定することができる。
さらに、以上の実施形態では、利用者がスマートフォン30を携帯した状態で車両1に接近したときに、車両1に設けられた予約報知部5と、スマートフォン30に設けられた予約報知部33bの両方により、車両1の予約制御が設定されていることが報知されるので、そのことを利用者に一層気付かせ易くすることができる。また、設定されている車両1の予約制御の内容を、スマートフォン30の予約報知部33bに含まれるタッチパネルに詳細に表示することで、利用者に予約内容を一層気付かせ易くすることが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、車両制御装置10とスマートフォン30との間で所定の通信条件が成立すると、予約報知部5、33bにより車両1の予約制御の報知動作を実行した例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、車両制御装置10と電子キー20との間で所定の通信条件が成立すると、予約報知部5、33bにより車両1の予約制御の報知動作を実行してもよい。
図7は、この場合の車両制御システム100の予約制御実行・報知動作を示したフローチャートである。図7では、前述の図4の予約制御実行動作と同一処理には、同一符号を付している。
まず、車両制御装置10の制御部11は、車両1の予約制御が設定されていることを確認して(図7のステップS21:YES)、LFリクエスト信号のポーリングを実行する(図7のステップS22)。そして、LFリクエスト信号が電子キー20で受信され(図7のステップS23:YES)、電子キー20がUHFアンサ信号を送信し(図7のステップS24)、車両制御装置10がUHFアンサ信号を受信する(図7のステップS25:YES)。すると、制御部11は、電子キー20との通信が接続されたことを検出して(図7のステップS26)、車両制御装置10と電子キー20との通信条件が成立したと判断する(図7のステップS51)。
そして、制御部11は、車内通信部16により予約報知部5に予約報知指令を送信し(図7のステップS52)、BLE送受信部15によりスマートフォン30へ予約報知指令を送信する(図7のステップS53)。予約報知部5は、予約報知指令を受信すると(図7のステップS54)、該予約報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行する(図7のステップS55)。スマートフォン30では、予約報知指令がBLE送受信部35により受信されると(図7のステップS56:YES)、制御部31が、該予約報知指令に基づいて、車両1の予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を予約報知部33bにより実行する(図7のステップS57)。
それから、制御部11は、電子キー20の認証を行い、電子キー20の認証が成功すると(図7のステップS27:YES)、許可条件が成立したと判断し(図7のステップS28)、設定されている車両1の予約制御を実行する(図7のステップS29)。これにより、たとえば、利用者がスマートフォン30を携帯せず、電子キー20だけを携帯して、車両1に接近しても、車両1の予約制御が設定されていることが予約報知部5、33bにより利用者に報知されてから、該予約制御を実行させることができる。
以上の実施形態では、携帯機としてスマートフォン30を用いた例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外に、たとえば、利用者が直接身に付けることのできるウェアラブルデバイス、FOB、またはその他の携帯端末装置などを、携帯機として用いてもよい。また、携帯機と電子キーとを、同一の携帯端末装置で構成してもよい。この場合、図7に示したように、車両の予約制御が設定されていることを予約報知部により報知してから、該予約制御を実行するようにすればよい。
また、以上の実施形態では、車両1とスマートフォン30に予約設定部4、33aと予約報知部5、33bをそれぞれ設けた例を示したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。車両1、スマートフォン30、またはその他の携帯機のうち、少なくともいずれか1つに予約設定部や予約報知部を設ければよい。そして、車両側または携帯機側で車両1の予約制御を入力・設定したり、該予約制御が設定されていることを報知したりすればよい。
また、以上の実施形態では、許可条件として、電子キー20の認証が成功したことを例に挙げたが、本発明はこれのみに限定されるものではない。また、通信条件として、一旦車両制御装置10とスマートフォン30との通信が切断されて、再度車両制御装置10とスマートフォン30との通信が接続されたこと、車両制御装置10とスマートフォン30との通信が接続されている状態が所定時間継続したこと、または車両制御装置10とスマートフォン30との通信が接続されたことを例に挙げたが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。その他の許可条件や通信条件を設定してもよい。また、許可条件の成否や通信条件の成否は、車両制御装置10で判断してもよいし、スマートフォン30や電子キー20などの携帯端末装置で判断してもよい。
さらに、以上の実施形態では、自動四輪車から成る車両1に搭載される車両制御システム100に、本発明を適用した例を挙げたが、たとえば自動二輪車や大型自動車などの他の車両に搭載される車両制御システムに対しても、本発明は適用することが可能である。
1 車両
4 予約設定部
5 予約報知部
10 車両制御装置
12 記憶部
33a 予約設定部
33b 予約報知部
20 電子キー
30 スマートフォン(携帯機)
100 車両制御システム

Claims (10)

  1. 車両に搭載された車両制御装置と、
    前記車両の利用者に携帯され、前記車両制御装置と無線で通信する携帯機と、
    前記車両の予約制御を設定する予約設定部と、
    前記予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行する予約報知部と、を備え、
    前記予約制御の実行を許可する所定の許可条件が成立すると、前記車両制御装置が前記予約制御を実行する車両制御システムにおいて、
    前記予約制御が設定されている状態下で、前記車両制御装置と前記携帯機との間で所定の通信条件が成立すると、前記予約報知部が前記報知動作を実行する、ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両の利用者に携帯され、前記車両制御装置と無線で通信する電子キーをさらに備え、
    前記車両制御装置が前記電子キーと通信して、前記電子キーの認証に成功すると、前記許可条件が成立し、
    前記車両制御装置が前記予約制御を実行する前に、前記予約報知部が前記報知動作を実行する、ことを特徴とする車両制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御システムにおいて、
    前記通信条件は、前記予約設定部により前記予約制御が設定された後、一旦前記車両制御装置と前記携帯機との通信が切断されて、再度前記車両制御装置と前記携帯機との通信が接続されたことを含む、ことを特徴とする車両制御システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記通信条件は、前記予約設定部により前記予約制御が設定された後、前記車両制御装置と前記携帯機との通信が接続されている状態が所定時間継続したことを含む、ことを特徴とする車両制御システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記予約設定部は、前記携帯機または前記車両に設けられている、ことを特徴とする車両制御システム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両制御システムにおいて、
    前記予約報知部は、前記携帯機または前記車両に設けられている、ことを特徴とする車両制御システム。
  7. 車両に搭載され、前記車両の利用者に携帯される携帯機と無線で通信する車両制御装置であって、
    前記車両の予約制御が設定されると、該予約制御が設定されていることを利用者に報知する報知動作を実行し、
    前記予約制御の実行を許可する所定の許可条件が成立すると、前記予約制御を実行する車両制御装置において、
    前記予約制御が設定されている状態下で、前記携帯機との間で所定の通信条件が成立すると、前記報知動作を実行する、ことを特徴とする車両制御装置。
  8. 請求項7に記載の車両制御装置において、
    前記車両の利用者に携帯される電子キーと無線で通信して、前記電子キーの認証が成功すると、前記許可条件が成立したと判断し、
    前記予約制御を実行する前に前記報知動作を実行する、ことを特徴とする車両制御装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記予約制御が設定された後、一旦前記携帯機との通信が切断されて、再度前記携帯機との通信が接続された場合、または前記携帯機との通信が接続されている状態が所定時間継続した場合に、前記通信条件が成立したと判断し、
    前記携帯機または前記車両に設けられた予約報知部により前記報知動作を実行する、ことを特徴とする車両制御装置。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の車両制御装置において、
    前記携帯機または前記車両に設けられた予約設定部の所定操作により入力された予約制御の内容を取得して、内蔵する記憶部に記憶させる、ことを特徴とする車両制御装置。
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