JP2019151016A - 化粧パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性が高く、且つ意匠性を保持することが可能な化粧パネル及びその製造方法を提供する。【解決手段】第1面及び第2面を有し、透明の樹脂材料で形成された板状の本体部を有する表面材1と、少なくとも表面材の本体部を第2面側から支持し、樹脂材料により形成された基材3と、表面材と基材との間に配置される装飾層2と、を備えている、化粧パネル。【選択図】図2

Description

本発明は、化粧パネル及びその製造方法に関する。
従来より、屋外に配置される床材には、陶磁器などで形成された化粧パネルが用いられている。例えば、特許文献1には、金属板の上面に、陶磁器などで形成されたタイルが取付けられた化粧パネルが開示されている。
特開昭62−215759号公報
しかしながら、タイルなどの陶磁器は、耐衝撃性が高くなく、異物が衝突すると、割れが生じるおそれがある。また、意匠性を高めるため、タイルに装飾を施した場合、摩耗により装飾が剥がれるおそれがある。このような問題は、化粧パネルを屋外で用いる場合だけではなく、屋内外の床材、あるいは壁材に用いた場合でも同様に起こり得る問題である。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、耐久性が高く、且つ意匠性を保持することが可能な化粧パネル及びその製造方法を提供することを目的する。
本発明に係る化粧パネルは、第1面及び第2面を有し、透明の樹脂材料で形成された板状の本体部を有する表面材と、少なくとも前記表面材を前記第2面側から支持し、樹脂材料により形成された基材と、前記表面材と基材との間に配置される装飾層と、を備えている。
上記化粧パネルにおいて、前記装飾層は、前記表面材の第2面に印刷により形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記基材は、前記表面材とは異なる樹脂により形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の第1面は、梨地状に形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の第1面には、複数の突出部を形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の第1面には、複数の突出部を形成することができ、当該突出部が形成されている箇所以外の前記第1面を、梨地状に形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の第2面には、少なくとも1つの凹部を形成することができ、前記基材には、前記凹部に嵌まる少なくとも1つの凸部を形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の第1面には、複数の溝を形成することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材は、前記本体部の周縁から裾広がりに傾斜する側壁部、をさらに備えることができ、前記基材は、前記表面材の本体部と側壁部とで囲まれる凹部に嵌まる凸部を有することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記基材は、前記表面材と対向する板状の基台部と、前記基台部において、前記表面材とは反対側に一体的に形成された複数のリブと、を備えることができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記基材は、前記表面材の厚み方向に延びる、複数の貫通孔を有することができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材の厚みは、0.3〜3.0mmとすることができる。
上記各化粧パネルにおいて、前記表面材は、アクリル系樹脂、ポリカーボネイド系樹脂またはオレフィン系樹脂により形成することができる。
本発明に係る化粧パネルの製造方法は、第1面及び第2面を有し、透明の樹脂で形成された板状の表面材を準備する第1ステップと、前記表面材の第2面に、印刷により、装飾層を形成する第2ステップと、前記装飾層を挟むように、前記表面材の第2面側に、基材を設ける第3ステップと、を備えている。
上記化粧パネルの製造方法では、前記第2ステップにおいて、前記装飾層は、インクジェット印刷機により、前記表面材の第2面に印刷することができる。
上記各化粧パネルの製造方法では、前記第3ステップにおいて、前記装飾層が印刷された前記表面材を、成形型に配置した後、射出成形により、前記基材を成形することができる。
上記各化粧パネルの製造方法では、前記第3ステップにおいて、前記装飾層が形成された前記表面材に対し、前記基材を接着剤あるいは熱加工により取り付けることができる。
本発明によれば、耐久性が高く、且つ意匠性を保持することができる。
本発明の化粧パネルの一実施形態を示す斜視図である。 図1の断面図である。 図1の化粧パネルにおける表面材を上から見た斜視図である。 図1の化粧パネルにおける表面材を下から見た斜視図である。 図1の化粧パネルにおける表面材の断面図である。 図1の化粧パネルにおける基材を上から見た斜視図である。 図1の化粧パネルにおける基材を下から見た斜視図である。 化粧パネルの曲げ剛性の測定方法を示す平面図(a)及び側面図(b)である。 図1の化粧パネルの製造方法を示す斜視図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す斜視図である。 表面材の他の例を示す断面図である。 表面材の他の例を示す斜視図である。 基材の他の例を示す斜視図である。 基材の他の例を示す斜視図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す斜視図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す斜視図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す断面図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す断面図である。 図1の化粧パネルの他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る化粧パネル及びその製造方法の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.化粧パネルの概要>
図1は、本実施形態に係る化粧パネルの斜視図であり、図2は図1の断面図である。但し、図1の斜視図には、一部断面図が含まれている。また、以下の説明で示す上下などの方向は、図2中の方向であるが、本発明はこれに限定されず、化粧パネルの配置される位置により方向は変わり得る。
この化粧パネルは、透明の樹脂で形成された板状の表面材1と、この表面材1の下面(第2面)に形成された装飾層2と、表面材1を下側から支持する基材3と、を備えている。そして、この化粧パネルの上面には、上記表面材1により矩形状の隆起部が形成されている。以下、各部材について説明する。
<1−1.表面材>
図3は表面材を上から見た斜視図、図4は表面材を下から見た斜視図、図5は表面材の断面図である。図3〜図5に示すように、この表面材1は、矩形状に形成された板状の本体部11と、この本体部11の周縁から裾広がりに傾斜する側壁部12と、を備えており、これらが一体的に形成されている。また、表面材1の下面には本体部11の下面と、側壁部12の内壁面とで囲まれる凹部が形成されている。
表面材1の本体部11及び側壁部12の厚みは、例えば、0.3〜3.0mmとすることができ、0.5〜1.5mmとすることが好ましい。また、表面材1は透明の樹脂材料で形成されていれば特には限定されないが、特に透明度の高い樹脂材料で形成されることが好ましい。そのような材料としては、例えば、アクリルスチレン等のアクリル系樹脂、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、またはポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも一つより形成することができる。また、表面材1の凹部の深さ、つまり側壁部12の最下端から本体部11の下面までの長さDは、例えば、0.5〜10mmとすることができる。
この凹部において、本体部11と側壁部12とのなす角θは、90度以上であれば、特には限定されないが、後述する装飾層2の印刷を考慮すると、135度以上であることが好ましい。また、凹部における本体部11と側壁部12との連結部分は、円弧状に形成されることが好ましく、この場合、その曲率半径は1mm以上であることが好ましい。
<1−2.装飾層>
装飾層2は、種々の模様、色により形成され、化粧パネルを装飾するものであり、表面材1の下面に形成される。これにより、装飾層2による装飾は、透明の表面材1を介して外部から視認することができる。装飾層2は、種々の方法により形成することができる。例えば、予め模様等の装飾が付されたフィルムを用い、このフィルムをインサート射出成形、熱転写射出成形等により表面材1の下面に貼付けることができる。あるいは、インクジェット印刷機により、装飾層2を表面材1の下面に非接触で印刷することもできる。この場合、表面材1の下面に直接印刷してもよいし、あるいは接着性を向上するために、表面材1の下面にプライマー処理やコロナ放電処理を行った上で、装飾層2を印刷してもよい。また、印刷後に、装飾層2に対して、上記の処理を行うこともできる。
装飾層2を印刷で形成する場合、劣化防止のため、例えば、無機顔料によるインクで形成することが好ましい。
<1−3.基材>
次に、基材3について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は基材を上から見た斜視図、図7は基材を下から見た斜視図である。図6及び図7に示すように、基材3は、表面材1を支持するものであり、矩形状の板状に形成された基台部31と、この基台部31の上面に形成された矩形状の凸部32と、を備えており、これらが一体的に形成されている。凸部32は、表面材1の凹部に嵌まるような形状に形成されており、断面台形状に形成されている。すなわち、凸部32は、表面材1の本体部11の下面と同形状の上面321と、この上面321から裾広がりに下方に延びる側面322とを有している。そして、この側面322は、表面材1の側壁部12の内壁面と同形状に形成されている。このような凸部32と、表面材1の凹部によって、化粧パネルに隆起部が形成される。
基材3を構成する樹脂材料は特には限定されないが、例えば、化粧パネルが受ける衝撃を吸収するため、弾性変形しやすい材料が好ましい。そのような材料としては、例えば、PVC等の塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、アクリルスチレン等のアクリル系樹脂、ABS樹脂、から選ばれる少なくとも一つより形成することができる。また、上記装飾層2のインクとの接着性を考慮すると、極性のある樹脂材料で形成されることが好ましい。
<1−4.化粧パネルの剛性>
化粧パネルの剛性は、特には限定されないが、床材などに用いられる場合には、ある程度の剛性を有することが好ましい。例えば、図8に示すように、幅50mmの化粧パネルを切り出し、距離が100mmの一対の支点で化粧パネルを支持する。そして、荷重5Nの三点曲げ試験を行ったときのたわみ量が5mm以下となるような剛性を有することが好ましい。なお、切り出した化粧パネルは、少なくとも表面材1の本体部11が含まれていればよく、側壁部12まで含まれていなくてもよい。また、上記の寸法の化粧パネルが切り出せない場合には、計算に基づいて、上記剛性を有するように設計されていればよい。
<2.化粧パネルの製造方法>
次に、化粧パネルの製造方法の例を説明する。まず、表面材1及び基材3は、射出成形、真空成形、あるいはプレス成形などにより形成する。次に、表面材1の下面に、上述したいずれかの方法により、装飾層2を形成する。これに続いて、図9に示すように、装飾層2が形成された表面材1の下面に、基材3を接着剤あるいは熱加工により貼付ける。すなわち、表面材1の凹部に基材3の凸部32を嵌め込む。こうして、上面に隆起部が形成された化粧パネルが完成する。
あるいは、次のように製造することもできる。まず、装飾層2が形成された表面材1を射出成形用の成形型に挿入する。続いて、インサート成形により、基材3をこの成形型により成形する。すなわち、基材3の成形と、表面材1への取付けと、を同時に行う。このような方法によっても、化粧パネルを製造することができる。
<3.特徴>
本実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(1)剛性の高い樹脂材料により化粧パネルが形成されているため、タイルなどの陶器に比べ、耐荷重性、耐衝撃性が高く、割れなどの損傷を防止することができる。
(2)表面材1の下面に装飾層2を形成しているため、外部からの負荷によって装飾層2が剥がれることがない。したがって、例えば、表面材1が摩耗しても、劣化による意匠性の低下を防止することができる。
(3)化粧パネルを表面材1と基材3とで構成しているため、例えば、これらを異なる材料で形成することができる。そのため、例えば、表面材1をコストの高い材料で形成し、基材3をコストの低い材料で形成するなど、コストのコントロールが可能となる。また、表面材1を薄く形成できるため、その下面に形成されている装飾層2の外部からの視認性を高めることができる。
(4)装飾層2をインクジェット印刷機による印刷によって形成すれば、種々の模様の印刷が可能となる。また、印刷は、表面材1に対して非接触により行われるため、表面材1の下面の形状が複雑であっても、装飾層2の形成が可能である。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<4−1>
表面材1の上面は平坦に形成するほか、次のように形成することができる。まず、表面材1の上面に微細な、梨地状等の凹凸を形成することができる。このような凹凸を形成することで、仮に表面材1の上面に傷が生じても、これを目立たなくすることができる。このような凹凸は、例えば、シボ加工により形成することができる。シボ加工は、表面材1の成形後に施してもよいし、あるいは表面材1の成形型に微細な凹凸を形成し、成形によって凹凸を形成することもできる。その他、割石のような形状、模様など、種々の表面形状にすることができる。
また、表面材1の上面に、複数の突出部を設けることもできる。例えば、図10に示すように、表面材1の上面に半球状の複数の突出部15を所定間隔をおいて形成することができる。このような突出部15を形成することで、例えば、化粧パネルを屋外の床材として用いた場合、化粧パネルが靴で踏まれたときには、突出部15が、まず靴に接するため、表面材1において突出部15以外の部分が踏まれて傷が生じたり、摩耗したりするのを防止することができる。また、表面材1の上面においては、突出部15以外の部分に上述した微細な凹凸を形成したり、上記のように割石のような形状、模様を形成することもできるし、あるいは突出部15を含めた表面材1の上面全体に微細な凹凸を形成することもできる。
上記のような突出部15の形状は、特には限定されず、円形、楕円形、多角形状、円錐、多角錐、異形など種々の形状にすることができる。また、突出部15の高さは、例えば、0.3〜3.0mm程度にすることができる。そして、突出部15間の間隔は、例えば、50mm以下とすることができる。このような設計により、表面材1の傷をさらに防止することができる。
また、このような突出部15を形成する場合、表面材1の断面形状は、図11(a)のように、突出部15が形成されている部分と対応する表面材1の下面を平坦にすることができるし、あるいは図11(b)に示すように、突出部15が形成されている部分においては、これと対応するように、表面材1の下面に凹部151を形成することもできる。但し、図11(a)に示すように、表面材1の下面を平坦にすると、装飾層2の形成が容易になる。特に、装飾層2は、表面材1の下面に形成されているため、表面材1の上面に微細な凹凸や突出部15を形成しても、装飾層2には影響がない。換言すれば、装飾層2に関係なく、突出部15など、表面材1の形状を決定することができる。また、図11(a)に示すように形成すると、突出部15が形成されている部分において、表面材1の厚みが大きくなるため、靴で踏んだときの踏み心地を硬くすることができる。
<4−2>
表面材1の上面には、例えば、図12に示すように、複数の溝16を形成することができる。溝16の形状は特には限定されないが、図12のように格子状に形成すれば、水はけ用の溝とすることができる。
<4−3>
基材3の形状は特には限定されず、例えば、図13に示すように、板状の基台部31と、その下面に向上に形成されたリブ33と、を備えた構造にすることができる。あるいは、図14に示すように、格子状のリブによって基材3を形成することもできる。すなわち、基材3を、複数の貫通孔を形成した形態とすることができる。
<4−4>
上記実施形態では、一つの化粧パネルにおいて、基材3に一つの凸部32を設け、これに対応するように表面材1に一つの凹部を形成しているが、これを複数設けることもできる。例えば、図15に示すように、基材3に複数の凸部32を設け、各凸部32に対して、個別に表面材1を配置することができる。すなわち、複数の表面材1を一つの基材3上に配置することができる。あるいは、図16に示すように、下面に複数の凹部が形成された一の表面材1を準備し、これに複数の凸部32が形成された基材3を取付けることもできる。いずれの場合も、表面材1には複数の隆起部が形成された、これに伴い溝16が形成される。
<4−5>
化粧パネルの形状は特には限定されず、上記のような矩形状のほか、円形、多角形状など種々の形状にすることができる。したがって、これに合わせて表面材や基材の形状を適宜決定することができる。また、表面材の凹部、基材の隆起部の形状は特には限定されず、断面の少なくとも一部が曲線で形成されていてもよい。あるいは、上記のような凹部や隆起部を設けず、平坦に形成することもできる。
例えば、上記実施形態では、図1〜図3に示すように、基材3を板状の基台部31と凸部32とで形成しているが、表面材1及び基材3の形状は特には限定され内。例えば、基材3を、基台部31または凸部32のみで形成することができる。また、例えば、図17に示すように、基台部31の大きさを、表面材1の最外縁から突出しない程度にすることができる。また、図18に示すように、基台部31の外縁と凸部32の最外縁とが一致するように基材3を形成し、表面材1の外縁と基材の外縁とを一致させることができる。この場合、表面材1の側壁部12の端面は上下方向に延び、基台部31の外縁の端面と連続する。さらに、図19に示すように、基材3を図17と同様に形成するとともに、表面材1の側壁部12を、基台部31の外縁の端面に沿わせるように下方に伸ばすことができる。これにより、表面材1の側壁部12は、基材3の側面を覆い、下面まで延びる。但し、図17〜図19も例示であり、他の形態にすることも可能である。
<4−6>
上記実施形態では、表面材の下面に装飾層を形成したが、基材の上面に装飾層を形成した後、表面材と貼り合わせたり、あるいは射出成形により表面材を形成することができる。また、装飾層は、表面材の下面の全体に設ける必要はなく、一部であってもよい。
<4−7>
表面材1は、柔軟に変形可能な薄いシート材とは異なる、硬質の板材により形成することもできるし、あるいは、例えば、ゴム状の変形可能な板材により形成することもできるが、いずれの場合も、床材など、剛性を求められる用途の場合には、基材3との組み合わせにより、上述した曲げ剛性を有することが好ましい。例えば、表面材1が柔らかな材料で形成される場合には、剛性の高い基材3を用いることで、化粧パネル全体として、上記曲げ剛性を持たせることができる。
<4−8>
本発明に係る化粧パネルは、屋内外の床材のほか、壁材としても用いることができ、その用途は特には限定されない。
1 表面材
15 突出部
2 装飾層
3 基材

Claims (17)

  1. 第1面及び第2面を有し、透明の樹脂材料で形成された板状の本体部を有する表面材と、
    少なくとも前記表面材の本体部を前記第2面側から支持し、樹脂材料により形成された基材と、
    前記表面材と基材との間に配置される装飾層と、
    を備えている、化粧パネル。
  2. 前記装飾層は、前記表面材の第2面に印刷により形成されている、請求項1に記載の化粧パネル。
  3. 前記基材は、前記表面材とは異なる樹脂により形成されている、請求項1または2に記載の化粧パネル。
  4. 前記表面材の第1面は、梨地状に形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の化粧パネル。
  5. 前記表面材の第1面には、複数の突出部が形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の化粧パネル。
  6. 前記表面材の第1面には、複数の突出部が形成されており、当該突出部が形成されている箇所以外の前記第1面が、梨地状に形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の化粧パネル。
  7. 前記表面材の第2面には、少なくとも1つの凹部が形成されており、
    前記基材には、前記凹部に嵌まる少なくとも1つの凸部が形成されている、請求項1から6のいずれかに記載の化粧パネル。
  8. 前記表面材の第1面には、複数の溝が形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の化粧パネル。
  9. 前記表面材は、前記本体部の周縁から裾広がりに傾斜する側壁部、をさらに備えており、
    前記基材は、前記表面材の本体部と側壁部とで囲まれる凹部に嵌まる凸部を有している、請求項1から8のいずれかに記載の化粧パネル。
  10. 前記基材は、
    前記表面材と対向する板状の基台部と、
    前記基台部において、前記表面材とは反対側に一体的に形成された複数のリブと、
    を備えている、請求項1から9のいずれかに記載の化粧パネル。
  11. 前記基材は、前記表面材の厚み方向に延びる、複数の貫通孔を有している、請求項1から9のいずれかに記載の化粧パネル。
  12. 前記表面材の厚みは、0.3〜3.0mmである、請求項1から11のいずれかに記載の化粧パネル。
  13. 前記表面材は、アクリル系樹脂、ポリカーボネイド系樹脂、またはオレフィン系樹脂により形成されている、請求項1から12のいずれかに記載の化粧パネル。
  14. 第1面及び第2面を有し、透明の樹脂で形成された板状の表面材を準備する第1ステップと、
    前記表面材の第2面に、印刷により、装飾層を形成する第2ステップと、
    前記装飾層を挟むように、前記表面材の第2面側に、基材を設ける第3ステップと、
    を備えている、化粧パネルの製造方法。
  15. 前記第2ステップにおいて、前記装飾層は、インクジェット印刷機により、前記表面材の第2面に印刷される、請求項14に記載の化粧パネルの製造方法。
  16. 前記第3ステップにおいては、前記装飾層が印刷された前記表面材を、成形型に配置した後、射出成形により、前記基材を成形する、請求項14または15に記載の化粧パネルの製造方法。
  17. 前記第3ステップにおいては、前記装飾層が形成された前記表面材に対し、前記基材を接着剤あるいは熱加工により取付ける、請求項14に記載の化粧パネルの製造方法。
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