JP2019150968A - 孔版印刷機 - Google Patents

孔版印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019150968A
JP2019150968A JP2018035656A JP2018035656A JP2019150968A JP 2019150968 A JP2019150968 A JP 2019150968A JP 2018035656 A JP2018035656 A JP 2018035656A JP 2018035656 A JP2018035656 A JP 2018035656A JP 2019150968 A JP2019150968 A JP 2019150968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
speed
size
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018035656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7055349B2 (ja
Inventor
雄大 野上
Yudai Nogami
雄大 野上
隆昭 前田
Takaaki Maeda
隆昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2018035656A priority Critical patent/JP7055349B2/ja
Publication of JP2019150968A publication Critical patent/JP2019150968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7055349B2 publication Critical patent/JP7055349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】高速で印刷を実行する場合でも大きな衝突音が発生する場合を低減できる孔版印刷機を、提供すること。【解決手段】給紙方向の用紙サイズが入力されるサイズ入力部81と、用紙を給紙するための給紙ローラ41を駆動する給紙駆動部49と、入力された用紙サイズに対応して、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の少なくとも給紙速度を設定する、給紙制御部82と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる孔版印刷機に関する。
孔版印刷機において、用紙は、給紙ローラによって送り出されて、レジストローラに衝突し、レジストローラによって、印刷ドラムの回転と同期タイミングで印刷部へ送り込まれる。一方、孔版印刷機においては、近年、印刷速度の高速化が図られている。
特開2015−3494号公報
ところで、印刷速度の高速化は、印刷ドラムの回転速度の高速化によって実現され、給紙速度の高速化を伴う。給紙速度の高速化は、給紙ローラが高速で回転することを意味する。そして、従来の孔版印刷機においては、高速で印刷を実行する場合において、用紙が、用紙サイズに関係なく、給紙ローラによって高速で送り出されて、高速のまま、レジストローラに衝突していた。その結果、常に、大きな衝突音が発生していた。
本発明は、高速で印刷を実行する場合でも大きな衝突音が発生する場合を低減できる孔版印刷機を、提供することを目的としている。
本発明の孔版印刷機は、
給紙方向の用紙サイズが入力されるサイズ入力部と、
用紙を給紙するための給紙ローラを駆動する給紙駆動部と、
入力された用紙サイズに対応して、前記給紙駆動部を制御して、前記給紙ローラの少なくとも給紙速度を設定する、給紙制御部と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、用紙サイズに対応して給紙ローラの少なくとも給紙速度を設定するので、用紙サイズが小さい場合には、用紙サイズが大きい場合に比して、給紙速度を遅くでき、それによって、衝突音を小さくできる。したがって、衝突音が小さい場合を実現でき、すなわち、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
本発明の第1実施形態の孔版印刷機を示す縦断面略図である。 孔版印刷機の装置本体の内部構造のブロック図である。 本発明の別の実施形態の両面孔版印刷機を示す縦断面略図である。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の孔版印刷機を示す縦断面略図である。この孔版印刷機1は、製版部2、印刷部3、給紙部4、排紙部5、及び排版部6を、有する、装置本体10を、有している。装置本体10の外側には、紙受け部7が設けられている。この孔版印刷機1においては、孔版原紙100が、ロール11から供給され、製版部2においてサーマルヘッド21により加熱穿孔されることによって製版され、印刷部3へ給版される。給版されてきた孔版原紙すなわち製版原紙110は、印刷ドラム31に巻装される。一方、用紙200が、給紙部4によって印刷部3へ給紙される。給紙部4では、給紙ローラ41と捌き部材42とによって、給紙トレイ40上の用紙200が1枚ずつレジストローラ43へ搬送される。レジストローラ43は、印刷ドラム31の回転と同期タイミングで作動して、用紙200を印刷部3へ送り込む。そして、印刷部3では、押圧手段であるプレスローラ32によって用紙200が製版原紙110及び印刷ドラム31の表面を介してローラ33に押し付けられ、製版原紙110に基づいた印刷が行われる。印刷終了後、印刷された用紙200は、排紙部5によって排出され、排出された用紙200は、紙受け部7の載置台71に積層されていく。一方、印刷に使用されて不要となった製版原紙すなわち排版原紙110は、排版部6によって印刷ドラム31から剥ぎ取られて巻芯63に巻き取られる。
[給紙部]
給紙部4は、給紙トレイ40上の用紙200を、給紙ローラ41と捌き部材42とによって、1枚ずつレジストローラ43まで送り出す、「第1動作」と、レジストローラ43を、印刷ドラム31の回転と同期タイミングで作動させて、用紙200を印刷部3へ送り込む、「第2動作」と、を実施するようになっている。給紙ローラ41は、給紙駆動部49(図2)によって駆動されるようになっている。
更に、給紙部4には、給紙ローラ41とレジストローラ43との間の搬送路45に、用紙200の通過を検知する用紙センサー44が設けられている。用紙センサー44は、用紙200の先端201を検知するとオンし、後端202を検知するとオフするようになっている。
レジストローラ43は、給紙駆動部49に対して独立した駆動部によって回転駆動されるようになっている。また、レジストローラ43の駆動部は、印刷ドラム31の駆動部から所定の駆動伝達手段を介して同期駆動するように、構成されており、又は、印刷ドラム31の駆動部に対して独立した駆動部によって同期駆動するように、構成されている。給紙速度及び給紙タイミングは、給紙駆動部49をレジストローラ43の駆動部及び印刷ドラム31の駆動部に対して独立して構成することによって、レジストローラ43の作動・非作動及び回転速度に拘わらず、及び印刷ドラム31の回転速度に拘わらず、調整可能となっている。
なお、本実施形態では、給紙駆動部49としてパルスモータを用いているので、安価なDCモータを用いる場合に比して、給紙ローラ41の回転速度と、給紙ローラ41による用紙200の搬送距離とを、正確に制御できる。
[制御部]
図2は、装置本体10の内部構造のブロック図である。装置本体10は、各部2、3、4、5、6の作動を制御する制御部8を、有している。制御部8は、用紙200の給紙方向の長さ(以下、「用紙サイズ」と称する)が入力されるサイズ入力部81と、給紙駆動部49を制御する給紙制御部82と、を有している。また、制御部8は、印刷部3の印刷ドラム31の回転速度すなわち印刷速度を設定する印刷速度設定部83を、有している。本実施形態では、印刷速度設定部83は、印刷速度を「第1速度」に設定している。ここでは、「第1速度」は「高速」である。
サイズ入力部81は、搬送路45を通過する用紙200の搬送速度と、用紙センサー44がオンしてオフするまでの検知時間と、に基づいて、用紙サイズを算出し、それが入力されるようになっている。なお、「用紙200の搬送速度」とは、当該用紙200を送り出した給紙ローラ41の給紙速度(回転速度)である。
給紙制御部82は、サイズ入力部81に入力された用紙サイズに対応して、給紙駆動部49を制御することによって、給紙ローラ41の給紙速度及び給紙タイミングを設定するようになっている。「給紙タイミングを設定する」とは、印刷ドラム31の所定の基準角度に対する回転角度が何度の時に給紙を開始するかを設定することを意味する。なお、基準角度は、印刷ドラム31と共に回転する検出片(図示せず)をセンサー(図示せず)によって検知することにより、検出することができる。
具体的には、給紙制御部82は、給紙駆動部49に対して表1に示されるような制御を、実行するようになっている。すなわち、
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3以上」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「速い(0)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3未満」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
Figure 2019150968
なお、「遅い(−1)」は「速い(0)」よりも給紙速度が1段階遅いことを意味しており、「早い(1)」は「遅い(0)」よりも給紙タイミングが1段階早いことを意味している。
また、表1に示されている給紙速度及び給紙タイミングは、指定されている用紙サイズの用紙200を「高速」で印刷できる値である。ところで、用紙200は、印刷ドラム31の回転に同期してレジストローラ43が回転する時に、すなわち、上述した印刷の第2動作時に、レジストローラ43の位置に来ている必要がある。しかるに、給紙速度を遅くすると、第2動作時に用紙200がレジストローラ43の位置に来ていない恐れがある。そこで、給紙制御部82は、給紙速度を遅くする場合には給紙タイミングを早くしている。
[作動]
スタートスイッチ(図示せず)が押されて孔版印刷機1の作動が開始すると、給紙トレイ40上の最上に位置する1枚の用紙200が、上述したように、給紙部4によって印刷部3へ給紙され、印刷された後、排紙部5によって排出される。このとき、サイズ入力部81が作動して、当該用紙200の用紙サイズが、算出されて、入力される。
そして、2枚目以降の用紙200が給紙される際に、給紙制御部82が上述した制御を実行する。すなわち、給紙制御部82は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズ(ここではA3以上)より小さい場合には、当該所定の用紙サイズの場合に比して、給紙速度を遅くするとともに給紙タイミングを早くする。
[効果]
一般に、印刷速度が「高速」であり且つ「A3以上」の用紙200が給紙される場合においては、給紙速度が速く、それ故に、レジストローラ43への用紙200の衝突音は、大きく、消音が望まれるレベルである。そして、「A3未満」の用紙200が、「A3以上」の用紙200の場合と同じ給紙速度で給紙されると、レジストローラ43への用紙200の衝突音は、「A3以上」の場合と同様に、大きく、消音が望まれるレベルである。したがって、この場合は、用紙サイズに拘わらず、レジストローラ43への用紙200の衝突音が、常に、大きい。
しかしながら、本実施形態の孔版印刷機1においては、用紙サイズが「A3未満」である場合には、給紙速度が遅くなるので、遅くなった分だけ、レジストローラ43への用紙200の衝突音が小さくなる。
すなわち、本実施形態の孔版印刷機1によれば、用紙サイズが大きい場合に大きな衝突音が発生するのは仕方ないが、用紙サイズが小さい場合には衝突音を小さくできる。すなわち、衝突音が小さい場合を実現できる。したがって、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
<第2実施形態>
本実施形態では、給紙制御部82が表2に示されるような制御を実行するようになっており、その他は第1実施形態と同じである。
Figure 2019150968
表2の制御内容は、次のとおりである。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「速い(0)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(2)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B5」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−3)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(3)」に設定する。
なお、「遅い(−1)」、「遅い(−2)」、及び「遅い(−3)」は、この順で、「速い(0)」よりも、給紙速度が1段階ずつ遅いことを意味しており、「早い(1)」、「早い(2)」、及び「早い(3)」は、この順で、「遅い(0)」よりも、給紙タイミングが1段階ずつ早いことを意味している。
また、表2に示されている給紙速度及び給紙タイミングは、指定されている用紙サイズの用紙200を「高速」で印刷できる値である。給紙制御部82は、第1実施形態と同様に、給紙速度を遅くする場合には給紙タイミングを早くしている。
[作動]
第1実施形態と同様に、2枚目以降の用紙200が給紙される際に、給紙制御部82が上述した制御を実行する。すなわち、本実施形態では、給紙制御部82は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズ(ここではA3)より小さくなるに従って、段階的に、給紙速度を遅くするとともに給紙タイミングを早くする。
[効果]
本実施形態の孔版印刷機1においては、用紙サイズが「A3」より小さくなるほど、給紙速度が遅くなるので、遅くなった分だけ、レジストローラ43への用紙200の衝突音が小さくなる。
すなわち、本実施形態の孔版印刷機1によれば、用紙サイズが「A3」の場合に大きな衝突音が発生するのは仕方ないが、用紙サイズが小さくなるほど衝突音を小さくできる。すなわち、衝突音が小さい場合を実現できる。したがって、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
<第3実施形態>
本実施形態では、印刷速度設定部83が、印刷速度を「第1速度」、「第2速度」、及び「第3速度」から任意に選択して設定するようになっている。なお、ここでは、「第1速度」は「高速」、「第2速度」は「中速」、「第3速度」は「低速」である。すなわち、印刷速度は、「第1速度」が最も速く、「第2速度」が次に速く、「第3速度」が最も遅くなっている。また、給紙制御部82は、表3に示されるような制御を実行するようになっている。その他は第1実施形態と同じである。
Figure 2019150968
表3の制御内容は、次のとおりである。
(高速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3以上」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「速い(0)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3未満」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
(中速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3以上」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3未満」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
(低速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3以上」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3未満」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−3)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
なお、「遅い(−1)」、「遅い(−2)」、及び「遅い(−3)」は、この順で、「速い(0)」よりも、給紙速度が1段階ずつ遅いことを意味しており、「早い(1)」、「早い(2)」、及び「早い(3)」は、この順で、「遅い(0)」よりも、給紙タイミングが1段階ずつ早いことを意味している。
また、表3に示されている給紙速度及び給紙タイミングは、指定されている用紙サイズの用紙200を「高速」、「中速」、及び「低速」で印刷できる値である。
[作動]
第1実施形態と同様に、2枚目以降の用紙200が給紙される際に、給紙制御部82が上述した制御を実行する。すなわち、本実施形態では、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、給紙制御部82は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズ(ここではA3以上)より小さい場合には、当該所定の用紙サイズの場合に比して、給紙速度を遅くするとともに給紙タイミングを早くする。
[効果]
本実施形態の孔版印刷機1においては、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、用紙サイズが「A3未満」である場合には、給紙速度が遅くなるので、遅くなった分だけ、レジストローラ43への用紙200の衝突音が小さくなる。
すなわち、本実施形態の孔版印刷機1によれば、用紙サイズが大きい場合に大きな衝突音が発生するのは仕方ないが、用紙サイズが小さい場合には衝突音を小さくできる。すなわち、衝突音が小さい場合を実現できる。したがって、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
<第4実施形態>
本実施形態では、制御部8が作動制御部84を有しており、その他は第3実施形態と同じである。
作動制御部84は、印刷速度が予め設定された速度以上の場合のみに、給紙制御部82を作動させるようになっている。具体的には、作動制御部84は、表4に示されるように、印刷速度が「中速」以上の場合に給紙制御部82を作動させるようになっている。
Figure 2019150968
すなわち、本実施形態においては、印刷速度が「低速」の場合には用紙サイズが「A3未満」であっても給紙速度は遅くならない。しかしながら、印刷速度が「低速」の場合には、給紙速度自体が元々低速であるので、レジストローラ43への用紙200の衝突音は小さい。
よって、本実施形態によっても、第3実施形態と同様の効果を発揮できる。
<第5実施形態>
本実施形態では、印刷速度設定部83が、印刷速度を「第1速度」、「第2速度」、及び「第3速度」から任意に選択して設定するようになっている。なお、ここでは、「第1速度」は「高速」、「第2速度」は「中速」、「第3速度」は「低速」である。すなわち、印刷速度は、「第1速度」が最も速く、「第2速度」が次に速く、「第3速度」が最も遅くなっている。また、給紙制御部82は、表5に示されるような制御を実行するようになっている。その他は第1実施形態と同じである。
Figure 2019150968
表5の制御内容は、次のとおりである。
(高速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「速い(0)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(2)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B5」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−3)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(3)」に設定する。
(中速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−1)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−3)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(2)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B5」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−4)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(3)」に設定する。
(低速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−2)」に設定するとともに給紙タイミングを「遅い(0)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−3)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(1)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A4」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−4)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(2)」に設定する。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B5」の場合には、給紙駆動部49を制御して、給紙ローラ41の給紙速度を「遅い(−5)」に設定するとともに給紙タイミングを「早い(3)」に設定する。
なお、「遅い(−1)」、「遅い(−2)」、「遅い(−3)」、「遅い(−4)」、及び「遅い(−5)」は、この順で、「速い(0)」よりも、給紙速度が1段階ずつ遅いことを意味しており、「早い(1)」、「早い(2)」、及び「早い(3)」は、この順で、「遅い(0)」よりも、給紙タイミングが1段階ずつ早いことを意味している。
また、表5に示されている給紙速度及び給紙タイミングは、指定されている用紙サイズの用紙200を「高速」、「中速」、及び「低速」で印刷できる値である。
[作動]
第1実施形態と同様に、2枚目以降の用紙200が給紙される際に、給紙制御部82が上述した制御を実行する。すなわち、本実施形態では、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、給紙制御部82は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズ(ここではA3)より小さくなるに従って、段階的に、給紙速度を遅くするとともに給紙タイミングを早くする。
[効果]
本実施形態の孔版印刷機1においては、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、用紙サイズが「A3」より小さくなるほど、給紙速度が遅くなるので、遅くなった分だけ、レジストローラ43への用紙200の衝突音が小さくなる。
すなわち、本実施形態の孔版印刷機1によれば、用紙サイズが「A3」の場合に大きな衝突音が発生するのは仕方ないが、用紙サイズが小さくなるほど衝突音を小さくできる。すなわち、衝突音が小さい場合を実現できる。したがって、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
<第6実施形態>
本実施形態では、給紙制御部82が、表6に示されるような制御を実行するようになっており、その他は第5実施形態と同じである。
Figure 2019150968
表6の制御内容は、次のとおりである。
(高速の場合)
第5実施形態と同じである。
(中速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」、「B4」、及び「A4」の場合は、第5実施形態と同じである。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「B5」の場合には、「A4」の場合と同じである。
(低速の場合)
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A3」及び「B4」の場合は、第5実施形態と同じである。
・サイズ入力部81に入力された用紙サイズが「A4」及び「B5」の場合には、「B4」の場合と同じである。
なお、「遅い(−1)」、「遅い(−2)」、及び「遅い(−3)」は、この順で、「速い(0)」よりも、給紙速度が1段階ずつ遅いことを意味しており、「早い(1)」、「早い(2)」、及び「早い(3)」は、この順で、「遅い(0)」よりも、給紙タイミングが1段階ずつ早いことを意味している。
また、表6に示されている給紙速度及び給紙タイミングは、指定されている用紙サイズの用紙200を「高速」、「中速」、及び「低速」で印刷できる値である。
[作動]
第1実施形態と同様に、2枚目以降の用紙200が給紙される際に、給紙制御部82が上述した制御を実行する。すなわち、本実施形態では、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、給紙制御部82は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズ(ここではA3)より小さくなるに従って、段階的に、給紙速度を遅くするとともに給紙タイミングを早くする。但し、給紙制御部82は、「中速」の場合には、「A4以下」の用紙サイズの用紙200対しては同じ制御を実行し、「低速」の場合には、「B4以下」の用紙サイズの用紙200対しては同じ制御を実行する。
[効果]
本実施形態の孔版印刷機1においては、印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」のいずれの場合においても、用紙サイズが「A3」より小さくなるほど、給紙速度が遅くなるので、遅くなった分だけ、レジストローラ43への用紙200の衝突音が小さくなる。
すなわち、本実施形態の孔版印刷機1によれば、用紙サイズが「A3」の場合に大きな衝突音が発生するのは仕方ないが、用紙サイズが小さくなるほど衝突音を小さくできる。すなわち、衝突音が小さい場合を実現できる。したがって、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できる。
<実施例1>
表7は、第1実施形態の具体例を示している。
Figure 2019150968
<実施例2>
表8は、第2実施形態の具体例を示している。
Figure 2019150968
表7及び表8において、給紙タイミングは、給紙ローラ41の回転を開始するタイミングにおける、印刷ドラム31の基準角度(0度)に対する回転角度によって、表している。なお、基準角度は、印刷ドラム31に設けられているマスタークランプ(すなわち製版原紙の前端を印刷ドラム31に固定するための部材)が略頂上に位置する状態に、設定されている。また、給紙速度は、給紙ローラ41の回転速度によって表している。
<別の実施形態>
(1)本発明は、図3に示されるような両面孔版印刷機1Aにおいても、同様に適用できる。両面孔版印刷機1Aにおいては、用紙200は、給紙部4から印刷部3へ給紙されて表面に印刷が施され、排紙部5によって紙受け部7へ排出された後、再給紙部9へ至り、再給紙部9から再び印刷部3へ給紙されて裏面に印刷が施されるようになっている。すなわち、両面孔版印刷機1Aは、用紙200に両面印刷を施すようになっている。再給紙部9では、給紙ローラ91と捌き部材92とによって、再給紙トレイ90上の用紙200が1枚ずつレジストローラ43へ搬送される。そして、本発明は、上述した実施形態のように給紙部4に適用できるだけでなく、再給紙部9へも同様に適用できる。これにより、再給紙する際に大きな衝突音が発生する場合を、低減できる。なお、図3では、給紙部4及び再給紙部9に設けられた用紙センサーの図示を、省略している。
(2)本発明は、複数の給紙部を有する孔版印刷機においても、同様に適用できる。例えば、図3の両面孔版印刷機1Aにおいて再給紙部9が単なる第2給紙部として設けられることによって両面印刷機能を喪失しているような、孔版印刷機においても、本発明は、上述した実施形態のように給紙部4に適用できるだけでなく、第2給紙部へも同様に適用できる。これにより、第2給紙部から給紙する際に大きな衝突音が発生する場合を、低減できる。
(3)上記実施形態では、給紙制御部82は、給紙速度及び給紙タイミングを設定しているが、給紙部4の第2動作時に用紙200がレジストローラ43の位置に来ることが保証されているならば、給紙制御部82は、給紙速度のみを設定するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、1枚目の用紙200に対してサイズ入力部81が作動しているが、サイズ入力部81は、2枚目以降の全ての用紙200に対しても作動してもよい。この場合には、前の用紙200に関して算出された用紙サイズに基づいて次の用紙200に対して給紙制御部82が作動する。
(5)サイズ入力部81への用紙サイズの入力は、次の手段を採用してもよい。
(5-1)操作者が操作パネルを介して手動で入力する。これによれば、給紙制御部82は、1枚目の用紙200に対しても制御を実行できる。
(5-2)給紙トレイ40に設けられたサイズ検知センサーによって用紙サイズが検知され、それが入力される。これによれば、給紙制御部82は、1枚目の用紙200に対しても制御を実行できる。
(5-3)レジストローラ43が用紙200を送り始める時点から、用紙センサー44が用紙200の後端の通過によってオフする時点までの間における、印刷ドラム31の回転量に基づいて、用紙サイズを算出し、それが入力される。
(6)印刷速度が「高速」、「中速」、及び「低速」の場合において、作動制御部84は、「高速」の場合のみに給紙制御部82を作動させるようにしてもよい。
(7)印刷速度は、「高速」、「中速」、及び「低速」の3段階に限るものではない。
本発明の孔版印刷機は、印刷作業中に大きな衝突音が発生する場合を低減できるので、産業上の利用価値が大である。
1 孔版印刷機 41 給紙ローラ 49 給紙駆動部 81 サイズ入力部
82 給紙制御部 84 作動制御部

Claims (5)

  1. 給紙方向の用紙サイズが入力されるサイズ入力部と、
    用紙を給紙するための給紙ローラを駆動する給紙駆動部と、
    入力された用紙サイズに対応して、前記給紙駆動部を制御して、前記給紙ローラの少なくとも給紙速度を設定する、給紙制御部と、
    を備えていることを特徴とする孔版印刷機。
  2. 前記給紙制御部は、前記給紙ローラの給紙タイミングも設定するようになっている、
    請求項1記載の孔版印刷機。
  3. 前記給紙制御部は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズより小さい場合に、給紙速度を、前記所定の用紙サイズの場合に採用される給紙速度よりも、遅くなるように設定する、
    請求項1又は2に記載の孔版印刷機。
  4. 前記給紙制御部は、入力された用紙サイズが予め設定された所定の用紙サイズより小さい場合に、給紙速度を、前記所定の用紙サイズの場合に採用される給紙速度よりも、遅くなるように、及び、給紙タイミングを、前記所定の用紙サイズの場合に採用される給紙タイミングよりも、早くなるように、設定する、
    請求項2記載の孔版印刷機。
  5. 印刷速度が予め設定された速度以上の場合のみに、前記給紙制御部を作動させる、作動制御部を、更に備えている、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の孔版印刷機。
JP2018035656A 2018-02-28 2018-02-28 孔版印刷機 Active JP7055349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035656A JP7055349B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 孔版印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035656A JP7055349B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 孔版印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019150968A true JP2019150968A (ja) 2019-09-12
JP7055349B2 JP7055349B2 (ja) 2022-04-18

Family

ID=67947744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018035656A Active JP7055349B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 孔版印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7055349B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08169628A (ja) * 1994-12-14 1996-07-02 Tohoku Ricoh Co Ltd ソータにおける用紙搬送速度の制御方法及びソータにおける用紙搬送速度制御装置
JPH10139191A (ja) * 1996-09-12 1998-05-26 Tohoku Ricoh Co Ltd 給紙装置
JP2000108482A (ja) * 1998-10-09 2000-04-18 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置における給紙装置
JP2000141856A (ja) * 1998-11-10 2000-05-23 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置における給紙装置
JP2015003494A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
JP2015071232A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 株式会社リコー 孔版印刷装置、孔版印刷方法、及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08169628A (ja) * 1994-12-14 1996-07-02 Tohoku Ricoh Co Ltd ソータにおける用紙搬送速度の制御方法及びソータにおける用紙搬送速度制御装置
JPH10139191A (ja) * 1996-09-12 1998-05-26 Tohoku Ricoh Co Ltd 給紙装置
JP2000108482A (ja) * 1998-10-09 2000-04-18 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置における給紙装置
JP2000141856A (ja) * 1998-11-10 2000-05-23 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置における給紙装置
JP2015003494A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
JP2015071232A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 株式会社リコー 孔版印刷装置、孔版印刷方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7055349B2 (ja) 2022-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6472241B2 (ja) 印刷装置
JP6282889B2 (ja) 給紙装置
JP2008233802A (ja) 画像形成システム、後処理装置、給紙制御方法及び給紙制御プログラム
JP2003104582A (ja) 枚葉紙を処理する印刷機の給紙装置で枚葉紙を搬送する方法
JP2019150968A (ja) 孔版印刷機
JP2014118238A (ja) 搬送装置
JP2009012397A (ja) 印刷装置
JP2014101171A (ja) サクション機構を備えた給紙装置、および、その給紙制御方法
JP4354053B2 (ja) 印刷装置及び乾燥装置
JP4943740B2 (ja) 両面印刷装置
JPH05289453A (ja) 画像形成装置のシート給送装置
JP2019026407A (ja) 給紙装置
JP2000301818A (ja) 印刷装置
JP2007045605A (ja) 用紙穿孔装置及び用紙処理装置
JP2017119564A (ja) 印刷システム
JP2006321199A (ja) 印刷装置
JP2011143618A (ja) 孔版印刷装置
JPH11227278A (ja) 両面印刷装置
JP6167757B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2016047749A (ja) 給紙装置
JP2010208732A (ja) 印刷装置
JP5314499B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2003192184A (ja) 両面印刷機
JP5164063B2 (ja) 印刷装置
JP2007145464A (ja) 空気圧式給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7055349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150