JPS60183140A - 積層プラスチツクタイル及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に着色又は印刷模様付きフィルムを貼合し
てなる立体感、実物感の顕者に改善された耐摩耗性、耐
汚染性及び耐剥離性の優れた積層プラスチックタイルと
その製造方法に関する。

従来技術による積層プラスチックタイル、半硬質プラス
チック基材に中間層を介し又は該基材に着色又は印刷模
様付き硬質プラスチックフィルム表面層を直接貼合し、
必要に応じ上記貼合せてなる積層板の表面層に更にエン
ボス加工を行ない、表面を粗化させた構成のものを主と
する。

この種のプラスチックタイルは已に広汎に実用されてい
るが、それに施されるエンボス加工は、表面層の全面に
均一に行なわれると共にエンボスによって形成された凹
陥部は表面層又はは中間層のみにＩＩニリ、基材の地内
に喰い込んでいないため、立体感に乏しい、！１を調な
外観を呈している。又このようなエンボス加工による表
面処理は、滑り止め機能を付与する表面粗化であるから
、温度の変化や湿気、摩擦等の外力に対する剥離防止に
実質的に寄与しない。

本発明は従来の積層プラスチックタイルの上記欠点を解
消するためになされたものであって、基材と表面層から
なる、又は上記基材と表面層とそれ等に介在された中間
層からなる従来の積層プラスチックタイルの表面に、少
なくとも該表面層と中間層の合計の厚みよりも深い、す
なわち基材の地内に実質的に喰い込むエンボス模様及び
又は線条からなる輪郭を形成せしめると共に該輪郭の凹
陥部に」１記表面層の元来の色と異なる又は印刷模様よ
りも濃厚な着色を施してなる新規な積層プラスチックタ
イルを提供することを目的とする。

本発明の更に一つの目的は、上記の積層プラスチックタ
イルの表面層にポリエステル系、アクリル系又はウレタ
ン系の透明樹脂液を塗布した耐摩耗性、耐汚染性の改善
された積層プラスチックタイルを提供することである。

具体的に、従来のエンボス加工を施した８￥層プラスチ
ックタイルは、第１図に示したような断面構造を有する
ものであって、エンボスにより凹陥部は単に表面層１又
は中間層２にのみ止り、基材３へ及ばない。すなわち、
′浅エンボス”なるためこのエンボス加工は表面粗化の
目的しか達し得ない。これに対し、本発明は、上記のエ
ンボス加工の積層板に更に所定の模様及び又は線条から
なる輪郭を実質的に基材の地内に形成させる″深エンボ
ス”と同時に、該凹陥部４に、上記表面層の元来の色と
異なる又は印刷模様よりも濃厚な色を着色したものであ
るから、色調に鮮明なコントラストが生じて、更にまた
上記凹陥部４のアンカ効果（ａｚＩｃｌＩＯｒｉ＋ｇ　
ｅｆｆｃｃＬ）により、層間結合が−・ＪＧ向」ニする
。

以下実施例によって、本発明の８！１層プラスチックタ
イルの製造法を説明する。

（実施例　１） カレンダ、押出機、ロール等の従来の装置と公知の方法
により、基材となる半硬質プラスチック゛　シートと背
面に印刷模様を有するフィルム表面層とよりなる＋ｒｔ
層板を製遺し、次に凸版圧印槻により、この積層板に所
要の模様及び又は線条からなる輪郭を基材の地内に喰い
込む深さに圧印すると同時に、圧印された凹陥部に上記
フィルムの印刷模様よりも濃厚な色を加印した結果、立
体感の優れた化粧積層プラスチックタイルが得られた。

（実施例　２） 実施例１の方法により、基材と中間層と単色に着色され
た表面層からなる積層板を製造し、実施例１と同様の圧
印により１ル材の地内に喰い込む深さの輪郭を形成し、
同時に該輪郭の凹陥部に該表面層の色と異なる色を加印
した結果、立体感の優れた積層プラスチックタイルが得
られた。

（実施例　３） 実施例１と実施例２の方法により得られた積層板の表面
層に従来のエンボス加工を施し、更に実施例１の凸版圧
印磯により、基材の地内に実質に喰い込む深さの、輪郭
を圧印すると同様に、圧印された凹陥部に所定の着色を
行なった結果、色彩のコントラストの鮮明な立体感の優
れた積層タイルが得られた。

（実施例　４） 実施例１乃至４によって得られた積層板の表面にそれぞ
れアクリル系、ポリエステル系、ウレタン系の透明樹脂
液を塗布し、乾燥硬化させた結果、表面光沢と立体感の
極めて優れた積層タイルが得られた。この製品は、透明
樹脂液の付加により、凹陥部の着色保護効果が得られた
ので、長期の使用によっても殆ど変化が見受けられなか
った。

」二記から明らかな如く、本発明は、表面層の色や模様
に適合する輪郭を基材の地内に喰い込むように形成させ
、これと同時に該輪郭の凹陥部に任意の着色を施してな
るものであるから、例えば天然大理石、蛇紋石又は木材
等の実物に酷似したプラスチックタイルを製造すること
ができ、又製品により優れた立体感、耐剥離性、耐摩耗
性を付与することができる極めて有益は発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の積層プラスチックタイルの一例の断面略
図、第２図は本発明による積層プラスチックタイルの一
実施例の断面略図を示す。 １１　図 ’Ｊ−２５！１ 手続補正書（方式） ％式％ 特許庁長官　支、（り　殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第３５８６３号 ２、発明の名称 積層プラスチックタイル及びその製法 ３、補正をする者 利件との関係　出願人 氏名　毛　振　基 （国籍二　台湾） ４、代理人 〒１０７　東京都港区赤坂２丁目２番２１号５、補正命
令の日付　昭和５９年５月２９日　（発送日）６、補正
の対象 ８、添ｆＩＩｖｔ類 ？１１１ ？２ＷＪ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）　基材と表面層からなる積層プラスチックにおい
   て、該表面層に少なくとも該表面層の厚みより深い横様
   及び又は線条からなる輪郭を該基ヰオの地内に形成せし
   めると共に該輪郭の凹陥部ｌ：着色をしたことを特徴と
   する積層プラスチ・ツクタイル。
2. （２）　基材と表面層に中間層を介在せしめた上記特許
   請求の範囲第１項に記載の積層プラスチ・ツクタイル。
3. （３）　表面層が着色された又は印刷横様イ寸きの硬質
   プラスチックフィルムである上記特許請求の範囲ｔＰＪ
   １項に記載の積層プラスチックタイｌし。
4. （４）輪郭の凹陥部に表面層と異なる色又１よ表面層の
   元来の色よＩ）も？ｍｖｔ色を着色した上記特許ｉｌ肖
   求の範囲第１乃至第３項に記載の積層プラスチックタイ
   ル。
5. （５）　表面層の表面に更に透明の樹脂を塗布した上記
   特許請求の範囲第１項乃至項に記載の積層プラスチック
   タイル。
6. （６）　基材と表面層又は基材と表面層に中間層を介在
   せしめてなる積層物に、凸版圧印磯等に少なくとも基材
   の地内に達する模様及び又は線条からなる輪郭を圧印せ
   しめると共に該輪郭の四部に着色することを特徴とする
   積層プラスチックタイル。
7. （７）圧印、着色された表面層に更に透明の樹脂を塗布
   することを特徴とする特許 第６項に記載の積層プラスチックタイル。