JPH1061151A - 床ユニット材および床材 - Google Patents
床ユニット材および床材Info
- Publication number
- JPH1061151A JPH1061151A JP23728996A JP23728996A JPH1061151A JP H1061151 A JPH1061151 A JP H1061151A JP 23728996 A JP23728996 A JP 23728996A JP 23728996 A JP23728996 A JP 23728996A JP H1061151 A JPH1061151 A JP H1061151A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface pattern
- floor unit
- floor
- layer
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
射出成型によって型枠を作り、印刷物の転写や直接印
刷、印刷シートの貼付等により加飾を施した安価で軽量
な、かつ任意の模様によって加飾された床ユニット材を
提供する。 【課題】射出成型による床ユニット材の加飾にはその上
に石材、木片等を貼り付けるという方法をとっており、
コストが高く、重くなっていた。 【解決手段】射出成型による床ユニット材に印刷物の転
写や直接印刷、印刷シートの貼り付け等によって加飾を
行なう。
刷、印刷シートの貼付等により加飾を施した安価で軽量
な、かつ任意の模様によって加飾された床ユニット材を
提供する。 【課題】射出成型による床ユニット材の加飾にはその上
に石材、木片等を貼り付けるという方法をとっており、
コストが高く、重くなっていた。 【解決手段】射出成型による床ユニット材に印刷物の転
写や直接印刷、印刷シートの貼り付け等によって加飾を
行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明はベランダ等に使用
される床ユニット材、とくに製造コストが安価で、軽量
な床ユニット材およびそれを連接した床材に関する。
される床ユニット材、とくに製造コストが安価で、軽量
な床ユニット材およびそれを連接した床材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、射出成型による床ユニット材
の製造は公知である。この床ユニット材の表面を加飾す
る方法として、床ユニット材の形成後、表面に石材やテ
ラゾ、木片等の表面材を貼り付ける方法をとっていた。
の製造は公知である。この床ユニット材の表面を加飾す
る方法として、床ユニット材の形成後、表面に石材やテ
ラゾ、木片等の表面材を貼り付ける方法をとっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、床ユニットの
表面に石材やテラゾ、木片等の表面材を貼り付ける加飾
はコストが高く、安価な表面加飾法が求められていた。
また、加飾表面材が重いため、全体の重量も重くなって
いた。
表面に石材やテラゾ、木片等の表面材を貼り付ける加飾
はコストが高く、安価な表面加飾法が求められていた。
また、加飾表面材が重いため、全体の重量も重くなって
いた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本願発明は、射出成型で
得た床ユニット型枠に印刷物の転写や直接印刷、印刷シ
ートの貼り付けによって表面を加飾した安価で軽量な床
ユニット材を提供することを目的とする。
得た床ユニット型枠に印刷物の転写や直接印刷、印刷シ
ートの貼り付けによって表面を加飾した安価で軽量な床
ユニット材を提供することを目的とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】本願発明は、型枠内側に１個乃至
複数個の表面模様部が一体成型され、表面模様部と型枠
周縁間に額縁部を形成し、および／または、表面模様部
間に目地部を形成し、表面模様部は額縁部または目地部
よりも上方に形成されており、表面模様部上に表面模様
層、その上に透明耐摩耗層が形成された型枠裏面に脚を
有する床ユニット材、をその要旨とする。
複数個の表面模様部が一体成型され、表面模様部と型枠
周縁間に額縁部を形成し、および／または、表面模様部
間に目地部を形成し、表面模様部は額縁部または目地部
よりも上方に形成されており、表面模様部上に表面模様
層、その上に透明耐摩耗層が形成された型枠裏面に脚を
有する床ユニット材、をその要旨とする。
【０００６】以下、図によって本願発明床ユニット材を
説明する。図１は、本願発明床ユニット材断面図であ
る。１は床ユニット型枠である。床ユニット型枠１は例
えば、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニルコポリマー樹脂等の熱可塑性樹脂を射出
成型することにより、上方から見て例えば正方形、矩形
または三角形に一体成型加工して得られる。
説明する。図１は、本願発明床ユニット材断面図であ
る。１は床ユニット型枠である。床ユニット型枠１は例
えば、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニルコポリマー樹脂等の熱可塑性樹脂を射出
成型することにより、上方から見て例えば正方形、矩形
または三角形に一体成型加工して得られる。
【０００７】この床ユニット型枠１には、型枠内側に１
個乃至複数個の表面模様部２が一体成型され、型枠裏側
には脚３が一体成型されている。
個乃至複数個の表面模様部２が一体成型され、型枠裏側
には脚３が一体成型されている。
【０００８】表面模様部２と型枠の周縁部４の間には額
縁部５が形成され、型枠に複数個の表面模様部が形成さ
れているときは表面模様部間に目地部６が形成される。
表面模様部２は額縁部５や目地部６よりも上方に形成さ
れている。さらに目地部６には排水性を良くするために
排水孔を形成するのが望ましい。
縁部５が形成され、型枠に複数個の表面模様部が形成さ
れているときは表面模様部間に目地部６が形成される。
表面模様部２は額縁部５や目地部６よりも上方に形成さ
れている。さらに目地部６には排水性を良くするために
排水孔を形成するのが望ましい。
【０００９】この表面模様部上に表面に石目模様や木目
模様等の意匠性のある模様がある表面模様層７が形成さ
れる。表面模様層は表面模様部と型枠と一体成型する時
に同時に転写する方法、表面模様部形成後に転写する方
法、または、印刷シートの貼り付け等によって形成され
る。
模様等の意匠性のある模様がある表面模様層７が形成さ
れる。表面模様層は表面模様部と型枠と一体成型する時
に同時に転写する方法、表面模様部形成後に転写する方
法、または、印刷シートの貼り付け等によって形成され
る。
【００１０】さらに表面模様層の上には透明耐摩耗層８
が形成される。透明耐摩耗層は、シリコン樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の
任意の透明樹脂で構成されており、表面模様層上に公知
の被覆方法によって層が形成される。透明耐摩耗層の厚
さは好ましくは１〜５００μｍ、さらに好ましくは１０
〜１００μｍである。型枠周縁部４に位置する脚３、お
よび型枠の相対する１辺に隣接する脚が嵌合される手段
を有する嵌合部材９が形成される。嵌合部材は、中空筒
状体が好適である。かくて本願床ユニット材１０が得ら
れる。
が形成される。透明耐摩耗層は、シリコン樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の
任意の透明樹脂で構成されており、表面模様層上に公知
の被覆方法によって層が形成される。透明耐摩耗層の厚
さは好ましくは１〜５００μｍ、さらに好ましくは１０
〜１００μｍである。型枠周縁部４に位置する脚３、お
よび型枠の相対する１辺に隣接する脚が嵌合される手段
を有する嵌合部材９が形成される。嵌合部材は、中空筒
状体が好適である。かくて本願床ユニット材１０が得ら
れる。
【００１１】図２は本願床材を一部切欠いた平面図であ
る。前記床ユニット材１０の１辺の周縁には中空筒状体
等の嵌合部材９が形成され、他辺には嵌合されるべき脚
４が形成される。脚は嵌合部材に嵌合された嵌合構造が
形成されることにより、隣接する床ユニット同士が互い
に連結され、この集合体が本願発明床材１１である。な
お、床ユニット材は連結するのではなく、単に辺を接し
て並べるだけでも良い。
る。前記床ユニット材１０の１辺の周縁には中空筒状体
等の嵌合部材９が形成され、他辺には嵌合されるべき脚
４が形成される。脚は嵌合部材に嵌合された嵌合構造が
形成されることにより、隣接する床ユニット同士が互い
に連結され、この集合体が本願発明床材１１である。な
お、床ユニット材は連結するのではなく、単に辺を接し
て並べるだけでも良い。
【００１２】
【実施例】以下に実施例を示す。 （実施例１）図３は本願発明床ユニット材の実施例１の
平面図である。ＡＢＳ樹脂を射出成型することにより、
上から見ると一辺が１５０ｍｍの正方形であり、周縁部
より５ｍｍ巾の額縁部を介して一辺６５ｍｍの正方形で
あり、表面模様部２間に１０ｍｍ巾の目地部６を形成
し、額縁部５および目地部６から高さ１０ｍｍ上方に表
面模様部２が４つ配置され、該目地部６には排水孔１２
が形成されている床ユニット材型枠を得た。該表面模様
部上に、４０μ厚のＵＶ硬化樹脂耐摩耗層を備え、石目
調の模様を印刷した厚さ０．２ｍｍのアクリル樹脂フィ
ルムを貼り付け、高さ１０ｍｍの筒状体の嵌合部材９と
脚３を備えた本願発明床ユニット材１３を得た。得られ
た床ユニット材は軽量で、かつ、表面に極めて自然な石
目模様を有し、床ユニット材１３の脚が隣接する床ユニ
ット材の嵌合構造に連結することにより、床ユニット材
を自由に敷設して床材が得られた。
平面図である。ＡＢＳ樹脂を射出成型することにより、
上から見ると一辺が１５０ｍｍの正方形であり、周縁部
より５ｍｍ巾の額縁部を介して一辺６５ｍｍの正方形で
あり、表面模様部２間に１０ｍｍ巾の目地部６を形成
し、額縁部５および目地部６から高さ１０ｍｍ上方に表
面模様部２が４つ配置され、該目地部６には排水孔１２
が形成されている床ユニット材型枠を得た。該表面模様
部上に、４０μ厚のＵＶ硬化樹脂耐摩耗層を備え、石目
調の模様を印刷した厚さ０．２ｍｍのアクリル樹脂フィ
ルムを貼り付け、高さ１０ｍｍの筒状体の嵌合部材９と
脚３を備えた本願発明床ユニット材１３を得た。得られ
た床ユニット材は軽量で、かつ、表面に極めて自然な石
目模様を有し、床ユニット材１３の脚が隣接する床ユニ
ット材の嵌合構造に連結することにより、床ユニット材
を自由に敷設して床材が得られた。
【００１３】（実施例２）図４は本願発明の他の実施態
様の平面図である。射出成型の金型の中に木目模様の転
写フィルムを表面模様部に相当する箇所に設置し、ＡＢ
Ｓ樹脂を射出すると同時に表面模様部に模様を転写し、
表面模様層を形成する方法によって、上から見ると１０
０ｍｍ×９００ｍｍの矩形の型枠に周縁部より５ｍｍ巾
の額縁部を介して９０ｍｍ×８９０ｍｍの矩形で、高さ
１０ｍｍの脚を一体的に備え額縁部５から高さ１０ｍｍ
上方に表面模様層１４が形成され、この模様層上に４０
μ厚のＵＶ硬化樹脂耐摩耗層を形成し、本願発明床ユニ
ット材１５を得た。得られた床ユニット材は軽量で、か
つ、表面に極めて自然な木目模様を有し、実施例１と同
様、脚を隣接する床ユニット材の嵌合構造に嵌合するこ
とにより、床ユニット材を自由に連結して床材を得た。
様の平面図である。射出成型の金型の中に木目模様の転
写フィルムを表面模様部に相当する箇所に設置し、ＡＢ
Ｓ樹脂を射出すると同時に表面模様部に模様を転写し、
表面模様層を形成する方法によって、上から見ると１０
０ｍｍ×９００ｍｍの矩形の型枠に周縁部より５ｍｍ巾
の額縁部を介して９０ｍｍ×８９０ｍｍの矩形で、高さ
１０ｍｍの脚を一体的に備え額縁部５から高さ１０ｍｍ
上方に表面模様層１４が形成され、この模様層上に４０
μ厚のＵＶ硬化樹脂耐摩耗層を形成し、本願発明床ユニ
ット材１５を得た。得られた床ユニット材は軽量で、か
つ、表面に極めて自然な木目模様を有し、実施例１と同
様、脚を隣接する床ユニット材の嵌合構造に嵌合するこ
とにより、床ユニット材を自由に連結して床材を得た。
【００１４】本願発明によって安価な床ユニット材の表
面加飾方法が提供され、軽量でかつ極めて自然な風合い
の表面模様等、任意の模様を持つ床ユニット材１０およ
び床ユニット材を平面方向に連結した床材を得ることが
できた。
面加飾方法が提供され、軽量でかつ極めて自然な風合い
の表面模様等、任意の模様を持つ床ユニット材１０およ
び床ユニット材を平面方向に連結した床材を得ることが
できた。
【００１５】
【発明の効果】本願発明は、床ユニット材を印刷物の転
写や直接印刷、印刷シートの貼付により加飾し、その上
から耐摩耗層を形成することによって、次の効果を奏す
る。 従来の石材や木片などの加飾と比べて、安価に加飾で
き、製造コストが低減した。 床ユニット材に極めて自然な風合いの模様等、任意の
模様を容易に施すことができた。 印刷による加飾なので、従来の加飾と比べて、床ユニ
ット材を軽量化することができた。 表面に耐摩耗層を有しているため、模様層が摩耗せ
ず、長期間意匠性を保つことができた。 嵌合構造を備えることにより、容易に広範囲にわたっ
て施工ができた。
写や直接印刷、印刷シートの貼付により加飾し、その上
から耐摩耗層を形成することによって、次の効果を奏す
る。 従来の石材や木片などの加飾と比べて、安価に加飾で
き、製造コストが低減した。 床ユニット材に極めて自然な風合いの模様等、任意の
模様を容易に施すことができた。 印刷による加飾なので、従来の加飾と比べて、床ユニ
ット材を軽量化することができた。 表面に耐摩耗層を有しているため、模様層が摩耗せ
ず、長期間意匠性を保つことができた。 嵌合構造を備えることにより、容易に広範囲にわたっ
て施工ができた。
図１：本願発明床ユニット材の断面図 図２：本願発明床材の平面図 図３：本願発明床ユニット材の平面図 図４：本願発明床ユニット材の他の実施態様の平面図
１：床ユニット型枠 ２：表面模様部 ６：目地部 ７：表面模様層 ９：嵌合部材 １０：本願床ユニット材 １１：本願床材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 9:00 31:10
Claims (2)
- 【請求項１】 型枠内側に１個乃至複数個の表面模様部
が一体成型され、表面模様部と型枠周縁間に額縁部を形
成し、および／または、表面模様部間に目地部を形成
し、表面模様部は額縁部または目地部よりも上方に形成
されており、表面模様部上に表面模様層、その上に透明
耐摩耗層が形成された型枠裏面に脚を有する床ユニット
材。 - 【請求項２】 請求項１の床ユニット材を平面方向に連
接した床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23728996A JPH1061151A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 床ユニット材および床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23728996A JPH1061151A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 床ユニット材および床材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061151A true JPH1061151A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17013176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23728996A Pending JPH1061151A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 床ユニット材および床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1061151A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014070384A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 床材 |
| JP2019151016A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 積水化学工業株式会社 | 化粧パネル及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP23728996A patent/JPH1061151A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014070384A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 床材 |
| JP2019151016A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 積水化学工業株式会社 | 化粧パネル及びその製造方法 |
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